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May 2012

May 30, 2012

Another#0因果The Other@必見!見崎鳴ちゃん出まくりで究極の萌えが堪能できる

ホラーとミステリーには煩い私なので、あえて観ていなかったAnother
あまりの評判に再放送を観ていますが、自分の勘の悪さを認識せざる得ません。
浸れる快感のあるホラーという勘所、水島勉監督は実に良くとらえている。
エピソードの中で表現される夜の光と雨の余情はどこまでも美しく、恐怖はある種の美と非常に近しいことを証明しています。

このDVDは放送前のエピソード、一回目の前、#0という設定ですが、全編見崎鳴ちゃん出ずっぱり。
萌えのアクセルは最初から最後まで床まで踏み込まれる暴走状態。
素晴らしい徹底ぶりでした。

付録の本で脚本の檜垣亮さんが語っているんですが、このエピソード制作のきっかけとなったのは、見慣れぬ背広姿のダンディなおぢさまが言った「萌えてる鳴ちゃんが見たい」という言葉だそうですが、それは完璧に実現されている。
セリフから表情からしぐさまで、アホなオチが付く話から急転直下の場面転換をともなうエピソードまでみんな素晴らしい。
この製作スタッフは、全員がまさに萌えマイスターと言うべきで、萌えの神髄、まさにここにあり、ですね。

それにしてもこういう生命力の希薄な、欠落を伴う死の予感をまとった少女に惹かれるのってなんでだろう?
単純な遺伝子理論では、性欲は自分の遺伝子を残すためにある。
子孫繁栄こそ生き物の究極の目標であるなら、何故、こんな死の谷を歩むような少女像に惹かれるのか?
冷感性の魅力というか、神秘性、人形性の魅力・・・の正体とは何者なのか?

死の写る義眼の少女って、かなり病的な設定ですが、我々は時にいぎたなく生きつづけることに、どこかでウンザリしているのかもしれないね。
綾波レイとか見崎鳴とかは、そんな我々の下劣な倦怠を止めてくれる死の天使なのかもしれない。
人類の進化しすぎた脳髄は、すでに「遺伝子を乗せる船」であることに飽き飽きし始めたのかもしれない。

綾波レイというcyber時代の聖母の系列に、また一つ、見崎鳴という星が生まれたことは確かですね。
というか、こういう作品を観てしまうと、綾波レイのこういうOVAを観たいね。

ps
「鳴ちゃんを萌やした13話をつくって」
これを言って去って行った背広姿のおぢさんは、萌えの惑星から来た萌え天使だったのではないか?
背広の下にはきっと羽が隠されていたと思うな。
彼の惑星では、すでに人は人形にしか恋をしないんだよ。

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May 29, 2012

サンクコストの呪縛を乗り越えてもキモいと思われているローソンでまた話題を提供

6時過ぎに仕事の終わった土曜日。
翌日の日曜はどうせ整理整頓を中心にした勉強とか資料の読み込みに終わる一日なんで、休日前夜のひとときくらいと、シネコンに向かう。

Z4の幌を開けて、録音した勉強の資料を聴きながらドライブと思ったけど、あんまりなんで、安室ちゃんのGo Round とYEAH-OHをリピートにして聴く。
なんてイイ曲なんでしょ。
今年のライブは5大ドームツアーです。
貴方の選ぶ20曲についてはいずれ記事にするとして、軽快に走り出すも、セーターを着てこなかったから風が冷たい。
車内に置きっぱなしのアルマーニのマフラーを巻きつける。
アルマーニでも、私なんでちっともカッコ良くないというか、仕事場から直接乗ったので、ファッショナブルではない。
ま、暖かいからイイや。
で、映画が酷かった。
BMWに乗り換えてからレイトショーでも駐車の心配がなくなり、深夜の国道を走ることになっても、炎天下でも真冬の寒さでも故障が気にならなくなり、映画行くこと増えたのですが、こういう酷い作品に当たるというリスクもある。

あまりのツマラナサに呆れかえりながらも、入場券買っちゃったしなあ、途中まで観たしなあ、と出て行くには後ろ髪をひかれる思いだったのですが、これぞ典型的なサンクコストの埋没問題だ、と一気に表に出るとスッキリした。
これはダメな玉だなあ、というのをスパッと損切りした時と似ている。

駐車場に戻り、MSで安室&萌え系アニソンを復活させて幌を開けて走り出すと気分爽快。
いつの間にか行きつけのローソンが近かったので寄る。
ここはいつもけいおんフェアで買い物をしているお店で、きっとバイト仲間では、けいおんグッツを買っていくキモオヤジと話題になっているに違いないと、妄想している。
本日は、何かブツはあるかと入ったら、夏色キセキのキャンペーン中。
ま、私は一回しか観てないんだけど、一応買う価値はありしや、と眺める。
背後に店員さんの視線を感じるも、迷いを起こさないように強い気持ちでじっくり検討。
買う価値はないな、と心が決まり、今日は問題行動起こさないで済みそうだ、と自分でも安心して、雑誌コーナーを素通りしようと思ったら、視線の端にちょいと何かが引っかかった。
何も引っかかるモノなんてない場所なんだけど、何が引っかかったんだろうと不思議に感じて精査しているとViViだった。
今、発売中のViVi7月号は安室ちゃんが表紙で、中に安室様のお言葉(一般にはインタビューと呼ばれている)が載っている。
信者だから買わないと・・・書いてあること確認して購入。
この本だけだとなんか目立つので、ペプシNEXと高いコーヒーも購入。
レジに堂々と持っていく。
ちっとも恥ずかしくなんかないんだからね!

・・・ま、また話題にされるんだろうな、あのけいおんオヤジ、今度はViVi買ってったよ、超キメ―とかさ。
言われてるよな。
ほぼ間違いなく。

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May 27, 2012

ジュニオール・ドス・サントス@男の喧嘩は殴り合い最強!UFC146ヘビー級TM

男の喧嘩は何が強い?をはっきりさせたくて生み出されたMMAですが、最近の結論では、大男なら殴り合い最強となっております。
本日のUFC146はそれを証明し続ける男ジュニオール・ドス・サントスがフランク・ミアとヘビー級のタイトルを掛けての一戦でした。
ドス・サントス、個人的にはタフシリーズでコーチ役をやった時に好感を持った。
頭が良くて、親切だったよね。
この試合でもミアともどもマナーが良くて、笑顔も「気は優しくて力持ち」風で好感が持てる。
ただTMの相手はフランク・ミア。
順当にいけばドス・サントスの勝利は揺るがない処でしょうが、追い込まれてから一発逆転のあるミアは決して侮れません。

試合は互いの領域で戦おうとする両選手の攻防でスタートですが、ボディへのパンチで試合を作りだしたサントスが、ラウンド終了間際にフック気味の1発でミアのガードを吹っ飛ばし効かせる驚きの中で終了。
ちょっと嘘だろうと思えばこそ、2RにはKO決着となりました。
みんながぶっ倒れるあのパンチ、どのくらい強いんだろ。
受けてみたいとは思いませんが・・・

総合格闘技は、あの当時はさぞかし不思議に見えたであろう柔術の関節技から発展し、打撃か寝技かの歴史的攻防があったわけですが、結局男は腕っぷし、ぶん殴ったら勝つというこの単純な、それ故に堅牢な戦略を持つ男が今はヘビー級のチャンピオンです。
ミアが諦めた腰の重さも持つドス・サントスは、寝技の怖さを知り、寝技にさせない技能を持つパンチに優れた男最強、という結論を今回もファンに明示しました。
一方、ジョン・ジョーンズやアンデウソン・シウバなどが実現した、ホントになんでも出来て桁外れに強い、という選手はヘビーでは出にくいのか、今後気になる処ですね。

ps
この一戦、ミアも好きだし、サントスも好きで、応援にちょっと迷った試合でもありました。
ボクシングファンに怒られるかもしれないけれど、サントス、ちょっとクリチコ兄弟とボクシングやらせてみたいよね。
絶対に負けるって?
分かんないよ。
見た目だけだけど、ビタリよりボディ・ワークあるような・・・パンチも切れているような・・・
ま、問題は距離だろうけどね。

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増補フランス文学案内 渡辺一夫備忘録20世紀編@私が仏文を読む理由

20世紀文学は、以下の三期に分けられる
一期、大戦まで
マルセル・プルースト(1871-1922)富裕な家庭の生まれ。コルク張りの部屋に閉じこもり「失われた時を求めて」を書く
時間、記憶、意識の流れ「現実は記憶の中にのみ形づくられる@無意思的記憶」
アンチ・ロマン「反小説」の先駆的作家。「小説が小説について反省している」

ジイド「地の糧」「狭き門」
ロマン・ロラン「ジャン=クリストフ」
二期、第一次大戦と第二次大戦の間
1930-40年代不安の文学:ダダイズムとシュールレアリズム
ブルトン「シュルレアリズム宣言」
ギョーム・アポリネール「ミラボー橋@アルコール」
アルフレッド・ジャリ「ユビュ王」
レイモン・ラディゲ「肉体の悪魔」
ジャン・コクトー「オルフェ」「恐るべき子供たち」
モーリャック「愛の砂漠」

アンドレ・マルロー@行動主義「人間の条件」「彫刻の世界の空想の美術館」
サン・テグジェペリ「星の王子さま」「夜間飛行」
ルイ・アラゴン@ダダイズムから社会主義運動「永久運動」
ポール・エリュアール@シュルレアリスト→コミュニスト「苦しみの都」「詩と真実」
ポピュリズム(民衆主義)庶民の哀歓をヒューマニスティックに描く

三期、大戦後から現在まで
1939年9月ポーランド侵攻
1940年5月マジノ線突破、第三共和国方回、全土の2/3を占領される。
1944年夏、米英軍とド・ゴール将軍により解放まで続く
インドシナ独立戦争、アルジェリア独立戦争
サルトルと実存主義の文学
実存主義:生きる態度「実存は本質に先行する」
人間が存在するというこのが、人間の本質(人間性)より先にある。よって自由はその本質を確立させるためにある、ということ。らしい・・・
「嘔吐」「聖シュネ」「水いらず」
フランス左翼陣営の組織し直し

ボーヴォワール「第二の性」
カミュ「異邦人」「シーシュポスの神話」「ペスト」「転落」
「うそのつけない人物」を普通の人として描いた。

ジャン・ジュネ@美醜の混淆する異様は迫力「花のノートル・ダム」「泥棒日記」
死を内在する生が日常性の中で見失われては発見される永遠の循環を描いた。

マルグリット・デリュラス「愛人」
戦時中、パリで最も栄えたのは演劇
サミュエル・ベケット「ゴドーを待ちながら」絶望的状況の提示
イヨネスコ「授業」死の恐怖がグロテスクに示される。
「反演劇」:一貫した筋立てがなく、人物に性格なく、セリフの論理性は無視され、しつこい反復がある。

批評文学:アリストテレスまで遡れる文学批評は文学である
ロラン・バルト:エッフェル塔
ソシュール@スイスの言語学者、言語論
レヴィ=ストロース:文化人類学者、人間の行為を構造として把握する
「悲しき熱帯」「野生の思考」「親族の基本構造」
ミシェル・フーコー
「古典主義時代の狂気の歴史」「性の歴史」「知への意思」
ジャック・ラカン:精神病理学者「エクリ」
ジル・ドゥールーズ「アンチ=オイディプス」
ガタリ「千のプラトー」
デリダ「エクリチュールと差異」

これでお終い。
ま、私が仏文を読むのは文章がカッコイイから、なんですけどね。

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May 25, 2012

明日決勝スペイン国王杯@バスク~なぜ彼らは掟を貫くのか~に見る美意識

バスク地方と聞いて貴方は何を思い浮かべるだろうか?
アートの好きな方ならゲルニカ、サッカーが好きならアスレティック・ビルバオだろうか?
バスク純潔主義を貫くビルバオに日本人のファンは多くないだろうが、今年はビエルサが入団したので、注目しているサッカー好きは少なくないはずだ。

WOWOWで先日放映されたノンフィクションWでは、そのアスレティック・ビルバオを軸に、バスク地方の歴史的背景から、現在に至るまでの事情が手際よく解説されていた。
この番組、良い気分で観られるのは、民放地上派というとスポーツ番組にもしゃしゃり出てくるお笑いタレントが出てないこと。
取材対象に対しては、常に一定の敬意が払われ、観る者には感動の押し売りをしてこない。
そういう良識があることだ。

遥かに資本があるはずの民放地上波で、こういう番組が出来るか、と言えば出来るだろう。
良い番組だが、圧倒的な知性とか、卓越したセンスが光るというレベルでもないからだ。
この回でももうちょっと、ビエルサの練習風景、詳しい戦術の解説が欲しかった。
ただ民放地上波でこの手の番組が造られることはない。
何故なら普通の国民はゲルニカにもビルバオにもビエルサの戦術にも関心がないからだ。
バスク、ゲルニカ、ビルバオ、ビエルサで、世界に売れるレベルの番組を造り得たとしても、視聴率は取れないだろう。
考えればWOWOWの主力商品にもなりえない。
でも映画やスポーツ中継の合間に挟む、ニッチ商品としては悪くなく、品のある造りを観ていると、民放地上波のワイドショーやらバレエティ番組がいかに(美意識的に)毒されているか再認識することになる。

という訳で、明日の早朝、スペイン国王杯決勝である、と話はつながる。
注目はビエルサの取ってくるフォーメーションで、個人的にかなり期待している。
エル・ロコは偉業を成すのか、グラウディオラの花道が、最後の最後で飾られるのか?
もう観るんならこういう番組だよね。
あつかましい人間のバカ騒ぎは沢山。
美意識的として。

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May 23, 2012

増補フランス文学案内 渡辺一夫備忘録3:19世紀後半

ロマン主義:誰はばかることなく感情をうたい、自我を解放し、歴史を見つめ直した。近代精神の目覚め

写実主義:近代精神の確立。自然科学の発展。産業革命、1848年二月革命が独裁の帝国政府を生む。
「カルメン」、「ラ・ボエーム」の原作。日本の浮世絵から不均衡性に宿る美

1857年、フローベル「ボヴァリー夫人@ド・ラマール事件」
ロマン主義におぼれて、自分は実際と違う人間と思いこみ破滅する。「ありもしない自分を自分だと思いこんでしまうボヴァリズム」
「感情教育」「サランボー」「聖アントワーヌの誘惑」


ボードレール「悪の華」「パリの憂愁」
ユゴー「きみは芸術の天に一つの不吉な光を贈った。新しい戦慄を創造した」
象徴派の技法「一つの影像がもう一つの影像を読者の心に呼び起こす、流動的で暗喩的な描写法が生じた」
これがヴェルレーヌ、ランボー、マラルメを生んでいく。
混血の無知で官能的な女、ジャンヌ・デュヴァルと関係。

ベルトラン「夜のガスパール」散文詩の淵源

高踏派:ロマン主義はあまりに自己の心情をさらけ出し過ぎる。
ゴーチェ芸術のための芸術。主観的な感情や社会的事件に動かされずに、事物の客観的な美を追求する。

ゾラ(1840-1902)自然主義文学
「居酒屋」「ナナ」
モーパッサン(1850-93)サイコホラーの淵源作家
「脂肪の塊」神経症で10年間の創作、43歳で死亡

ユインスマンス:地味な小役人
ドーデ:「風車小屋便り」

ヴィリエ・ド・リラダン名門に生まれながら困窮
「残酷物語」
「未来のイヴ」理想の女性は人造女性

ヴェルレーヌ(1844-96)「秋の日の、ヴィオロンの」
無頼の生活、普仏戦争、パリ・コミューンの反乱1871年、ランボーとの出会い。
「ちまたに雨の降るごとく、わが心に涙ふる@言葉なき恋歌」
高踏派に反対し、色彩をしりぞけ陰影を追及。象徴派は音楽からその富を奪い返す。「詩学」奇数脚の詩を説く。

ランボー:ヴォワイヤン(見える人)幻視者:色と香り、視覚と音、物質と象徴の錯乱と混淆「飾り絵イリュミナシオン」
「地獄の季節」

マラルメ(1842-98)骰子一擲
「肉体は悲し、ああ、我はすべての書を読みぬ@海の微風」
半獣神の午後@1865年
1880年からパリ、ローマ街にある自宅で「マラルメの火曜」

ロートレアモン「マルドロールの歌」1870年モンマルトルの下宿で27歳で死亡。1912年にアポリネールが発見するまで忘れられていた。

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May 21, 2012

太陽スゲエ@金環日食の冷たい風と暗い空

ひっそり見ようと思っていたらいつの間にか国民的話題になっていた金環日食。
今日の早朝、Amazonより購入した専用眼鏡でしっかり確認させていただきました。
欠けて行く様子からちゃんと見られて得難い体験。
それでも一番スゴイと感じたのは、明らかに暗くなった空と気温の低下した風でした。
庭に出て見ていたんだけど、金環日食がピークの時は、周囲がみるみる夕暮れみたいになって、風の温度が一気に低下したことが感じられた。
全身で感じられるスペクタクルだったよ。

暗くなった空。
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この時期のこの天候ならまぶしいほど明るい場所も・・・
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太陽は偉大だ。
インカ、アステカ、エジプトなどの古代文明が神格化したのも分かる。
ギリシャはアポロンだし、日本も天照大御神だものね。
凄いわ、太陽。
一瞬覆われるだけで、世界が全然違って見える。
これじゃキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードでも勝つのは苦しいんじゃないか。

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May 20, 2012

バトルシップ@迫力ある映像とつるべ打ちのアクションは週末の夜に最適

自衛隊員の活躍がフューチャーされているこの作品。
ネトウヨとしては観るもんなんでしょうが、観る前からもう分かった感じムンムンでね。
3Dでやってくれていたら絵を観にだけでも行ったのですが、この時期になんと平面映画。
縁なく終わりそうだと思ったのですが、時間が空いて、義理も感じて観に行った処、意外にも非常にオモシロかったというオチでした。

敵役はトランスフォーマー+プレデターの感じで、この辺はB級っぽいんだけど、並行して走るストーリーとつるべ打ちに繰り出されるアクションシーンが連動して観る者を飽きさせない。
全体にテンポが良くて、映像に迫力があり、VFXアクションに付く音響効果がイイからスゲエスゲエと楽しんでいる間に時間が過ぎる。
細かい進行に、?、が絡むのは宇宙人相手のバトル物はみんなそうなんで仕方ないでしょう。
この映画でも言っているように、もし宇宙からの侵略者がありすれば「コロンブス対先住民の戦い」なんで、矛盾なく終わらせるのは逆に無理ですよね。
要は観客にそういうことを考えなさせれば製作者の勝ちだし、考えさせたら負け。
この映画に関してなら、私は「細かいとこはイイや」と思えたんで満足ということです。
「もうバトルシップがないんだ」の後の顛末も、そうか伏線だったのね、と思えて楽しかったな。
活躍する人たちが出てくるシーンは、西部劇からの伝統芸の大見栄切りで、まあアメリカって国は変わらない。
日米連合で立ち向かう敵は中国か、と思われないように、香港にも被害を受けておいてもらったのはアリバイ造りか?
途中、時間軸がおかしいだろうとか、イイじゃないですか。
感動的だったよ。

ふだん仕事仕事で鬱鬱している人にはおススメ。
カタルシス大いに解消で、観終わったらスッキリしている自分がいました。
娯楽映画ってはこれでイイよね。
ポイントが付いて1000円なら安いよ。

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May 18, 2012

関西に住む必死に働く人は気の毒だな@関電管区15%の計画停電

零細自営だが、同じような立場で関西に住む人には同情する。
夏場の電気ってはエアコンの為にあるのではなく、働くためにあるものだ。
当然、好きで働いているわけではなんだが、世を凌いでいく為に、他にやりようもないんだな。
私だって原発は怖い。
アーニー・ガンダーセンの本には恐怖を覚えたし、そもそも原発爆発以降の私のうろたえぶりったらなかった。
しかしそれを押しても、生活者としては電気がないのは困るのだ。

一般に電気=仕事で、充分に働けること=納税なんだが、そっちの額も相当低くなるだろう。
大阪の財政再建には打撃なんじゃないだろうか、と思うのだが、民意としては、金より命、安全であって、その動向はネットでも新聞でもテレビでも一致している。
だから仕方がないと言えば仕方がない。
これが日本の選んだ道だ。
それをワイドショー脳だとか、愚民メディアの悪影響だとか言っても一人一票の世界では詮無いことだ。
ただ今日、さらに驚いたのは、関電がHPに陰謀停電に関してのコメントを発表していて、当社としては、停電テロなど考えていない、という旨を書いている。
関電の震災前までの原発依存は40%超えだったのだから、埋蔵電力はないと思うし、そこまでの悪意を疑われるのはさすがにちょっと気の毒だ。
それにしても東電管内は、春に5.6%の計画停電でも人死にがでた。
真夏のさなかに15%というのは、仕事がしたい、納税もしたい、という希望すら吹っ飛ばすnew worldへ精神が進化する道なのか?
ま、そういうanother worldには行きたいと思いませんがね。

ps
以前、政治家、橋下徹を支持します、総理大臣になって欲しい、という記事を書いたが撤回します。

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May 16, 2012

かつぜん@ミシュラン店シリーズ、今回はとんかつ屋さん

とんかつ屋さんといえば、二十代の頃、友人から美味いという評判の店を聞いて行ったことがある。
ちょっと遠くて、ドライブがてら着いた時には随分来たなあ、というロケーションだった。
到着した店は小料理屋風というか、油臭い感じがまるでなく綺麗綺麗している。
給仕をしてくれる奥さんと思われる方も、和服なんかを召して品の良い印象。
そして大ぶりのとんかつが出てきて驚いた。
衣に清潔感があったのだ。
そして大きい。
食べてみると感触が驚くほど軽いのに、中の肉は旨みたっぷりだった。
確かに美味しい。
遠いけど、このお店は通うだろう、と予感しその通りになった。

とんかつに関しては同じ時期にもう一つ印象的なお店と出会った。
こっちも友達に聞いた店なのだが、こちらは着いた途端に帰りたくなった。
当たり外れは人生の機微だと思っても、古びた建物で、なんとも汚い印象なのだ。
店内に入るも暗く油ぎった感じでヨロシクナイ。
カツ丼(こちらはとんかくでなくカツ丼)が出てきてまたビックリ。
衣からして随分色が濃く、油自体が良くないのでは、という疑惑を持った。
味も独特だった。
最初の一口を食べた時は、全部食べきれるかなあと思ったものの、気付くと完食していた。
さらに不思議なことにしばらくすると食べたくなるのだ。
結局、随分通った。
最初の店が遠かったこともあり、結局コッチの方を食べることが多かったかもしれない。
今でもたまに懐かしくなる。
食事というのは不思議なものだと思う。

正直、このお店には上記二店舗ほどの驚きはなかった。
モチロン非常に美味しい。
さらに言うなら上記二店舗と、今現在食べ比べたらこのお店の圧勝だろうと思う。
一流のとんかつ店であることは間違いなのだが、なぜ衝撃がなかったかと言うと、普段から外食するしかなかった当時と、妻の手料理をいつも食べられる現在。外食するならかなり奢れるという境遇の違いだろう。
結局、受ける印象とは、つねに違いを感じる処から生まれるのだろうな。
とんかつに関しては、それが埋もれる環境に今はあるのかもしれない。

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May 13, 2012

鬼物語 西尾維新@冗漫な前半、泣ける幕切れ

傾物語、囮物語、恋物語、と絶賛しつづけた西尾さんの小説でしたが、この小説に関しては、さすがに前半、ちょっとメタ小説へこだわりが、効果的というより邪魔な印象でした。
忍の話のテンポが悪く、冗漫な印象で退屈してしまった。

それでも後半、舞台が山中に飛ばされてからは、読者にページを繰らせる力、立派に蘇ります。
新たなエピソードを予感させる人物も登場で、前半の伏線は巧みに回収され、
幕切れは鮮やかで哀しく心に残るものでした。
そうして読み終えると、「彼女の顛末」を見届けることが出来たのだから、やっぱり読んで良かったな、読んでおくべき1冊だな、と思わせてくれる辺りは、さすがにプロの仕事の1冊ですね。

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May 11, 2012

増補フランス文学案内 渡辺一夫、鈴木力衛@備忘録part2

18世紀(擬古典主義、啓蒙主義)
古典主義は理性を尊重し、規制を守った。ルイ十四世の治世が終わった時、経済は疲弊していた。
批判の精神が信仰から、社会批評、文明批評になり啓蒙主義につながる。
啓蒙主義から大革命へ、ロマン主義が芽生える。

モンテスキュー「ペルシャ人の手紙」「法の精神」:法を神からでなく人間から引き出した。
ヴォルテール:小説家、劇作家、哲学者、歴史家、18世紀はヴォルテールの世紀。ルソーと違い、文明を信じた方。

ジャン=ジャック・ルソー@左翼思想の源流家
「孤独な散歩者の夢想」「エミール」「人間不平等起源論」私有財産が諸悪の根源、文明が悪い、自然人の再生を訴えた。

「マノン・レスコー」:情念の為に、名誉も富も家柄も捨て、身の破滅も顧みない。道徳や宗教より情念が優越する。
「セビリアの理髪師」「フィガロの結婚」@無能な貴族批判、後のフランス革命の予測
ラクロ「危険な関係」
「ポールとヴィルジニー」@個人的に懐かしい。この時代のなのか。
サド侯爵1740-1814投獄と精神病院の生涯「ジュスティーヌ」「ジュリエット」20世紀にアポリネールにより再発見。

フランス大革命1789年7月14日@王権が倒れ、ブルジョワジーの時代へ

19世紀(ロマン主義、写実主義、自然主義、象徴主義)
ナポレオン帝政と崩壊、帝政、王政、共和制、帝政、共和制と変転するフランス社会。
前期ロマン派:シャトーブリアン「アドルフ」心理小説
ロマン主義1830年―1930年「芸術における自由、自我の解放が目的」
ヴィクトル・ユゴー「レ・ミゼラブル」19世紀最大の詩人。
ナポレオン帝政と戦う共和主義者、普仏戦争に負け1870年に帝政崩壊するや、パリに凱旋。
ネルヴァル、「夜のガスパール」@ベルトラン
ジョルジュ・サンド
デュマ父「三銃士」「モンテクリスト伯」筋立てが巧みだった。
デュマ息子「椿姫」

ロマン主義から写実主義:バルザック「人間喜劇」神曲に対抗した。
書きまくった作家。生き生きとした作中人物
スタンダール「赤と黒」「パルムの僧院」イタリアを愛した外交官
エゴチスト享楽や感動をみずから分析することによって、倍加増大させる分析精神。
「強烈な感動をとことん追求することこそ、人生の目的である」@ブリラャール

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May 10, 2012

増補フランス文学案内 渡辺一夫、鈴木力衛@楽しく読めた仏文学史

何故か気が付くと読んでいることの多い仏文学。
場当たり的に読むのも悪くないですが、歴史を概観してみるもの一興かなあ、と読了です。
この本は著者が東大仏文教授で、岩波書店の発刊で、とお堅い感じを受けますが、素人向けに噛み砕いて書いてあり読んでいて楽しかったです。

以下仏文史の備忘録
中世期(11世紀から15世紀)
シャルルマーニュ大帝没後、中部欧州が三つに分裂した時期。
聖人伝、武勲詩、宮廷騎士道文学、風刺尺実文学、教訓文学、南仏文学(ラテン語の情熱的、快楽追及的な主題)の六つがある。
騎士道文学は意中の女性の為、騎士があらゆる試練に耐える話。後に女性の代わりに聖杯が登場。神秘的、宗教的にもなる。
中世後期、百年戦争になると封建制の崩壊、王権と市民階級の勃興が起こり近代化、ジャンヌ・ダルク登場で、攻め込んできた英国撃退。
詩人のフランソワ・ヴィヨン登場。
「結婚15の楽しみ」夫を手なずける女性の狡知と偽善が主題の小説

16世紀(ルネッサンス)キリスト教の自己修正能力欠如が顕著に
フランソワ・ラブレー「ガルガンチュワ」フランス語の散文に色彩と音響を活力を与えた。
フランスはアンボワーズ陰謀事件、ヴァシー虐殺事件など宗教戦争の内乱状態。
聖バルテミーの大虐殺とナントの勅令、旧教徒が新教徒を皆殺しにしようとした事件を経て、信仰の自由を認めるナントの勅令
モンテーニュの「エセー」高慢と不寛容を憎んだ、狂信を嫌うモラリストの文学。仏文の主流となる。
バロック登場

17世紀(古典主義)フランス国家統一。絶対王朝
ブルボン王朝初代アンリ四世、次がルイ十三世
デカルト「方法序説」カソリック教義への合理性を与えるようでいて、批判精神からその根拠を危うくしたが、同時代人は気づかなかった。

パスカル「パンセ」神とともにある人間は偉大である
ランブイエ侯爵夫人@サロン「青い部屋」
先進国イタリアに比べ粗雑で乱暴だったフランスに、マナーをもたらす。

三一の法則@時間、場所、劇行為の法則
ラシーヌ@フランス古典劇の成立。ギリシャ・ローマ悲劇の移植

ルイ十四世、古典主義文学最盛期
モリエール@演劇でいちばん大切な要素は、観客に喜ばれることで、規則通りに作っても芝居が受けなかったり、規則に外れたものが当たりを取ったら規則そのものが悪いのだ。

ラ・フォンテーヌ寓意詩
ラ・ロシェフコー「箴言」
ラ・ファイエット夫人「クレーヴの奥方」
以下の時代はまた機会があれば投稿

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May 09, 2012

けいおんローソンキャンペーンとかエヴァ・フィギュア付UCC缶コーヒーとかミルキィとCCさくらの中古DVDとか@キモさを随分広めてしまったか

本日は休日ですが、一日中仕事の予定です。
朝から起きてやっていますが、ただいま7時33分、9時の連絡待ちの間にブログ記事、更新です。

昨日は休日前夜&けいおんDVD発売祭りローソンキャンペーン中ということで、仕事が終わった後、Z4の幌を開けてローソン巡りしてまいりました。
初めに行った行きつけの店ではファイル4種あったのですが、他にめぼしい商品はなし。
コルクボード買ってもなあ・・・どうしろと・・・
ペンケースは、梓か澪があったら買っていたかも。
店番していたのが若い男女カップルなので、少しビビるも、勇気を出して購入。
ホント、若い人が羨ましい。
俺の年だと買うのに抵抗あるよ。
このお店には良く行っているんで、また来たよ、あのけいおんグッツ買うキモオヤジ、とか言われていそう・・・

その後は、以前、やはり休日仕事の折りに寄ったら何故か随分前に売り出されていたエヴァ劇場版Qのフィギュア付UCC缶コーヒーが置いてあったローソンに向かう。
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着いてみると、お店の前の駐車場が渋滞状態。
まさかけいおんフェアのせいか?ということはまったくなく、たまたまだったみたい。
期待をもって店内に入るも、前のお店以上に何もない。
五連メモ、買おうかなあと思いつつ・・・去年の年末にかった手帳、スケジュールブック、まったく使えてないので、見送り。
もったいなくて使えないよね。
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結局、これしか買えなかった。
後はファイル対象商品のポテトチップスのみ。

最後はちょっと遠目のブックオフに鼻先を向ける。
ドライブがてら、いらなくなった娘の受験参考書を売りにいくのです。
やっと到着して、籠から大量に放出するも、お買い上げ値段は200円なり。
ガソリン代にもなりませんが、置いておいても仕方のない本なんで、売らせて戴く。
アニメのDVDが充実しているので、見て歩くとCCさくら劇場版「封印されたカード」とミルキーホームズ一期の3巻「バリツの秘密」巻が格安だったので購入。
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売ってくれたのが、新人店員の人らしく、じっと見られる・・・
ミルキィとさくらって、またキモさを広めてしまったか・・・

その後、オープンドライブが快適になった夜を堪能。
暖かな夜に幌を開けて、街灯の光の中を走るのは、とても気分がヨロシイ。
これからしばらくは快適な時節です。
こうしてささやかな休日前夜は暮れ行くのでした。
一枚のクリアファイルで、納税者は今日も働く、ということですなあ。

あ、クルマの洗車ずっとしてないので、しないと。
鳥のフンがついてるオープンカーって、人の目を意識しないのにもほどがあるからな。

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May 06, 2012

メイウェザーvsコット@顎を引けば、時空間の支配者にも倒されない

この試合は早ければ5R、メイウェザーが安全運転しても8R以降はないのではないか、と思っていました。
コットに勝機があるとすればメイウェザーの調整失敗のみ。
そんな期待も試合が始まって10秒で消し飛びます。
ジャブは途中の軌道が見えないほどだし、ダックすると瞬間、上体が消えるようにすら見える。
一流ボクサーなら、わずかな動きで行うヘッド・スリップが目にも止まらない、ということはあるものですが、大きな動きとなるダッキングで消えるように見えるというのは規格外だ。
かつては年齢とともにスピードは落ちると言われたものですが、栄養管理やらトレーニング方法の進歩があるのでしょう。

本日もフロイド・メイは絶好調で、コットの貝のようなガードをこじ開けるようと、右から左から上から下からパンチを繰り出す。
自分はノーガードのままそれをやる。
打たれない自信あって始めて出来ることだが、実際に打たれない。
4R位まではそんな調子で、俺の予想、また当たってしまったか、と思ったんですが、6R頃になるといつのまにかメイウェザーの顔が朱に染まっている。
なんらかのアクシデント的な打撃を受けたのかな、と思えばこそ。
密着戦でコットは奮戦していたのだった。
コットは確かに打たれていて、メイウェザーはあしらっていたのだけれど、100%それが出来るという訳じゃなかった。
コットの相打ち上等というパンチがメイウェザーに当たりだしている。
メイウェザーはラウンドごとに手当を受けていて、結構悲惨。
こんなに打たれた試合は記憶にない。
やはり紙一重の処で年齢は効いているのかもしれない、と思いだす。
この辺から、マグレでもいいから大きいのが入って、コット、勝たないかな、とも思いだす。
3-0の判定負けは仕方のない処。
無敗の男は、まだまだ負けない。

振り返るに、今回のコットの奮戦を支えたのは、長丁場、苦戦を強いられても降りることがない堅いガードと、緩むことのなかった首の絞めだ。
コットの顎は試合中、決して上がらなかった。
怪物選手を相手にする時も、スポーツは基本が大切と実感した。
その基本を守らせたのは、トレーニングの賜物であるタフネスだろうから、やっぱり一番大切なのは地道な練習なのだろう。
当たり前のことを徹底していると、見る人間は感動する。

メイウェザーは強かったが、コットの奮戦が光った一戦でした。

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May 05, 2012

熱狂の日2012ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン@素晴らしかったウラル・フィルハーモニーの「シェエラザード」&楽しかった休日

熱狂の日、本来なら3日か4日に行こうと思っていたんですが、悪天候でぐずぐずしてしまい、最終日の本日、やっとこさっとこ行ってまいりました。
チケットの類も取ってなかったので、朝に到着した後、ガラス棟に入り見つくろう。
正直、私のクラシック熱は相当冷めていてね。
今聴いている音楽は萌え系アニソンと安室奈美恵が中心。
昨夜も「PLAY」のライブDVDの後、BEST FICTIONのMV観てて遅くまで起きていた。
安室奈美恵、すっと挙げた指までが長く美しくダ・ヴィンチの「洗礼者ヨハネ」さながら。
観れば観るほど魅惑され、魅力の底が知れず、やはり彼女は「神の造り上げたフェラーリ」だな、と思うばかり。
そしてその安室奈美恵は私の中でのライブの概念というか、判断基準を一気に押し上げて、なんかもう安室ちゃん以外のコンサートはイイや、みたいなね。
その上、ここだけの話ですが、前回行った熱狂の日の某コンサートの出来、あまり良いとも思えなくて、運ぶべき足も鈍りがちという内情だったのでした。

さてコンサート、何を見ようかと迷ったのですが、昼食はミシュラン店に予約があるので、2:15始まりのリムスキー・コルサコフの「シェエラザート」を取る。
この曲ならダメでもあきらめがつくという消極的な理由だった。
それからガラス棟の地下に降りて舞台上で行われている声楽とピアノの演奏を聴きながら青森産のリンゴ酒とやらを飲みつつ、カフェ・リュスのピロシキを食べる。
Mozartとというチョコレートのリキュールも売っていたので買ってしまう。
みんなが賑わっていて、楽しいお祭りの雰囲気に浸れるのは幸福だ。
弱いお酒なんか午前中から飲んで、やっぱりこのイベントは貴重ですね。

さて、正直期待しないで聴いたラウル・フィルハーモニー管弦楽団とドミトリー・リスですが、素晴らしかったです。
正確で厚みのある演奏で、特に第一楽章の湧き出るような豊穣な響きは感動的だった。
おお、ロシアの黒き広大な大地から歌われる中東へのエキゾチズム!
特筆すべきは第一ヴァイオリンで、高音高く歌いあげてもなお緩まぬ力感は、情熱がほとばしり、心動かされざることがない。
その他でも主旋律を歌うパートでの木管奏者、みな極めて高い水準の実力者揃いで、そのレベルは驚くばかり。

申し訳ないことに、妻にチケットの値段を聴いた時は、正直高いと思ったんですね。
だって45分の演奏で3000円なら、120分近くやる安室ちゃんのライブ7800円ってバカ安でしょ。
そう思ったことをここに陳謝します。
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団は、素晴らしい演奏をする非常に力のある管弦楽団だったことを、ここに報告いたします。
良い休日になりました。
ありがとう。

Ps
公式CDを聴きながら書いてます。
今、ラフマニノフのピアノコンチェルト二番、第三楽章・・・クラシックもイイね、やっぱり、そう思えた一日でありました。

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May 04, 2012

タイタンの逆襲3D@派手な映像満載で3Dの迫力は楽しめた

最初の映画は、駅に走り込む列車を撮ったモノだった、という歴史を考えると、内容より映像を、というこの作品は古き良き映画の王道かもしれない、とも思えます。

ストーリー自体はペルセウスが世界を破滅させようとするクロノスとその仲間、生み出された怪物たちと戦うという単純なモノ。
さらにハデスが心変わりしていく過程もなんとなくで、少し弱いのですが、これだけ派手な映像を見せてくれるのだから、イイですよ。
娯楽映画として合格点、充分とれています。

ともかく魔人やら巨神や怪物やらが後から後から出てきて、迷いこんだり潜りこんだりする神殿やら迷宮やらも映像的な迫力は満点。
観ている間は手に汗握る。
わざわざ映画館まで行く手間も、観終わって元は取れたと感じました。
光で飛ぶという宇宙船だよりだったジョン・カーターより、もっともらしくても地味だったヒューゴの不思議な冒険よりも、わざわざ映画館に行って観る3Dの値打ち、という基準で計ったなら、私ならコレ一択ですね。

望むなら3D映像を、もっとこちらに、ってことでしょうか。
炎とか咬みかかって来る怪物の牙とかを観客側に飛び出せて驚かせて欲しい。
火を吐かれても横から横、ばっかりじゃな。
観る方は、より強い刺激を求めているんで、グロテスクで悪趣味なのはカンベンですが、もっと迫力を!と望んでおきます。

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May 03, 2012

アンダーグラウンド 村上春樹@二つの読み処をもつ分厚い本

家にあったオウム信者へのインタビュー集、「約束された場所へ」を読み、こっちも読もうとAmazonで注文。
届いて驚いたのはその厚さで文庫だったのですが、なんと777p!
読みでがありました。
個人的には二つの顔を持つ本だ、と思いました。
一つ目の顔は被害にあった方々の話から伝わってくる、普通の人が理不尽に巻き込まれた大きな悲惨についてですね。
みなさん、ホントウに普通の人で、懸命に生活している人々です。
我々ってついつい有名人や成功者に視線がいきがちでしょ。
でもこの本を読むと、我々の社会を支えているのは、華やかさには無縁でも、日々懸命に自分の仕事をこなしている人々なんだな、と実感できる。
そしてそんな貴方や私の同族たちが、いかに深く傷つけられたか、と分かる。
植物状態になってしまった方。
壮絶な苦しみの中、奥さんとお子さんを残して亡くなったかた。
職務へ真摯な責任感から亡くなった方。
深刻な後遺症に、今も苦しんでいる方々・・・
そういう話を読むうちに、我々よりはるかにその事実を知っていながら、ありとあらゆる姑息な手段まで使い、犯罪実行者を裁かせまいとする集団がいるのを思いだすことになります。

世の常識というのは変わることがあります。
地動説が出た時は、ホント驚きましたよね(笑、驚いたと思うんだ、当時の人々は)
現代でも、量子力学やら宇宙論の新発見、それによる常識の変更は歓迎すべきことでしょうが、絶対に変えてはいけないこともあるんです。
意識的に人を害する人間は、厳しく罰せよ、ということなどです。
弁護団と称する集団の歪んだ理屈に、我々は断固屈してはならない。
何故ならそれは我々自身の生存権を、魑魅魍魎どもに引き渡すことになるからです。
もし貴方が貴方自身を、家族を守りたいなら、量子力学の新たな発見じゃないんだから、どんなもっともらしいことを言われても古き良き正義への良識を疑ってはならない。

もう一つの顔は、最後に43pだけ記されている村上春樹の小文です。
延々たるインタビューの後に乗っているので簡便なまとめ文かと思ったら、非常に読み応えがあった。
村上春樹は極めて優れた論者ですね。
ありきたりなことは書かず、だからと言って奇をてらうこともない。
我々の内奥にひっそりと息づくデリケートな真実、言葉に出来なかった洞察を、村上春樹はすくいだします。
オウムサリン事件という範疇すら超えて語られる、自我と物語について、去年の震災でもあらわになり、ノモンハン事件から変わってない、優秀で献身的な現場と責任を逃れるトップという日本的社会構造について、今ならブラックスワンとも称されるあらかじめ対処不能の暴力的事象について、などなどです。
語られることが実に深く、私たちの内にある根元的な恐怖を少しだけ撫ぜたような気持になる。
このページだけは何度も読み返したい水準です。

ps
この本でもマスコミへの不信が語られていました。
傷ついた人々を、報道の名のもとに踏みにじっているとかしか思えないのがテレビ局だね。

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May 01, 2012

鮨かねさか@ああ、鮨屋とは色々なネタがあるのであるなあ、と思いだした

ミシュラン店シリーズ、このお店は二つ星です。
ダ・ヴィンチ美の理想展から銀座線に乗ってランチを頂きに行きました。

昨今は寿司と言えば(このお店は鮨ですが)中トロ、大トロですが、このお店は他のネタも目覚ましい。
海老、光り物からシャコとか小柱軍艦巻き、穴子にウニやイクラまで絶品です。
鮨屋とは、かくも様様なネタを食するモノなのだ、と再認識させてくれるお店ですね。
ただ卵はちょっと甘すぎるような・・・ま、ポリシーなんでしょうが。
それからガリは久兵衛の方がより美味しかったような(私はどうもガリが好きで好きで、こういうお店だといくらでも食べてしまって恥ずかしい)・・・しゃりはコチラの方が好みですが・・・でした。
お店は思ったより狭かったですが、全体に雰囲気は良好で、ともかく上品です。
もし回転することなかりせば、良い鮨屋ってこんな感じに、かくあったのではないか、なんてことも考えましたね。

15500円のコースを頂きましたが、どうせ行くならコレしかないです。
いわゆる銀座で、鮨で、ミシュランなんだから、もう値段には目をつぶって飛ぶしかない。記号の消費なんで覚悟しましょう。

普段は回転でイイんだからさ。

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