ファッション

April 03, 2009

東京ガールズコレクション@また一つ生まれた日本のソフトパワー

最近でこそ、格差社会の論議が盛んですが、本来、日本は階級レスの社会でした。
その象徴として、普通のOLさんがルイ・ヴィトンを持つ。
普通の男性がフェラーリに乗る。
欧米から見たらオカシイという論議もありますが、別に誰に迷惑をかけるでなし。
ここは欧米じゃなく日本なんで、独自の風潮があって当たり前。
自分のお金で素敵だと思うものを買うのですから、素直に考えればそれは非常に前向きな良いことのはずなのです。

そんな日本がまた新たに世界に問うのが、この「東京ガールズコレクション」でしょう。
パリやミラノなどで開催されるコレクションに行きたいと思っても、行けるのは本当のセレブとマスコミ関係者のみ。
一般人がランウェイを拝むことは出来ないわけですが、この東京のガールズコレクションは、場所も体育館。
3000円でチケットを買えば誰でも見られる。
テーマはリアルクローズの発信ですから、実際に着られる服ばっかりで、その場で携帯から注文可という便利さ。

いや、文化と利便性は背反するもので、というのも真実ですが、マーク・ジェイコブスやジョン・ガリアーノの作品はクルマで言えばF1.
先鋭化して美を競う戦闘マシーン。
確かに素晴らしいけど、普通の技量で乗りこなせるクルマじゃないし、一般道は走れない。(普通のスタイルじゃ着こなせないし、普通の生活じゃ着られない)
だいたい乗り込むことすら自分だけじゃ出来ないクルマ(1枚)かもしれない。

その点コッチは明日から公道を走れるイケテル1台(1枚)だ。
ドッチがイイという比較ではなくて、(今、マーク・ジェイコブスのサイト行ったんだけどやっぱりカッコイイね。着られないけどさあ・・・)コレクションを一般に開放する、という発想は、素晴らしく豊かで可能性を広げていると思う。

このカタチから発信される文化に、世界はまた驚くよ。これが日本の独創性。

数年以内に他の何処かでも始まると思います。
その時、真似をしても猿真似とは言わないよ。
自国民を猿真似民族呼ばわりする人間にはなりたくないものだよね、お互いに。
いや、日本にはそういう自称立派な人がイッパイいたからさ。

ps
NHKの番組見ているんだけど、紹介されている一般人の男の子のファッション、スゴイわ。
正直世界1だと思う。

メンズもイイね。
これまた着られないけどさあ(笑

| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 12, 2008

フェラーリ&アストンに見るイタリア、イギリス、ファッション哲学の違い、そしてアニソンはほどほどに

先日あまりに着る物がなくなってしまい、面倒だったんですが銀座に服を買いに行きました。
普段から休日ヒッキーと書いてますが、社会生活も営んでもいるので、まったく何処へも出かけないというわけには行かず、服もないと困るのです。
で、銀座の良く行く店の前でぼんやりしていると、向こうからアストンマーティンが走ってきた。
最近、クルマ事情に疎いので良く分かりませんでしたが、DB9ってヤツだと思う。
都内で見るアストンはともかくカッコイイですよね。
そのクルマは私の前で減速して角を曲がっていきましたが、瞬間覗いたドライバーもバッチリ、スーツ姿でキメテいて、いかにもデキル男性って感じでした。

それから東京駅に移動して服を見るついでに八重洲ブックセンターに行こうと信号待ちをしていたら銀座方面から爆音と共にフェラーリのスパイダーが走ってきた。
コッチはやっぱりチンドン屋だな、と微笑ましく見ていたんですが、そこでハッと思い当たった。

イタリア物ってドルガバとかアルマーニとかともかく見た目が派手でしょ。
こんなの着れるのかって、合わせてみるとやっぱりオカシイ。
イタリア物をキチンと着こなすのってかなり大変だと思う。
それでもデザインはともかく新しい物を生み出そうという創造性は感じる。
360スパイダーだってあのクネクネデザインとイイ、ガラス張りにしたエンジンルームとイイ、かなりの独創性を出していると思うのです。

逆にイギリス物の服って一見すると地味。
値段だけ高い。
こんなの普通の量販店で売ってるじゃん、ツマランと思っても実際に合わせて見ると、良く似合う。
本物感がある。
そして長く着られる。
アストンもそうだよね。
スタイル的には昔ながらのロングノーズショートデッキで新規の提案はない。
でも本物感はバリバリ。

要するにイタリア物って、製品自身が「私を見て見て」で、目立っちゃって、着る人、乗る人をおいっていちゃう。
逆にイギリス物って執事的なものの伝統なのか、製品自身は一歩下がって乗る人、着る人をしっかりとサポートして良く見せる。

うーーん、これが両国の文化的伝統なんだな、と納得して横断歩道を渡るついでにフェラーリ、どんな人が乗っているんだろう、とドライバーを見て瞬間、目をそらした。
何故かというと、どう考えても目と目を合わせて和やかな雰囲気になりそうもない人であり、具体的に描写するに、竹内力主演の「難波金誘伝」とか「仁義」シリーズ辺りにすぐにも出演可能って感じの人だったからです(笑

通り過ぎてからあまりにキャラが立っているでニヤニヤしていたんですが、またまた我が身を振り返るに、相変わらずアニソン、具体的には「もってけ!セーラーふく」とか歌いながら乗っているんですが、この間、片側三車線の道で、前から3台目、中央車線に止まったので、(横断歩道の一番前に止まったらすぐに歌のボリュームは下げる!)ここならクルマに囲まれているし、元から声量のない私なら周囲の騒音でどうせ聞こえないだとうと思い切り歌っていた。
そこでふっと横を見ると隣のBMWに乗った品の良いご夫婦がさっと目を逸らし、凍ったように知らんふりしている・・・私は坊主頭であり、確かに歌までは聞こえなかったと思うのだけれど(というか激しくそう願う)フェラーリのスパイダー、幌全開で、丸見えの上、ステアリングをバンバン手で叩きをながら口をパクパクさせていれば見た目はかなり異常・・・
一目見て、はい、「任侠」シリーズの方というより、もっとヤバイ「得体の知れない方面の方」って感じに見られたかな、と・・・

まあ今もアルマーニだなんだって書きながら、格好は下着一枚にエアコンで冷えないように腹巻という姿なんですけどね・・・
だって普段はイイ服着るとモッタイないでしょ。
粋人は見えない場所にこそオシャレをすると言いますが、私は見えない場所では徹底してコストを削減する方なんで・・・
結論としては、ともかくクルマが止まったらアニソンは消そうということです。
なんのこっちゃ・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

April 18, 2008

「輝ける女たち」に見る、フランス流、シックであろうとする意志の力

どこか往年のフランス映画の香りを残すカトリーヌ・ドヌーブ主演の1作です。
映画自体は地味なドラマで、これと言って語ることもないのですが、考えされられることがあったので記事にします。

一つはこの撮影時に60歳、還暦を迎えていたはずのカトリーヌ・ドヌーブの美しさ。
どうも性格なんて悪そうな方なんですけど、その威厳すら漂わせる典雅な佇まいは、やはり特筆すべきものでしょう。
「私は絶対に美しくある」そのことへの強い意志を感じます。
もう一つは、登場人物たちの衣服の粋なこと。
間違ってもシャネルやエルメスのロゴなんて入っていない、一見何気ない衣装ばかりなんですが、みなシックで見ているだけで楽しめます。

パリ・・・アメリカ人、好きですよね。
もうパリ、というだけでネコにマタタビ状態になるアメリカ人、映画では良く見ます。
やっぱり印象派やエコール・ド・パリを生んだ街だからなぁ、と思っていたんですが、ふと気づくと、あんまり絵画のことなどは話題に出ない。
だいたい大雑把なアメリカ人は、ヴェルレーヌやマラルメなんていう象徴派詩人とか、コクトーとかジュネとか読むイメージもない。
ならなんでアメリカ人は、あんなにパリというとひれ伏してしまうのか?

一般の人にはやっぱりファッションの力が大きい感じがします。
確かに(例外はあるけど)パリやミラノの人って着ているもののセンスがイイです。
ファッション、あんまり興味のない分野だったんですが、昨年、マーク・ジェイコブスのショーを見てから急速に関心を持つようになりました。

でも自分の服を買いにいくのは相変わらずメンドウなのね。
だいたい朝から晩まで働いていて、休日も色々忙しいし、そんな時間がない。
・ ・・というは実は詭弁なんですね。
だってもしメイウェザーvsコットなんて試合が組まれたら、時間がない、なんて俺、絶対言わないもんね。
万難を排しても見ます!その試合のために一日のいやひと月の予定を組みます。
Wカップだって、Wカップ漬けになって一ヶ月以上も見るし、本を漁る時間は幾らでも作っています。
新聞でも雑誌でもブログでも書評欄は必ず見るしチェックして、少しでもオモシロそうな作家、作品は見逃すまいとする。
ところが服になると安易にブランド店に行ったり、デパートで適当に、ってことになる。
なんでそうなるか、というとそれが一番効率が良いから・・・要は面倒がないからです。
その結果、似合わないブランド漬けになったりする。

で、それならどうすればファッションの分野でもセンス良く過ごせるか、ということを考えるに、思いつくのは将棋の永世名人谷川さんの言葉です。曰く
「みなさん、私に一番される質問は、どうすれば将棋に強くなれるか」ということです。
私の答えは「将棋に強くなりたいなら、詰め将棋を沢山解いてください。定石の本を沢山読んで棋譜を並べてください」
です。でもそう答えるとみな一様にガッカリした表情になる。
「要はみなさん知りたいのは、そんな面倒なことをしないで、将棋に強くなる方法なんでしょうが、そういう方法は私も知りません(笑」
ということです。

そうなんだろうな、と思うのですよ。
本を漁る時間はある。
ボクシングやサッカーを見る時間もある。
それならファッションのセンスを磨きたかったら、やっぱり骨惜しみしないで、アンテナを張り巡らせて労を惜しむな、ってことでしょう。

ただまたここで問題があるんです。
以前はパークハイアットのイベントとかあると行っていて、そうするとそんな時に着る服を楽しめたんですが、ウチは妻が家でマッタリが好きであんまり行かなくなったんです。
クラシックのコンサートも行かなくなった。
休日も家でゴロゴロ・・・となるとファッションなんて凝っても誰にも見せられなければ意味ないじゃん、ってことになる。

でも、とまた考えるに、数学やアートの教養書なんてのも、一生実用の役には立たないよね。それでも読むのはそれが楽しいからです。
それならファッションも誰にも見せられなくても、自己満足のために工夫する価値はあるんだよね。
どうやら結論が出たようです。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 30, 2007

今年も終わりのお参りに&アルマーニのビル

押し詰まって参りましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私は昨日、夜の12時近くまで仕事をしていました。
今日もこれから夕食後に書類仕事ですが、さすがに朝は起きてから神社へお参り。
12月30日とは、変な日に行くな、と思われるかもしれませんが、この日は年末、初詣の前日で、閑散とし、人ごみの嫌いな私には居心地が良いのです。
一年、なんとか過ごせたことを報告、お祈りし静かな境内を散策。
朝から何も食べていないのでラーメンを食しました。

昨夜からの雨も上がって神社はすごしやすく、居心地が良いので、妻と銀座で1時待ち合わせの時間をずらしてもらおうと自宅に電話しますが、オフィスでまだ仕事中の為か繋がりません。
ナンバー・ディスプレイの電話だから返し電話が来るだろうと待っていたのですが、気づかれなかったようで、いつのまにか銀座1時には電車では間に合わない時間になってタクシーを使いました。

本来、この神社行きは、年末がら空きの都内のドライブを楽しむため、クルマ来るのですが、今年は電車。
何故かというと、昼は福臨門酒家で食事予定だからです。
福臨門では当然酒が入りますから、クルマはNG。

なんでそんな豪華ランチかというと、本来、年末の行事として考えていた落語の会のチケットは取れず、ジルベスターコンサートは娘たちに遠慮され、パークハイアットでのニューイヤーズイブディナーも妻が嫌がり、結局、福臨門酒家での食事に落ち着いたのです。
タクシーは空いた都内をすいすい走り、12時半には銀座に到着。

近くにアルマーニのビルがあるので行ってみました。
入っていきなり良いバッグ発見。
コレ欲しいわ。
でも「あの中国様!」からアルマーニの製品は欠陥品、と言われるだけあって、(確かに個人的に買った服などの弱さは評判通り)頑丈さを要求したいバッグにアルマーニはどうなんでしょう、という疑問は残るよね。
お店自体は、ライティングから工夫され、階段を上がると、一瞬ガラスの中に閉じ込められたような錯覚もオモシロく、香りもアルマーニブランドの何なんだろう?
結構良かったです。

レディスでは妻のエレガントな体形にピッタリのスーツを見つけたので、食事の時教えてやったところ、
自分のお腹を狸のようにパンパンと叩いて喜びを表現していました。
良い加減、「痩せるまで待つ」なんて言ってないで諦めて洋服買えよ、と思っています。
私の方はアウトレット狙いですね。
正価じゃ買えんわ。
でもお店は素敵ですよ。
今度はレストランとスパにでも行ってみましょう。
何時になるかはわからないけどさ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 09, 2007

Project Runway2/プロジェクト・ランウェイ2 Olympus fashion week 

プロジェクト・ランウェイ2もいよいよ最終回。
勝ち残ったダニエル、クロエ、サンティーノの3人が優勝を賭けて争う舞台はNY、オリンパス・ファッションウィークでのショー。

12着の作品を用意して乗り込む3人に、女王様ハイジが突然言い出したのは、直前のショーまでにもう1着作れとのご命令。
ハイジはスゴイキャラだよな。(3人が主役のはずのショーでもクルクル回りしちゃうしさ)
最近日本でも女王様キャラの人が叩かれていますが、ハイジは女王様キャラがあまりに自然で板につきすぎているから誰も逆らわないし、自分でも威張らない。
ただ淡々と無理なことを言う。

もうイッパイ、イッパイの3人が死ぬような顔をして限界を超えていくのは見ごたえがあった。
ここで気がついたのは、自分の洋服を買いにいくのはメンドウがってもなんでこれほどファッションショーに惹かれるのだろう、という疑問の答え。
なんとファションン・ショーには自分の好きな二つの要素があったのだ。
一つは美、もう一つは戦いだ。

やっぱり俺は戦う人間って好きだし惹かれる。
綾波レイだって戦ってなかったら、俺の中では「ああそうか」、で終わっていたと思う。
戦うって言っても国家と戦うとか、悪の組織と戦うとかという大袈裟なことでなくて、普通に生活していると、(誰かと揉めるとかじゃなく)後から後から起こる現実を乗り越えるメンドウ事と戦わざる得ないでしょう。(極めて小さなレベルでの戦いですが)
でもそういう実感がいつのまにか惹かれていく気持ちの奥底にあると思う。

話を戻して、最終審査に残った3人をボクサーに例えると、
ガードは甘くても1発の破壊力のあるハードパンチャーがサンティーノ。
攻防兼備でバランスもセンスも良いのがダニエル。
クロエは小さくまとまり過ぎて、正直ちょっと落ちるように感じてました。

ショーを見た感想も妻と珍しく意見が一致して、優勝はサンティーノ。
ダニエルは私は評価してましたが妻はダメとのこと。
ところが専門家3人の出した答えはなんとクロエ!

ちょっとビックリだけど結果は結果だ。
成功して欲しいですね。
そしてみんな良くやったと思いました。

でもこの前偶然テレビで見た(NHKのBSだったか?)ジョン・ガリアーノのショーは凄かった。
完全にアート。それも余人を持って変え難いほどの。歴史に残るクラスでの。
ただもう美のパワーに囚われ、見とれたもんね。
まぁ、使う予算も桁違いだろうし、これからデビューする新人選手と、すでに伝説になっている名選手を比べるようなものだから公平じゃないけどさ。

その後で放送したシャネルも美しかった。
ファッションショーって偏見を持たずに見るとかなりオモシロイと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

July 01, 2007

Project Runway2/プロジェクト・ランウェイ2

前回、何気なく見始めたらすっかりハマッテしまったプロジェクト・ランウェイ。
シーズン2がスタートしました。
すっかりキャラが気に入ったスカーレットもでないし、選ばれた新人には馴染みはないし(当たり前だが)、で疑惑のまなざしで見始めましたが、やはりオモシロイ。

デザイナー全般のレベルは明らかに前回より高いです。
この番組の醍醐味は、ともかく自分でも真剣に見ること。
落ちるのは誰か?
優勝は誰か?
その根拠は?

当っても外れても、自分の審美眼が試されているようで刺激的です。
要領は先物取引と同じ。
自分の下した判断が外れても、正しいのは市場。
この番組なら審査する3人の判断。
でも結構当ります。
今回も落ちる一人は当てました。
優勝者は2位かと思っていた。
ランウエィを歩く数秒での判断だから、自分のセンスも満更ではない、と自己満足に浸れます。

司会のハイジ・クラムのドSぶりも健在で、最後まで意地悪くハラハラさせるのは、1年たつと懐かしい気がしてくるから不思議。
再挑戦のダニエルは良かったね。
ラストで消えた女性も、態度が高感度でした。

優勝したサンティーノは、(先日亡くなったボクサーのディエゴ・コラレスに似てる)前回のスカーレットと同じようなポジションになる気がする。
独創的だけど、作品にブレがでる・・・
だから最終優勝者は、あの中年の女性、と予想します。(まだ最初で作品と顔が一致しない)
完成度が高くてエレガントで、前回のカーラ・ソーンより上と見た。

この番組は進むに連れてデザイナーごとの個性が明らかになる過程が楽しめたり、お気に入りのデザイナーがテンパッテ、オカシナモノを作ってしまって心配したり、ともかく一緒に興奮できます。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

November 24, 2006

マーク・ジェイコブスは天才@ルイ・ヴィトン

村上隆の「芸術起業論」の中に
「ぼくはルイ・ヴィトンとコラボをしてブランド・ビジネスがどれだけ過酷なものか知りました。
欲望だらけの人間を一挙に束ねて商売をする中で、大勢を幸せにするというすごさ」
という1文を見つけ意外な驚きを受けました。

ヴィトンなんて、あのバックを型通り造っていれば幾らでも高値で売れるこれ以上楽な商売はないんじゃいの、と思っていたのです。
それで、たまーに、新作だしてさ。
後は悠々自適というか、仕事といっても半分遊んで暮らしているようなイメージ。
優雅に暮らして感性を養う、なんて言ってさ。

そういうイメージが少し変わったのがランウェイという番組を見てからで、
なるほどこの世界は「流行るか、消えるか@ハイジ・クラム」、のトラブルと競争の熾烈な世界なのね、と遅ればせながら気がついたのです。

前の記事を書くとき、なんとなくLVのサイトに飛んで、コレクションを見たのですが、カッコ良いです。

いわゆる大量生産の工業製品(商品)に心を揺さぶられる美的感動を受けたのは、昔のフェラーリ以来でしょうか?
この見とれるだけで夢の世界に浮遊するような感覚は、1流のアートの証だと思います。

このショーは、ホントにファッションに詳しい人には、しょせんプレタだし、バック付の変形バージョンだし、出てくる服はカジュアルに過ぎる、ってことにもなるのかもしれませんが、私は普段見慣れているわけでないので充分驚きでした。

確かにこれだけのデザインを描き素材を吟味して縫製しショーに仕上げるというのは、生半可な才能と気力では無理だろうな、と思うのです。

現代のモード界は、パトロンを顧客に据えた、昔の芸術家達のような、ある種のアートの領域になっていることを知りました。

| | Comments (0) | TrackBack (2)

November 03, 2006

妻に誕生日プレゼントを買う

自分だけ買い物をして罪悪感に襲われたので、妻にも何か買って行こうと思いたったが
そういう経験がないので思い浮かばない。
アルマーニのお姉さんに「妻にプレゼントをしたいんだけど、何かアイデアは」と期待もしないで聞くと、「この季節ならショールなんてどうか」と言われる。
なるほどね。
聞いてみるものです。

下に降りて探すけど女性ブランドも分からない。
最近は太ったからラージサイズかな、と思ったけど買っていったら殺されそうなので、
結局、ボスとアルマーニを見て迷ってって上(大丸は5階が紳士服、4階が婦人服でなんと店内のレイアウトも同じ並びだった)と同じ展開になる。
今度はアルマーニの勝ちってことでマフラーを。
それだけだと悪いのでブルゾンも買う。

帰ると「入るかしら、入るかしら」と最近の肥満を恐れてやけに丁寧に包装を解く。
開けてサイズが合わなかったら返しに行くから、と言い出しますが9号が入りました。
気に入ったようです。
誕生日プレゼントなんて何年ぶりでしょうか?
どうもスミマセン。
なんせ自分の分も買わないからね。

それから8階のスエヒロで食べたけどまったく足らない。
でもクルマじゃないからビールが飲めるのが嬉しい。
食欲がそそられてもっと食べようと思ったけど、さっきパンツを合わせた時のサイズを思いだして断念。
運動しているんですけどね。
年取るとすぐ腹が出ます。
という訳で帰ってから筋トレとバイクをやった休日でした。
明日は仕事です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

大丸に服を買いにいく

怠惰で出不精なので服を買いにいくのは大嫌い。
でもだんだん尽きて着たので今日は思い切って行きました。
目指すは、大丸東京店です。
クルマで行こうかと思ったけど、何気に眠いので電車でGO!
活字中毒なので本は必須。もってくのはスタンリー・エリン「特別料理」にした。
京極夏彦はやっと読了。
軽くてすむのがありがたい。

服を選ぶ時は直感で選びます。
直感の源は発色。
色を見て惹かれるのから手に取ります。
5階について各店をグルグル回り、まずポールスミスで良さ気なパンツを見つける。
合わせてもらい、まずは1本。
他にブルーのジャケットを発見。
スゴイ派手なんだけど、発色が最高にcoolなので着てみたらチンドン屋状態になった。
速攻で却下。店員さんも勧めない。

それからともかく早足で各店を歩く歩く。
ぱっぱと見てピンと来たら入ってみる。
ダナキャランNYでまたcoolなブルゾンを発見。
茶色に微妙なオレンジがかっていて溜息物です。
で、合わせてみると色が違うんだよ。
なんで?と首をかしげていたら、照らすライトにかなりオレンジ色を入れているのでした。
選ぶときは場所を変えて慎重にみましょう。

それからHugo Bossで物凄くカッコイイレザーウエアを発見。
イタリアンラムの皮をガーメントウオッシュ加工してあって感触から贅沢で、これは出会いの予感。
いったん取り置きにしてもらう。
でもパンツはイマイチ。
しょうがないので最後の手段としてアルマーニに行く。
アルマーニはカッコいい人が着てるとカッコイイケド、自分で着るとガッカリするので本当は、試着もしたくないのだ。
それでも色の良いのを一枚選んで試着室へ。
着てみると、ゆったりとしたアルマーニ・フォルムがカッコイイ!
パンツだけね!
軽くて肌触りも良いのだけど、いつもどおり似合わないなぁ・・・
ジョルジオのデザイン・コンセプトと私の足の長さには構造的な意見の食い違いがあるようです。

「一番、フォーマルというかツマラナイデザインのある」
と聞いてそれを試着。
結局それにしました。
それから見ているとダウンコートも良いのがある。
値段も随分こなれたよ。
ボスのジャケットと迷うけど、結局長く着られるだろうという点から軍配はボスに。

アルマーニ店でカード切ってる間に思ったことは次回の記事。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

October 24, 2006

プロジェクト・ランウェイ/NYデザイナーズバトル

12人の新人デザイナーが課題ごとにコンペを繰り広げ、一人ずつ落とされます。
ただ最後まで勝ち抜くと「ELLE」の後援でコレクション・デビュー出来る、という審査番組。

冷酷な司会と制作総指揮がハイジ・クラム。
元トップモデルで美人すが、まぁやることの残酷なこと露骨なとこはまさに悪魔で、同じ「ファナル・アンサー」でも、我が国の、みのもんた、とは食ってるモノが違うって感じです。

ネタにされる新人デザイナーも、最初は誰が誰や分かりませんでしたがすぐに個性が出てきます。

抜群のキャラクターを見せるのがオースチン・スカ―レットという、一見(ホントウに一見です)ハンサムな23才の男性なんですが、
女のデザイナーが、服に大きなリボンを縫いつけたりすると
「ここは縫っちゃダメ!もっとふんわりみせたいの!」
なんて怒ったりする。
「古いお城に捨てられたお人形みたいにするの」
なんてことも言ったりします。

これだけ読んでると気持ち悪く感じる人も多いと思いますが、実際に見るとかなり笑えて、予算100ドル、時間は一夜のうちなんて条件で創り出す服も高い完成度と独創性に満ちてます。
この人を見てると、有名デザイナーのゲイ率の高さは脳生理学的に解明の余地があるのでは、なんて考えます。

実は私、こういう審査番組は極めて真剣に見るほうです。
そしていつも誰が勝つか事前に言葉に出して言ってみることにしています。
事前の予想を言葉の上でもカタチにしようとすると緊張感が増し、結末も盛り上がって見られます。

今はこういう状況です。
先はどうでしょう?
そこで自分の立場(まさにポジション!だ)を鮮明にしておくのは、投機と同じ醍醐味だったりします。

| | Comments (0) | TrackBack (0)