テニス

July 07, 2008

08ウィンブルドン男子final! Thank you!Mr R`s&Congratulationsラファ

全仏が終わってからずっとこの日が来るのが楽しみでした。
でもトーナメントですから、実現するかどうかは実力次第。
そんな二人がセンターコートに戻ってきてくれただけでまずはthank you.
片や122年!ぶりの全英6連覇を賭け、片や史上二人目の全仏、全英の同年制覇を掛けた究極の決戦は実現したのです。

そして2日掛かりで見終わった今、言えることは同じ単語、thank you.Mrロジャー&ラファ、それ以外、まったく言葉もありません。
フルセットの試合時間は、史上最長の4時間48分。
芝で65連勝中のフェデラーが2セットダウンから盛り返し、最終セットは9-7
途中雨で二度の中断をはさんだトータルタイムは7時間に迫るものだったでしょう。

テニスという範疇を超えて、「戦う人間の意志」を見せつけたという点で、スポーツ史上に燦然と輝く1戦となりました。
長らくアンタッチャブルだったボルグvsマッケンローの伝説も超えましたね。

試合は全仏と同じ戦略を取ったナダルがペースを握ります。
ともかくフェデラーのバックを徹底して攻める。
精緻な技巧を力でねじ伏せる戦略は効果的で、フェデラーまったくストローク戦では勝ち目がない。
ストロークで押しまくられるから、ネットに出られないし、出れば出たで鬼のパッシングが飛んでくる。第1セットはセットポイントを取られた時点でフェデラーの負けかと思ったら、二転三転、最後に制したのはナダルでしたが、見応えのある攻防でした。

第2セットは一転してフェデラー覚醒!
芝の帝王は失セットに怒り、凄味のあるサーブでエースを連発。
いつもと次元の違う気迫に、普段はフェデラー、変身前のフリーザなんだな、と思う間もなく不意にサービス頼みに不安がよぎるとすかさずナダルが逆襲。
怒りの大天使フェデラーにドラゴン・ナダルが噛み掛かりブレークバック。
タイになった第8ゲームで、あらゆる技巧と力を尽くして走り回る二人は、ほとんどリアル天下一武道会!
制したのは跳ぶように走り勝ったナダルでした。
これでセットカウントは2-0!

ただこの時点でドラマはまだ序盤だったのだから恐ろしい。

第3セットもフェデラー、ナダルをブレークしきれない。
5-4まで進んだところで雨でサスペンデット。
今日、仕事だったので、録画に切り替え、私の一日目も終わりました。
でも正直、2日に分けて見て正解だったよ。

寝る前につらつら思うに、この試合、フェデラーに勝ち目はないだろうということ。
ナダルの単純な戦略、バックの力比べに対し、フェデラーは解答を持たない。
力と走力が精緻な技巧を破った試合になるんだろうなと思って朝食時から小刻みに見始めたのですが、第3セットはタイブレークにもつれ込みフェデラーが奪取。
とりあえずストレートは免れたという印象でした。

そして弟4セット。
フェデラーはどうしてもナダルのゲームを破れない。
素晴らしいサーブを入れ、フォアで圧倒した後にネットに出ても、ナダルは信じ難いほどコンパクトなバックスイングとフォローを取っただけのショットでフェデラーをパスする。
何故にあれほどスピンが掛かる?角度が付くのか?信じ難いショットの連発。
そして再びタイブレーク。
ナダルのチャンピオンシップポイントまで行く。
フェデラー敗北、と思うとサーブが来る。
さらに輝くようなバックのダウン・ザ・ラインが来る。
これが来ないとフェデラーはナダルには勝てない。そしてそれは来た。
結果はなんと10-8でフェデラー。
セットは2-2
完全な互角。

最終セットはタイブレークなしの2ゲーム連取。
完全に打ち負けていたストロークでも互角の勝負になり、ついにフェデラーのレーダースコープは、ナダルのショットを捉えた。
これはフェデラー、八十数年ぶりの2セットダウンからの奇跡の逆転か、と思う場面もありましたが、互いに譲らずセットは進みついに9-7!
暮れなずむウィンブルドン、センターコートに泣き伏したのは新チャンピオン、ラファエル・ナダル!

最終はやはり体力だったのか?
ナダルには素直に感動しました。
一方、茫然たるフェデラー、ガッカリすることはないと思う。
今日の二人は伝説になるだろう。
見ることが出来て本当に良かった。
世界中がそう思っているよ。

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June 27, 2008

NYで株は暴落するし、シャラポワは負けるし、ユーロの準決はあるし

昨日は外国為替と日経先物OPのデーター入れて、ロラン・バルトの記事を書き終わった後、トレーニングを試みるも疲れていてヤメ!
風呂に入ってからNYの市況を見ると暴落の様相。
システムは順バリでも逆バリでもない、流れが出るまでの時間待ちで、ポジション取るなの指示だったのですが、どうも弱そうなので裁量でファー・アウトのプットを買っていた(2枚だけ!セコイ!でも確信なかったし損したくなかったから)

オプションは色々便利な反面、流れが出ると面倒だ。
要は僅かでも利確して終了するか、持ち続けるか、ポジション増やすのか?
増やすならファーで行くのか、期近で行くのか、期先に乗り換えるか、ニアに移すのか?
先物なら乗っていくだけなんですけどね。
綾波レイちゃんのフィギュアに囲まれて考え、システムからこんなものんだろ、と注文入れて、それからもう寝ようとNHKをつけるとナダルが試合をしている。
どうせ勝つんだろう、この段階じゃ録画はしないよとBSに移るとシャラポワもやっていある。コッチも勝つんだろう、それにしてもウエアはイマイチね、と歯磨きしながら見ていると雲行きが怪しい。
今晩というか、今日の未明にはユーロのセミファイの録画が決まっているので、見切れないなと思いながらも万一を考えて録画。

起きるとNYは暴落で、注文の指値は入るかな、入らなければそれはそれだと朝食時にシャラポワ戦を見る。
ラリーで押されると、合いかわずそっくり返って打つ癖が治ってないシャラポン。
コーチー変えた方がイイんじゃないかなぁと思う。
アナはもっとしっかりしたフォームを持っているもんね。
見切れずに仕事開始。
昼食時にも見る。
これじゃユーロにたどり着くのは何時になるだろうと思っていたらあっさりストレート負け。

ユーロSFのドイツvsトルコには呆れた。
トルコ、怪我だのイエローだので8人!出場停止だったから、ドイツ、余裕のよっちゃんかな(←ダサイ)と思ったらトルコに攻められてなんと先制された!
ドイツ、なんか動きがおかしい・・・スイスとオーストリアだよね、共催。
環境、問題ないだろうに、なんでコンデション作れないのか不思議。
それでも明らかにトルコの格下キーパのミスだのなんだのから同点、逆点したから勝ちだろうと思ったら、ラスト4分にまた同点!
美しいゴールだったし、トルコ凄いけど、ドイツもだらしない。
最後に突き放したのは、まあゲルマン魂流石だったけどね。

で、今日のスペインvsロシアは素晴らしかった。
特に後半のスペインは圧巻!
ビジャがいなくなったからどうなるだろうと思ったら、変幻自在にパスが回る回る、個人技も魅せる。
ファンタスティックでした。
お気に入りのデコッパチ、イニエスタも活躍してまずは順当に決勝に。

楽しみにしています。

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June 09, 2008

全仏ナダル4連覇!  なんかスゲエもの観ました!

セミ・ファイナルでターミネーターT1000型(ジョコビッチ)を一蹴したナダルでしたが、フェデラーもヒゲラス・コーチの薫陶よろしくナダル対策はバッチリ!の自信表明。
自らのスーパー・テクニックから、ボールを呼び込んで相手の逆を行くチェス・テニスを展開していたので、手持ちのカードの多いフェデラーなら勝てないまでもフルセットの熱戦になるんじゃないか、と思っていました。
要はパワーと体力のナダルか、頭脳とテクニックのフェデラーか、ってことでしょ。

ところが試合が始まるとナダルの一方的なペース。
ナダルスーパーショット連発で、そうなるといつものフェデラーでは考えられないミスも出てきて、フェデラー露骨に「嫌な顔」をし始めます。

これ、前の試合で、ジョコビッチも同じような表情をしたんですよね。
ターミネーターT1000型に嫌な顔させるってのは、ナダルと打ち合うのって、相当なストレスなんだな、とは思ったものの、真摯なナダルと比べるとジョコビッチ、人間が出来てないな、コレは伸びしろないかもしれんと思ったんですが、フェデラーまで嫌な顔しているとこみると、人間なら仕方ないのか・・・

なんだかタイソンが出てきた時を思いだしました。
タイソン全盛時、一番印象的だったのが相手の嫌な表情・・・もうコイツには人間じゃ勝てないよ、っていう本来ファイターというか一流のアスリートなら絶対持たないはずの顔。

正直、ラブでゲームを落とし続けるフェデラーを見る機会なんて一生ないって思っていた。

それでも第二セット、ブレークされてから鋭いストレートのパスを決めた辺りからフェデラー覚醒!
でもそうすると、ドラゴン・ナダル、界王拳の倍率を軽―く上げて突き放し。
第三セットはなんと6-0の結末!
結局、今年の全仏、7試合で失ゲーム41、ブレーク51!!!
なんなんだよ、この数字!

最後にラケットブン投げるナダルカッコ良かった。

この試合は伝説決定ですね。
人類史上、究極のクレー・コート・プレーヤーとはいかなるものか?
その姿を見させていただきました。
合掌!

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June 08, 2008

全仏制覇! 「美しき継承者」、新女王アナ・イワノビッチ誕生!

アナ・イワノビッチは萎縮していた去年から大きく成長し、第一セット第一ゲームから伸び伸びと打ちまくり、終始ペースを握り危なげなく優勝を飾りました。
デイリー・プログラムはアナを「美しき継承者」と称したようですが、私も6月4日の記事に書いたように、アナの優勝は世界に待ち望まれたものでしたね。

アナは見た目が丸っこく穏やかに見え、かつてのグラフの凄みやセレスの強靭さ、ヒンギスの強かさ、姉妹の野生(スミマセン)、ミス体育会という感じのエナン、シャラポワの闘志にくらべてどうも貫禄に欠けるという評もあるようですが、すでにすべてのショットが極めてバランスの良いフォームから打ち出され、プレイスタイルも攻撃的で女王の資格はすでに充分でしょう。
コンパクトに振り切るバックハンドのダウン・ザ・ラインと、長身の体をさらにジャンプさせて放つフォアの逆クロスは、威力、安定感ともに歴代のチャンピオン達と比べてもまったく見劣りしません。
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これで女子テニス界、しばらくは安泰ですね。
男子の2強も素晴らしく魅力的ですから、今は案外プロ・テニストーナメントの世界は全盛期なのかもしれません。

とりあえずオメデトウ、アナ・イワノビッチ!

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June 06, 2008

女子テニス界に女神は微笑むか? Finalへ! アナ・イワノビッチ

一つのスポーツが人気競技になるには何が必要か?
地道な草の根運動? 巨大マネーのバックアップ?
答えはno!
それらはみんな無駄なこと。
プロスポーツが発祥して以来、一つの競技が人気化し、多くのスポンサー・マネーを吸い寄せるのに必要なのは、たった一つの条件しかない。
それは誰からも愛されるスーパースターの登場!
これだけが必要条件であり、十分条件。
そしてそのスーパースターは、人には絶対に作れないものの一つ。
一人の有望選手をスーパーの付くスターにしたてようと、どんなにお金を掛けて宣伝しても、本物でない存在は多数のファンを魅了する輝きを持つことがないのが世の不思議。
まさに彼等、彼女等は、気まぐれな神の恩寵のままに存在するのみなのだ。

06全仏、女王エナンを失った女子テニス・トーナメントのSF。
対戦するのは、同じセルビア勢同士、アナvsヤンコ。
ヤンコビッチは不調の腕のサポーターにI love Paris.と入れる気の使いよう。
その理由は対戦相手のアナ・イワノビッチの人気にある。
小姑根性バリバリのパリの観客すら魅了するアナの人気は、遠慮のないパリっ子を敵に回る厄介な要因になりうる。
ヤンコビッチには気の毒だけど、この試合、始まる前からハンデはあった。

試合はメンタルの弱いアナが出だしから不調。
サーブは入らずショットは伸びず。
第一セットを4-6で失うものの、途中から振り切ったように打ち出して6ゲーム連続奪取!して第二セットを6-3で奪い返し観客を沸かせます。
それにしてもパリっ子のアナへの甘さはどうだ!
サイドに打ったボールは微妙でも明らかにアウトなのを取ったことにしてさっさと席に帰るアナ。

さすがにヤンコが抗議して判定が覆ると、それにアナが抗議!
ローランギャロスを見慣れたファンならこの後の修羅場は想像がつくだろう。
普通ならそんな不遜な選手は絶対に許さないのがパリ流儀。
圧倒的な罵声を浴び続けることになるのに、少々の不満の声もあらばこそ。
アナは応援され続け、ヤンコの微妙な判定抗議には不満の声が上がりかかる。

・・・去年、すでにウィンブルトンはアナに恋をした、と報じられたが、どうやら難攻不落のパリもアナの魅力に屈したようだ。

確かにテニスは魅力的。
極めて攻撃的なテニスが持ち味で、終始ベースラインの前で動いて、相手のボールのトップを叩く!
それを自在に打ち分ける技量に加えて、コンパクトに振り切るバックのスイングは超速で見所満載。
サービスでもリターンでもエースが採れるし、なによりエイショ、エイショって日本語の掛け声みたいな声と、決まったときのクルっと回るガッツポーズは非常に可愛い・・・
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はい、そうです。
私もファンです。
昨日、2Chの実況でも書いてありましたが、アナが出なかったら、私もファイナルは見ないでしょう!
そう、こういう存在がスターなんです。

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June 04, 2008

06全仏、祝福される新女王?アナ・イバノビッチと嫌われるシャラポワ・・・そしてナダル、誕生日オメデトウ!

嫌われる?シャラポワ
第四回戦で、シャラポワは完全に復活していまた。
巨体を生かしたショットに当たりが戻り、充分パワフルで、なんとドロップショットまで巧くなっている。
華麗な容貌からは想像もつかないストイックな生活とハードな練習の賜物でしょう。
ただ打っても打っても勢いの殺されるレッドクレーには、シャラポワの豪打で圧倒するプレースタイルは相性が悪い。
さらに相手のサフィナは、男勝りの太い腕を誇る猛女で、将来は広大なスラブの沃野が産んだ肝っ玉お母さんになりそうであり、燃え盛り剥き出しにされる闘志には、未来の旦那の運命、行く末すら気がかりになるような選手でした。

シャラポワはセットポイントを取られてからドロップショットとネットに出る勝負魂も健在。でも1本だけだったマッチポイントを逃すと後はサフィナのペース。
例によって観客は完全にサフィナ寄り。
パリの人って美人嫌いで、なおかつ苛め好きですよね。
中継のセンスは抜群と思うけど・・・

どこまでも愛らしいアナ・イバノビッチ
顔からスタイルまでなんとなく丸っこいアナ・イバノビッチ。
ガッツ・ポーズまで女の子らしく、打つ時の声もシャラポワみたいな叫びでなく、ヨイショ、ヨイショで可愛いです。
このキャラクターには煩さ方のパリ市民も嫌いになれないようで、応援されています。
シャラポワが勝負に掛ける時の表情が「凍りの氷山」を思わせる決意なら、声から柔らかいアナには「日溜りの暖か」さが連想されます。
同じようなガッツの表明でも、氷山の硬さには反発されても、日溜りに包み込まれると共感したくなる。この違いは大きいよね。
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そんなアナの今回の相手は、失礼ながらまだやっていたの!というパティ・シュナイダー。
懐かしい・・・
ふわふわのロングヘアーを後ろにポニーでまとめる愛らしさは昔のまま。
柔らかなショットに抜群のセンスを示し、この方辺りが出てきてくれると、エナン喪失でめっきり寂しくなった女子テニス界も楽しくなります。
試合はガチ殴りみたいだったシャラポワvsサフィナ戦とは打って変わって、柔らかなボールも混じったマターリ女子のテニスの試合って感じでアナの順当勝ち。
アナの優勝は世界が望んでいる気がします。

ハッピー・バースディ、ナダル!
来客があったので録画していた第1セットはあまり見られなかったのですが、2セット以降も完璧でした。
いつもドラゴン・ナダルと悪役扱いしてますが、歴史に残る名選手なのは確かです。
この試合もあくまでフェアで真面目で、好印象。
次はジュコでしょうが、ナダル持ちで応援します。
今年、4連覇の掛かったレッドクレーの怪物。
この選手を見られることもまた幸せですよね。
フェデラーとナダル、この両選手を同時期に見られたのは、1テニスファンとして非常な幸運だった、と10年後に振り返ることになるかもしれません。

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June 01, 2008

全仏オープン前半概観:美しきフェデラーとドラゴン・ナダル、運命の行方は?

のろくさい赤土のコートに意地の悪い観客、テニスのグランドスラムの中では一番嫌いな全仏が始まりました。
あまり見ていないのですが、さらっと見た範囲での感想と今後の展望、希望を書きます。

1)シャラポワは上り調子になれるのか?
2回戦を見たのですが、散々だったらしい1回戦よりマシのようだったものの、出来はかなり悪いですね。
もともと美しいテニスをする選手ではありませんでしたが、今大会は特に酷い。
それでもシャラポワの試合を見るのは、あくまで自分の運命と戦うワルキューレのような闘争心、意思の力に感動出来るからです

ただそうは言っても限度というものがあり、この出来だと応援する気も失せるかも・・・
3回戦以降の調子が鍵でしょう。
それでも今回用意された、濃紺のシックなウエアとコーディネイトされたティファニーのアクセサリーは見せますね。やっぱりビジュアル面は抜群です!

2)アナ・イバノビッチは優勝か
ブレイクして1年がたち、プレーに非常なる安定感が出てきました。
ショットの切れ、試合の流れを作り出す構想力、共に大きく進歩していて潜在力が開花しています。今なら一番優勝の可能性アリ、と感じます。
課題は去年エナン戦で見せたようなメンタル面でしょうね。

3)ドラゴン・ナダル
ダイジェストでベストショットのみを見たせいでしょうが、地の利を得たナダルはまさにドラゴン。
赤土に燃える龍の迫力です
極太の腕が振り切られると、打ち出されるボールは強暴な生命を持つもののように、うねり、まさしくそれは炎を吐く龍のよう。
ジョコビッチ戦でどう戦うのか注目します。
フェデラーがテニスの大天使ならジョコビッチは小天使。
ジョコビッチには、露払いの役回りを期待したいです。

4)大天使フェデラー様の戦略は、チェスのごとくに「逆を行くこと」でした
本来シャープなボールが持ち球のフェデラーに、球足を殺す全仏のレッドクレーは大きなハンデです。それでは3回戦、アンチッチとはどう戦うのかと見ていたのですが、フェデラー様の採った戦略はあくまで相手の逆を突くこと。
相手の逆を突くなんて、言うだけ、考えるだけなら簡単なんですが、あっさり実行出来るのが、テニス界の大天使ロジャー・フェデラー様ならではで、もう完璧。
クロスで振って、ダウンザラインに決める。ネットを取ればドロップ・ボレーを落とす。
こうやってこうやるとこうなるからこうする・・・
なんだかテニスというよりチェスを見ているようでした

この選手を現役で見られるのは幸せです。
真に優れたアスリートは芸術家ですから。

決勝は、女子はアナvsシャラポワで。
男子はドラゴン・ナダルvs大天使フェデラーが見たいです。
大天使はいかにしてドラゴンを倒すのか?あるいは倒されてしまうのか?
全英や全米みたいに絶対フェデラーに勝って欲しい、という大会じゃないから、その点は気軽に見られるのが救いですかね。

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May 17, 2008

ジャスティーヌ・エナン引退の衝撃

女子テニス史上、最も美しいバックハンドを打つ現世界ランク1位のジャスティーヌ・エナン選手が突然の引退発表です。
女子プロテニス界は、非常に大きなリソースを失ったことになり、間近に迫った全仏オープン・トーナメントへの影響は隠しきれないでしょう。

エナンの存在は、近年、とみに選手の大型化が進む女子プロトーナメント界で、一人167㎝の小柄な肉体を躍動させて戦う際立った存在でありました。
その上で勝つ!
他を寄せ付けないチャンピオンであった。

またシャラポワやアナ、バエディソバなど派手な美貌と華麗なコスチュームが彩るのが当たり前になったコート(それはそれでとても素敵なんだけど)では、逆に彼女の白一色のシンプルなウエアは、なんだか体育会のキャプテンようにも見えて、なんとはなしの懐かしさを呼び起こすと共に、浮かれすぎるコマーシャリズムに対する清涼剤でもありました。

腰を落として低く構え、一杯まで溜めると、そこから一気に打ち出されるボールはまさに弾丸!
そんな要塞砲台と化した彼女が見られなくなるか、と思うと、非常に残念でなりません。

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January 27, 2008

08全豪、ターミネーターT-1000優勝! ツォンガは存外イイ選手

全豪の決勝は、ジョコビッチとツォンガという組み合わせ。
ジョコはともかくナダル戦を見ていなかったので(個人的にフェデラー・オタなんで、むしろナダル怖いナダル怖いと思い続け、逆にナダルが負ける心配はしていなかった)、ツォンガって誰よって、感じで見始めたんですが、ネットに出る足からスムーズで、プレーも淡々としているのが好感度!

何より、今時の男子選手とは思えない、ゆったりとしたボールでラリーに付き合ったかと思うと一転、剛腕を振りぬく強打が印象的で、すっかり気に入っていましました。
私はどんなスポーツでも緩急のついたプレーって好きなんです。
「速度には美が宿る@イタリア未来派」の言葉ですが、個人的には「加速にこそ美が宿る」と思っています。
一番好きなサッカー選手は、全盛期のロナウドなんですが、あの人もタラタラ歩いていたかと思うと、パスが出た瞬間、次元を超えるようなスピードで走りだしましたよね。
会場にはモハメッド・アリの写真も振られていましたが、私はむしろそのロナウドを思いだしました。
クイック気味のサーブもとてつもなく強い!

一方、ジョコビッチ(この人、ターミネーターT-1000に似てません?)は相変わらず
ドロップショットで笑らかしてくれます。

第1セットのツォンガはその本領発揮で、特にセットを取った11ゲームはミラクルショット連発!
これは新星誕生か、と思ったら、第二セットからmagicが消え始め、健闘するもプレーは荒くなり、そうなると世界3位のT-1000型は伊達じゃない。
押し切られてしまいました。

ps
ナダルもフェデも出てない決勝はある意味新鮮でしたが、やっぱり物足りないな。

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January 25, 2008

全豪オープン女子雑感 なごみ系には女も甘い?&諦めていなかった妖精

1)和み系には弱い同性?
QFでのもう一試合はアナとビーナス。
すっかり成長したアナ・イバノビッチもさすがに苦戦かなと思ったら、ビーナスにいつもの迫力が見られず決着してしまいました。
ここで思いだすのは突然ですが、シャラポワです。
一時期、(上位選手ですが)シャラポワとやるとみんな対戦相手が異常に強い。
元から強い選手たちなんですが、ともかく燃え上がる闘志が半端じゃなくて、死んだようだった選手まで、シャラポワ戦では復活してしまう。この選手、強いとは思っていたけど、これほど強かったかなぁ・・と思っていると勝ちあがった次の試合は元に戻る・・・
なんだかちょっと気の毒でしたが、しょうがない。
私は男なので、女性が同性に対する感情というものは分からないのですが、やっぱり長身、ブロンド、男性に騒がれて、CMにカメラマン多数、なんて上に、甲高い叫び声を聞かされていると燃えるものがあるんでしょうか?

逆に、アナは顔から身体から丸くて、試合中の声も「よいしょ、よいしょ(と聞こえる)」と、どこかのんびりしていて、肘から身体まで捻るガッツポーズも可愛いんだよな。
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ファイトはあっても、なんだか相手の気持ちを刺激しない。

テニスのトップ選手たちというのは、体育会の頂点みたいな連中でしょうから、負けず嫌いは当然なんでしょうが、それがシャラポワ相手だとさらに刺激され、死んでも負けるか、って気になって、逆にアナだと、この娘なら・・・まぁいいか、とは思わないまでも、ちょっとは差がつく気もしました。
勝手な邪推ですけど・・・


2)諦めてなかった妖精
淡々と目立たずに試合に出続けていたのは知っていたんですが、美人プレーヤーに期待するのは、クルニコワ、ドキッチあたりで懲りてしまい、さらに摂食障害まで患った彼女には、もう期待は出来ないな、と思ったので、今回の勝ち上がりには驚きました。
随分苦しいこともあったと思うのですが、復活オメデトウ。

「私はGSのfinalに相応しくない選手じゃない。そう自分で信じられるようになった。随分、時間が掛かったけれど@ハンチュコワ」
泣き顔の彼女にそう言われるとジンと着ます。
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それでもイバノビッチには勝てないだろうと思ったら、長―い腕をしなやかに振りぬいて、伸びのあるボールを、ともかく広角に散らしてくる。
これが復活した彼女の行き着いたスタイルなんでしょう。
でもこの程度ならと思えばこそ、オカシナ緊張しまくりアナはまったく付いていけずなんと第一セットは6-0!
ハンチュコワの試合は、甘美な敗北を味わうためにある(笑
と言ったのは誰だ!
俺ですけど、こんなハンチュはあり得ないな、と思っても第二セットも2-0!
ホントにハンチュが勝つのか、と思ったところでアナ覚醒!
呪縛の解けたアナにはやっぱり勝てませんでした。
でもアナは変に硬くなる癖がありますね。

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January 23, 2008

全豪オープンQF  vsエナン  シャラポワに優勝の予感

今年もテニスシーズン開幕ですが、女子の注目はやっぱりマリア・シャラポワ。
最初にダベンポートとの試合を見て思ったのは、サービス時のトスがより高くなっていて、腕の振りが大きくなり、正確さと威力が上がってました。

さらに肩の故障が治ったのか、グランドストロークでより高い処から叩ける。
全豪のコート、リバウンドエースは、ボールが高く跳ねるので、長身の彼女がより高い位置から打ってくるのは相手にとって脅威でしょう。(まだ優勝はないけど、全豪はシャラポワに一番合っていると思う)

ネットプレーも以前よりはだいぶ上達しています。

今回は行けるんじゃないの、と思ったのですが、QFの相手はエナン。
ここでエナンと当るとはツイテないな、と思ったんですが、今回の調子ならなんとかなるかな、どんなもんでしょ、と見ていた所、エナンは去年の燃えに燃えた分、なんだか少しお疲れ気味で、ラリーは終始シャラポワのペースでした。
それでも女王の貫禄か第1セットのセットカウントでは、コードボールをねじ込んだり、走りに走ってミスを誘ったりと粘りましたが、高い打点で打ちまくるシャラポワの勢いは止められず第2セットは0-6の敗退!

これはエナンの調子がイマイチとしても、今年のシャラポワの調子の良さを物語る結果だったと思います。
シャラポワ、確かに美しいテニスをする選手ではありませんが、その才のなさを強い意志の力でねじ伏せるように戦う様が「運命に挑むワルキューレ」という感じで私は結構、好きなんです。

次の対戦は世界3位のヤンコビッチ。
1位の次が3位の相手で、ドローにツキはありませんが、逆に相手にとって不足なし。
上位者、全員なぎ倒して優勝しましょう。

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September 10, 2007

Real magic!R・フェデラー全米四連覇

全米のオープン化以降、初の四連覇を目指すフェデラーの相手はジョコビッチ。
弟3シードですし、前哨戦のモントリオールでフェデラーに勝っていますが、いざGSの決勝となると、あまり期待はもてませんでした。
ジョコビッチはナチュラルで強靭なテニスをしますが、すべてのパラメーターがフェデラーより劣る。
特にバックとメンタルが弱いんじゃないかなぁ・・・と思ったのです。
こうして改めて見るとナダルが負傷敗退したのは痛かったですね。
もうフェデラーを一発食うには、彼みたいな異常性がないと勝てない感じがする。

試合は淡々と始まりましたが、なんと5-5からブレークしたのはジョコビッチ。
普通の選手なら動悸が始まる処ですが、最近のフェデラーを見ていると、まったく心配出来ない。
だって勝つのはフェデラーだもんね。
でもそこからジョコビッチ、40-0まで持っていく。
ここで初めて手に汗握りますが、トントントンとジョコのセットポイントは逃げていき、タイブレーク。
もうタイブレークになったらシナリオができているようなもの。
はっきりいってホントに異常なのはフェデラーだ。
黒ずくめのウエアが魔法使いに見えてくる。
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大事なポイントではみなボールは深く威力がありアングルがついて相手は振り回される。
第二セットも最初にブレークされるのはフェデラーですが、セットポイントには魔法が掛かっており、もうブレークできない。後はタイブレークになり、フェデラーのシナリオは崩れません。

結局、フェデラーは首位連続記録を188週と更新し、サンプラスのグランドスラム14勝までもあと2つです。

彼のやっていることは、まさにReal magicだよ。

ps
全米のコートは同じハードという呼び名の全豪のリバウンドエースより、バウンドが鋭角でフェデラーに合っている気がする。
全英より全米のフェデラー最強、とあえて言ってみる。

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September 08, 2007

ちょっと綾波入ってます、チェクフェターゼ、残念@全米オープンSemi Final

今回の全米女子のドローは随分片寄っていました。
トップハーフにはエナン、ビーナス、セレナにヤンコ、イバノビッチもコッチだ。
キツイって・・・この面子は。

そんな中、ボトムハーフのベスト4には、ちょっと憂い顔で綾波が入ってるチェクフェターゼが勝ち上がってきました。
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前回プレーを見た限りでは、正直、ここまで来るとは思わなかったなぁ・・・・でもいつの間にか世界ランク5位になるのね。
トップ選手と比べると、身体も小さいしパワーも劣るのに、やっぱり何があっても淡々とプレーするとこが良いのだろうか?

今回の相手はクズネツワ・・・やっぱり勝てないんじゃない、と思ったら淡々と1セット先取。
チェクフェターゼ持ち球は今時珍しいフラット系で、それが速くてバウンドの低い全米のコートにあっているのか、ドカーンとはいかなくてもみんな返球が深くて正確です。
なんだかかつてのクリス・エバートを思いだしました。
バックも高い打点から打てるとこは時代の進化を感じます。

対してクズネツワはどうもリズムが掴めません。
クズネツワは、身体が太く、同じロシア勢でも逞しいスラブの母が入っています。
だからなのか、たまたまなのか、解説の柳さんもアナウンサーの方も断然チェクフェターゼのり。

これは勝つかな・・・なら決勝はビーナスかエナンでしょ?
なんだか苛められそう、と心配した処から雲行きが怪しくなる
スローな球を混ぜ落ち着いてきたロシアの母候補が反撃開始。
チェクは第二セットをあっさり失い、万事窮しました。

第二ゲームは激闘の中エナンが取ったようですね。
録画が途中で切れていたので観られませんでした。

優勝はエナンだろうなぁ・・・それにしてもエナンってチェクフェターゼより小柄なのに、なんであんなに強烈なボールが打てるのだろう。

驚異だよな、彼女は。

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September 06, 2007

R・フェデラー、American muscleを一蹴@全米QF night session

ちょっと前に読んだ本に、「東京なんて退屈な街・・」という記述があり、ムカっときたのですが、この時期の全米オープン、ナイトセッションを見ていると確かに羨ましくなります。
もしNYに住んでいれば、仕事の後、ちょいとクルマを飛ばせばフラッシング・メドウでこんな試合が見られるわけです・・・

全米はナイトセッションのライトに華やかなムードがあふれ綺麗なんですよね。

いつの間にかQFですが、フェデラーの相手として勝ち上がってきたのが、アメリカ期待の、そして豪快なパワーはなんとなくクルマでいうなら大排気量V8エンジンという感じの剛腕男ロディックです。
世界最速の、速いというよりボールが爆発してくるかのようなサーブと、もうこの辺が人間の極限じゃないの、というような強烈なフォアハンドを打ちます。

でもフェデラーには1勝13敗・・・世界ランクも6位なんだけどね。

それでも今回は1.2セットともタイブレークまで行きました。
でも両方取られて第3セットは1ブレークのまま終了。
スコア上なら競っているのに、安心して見ていられるのは、良いんだか、悪いんだか・・・

優雅ともいえるフェデラーと比べると、ロディックのプレーはどうもドタバタした感じ。
ロディックの豪球フォアからのアプローチを、バックからクロスで抜く瞬間!
あのショットは美しすぎる・・・

2ちゃんねる@テニス板でもこんなスレッドが立っています。

どうやったらフェデラーに勝てますか?
1 :A.ロディック:2005/09/13(火) 08:54:45 ID:6oCmBbR/
全然フェデラーに勝てないんです?
アドバイスお願いします。

2 :名無しさん@エースをねらえ!:2005/09/13(火) 09:03:11 ID:05oXHTT8
あきらめろ

8 :B.リー:2005/09/13(火) 10:31:54 ID:WsU9xKv8
考えるな!感じろ…

10 :サンプラス:2005/09/13(火) 12:10:18 ID:y/3ux1y3
くるっとね   こう くるっとね

14 :ミルカ(試合中いつも口をもぐもぐさせているフェデラーのGF):2005/09/13(火) 12:5
何か食べさせてくれたらヒントを教えてア・ゲ・ル ♪

15 :長嶋茂男:2005/09/13(火) 13:06:35 ID:WsU9xKv8
来た球を、こうバーンと打つ!バーンと

348 :名無しさん@エースをねらえ!:2007/09/04(火) 12:33:50 ID:qr7U69rU
誰か教えてあげてくれ

349 :名無しさん@エースをねらえ!:2007/09/06(木) 13:26:43 ID:0dAI2n8a
今日はコーチのアドバイス通りに
余計な事は考えずにシンプルに思いっきり攻めて戦ってみました。
そしたらなかなかいい試合ができました。
0-3で負けちゃったけど^^;

350 :A.ロディック:2007/09/06(木) 13:37:45 ID:7fKNDBM/
いろいろアドバイスもらったけどダメだった
あいつパス上手すぎ
途中子供の声援に応えてみたんだけどどうだった?
好感度上がった気がする!

あ~あ
フェデラー死んでくれないかな

351 :名無しさん@エースをねらえ!:2007/09/06(木) 14:43:29 ID:xEbe8e5q
所属先を協栄ジムにすればいいんでないの。

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July 09, 2007

R・フェデラー、全英五連覇、素晴らしい、素晴らしい、素晴らしいゲーム

歴史の掛かった07年、ウィンブルトンの男子決勝。
フェデラーの相手として勝ち上がって来たのは、野生児ナダル。
最強のライバルが互いの記録を掛けてのゲームになりました。

第一セットの立ち上がり、不調を心配していたフェデラーは、突き刺さるようなサーブと、miracleなバックハンドで、いきなり全開のスタートです。
この試合への照準はピッタリ。
いわゆる第二段階にギアを上げてるフェデラーが考えていることは、ナダルと長期戦はしたくない、でしょう。

第2ゲームでは早くもジュースにまで追い込み、フェデラー、自らのストロークでは極端にタイミングをずらしたり、かなり逃げ切りを意識しているようにも思えます。

第5ゲームでは、フェデラーがブレークポイントを握りますが、ナダルはまるで意志を持った蛇ようにうねるパスで抜き譲りません。

精緻の極限と野生の極限がぶつかり合い、白熱して輝きます。

当たり前のようにタイブレークに突入。
セットを決めたフェデラーのバックボレーは、まさに至高の美でした。

第二セット。
ラリーの緊迫感は並みではなく、互いにキープの続くゲームは進むに連れて、観ているだけでも苦しくなるほどです。
進化したナダルは、長いリーチが生きるネットプレーもスムーズで、チャレンジからブレークチャンスを握りますが、それをフェデラーは3本連続のエースで切り返します。
それは第三段階フェデラーの、歴史に残る選手だけが持てる「余分なポケットから引き出したパワー」でした。
そして5-4。ナダルはパスで抜いた後、転んで打ったボールをねじ込みセットはナダル。
1-1です。

第三セット。
フェデラーはさらにピッチを上げて追い込みますが、ナダルはコートから追い出されても太い腕で、ダブルのバックハンドを一閃させ、アングルの付いたボールを返して振り切らせません。
5-4でジュース。
フェデラーの気が遠くなるような秘術を尽くしたネットプレーにも、ついてくるナダル。どこまでも粘るナダルは、あらゆるテニス・プレーヤーの見る悪夢ですね。
その悪夢と戦うフェデラー。
この辺りで私は普通に見ることが出来なくなり、やおらビリーバンドを取り出して、筋トレを始めました(笑

そしてタイブレーク。
獲ったはサーブに勝るフェデラー。

ここで私はフェデラー、勝った、と思いました。
ナダルからゲームは取れなくても、タイブレークなら取れる。
次のセットで試合は決まる。

と思ったら第四セットのファーストゲームでいきなり、ダウン。
フェデラーも同じ思いだったのかもしれません。
勝ち急ぐフェデラーの浮き足を、ナダルを見事に掻っ攫います。
第二ゲームはナダルキープで、2-0.
ここで私はトイレに入ります。
もうこのセットは落とした。
勝負は最終セットで、後は延々たる延長があるばかり・・・フェデラーの連勝は53で止まるのか。ボルグ以来の記録は幻なのか。

ドアを開けたトイレに聞こえてくるテレビの音声は、時折の歓声と淡々たる主審の声。
取ったと思ったゲームもチャレンジで捲くられ、フェデラーがまたゲームを落としたようです。
勝ったと思った直後の陥穽・・・
暗い気持ちでトイレから出てくると、ナダル負傷でinjury timeです。

結局第四セットはナダルでしたが、Injury time以降、ナダルのパフォーマンスはわずかですが落ちていました。
そして僅かでも落ちれば、逆にナダルに勝ちはありません。

最終セット。
フェデラーは第五ゲームの15-40を切り抜けると、第六ゲームを破り、第八ゲーム、ミスの出始めたナダルにフォアに回り込んで勝負し、最後はスマッシュを決めるとコートに崩れ落ちました。

素晴らしい、素晴らしい、素晴らしいゲームでした。
試合時間は3時間46分。
前回五連覇となったボルグ、マッケンローの伝説に勝るとも劣らない1戦だったと思います。
そして伝説へ・・・そんな一戦でした。

私はおそらく一生忘れないでしょう。

ps
かつてスポーツを神事としたギリシャ文明では、オリンポスの神々が、お気に入りの英雄が勝つよう色々な計らいをしたようです。
今回、テニスの神が気に入ったのは多分フェデラー。
ナダルの負傷は、そのせいかも。
ある意味、二人の差はそれだけだったのかもしれません。

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July 07, 2007

アナ、姉に負ける、栗色娘は黒い祈祷師に及ばず@ウィンブルトンSF

昨日は番組表になかったのですが、もしやというカンでフェデラー戦の後を5時まで延長録画していたのでした。
そしてアナ登場!
NHK、気が利くじゃないか。

試合前の予想としては、シャラ戦の姉を見る限りバエ戦のアナに勝ち目なし。
作戦としては、ビーナスが、アナの
「攻められると弱いバックを突きまくる」かどうか、という事ですが、個人的にはないと思った。
久々に見る姉の身体能力はケタ外れで、こういうタイプの作戦は、自分の一番良いボールを打ちまくる、というだけでOK。
複雑に考えることは何もなしだ。

試合はその通りの展開で、例によって立ち上がりが硬いアナを、修道僧のように集中して見えるビーナスが圧倒。
黒い疾風みたいに走り、打ち返すボールは鞭のように跳ね上がる。
ビーナスの身体能力は、女子テニス選手史上でも屈指ではなかろうか。

後半、「追い詰められた時のアナ」が出て、フォアのリターンでエースと取ったり、ネットに出たり、それなりに見せ場も作ってくれましたが、そうなると、ビーナスはギャバーという悪霊まで退散しそうな叫び声を上げて逆襲。

せいぜい「エイ」、という声を漏らすアナとじゃ迫力が違った。

でもアナは可愛い。
小さなガッツポーズから、そこはかとなくたおやかな仕草まで品があり、なんかとっても優しげでふんわりしていて最高だ。
お尻が大きいとこもイイ。この重量が乗った時のショットは伸びがあってイイね(笑
なんとなく田舎っぽいとこも純朴な感じでいとおかし。
もうこれからはアナだな。
絶対応援するだっす。

ps
解説の伊達さんもNHKのアナウンサーも、みんなアナ寄りなのには笑う。
休憩中の公式映像もアナばかりだし、イギリス人にも人気なんだね。

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ロジャー・フェデラー、セットを落とすQF @ウィンブルトン

今年のウィンブルトン最大の注目点は、R・フェデラーの5連覇なるか?
ボルグ以来、26年ぶりの記録更新が期待されています。

私のテニスの最初のアイドルはボルグですが、もうイイです。
フェデラーにはなんとしても獲って欲しい。

今年も最初のゲームを見ましたが、バージングリーンの芝に帰還した王者フェデラーのプレーは美しいです。

まぁ決勝までは問題ないな、と思って昨日も試合を見始めたら、なんとQFのフェレーロ戦が順延になっていて、さらにスコアが5-5!に追いつかれている。

ゲームが始まっても、フォアにはキレがないし、いつもはmagicalなバックハンドに、信じがたいようなミスが出ている。
ストロークに冴えがないから、elegantなネットプレーも見られない。
不恰好にベースラインで打ち合うフェデラーなんて、見たくない。
第1セットこそタイブレークから獲ったものの、第二セットを落とす!

フェデラーが決勝以外!で、芝のコート!でセットを落としただけで、コッチは驚く。

第三セットは流石にギアを切り替えて、フリーザ様のように変身完了。
「こうなると私は優しくないですよ」
と云わんばかりのサーブで圧倒。
結局、事なきを得ましたが、どうもプレーに綻びが目立つ。
輝きに1点の傷なし、という感じではない。

フェデラーに関しては、熱戦とか激戦というのは見たくない。
ともかくこれほど完璧にして美しいテニスがありうるのだ、という鑑賞対象のようなゲームが見たい。

5連覇まで後二試合。
とりあえずガスケ戦はさらっと、お願いします。

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July 06, 2007

ブロンドvsブルネット 違うタイプの美少女対決@ウィンブルトン

何か気に入らないとラケットをブン投げては折るバエディソバと、栗色のはにかみ娘アナの対決です。
この試合の楽しみは両方とも可愛いこと。
という訳で、ポップコーンとビールを用意しての観戦です。

試合は、10代新星スター同士で意識があるのか、勝てばウィンブルトンベスト4の座は大きいのか、立ち上がりは共に硬いです。
打ち合いも低レベル。
でもこういう時、より強いのはどことなくぶっちゃけ系のバエディソバで、緊張が取れない優等生のアナは、あさりと1stゲームを落とすと、「徹底したバック攻め」で試合はすっかりバエディソバのペース。

相手の苦手を徹底して攻めるのは、なんとなくスケ番風です、バエディソバ。
休憩中も、小さくなって座っているアナと、どことなく「何か文句あるの」って感じのバエディソバは対照的。


第二セットもいきなり落としてアナはもうダメかな、と思った処で、優等生は開き直る。
ネットに出てリズムを変える。
優等生は、困ったときの勉強もしていたのでした。
これが成功してアナがブレークバックして第二セットはアナ。

いったん崩れるとぶっちゃけ系は弱いかな、と思ったら、第三セットは先にバエディソバがブレーク。
とうもアナはメンタルに問題ありだね。
対してバエディソバはタフに見え、繋ぎのボールでミスも少ない。
サーブもしり上がりに好調でストロークもパワフルだ。
掛け声(バエディソバの場合は掛け声って感じ)も大きくなって良く走る。

でもマッチポイントに追い詰められたところで、アナは再び目覚める。
3本しのいでゲームを守る流れは、見ごたえがあった。

そして第10ゲームはアナが捲くる。
バエは微妙な判定の後が弱い。
表面上強気な娘が、いざ追い詰められると案外脆かったりするのを思わせる。
アナは泣きそうな顔で頑張るところが可憐だ。

ラスト、体勢を崩されながらねじ込んだ執念は見事。
エナンにボロ負けした教訓は生きていた。
優等生は、学ぶんだよね。

最後はあっさりダブって終わったとこは、ある意味ぶっちゃけ娘のバエらしかった。


ps
バエディソバ、スケ番系なんて書いてゴメンね。
ここに改めてお詫びします。
リターンを待っている時の格好が好きです。
元気な掛け声も、更正した元DQNという感じで好き(フォローになってないか)
でも相手がアナ以外の時は応援するよ。


ps
休憩中の映像はアナばかり。
英国でも人気あるんですね。

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July 05, 2007

純白のキングギドラ、敗れる   シャラポンvs姉とエナンの一丁、揉んでやるわ@ウィンブルトン

餃子の閉口みたいなフリルが背中で二重になっていて、大柄な体格を後ろからみると、なんとなくキングギドラも思わせる今年のシャラポンは、絶好調の姉に負けてしまいました。

妹ほど筋肉隆々でなくても、手足が長くスイングスピードがともかく速い姉は、テニスへのセンスでは妹より上だと思います。
足もボールに対する反応も素早く、コートのどこまでも着いて来ては返すボールは、強いトップスピンがかかり着実に入る。
サーブがまた猛速。
黒人独特の身体のバネを全身から感じさせます。

今日の姉は全盛期を思わせるできで、シャラポワは、ほとんど抵抗らしい抵抗もできずに押し切られ第1セットを失うと、2セットも自分のサーブをキープするだけで大騒ぎ。
何となく最近のシャラポンは、勝負への執念も淡白で、気迫も感じられません。
神の定めた運命にすら挑むワルキューレみたいな闘志が魅力なのにな。

と思ったところで、雨で中断。
2画面にして、同じ英国はウェンブリーのダイアナ追悼コンサートを見ながら書類の整理&時間潰し。
この時期の英国の雨は、ホント運命の翻弄者だよ。
そして再開。
どうやらシャラポン、中断中、心に期する処があったようです。
ボールへの集中力が蘇って、ワルキューレ復活。
でも今日のヴィーナスでは、相手が悪かった。
シャラポンの、全ての爪を剥しても、なお昇ってやろうとする気力すら挫く、高い壁のようなヴィーナスのテニス。
この調子なら、止められるならエナンだけか?

セレナvsエナン
今日のセレナはハンタン戦で攣った足をガッチリテーピングして登場。
なんかメカゴジラならぬ、メカセレナって感じ。
エナン、1stがゼンゼン入りませんが、恐れることもなく、メカセレナを右に左に前に後ろに引っ張り回し、体育会のキャプテンが、ちょっとモンでやるわ、ってな攻めで、一丁上がり。
やっぱハンタンとはゼンゼン違うね。
ハンタン、こんな試合見たら、うっかり惚れたりするんじゃなかろうか。
エナンとハンタンか;あ・・・何か妄想が膨らんできた・・・

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July 04, 2007

7月初めの徒然は・・・ウィンブルトン、コートの妖精さん

月初めなので、朝の8時半から夜の11時まで働いています。

月曜は11時からブログの記事を書いて、一風呂浴びてテレビをつけると(今ならウィンブルトン)、BShiに、なんとハンチュ様が映っているではあーりませんか。
アナだの、チュクだのに浮気していましたが、改めて見るとはやりお美しい御身足です。

でも相手はセレナ、
勝てるはずないです。
だってボールを打つ音が全然違うんだもん。
セレナが打つ・・・ドババッギャーン!!!
ハンタンが打つ・・スコーン
ですから。

まぁ負けるまで見させていただきましょう。
と思ったら、第二セットで急に動きが良くなり最初にブレーク。
コートを駆けるハンタンは、折れそうな細身の身体を純白のミニのスコートに包み、長―い手足で、
お姿は、ホント,fairy in court。

ところが第二セット終了間際に、セレナ、ど根性!の踏ん張りでタイに。
もうダメだな、と思ったら、セレナ足を攣らせて倒れこむ。

アタック、チャーンス!
ってプロなら誰でも思うよね。
だって自分の悪さで、相手が倒れているんじゃないもの。

「え?もしかして棄権?
これってベスト8フラグ来たキタワァァ*(n‘∀‘)η゚・・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!@某巨大掲示板」
って思っているんだろうな、と少し意地悪な気持ちでハン様の表情を窺うと・・・苦しむセレナの側までバスタオルを巻いてそっと近寄る。
どう見ても心配している顔に見えます。

やっぱりなぁ、カメラで抜かれて世界が見てたら、ヤッタわーって顔は出来ない。
御主も辛い職業よのぉ~、
と思っていたら・・・
セレナ、ボブ・サップに見せてやりたいような気迫で、復活。

でも足はダメダメ。
そこでハン様は・・・まったく左右に振らず、グダグダのセレナにお付き合い。
「あたし、怪我している人に酷いことデキナイ」って感じ。
気性まで、fairy なのか、killer instinct(闘争本能)が皆無に近い。
テニスのオモシロさは、長時間、二人だけの人間が1ポイントずつ取り合うゲーム故、非常に人間性が出ること。

killer instinctを過去に一番感じた選手はグラフでした。
彼女は凄かった。
今のシャラポワは少し無理に搾り出してるkiller instinctなら、グラフのはもっと生まれたナチュラルな強靭さ、って感じ。

ちなみに地上派ではU20のWcupサッカーがやっていました。
ちょっと見ましたが、梅崎が良い動きして日本がスコットランドを圧倒しているではないですか。
コッチも見たいです。
楽しいです。
うん、仕事が忙しくてもスポーツが見られれば耐えられるな。
と思った一日でした。
2日遅れで、やっと記事に出来たよ。

ってここまで書いてシャラポワ、ヴィーナスを観ようと思ったら、ロデの録画だそうです@NHK
事情を説明してもらおうか。

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June 11, 2007

全仏ファイナル ロジャー・フェデラー、イマダ木鶏タリエズ

全仏の決勝は野性のナダル対神の如きロジャー・フェデラーという最高の組み合わせ。
正直準決の両者を見ていると、ゲームのすべてを自分の制御下においているかのようなフェデラーも人を超えているような野人ナダルも両方とも負けそうにない。

なんとかフェデラーに勝って欲しいけど、極太の肩をむき出しにして異様に長い手を振り回し続けるナダルは怖い。
どうしてこんな異常児が同じ時代にいるかと思うに、史上最も完璧な選手を倒すための神の差配であるんですな。


第1セットはともかくフェデラーの1stが入らない。だから全仏での革命になるんじゃないか、と楽しみにしていたサーブ&ボレーも見られない。
バックラインの打ち合いに終始して、これじゃナダルのペースだろうと思ってもブレークポイントを取り続けるのはフェデラー。
でも獲れない。
ゲームの全てのシナリオを、あらかじめ書いてしまっているようなフェデラーが10回のBPを1回も獲れない。
0―40からも2ゲームを捲くられる。
フェデラーの調子もイマイチなんだろうけど、それをさせないナダルは凄い。
ここぞというストロークで絶対にミスがない。
逆に粘って取れなかったゲームの後をあっさり失ってセットはナダルに。

2セット目も最初はナダルのペース。
ともかくウワァー、ウワァーと言いながらナダルはどこまでも走りまくり拾いまくりスーパートップスピンのボールを返してくる。
この手長猿人め! とつい思ってしまう。
どうしても思いがフェデラーよりになるのは、レッドクレーの遅いコートでも、決まったショットの美しさに比類がないから。
バックのショートクロスの切れ味は、コートを切り裂く白刃の短刀って感じ。
バックボレーはエレガントの極地。
流れがやっと変わってきたのが第5ゲームで、サービスに調子の戻ったフェデラーがネットに出始めナダルを圧倒。フェデラーはドラゴン・ナダルを制する大天使という感じ。
これでセットカウント1-1

もう神のシナリオに入ったかな、と思うと次の第三セットは野獣爆発。

どうなってんだナダル。
あれだけ全力で打ち続けて2時間以上たっているじゃん。
最初より元気ってのが常人の理解を超えている。
打ってくるボールのバウンドが半端じゃないし、予測のカンはまさに本能か。
サービスの調子が戻りネットプレーもする神の子フェデラーからセットを奪いこれで2-1。

第4セットも最初のブレークはナダル。
前半と違い完全なフェデラーを圧倒しているんだからもう何も言えない。
ストロークでも走らせてるのはフェデラーなんだけど、ナダルはどこまでも付いてきて結局破ってしまう。

最後は充分納得しました。
ナダルの勝ち。

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