music

May 21, 2008

安室奈美恵   PLAY

唐突ですが、私は日本人であることを誇りに思っています。
日本人は偉大な民族であり、優れた能力を持つ国民であり、素晴しい文学を産み、芸術を生み、文化を育み、世界に誇る車を造り、特に食においては他の追随を許さない。
私は欧州オタのところがあり、アートなど大好きであり、ヨーロッパの景色、文物などに惚れているんですが、1週間もいると食べ物でダメになります。
日本の食い物は圧倒的に旨い!
それは私が日本人であるということを除いても、繊細な感性と幅広い創造力に支えられた日本の食い物は絶対評価として圧倒的に旨い!と思う!

ミシュランの評価で、東京がNYパリを上回る星を獲得したのは当然と思われ・・・エントリーと関係ないことを延々書いていますが、実は日本人の生み出すもので唯一受け付けないのが音楽で、本来なら親の代のその前からこの国の風土に密着していたはずのソウル・フードならぬ、ソウル・ミュージックであるはずの民謡や演歌は聴かされるのが苦痛です。
ところがキリスト教徒でもなく、黒人でもないのに、ゴスペルなんていきなり大好きだった!(←なんでだ?)
思春期に一番夢中になったのはブリティッシュ・ロック。
長く聴き続けているのはクラシック・・・

そんな中であえて書きますが、この安室奈美恵の音楽は素晴しいです。
どこが素晴しいかというと、ともかくカッコイイ!
音楽ってまずカッコ良さでしょ。
グールドのピアノはカッコイイし、レッド・ツェッペリンのカッコ良さも異常!

もう1年も前のCD,DVDを紹介するのもなんなんですが、最近めっきり聴きこんでいるんで、誤りを改むるにはばかることなかれ、ということで紹介します。

特にイコライザーを効かせたHide&Seekと歌詞まで聞かせるHelloは絶品です。
私と同様にJ・POPなんて、と食わず嫌いをしている人!
もしビヨンセとか、アッシャーとか、エミネムのルーズ・ユア・セルフなんかにピンと来ている方なら絶対のオススメです。
最近の若者は洋楽を聴かないと嘆いていたら、娘の買ってきたCDを妻が聴きこんでいる。
「しょせん、安室だろ?」
「あら、良いのよ」(妻はブラコン好きだった)
「ケッ」と言っていたんですが参りました。
最近、気が付くと「Hello」を歌っていてバカにされています。
でもイイんです。だってヒップホップもR&Bも完全にモノにされていて、ともかくカッコイイんだもの!

ベストMVを受賞した付属のDVDで見せるダンス。演出も好調で、洒落ているけど、何よりキレまくる安室の動きは、常にシャープでいながら指先にまで宿るsomethingは何度も見返したくなる出来です。
これだけ歌って踊れるディーヴァって、世界を見回してもそうはいないと思うよ。
コンサートがあったら行きたいです。
ともかく安室は天才!ってことで。

| | Comments (2) | TrackBack (2)

March 27, 2008

ホモジェニック   ビョーク

凍てついた山河の果てから響く、ほとばしるような叫び。
閉塞の時代に、敢然と反逆する野性の魂は、熱い血液の脈動と同時にエレクトロニクスとも同化してまでサバイバルする。
生への執着と凡庸であることへの憎悪。


真に革新的な音楽は少ない。
市場が望んでいるのは、安全に売り上げが見通せ、ビジネスになる商品。
そんな中でビョークは一切の予定調和を拒否する。

たとえばこのように、

「探求の途中で、安息の地が見つかっても、
私は立ち止まらない。
I`m going hunting
I`m the hunter@ハンター」

生き急げ、と急かすように刻まれるビート。
宗教的な恍惚へと押し上げるような弦の響き。
自らの限界を心底憎むような歌声。
あらゆる壁を打ち破ろうとする狂おしい意志。

これと同じ意志をずっと以前見たことがある。
To be a rock and not to roll.と歌ったツェッペリン。
彼らも巨大な産業と化していた自らの音楽を破壊しようとした。
それでも実は、未だに聴いているのは破壊される前のモノなのだけれど・・・
かようにいったん出来上がった様式を破るのは、現実の世界に革命を起こすがごとく困難だ。

しかし困難であることは悪なのか?
挑むことは無駄なのか?

アイスランドは名前の通り氷の国だけれど、大地は薄く足元にはマグマが燃え盛る火山国。
彼女の噴出寸前のような狂気のマグマは聴きどころ。

最果ての国、アイスランドから生まれたディーヴァが愛しい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

March 09, 2008

セリーヌ・ディオン、コンサート@東京ドームに行ってきました

私の中では過去の人というイメージもあったのですが、以前は良く聴いていたので行ってきました。
最近、休みはないし(今日も午前中は仕事)、この季節は花粉症だしで、コンサート情報にも疎かった上に、根っから腰が重く、コンサートがある=自分で行く、という思考パターンにもなれずにいたので、チケットを取りにいったのが先週かな。
やっと取った席はB席、二階です。

水道橋の駅に降りるとなんか人、凄いです。
東京ドームにはストーンズの初来日もマイク・タイソンの試合も見に行ったのですが、なんだか一番の人出って感じ。
しかも客層が老若男女と幅広い!ともかくあらゆる人が万遍無く来てます。
歩きながら、そういえば日ハムの柴田投手のノーヒット・ノーラーンも見たなぁ、あの日は空いていて、その上ノーヒット・ノーランなんて見られてラッキーだった、なんて考えながら席に。
080309_172618

覚悟はしてましたが、これではセーリヌ様は身長1.7センチ位にしか見えなそう。

客が遅れて入ってくる人が多くて6時開始は15分遅れ。
でもドームが暗転してデアィブロ?と一緒のPVが始まると場内の歓声は一気に高まります。そこへ奈落からセリーヌ様登場!
もう出てきただけで6万人?の観客鷲掴みの握力が半端じゃない。
ドームなんで音響は最悪で、特に高音は割れまくりでしたが、セリーヌ様がライブで歌ってくださるだけOKって感じです。

3曲目に「Power of love」
これS2000で初めて高速走った時、聴いた曲なんだよね。
懐かしい!
当時の記憶が蘇ってなんか泣ける。
それから「All by myself」
これも聴いたなぁ・・・ともかくS2000に乗りだした頃は、ベリーベスト聴きまくった。

それでオープンでゆっくり流す時はバラードだと思ってオペラのアリア集を持ちだしたら、どんなに音響や走りを工夫してもダメ。まったく聴こえないんだ。
最後はレッド・ツェッペリンなんかが主になって、吸排気系をいじったSじゃハードなロック専門だな、と思ったんですが、買った当時は聴いていたんですよ。セリーヌだけは。
これはどういうことかとう言うに、結局彼女のボーカルのパワーなんだよね。
声が出て歌い上げるから、ハードなS2000でも聴けた。
ちなにみにマセラティ・スパイダーだとピアニッシモから始まる「星は光ぬ」だって聴けます。
ある意味軟弱化ですが、年なんでしょうがない・・・
でもなんだか思い出、蘇りまくりでした。

途中トイレに抜けた時は、男子トイレが遠くて、この間に「タイタニックのテーマ」やられたら御終いだなと思いながら用足し。

「My heart will go on」はしっかりと最後に華々しく歌ってくださいました。
これも「タイタニック」なんて映画は、結局、デカイ沈没船の中のロミオ&ジュリエットでしょう。J・キャメロンも想像力なくしたんじゃないか?
結果の見えている映画なんて見ねえよ、と思ったんですが、良かったよね。
デカプリオ・・ニヤって笑う笑顔からsomethingがあってやっぱり大したスターでした。
これまた感動蘇り。
懐かしくなって今、CD聴いてます。

ps
コラボやるならビデオで良いから「All the Way」が聴きたかったな。
それからもうちょっとしっとりしたバラード中心で聞きたかった。
でも行く価値はありだと思った。
あのパワーとオーラを見るためだけでも。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 13, 2008

ティル・ブレナー/オセアーナ  クルマと音楽の不思議

ジャズってあんまり分からない。
かろうじてターンテーブルに乗ることがあるのがカインド・オブ・ブルーとビリー・ホリディくらい・・・

そんなジャズ音痴、苦手な方にもオススメできるのがこの1枚。
ティル・ブレナーの音楽はシックでメロディアスでバックグランドに流して効果抜群です。(なんのだ?)

で、このアルバム、何処で聴きたいか、と自問したところ思いつくのはオープン・カーで流しながら。
クルマはメルセデスのSLかBMWのオープンが一番良いけど、ユーノス辺りでも楽しそう。

クルマが好きになった当時は、ともかく速く走ることが第一だったので、オーディオに凝るヤツ、お金を掛けることが理解できなかった。
だってクルマの中って音楽を聴く環境として決して恵まれた場所じゃないでしょう。

そんな私がクルマで音楽をやたらに聴きだしたのは、なんとS2000に乗ってから。
S2000はエンジン音(サウンドか)自体が大きい上に、幌を開ければ周囲の音もダイレクトに入ってくるしで、まさに音楽を聴く場所としては最悪だったんだけれど、あのクルマに乗っているときは良く音楽を聴いた。(ハードなロックが多かったけれど)

じゃあその頃、たまたま音楽が好きになったのか、というとそうでもなくて、同時期ベンツやセルシオに乗っているときは、案外テレビを聴いていることが多い。

これは不思議な話で、よりオーディオ環境としては適しているはずの静粛なクローズドボディの方で聴かず、イロイロ騒音まみれのオープンでなんでより聴くかと思うに、結局、運転中ってどこまでも運転することが主役ですよね。(そうじゃなきゃ困る)

それで周囲から閉ざされたクローズドボディの場合、その運転しているという感覚が希薄になるんじゃないか、と思う。
だからより日常的な普段だったら見ないようなテレビ番組を視聴する。(=音楽より具体的な情報を味わっている)
オープンボディのクルマの場合は、より運転しているぞ、という感覚が強いので、ドライブすることに従属的な感覚になる音楽を聴きたくなる。
なんてことでしょうか?

春は夕暮れ。
ようよう白くなりゆく街道に、街角の明かり少し灯りて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる中を、この音楽を聴きながらゆっくりと流す、
なんて良いですよね。(私は花粉症なんで春のオープンは乗れませんけど)

マセラティ・スパイダーは、オーディオがショボイんだよなぁ・・・
やっぱり取り替えたいんだけど、どうしたもんでしょうかね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 19, 2007

グールド、綾波、レクター、草枕-あるいは不思議な環

先日、NHK、BSハイビジョンでグレン・グールドのドキュメンタリーを放送していた。
この番組何度目かの放送だと思うのですが、いつも見逃すか、見ても途中からだったので、今回は気合を入れてハイビジョン録画+集中してみました。

グールドはこの間、綾波レイに聴かせたい10曲
という記事の中で書いたばかり。
綾波レイを音楽にたとえると、ということで書き始めてたどり着いたのがグールドで、記事にはゴルドベルグ変奏曲にしましたが、ホントはもっと透明感のある、そしてそっけない平均律クラヴィーアを思った。
Ayanami28

でもクラヴィーアじゃあんまりかな(一般性というか親しみがさ)と思ってゴルドベルグ変奏曲にした。
それでゴルドベルグ変奏曲と書けば思い出すのが、もう一方のカリスマ、ハンニバル。Dr.レクターだ。
快楽主義の地獄まで行ってしまった超人的な悪魔と、およそ楽しみなど知らなそうな綾波レイは、まったく対極にいるようだけれど、どこかその超然とした精神性は、「聖」と「俗」、「卑しさ」と「高潔」という属性の中で通じるものがあるのかもしれない。

そして昨日の夜、月曜からの先物のポジションはどうしようかなぁ、なんて考えながらモルガン・スタンレーのレポート(昼間印刷しておいたヤツ)を読みながら音楽はグールドの平均律クラヴィーアを選んだ。
「ゴメンね。ホントは君だったんだけど、記事は有名なゴルドベルグ変奏曲にしちゃたんだよ」、
なんて考えながら聴いていると良いんだな、やっぱり。
思わず手を休めてグレン・グールドをウィキで読みだすと驚くべき一文が!

グールドは、文学青年であり、夏目漱石の「草枕」、がお気に入りで、ラジオ番組で自身が朗読したこともあったという」

なんと!「草枕」って私が人類の到達した境地ともいえる文学と認定した作品ではありませんか。
綾波レイに読ませたい10冊
にも書いています。

でも「草枕」
グールドが気にいるようによく訳せたなぁ・・・
俺、あれだけは日本語以外で本領発揮は無理だろう、という無念さをこめて記事にしたのです。

なんだかこうして見ると人の好みって、その心の中で不思議な環のように繋がっていますね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 17, 2007

小さな幸せ 休日のラ・ボエーム

2連休ですが、今日も経理ソフトと格闘予定です。
アマゾンから貞本エヴァも届かないしね。
でも吹き替え映画の録り置きはなくなちゃったなぁ、と思っていたらNHK、BSでラ・ボエームが!
サンフランコシスコ歌劇場で、パバロッティのヤツだよ。
嬉しい。
「なんと小さな手」、「私の名はミミ」、「おお美しき乙女よ、月の穏やかな輝きに」・・・もう泣きそうなほど甘美。
プッチーニはこのオペラを作った時、確実に天上の世界を見ていたと思うんだよ。

「音楽はイイね、リリンの作り出した文化の極みだよ」

問題は、体験版をダウンロードした弥生会計のサンプルデーターから抜け出せないことだけ(笑

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 29, 2007

世界遺産京都音楽祭@世の中にこんな人いるんですね、川井郁子さん

名だたる京都の名刹に世界の有名音楽家が集結し、ライトアップもゴージャスに演奏を繰り広げるイベントです。

そんな一日の白眉だったのがヴァイオリニストの川井郁子さん。
東寺で奏された「ジュピター」は圧巻でした。
モデル並みの美貌でスタイル抜群の彼女が、深紅の着物を古代ローマのトガ風に着流しで登場すると、ストラディヴァリを泣かせまくる。
高音域での絶唱はモチロン、中低音域での豊穣さと力強さは比類なき、と言っていいものだと思いました。

それにしてもこの人、スゴイですね。
東京芸大を出ると、すぐに大阪芸大の助教授、教授。
ワルシャワ、ニューヨークフィル、新日本、読売、NHK交響楽団と共演し、作曲家としてもテレビ番組やCMへの楽曲提供多数。
さらに女優としても批評家大賞新人賞で、旦那さんは東京医科歯科大学の教授で、世界的な骨免疫学の権威。
娘もいる。

もう完璧な人生という感じ。
ウィキペディアの来歴を見て圧倒され、唯一のツッコミどころとして思いついたのが、旦那の容貌。
もしかして頭髪方面に不安があるかも? あるいはピザ方面がお好みかも、と思って下世話な気持ちのまま旦那さんの研究室のサイトまで飛んでいきましたが、イケメン!
経歴も東大医学部卒から文句なし。

もうツッコミ処なしです。

ちなみに旦那さんの趣味はYachtです。
ヤットじゃないですよ。
ヨットのことです。
Yachtが読めないでエキサイトに行って翻訳している俺となんという違いか!
まぁ、比べる方がどうかしているけど・・・

世の中、こういう階層っているんだ。
改めて実在を確認し、感じ入ったしだいです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 26, 2007

エンニオ・モリコーネ  人の哀しみ

「Feel」の3と4を聴いているとやはり圧倒的に良いのがエンニオ・モリコーネ。
映画「マレーナ」と「ミッション」からの「ガブリエルのオーボエ」が入っているのだが、聴いていると幾多の名場面が次々に思い浮かんでくる。
年上の女性への実らぬ慕情と、困難を極める旅の中で希望を失わない強さ。

エンニオ・モリコーネの音楽には、人はやはりどこまでも悲しいモノだのだな、という諦念が流れている。

どんな美貌の女性も、鍛え上げた肉体を持つ男性も、積み上げた富も名声も権力もやがて消え去るのがその定め。
でもそれだからこそ「アンタッチャブル」のテーマで歌い上げられているように、ショーン・コネリーは死を掛けて勇気を奮い起して立ち向かう。
全てはやがて無と消える。
それを承知で困難に挑む。
それが人だ。

「Once upon a time in America」
テーマ曲は、ヤバイ日々を走り抜けたデ・ニーロが、最後に阿片窟で微笑んで終わるのを慰撫するかのようだ。
かつての熱気に溢れた、それでいてなすすべを知らなかった恋の思い出には「デボラのテーマ」が流れる。
「ニュー・シネマ・パラダイス」の、消え去ったモノへの限りない郷愁。

「荒野の用心棒」はやはり私にとって最高のウエスタンだ。
さっそうと登場するクールなヒーローにピッタリな「さすらいの口笛」。
「テーマ」では吹きすさぶ砂塵が消えると、幻影のように現れるイーストウッドが思い浮かぶ。
何度撃たれても立ち上がる主人公、というのが強烈なmetaphorになっている
深い喪失を抱えるヒーローが、自らの痛みを無視して戦う。
自分を完全に捨てているから、本当にクールなんだ。


プッチーニといい、モリコーネといい、イタリア独特のたゆたうような甘い哀しみの旋律は、どこかフェラーリのボディ・ラインを思い起こさせる。
その場限りの快楽主義と思われるイタリア人は、永劫の中でなら瞬時とも言える人の生は、ただ燃焼させるしかないという宿命を、むしろ誰よりも知っているのだ。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

May 27, 2007

トスカ@映画版

好天の休日。
みなさまは、如何お過ごしでしょうか?
私は午前中労働だったので、昼寝をしてから、凝っているプッチーニのトスカがBSデジタルでやっているので見てみました。
凝っていると言っても、さわりだけをCDで聞いているだけで、実際のオペラを見たことはまだないんですけどね。

映画はプッチーニの名調子が続いて、まずは夢み心地。
ホント、プッチーニのメロディラインは、息長く、甘く哀愁があって、聴いていると切ないほどに虜になります。

でも映画は長く、だんだんしつこいというか、油こくて付いていくのが辛くなる。
アモーレ、アモーレが半端じゃないんだもん。
顔と顔を近づけてお互いにどうでもイイコとを延々と叫び合うの。

もう長くて長くて、コレどっちかに口臭があったら辛いよな。
なんてことを考えてしまう。
やっぱ日本人とは違うな。
寛一お宮なら別れも一瞬だもんな。
とりあえず要点だけしゃべれ、と。取り急ぎ重要事項のみつたえろと言いたくなる。

でも油っこい欧米人でもイタリアは特別なんだろうな。
シェイクスピアだってアモーレ物(ロミオ&ジュリエット)は舞台をイタリアに持っていったし。
結局、内容は主人公の画家と歌姫と権力者の三角関係の話しなんだけれど、肝心の画家は最初、別の美人を絵に描いていたりする。
この辺もうどうなっているの?、といいたくなるけど、深くは考察されずに、ともかくアモーレである、と。そういう話しです。

で映画は、オペラでは出来ないカメラワークが駆使され、背景となる美術も素晴らしく、演出も音楽も1流。
モノクロでオーケストラの演奏風景や、ローマの街を挟んだりして色彩も抜群。
しかし長い。
疲れた。
途中で間が持たないんでウエイトやっちゃったよ。
日曜の日課にしてるんで、時間を少しでも節約しよと思ってさ。
この辺、効率に走るとこが日本人だよね。

でもフェラーリのスタイルや、マセラティの内装はこういう血から生まれているんだよな。
だから勤勉第一の農耕民族の末裔には、どうしても他人の目が気になってついて行けないとこがあっても無理ないよな。
と呆れるんだけど、
曲が良くなると、やっぱり蕩かされる。
人類の至宝。芸術だと思う。
DVDがあったら買おう。
そしてマセラティに乗っている時はかけよう。
少し五月蝿い予感もあるけど、やっぱイタ物にはイタ物で対抗だ。
なんで対抗する必要があるのか、良く分からないけどさ。

と、映画の途中から記事を書き始めたんだけど、書き終わってもまだアモーレしてる。
もう2時間以上やってるんだぜ。
呆れるよ。

農耕民族の末裔としては、この間、田植えしてれば随分米も取れるだろうに、と思ってしまう。
でもまだ続く。
自分達のアモーレだけでなく、世界の平和まで願ってるからもう終わりか、と思ってもまだ続く。

すでにどうでも良くなってしまった日本人の私です。
やっぱクルマで聴くには志の輔落語の方が良いかな・・・

食い物が違う、という言葉を実感。
海苔を巻いたシャケのおにぎり最強、なんて言っているウチはダメだな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 09, 2007

「熱狂の日」音楽祭2007民族のハーモニー

今年もゴールデンウィークにまたやってきます。
去年行ったのですが、問題はありつつも楽しかったです。
要はお母さん方が、お子さんと少しだけ静かにしていてくれればOK。
行く予定のお母さん方は、お気軽な会でも、演奏中に携帯をいじりだすのはマナー違反だと思ってください。

今年も行きたい気持ちは山々ですが、旅行に行くのでいけません。
結構、本気で残念です。
雰囲気が明るくて楽しいので、ずっと続けて欲しいですね。
コンサートは周囲の雰囲気を含めて文化だと思います。


今年は民族楽派ということですが、ムソルグスキー、ドボルザークなど、一般にイメージされるクラシックでの民族派は結構、好きです。
シベリウス、ラフマニノフと、「のだめコラボレーション」もあるようで、また一興だと思います。曲も良いしね。
日本からも出ます。

あーあ、行きたいなぁ。
来年こそは行こう。
来年の予定がドンドン増えるな。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

April 08, 2007

OTTAVAに癒される休日

もとよしさんのブログで紹介されていた
このOTTAVAというサイト。極めて優れものなので私も紹介します。

今日は日曜なれど午前中は仕事!
これがまた忙しい!
もうカンベンというほど立て込む。
やっと終わって昼飯はマック!
なんでマックかというと株主だから、無料券が来るのです。
はい、公募で買ってから売り抜けに失敗した塩漬け株です。

それから昼寝して、さて天気も良いし何処かに行こう、と誘ってみたら、娘二人は週明けテストなんだって。

為替と日経先物OP関係のデーター整理が溜まっていたので、私も勉強しようかな、と言ったら、ゴマジョーに「そうすれば」と云われました。
それにしても良く働くよな、俺は、と自分で褒めるというか自棄になる。
気持ちがササクレだすが、そこでOTTAVAに繋ぐと

ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」
ミサ曲・・・パガニーニ・・・ショパン・・・シベリウス・・・フォーレ
と流れ出す。
曲の中での聴き処の部分だけやってくれるので、私のようないい加減なクラシック・ファンでも退屈せず、ひたすら気持ち良く聞ける。
この構成が絶妙である。
ヤフー動画に飽きてきたので調度良い。
ツマラン映画より心が豊かになる感じ。
やっぱりクラシックってイイよね、と慰められる。
願わくばコレ、クルマの中でも聞きたいね。
そうなるともうCDもいらないや。

データー整理終わったから「ハンニバル・ライジング」読みながら聴こうかな。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

February 14, 2007

プッチーニにハマリまくり自分が南好きの人間と知る

自分でもどうかしてしまったんじゃないか、というほど最近はプッチーニばかり聞いている。
トリノ五輪の前から「誰も寝てはならぬ」はくらいは聞いていましたが、もともとオペラは敷居が高く、本読み人間としては歌われる歌詞を読んでも大仰な割りに内容はバカみたいだし、キンキンしたソプラノは耳に障るし、とシラケテいたのですが、ちょっとしたきっかけで「ラ・ボーエム」を聞いたのが運のツキ、なんだか楽しんでいるんだから運が良かったのか。

最近はハイライト版ですが、「ラ・ボエーム」を聞いた後、「トスカ」、「蝶々夫人」、「トゥーランドット」で一回り。
一日では聴き切れないので、翌日もその続きで延々と回転しております。

サラ・ブライトマンでソプラノ・アレルギーが取れたのだろうか。

ただそんなにオペラが好きになったなら、これを機会に他の分野のも聞こうとワーグナーなんかをターンテーブルに乗せてもすぐに飽きる。
モーツァルトならイイかな、と思ってもダメ。

今の自分の耳には、ひたすらプッチーニが良いらしい。
美女が身をひるがえすように転調しながら続く息の長い哀愁のメロディに心が溶かされる。

音楽に限らずクルマでもアートでも、やっぱり自分はドイツ・ゲルマン系の北方ヨーロッパより、欧州は南のイタリア系の美意識に反応性が高いようです。

食べ物も南の方がいいしナァ。

スポーツ選手のスタイルも南の方が好き(プレースタイルの問題だから、これも結局美意識の問題)。
サッカーなんてイングランドやドイツの魅力なんて分からないものね。
一番好きなのはブラジルでしょう。次がアルゼンチンにイタリアにポルトガル。後は、アフリカ各国はみんな最高。ボクサーも黒人から中南米の選手が贔屓だ。


なるほど俺は南方型の人間なのやもしれぬ。
という処まで考え出す始末で、何時までこのマイブームが続くのやらと少し困惑気味ではあります。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

January 22, 2007

音楽バトン

スマさんの処から拾ってきました

01:初めて好きになったアーティストは?
 完全な最初ならブルーコメッツ(笑・・・そういう年なんです。
本気でショックを受けたのはビートルズでしょうね。

02:初めて買ったCDは? 覚えている範囲では。
 CDは憶えてません。
レコードならブルーシャトウです(笑←シツコイ!
LPならレット・イット・ビーですね。

03:今いちばん好きなアーティストは?
 異様なほどプッチーニにハマッテます。
 
04:いちばん最近買ったCDは?
サラ・ブライトマンです。

05:普段言わないけど実は好きなアーティストは?
 好きならすぐ口に出します。

06:解散して残念だなぁ~って思うアーティストは?
 キング・クリムゾンでしょうね。

07:初めに思いつく1人のアーティストは?
 デビッド・ボウイですね。

08:初めに思いつく2人組のアーティストは?
 カーペンターズかな。

09:初めに思いつく3ピースのアーティストは?
エマーソン・レイク&パーマー!
トリロジーでの3人の横顔
今は聴かないけど、一番夢中で聴いたのはプログレです。

10:初めに思いつく4人グループのアーティストは?
 こうなるとビートルズ。
ツッペリンはやっぱ二人のイメージが強いしな。

11:初めに思いつく5人バンドのアーティストは?
 クリムゾンだね。

12:好きなサウンドトラックは?
ロッキーは良いよね。後は荒野の用心棒かな


13:最近1番よく聴いてる曲は?
 プッチーニの「ええ私はミミと呼ばれてますの」、です。

14:音楽聴くときに使ってるものは?
家では少し大きめのコンポです。

15:好きな名前のアルバムORシングルは?
 「クリムゾン・キングの宮殿」から「21世紀の精神異常者」
歪んだイコライザーからの叫び声とグルーブする音の洪水!
暴力的でいながらインテリジェンスがあって、幻想的。
10代の頃、俺の聴きたい音楽はコレダ!って思った


16:次に回す人 無料配布中
ホントはいるんだけど、続けざまだから自粛(笑

| | Comments (0) | TrackBack (1)

January 02, 2007

アース・ウインド&ファイヤーライブを見て思う、ラップよ、廃れろ!

今、BS-iでアース・ウインド&ファイヤーのライブをやっている。
「ファンタジー」なんてやっぱイイよ。
豊かな命のある名曲だと思います。
かつてのブラック・ミュージックはホント豊饒だった。

それがいつのまにかラップ中心になって正直ツマラン。
エミネムの「ルーズ・ユアセルフ」以外本気でイイと思う曲がないです。

そのラップの販売が低迷し始めたようで、音楽の流れが変わってくれるきっかけになれば慶賀の至りだと個人的には思う。

アース・ウインドまた聞いちゃおうかなぁ。
元気になるよな。

どこかアフリカの太陽と豊かな大地を思わせるんだよ。
ラップは都会の退廃を連想させる。
退廃を巧く楽しませる音楽もあるけど、エネルギッシュな黒人には陽気は方面での活躍を期待したいです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

January 01, 2007

ジルべスターコンサートinさいたま 市文化センター

西本智実さんがSCS祝祭管弦楽団(東京フィル、東京交響楽団、日本フィル、新日本フィルからのピックアップメンバー)を振り、オーボエ、バイオリン、テノールのソロをからめて、あの頼近さんが司会のコンサートです。

実家に帰っている娘と妻とは会場で再会。
このコンサートは妻の選択で、楽しみにしているようですが、さっきニンテンドーDSライトを買った娘たちはチャイコフスキーへの期待よりゲームに夢中です。

会場のさいたま市文化センターは・・しょうがないですね。
サントリー・ホールやオペラシティと比べる方が悪い。
会場の人たちはとても親切でした。

ただ提案として会場内に小さなカウンターを造ってシャンパンやワインなんて出せば売れると思うのですが、どうなんでしょう。
ビールもエビスかなんかにすれば、少し高目の値付けでもみんな飲むよ。
食べ物はサンドイッチとかカナッペとか簡単で利益率の高いものを出す。
これだけ人が集まっているんだから、利用しない手はないですし、コンサート後半からはテレビ埼玉の生中継が入る関係上、25分ほどの長めの休憩があったのですが少し手持ちぶさたでした。

コンサートの楽しみって、(特にガラ系は)音楽で半分。後はどんなお洒落をしていくか、とか素敵な会場で少しお酒を飲んで、何かをつまんでイイ気分で楽しむってのが半分です。
中華のレストランを開けておけば、開場前に食べられたのにな。

コンサートですがいわゆるワルツ、ポルカ中心のジルベスターに飽きたので、チャイコスフキーのシンフォニー中心のコッチと思ったら、チャイコスフキーはカウントダウン前の1楽章だけ。
後はモーツァルトにオペラの名曲集、ソロの方がからむカルメンやラヴェル、などでした。
西本さんは良くまとめていたと思います。
この方は男装の麗人でルックスが良すぎて、かえって騙されないぞ、と構えてしまっていたのですが、しっかり力のある方だと思いました。
より一層の活躍を期待したいと思います。

年末のカウントダウンに合わせた4番のラストの感想を聞かれて
「しんどかった」と本音を漏らしていたのにはなごみました。
盆栽が趣味だそうで、楽しい人ですね。
ラデツキーでの客のノセかたも良かったです。
力のある指揮者の片鱗を感じました。

最後は娘達も夢中で、あまり堅いモノ中心より良かったかも。
考えれば娘達は一般的なジルベスターに行ってないので、来年はサントリーホールでもイイな。
連れて行ってやろうと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 30, 2006

マドンナ コンフェションズ・ツアー ライブ・フロム・ロンドン

大して興味のない人でしたが、初っ端からのメタリックな演出と驚愕の完成度に圧倒されました。
マドンナのサイボーグ化した肉体は、女性が筋肉とシャープな動きを誇る21世紀的な美意識の権化ですね。
圧倒的な意思をもった存在がフィットネス・トレーニングとサプリメント化学を使役すれば、何をなすかという見本のような動きです。


コンサートの背景となる映像は力が漲り、周囲のダンサーは、女性、男性、黒人、白人を問わずみな極限のレベルに思えましたが、太陽のように中心で輝くのはマドンナ。

多くの星を従える巨大な恒星のようです。
ケタ外れのパワーの源は、飽くこと知らない強靭な意志でしょう。
それは核を融合させて輝く本当の星のように、果てしないモノに思えます。

圧巻はISAACでのダンスシーン。
アラビア風の朗唱に合わせて砂漠と鷹の映像に、蒼いマントを翻す女性ダンサーの踊りが超絶技巧。
胸を張って飛ぶ様は、人が鷹に変化したかのような幻想を堪能できます。

でも延々と歌い続ける当りは、カラオケのマイクを1度握ったら離さない人みたいで、日本人にはモタレソウな濃密さでした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 28, 2006

ベスト・オブ・サラ・ブライトマンに足らない曲

音楽部門で今年最大のマイブームはサラ・ブライトマン。
ちょうどマセラティを買った時期と重なったこともあり特にクルマの中では聞きまくりです。
非常に質が高い音楽なので同じCDを何度も聞けるところが凄い!です。
2時間のドライブを1枚のCDで乗り切り、渋滞の苦痛すら緩和させられるって体験は他にないです。

ベストがでましたが、ファンとしてはアレで全部と思って欲しくない。
他に1枚ならロンドンシンフォニーとやったTime to Say Goodbye [from US] [Import]がおススメ!
メガヒットしたTime to say Goodbyeから始まる怒涛の天上曲ラッシュ!で持っていかれて
特にビリチス@フランシス・レイからリヴ・フーエヴァー@ブライアン・メイにつながり、カタラーニの歌劇「ワリー」にいたると、なんかもうどうにでもしてくれって気になってしまう。
いまさらフランシス・レイに感動出来るとは思わなかったけど、驚くべきは映画音楽からロック、イタリアオペラをまったく自然に繋げてしまう包容力。

私はプログレからハードロック、クラシックが好きだったのですが、この人を聞いていると、歌手とはかくあるもの、音楽とはかくあるべしとすら思います。

ps
テレ朝がA Question of Honourをサッカー日本代表のテーマソングにしたので、流れると条件反射で身体が熱くなりました。川平Jの口調で「勝つんです」、なんて言葉が蘇ります。テレ朝は、解説の松木とこの曲を使ったのは功績だったと思うよ。

ps
マークXのCMでも途中が少し使われますが、部長役の佐藤浩市に美女の部下が
「私の望みはずっと部長の部下でいることです」なんてシビレルようなことを言わせてますが、サラ・ブライトマンなら同じ位シビレられます(笑

ps
それにしてもクルマによって聞く曲って違う。
S2000ではD・ボウイ、レッド・ツェップ、相川七瀬だったのに、マセラティではLZはHDDに入れただけでまったく聞かず、あんなに聞いていたサンタナもご無沙汰気味。
ちなみにシビックは近距離専用なので音楽はなし、セルシオではアリア集とペリー・コモなんて聞いてます。
その点マセラティはセルシオに近いのか・・・


| | Comments (0) | TrackBack (1)

November 06, 2006

のだめカンタービレ

もとよしさんのところで記事になっていたので観てみました。
なるほどブームになるモノは一概に無視するものではありません。
オモシロかったです。
パターンとしては、落ちこぼれ達がガンバって、という定型なんですが、演じる役者も原作も良いので楽しめます。

主演の上野樹里が、思い切ったキャラを作ってますが、見事にハマッテ成功しています。
それを相手の二枚目、玉木宏も存分に受け止め、脇もなんだか充実の印象でした。


今日の曲はベートーヴェン。
個人的にクラシックへの目覚めは「田園」でベートーヴェンは大好きだったのですが、年を取るに連れ重く感じるようになり、最近は敬遠気味でした。
なるほどそれほど深刻がらずに、飯はガバガバ食べて、エネルギッシュに明るくやって、惚れた男には懸命で
「しゅきあり!」なんて唇の狙うような勢いで聴けばいいんだな。

なんか吹っ切れるようなドラマですね。

マンガも読もうかな。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

November 03, 2006

モーツァルト生誕250年目の真実

楽しみでしたが、司会に関口宏が出てきたので萎えました。
さらになんとかその天才を解明しよう、教育に生かそうという姿勢がアザトイ。

早期教育ったって、モーツァルトと比較してもしょうがないでしょう。
何故生まれたか、なんことは「奇跡として」、とだけでイイんだよ。
逆にこの音楽に感動出来る人類もスゴイ。

あらゆる分野を超えて人類史上最高の天才はモーツァルトだと思います。
科学や文学、スポーツや政治的天才とどう比較するのか、と問われれば、その卓越性と後世へ与えた影響力の大きさです。

まぁそれはそれとして、「寅さん」を10代、20代で嫌いだったように、若い頃はモーツァルトもそれほど好きではありませんでした。
やっぱ人間は真面目1本、梶原一騎的に根性のベートヴェンが良いでしょうと思っていたのですが、年をとるにつれモーツァルトしか聞かなくなりました。

だからあの音楽のイイトコだけを怒涛のように聴かされているウチに番組にも納得させられていまします。

ヨーロッパを駆け抜けた2万キロの苦しい旅が音楽へ熟成した哀しみと普遍性を持った、なんて下りは、矢沢永吉のトラベリン・バスを思い浮かべました。
「キツイ旅だぜ、
あのトラベリン・バスに、
揺られていくのは」ですからね。
なるほど旅は環境を変え、刺激になりますね。

2つの曲を同時に作曲したそうですが、私もブログの記事は二つ同時に書いたりします。
ついでに楽譜に直しがないそうですが、私の場合もブログに直しがありません。
文法的に間違っているのに気づいても面倒なので直さないのです。
スミマセン。
痛過ぎますね。
今、娘と嫁が引いてます。
部屋の空気が凍っているのは、今日の天候のせいばかりではないようです。

ベーズレ書簡のメチャクチャぶりがアマデウスのアイデアの元だったのか、なんてことは勉強になりました。


CM中のカッコ良かったセリフ
アレグロ。軽快なテンポ。
疾走する哀しみに、涙は追いつかない@アンリ・ゲオン
巧いこと言いますよね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 02, 2006

ソウル・オブ・マン

M・スコセッシの「THE BLUES Movie Project」から「ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ」を撮ったヴィム・ヴェンダース監督の1品。


盲目のブラインド・ウィリージョンソンが路地裏で「ダーク・ワズ・ザ・ナイト」歌って小銭を投げてもらっていたのは、1927年。
公民権など形もなくてせっかく録音しても大恐慌で売れなくて、KKKがおおっぴらに活動する時代。
貧窮の中で終えた生涯。
その声が今ボイジャーにのって銀河を旅している。
その他、スキップ・ジェイムス、JBルノアーの記録映像と歌が楽しめます。

スゴイよね。
ブルースって。
ギター1本で聞かせるのよ。
あの力ってなんなんだろう?
あの傑作「ベルリン」を作り出し、ヴェルベッド・アンダー・グランドを率いた天才ルー・リードも歌うけど負けてんだよな。

この当時のブルースではロバート・ジョンソンしか持ってないけど聞いてみよう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 12, 2005

EMINEM ライブfrom NEW YORK CITY

8月のマジソン・スクエア・ガーデンで行われたエミネムのライブ。

赤いジャージを腰パンにしてエミネムが登場すると、観客の熱狂が尋常ではない。
特に熱狂する女性ファンは目がイッテしまっていて、こういう目をさせるアーティストは本物のカリスマの持ち主。
男性ファンも特に黒人の若者は夢中。
みんないっせいに振り上げた腕を上下に振り続けるのは、なんかカルトな宗教の儀式みたい。

それにしてもエミネムは腕が異常に太くなっていて、最初は良く似たボディガードかと思った。
「8Mile」で見せた拗ねた繊細さなんて肉体上は微塵もない。
変わってないのは果てしなく虚ろな瞳。
どこまでも空虚で、何を見ればあんな目になるのか想像するだけでも少し怖いくらい。

アクションは股間をあんまり露骨につかむのでちょっとビックリ。
CDは買っても結局「Lose yourself」だけでしょうと思っていたけど「Mosh」「Ass Like That」「Puke」「My Band」「Cleaning Out My Closet」「Mockingbird」「Just Lose It」は良かった。
エミネムは共演している黒人ラッパーより遥かに光る。
声にでる色気がハンパじゃない。
エミネムが出なくなると急に退屈になり、集団でやるよりエミネムのソロが良くて、
リードを取ると急に音楽が生き生きしてくる。
周りに出てくる黒人のラッパーは邪魔に感じました。
黒人の専売部門に乗り込んで行って圧倒するエミネムは、やっぱ天才ですね。
JBのパロディみたいに花火と同時にガウンを掛けてもらう。
確かにこのステージならエムがゴットだ。

アンコールはiPodでのCMでも使われて痺れさせた「ルーズユアセルフ」
イントロのギターのリフからスリリングなこれは、やっぱり名曲ですね。

それにしても最近のミドルティーンはあまり洋楽は聞きませんか?
この録画、上の娘と食事しながら見ていたんだけど、知らないんだよね。
なんでもカブレテ有り難がるのもどうかと思うけど、聴いてみれば少しは刺激になると思うのだけど。

退屈するかと思ったけど、ずっと良いコンサートでした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 01, 2005

マイルス・デイビスとボクシング

ジャズが好きでなくても、映画ファンなら「死刑台のエレベーター」の音楽を忘れることは出来ない。
当時25才だったルイ・マルを一躍名監督に伸し上げた奇跡のようなインプロビゼーション。
クールな「零度の音楽」が映像に永遠の命を吹き込んだ。

マイルスの短いパセッージを繋ぐ演奏スタイルは、絵画でいうとルーベンスやヤン・ファン・エイクというより雪舟や長谷川等伯の墨絵を思わせる。
グルーブした瞬間に立ち上がった音塊は、常に唐突に断ち切られる。
そして最新の物理学が真空中に揺らぐ巨大なエネルギーを発見したように、聴衆は蒼く光る輝きを見る。

サングラスを掛けて終始うつむいて彼は吹く。
額に汗が滴るが、彼は聴衆より自分の為に吹いている気がしてならない。
ステージの上でも修行僧が黙考するように見えるから、精神の奥底を探査針で探るような演奏に聞こえる。

マイルスはボクシングを愛していた。
ジャック・ジョンソン(狂気のヘビー級ボクサー)のフィルムに音楽を付けている。
DAVE LIEBMANは、実際にジムでトレーニングをしていたマイルスについてこんなことを言っている。
「ボクシングも音楽も芸術だ。マイルスもそう思ったんだろう
パンチを繰り出したり、ブロックしたり、ジャブも
スピードに、インとアウト
反応する時間に、フェイント
音楽もタイミングとニュアンスが大切だ
ジャズでもっとも必要なインプロビゼーションに通じている
何でも速くなる訓練をする
素早く考え
聞き
反応する
次の展開を予想する能力がいる
マイルスの音楽では最後の音で全て決まる
ジャブ,ジャブ,ジャブで最後の1発」

シュガー・レイ・ロビンソンのジャブは芸術品だ。
@Miles Davis

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 08, 2005

伝説復活! クィーン+ポール・ロジャース LIVE IN ENGLAND

亡くなったフレディ・マーキュリーに変わって、ヴォーカルにポール・ロジャースが加わってのライブです。
うーーーーん、「フリー」時代は結構好きだったP・ロジャース。
ヴォーカリストとしての実力は充分解っているけど、声質が違い過ぎるような・・・
でも会場は大盛り上がり。
やっぱみんな待っていたのねぇ、という感じでした。
他のメンバーではブライアン・メイはあまり変わらない感じだったけど、美少年だったロジャー・テイラーは老けちゃっていました。

コンサートはフリー時代のヒット曲もやってこれはお得かと思ったけど、
終わった後、かつてのフィルムが上映されるともうダメ!

サスペンダー付きのピチピチパンツでフレディが歌いだすと妖しさが違い過ぎる!
まぁ、フレディが怪しすぎるんだけどさ。
声の艶が違うんだよねぇ。
みんな分かってんだろうけどさ。
それをいっちゃあオシマイなのか?

今やWカップの優勝セレモニーでまでかかる曲、「We Are The Champions」
出世したもんです。
かつてクィーンを最初に認めたのは、日本のロック・ファンでした。
初来日で熱狂の歓迎を受けて心底驚いた顔をしていた4人。
なんで英、米で「戦慄の女王」がウケなかった今でも謎だ。
俺はそのスピード感に1発でイッテしまいました。

音の塊が左右にビュンビュン飛んで、サッカーならデル・ピエロのフェイントかシェフチェンコのドリブルみたい?
左右に切り替えしながら上り詰めて、クライマックスはメロディアスにハモる。
やってることがメチャクチャ新鮮でビックリしたよ。

王者レッド・ゼップがフェラーリの12気筒ならクィーンはレーシーな73カレラだ。
絶対スピードでは及ばなくてっも切れ味は上。
「キラー・クィーン」で毛皮のハーフコートを纏って身をくねらすフレディにはもう言葉がない。
専用の短いマイクスタンドを天に向けてシャウトするフレディ!
出っ歯も素敵。
生きてればなぁ。

サウナで御一緒したくはないけれど、クィーンはやっぱフレディだ。

| | Comments (4) | TrackBack (0)

September 20, 2005

矢沢永吉FILE~THE ROOTS~

実は好きなんです。
昔はコンサートにも行ってました。

この番組はライブと、あのしゃべりなんだけど、2時間面白かったです。
スゴイと思うよ。
ライブと演劇の番組って大概、飽きるもんね。
この人は相変わらず「この世」とは別の「YAZAWAワールド」の住人です。
しゃべりの論理の飛躍が素敵で、独特の言語を使います。ちょっと長嶋さんに似てませんか?

なに? バラードもロックもテンポが違うだけで同じに聞こえるって?
良いんです。問題はあの発散するエネルギーがスゴイよ。生命力!って感じ。
33年やってんだぜ。56だって。
結局、歌が上手いんだよね。

俺もあのしゃべり方で明日から話そうなぁ。
「スゴク、今、ハッピーですっ」なんて。
見ているうちにあんまり矢沢なんで、途中から柳沢信吾が中に入っている気もしてきた(笑

でも本人は神経質で良く眠れないってさ。
案外、そんな感じがするよ。
飲むのはオフの前だけだって。

アクションもスゴイ。特に若い頃はエネルギー爆発で餓えた狼みたい。あんなだったんだよね。
マイクターンはサーカスみたいだし、エーチャンは文句なくカッコイイです。
横浜アリーナも一杯、武道館も3階席まで満員。

もうこの年になると「成り上がり」なんてどうでもイイの。
最近、俺はショボクレテいてさ。エーチャン聞いてドライブして元気だそう。
税金一杯納めて、YAZAWAって書いたプール造って、30億騙されて、そして復活だぜ。
やっぱカリスマだな。

長い旅、時間よ止まれ、チャイナタウン、止まらない~HAHA、鎖を引きちぎれ・・・もう良い曲は一杯あるけど、
トラベリンバスはやっぱ別格。
今回、年代順にやったけど、曲の発表当時の76年当時のフィルムを見るともう獣って感じ。
それで90年に素肌に白いスーツになるんだね。
つい美術史的に年代変化をチェックしてしまいました。
結局、トラベリンバスは10回も見ちゃった。
あー良かった。それにしても良い顔に老けている。
キツイ旅だぜ、オマエに分かるかい? あのトラベリンバスで、暮らしっていくのは・・


| | Comments (2) | TrackBack (0)

June 08, 2005

ナイト・バーズとマックナイト

「シャカタク」の「ナイト・バーズ」(懐かしいでしょ)を聞いていたら
「楽園への窓」を描く、トーマス・マックナイトのシルクスクリーンを思いだした。
具体的にはトロピカルな「サンセット・ヒル」という絵ね。

マックナイトの淡いブルーの夜空に浮かぶのは白く光る月。
夜が本来もつ獰猛な危険を表わす黒を絶対に使わない画家がマックナイト。
自然も描かない。
贅沢なリゾート・ホテルとか別荘からの視点で、バルコニーを通してヨットの浮かぶ海を見せたり、
ピアノの上にカクテルのグラスを置いてみせたり・・・

シャカタクのナイトバースも、人工の楽園のハイウェイを疾走している感じがします。
南の島の不便な怖い野性を綺麗にとって、
快適と悦楽だけを抽出して高い値段の商品になってる場所が似合う曲!


Night Birds by Shakatak
夜空を飛んでいく    flying through the night
風に身をまかせて    floating on the wind
街の灯を目指して    to the city rights
その美しい翼で    night birds with the lovely wings

ゆっくりと舞い下りる    slowly they descend
暗闇を突きぬけて    through the darkened sky
夜へと戻っていく    to the night again
昼に別れのキスをして    night birds kiss the day good bye

夜風に体を任せ、美しい翼に乗って灯りを目指す。
いいよね! 至福の瞬間。
どうせ、続かないんだけどね。
それだけ貴重なその瞬間に聞いていたい曲。

それで盛り上がってこの曲をMDに取って、実際にリゾート地でカブリオレのクルマをレンタルして、準備万端遺漏なし、でイイ気分に浸ろうと企てても絶対に上手くいかないのな。
道路が渋滞していたり、スコールにずぶ濡れになたっり、パートナーと喧嘩していたり、
挙げ句に飛び込んで来たアブとかに刺されたりしてさ。
それでクルマが事故を起こして、ヤレヤレと藪に出るとハブに咬まれたりして、そのまま誰にも気づかれずに死んでしまったりして、何年もしてから白骨死体で見つかったりしてね。
単にちょっとイイ気分になりたかっただけなのに~なんてことになります。

そういうことをみんなどっかで知っているから、
現実にはどうやっても実現出来ない甘い夢だからナイト・バーズやマックナイトの絵が売れるんだ、と思います。


| | Comments (8) | TrackBack (1)

June 06, 2005

アッシャー/コンフェッションズ