将棋

April 10, 2014

名人戦第一局@2014年、死闘、激闘、羽生三冠はソフト連勝に怒っているのか

電王戦で再着火している私の将棋熱。
久々に名人戦の棋譜を見たのですが、二度三度では消化しきれないほどの壮絶な死闘でした。
いや、ホントに高度な人間同士の将棋は熱いわ。
感動しました。

互いに飛車先の歩を突きあう出だしは、森内名人竜王の棒銀模様を羽生三冠が強引に飛車角交換に持って行く展開で一気にヒートアップ!
羽生三冠の攻めて攻めて攻めぬく攻撃を、森内名人竜王が鉄壁の受けで応酬に次ぐ応酬!
四段に角が二つならんじゃったり、5五に金が打たれたり、まさに血みどろの決戦が延々と続き、115手目には大駒四枚がモリウーティに渡るも羽生三冠は持ち駒に金銀四枚とか、どうなってんじゃこの展開!
こんな勝負あんのか?
責任者出てこいというか、羽生の守りって王様一人の中住まいで、モリウーティに王手銀取り掛けられたりでも攻める攻める羽生攻める。
それを守る守る守らせたら金城鉄壁のモリウーティ
136手目の4七銀打ちを飛車で当たり前みたいに取られた時は、羽生の持ち駒は金一枚に歩一枚。
攻めの拠点は5七の成銀一枚になった時は、ああ、やっぱり羽生さん無理攻め。またしても切れたかと思いましたね。
なんか往年の升田vs大山戦ってこんな感じだったでしょうかね。
その攻めを素人目には一見筋悪に見える2九飛車打ちから香車取って繋げるんだもんなあ。
もう最後は、というかしょせん延々ついけてないのは分かってんだけど、投了図にはただ茫然としました。

いやー、オモシロイ将棋だった。
これ位の将棋を指してくれれば将棋熱は冷めないよ。

ps
なんでこれほどの熱戦になったか、というに羽生三冠は二日制の帝王!森内名人竜王をソフトに見立てて乱戦を挑んだのではないか?
羽生三冠は人間側のプロとして黙っているけど、電王戦で負けが込むことに静かに怒っているのではないのか?
今のスーパーサイヤ人みたいな羽生三冠ならクラスタボナンザにも勝てるかも、という幻想を与えてくれる出来で、素晴らしい。
もう何回か棋譜を並べてみます。
この棋譜は何度でも味わう価値があるよ。
ていうか何度も見ないと良く分からん。
ま、ホントのとこは何度見ても分からんのだけれど、熱気だけは伝わってくる。
将棋ってこんなにオモシロかったっけ?
ともかくこの二人はスゲエってことで。

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March 29, 2014

電王戦、豊島勝った!乱戦なら人間の直観力か?@電王戦は今回限りが良い

電王戦、第三局目にして人間が勝ちました。
嬉しい!
やはり豊島将之七段は只者ではない!

戦型は横歩取り、角換わりという超急戦。
棋譜を見る限り終始安心して見ていられる出来で、ソフト側の1四金打ちなど、?、もありましたが、それを含めての戦いなので、プロの圧勝です。

要は相手のミスを待つような、持久戦タイプ。
定跡道理に進行し、紛れが少ないような形はソフトが強いのだ。
変化手順が多く、一手間違うと大差になる戦型だとまだ弱い。
人間側に勝ち目があるとすれば、演算力より直感勝負ですね。

私は原付の方がボルトより速いし、時速200キロのピッチングマシーンだって作れるんだから、将棋だってマシーンが強くなっても、プロ棋士の価値は変わらない。
むしろ切磋琢磨して互いに覇を競いあうとオモシロイと書いてましたが、撤回します。
オリンピックの決勝レースに原付バイクを走らせて、選手たちを負かせていたり、プロ野球のマウンドに200キロのピッチングマシーンを置いてプロのバッターをキリキリ舞いにさせていたら、やはりだんだんシラケてくるのと同様に、将棋も人間対PCはもう今回限りにした方が良い。

クルマはクルマと、バイクはバイク同士でする比較テスト、レースはあるんだから、完全に分けた方がイイね。
今度の新車とマラソンランナー、どっちが速いと言っても意味がないのと一緒だ。

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March 23, 2014

電王戦第二局、佐藤六段も敗れる@なんだか複雑な気持ちになってきた件

私は文学と芸術を愛好する者なのだが、科学と数学も信仰している。
コンピューターは大好きだし、テクノロジーに限界はないと考えている。
だから電王戦には久々に燃えていて、人間とコンピューター、互いに切磋琢磨して欲しいと思っていた。
ウサイン・ボルトが原付バイクより遅くても、その走りを見たくなくなることがないのと同様、PCに負けてもプロ棋士の尊厳が失われることはないと書いてきた。
だが昨年から続く人間側の連敗を見せつけられると、たまたま今日放映だったNHK杯の決勝を観ても複雑な気持ちになる。
正直、こんなにソフトが強いとは思ってもみなかった。

今回の戦いは駒がぶつかった時点からイイとこなし、という今までと違って攻めあえた。
しかし初手の1六歩というのは小面憎い。
坂田三吉じゃあるまいし、正直、ムカッと来た。
こういう舐めた手を出すと負けるんだよと思っていると、5手目でさっさと1五歩と突き越し、7手目には角道を開けたまま佐藤六段の8五歩を7七角と浮かせて受けている。
この時点で角交換されたらどうするつもりだったのか?
プロを相手に乱戦上等という腹だったのか?(ソフトに腹がないのは分かっているが)
結局、最後は穴熊を仕留めたのだから、端攻めは読み筋だったのだろうか?
これは佐藤六段の戦法を統計的に解析した結果ということなんだろうか?
なんだか非常に悔しい。
サッカーはオモシロければバルセロナでもバイエルンでもどっちが勝ってもイイのだが、やはり日本代表だけは勝ってもらわないとクヤシイ気持ちになるのと似ている。

棋譜を何度も見ているのだが、結局40手目の7五歩が不味かったのか?
これで四の段に歩が並び6筋からの展開の布石になっているような気がする。しかし竜は先に造ったし、香の串刺しで角は取って成りこんでいるしなあ・・

あっ、という展開は83手目、7五歩打ちを同角、同飛、同竜とさばいたと思ったら3一同金、同銀に4四角打ち・・・

なんだか曰く言い難い気持ちだ。
ますます目が離せないと思う反面、やらなければ良かったような気がしてきた。
次こそ勝って欲しいのだが、自信がなくなって来た。
弱かった頃の日本代表を応援している時の気持ちに似ているが、あの時より洒落になれない気もして来てあんまりオモシロくない。

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March 16, 2014

歴史的転換点を目撃出来るから電王戦はエキサイティングなんだ

以前はけっこう好きだった将棋。
最近は飽きてきていたんですが、電王戦はオモシロイですね。
棋譜を何度も見かえしては検討するほど入れ込んでます。

棋譜を見た感じでは、手厚く順当に駒組みされた後、戦いが始まると一方的なのは、前回の三浦戦と似た印象。
今回はマシンパワーを落としてある分、圧倒的な膂力には欠ける感じですが、独特の強さは共通しています。
人間同士の戦いだと、その間の意気込みとか、迷いとか、心の揺れが棋譜から伝わってくる感じがあるんですが、ソフトの戦い方って無言のままパンチを繰り出してくるような、独特の不気味さがあります。
今回は36手目、5四歩とぶつけた処ですでに勝負あったのでしょうか?
49手目、4八飛までは自然な応対だと思うのですが、4六歩打を6五歩と切り返そうとするも同歩と取られ4六同飛、5五銀打ちに仕方なく3六飛。
そこで飛車が回ってくるんですが、自分の飛車は狭い処に追われているのに、相手の飛車は一番良い場所に着地されてんだから苦しいですよね。

これからも成り行き注目ですが、私はプロ棋士の方が負けてもその価値が落ちるとは思いません。
クリチコより強いボクサーロボットを造るのは簡単だろうし、ボルトより速く走れるバイクなんて、その辺で捨て値で売っていますもんね。
頭脳は違うったって、要は計算機でしょう。
選ばれた人同士が戦うプロの対戦の尊厳が損なわれることはないと思います。

ただ大きな歴史的転換点に、我々が立っているのは確かです。
観戦者として、それは中々エキサイティングなことだと思うので、今はそれを楽しみたいです。
ダルビッシュより速い球投げられるピッチングマシーンがあったからって、ダルビッシュの値打ちは落ちないじゃないですか。

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May 12, 2013

GPS将棋は神になるのか?@対三浦戦での恐ろしい内容。羽生、渡辺、森内はやるべきか?

決められたルールだけで駒が動き勝敗が決す将棋は、つまる処、演算のゲームです。
だから何時かはコンピューターが人を超えるだろう、とは思ってました。
それでも持ち駒アリのルール故、差し手は指数関数的に増えるし、相手の玉を詰ます、ということを構想の中心に組み込むのは案外、難航するんじゃないか?

よってまったく根拠なんてなかったんですけど、一度でも名人に勝てるのは2020年頃ですかねえ、と予想していました。
さらに一度は名人に勝つことがあっても、その後も人とは勝ったり負けたり。
PCと人間はしばらくの間、しのぎを削ることになるだろうと思っていたんですが、今回、最終戦を戦ったGPS将棋の棋譜を見ていると、もう人間には勝てない領域なのでは、というある種のそら恐ろしさを感じています。

そもそも今回の電王戦。
始まってみればPCソフトに対し人間側の分が悪かったようですが、最後の最後は三浦八段ですからね。
研究熱心で、隙がなさそうで、頼りがいという点ではまさに人間側代表としてはうってつけ。
A級はやっぱり違うんだと思わせてくれるだろう、と思っていたので、負けのニュースが配信された時は信じられなかった。
しかもトリッキーな進行でなく、王道とも言える矢倉で負けた。

棋譜を何度も見たのですが、三浦八段、まったく良い処がない。
ボクシングの試合に例えると、確かに負けたけど、スプリットの際どい判定で負けた、とか、あまりイイとこなかったけど、コッチのパンチも結構当たって相手のダウンも奪った、とかいうレベルではない。
序盤こそ駒組みのにらみ合いですが、戦いが始まったら一方的に打ちまくられて、コッチのパンチはまったく当たらず攻められず。
あっという間のKO負けってレベルですよね。

三浦八段はどこが悪かったか分からないというコメントですが、普通に見てみれば分かるように、39手目まではまったく普通の矢倉戦の駒組みで、40手目に7五歩、と攻めて来る。
これまた特段変わった手とも思えず、将棋ファンなら何度も見ている局面であり、三浦八段も当然の応酬をしていて、なんとなく駒が盛り上がっていて悪くないかな、と思えばこそ、いつのまにかこちらの守備駒が全部上ずらされていて、あっという間に押し切られた。
この強さ。
すべては掌の中という、なんだか将棋の奥義を知っているんじゃないか、という威圧感でした。

こうなると棋界を代表する羽生、渡辺、森内あたりがPCソフトとやるべきかどうか、という議論が沸き起こるのですが、個人的には是非やって欲しい。

勝てば快挙だし、負けたってそれで名人、竜王、3冠の権威が落ちるでしょうか?
私は敬意を持つこと変わりません。
だってそれではボクシングルールで、人より強いマシーンが出たらチャンピオンを尊重しなくなるってことでしょう。
もうボクシングの試合はツマラナイと見なくなるの?
とんでもないですよね。
人間がやるから凄いんです。
機械はすでにとっくに人間よりはるかに強く、早く、正確な動作をします。
体力と知恵は違うって?
確かに違いますが、知恵と言ってもそれは演算能力でしょう。
演算能力なんて人間はとっくに負けているじゃないですか。
私はエクセルでデーターサンプル数15000位のモノの標準偏差、一次回帰なんかを一気に計算させますけど、まあ、速いよ(笑

自分で関数作っていてなんだけど、実際手書きやってみろって言われたら困るもんな。
でもそれをやらせているの私だし。
関係ないでしょ。
むしろ機械が凄いなら、それとどこまで張り合えるか、というのが見どころです。
ソフト同士の戦いも、今まで以上に見たくなりましたね。
人と人。
人と機械。
機械と機械。
それぞれが互いにしのぎを削る戦いが今は見たいと思いますね。
今回、A級棋士が負けたから棋界400年の歴史が終わったなんて、全然思ってない。
むしろ今、再び将棋が熱くなってきましたよ。
人と人の造ったマシーンで、将棋はどこまで極められるのでしょう。

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April 11, 2013

第71期将棋名人戦第一局@椿山荘で観てきました。やっぱり必要なのは時間

いつか観たいなあと思っていたのが、将棋の大盤解説会。
昨日は休日と第71期名人戦の一局目が重なったので、勇躍、椿山荘に行ってまいりました。
ただ椿山荘って結婚式に呼ばれたり、泊まったこともあるのですが、どうもあんまりファンになれない・・・
レストランがね・・・
周囲にもないんだよね・・・スタッフの方々は良いのだけれど、あまり施設のセンスが好きになれない・・・椿山荘ファンのみなさん、スミマセン。
バカの戯言だと思って聞き流してね。

とりあえず護国寺からタクシーに乗って正門へ。
ロールスロイスをグイグイ乗り回す年配の方がいて、この辺は流石の椿山荘。

大盤解説は1時半開始なので、まずは食事。
花車に行きましたが、レストラン内容の記事はまたいずれ。

昼食後、会場に行って2000円なりを支払い入場すると、すでに席の8割は埋まっている状態で、意外や意外、女性ファンの姿も多い!
将棋ファン=年配の男性、という構図。
案外変わっているかもです。
この日は封じ手のオークションがあったのですが、会場では棋士の色紙も売っていて、買おうかなあ、と思いつつ、見送り。
一回り見回った後は、昼食時に呑んだビールが回っているのでいったん会場から出て、ソファでうたた寝。
どうにも酒に弱い私です。

時間となった頃、起きだして会場入りすると、すでに席はかなり後方の方しかなくて、座ったままだと良く見えない。
必死に身体をずらして、人と人の間から、大盤の解説を見る。
Meijinsen3
解説司会は副立会人の木村一基八段と矢内理絵子女流四段。
Meijinsen2
木村さんのノリノリの解説が非常に楽しかったです。
Meijinsen1
ただ現場にいると当たり前だけど長い・・・
私は夕方から用事があったので中途退場でしたが、うん、いつか、こういう現場に行っても時間を気にしないで済む生活をしたいですね(笑
次の目標はこれだな。
「大盤解説の最初から最後、終局までじっくり見ること」

結局、羽生負けでしたが、羽生さん、名人戦での対森内さん、竜王戦での対渡辺さん相手だと、独特の隘路から攻めいるような戦法が鎮火されてしまうよね。

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December 11, 2008

【驚愕】ヽ(`Д´)ノ羽生永世名人、竜王戦三連敗ヽ(`Д´)ノ【まさか】

羽生名人が3連勝の後の4戦目、一日目が終わり、後がなくなった渡辺竜王がとった奇計、左右対称の金金桂桂銀銀の戦形には、ふっきれたような気持ちを感じました。
思えばあの一局で羽生の銀がスゴスゴ下がったが勢いに響いているんでしょうかね?
五局目も駒は躍動せず、三勝二敗になり、今日こそはと信じていたんですが、まさかの負け!
これで3-3のタイです。
昨日、棋譜を見た限りでは、引くべきは引き、攻める処では攻めて悪くない、と思ったんですが・・・今日はのっけから自陣の飛車を叩かれ、相手には切られて渡辺竜王の一方的なペースでした!ヽ(`Д´)ノ

あーーーー、もう免状もらうんなら名人、竜王と両脇に羽生さんの名前入りのがイインですけど!

最終局こそ「神の棋譜」でお願いします。
どうしっちゃんたんだよお!羽生――――!
ホントに次は勝ってね!

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November 14, 2008

86手で終了しました。 竜王戦第3局・・・神と互角か羽生善治

羽生永世6冠が挑戦する竜王戦第三局。すでに連敗している渡辺竜王としては先手番のここは絶対に負けられない一局ですが、結果は86手で投了となりました。

将棋は相居飛車で始まりましたが、羽生が8手目で角を交換!
角を変えるのが相手の得意戦法、というならともかくそうでもないのにやられるってスゴク嫌ですよね。

だって角を手持ちにする。
変化手順が増えると自分が有利言いたいわけで、それは俺の方が強いって宣言しているようなものでしょ。
そこから渡辺棒銀ですが、羽生も銀を上げて今回はまともに行くのかなと思ったら、飛車先でなく5筋に腰掛ける。渡辺それを放置して棒銀成功という手順で、羽生いきなり5五角打ち!
角を手持ちにしたら盤上中央の5五にドンと打って威張るのは気持ちの良い手ですが、私などがやると気持ちが良いのは打った瞬間だけで、すぐに追い飛ばされて引き篭もりニートの角になったり安い駒と交換させられたりと良いこと無い。

いきなり飛車取りですが、渡辺竜王慌てずに銀交換、桂跳ねに7九玉ですが、結果これが負着でした・・・たったの35手目だったんですけどね・・・
羽生強引に飛車角交換でと金寄りからスペース作って、飛車打ち王手!
壁銀の渡辺竜王の玉、いきなりピンチです。
第一日目がここまでだったんですが、昨日寝る前に見てなんだか羽生3建て?と思いました。

渡辺竜王、2日目は、角打ちから馬作って銀打って、と金つくって羽生玉を挟み撃ちするのが精一杯の反撃でしたが、羽生、渡辺の角のラインのプレッシャーもどこ吹く風。
何事もないかのように冷静に受けきって勝負ありです。

7冠取った対谷川タイトル戦も4連勝だったけか?ということを思いださせる出来ですね。

同じく初代永世竜王の称号を争う渡辺竜王を、これほど格下に見せる今の羽生なら、将棋の神様と指しても五分と思うがどうでしょう?

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October 31, 2008

竜王戦第二局  端攻めさせた? 全ては羽生の手のひらの上なのか?

後手一手損角代わりで勝った1局目に続いて第二局。

先手を持った羽生、今度はどんなトリッキーな戦略で来るかと思ったら将棋の純文学、矢倉模様のスタート・・・タイトロープの上で勝ち、今度は堂々王道で勝つって展開を見せられるのかな、と見ていましたが、結果、36手目9四歩を受けないとこからすべて読み筋だったのかな?

端を受けないなと思ったとこで竜王、桂跳ねから全力の9筋攻め、その香、飛車の控えた後から桂に飛び込んでこられて自陣の歩を取られ、歩に迫られる三段の攻撃を羽生、王が顔面受け! 羽生玉はコビンも空いてるんだけど・・・
飛車、香前にして桂一枚が効いているだけで6筋の攻防開始。
渡辺玉は矢倉+角に守られて安泰・・・将棋って玉が厚い方が勝つゲームじゃなかったっけ?

95手目にして羽生渡辺竜王の飛車を絡め取る・・・羽生の不思議な守りが渡辺に飛車を切らせたってことだよね。
8二に飛車を打ち下ろす素人みたいな手が出たとこで、もう羽生勝ちだったんだろうね。

うーーーん、曰く言い難いが、なんでこんなに簡単に大勝負を勝つのかな?
まあ本当の名人ってのは簡単に偉業をなすんだろうな。

奇襲良し、王道良し、守り良し、攻撃良し・・・テニスに例えると、羽生はロジャー・フェデラーってことでOKですね。
羽生善治とR・フェデラー。二人の現役を見ることが出来るのは幸せ。

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October 20, 2008

竜王戦第1局    危地に遊んだ名人

昨日の夜はパリで行われている竜王戦のネット中継を見ているうちに遅くなってしまいました。
今は幾らでも画面上で棋譜が再現出来る上に、掲示板で感想を読んだり言い合えるのが楽しく、引き込まれてしまいます。

将棋は羽生、いきなり角代わり。
よく代えるよな・・・ちなみに私、自分の将棋では絶対に角代わりしません。
相手にもさせません。角道は開けたらすぐに塞ぎます。
角を手持ちにされるなんて危なことさせたら、あっという間に終わってしまいますから(笑

対して先手の渡辺竜王は棒銀戦法。そして穴熊へ。
羽生は桂跳に桂跳ねで答え、2筋はあっと言う間に破られ飛車が来ても気に掛けず角打たれて、角と金桂の2枚変え。竜まで作られる・・・4筋に馬作っても合わない気がするんですが、羽生名人なんだから勝算はあるんでしょう・・・としか思えない。

いよいよ来た竜王の金打ちに、前線を頭の丸い角打ちで対抗・・・大丈夫?
7筋歩の打ち合いから、羽生いきなり角を捨てて銀を取る・・・これで相手の竜に成り込まれている自陣の守備は金一枚!さらに上から歩が成りんで、と金で王手される・・・私ならひぇーと叫びますね。
相手の王は隅に引き籠って安泰なんだもん。
それでも羽生なら勝つんだろうと見ていると馬引いてきて取ると桂で馬取り、これは55に逃げて空き王手狙いと思ったら放置して、6七銀打ち!
自分は6筋攻めているのに、自玉は上から竜で抑えられて、馬取らせて桂に成られて勝てるんでしょうか?
想像を絶する読みですなあ・・・
それから手順に取られますが5手打った処で終局。羽生勝ちです。

凄いね。
凄いよ。

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