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July 2013

July 31, 2013

けいおん!high school かきふらい@やはりあの面子は絶妙だったのだ

中二病の映画は9月だし、まどか新劇場版は10月で、アイドルマスターは12月。安室ちゃんのライブも12月。
夏本番でも週末行く処がなくてツマリマセン。

ああ、けいおんの映画に通っている時は幸福だったなあ、と懐かしみながら手に取ったのが、梓が部長となるこのHigh School編です。

正直、どんなにツマラナイんだろうと恐れながら読んだんですが、なんの。
かきふらい先生、一所懸命描いていて充分、楽しめました。

たださすがにあの黄金の面子の素晴らしさはない。
やっぱり梓はいじられ役が似合うようで、部長で、上級生で、指導的で、ひっぱる役処だと力が出てない感じ。
個人的は唯ちゃんより好きな憂ちゃんも、脇役から主役グループになると味が出にくい。
澪のポジションに純ちゃんはかなり無理な配置だし、菫ちゃんも紬ちゃんの域には行ってないし、奥田さんも田井中さんの域には遠いのだ。

結局、映画に例えると、監督のかきふらい先生は必至に演出するも、キャラクター(女優陣)にハマり感が薄いと言う感じ。
サッカーに例えると、FWで光る梓にボランチをやらせているような、ということでしょうかね。
けいおんで味わったあの感動をもう一度!
でも新規の話が読みたいの、ということならなら悪くないです。
前が良すぎたんだよな。

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July 28, 2013

魔法少女まどかマギカはここが凄い@あの死が衝撃的だったのは、死に方の問題ではない

劇場版まどか★マギカBD発売記念で、まどかマギカのどこが凄いのか、ということを書く記事の第二弾です。

今日話題にするのは、第三話でいきなり訪れたあの人の死についてです。
殺され方が衝撃的だったという話題が多いのですが、みなさんが受けたショックの本質、実はそんな処にはない。
では何があれほど観客を驚かせたのか、というと、神話的原型(物語の基本定理)を逸脱しているからです。
我々は今や無限とも言えるフィクションを鑑賞しているわけですが、実はそのほとんどは基本形態のバリエーションに過ぎない。
そんな物語を構成する上で、製作者が意識的にせよ無意識的にせよ従っている基本骨格を、あの死のエピソードは大胆に踏み破っている。
だから我々は不意を突かれて驚いた。

整理してみましょう。
観客があの時点で知っている情報は、これは魔法少女と魔女の話であり、
1)題名通りまどかという主人公がいる。
2)さやかという友達がいる。
3)ほむらという謎の女の子がいる
4)マミさんは良き先輩である
という事ですね。
この話が平凡な少女、鹿目まどかの成長ストーリーとするなら、マミさんの立ち位置は、まどかのメンターであって、スター・ウォーズでいうならルーク・スカイウォーカーにとってのヨーダ。
巨人の星なら星一徹。マイ・フェア・レディならヒギンズ教授です。

この立ち位置にある者と、主人公との関係は通常次の2パターンしかない。
1)ともに物語を歩み主人公はやがて導き手を乗り越える
2)物語が進むうち、理想の違いが明確になり対立。戦いの果てに破る
です。
どちらにせよ、発展的に解消される(弁証法的に止揚される、笑)ものなんですが、いきなりその関係が断ち切られたから驚いた。

我々は無数の物語を鑑賞する中で、いつの間にか「物語の基本骨格」と言うモノに慣れ親しんでいる。
いわゆるフラグが立つ、なんてのは、そういうことです。
バリエーションは違えど、既知の知識が先読みに役立つのは、抽象化した構成においてすでにそれが体験された物だからです。
それがこのアニメに限っては通用しなかった。

普通に物語の中を歩けているつもりだったら、次に踏み出した一歩には、支えてくれるはずの大地がなかった。
落とされた暗闇の中で、この話はまったく未知の、得体の知れない話になり、底の知れないその謎は、進行とともに深まる一方でした。

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July 27, 2013

赤いヤッケの男 安曇潤平@清潔な文体が生かす山という異界の恐怖

この本の唯一の欠点は、なんとも訴求力に掛ける題名ですね。
個人的には、この題名では読む気にならない。
でもそれは間違った直感で、実際は素晴らしい出来栄えの怪談実話集です。

私はホラーという分野、映画にしろ小説にしろ大好きなんですが、いわゆる実録物は好みではない。
おおむね短いので読みやすいのは確かなんですが、正直、物足りない。
読後、期待外れのことが多く、ホラーでも実録物は範疇外なんです。
ではなんでこの本がオモシロかったかというと、まず作者の安曇潤平さんの文章が良いんですね。
清潔感があり、読んでいて実に爽やかです。
そして気づいたのですが、なるほど、山とは最も身近な異郷だったのです。
今の時代、山とは無縁の場所に住んでいると、すっかり忘れてしまっているんですが、古来から山は神や悪霊、物の怪などの住まう場所であり、畏怖の対象だった。
そしてそんな恐怖は、表面上すっかり忘れ去られても、連綿と血の中に残っているんですね。
だから読んでいてなんとも怖い。
さらに作者の描写が巧みなので、不思議な清涼感もある。

この手の作品集は、だいたい最初の方ほど力のあるモノが多いのですが、この本に限っては読み進めるにつれレベルが上がる印象でした。
一番怖かったのは「ゾンデ」で、ホラー掌編として傑作の域にあります。
喚起される生理的な恐怖と、威力のあるオチ、全体に漂う得たいの知れない雰囲気は素晴らしい。
この作品、どこかのアンソロジーに収録されているはずで、前に一度読んだことがあるんですが、その時も「これは怖い」と思ったのを思いだしました。

「猿ぼぼ」は不思議なぬくもりが印象的な作品。
「牧美温泉」は、描写される心情、姿、自然などすべてが美しく、怪奇モノという範疇を超えて短編の佳品でしょう。

この本を読んで、私らしくもなく山歩きをしたくなってしまいました。
それにはまずは歩くことからで、以前、行った白馬での体験が悲惨だったから、よほど準備しないとね。

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July 26, 2013

劇場版魔法少女まどか★マギカ前編始まりの物語@仁美ちゃんにまたラブレターが届いたよ、というセリフの凄さ

劇場版まどかマギカのBDセット。
テレビ版の総集編だからいらないというのは、極めて浅はかな考えです。

人類は、その文明の誕生と同じくして、神話という形態を通して物語を語り始めるのですが、このアニメはその数千年に及ぶ「語られる話」の究極形です。
ドストエフスキーがカラマーゾフの兄弟のリライト版を書いていたとなったら、ストーリーは同じでも読まないわけにはいかないでしょうし、マクベスの総集編が見つかったら大変な騒ぎになり、シェイクスピアの研究者は、先を争って読むと思います。
このアニメはそのレベルで語られる作品で、100年後は偉大な古典としてまどかマギカだけを研究する学者が多数存在するようになると思いますね。

実際、この劇場版BD、映像は遥に美しく鮮やかであり、キャラクターの描かれ方も変わっています。
どこがどう、と細かく描いていきたいのもやまやまなんですが、今日は脚本の凄さの例として、エントリーのセリフを取り上げたいと思います。

まずはご覧になった通り、劇場版ではまどかがママを起こす処から始まるのですが、登場人物同士のセリフとして最初に意味のある情報が交換がされるのは
「仁美ちゃんにまたラブレターが届いたよ。今月に入ってもう二通目」
という言葉です。
観ているほうは、ふんふん、仁美ちゃんという友達がいるのね。
それでモテるんだ、と了解する。
で、まどか朝食、登校で、OP音楽スタート、お友達登場、仁美ちゃんも登場となるんですが、すぐに仁美ちゃんの重要性は落ちていく。
進行上、重要な友達はさやかちゃんの方らしいし、謎めいた女の子や変な生物も出て来るし、綺麗な先輩は魔法少女だし、怖い魔女も出て来る。
そして大きな苦しみも語られる。
仁美ちゃんはそんな物語の上では、ストーリー進行上の味付けでしかなく、どうでも良い友達、というポジションにどんどん落ちていく。

で、すっかり仁美ちゃんというキャラクターが視界から消え去った時、あの衝撃が来る訳です。
仁美ちゃんの決然とした言葉を聞かされる時、観客はまさに言葉を失うよね。
そう、すでにさやかの決意には昏い影が宿っていて、それは恭介が夜の闇の中で動く手を見ている瞬間に予感を孕んでいるわけだけど、それが闇からの大きな腕として、これ以上ない悪い予感として伸びてくる。

あの冒頭の、おだやかな朝の光の中の、洗面しながらという何気ないことこれ以上ない中で交わされた言葉の破壊力。
「仁美ちゃんはモテる」
一人の女の子がモテるということを、これほど残酷な運命とセットで語れるフィクションを、他に私は知らない。

さらに凄いのは、仁美ちゃんはまったく事情を知らないので悪気もないのだ。
悪気はないどころか、自分も一人の女の子として、「自分の気持ちと向き合えますか」とばかりに成長しようと決心した挙句の行為なのだ。

ただ現実でも悪気がなくても、残酷なことって起こるでしょう。
むしろ正しいことをしようとすればするほど、悲劇が起こることがある。
これこそが人間の最も大きな苦しみの元なのだ。
「神の息子を殺さなければ救済されなかった我々とは何者なのだろう@F・ベーコン」なんてことにすら考えが及ぶアニメなんですね。

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July 24, 2013

まどかマギカ新劇場版前売り特典クリアポスターの出来は?@アニメイト

今日はお休みだったのですが、例によって朝からこの日じゃないと出来ない用事諸々に取り組む。
しょうがないんだよね。
自営業だからさ。
で、ある本を読んでから歩くことを決意したので歩いていく。
ちょっと前までは500m離れてればクルマで行っていたんだけどね。
今日はともかく歩いて歩いてあっちに行ってこっちに行って用事終了したらアニメイトだ!
ってこの前、まどかマギカのアニくじ引きに行ったばっかりじゃん、アニメイト。
アニメイトばっかり行っていてイイのか俺、ということですが、お店に着けば興奮で瞳孔が開くのを自覚出来るんだからイイか。

ただ休日だってのにやることないから一応来たけど、事前に見た限りだと、どうも絵柄がアルフォンス・ミュシャ風で、なんだか企画倒れの予感でね。
アート好きの私ですが、アール・ヌーヴォー調って正直、好みではないのです。

気に入らなかったら買わないでイイや、ま、他の商品見るさ、という心持だったのですが、いざ飾られているのを見たら一発で気に入ってしまいました。
Mado1
実物はクオリティ高いです。
そしてデカイ。
結局、まどかとほむらの二枚を購入。
Homu1
これで新劇場版叛逆の物語、すでに前売り四枚だよ(笑
ツマンなかったら許さんからな
それから近くのラーメン屋でラーメン餃子チャーハンセットって、パターン通りだね。

でも家に帰ってつらつら眺めるに、このクリアポスターは美しい。
大きくて立派だし額装して飾ってイイかも、というレベルですね。
ちなみにウチに飾られている絵は井上直久(本物)、トーマス・マックナイト(本物)、レオナルド・ダ・ヴィンチ(ほつれ髪の女@展覧会販売品)、(受胎告知@ウフィツィで買ったポスター個人的に額装)長谷川等伯(松林図屏風@展覧会販売品)です。
これらの仲間に入る訳ですね。

昼寝の後、トレーニング前にローソンに払い込みがあってので、行ってやはり前売り特典のラバーストラップを検討したんだけど、コッチは今の処見送り。
まだどの位出るか分からんからな。

あ、BDも届いたので、近く記事にします。

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July 22, 2013

燃えたぜ宮城!2013参議院選挙速報@あのコピペは当落を決めたのか?

昨日、若い連中はホントに選挙に行っているのか、という若干キレ気味の記事を上げた理由、実はその時点での宮城県の選挙情勢にありました。

個人的に今回の参院選最大の注目ポイントは、宮城県二人区で、前回トップ当選を果たした岡崎トミ子が再び赤絨毯を踏むのかどうか、ということ。

政治家ですから、各々主張はあるでしょう。
それはけっこうなことなんですが、岡崎トミ子のした事に限っては看過出来ない。
詳細は岡崎トミ子ウィキペディアを読んで戴くことにして、今もってですね。
公費を使って反日デモに参加するような政治家が、もし万一にでも再び6年間、参議院議員の資格を得るなら、日本という国の国民性、まったく信じるに値せずと思っていた。
日本人は世界に冠たる優れた才能を持った民族だと(実際にやり遂げたことを振り返れば至極当然に)思うのですが、自国民を貶める政治家を血税で飼うことに抵抗を感じないほど危機意識と無縁なら、それはもう生き残る意思を持たないことと同義。
亡ぶしかないと感じてましたね。

絶対に相手にされないだろうと思っていたら事前調査で、当落微妙ということ。
実際開票が始まるとライバルの和田政宗候補を遥に上回る出だし。
さらには開票が進むに連れて差が開いていく。
一時は2万票もリードして呆れ果てていたら、それから大まくりが始まった。
いやー、燃えたっすね(笑
最後は実に5000票差の勝利でした。

ま、激戦を制したわけですが、ここで冷静になってみるに、この方、去年の秋まで政権党だった党の副代表であり、前回の選挙では実に55万票の得票と53%の圧倒的な支持を集めていたのです。
そんな盤石の実績であるのに落ちた、というのは、今後反日活動をする(どうしてもしたい人が、特に民主党には未だにイッパイいらしゃる)議員には多少のプレッシャーになるのではないか、ということで喜ばしい。

日本は世界で唯一、税金であがなわれる議員の反国家活動を黙認、マスコミはむしろ反日活動を大いに奨励している国ですが、その流れが少しづつ変わって行くきっかけになるかもしれない。

そんな感慨の中で思い出されるのは、繰り返しネットに貼られた以下の文章です。
『宮城県民よ、わかってるな。
何よりやらなければならないことは、
売国奴である岡崎トミ子を落選させることだ。
自民党の愛知治郎はすでに当選確実。

となれば、もう一議席はみんなの党の 和田政宗を当選させるしかない。
和田を支持するかしないかの問題ではない。
岡崎を当選させるか落選させるかの問題だ。
岡崎を落選させるためには、和田を当選させるしかない。

宮城県民は日本全国から笑いものにされたくなかったら、
和田に投票しろ。
前回の神奈川県民を見習うのだ。』

意図が明快で、支持が具体的で、非常に良い文章です。
だからみんなが何度もコピペを繰り返したのでしょう。
これを最初に書いたのは誰なのか分かる日は来ないと思いますが、まさに一つの歴史を変えた文章だったのかもしれません。
ネットの海の中に、どんな朝日反日新聞、毎日変態新聞にも書けない素晴らしい一人の書き手がいた、ということだよね。

ps
およばずながら宮城県の特産の品々を注文させて戴きました。
気仙沼のフカヒレは未だ完全復興とはいえないのですね。
お酒が呑めれば良かったんですが、食品中心となってしまいました。

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July 21, 2013

参議院選挙の日@若い人は投票行ってんの?権利なんだよ、分かってんの?

今日は日曜、というより、参議院選挙の日。
特別に入れたい候補がいるわけでもなく(日教組応援の党は嫌)、普段から政治活動しているわけでもないけれど(まれにブログにネトウヨ的記事を上げる程度)、長年、投票だけは必ずしてきた私です。
起きて一番に投票所に行くと珍しく列が出来ている。
そうだよ。
入れたい候補なんていなくても投票だけはしなけりゃ話にならないだろう、常識的に考えて、と嬉しくなって会場の人に、出足はイイですか、と聞くと芳しい反応ではない。
そして昼過ぎ、iphoneからネットを見ると投票率がだいぶ落ちているというニョースが上がっていた。
なるほどね。
現場の感触はあったのだろう、あの時はたまたまだったのね。
私は一瞬、列にならんだけれど、その後はなかったもの。
そしてそう、ならんでいたのはみんな朝の早そうな年配の方が多かった。

今日は昼過ぎに、某公園にウォーキングに行ったんだけど、綺麗な芝生の上で若い人たちが遊んでいた。
投票に行ってから来てんのかな?
偏見であったらイイと思うけれど、なんだかそんな気配が見られない。

ネット上ではネトウヨ、ネトウヨと騒がれて、若い人が保守化しているという話があるけど、投票率は圧倒的に低いよね。
投票に行かない理由として、入れたい候補者がいない、なんて言われるけど、いるわけないだろうそんな政治家。
それでも票を入れるんですよ。
一番マシと思える人。
一番反対したい党から一番遠い人を選ぶのが選挙なの。
それが現実ってヤツなんだよ。
政治家を選べるという、歴史的にみれば血で血を洗うような戦いの果てに得られた権利。
そんな権利を歩いて10分も掛からない場所で、恭しくも丁寧に得られるのに、まったく行使しないで遊んでいるような人間は、言い訳の効かないバカだよ。

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July 20, 2013

冬の日 梶井基次郎@まさにこれこそ冬の情景

夏が近づくと上がってくるのが「これぞ夏、という画像ください」というスレッド。
見るとそこにはいかにも夏、という夢のような光景が写っています。
入道雲の浮かんだ青空の下、子供たちが自転車で走る姿。
降るような星空を見上げるタンク・トップの女の子。
澄んだ海の純白の浜辺に立つ無人のビーチパラソル、テーブルの上にはオレンジ色のカクテル
とかね。
でも、こういうお題を上げられて見る者を納得させるのって中々できることじゃない。
何か一つの言葉が表象するイメージを強烈に具現化する、というのはかなり難しいことなのだ。
その点、この短編小説は「冬の日」という言葉がイメージする情景を、非情に巧く描き上げている。
その孤独と寂寞と憂愁の味は極めて上質で、何度も読み返し、味わいたくなる傑作です。
ああ、そうだ。
寂しい、暗い、陰鬱な「冬の日」に吹く風は、かくの如きモノだった。
光の弱さが象徴する命の細さと儚さと、寄る辺なき不安な暗さとは、確かにこんなモノだった、と思わせてくれるのですね。

作者の梶井基次郎は、「檸檬」などの傑作短編を残しながら31歳で夭折するのですが、そんな影がこの作品にはしっかり刻印され、。

驚きなのはこの小説、書かれてからすで100年近く経っているのですが、まったく古びた感じがしない。
未だに新鮮な感慨を読み手に与えてくれるのは何故だろう?と考えるに、作者の姿勢に、ただ美を追求して果てる、という耽美主義の徹底があり、その分、政治やら人生への信条やらの主張がなく、結果、作品に虚雑物がなく、純粋さを保ちやすく、結果、命脈も長いのかもしれない、と思いついた。
美のみ純粋に缶詰にしました、という感じでしょうかね。

で、こんな短編を読もうと思ったのは、実は冒頭に書いた「まとめブログ」に、良い小説を教えてください、というスレッドがあり、紹介されていたからでした。

某巨大掲示板の書き込みのほとんどは、確かに便所の落書きレベルなのでしょうが、ごく稀にでも、素晴らしい画像やら、こんな小説を紹介してくれる辺り、巨大資本の造りだすバラエティよりインテリジェンス、あるよね。

ps
読み進めている青空文庫シリーズですが、前回からの読了本では、他に、
城のある町にて@梶井基次郎、聖アレキセイ寺院の惨劇@小栗虫太郎、利根の尺鮎@佐藤垢石、スペードの女王@プーシキン、妖物アンブローズ・ビアーズでした。
著名作家のモノであっても、世界怪談名作集はイマイチの印象。
聖アレキセイにも感心しなかった。結局、今回の青空文庫シリーズは梶井基次郎に始まり終わった感じ。ホラーは今の方が良いものが出ていると思う。

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July 17, 2013

B型H系こわいもの知らず(笑)無修正版@田村ゆかりはイアン・ギランになるか

最近の楽しみは萌え系アニメのDVDをレンタルすること!
でも正直、ツマラナイモノも多い。
ま、1本100円のレンタルだから良いんですが、お店で何かないか、と探しているウチに、このアニメの「無修正版」という文字に目が行った(笑

ストーリーは、美人女子高生の山田が、高校入学に際し、H友100人を造るためにロストバージンを決意。
最初の相手は平凡なヤツがイイだろうと冴えない同級生の小須田クンに狙いを定めるが・・・という、もう観ていたら絶対言い訳が効かないアニメです。

でもオモシロイ。
なんでこんなにオモシロイのか、というと、圧倒的なのは田村ゆかりの声だよね。
この声は確かに王国を築く力があるな、と思わざる得ない。
そして回りを固めるキャラクターも可愛い。
特に友達の竹下の声を堀江由衣が当てているのだが、二人の掛け合いは、声の魅力とともに、出来の良い漫才として聴ける。
三郷と片瀬の友人コンビも楽しい。
ノリノリの幼い三郷に、すべてを悟ってしまったような片瀬の脱力が応答して、うん、このアニメは無名なわりに内容充実。
佳作の域に達していると思います。

H友100人だのロストバージンだの、無修正だの、というのは結局みんなネタで、中身はともかく純情で、なんとなく女の子の本音も感じさる青春ラブコメでした。
このレベルならBD買ってもイイかな。

ps
かつて英語の歌詞なんてまったく分からなかったけど、ディープ・パープルのレコードでイアン・ギランの声聴いて、ハード・ロックってなんてスゲエんだ、と感動した私ですが、今や日本語なんてまるで分からなくっても、田村ゆかりや堀江由衣の声聴いて、声の魅力ってなんてスゲエんだ、って思う海外のアニメファン、イッパイいると思うよ。

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July 14, 2013

肉への慈悲 ディビッド・シルベスター@血の匂いが私に微笑かける

モダン・アーティストの中で、市場で最も評価が高いフランシス・ベーコンに、友人であり美術評論家のディビッド・シルベスターがインタビューした1冊です。
美術史上最も重要な1冊、というふれ込みでしたが、読了後感じたことは、まあそれほどの本でもないような(笑
インタビュー本としては、アルシャンボーの本の方が興味深かったような・・・

ただ昨今の日本の世情をかんがみると、良識が芸術(先端的な文化)に対して健全性という錦の御旗で浸食を計っているのは、見過ごすことは出来ない。
この本の中で語られる本物の芸術家の価値感が、いかに異常か、という事位は、教養として知って欲しいということですね。
異常人なら芸術を創造出来る、ということはありませんが、長く命脈を保つ芸術、文学は、何かしらの異常性を含んでいるモノなのです。
それを健全性の御旗の元に、根こそぎにしてしまうと、暗黒が現実の社会を蝕み始めるだろう、ということは、過去の歴史が教える処です。

例えばフランシス・ベーコンは、こんなことを言っています。
「私は人間が安寧に暮らすべきだとはまったく思いませんし、安寧な生活など絶対に望みません。創造性が萎えてしまいます。不公正は人生の本質だと思います。偉大な芸術を生み出すのは苦痛や個人差であって、平等主義でない。社会的公正というのは無意味に自然にさからうものだという気がします」

「幸福な社会など、誰が気に掛け記憶にとどめるでしょう。何百年後の人々が考えるのは、その社会がどんな遺産を残したか、だけです。歴史に偉大な創造をした社会こそが人々の記憶に残ってきたのです。」

まあ、政治家や役人が言ったら大変な発言ですし、私も同意する者ではありませんが、この位の人間でないと、人の深い場所を暴くような絵は描けない。
人間がまだ誰も行っていない荒野を切り開くには、自らがナイフの切先になるしかないんです。

「本当の現実を描こうとすると苦しみを写したようになる。それは現実が残酷であるからだ」
「見物人ほど、悲惨な恋愛沙汰や病気を好む者はいません。」
凄い皮肉ですよね。
バラエティ番組に出ては、健全、健全とまくしたてる良識人ほど、週刊誌レベルのゴシップネタがお好みですよね。
誰それがこんな悪いことをした。
誰それが不倫をした(笑
そんな話に目の色を変えている自分が、いかに醜悪な存在かを忘れている。
彼らは絶対に(見ましたというアリバイ以外では)、展覧会なんて行かないし、
川端康成や谷崎潤一郎の美意識など、頭の隅にもない。
あったら言えません。
過去の偉大な画家たち、偉大な文学者たちで、変態でなかった人間って誰がいますか?
カフカ、カミュ、ドストエフスキー、ポー、三島由紀夫、芥川、漱石、太宰、
今でこそ品位と芸術の象徴みたいなレオナルド・ダ・ヴィンチは、墓を暴き、解剖に執着し、胎児を宿した子宮を切り開いた。
そういう人間だからこそモナ・リザを残せたんです。

「ありふれた現実は常に神秘を孕んでいて、その神秘を再現するために絵を用いた@ルネ・マグリット」
「芸術家の仕事は霊媒のようなもので、時空を超越した迷宮の中のものを明るみへと連れ出す@デュシャン」
「抽象画には伝えるものがなく、あるのは美意識と感性だけだ。ひどく水に薄めた感情を抒情的に伝えることは出来ても、インパクトが弱い。ただ見る側は絵と格闘しないですむのですんなり受け入れられやすい@F・B」

結論は、
「絵画にはもう自然主義的なリアリズムなどありえないのだから、新たな神経組織に直接伝わるリアリズムを創造するべきなのです」

こういう本も絶対に読まないのが、成績優秀な官僚たちと、無教養の政治家たち。そして悪を糾弾するしたり顔のコメンテーターたちです。

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July 13, 2013

Fate/kaleid linerプリズマ☆イリヤ@まどかインパクト後の魔法少女、起動!

まどかマギカという作品が与えたインパクトがあまりに巨大であったが故に、それまでノンビリと牧歌的に生息していた魔法少女ジャンルは、うかうか造れなくなってしまった感があった。
どうするべきか?
ユカタン半島に落ちた隕石の影響を喰らった恐竜たち並に、アニメ業界内部では思案に暮れたのではないか?
しかし今期、ついに魔法少女ジャンルはこの作品において復活の狼煙を上げた。

魔法少女は明るく、楽しく、バカバカしく、という路線は一見昔と同じでも、内容は恐竜から哺乳類へとはるかに進化を遂げていたのだ。

まず良い点はキャラクターがみんな徹底的に可愛いこと。
Iriya
ヒロインのイリヤを始め、今後からむであろう友人たちにも期待が持てる。

次に素晴らしいのは、変身シーンが光に満ちていて、思わず魅入る。
Iriya1
星空、都市の夜景、夜の高速に流れて行くテールライトなどなど、結局、人は光るモノが好きなのだ。
最後の方で、背中に羽が生えるように見える演出も象徴的でイイよね。
変身中に魔法の杖の中継が入ることも笑わせる。
Iriya2
こういうパロディのセンスも進化した証だ。

魔法の杖のキャラクターも良くて、キュウべえがインテリ系の詐欺師なら、マジカルルビーは歌舞伎町辺りに生息してそうな呼び込みの強引なホスト系って感じ(笑
話が速く、女の子の関心をそらせなくてともかく笑わせる。

それにしても魔法少女モノって、結局、異界の存在と契約して、女の子が重荷を背負わされるという基本構造があるんだけれど、これは古来からあったであろう、別の場所からやって来た男性と関係して、妊娠させられる女性の存在という集団的な遺伝記憶の発露だろうか?

「やっぱり魔法少女はロリっ子にかぎりますねえ」、今どきよく言えるな、という勇気ある発言もある(笑
そうなんだよな。
あんな格好になって、魔法の杖を振るって活躍とか、無理なく似合うのはやはり小学生まででないか?
まどかたちが大変なことになったのは、中二というちょい年増でなったからでないのか?ということは、今後の考察に値しよう。
そう考えると、小学校卒業と同時に、しゅごキャラも卒業したあむちゃんは、意外に賢明な選択をしたのかもしれない。
勉強は出来なくても賢明な選択をする女の子もいるし、東大を出ていても、バカな発言を止めない元総理もいるし、やっぱり人間の賢さは学歴だけは計れない(笑
話がそれた。

基本fate系のスピンアウトらしいのだが、
1)遠坂凛は、強気女性で、指導的で、何より襟下の十字架からエヴァのミサトっぽい。
2)騙すのが杖自身であるか、縫いぐるみみたいなケロちゃんであるかの違いはあるけど、杖を使った魔法の力で、カードを集めるのが使命になる辺りは、CCさくらの風も感じる。

アニメのカルチャー化に大きな影響を発揮したエヴァンゲリオンと、魔法少女ジャンルに大きなお友達を大量生産した「CCさくら」という、二つの大きな作品の遺産を感じつつ、まどか以降の魔法少女はここに始まるのだ。

この夏アニメでは「物語」シリーズセカンドシーズンと並んで2トップですね。
この1話の水準の話が続いたら、まずはBDは買う。
そして来年の夏には劇場版希望、ローソンキャンペーン希望ですね。

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July 10, 2013

安室奈美恵FEEL(Blu-ray)@MV編、勇敢な騎士は成熟した女王へなるだろう

勝負処において私の美意識は極めて厳しく、たとえ相手が美を司る神(安室奈美恵)であっても譲りはしない。
今回のアルバムFEELは、少しづつ公開されるMVがどれもこれもピンと来なかった。
観た瞬間にKOされたようなDamage(Making Video)みたいな衝撃がなかった。
果たして今日BD&CDが届いたのですが、路線は少しづつ変わっていますね。

ライブCheck Mateで明らかにしたように、安室奈美恵の本性は、「全てを醜悪に変えようとする力」に対抗する美の騎士、あるいは魔法少女なんです。
誰よりも軽やかに、「現実という重力」の呪縛を振り切り前線にでる。
それが一歩引いた女王という立ち位置に変わりつつある。
どちらにしろ、他の追従を許さない圧倒的な水準であるのは変わらず、18.5型のPC画面ではピンと来なかったMVも、BDで55型のテレビで観ればひたすら素晴らしかったです。
以下、とりあえずMV紹介から

1)Alive:Coolな東京、Coolな安室奈美恵
前記事で書いたように今や世界一Coolな都市となった東京をモノクロでロケし、同じくモノクロジャケット写真の安室奈美恵と共演させた作品です。
前回のアルバムの冒頭曲だったIn the spotlightの路線を継ぐモノでしょう。
トウキョウは美しく、その東京をこれだけCoolな存在にしたのは、安室奈美恵だ、ということですね。
今は、これがもしかして次回ライブの幕開け曲になるんなら、その瞬間、気を失わないようにしようとしか思えない。
女王の成熟をまとった安室奈美恵は、次のライブでも徹底的にやってくるはずで、想像するだに気が遠くなりそうです。

2)Hands On Me:このミュールの高さで踊れるって、なんなんだろうな
American Pop Musicは、その伝統の中に中南米の音楽要素を取り入れて、時に隠し味にしてますが、今回のアルバムはこの曲とイイ、シングルカットされたBig Boys Cryとイイ、ラテンのノリを巧く使っています。
MVでは、最近ではいつになく濃い目のファンデをまとった彼女がノリも軽やかに、というにはあまりに過激で超人の域のダンスを見せてくれます。
それにしても一瞬映るミュールの高さはどうだ。
それであのダンスをやっているわけだ。
これもまたライブで実現させるんだから、神の領域であるのは確か。
でもさらに冷静になって考えると、やっぱり彼女はどうなっているんだろうなあ、と思うしかないね。

3)Heaven:女王、未だ前線でも最強の証明となるトラック
実績が積み重なり、彼女自身が望むと望まざるとに関わらず、玉座が形成され名声と貫禄が不可避となって、騎士から女王へという感じなんですが、この銀白色に輝く背景の前で歌って踊らせれば、女王、未だ前線でも最強、ということですね。
ヘブン~♪なんて言ってさっと出す足の長いこと、振り回される手の長いこと、究極のラスボス形態というか、このMVはPCで見た時より格段にイイ。
スゴイよ。
今回のMVも本当に凄い。
やっぱり安室奈美恵は奇跡を積み重ね続ける女だった。
議論を吹っ掛けるつもりだったが、今は年末のライブをただ待つだけだ。

結局、疑問はどうどう巡りでいつもと同じ処に戻ってくる。
曰く、彼女は、本当に人類なのか?ということだ。

記事がまた長くなったので、今日はここまで。

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July 07, 2013

ザ・ダークサイド・オブ・ジャパン@Coolであると言うことは、危険を孕むってことなんだよ

ヤマハの新型バイクMT-09のCM、The Dark side of Japanという動画がひたすらカッコイイです。
私が若い頃、憧れた都市は、ニューヨークやパリ、ロンドンでした。
でもこんなCMを見せられちゃうと、隔世の感、ありありだよね。
今、世界で一番Coolな都市は、なんてったってTOKYOだ。

動画は開始からほんの数秒の間に、日本独特の管理と疲弊と喧騒が、笛と太鼓と電子音の共鳴で語られる。
能面の女がこちらを見据え、夜の闇に日の丸が翻る時、トウキョウのDark side は幕を開ける。
ライトに浮かび上がる首都高速を疾走するオートバイは、未来の伽藍を駆け抜ける機械の生み出した野生そのもの。
闇が濃い場所に生きる謎めいた剣呑さと、溢れかえる光に照らし出される底なしの安逸。

なぜ、もっと経済的に強大だったバブル期に世界一になれなかった東京が、今、世界で一番Coolな都市になったかというと、発進する文化が世界で一番先鋭的になったからです。
どんなに金ばっかりあったって、その国のカッコ良さは生み出す文化に付随する。
攻殻機動隊の新作が公開され、まどかマギカが予告され、安室奈美恵のライブチケットが売り出される東京には、今やどこも敵わない。

その価値を一番知らないのは日本人自身だろう。
東京こそ世界一Coolなんて言うと、
「いやいや日本なんて。アニメなんてクダラナイモノですから。
安室奈美恵なんて洋楽様には全然敵いません」
なんて卑屈に貶す。
フランス人がその価値を見出すまで、浮世絵を包み紙にしていたように、そんな人間には、やがて鋭い感性を持った外人がその価値を教えるだろう。

安室がライブの中で「Come on tokyo Dome!」と叫んだのは、優れた芸術家だけが持つ預言の発露だったのだ。

トウキョウこそ、今や世界1
こんな宣言を笑うのは自由だが、他の都市ならどこなんだろう?
「教えてよ。今すぐあんたが教えてよ。でないとわたし・・・」なんて言いたくなる(笑

そしてCoolな文化は、必ず危うさを孕むのだ。
かつてのNYやパリやロンドンの文化も全て危ういモノだった。
逆に危うくない文化なんてないんだよ。
だからこそ危うさを守るのは、今の日本に生きる我々の務めなのだ。
最もしなければならない保護活動なんだよね。

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July 06, 2013

劇場版まどかマギカ前売り券暁美ほむらクリアファイルを買いに行った昼と夜

7月6日は待ちに待った劇場版まどかマギカ新編「叛逆の物語」の公開日!ではなくて、前売り券の発売日です。
なんでたかが前売り券の発売日をこれほど楽しみにするかというと、ほむらちゃんのクリアファイルが付くからですね。

ただ昨日の夜、寝しなにネットをチェックすると、名古屋では午前0時から発売開始という情報が流れていた。
怪しからん!
なんで関東でもやらないかな。
0時からなら遅れずに参加出来るのに、とおもいつつ、就寝。
起きて朝食、仕事前にiphoneでネットを覗くと、午前6時代から活動を始めた先鋭隊は、すでに早朝開館している劇場で前売り券と特典を手に入れている。

そして続々、後継部隊も劇場に向かっているようだ。
しかし私は動けない。
仕事がたっぷり入っているからね。
8時30分から働き始め、一息ついたのが10時過ぎ。
トイレに行きがてら活発に活動する前売り券購入隊の情報を仕入れつつ、公開館に電話を入れる。
「クリアファイル、まだありますかねえ」と聞くと、なんと数百枚入った分の約半数が捌けたということ!
これは由々しき事態ではないか?
本来は、夕方まで働いた後、ポルシェセンターに向かい、1年点検で預けてあるボクスターに乗って公開館に向かう予定だったのだが、そうなると映画館に着くのは夜の8時前後になるだろう・・・
もしなくなっていたらどうしようと不安になってきた。
しかし仕事をブッチぎることは出来ないし・・・山のような仕事に嫌気がさして、ちくしょう、なんで俺だけ、こんな目に!
ささやかな望みなのに、とひねくれそうになる気持ちを抑える。
こんなクダラン事が悩みなんだから、どんだけ恵まれてんだよう、ということです。
反省しつつも、出来ることはしたい、ということで、昼休みを潰して一番近い公開館に買いに行きました。
午後の仕事までに帰って来られるかなあ、という心配はまったくの杞憂で、脇道狙いのドライブがズバリ的中!
途中、夏の陽射しに照らされたアスファルトが白く輝く無人の道を突っ走ったのは、なんか良い思い出になりそう。

そして夕方、ポルシェ・センターでオイル交換、1年点検で49000円のお支払の後、Tシャツポロシャツやらマグカップを貰って夕暮れ迫る高速を再び公開館にステアリングを切る。
まだあります、ということでもう1枚getでした。
ま、この映画は始まったら2回や3回じゃ済まないだろうから、これからも特典付が出るたび買うよ。

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July 04, 2013

アニメ規制絶対反対@自民党安倍政権はナチスの「退廃芸術展」の過ちを繰り返すのか

日教組は絶対に許さない。
高校生だった頃から決意された、それは生涯の敵である。
民主党の息の根を止めたい。
二度と復活させてはならないとブログにも書いてきた。
安倍晋三はやっと現れた国体の護持者であるので絶対支持、という思いから、選挙が公示されたら、岡崎トミ子の所業の数々、高いリターンがノーリスクと言う金融商品の成り立ちそのモノの論理、まったく分かっていないとしか思えない海江田万里の無茶苦茶ぶりを詳細に書き綴ろうと思っていたんですが、片山さつきの初音ミク葬式発言を聞き、自民党支持を止めることにしました。

これまでの実績から、片山さつき議員、高市さなえ議員の両名を、私は非常に評価し、これからの活躍を期待すること大きかったので、個人的にも残念です。
私は二次元規制は、絶対に反対します。
芸術領域に対して国家は何も言うもんじゃない。
それは文明国の良識であり、最後は民族というか人類全体が、サバイバル出来るかどうかの鍵にすらなるものなんだよ。

今、日本の指導者に問われているのは、芸術に対する「感性」などではなく、芸術という存在に対する根本的な理解(=教養)です。
音楽が分かる。
文学が分かる。
芸術が分かる、好きになる、というのは、幾ら勉強しても無理であって、最後は「感性」なんです。
勉強なんかまったく出来なくても、一目で夢中になれる感受性があるヤツはあるし、幾ら成績だけ良くてもないヤツはない。
でもこれは分かるヤツがエライという話でもないのだ。

片山さつきさんの経歴は、類稀なほど立派であり、エリート中のエリートなのは分かるのですが、この方は芸術を解する感性はまったくない。
だから過去のほとんどの芸術や文学が、健全な社会や常識的な人間より、変態の変態による変態の為の創造活動であり、それ故に底なしに深い人間性へ洞察があった、ということが分かってない。

ただ政治家はそんな感性を持ってくださいというのでもない。
優れた政治家は、漢字なんて書けなくても良いし、鳩山を見れば学歴といかに関係ないかも分かったろうし、芸術への感性だってなくてイイ。

ただ芸術だけは「不健全」という名目で圧殺してはならない、という教養は欲しい。
日本では少し指導力のある総理が出るとヒトラー扱いするのが流行りで呆れるが、絵画を圧殺する人間こそヒトラーだ。
かつてのナチス政権下で表現主義や象徴主義の絵画は、腐敗と堕落の芸術であるしてその表現は禁止され、画家たちが追放された「退廃芸術展」というモノがあった。
これらの作品は、遺伝的異常、精神病的不調、道徳的堕落、生来的犯罪者の産物であるとして、責められた。(キモオタなんて呼ばれる今とそっくりだが、悪かったのは、言われているオタクの方ではなく、言っている人間の方だった)
キルヒナーやマルクの絵画を気持ち悪がり、気味の悪い絵画は否定しようとした結果、生み出されたのがあの虐殺社会だったのだ。

貴方にとって気味の悪いと感じる絵画を好きになる必要はない。
好きになれないからと言って、引け目を感じる必要もまったくない。
しかし、愛好する人間がいる絵を、遺伝異常、精神病、道徳的堕落、生来の犯罪者の産物と決めつけた時、同じことをした人間がヒトラーだったことを忘れない方がイイ。

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July 02, 2013

ポルシェ・カイエンで行ったアニメイト@ソフトの力か極限のコスト安か?日本の行く道

ろくに洗車もしないけど、メカは繊細に気遣う私。
ボクスターの一年点検にポルシェ・ディーラーへ行って来ました。
途中の普通に混んだ道が面倒だったんだけど、救いは最近MSに落としまくった萌え系アニソンが傑作揃いで、道行きを実に盛り上げてくれたこと。
具体的な曲目は
1)ファールプレイにくらり@もっとtoloveる
2)君にまつわるミステリー@氷菓
3)ナゾ!ナゾ!Happiness4)はいぱーみるきぃあわー@ミルキィホームズ
5)ガーリッシュ・ラバー@俺修羅、ですね。
どの曲も、ホントにカラフルでビビットで21世紀のpop musicが切り開いたfrontierそのものだと思う。
優れた音楽は、人を退屈から救いだす。

聴きながらディーラ―に到着して、キーホルダーから綾波レイのストラップをそっと抜き取り、クルマには何も問題はないことを告げて、後は駅まで送ってもらう段取りですが、行先としてアニメイトを希望!
やはりというか、当然というかセールスの方は分からないので、某ビルの側と指示してポルシェ・カイエンで出発。
例によって「次辺り、このおクルマ如何でしょう」の文句が来るんだけどいらないって。
俺の行動半径、クルマで15分以内だもの。
「ポルシェ・オーナーでは、奥様がお乗りになっている方が多いんです」って言われても、ウチの女房は116iでも大きいって言ってんだから無理です。

だいたいそんな高性能車でドライブに行くったって、オモシロそうな処なんてないし、遊びに行くなら飛行機か新幹線で行くような場所しかない。
渋滞抜けて、やっと前が空いたと思ってアクセル踏めば、待ってましたのネズミ取りでしょうが。
こんなクルマで気持ち良く飛ばしていたら何キロオーバーになることやら。
制限速度の設定が大幅に代わらない限りいらない。

で、アニメイトですが、まどかマギカグッツが大量にあったので、タンブラーやらランチョン・マットやらを大袋一杯購入。
お会計は12500円也
12500円ってこの間、ネットで見たリクライニングチェアの値段じゃん。
居間のリクライニングチェアがダメなので、買い換えようと思ってね。
調べたんですが、1万円台の商品が普通に売っているんでビックリしました。
レビューではさすがに「安物です」、という評価が多いんですが、買おうと思えば、昼寝が出来るリクライニングチェアが12500円だよ。
で、この日買った、用途から言うならガラクタみたいなまどかマギカグッツも12500円。
でもそれらは、わざわざ行く先を変更してまで買いに来たいモノなの。
買うと本当に幸福な気分になれるんだ。

ここに二つのビジネスモデルがある。
一つは、多額の原材料と、削りに削った労働力を使ってなおかつ、儲けなんて度外視に近いリクライニングチェアを作る仕事。
もう一つは、何百倍も安い原価に、軽く絵を添えてぼろ儲けをする仕事。
ソフトパワーによる付加価値の凄さ恐るべしということだが、ぼろ儲けをする仕事は悪い仕事なんだろうか?
ぼろい儲けが出るから、繁華街に店も出せるし、人も雇える。

高級車にも食指が動かない時代に、欲しいモノと思わせるモノとは何か?
私のクルマでの行動半径は15分と書いたが、その主要な行先だったコンビニも、最近はあまり行かない。
だって高いんだもの。
主に飲料を買っていたのだが、買う先がドラッグストアになり、今では通販になった。
そう、人が普通に働ける場所は、ネットと通販の時代になってますます少なくなっている。
すでに必要なモノが溢れ、極限までのコスト競争が繰り広げられる世界において、アニメ文化を規制しソフトパワーによる付加価値を潰した先に、日本の繁栄はあるのだろうか?
そして馬鹿げた規制がまかり通れば、その周辺も、例えば優れた音楽も、きっと無事では済まないだろう。
ドライブもさぞかし退屈になるんだろうな。

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