中年童貞 渡辺伸
よくぞ言ったなという題名です。
こういう衝撃と、はっと手を打つ気の効いた言葉は、思いつたら著者の勝ちですよね。
読んでみると文章でともかく笑わせる。
真面目なことを言っているんだなぁ、と思わせといて最後に落とす。
上手いなぁ、これならモテルだろう、この本はネタだろう、と思っていると書くのはともかく話すのは苦手だとくる。
ここで個人的には疑問が生じる。
学生時代、勤めていた時、私は合コンの盛り上げ係として重宝されていました。
自虐ネタで笑いをと取るのが得意芸で、たくさんのカップルを送り出しましたが最後は取り残されるので、自分の羽で機を織る鶴の恩返しじゃあるまいし、だんだんバカらしくなってヤメ。
それから個人的に女性へのアプローチは繰り返しましたが、成果も上がらず馬鹿らしくなってこれもヤメ。(体験は片手で足ります。)
結婚は見合いでした。
バカらしくなったのは、ナンパの期待値を計算したんですよ。
読書の楽しみの期待リターンを1としましょう。
買わなければ良かったという本もありますが、凄く面白い本もありますし、だいたい本自体、それほど高価なものではないですから、平均すれば元は取れています。
投資1に対してリターンも1あります。
次に素敵な女性と性的関係を結ぶ期待リターンを100としましょう。
投資(時間及び、経済的な)を重ねて得られる期待リターンはいかほどか?
どう考えても3%くらい?
これなら投資価値ありとも思えますが、ダメならまたアイツがフラレタとか良からぬ風評も広まりますし、確実にマイナスのリターンもありますから私にはどうも間尺に合わない。
この本で触れられている童貞保守派、恋愛から降りる、という選択はありだと思いますね。
特に今はPCと衛星放送があるでしょう。
オタク(自分の好きな分野にのめりこむタイプ、とします)は確実に住みやすくなっています。
私が今、若かったらさらに確実にオタク化していたでしょう。
世界のボクシングが毎週見られるでしょう。
ウエルター戦線なんて発狂するほど見たいと思うよ。
モズリーvsコット、メイとハットンにウィリアムスが絡むんだよ。
一昨日、仕事から帰ってテレビつけたらバルセロナの試合やっている。
普段リーガはみないんですが、見てればやっぱりかなりオモシロイ!
FXは24時間営業の賭場みたいなもんだし、SNSもネット掲示板もあるし、自分の好きな分野で話の合う人も出てくるし、情報も取り放題。
これならリアル女性のご機嫌取るより楽だなぁ・・・期待リターンも確実だし・・・
ということになりかねない。
それから童貞連合会の最過激派、の性欲解脱派も分る。
男にとって性欲って厄介なんだよな。
高校時代に当時一番仲の良かった友達に、「性欲なんてなければ良いと思わない?」
と聞いたところ、「晴薫らしい過激な意見だなぁ」と一笑に伏されてしまいました。
でも同じこと考える人いたのね。
さすがに女性ホルモンを使おうとは思わないけどさ。
私の体験から振り返るに、モテル奴っていうのは結局モテルからモテル、という循環論法というか、説明不能のところがあるんだよね。
昔を振り返って、コイツはモテたなって思った1番の男は、長身で色浅黒いハンサムで、スキー部の部長でBMWに乗っていた。
人当たりが柔らかで、部屋に遊びに行くと自分でコーヒーを入れてくれたな。
これは分り易い例ですが、こういうタイプが全てじゃない。
二枚目じゃなくても遊んでいる奴は遊んでいるんだよね。
背が低くても話が下手でも関係ない。
共通点はどことなしの脱力感かな・・・・
女性に対する柔らかさだよな。
モテたかったら、なんとはなしに女性を安心させマターリ楽しませるタイプを目指すのが良いと思う。
個人的にはそいうヤツラが沢山成果を上げていた思い出があるんですが、どうでしょう?
私はこういうタイプでないのでダメでしたが。
でも見合い市場ではモテました。
恋愛遊び市場ではダメでも見合い市場だと別の市場価値が出ることもありますから、チャレンジするかいもあるでしょう。
ただ、これは、という相手を待つには忍耐が要りますけどね。
何事も忍耐だな。
詰まらない結論だけど、個人的にはそう思う。
それからこの本は終章のエピソードがあまり爽やかじゃない。
私にはちょっと露骨過ぎた。
納得出来る議論も多いだけにその辺がちょっと残念ですね。













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