昨日、将棋界に大きなトピックが起こりました。
現名人にして4冠王、永世称号を6つもつ羽生さんが、唯一、永世称号を手にしていない竜王への挑戦権を得たのです。
今日はまったく将棋を知らない人の為に、だいぶ噛み砕いて、羽生という棋士がどのくらい凄いのか、なんで一部の男どもが騒ぐのかということを解説してみます。
かなり法外な例えを連発しますが、今日の昼間、妻に説明したところ、飛車という駒すら知らなかったので、将棋をご存知の方は呆れ返るようなことを書きますがご勘弁を。
(将棋好きの方にはps以降に感想があります)
将棋というのは、色々な駒にそれぞれの機能が与えられて相手の王様を取りあうゲームです。盤上で行われる戦争ゲームだと思ってください。
歩という駒は9つありますが、機能は低く、戦争で例えるなら歩兵です。
飛車という駒は一番強くて、兵器なら大型戦略爆撃機だと思ってください。
その間には戦車みたいな駒とか、ロケット砲みたいな駒など色々な強さと特徴に準じた駒があります。それを棋士は司令官になって差配し相手を攻略するのが将棋です。
昨日、竜王という将棋のタイトル戦への挑戦者決定戦では、相手が戦車部隊を前線に配置させ、その上で自分の王様を分厚いコンクリート壁のトーチカに囲い、さらに羽生陣地には、戦略爆撃機を飛来させ、羽生さんは自分の一番の主力兵器の戦略爆撃機をいつでも取られるようにされながら、鉄壁堅牢、攻略は絶対不能としか思えないトーチカを破ってしまったのです・・・・あんまり巧い説明になってないかな。(泣
何故羽生善治に人気があるのか?という理由がここにあります。
それは単に強い、よく勝つ、ということだけでなく、勝ち方が劇的である。
一般の常識では計り知れない(だから羽生magicという言葉がある)勝ち方をするからです。
人は常に奇跡を待望する生き物なんですね。
それは日常生活でごくごく平凡にしか生きられないことからの希求なので、スポーツや芸術や、こういう知的ゲームに、ミラクル、神の顕現を見ると感動するわけです。
羽生善治はそれを見せてくれる稀代のスーパースターなんです。
ps
さきほど棋譜を見ましたが、凄いもんですね。
ゴキゲン形から角交換、角換わりかな、と思わせたとこで、向かい飛車!
当然、角打たれて、角受けして、飛車には飛車受け、千日手上等で進行させて、最後は自玉の脇を空けたまま、竜とと金の飛車、銀ただ取り放置して、岩盤打ちまくって崩壊させ圧勝!
この棋譜だけでもただごとじゃないよ。
174手目の6四角ってなんなんだよ。
それで角をただ取りさせて、開いた場所に桂打ち!
この流れ、どう考えても117手目の4七歩打ちの角引きから読んでないと出来ないでしょ。
この時点で60手先読んでいたんだろうか?
でもそうなると・・・書いているうちに羽生の頭の中の深遠を感じて怖くなるね。
ナベツネが高笑いしててもこりゃ久々、竜王戦はみないわけには行かないぜ。
2段の認定持っているんだけど、羽生さんの永世名人、竜王の免状なら高くても欲しいかも・・・
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