ボクシング

October 19, 2014

ゴロフキンはフロイド・メイと究極の矛盾決着をつけよ&ドネアとウォータース戦

ノニト・ドネアvsニコラス・ウォータース WBAフェザー級統一戦
試合が決まった時から、危険な匂いはしていたのですが、やはりドネアはリゴンドー戦で何か大切な、自らを特別な地位に引き上げる魔法の力を失っていたのかもしれません。
試合はご覧になった通り、最初のスリップ・ダウンの時点でイエローシグナルでしたよね。
確かにあれは当たってないパンチだったけど、相手のパワーに圧倒されていなければ、超一流のボクサーがバランスを失うことなんてありえない。
スリップは後の展開の予言のようなモノでした。

ドネアのパンチは充分に切れていたよう感じたし、当たれば効いてもいたけど、結局、ウォータースの樫の木で直接叩いてくるようような容赦のない堅さと力の前に粉砕された。
今日のドネアは確かにファザー級に通用しなかったけれど、リゴンドー戦の前のドネアだったらどうだったのか?
通用したのではないか?
その力はリゴンドーに奪われたのか、魔法のタイム・リミットが来ていたのか?
今となっては知るよしもないですが、試合終了後に感じたのは、ただボクシングは非情であり、残酷なスポーツだと言うことです。
今後はウォータースのファザー級での活躍とドネアのスーパー・バンタムでの復活を期待しておきましょう。


ゲンナディ・ゴロフキンvsマルコ・アントニオ・ルビオ WBAミドル級TM
前の試合で、殴り合いは体格である体力であるという実も蓋もない結論が出たような気がして、なんとなく気落ちしていたのですが、ゴロフキンさんは笑顔のままあっさりそれを覆しました。

過去51KOを誇るルビオは、計量もオーバーしている上、骨格もゴルフキンより二階級位デカイ。
それでも1R早々あのゴロフキンと試合になると必ず相手がする表情(パンチの威力へのビックリ顔)をさせられる。
で、2Rで豪快に倒される。
試合前にはゴロフキン自身が、今回は判定まで考えてるよ、って言っていたのにあっさり12連続KO防衛、史上3位の記録を伸ばした。

ゴロフキン、これからコット戦やアルバレス戦の可能性があるようですが、この調子だと簡単に勝てるような気しかしない。
やっぱり最後はフロイド・メイウェザーと究極の矛盾対決。
最強の攻撃力(矛)と最強のディフェンス力(盾)、激突したらどうなるか?
今やこれこそファンの望む究極の戦いでしょう。
みなさん、どちらが勝つと思います(笑
オレは・・・・分かんないや。
ゴロフキンにメイは吹っ飛ばされる?
いやいや、あのメイだよ。
延々空振り12R凌ぐかも?
じゃ絶対、メイは逃げ切れる?
いやいやみんなが驚くゴロさんのパンチ、一発当たれば時空間の支配者の動きも止まるかも
だから本気で分からない・・・
それでもゴロフキンとメイウェザーの二人は、互いにこの相手以外だと負ける気がしないのは確か。

どうしてもどっちかに100万円掛けろと言われたら、ゴロフキンに掛ける。
メイの対戦相手に掛ける始めての気持ちになるね。

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November 24, 2013

対リオス戦@パッキャオ2.0?メイウェザーにトランスフォーム

前回、マニー・パッキャオの試合を観て書いた記事は「貴方の笑顔にありったけの敬意と感謝を」という題名。
内容もそのままで、引退を推奨する記事でした。
テニスやゴルフなら再度挑戦、いくらでもやればヨロシイと思うのですが、ボクシングは非常にリスキーな競技であって、時に何が起こってもおかしくない。
テレビの画面からでなく、リングサイドの直前で、あるいはジムで本気になった選手同士のパンチの交換を見た事がある方ならわかるでしょう。
ヤバイスポーツなんですよ。
ボクシングって競技はね。
パッキャオがまだ若く、何もなしえてないならともかく、すでに功成り名を遂げて、ボクシング史上随一とも言えるレジェンドになっているんだから、これ以上闘う意義なんてあるのか?
数々の名勝負に感動させられた私は心情的にもコミットしてしまい、かなり本気でそう思っていました。

だからまた試合をする、と聞いた時は喜べなかった。
さらに相手がブラントン・リオスに決まった時は、正直、暗澹たる気持ちになりましたね。
あの激闘男のリオスでっせ。(戦績はウェブで確認。弱い選手じゃないから)
なんでよりによってこんな相手選ぶの?
冗談じゃないよ、今日の結果を観た後でも正直に書くけど、私は6:4でリオスの勝ちでは、と予想しましたね。
激闘の歴史の中で、パッキャオはすでに何かを失った。
これまで多くの名選手たちが失ってきたようにです。
そんな彼では荒馬のようなリオスのファイトは凌ぎきれないのでは、という懸念です。
ま、試合が始まってみればご覧の通りで、パッキャオは一方的に打ちまくり次元の違いを見せつけた。
ポンポンとパンチを入れて、たじたじとなったリオスがやっとパンチを返そうとすると、まるでスズメバチのような動きのサイドステップでポジションを変えている。
で、また打ちまくり。
リオスの出来た事は、ただ突っこんでクリンチしたまま殴りかかるだけ。

軽く力みが感じられないパンチだから手数が出る。
固められたガードの隙間を射抜く正確性は、レーザー指向性のミサイルみたいであり、その直前で伸びるのか当たればリオスの頭はしっかりと揺れる。

リングには確かに、あのマルガリートやデ・ラ・ホーヤを破った時のような、飛び回るスズメバチみたいなパッキャオが帰って来ていた。
打ちまくる。
打ち返そうとする時は、もうそこにいない。
見事なモノでしたが、違っていたのは初期のパッキャオを特徴付けていた瞬速の踏込が封印され終始カウンターへの警戒を緩めなかったこと。

さてここで問題だ。
一見軽いパンチ(実は結構威力がある)を自分だけ当てて、相手に打たせない選手って見た事ありますよね。
そう、対戦相手の本命中の本命と目されているフロイド・メイウェザーですね。
今日のパッキャオは、まるでそのメイウェザーみたいだった。
マニー・パッキャオはメイウェザー流の戦いに進化?したのか?どうなのか?

はっきりするのは次回でしょうが、まさか次はメイウェザーvsパッキャオ@トランスフォームメイウェザーなんてことはないでしょうね。
あったらどうなるんだろう。

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October 22, 2013

ファン・マヌエル・マルケスvsティモシー・ブラッドリー@ブラッドリーの速さと村田諒大の解説の巧さは本物

パッキャオに勝った二人の対戦。
果たしてどちらが強いのか?
非常に楽しみでしたが、予想するならパワーに勝るマルケスだろうと思っていました。
ブラッドリーは速いけれども、トルクが足りない。
高回転が効くエンジンなれど、排気量不足から最後は圧倒されるのではないか、という読みですね。
あ、パッキャオ戦でも同じこと書いてましたね、私。
それで予想が外れた訳ですけど、今回も同じ間違いを繰り返してしまいました。

さて試合は1R早々、鋭くステップインするブラッドリーにマルケスは至高とも言える技量でアッパーを合わせる。
相手が踏み込んでくるのに、線でなく点で合わせるという、まさに当たれば妖刀というか、モラレスも打っていたよね、こういうパンチ。
あの超1流メキシカンボクサー特有のブローで、ブラッドリーを圧倒。
ほらな。
マルケス勝つだろう、と思ったら2Rから素早く出入を繰り返すティモシーdesert stormブラッドリーが徐々にペースを奪っていく。

そこからはホント、見どころ満載の好試合でした。
結論から言えば最高のカウンターパンチャーと言えど、最高のフットワークを駆使する選手を攻略するには、最高の追い足がいる、ということですが、話はそんな簡単なモノじゃなかった。

両者が交錯した瞬間に行き交う柔軟で素早いボディワークと、狂暴な威力の秘められたパンチの応酬は、これぞザ・ボクシングで、スリルは満点。
一見、激しい殴り合いの中に秘められた戦略は、緻密を極め、それを現実のモノとする身体能力はおそらく極限のモノだろう。
いや、ティモシー・ブラッドリーは強かったし、巧かった。
こんなに凄くて速い選手なんだな。
大いに不明を恥じると共もに、「やっぱりボクシングは最高だぜ」、と言わせてもらおう。

それからゲストで来ていた村田諒大選手の解説が凄かった。
ブラッドリーの頭の位置への解説や、試合の進行と共に徐々に明らかになった戦略をいち早く指摘しており、その明快な論理と、ちょっと気づかない事をキチンと指摘できる才能は天賦のモノだろう。
引退後は解説者として、ボクシング解説界の「高坂剛」となって欲しいですね。

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September 15, 2013

メイウェザー、サウル・アルバレスを一蹴@もうメイを倒すのは時間だけだな

圧倒的な実力で勝ち進んでいたヤングライオン、サウル・アルバレス。
23歳の若さと勢いの前では、長らく君臨している異次元王者フロイド・メイウェザーも今回こそは危ういのではないか、という見方もあった試合でしたが、そんな期待?も、開始1分で消え失せました。
リングの中を縦横無人に動くフロイド・メイはパンチも自在で好き放題にアルバレスを殴りつける。
ロープ際からの脱出の速さ、巧みさ。
正確無比にして速いはずのアルバレスのパンチを紙一枚の精度でかわし切るボディワークは、時に現実というよりVFX、映画マトリックのネオみたいに見える時すらありました。
ここだけの話ですが、私もアルバレスの勝ちあるで、と思っていた一人なので、この大差には驚かされました。
以下、メイの試合は普通に書いていると、ただただ凄い、とい言葉の連発にしかならないので箇条書きにしてまとめてみます。

1)アルバレスが打たれた何故か
アルバレスが打たれた。
なんで?と考えてビデオを戻すとカネロのジャブが外されているんですね。
なんでジャブを空振りさせられたか、というと、メイが超速のダッキングをしているからです。
ただ打たれた、としか見えないのは、その最初のきっかけになったダッキングが、あまりに速く自然なので目に留まらない、というか意識の中に入ってこない、ということがあります。
これは相手選手はたまらないだろうな、としか言えない。

2)アルバレスが空振りしている、何故か
メイウェザーは瞬時の速い動きが注目されますが、同時にボクサーとしての基本。
常に動けを実践していました。
常に出入を繰り返す。
左右に動く。
頭を振る。
これを実践していると、自分の読み筋でないパンチもナリュラルに避けられる。
で、避けた後は、ガードの開いた場所を打てるわけです。


3)アルバレスが打たれ続けている、何故か
至近距離から連打を浴びせてましたが、なんでアルバレス相手にあんなことが出来たか、というと、すでに動きを見切っていたからでしょう。
反撃は手の内なので、好きに打てる。
でもその相手はアルバレスだからね。
負けてしまうと忘れられがちなので書いておきますが、サウル(カネロ)アルバレスは無敗のとてつもなく強い選手でした。
今回も相手が普通のチャンピオンクラスなら圧倒していたでしょう。
体格もずっと大きかったしね。

結論
アルバレスすらここまで及ばないとなると、もうフロイド・メイウェザーJrを破るのは時間(老い)しかないね。
それまではせいぜいボクシングという枠内で繰り広げられる肉体の究極芸術を見せてもらうことにしましょう。

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May 05, 2013

メイウェザーのスピードはどこが違うのか?vsロバート・ゲレロ@人の宿命

およそフロイド・メイウェザーほど、第二の、と称される存在が多い選手はいないだろう。
速い黒人選手が出て来るとすかさずそう言われる。
でも実際にメイウェザーにとって代わることは難しそうだ。

同じように速くても、他とメイウェザーの違いは何なんだろうかと考えてみた。
1)動作の連携が流れるようにスムーズ
メイウェザーの速さの特徴の一つは、一連の動作の連携によどみがないことだ。
例えばダックしてフットワークを使う時、パーリして打ち返す時など、それは流れるように行われる。
一つ一つの動作が速いだけの選手はいるのだが、異なった動作の組み合わせまで速いというのがメイウェザーの際立った特徴の一つである。

2)センスに優れ次の動作の準備が良くなる
相手のパンチをヘッド・スリップして避ける時、スウェーして外す時、メイウェザーは必要最小限の動きで行える。
必要最小限しか動かないから次の動作に素早く動ける。
プロならみんなそれを目指すのだが、その精度が格段に高いのだ。
その精度の高い分だけメイウェザーは速く動ける。
そしてその紙一重を可能にしているのが、彼の持って生まれたセンスとしか言えない感覚の鋭さであろう。

3)観察力に基づいた勘の良さ
勘と言っても根拠のない思いつき的なモノではなく、実際に相手選手を目の前にした時の微妙な変化を的確に判断するその観察力にメイウェザーはたぶん、優れている。
打たれそうだ、と感じればすかざず動き、一瞬でも集中力が切れた、と感じればパンチを出す。
場合によっては相手自身すら気づかぬ微細な変化をメイウェザーは読み解き、自分の次の動作を行っている。

4)判断が早く戦略に長けるボクシング脳
どんなに勘が良くセンスがあってもモタモタ迷っていたら宝の持ち腐れだ。
瞬時に感じたら瞬時に動ける。
この判断から動きまでのスピードが抜群に速い。
こうしてメイウェザーは相手に対し優位を保っていく。
最後は相手のボクシングを見切り、彼我の差を冷静に考えながら試合全体をデザインして仕事は終わりだ。

結局メイウェザーのスピードの秘密は、ハードウエア的な身体的優越だけでなく、それを動かすソフト部分にあるのではないか?
彼のいわゆるボクシング・センスはおそらく史上随一だろう。

では彼に足りないものはないのか?
その答えは今回のゲレロ戦でも明らかだ。
彼の優れた頭脳は働きすぎて、常にリスクを過剰に算出してしまう。
そう、神は絶対に完璧な人間は造らない。
人である以上、強みは常に弱みと裏腹という宿命を負うのだ。

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May 04, 2013

オスカー・デ・ラ・ホーヤvsアイク・クォーティ@デ・ラ・ホーヤのmy favorite match

ゴールデン・ボーイとして華々しく登場した後も、周囲の期待を裏切ることなく快進撃を続けたオスカー・デ・ラ・ホーヤ。
人生、期待されるのは簡単だけど、実現させていくのは大変だよね。
ただボクサーとしては、あまりに優等生的というか、万能的というか、個人的にはそれほど夢中にはなれなかった。

そんなデ・ラ・ホーヤへの見方が一変したのがこの試合だ。
行われたのは1999年だというからすでに14年もたっているんだけど、はっきりと覚えている。
最初はまあ、デ・ラ・ホーヤの防衛戦だし、クォーティも強いから観てみるか、という軽い気持ちで食事をしながらだったのだけれど、両者のファイトの素晴らしさに、居住まいを正して鑑賞し始めた。

今回、改めて試合を観てみると直線的なパンチだけが印象的だったクォーティには3パターンのジャブがあるのが分かった。
1)ガードの位置から一直線に伸びるストレートのようなジャブ
2)下げたガードからだすいわゆるフリッカー系のジャブ
3)少しフック気味の外から回ってくるタイプのジャブだ
この3パターンを状況によって打ち分ける。
1)は良く覚えていたし、米国の黒人選手なら2)も使うだろう。
ただ3)もあるのは意外だった。
普通の選手が外回りのジャブを使うと中途半端なモノになりがちなのだけれど、身体にバネがあり手の長いクォーティのは、相手のガードの外側から顔面に入って威力を示す。

序盤は若いデ・ラ・ホーヤが良く動き、パンチを当ててペースを握る。
状況が大きく動くのは6Rで、まずダウンを奪ったのはデ・ラ・ホーヤ。
倒された後のクォーティの表情が見どころで、それはメキシカンに対する黒人の意思を良く示している。
経済的に存在感を示し始めたヒスパニックに対しても、身体的に有利を主張するのは黒人である、と言いたげな顔なのだ。
もっとはっきり言えば、どんなに騒がれ人気があっても喧嘩に強いのは俺だというような矜持。
そしてそれはすぐにダウンを奪い返すことで証明される。
それからはクォーティのペースが終盤まで続く。
デ・ラ・ホーヤを圧倒するクォーティの、特に右肩前に鎮座している、いつでも飛び出す用意が出来ているグローブが凄く怖い。
アレが飛び出す時まともに喰らったら、それは終わりということなのだ。
そんなパンチを前にして12R、デ・ラ・ホーヤは再びダウンを奪う。

デ・ラ・ホーヤは僅差のスプリット判定をモノにする。
終盤のギリギリの勝負処で強いボクサーは、観る人を文句なく感動させる。
この後デ・ラ・ホーヤは負け試合ですら観るモノに何かを残す真の名選手へとなっていく。
これはそんな成長へと向かう大きな一歩だったと思うんだ。

ps
良い映画は何度見てもオモシロいように、こういう試合も何度見てもイイね。
良いプロスポーツは、やはり芸術なのだ。

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May 01, 2013

はじめの一歩@キャラクター、一人一人を生かしている情熱と愛の傑作アニメ

漫画という漫画はおよそ読んでこなかったので、このアニメも初見でした。
ボクシングは長年、最も好きなスポーツなので手に取ったらオモシロイですね。
原作者のボクシングへの情熱が伝わってきて、ボクシングへの考察も非常に水準が高いと感じます。
そういえば作者の森川ジョージさん、エキサイトマッチのゲストでお見かけしたことあったかも。

このアニメの素晴らしい処は、魅力的な主人公はモチロン、全ての登場人物が生き生きと描かれている処です。
異様なほどギャグに笑えるんです。
基本、コテコテのありがちギャグで、一つ一つを取り出してみればなんのことはないモノなんですが、かまされると爆笑してしまう。
これが最初のウチは訳が分からず不思議だった。
なんで私はこんなに笑えるのか?

ボクシングで言うテレフォン・パンチならぬテレフォン・ギャグで、言われる前に、こうくるぞ、と予想がついて、実際、その通りであって、普段なら、クダラン。
もう一ひねりせんかい、と思うような出来なんですが、このアニメに限っては笑わないではいられない。
そこで、あれ、俺はなんでこんなに笑えるんだろうと思うに、結局、このアニメ(原作)は、登場人物すべてに血が通っているんですよね。
みんな生き生きとして動いている。
だから作り物(フィクション)の則を超えて、実際にその場にいるような感じになって笑ってしまう。
非常に優れたキャラクター造詣がないと、こうはいかないと思います。
多彩なライバルたちも良いし、ジム仲間の3人もイイよね。

でもこのアニメを観ていると、強い身体に恵まれる以上の幸福はないよな、とも感じます。
贅沢より、厳しい練習でも試合でも壊れない身体があったら人生楽しいだろうな。
楽しみなんてのは、やってみればそんなに楽しかないんだよ。
幾ら無理しても壊れない身体があったら、幾らでも練習して試合をするだろう。
そっちの方がオモシロイ。
でも作者の森川さんが言いたいのは、「こんなタフネスと不屈の闘志を持って、貴方の人生を歩きなさい。貴方の場所で戦いなさい」ということなんだろうけど。

ボクシングオタとしては、一歩のファイトスタイルは大好きです。
一昔前ならジョー・フレイジャー。
今の時代ならタイソンでしょうが、身体を振って素早くステップイン。
左右のフックを連続して叩きつけるって、やりたいよね(笑
私がサンドバック叩く時も左右のボディブローからやってます。
踏み込んで、身体全体を回してボディ、ってのがイイんですよ(笑
ま、拳がイタクなるんで、すぐに止めるんだけどさ(笑

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April 14, 2013

閃光を上回る速度をなんと呼ぶか?ドネアvsリゴンドー@S・バンタム統一戦

ドネアの相手がリゴンドーと決定し、大いに盛り上がってましたが、私は正直、また撃破されるだけだろうと、思っていました(笑

リゴンドーは確かに強いですが、あくまで二番目。
そして一番のドネアとの差は大きい。
まあ、映画界でも小説の世界でも次の商売のネタを傑作、傑作と売り込まないと上がったりなんで、仕方ないよな、とそこは大人の理解です。

試合は1R.開始そうそう両者がパンチの交換。
後ろに飛ばされたのはなんと無敵だったはずのノニト・ドネア!
リゴンドーはドネアのパンチを恐れてないし、パワーでも負けてない。
特に左の長く弧を描いて伸びるパンチの速度は、漆黒の死神が振るう大鎌さながら。
至近距離から放つ精度の高いカウンターも威力があり、さしものドネアも攻めあぐねる展開でした。
中盤、互いに手数が減り、観客から不満の声も上がりましたが、私は両者が共に持っているはずの、一瞬で試合を終わらせる静かな予感の緊迫に、飽きることはありませんでした。
10Rにダウンを奪ったあたり、さすがのドネアでしたが、判定はリゴンドー。
パンチの正確性において勝っていたので仕方ないでしょうね。

それにしても、つくづく昨夜「リゴンドーなんか相手にならないよな」的な記事、書かないで良かったです(笑

両者とも、素晴らしい技量と身体能力を見せた好試合だったと思います。
リゴンドー様には、私の不明を深くお詫びいたします。
再戦、見たいですね。

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February 06, 2013

エイドリアン・ブローナーは口を閉じて戦った方がイイvsアントニオ・デマルコ@WBC世界ライト級TM

長身でサウスポーの上に一直線に伸びるストレートを持つアントニオ・デマルコは、対戦するとなると距離を詰めるが、非常に難しい選手だと思います。
充分に強いチャンピオンなのではないか、と感じていたので、ブローナーが幾ら才能豊かでも、万に一つなら勝利の可能性があるのではないか、という読みでした。
距離のデマルコvsスピードのブローナーということですが、なんとか互角だったのは始まってからの僅かな間でしたね。

エイドリアン・ブローナーは確かに強いです。
特にデマルコを仕留めた8Rのコンビネーションは、6発がすべてクリーンヒットするという驚異的な正確性を持っていて、結局、この正確性を担保してるのは動体視力なんでしょうが、それがディフェンスに回った時に生み出す見切りの力。
少し自信過剰なのではないか、と思います。

ブローナーは、「俺にパンチは当たらない」と思っているのでしょうが、これほど口を開けっ放しで戦うボクサー、私は初めて見ましたよ。
未だ23でして、スピード、視力ともどもしばらくは大丈夫でしょうが、いつか彼の顎を打ち抜く選手は出るでしょう。
そしたら骨折の危険があるんじゃないかな。
その時、彼はアルツール・アブラハムのような闘志を燃やせるのか?
一番イイのは、そんな闘志を燃やす決意を固めるのではなく、口を開けて戦う癖を直すことだ。
というか、これだけ大口開けて戦っていると、相手選手には、ともかく顎に一発入れろ、という指示が出されるでしょうし、そういう練習を徹底してくるんじゃないかな・・・
ま、今回の試合は、そんなことを思いましたね。

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December 09, 2012

マニー・パッキャオ!貴方の笑顔に、ありったけの敬意と感謝をvsJ・M・マルケス

この前のティモシー・ブラッドリー戦の記事で、ピークを過ぎたかと書いたのですが、明らかに狂って来ています。

多くの感動と驚きを与えてくれた偉大なるマニーですが、引退した方がイイでしょう。
この処、再放送されている昔の試合を観ていたのですが、今までだったら3Rのロング・フックなど決してもらうようなパンチじゃなかったし、KOされた時の踏み込みは神がかりの速度を失っていました。
マニーには将来、フィリピンの大統領になって欲しいので、ここは第二の人生をより大きく羽ばたかせるためにも勇気ある引退を望みます。

それにしてもWOWOWノンフィクションWで放映された「奇跡の拳~マニー・パッキャオ最終章」は感動的でした。
自分の仕事だけでなく、人々の為に尽くす。
友人を引きたて、貧困層の為の家を建て、奨学金を出し、地元に住み続ける。
自らは決して奢侈に溺れない・・・
奢侈に溺れっぱなしのフロイド・メイウェザーも、そのボクシングに関しては個人的に大ファンなんですが、方や女、殴って収監だもんなあ・・・
この差はデカイよ、実際。

まあ、二人と私では仕事上の評価だと指数関数的に違うので、せめて人間性ではメイウェザーでなくパッキャオに少しでも近づきたいよね。
明日から、少なくても真面目にやろう。

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