日本人ボクサー

November 21, 2012

「黄金のバンタム」を破った男 百田尚樹@汗と涙とため息の傑作感動ノンフィクション

ここ20年、毎週欠かさず、私が一番熱心に、観ているのがエキサイト・マッチという、世界中のボクシングのタイトルマッチを、放映している番組です。
よって最近、というか1990年代以降のボクシングにはいくらか詳しくなったのですが、その前、特に1960年代ですね。
日本が一番ボクシングに熱かった時代の選手となると、ほとんど分からない。
ファインティング原田とか矢尾板選手とか言われても、話だけは聞いている、とか、活躍ぶりは本で読んだ、というほとんど神話の中の世界です。

この本はそんな日本ボクシング史の素晴らしい黎明期を、ファインティング原田選手を中心振り返った1冊です。

特筆すべきは、ビデオを観てもこれほど生な感覚は味わえないのではないか、という位の臨場感で、読んでいると今、まさにそこで行われている試合を観戦しているが如し。
さすが傑作「BOX!」の作者だけあって、入念な取材に生命を与える筆力、只者ではありません。
本は日本最初のチャンピオン、白井義男の誕生秘話から語られるのですが、その運命はまさに驚きの一言。
同時に敗戦から立ち上がろうとする当時の日本が活写され、名前だけは知っていた当時の名選手たちも続々と登場。
さらにはボクシングの歴史が遥かに遡られ、1団体8階級しかなかった当時の、今とは比べものにならない状況が語られると、なんと梶原一騎の「明日のジョー」との関係までが明かされる。
というか、読んでるうちに浮かんで来るんですけどね。
あの傑作劇画の原作にほとんどそのまま使える位、当時のボクシング事情って凄かったんだよ。

以下、省略、一部書き換えありですが・・・
「大衆は、原田の持つ、明るい性格、一所懸命に努力する真面目さ、目標に向かうひたむきさ、大言壮語しない謙虚さ、礼儀正しさを愛したのだ。・・・原田のボクシングは無骨で不器用だった。打たれても打たれても前進を止めず、決して逃げることなく、飽くなき闘志で向かっていった。
その姿に、焦土と化した国土に残された国民は、自分たちの姿を重ねていったのではないかと思う。」

ps
ヱヴァンゲリヲン新劇場版Qを観に行き、時間が余ったので、本屋を周回。
目当ての本を買った後、見つけた1冊でしたが、一読惹きこまれ、一気読みでした。
紛れもない傑作ノンフィクションです。
特に若いボクシングマニアは必読!
ジョー小泉さんの思い出話に少しついて行けるようになると思いますよ。

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October 02, 2011

西岡利晃選手、ラスベガスMGMでラファエル・マルケスに勝って防衛

判定が出るまでドキドキでした。
ちょうど7キロのウエイトを額に乗せて腹筋をしていたんですが、普段ならつぶっている目を必死に明けて見ておりました。
先日、UFCの試合で、どう見ても勝っていた日本人選手が判定負けしていましたからね。
勝った瞬間、ホントウにホッとしました。
西岡選手、オメデトウ御座います。
最年長防衛など記録ずくめの試合でしたが、内容も素晴らしく圧倒されました。

ボクシングとUFCはトレーニングしながら見る習慣なんですが、いつもは気にするエルゴメーターの数値、ほとんど見ることなく終了しました。
それだけ集中させてくれた試合、ということですね。

試合は序盤、マルケスが伸びるジャブで先手を取りペースを握る。
マルケス、いつものように左右のパンチを振るってこない。
距離を取られて西岡、少し手がかりに乏しい立ちあがりでした。
ラファエル・マルケスは強打が売りだけど、日本人が戦うならやっかいなのはあの距離だよね。
個人的にはあの左フックをダッキングしてもぐりこみ左でみぞおちを打つのはどうよ、と思っていたんですが、そういう雰囲気ではない。
このままボクシングされると嫌だな、と思ったら5R後半から西岡、積極的に入りだし、6R、とうとう大きいのが入る。
それからはどんどん左が入るようになりました。
案ずるより産むが易しって感じ。
西岡選手のヘッドスリップと、ステップインは一線級の出来栄えだったよ。


以下、余計な戯言
ps
ドネアとの対戦は止めた方がイイ。
ノニト・ドネアは異常なほど危険な選手だ。
ドネアはパッキャオを見習って、さっさと上の階級に上がって欲しい。
次の相手はアルセがおススメ。
アルセは前回良い試合をして評価が上がっているし、攻めてくる選手なんで見ごたえのある試合になるはず。
そして西岡は派手に勝てる。
そしたら評価を上げてもう1試合、復活したモンティエールとやって欲しい。
全部ラスベガスでね。

ps
小姫ちゃんにドレスは1枚でイイ(←生意気書いてスミマセン
後はドル建てMMFにしてプレゼントしたほうが将来絶対、喜ばれる。
あんまり夢のようなお父さん像は造らずに、抑えて抑えて。
そうでないとパパ以上の男の人がいない、なんてことになって嫁に行かなくなるから。
隙を見せるのも父親の仕事。
良いチャンピンであると同時に良い父親であった、と将来言われますように。

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October 24, 2010

驚異のタフネス!ムンローを破った西岡利晃の進化形

西岡利晃選手5度目の防衛戦は同級1位のレンドール・ムンロー。
試合が進むにつれ明らかにになったのは、素晴らしく鍛え抜かれたボクサーだったことでした。
呆れるほどのタフネスと回復力で、打たれても打たれても前進を止めないファイトは、普通の選手だったら圧倒され押し潰されるような悪夢のファイターだったと思います。

そんなムンロー相手に今日の西岡、ともかく課題に挙げていた右が良く出る。
正確で鋭いジャブの連打が幾らでも効く。
さらに上下の打ち分けも抜群の判断で、上上下、下下上と教科書に載せたいようなコンビネーションを披露。

結局、頻繁に打ち込んだボディ・ブローがムンローの怒涛の勢いを止めました。
西岡は防御も小刻みに最適解を探り出すフットワークに、スムーズなサークリングをまぜ、巧みなダッキングから流れるようなスリッピンッグアゥエーと完璧。
そして左は相変わらずの匕首の鋭さでした。
ラッシュでの連打も見事なスタミナで、最終12Rでもやってのけたのは立派の一言。

進化した西岡のファイトに、驚異の回復力を誇るムンローがとことん耐え抜き、両者は非常に見ごたえのある試合を展開しました。

ムンロー、試合後も爽やかな応対で、こうなると他の団体でチャンピオンを狙って欲しい選手ですね。
来年、エキサイト・マッチでお会いしましょう。

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September 21, 2010

恐ろしい音!内山高志3連続KO防衛

ボクシングの世界チャンピオンなら、みんな凄い人たちなんですが、その中でも怪物的な選手というのはいるものなんです。

昨夜の内山選手の試合は、まさにその怪物を観る思いでした。
相手に当たった時のパンチの音が違う。
効果音でも入っているのか、と感じるほど異様な重量感のある音を立てる。
相手の骨をきしませ、筋繊維を圧殺するのがイメージ出来るような音。

いくらプロでもコレで打たれたらたまらんだろうなあ、という想像を裏付けるように、試合開始直後から、相手のムスクリ選手の表情はみるみる強ばりました。

相手は怪物だった、パンチはハンマーだったというボクサーとしてのは悪夢を、リングに入って相対した時に見させられた時の衝撃が伝わってきました。

昨日の内山選手の恐ろしさは左右ともボディ・ブローが非常にスムーズに出ることでした。
強烈なボディにガードを下げれば上に帰ってくるのは明らか。
ガードは絶対下げられないが、こんなの喰らっていては下げないではいられないという恐怖の矛盾。
プロの、チャンピオンを目指す選手なら仕方ないのですが、見るも恐ろしい罠ではあるな、と感じましたね。

内山選手、タイトルを獲った試合では、強打はあるものの、どこかギコチナイ印象があったのですが、昨日はボディワークもフットワークも非常に滑らかで、まさにオイルに乗ったような動きでした。

昨日の出来ならラスベガスに行けると思うよ。
人気も出ると思う。
ソリスとはラスベガスでやって欲しいな。

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May 17, 2010

【日本の】 内山の試合はオモシロイ! 【重量級】

相手のスペックがあまり高くなさそうだったので、録画に回そうかと思っていたんですが、最初だけ、と観はじめたら、互いのパンチ音に迫力があり結局、最後まで観てしまいました。

今日の内山選手は、軽やかなステップ・ワークが印象的な上、グラナドスの長く伸びてくるパンチを避けるボディワークも自然で、こんなに巧かったけと驚きの美しさ。
それに豪快なパンチを振るうファイトスタイルが両立しているのですから、見ごたえはありました。

階級はS・フェザーですが、ボクシングの持つ力感が充分に伝わってくる試合は観て好感度。
また試合があれば観ようという気にさせてくれますね。
内山高志の試合は見ごたえがある、となればオカシナ話題造りが先行しがちなボクシング中継も変わってくるのでは、と期待します。

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January 11, 2010

【チャンプのパンチは】オメデトウ、内山高志選手S・フェザータイトル奪取【700キロ!】

ゲームセンターにあるパンチング・マシーンで700キロ!を出して機械を壊したという逸話を持つ内山選手が、12RTKO勝ちでWBA、S・フェザー級のタイトルを獲りました。
それにしてもパンチ力700キロって凄い!
これが身長2m、体重100キロのヘビーとかならね。
分かるけど、内山選手は身長171センチって俺と同じ。
体重はS・フェザーですから59キロ@計量時!だよ。(試合中は63キロ位?)
俺は自慢じゃないが、体重70キロ!
勝った!ということではありませんね。
はい・・・太りすぎには注意しています。
年末から正月休みは毎日、エルゴメーター漕いでましたが、もっと食べているのでヘルスメーター乗ってません。
乗るのが怖いです。

それにしてもスゲエな、世界チャンピオンになるレベルはさ。
昔、私がゲーセンで打った時は・・・言えない・・・余りにヘタレ数値だから。

試合は序盤から内山ペース。
ラウンドが進むに連れてサルガドは消耗。
12Rは一度ダウンを奪ってからのTKO勝ちです。
ポイントで圧倒しているのに最後まで守りに入らず、攻め攻めで行けるのは凄いハート。
日本人には珍しいパワーで圧倒出来るタイプですね。
12Rやった試合後も元気、元気で感謝の言葉連発!

これからはともかく長寿チャンピオンになる為に、応援してくれる沢山の人とお父さん、お母さんを心配させない為にガードとボディ・ワークを使ったDFを磨いてください。
それからやっぱり腕力に自信があるのか、パンチに少し力みを感じるんで、キレも意識して欲しいです。
相手と接近した時に、長い両腕が無警戒に開く感じがあったので、アッパーを得意とするような相手には注意してください。
世界レベルだと強いパンチを打てるのは相手も同じだと思うので。

ともかく今日は良かったですね。

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