« November 2011 | Main | January 2012 »

December 2011

December 31, 2011

チャイナブルーへ行ってきました@先進の創造性と高い完成度、でも背後に注意

ミシュラン店シリーズ。
今回は汐留のコンラッドホテル28Fにある中華料理店、China blueです。
年末の家族忘年会と、まだまだ来年も試験、控えているんですが、とりあえず次女の推薦合格祝いも兼ねたモノとして行ってきました。
お祝いでもあったので、全員ランチのコースに1品づつ追加。
私はフカヒレの姿煮、妻は上海蟹のなんとか、次女は豚肉のなんとか、の追加でした。
基本は8000円のコースで内容は、
1)鴨肉と黒胡椒のクレープ包:タコスのように巻いて食べるという、中華としては新鮮な印象の料理でありながら完成度も高い。
ここが凡庸なレストランでないことを証明するスタート品でした。
2)蟹肉、なまこと魚珍味入りスープ:多様な食材が使われて複雑な味ですが、巧みにまとめてあり、そのハーモニーはお見事。
3)白身魚の蒸し物XOチリソース:XOソースより下にあったスープが淡泊でありながら絶妙。魚の素材と蒸し加減も素晴らしかったです。
4)ヤマブシ茸と季節野菜炒め:ヤマブシ茸の食感と美味しさに、こんな茸、あるんだ、という驚き!
5)ふかひれ姿煮入りそば:フカヒレそばとしては普通の品。他が凄すぎた。

2)と3)の間に、各々が頼んだ単品が入りました。
私は今日一日でフカヒレの姿煮二枚ですね。
フカヒレは、だんだん厳しくなりそうなんで、今のうちです。
料理はどれも非常に独創的でありながら、完成度が高い。
この二つの両立は凄いです。
シェフのアルバート・ツェ・ウェイ・シンは、確かに天才だ。
天候にも恵まれ、素晴らしい会食になりました(長女はNYでクリスマス、年越し中)

インテリアはなんとなくパークハイアット風。
高層のビルで、壁を全面ガラス張りにし、天井は高くというコンセプトだとしょうがないよね。
リッツ・カールトンのレストランもそうだったし。
日本人がこの手と出会ったのはやっぱりパークハイアットからだったもんね。
Dsc_0031

中華なのに掛かっている音楽がモダンで、景色を眺めながら湾岸のビル街と東京湾を見下ろしているとなんか攻殻機動隊みたいな感じ@次女
言われてみるとその通りで、草薙素子が飛び込んできて、全員床に伏せろなんて言わないだろうなあ、なんてことも考えました。
Dsc_0032
フジテレビのビルも見えた。
あそこにデモ掛けたんだよ、と一応説明もする(笑

以上、すべて素晴らしかった、と言いたい処なんですが、唯一、絶景をバックにする窓際の席は長時間だと窓からの日差しで熱いから注意です。
コース料理だと2時間弱掛かるので私は途中でギブアップし、向かい側に座らせていた娘と場所を代わってもらいました。

ビールとお茶2種類を含めてコース+単品3品で4万円超。
ここも再訪したいです。
ミシュラン・ガイドをバカにするのは自由ですが、昨日今日と私にはありがたい情報源ですね。

ps
食事の後、妻と娘は洋服を買いに出かけ、私は帰宅して書類仕事をしていました。
これからトレーニングして年越し蕎麦を食べる予定。
正月1日は映画「けいおん」を再再訪の予定です。
その後の正月は整理、整理、掃除、片付け、書類仕事、トレーニングで暮れると思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 30, 2011

天ぷらの深町に行ってきました@味、雰囲気、値段、サービス共に素晴らしい

ミシュラン店シリーズです。
今回は京橋の天ぷら屋さん。
年末ですが本日は少し仕事をした後、一年を無事に過ごせた感謝のお礼に神社に参詣、となるのは例年通りなんですが、その後ですね。
ミシュラン店シリーズ、更新が停滞しているので何処に行こうかと迷って、天ぷらが食べたいかな、と、なりました。

朝方に予約の電話をし、ちょっと無理目に1時の予約を取ってもらい、神社でじっくりお参りした後、お店に着いたのが12時40分でした。
1時まで待つつもりだったのですが、着くやいなやテーブル席に案内してもらい、ビールに白魚と何かの実(スミマセン、料理詳しくなくて)のお通しを食する。
じきにカウンターが空くと移動した後、天ぷらが続々と揚げられてきました。
最初のエビの揚げ物から、口にした途端、はっとするような味わい。
後の魚と野菜のシリーズも美味しかったです。
あんまり好きじゃない、椎茸やアスパラの天ぷらも美味しくいただけました。
コロモが薄く品がある見た目なんですが、素材が上等で、中までしっかり火が通っている感じ。

料理の揚がるテンポの良さ。
何気ない気配り。
居心地が良く、料理は美味しく、料金も8400円のコースにビールで9150円とリーズナブルでした。
サービス料も席料もなしだけど、ホント、家庭的で心地良いサービスでしたね。
足の便も良いので、ここは再訪すると思います。

ps
いつもはクルマで移動だったんですが、今回は行き帰りの電車で資料の読み込みとエルロイの新作読書をもくろんだので電車と地下鉄で動く。
おかげで歩いた歩いたって、普通の通勤はこんなモノか?
私のような田舎の職住接近者は、出かけるにしろクルマにばっかり乗っていて足腰が弱いね。
週2.3回のトレーニングじゃ追いつけない。
日本で一番足腰が強いのは、都心通勤者じゃないだろうか?

年末年始も書類仕事に整理に掃除を徹底する予定です。
楽しみは格闘技とけいおんの映画再訪予定位かな。
トレーニングもする予定です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 29, 2011

犯罪  FVシーラッハ@ドイツ風味、奇妙な味の短編集

江戸川乱歩の名づけた「奇妙な味」というミステリーの分野がありますが、この短編集はその一つです。
弁護士だった著者が、実際に体験した奇妙な事件を元ネタにフィクション化したようです。
前評判から高い本ですが、確かに水準を超えた作品が集められた1冊でした。

特筆すべきは、全体に漂うゲルマンの香り。
ミステリー小説界って、どうしてもアングロサクソン系が主流になるんで新鮮です。
全編にわたりドイツ系作品独特の青白く冷たい狂気の感触が味わえます。
アングロサクソン系だとすぐに暴力となって暴発してしまったり、ラテン系だと煮詰まる前に流れてしまうような耐えがたい状況が、ゲルマンの人々、その社会だとその我慢強さというか、忍耐強さが、爆弾の外壁をより強固にする代わりに、爆発した時の破壊力がいや増すような感じがする。
読んでいて、そんな民族的な特色、社会構造のことなども考えました。

個別の感想では、「フェーナー氏」:マジメな男性の爆発ぶりがお見事。
「タナタ氏の茶盌」:具体的な描写が非常に怖かったです。
「チェロ」:大事なモノを失ってしまいそれは取り返しがつかない。
「幸運」:21世紀のグリム童話かな。
「サマータイム」:滲むエロスが読みどころ。
「ハリネズミ」「正当防衛」:超人の顛末ですね。
「緑」:オチがマニアックでした。
「棘」:これが一番怖かった。
「エチオピアの男」:ラストにふさわしい読後感ですね。
年末年始のお供には悪くないかと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 28, 2011

深夜アニメ2012年1月期への展望と今期の概括@知らない人は絶対に観るべし

イカ娘二期も終了し、深夜アニメも今期は終了。
結局観ていたのは二つで、イカ娘二期とアイドルマスターだけだった。
イカ娘二期はシリーズ開始直後こそ無難な造りが先行し、ぬるい印象だったのだが、後半急速に盛り返した。
特に9話、おままごとしなイカ?予定じゃなイカ、遊園地に行かなイカの3話繋がりは素晴らしい出来だった。
このアニメはギャグを多少シュールな方向に振った方が良いと思う。
気を付けるべきは「さざえさん」化だ。
毒にも薬にもならない無難路線は、よほど巧くやらないと深夜アニメの生命力を枯渇される要因となるではないか?
もう一つこのアニメに魅力を添えるキャラクターとして、イカ娘の友人になった清美の存在が大きい。
落ち着いた印象の声優と穏やかで優しいキャラクターが非常にマッチしていて、魅力ある脇役として「けいおん」の和ちゃんを思わせる存在に成長し、出てくるのが楽しみだった。

アイドルマスターは、作画の美しさに惹かれて15話から視聴しだした処、ゲーム原作とは思えない優れたキャラクターの書き分けとストーリー進行の巧みさに感心した。
音楽も素晴らしく最近は「おとなのはじまり」などが個人的にヘビーローテーションされている。
いわゆる電波系の曲で、含まれる毒はあくまでも強烈で中毒性が高い。
見事な出来栄えと感じる。
このアニメも二期を期待したい。
作画のクオリティを落とさずに4月以降に再開されることを希望する。

さて来期だが、絶対に見逃せないのは「偽物語」と帰ってきた「ミルキィホームズ」だろう。
いつかは完全制覇しないとならない西尾維新作品群。
アニメや映画でやってくれればベストである。
とりあえずは前髪を挙げた千石撫子に期待したい。
ミルキィホームズはTOKYOMXで年末31日に先行放送があるのでお見逃しなく。
ま、この日はUFC141でレスナーvsオーフレイムとボクシングで内山戦と井岡戦が重なっているので、どうしようかなあ、という困った状態でもあるんだけどね。

さて、最後に言いたいことは、このブログを読んでくださる方で文学ネタやらスポーツネタ、数学ネタをたどってこられる方。
もし上記のような深夜アニメをご覧になっていない人がいるなら是非おススメしたい。
絶対にオモシロイから。
夜は遅いので録画して観てみてください。
新しい趣味が増えると思います。
今、地上波で見るべき価値があるのはNHKのニュースやら大河ドラマでなく、サッカーの代表戦と深夜アニメだと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 25, 2011

BMW116iでも180キロ巡航可能@クルマを売りたければ減税より実態にあった制限速度へ改正するしかない

買って7か月になるBMW116i@5年落ちですが、初めて高速道路を走りました。
ま、頻繁に高速を使うようなら別のクルマを選んでいたんですが、このクルマでもアクセルベタ踏み180キロ巡航快適です。

街中では少しパワー不足を感じていたので、高速ではどうか、と思っていたんですが、かえって生き生き走る感じ。
この辺はドイツ車ならではでしょうか?
180でもズシッとした安定感に満ちていて、危ない感じはまったくありません。
タイヤもクルマのシャシーも進歩しているんですよね。
昨今、日本の基幹産業であるクルマの販売を上げようと税金の減額が議論されていますが、一番効くのは実態にあった速度制限の緩和でしょう。

イイクルマ買ってもですね。
せっかく渋滞抜けて快適なドライブってなったとたん大幅速度超過で取り締まられたら高価なクルマ買う気失せるって。
V8、400馬力のクルマでガラガラの道を40キロで走らされるのは拷問に近い。
結果、国内のリゾート施設も寂れるんだって。
どうせ遊ぶなら海外か沖縄ってなっちゃうんだよね。

時々とんでもない速度超過で捕まる人がニュースになるでしょう。
でも職業、来歴みると一見普通の人でしょう。
クルマによっては道路環境がそろえば出ちゃうんだって。
普通の人でも危なく感じないほど実際は進歩しているんです。
だからみんなも他人事じゃないんだよ。
それでドエライ罰則食らわされたら、おっかなくって乗ってられないよ。
酒酔いとか保険無加入みたいに明らかな悪意じゃないんだから。

180出したのは前にクルマがいなくなる期間だけで、クルマが詰まっている場所では流れに乗って走っていました。
それでも120位だったよね。
環七の制限速度、一部40キロを50キロに引き上げらしいですが、実態は65キロと警察の調べでも明らかになっています。
走っている人のほとんどが違反状態の規則っておかしいでしょ。
取り締まり権は役人の力の源泉なんで手放したくないのは分かるんですが、そういう無意味な権力行使が回りまわって国を衰退させるんです。

取り締まりするんなら、事故時に迷惑となりやすい無保険走行とかをやるべき。
速度超過の取り締まりは、取り締まりしやすい処でなく、ホントウにスピードを出していたら危ない場所ですべきなんです。
私は住宅街など人が歩いている生活道路では、とことん慎重です。
スピードも絶対に出しません。
そういう場所を暴走に近いスピードで走り抜けるクルマこそ取り締まるべきなんだよ。
取り締まりは捕まえやすい場所でなく、ホントウの事故多発地帯で、事故原因となっていることを潰すようになされるべきでしょう。

ps
私はスピード好きなんですが、自分の嗜好をより深く探るに、一番好きなのは、アクセルを思い切り踏み込むこと、みたいなんで、次回も少しパワー不足のクルマにしようかな、と思っています。

【注意】
この記事は言うまでもなくネタであり、脳内です。
ネトウヨの引き籠りなんで現実にはクルマとか持ってません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 21, 2011

安室奈美恵LIVE STYLE2011@壮絶のステージ&一番美しいnamie amuro

今回のLIVE STYLE2011には例年と違い実はいくつもの課題があった。
1)ツアースケジュールから大幅に変更せざる得なかった東日本大震災があり、演出が削りに削られ、結果なんだか全体に暗い印象になってしまったこと。
2)ライブ開始のリード曲、NAKEDが前年のFAST CAR、前々年のDo Me More、さらにその前のHide&Seekほど強くないこと。
3)音楽の素晴らしさに対し趣味が良いとは思えなかったCheckmateのジャケットから移された開始の衣装がまずダメ!
4)その衣装に合わせて不自然なほどほどこされた過剰なメイクも安室ちゃん本来の美しさを殺しているようで、赤いスカートになる二番目の衣装も良いとは思えなかった。
5)さらにDVDを見て確認出来たのだが、背景のセットが神域にある安室奈美恵のダンスを見にくくしていた。
という点ですね。

それでもだ。
このライブBD&DVDはやはり想像をはるかに超えて圧倒的に素晴らしい。
今回は4回観に行き、そのウチの1度は最前列という超幸運に恵まれたにもかかわらず、見逃していた安室奈美恵のパフォーマンスにはただただ驚愕するばかりだ。
特にアンコール前の本番ラスト23曲目、UNUSUALのダンス・パフォーマンスには息をのみ、目を見張るばかり。
ライトをバックに人間の造り出せる極限の美が生まれている。
安室奈美恵のライブは、つくづくと、とてつもない人間のとてつもないショーなんだな、と思い知らされる場面だった。

一方、今回、以前より良くなったのはカメラワークで、安室奈美恵本人を非常に良く撮っている。
途中、バラードになってからは衣装も美しいし、メイクも自然な感じになってくると、安室奈美恵本来の美しさが際立ってくる。
相変わらずお綺麗です、というか、以前より女性らしくなった感じもする。
私がファンになったPLAY以降の安室奈美恵は女性、というより「人類とは違う何か別種の美しい生き物」というか「CGデザインから抜け出てきた完璧なサイボーグ」という感じだったんだよね。
今回は成熟した女性に見えないこともない(笑
女性に見えないこともない、というはあまり素直な褒め言葉じゃないんだろうけど、安室奈美恵に関しては別。
だってあんな美貌であんなスタイルであんなダンスをあんな風に歌いながら二時間以上踊り続けられる人間がいるのか、という根本的な疑問ですね。
ぬぐい切れないんだもん。

まあライブに行った人は改めて驚くと思うし、行かなかった人は、やっぱりこんなに凄かったんだ、と思えると思うので、今回も奈美恵先生のライブDVDは買いましょうとしか言えない。

少なくても私には安室奈美恵のBDほど安い買い物ない。
何度も何度も何十度も観てるけど飽きなくて、観るたんびになんて綺麗なんだろう、素晴らしいんだろう思えるんだからさ。
実用的な使い方としては、最近は寝酒代わりに、寝る前に歯を磨きながら10分ほど観ています。
酒より健康に良いんじゃないかな(笑、と思っているんだけど・・・みんなも試してみる?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 19, 2011

囮物語 西尾維新@ともかくこのキャラクターは凄いよ

萌えキャラの一つの極点を示した千石撫子の後日談となります。
西尾さん、速いペースで刊行しているだけあって、少し書き飛ばしている感はありますが、キャラクターに魅力を与える力は抜群です。

ただこの小説を読むならやはりアニメ「蛇に巻きつかれた少女@化物語」を観てからでしょう。
最近、BDのボックスが発売されましたが、まずはレンタルでもOK.
化物語の4巻目ですが、この巻だけでも見れば虜になること疑いなしで、そうしたらDVDを最初からレンタルするかBDBOXを買ってしまいましょう。

全編Coolな美意識に支えられた物語で、買って後悔することはありません。
アニメを観て、恋愛サーキュレーションを聴いた後だと、この小説の1p目、お小遣い月千二百円という1行にグッとくるんですね(笑
そういう意味では、やはりメディアミックス小説なんだ、と思います。

この作品に関しては、なんとあのセリフは伏線だったのか、という驚きがありました。
相変わらず伏線の張り方は名人芸の域。
西尾維新の構成力は、ハンパではないレベルです。
一般の小説読みの方だと、「ライトノベル」というだけで、少し下に見る気味あると思いますが、なんのなんの。
キャラクターに魅力を与える力と、遠大な物語の構成力は、瞠目するレベル。
これだけの小説はそうそうなくて、たとえば年末に娯楽小説の案内定番となった「このミステリーがすごい」に載っているほとんどの本よりオモシロイ。
良く出来ていること、私が保障します。

しかしスッゴイ理屈が付いて、スッゴイ終盤になりました。
最終巻はオールスターキャストでやって、メチャクチャに驚かして欲しいですね。
アニメ化も全編やって欲しいよ。
想像力溢れる素晴らしいフィクションにまずは乾杯という処です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 16, 2011

フローズン@アイデア!万人に可能性を開く、この偉大なるモノ

男女3人が、遊びに行った先のスキー場で、夜のリフトに取り残されました。
極寒の夜に、風が強まり、食べ物も飲み物もなく、トイレにさえ行けない。
さて3人はどうなるのでしょう、という1アイデアストーリーの映画ですが、90分間目を離せないスリルとサスペンスに満ちていました。

映画はそのほとんどを延々リフトの上の3人を映すだけ。
これだけお金の掛かってない映画も珍しいと思うのですが、見ていてまったく飽きない。展開が気になって夢中になって見てしまう。
脚本の力って凄いよね。

たとえば有名な俳優に出てもらう。
売れっ子の女優に出演してもらう。
これは限られた人にしかできない。
100億円を掛けたVFXの映像でも、下手すれば今の観客は驚かない。
残るのは巨額の負債だけだ。
派手なアクションシーンも思い切ったエロティックシーンもやりつくした感が強い。
でもこういう優れたアイデアを練り上げる根気があれば、映画産業で1発当てるのも夢じゃない。

考え抜くこと、これは誰でも出来る。
アイデアこそ偉大な表現の一歩であり、万人に可能性を開いている創造の原点なのですね。
ま、寒さ厳しき夜に、暖かい部屋で見るのには良いホラー映画です。
リア充爆発しろ、という人には特に向いているかも。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 14, 2011

西欧文芸批評集成 澁澤龍彦@芸術から闇が奪われる時、闇は現実社会へ侵入する

今や西欧という言葉も文芸という言葉も死語でしょう。
加えて批評という言葉には昨今、「作品を創ることが出来ない人間の無責任な言動」という、悪い印象がついてしまった。
そんな死語と悪印象の単語を並べた1冊ですが、この本は今こそ読まれるべき1冊となっています。

西欧文芸の批評集成と題されていますが、澁澤さんの趣味通り、語られるのは文学の本流というより、幻想、暗黒、怪奇の文学と悪魔、異端、デカダン、黒いエロスについてです。

でもあらゆる芸術とは結局、「一つのスキャンダルであり裂け目であって、耐えがたい異常なものの現実世界への侵入である@ロジェ・カイヨウ」
ということです。
そこに感じるのは戦慄であり
「戦慄こそ人間の最も深い精神の部分だ。
いくら世間が戦慄を忘れさせ、人間を無感動な生き物にしようとも、
戦慄に打たれた人間こそ、途方もないものを深く感じとることができるのだ@ゲーテ著、ファウスト」ということなのです。

だからその芸術が先鋭化するほど社会とは対立する。
我々はそれを守らなければならない。
人をうわさする以外、なんの興味も持てないような退屈な規制好きの人間に、表現の沃野を荒らされてはならない。
そうなれば、虚構の中で奪われた闇が、やがて現実世界に滲んでくるからです。
人間をフラットに、明るい面だけの存在と規定し、暗黒面の一切の身ぐるみを剥がそうとした時、時代は常に惨劇が演じられる劇場となったのです。

ps
私はこの本を特に萌え系アニメのファンにおススメしたい。
近代文学における世紀末の魔女崇拝。
その開祖となったボードレールの人工物崇拝、冷感性の崇拝は、今の二次元萌えと密接な関係があるのではないか、と考えるからです。
「ピカビアのごときは、機械の部品の組み合わせによって、女のイメージを表現することに奇妙な熱中をしめした。
女はそのまま機械であり、エロティシズムはメカニズムに還元される。
逆に言えば、機械は女以上の女、自然の女よりはるかに優れた人工の女だということになる。ここから夢想を体現した未来のイヴという観念が生ずる」
とあります。
どうでしょう。
今の二次元萌えを予言していませんか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 11, 2011

クラシコから始まった今日はどうしろと言うんだよ@サッカーと格闘技、やり過ぎの一日

今日は早朝からリーガ・クラシコ、昼前からUFC140でジョン・ジョーンズとリョート・マチダ、ノゲイラ兄弟vsフランク・ミア&ティト戦、
夕方からクラブ・ワールドカップのアジアvsアフリカで、19時からのエキサイトマッチはビュテとグレンコフ・ジョンソンのタイトルマッチ、その20分後には柏レイソルが北中米カリブ代表とサントス戦を掛けて戦う。
ホントウだったら早朝にクリチコ戦もあったんだから恐ろしい。
格闘技とサッカーが好きな俺にどうしろと言うんでしょうか。
日曜と言っても完全なオフじゃないんだよ。
のんびり仕事の準備しているんだよな。
テレビばっかり見られない・・・
しかし凄い時代というか、幸福な時代と言うか・・・

クラシコは、8万人が大声援を繰り広げるサンチャゴ・ベルナベウにプッチーニのアリアが流れる中、両チームの選手が登場!
バルセロナは試合開始直後こそボールと相手への把握力が弱い感じで、ヴィクトール・バルデスが最近忘れていた相手FWへのパスも出て先制される。
流れを変えたのはメッシで、集団の中を駆け抜けるとアレクシス・サンチェスへパスを通し同点に。
すると意味不明のウイングから中央に戻ったイニエスタの存在が光だし、Barcelonaの魔法がフィールドを覆い始める。
青白い顔をして内気そうなイニエスタは、ホント、世界1のテクニックを持つサッカー選手に見えないよね。
それでもまあ、巧いこと巧いこと、なんであんなに巧いんだろう?

現在PCモニター前ではクラブ・ワールドカップが点いているんですが、勝ち上がった柏レイソルがモンテレイと延長後半・・・も終了。
仕事になんねえ。

PK戦・・・菅野止めた。
やった決めた、菅野、すげえの~
サントス戦楽しみだあ、ってまた時間が無くなるじゃん!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 10, 2011

このミステリーがすごい!2012@日本人憎し、に凝り固まった小説が1位

日本人は悪逆非道、残酷なこと世界でも無類な暴虐民族であると書いた小説、
「ジェノサイド@高野和明」が1位という時点で、今年は「このミス」買うのやめようかと思ってましたが、なんとか買ってやったよ。
ついでにフェルディナント・フォン・シーラッハの「犯罪」とエルロイの新作二巻も購入。
「ジェノサイド」はアフリカ奥地に新人類が生まれて云々という話だけど、肝心の新人類の造詣がありきたりで醜くて発想が陳腐だよね。
はい、過去記事を読んでもらえれば分かるように、私はネタバレにはとことん気を付けるタイプであり、記事も悪口毒舌するのは嫌いでね。
あらゆる分野において「褒め屋」を自認しているんですが、日本人嫌いの作家の本ならネタバレも悪口も書くよ。
1988年の初版から23年間買い続けた「このミス」の購入すらためらう。
ま、そういうことだ。
偏狭とおっしゃるなら、どうぞご自由に。
日教組史観に浸ってください。

今年でた中で、個人的なおススメは、「アンダー・ザ・ドーム@キング」と国内では星野青さんの「月光川の魚研究会」ですね。
この二冊は圧倒的。

妻がトム・ロブ・スミスを読んでいてオモシロイそうです。
「でも貴方の好みじゃないかも」だそうですから、家にはあっても読むかとうかは分かりません。

ps
今回はバカデカいショッピングモールの書店で購入。
シネコン完備の場所なんで、食事した後、「けいおん」憂が可愛いクリアファイルセット四弾も購入!書き降ろしフィルムしおりセット、夏服、冬服も購入。
時間が合わなかったので、映画は見ませんでした。

帰りは寒い夜道をZ4の幌を開けて全開。
ジルサンダー@ユニクロのコートとアルマーニのマフラーと手袋で防寒は完璧!
聴いていたのは奈美恵先生の新作4曲のローテーション、特にLove Storyは名曲であるなあ、という感慨ひとしきり。後はParty Love@ロウきゅーぶED、おとなのはじまり@アイドルマスター、恋愛サーキュレーションの3曲を連続で掛けていた(笑

夜も更けて、人通りの途絶えた郊外の道路を失踪するBMWから湧き出る萌え系アニソンは現代の妖怪、という趣もありか(笑

でも、無人の信号で止まった時に見上げた月は綺麗だったな。
月は冬の方が美しく見えますね。
オープンドライブはともかくおススメ!
チャンスがあったら試してみてください。
それで乗るんだったら、セダンよりスポーツカーのオープンがイイ。

帰り際に寄ったコンビニではお金持ちの知り合いにバッタリ。
週末の夜でも、みなさん、行くとこないのね(笑
私もないんだけどさ(笑

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 09, 2011

結果を出したゴマジョーと呼ばれる娘@大学入試

かつて「ラストたこ焼き」を食べられないと泣いていたゴマジョーと呼ばれる娘が大学入試で結果を出しました。

推薦で入れる範囲ではベストの大学ではないか!
まだまだ勝負は二月なわけですが、ここを決めたのは大きい。
大学入試は、「大人という結果が問われる存在への一歩」、と言ってきかせてましたが、結果、出しました。

はひはひ泣いていた長女より最初はマジメだと思っていた次女でしたが、受験をさせるとそうでもないのが分かった。
ニャースに似た娘、長女は某科目が異常に出来た上、試験数か月前からは壮絶ともいえる踏ん張りも見せ、中学入試から滑り込みの達人。
大学入試も成功させた。

対していつのまにか腐女子化した次女は、努力すること凄絶な色合いに欠けるかなあ、と案じていたんですが、杞憂でした。
二人とも大したもんだ。
そう、娘二人は結果を出した。
父親こそ「大人という結果が問われる存在」なんだから、しっかりしないとな(笑
とりあえず、オメデトウ。
よくやりました。
安心しないで、二月までの集中力を切らさないように。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 07, 2011

Sit!Stay!Wait!Down!/Love Story安室奈美恵@今回は歌唱力と声の魅力を

奈美恵先生の新作です。
内容はバラード3曲とアップテンポの曲が1曲。
安室奈美恵はその容貌とスタイルが完璧にすぎ、さらに踊らせると神域なんで、歌がかえって注目されないというparadoxがあります。

それがこのCDでは歌唱力と声の魅力を発揮していますね。
バラードは胸に迫り、Higherは気持ちが高ぶってくる。
歌詞を聞いていると中二みたいな気持になる(笑

安室ちゃんの歌唱力って不思議なデジタル感があるんですよね。
細かくリズムを変調させる難しい曲もサラッと歌うし、イコライザーを掛けてサウンドに埋め込むような曲も巧みにこなす。
でもこのCDはディーヴァ的な、歌い上げる唱法を駆使して実力を見せています。
ホントに何でも出来るんだよな。
しかも簡単にやってしまう。

DVDはLove Storyが1曲だけ。
非常に美しくムード満点なんですが、歌って踊る安室様、至高!という私にはちょっと残念・・・
Higherのダンス、欲しかったです・・・
ま、そのうち出るであろうアルバムを楽しみにしましょう。
後は年末に出るライブDVDが出るまで、このCDはヘビーローテーション確定です。
116iのMSにはもう落としました。
いかなくてもイイお使いに、わざわざ行って落としたよ。
Z4には土曜日かな。
私のMS内のシェアは、萌え系アニソンvs安室奈美恵vsエミネム+アッシャーのB系連合の闘いです。
先日見たミュージックCD,DVDの売上はAKB48,エグザイル、嵐、に続いて安室奈美恵、少女時代でした。
安室様以外はみんなグループでソロは奈美恵先生だけ。
私のMS内の争いでも、萌え系アニソンは多くのアーティストの連合なんで、安室奈美恵は一人孤高の闘いを強いられてます。
孤高が似合うよね、namie amuroはさ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 04, 2011

映画「けいおん」を見てきました@仮想恋人モノというより理想の友情モノじゃないかな

今週、一番の楽しみは待ちに待った映画「けいおん」を見に行くこと。
でも土曜は仕事。
日曜も昼間は用事。
行くなら土曜、仕事の後ですが、一番近場のシネコンではやってないという・・・なんということでしょうか!
ま、仕事もなんとか夜の回には間に合う時間に終了で、行ってまいりました。

映画は出足から掴みが巧かったです。
随分演奏に迫力が出るんだなあ、と思った後の、落とし、ですね。
楽しいエピソードになっていました。
それからは少しダレた感じもあったんですが、ロケーションをロンドンに設定したこと、非常に上手く使っていました。
今、こういう映画を造っている世代は、かつてのブリティッシュ・ロックに感動していた世代でしょうかね?
黄昏の帝国と呼ばれ、没落の国の代名詞みたいだった英国ですが、生み出したロック・ミュージシャンは凄い人たちばかり。
当時はなんであんなに小さな島国から、こんなにたくさん凄い連中が次々に出てくるんだろうと不思議でした。
今の日本も新興衰退国よばりされていますが、アニメは凄い。
世界からは当時の英国みたいに見られているのでしょうか?
ま、経済が爛熟した後に、文化芸術が産み落とされるというのは、世界史上のお約束ですけどね。

それにしても観ている間中、心地の良い映画です。
なんでこれほど心地よく見られるのだろうと考えるに、登場人物に悪意あるキャラがいないからですね。
映画はもともと虚像、フィルムに焼かれた影ですが、アニメは人でなく絵が演じている。
その分、虚構の次元が一つ高い。
表現しようとする概念が、より高い純度で精練されていく感触があります。
それでは何をそれほど高い純度で精練しようとしているか、というと、「友情」ですよね。
女子高生キャラが描かれる「けいおん」は、見る前まで仮想恋人モノかと思っていたんですが、違いました。
確かに仮想恋人モノとしての側面はあるでしょう。
ロックミュージックへのオマージュ、という側面もあるように、です。
でもホントウのテーマは、信頼出来る友だちがいれば、世界はこんなに輝くということではないでしょうか。

空港に行って飛行機に胸をときめかせるのもすっかり忘れていた。
今は空港で飛行機見ても、これに十時間以上乗るのか、とうんざりした気分になるだけだもんね。
でも海外に飛ぶんだもん、もっとときめいてイイんだよね。
生きていることへのワクワク感とか、新鮮な思いを思い出させてくれる映画でもありました。
輝くような思い出と、人と人の間に満ちる暖かい信頼と愛の証が表現されています。
見ている間、ずっと幸福な気分でいられる映画。
それが今回の「けいおん」です。


夜の回でしたが、終了後に拍手が起こってました。
女性客も多かったですね。
グッツ売り場も混み合っていて、売り切れ品も多かった。
深夜回にも続々人がつめかけて来ていましたよ。
私ももう一度観たかった(笑
帰り道はナビが迷ってしまって少し慌てることになり、さらに開かずの踏切に捕まったり散々な感じに。
聴いていた音楽はエミネムとアイドルマスターの「おとなのはじまり」(笑

冷たい雨が降りしきっていた朝からは考えられないほど暖かい夜となっていて、これならオープンドライブで行くんだったなあ、と後悔しながら屋根有のクルマを運転しつつ、途中ラーメン屋さんで遅い夕食をとって楽しいひと時は終了。

年末年始にまた行きたいです。
デモでもあれば、その後とかですね。
今回は行く時から慌ただしかったんで、次回は前後の時間込みでゆっくり鑑賞したい。
3回位、案外行ってしまうかもですね(笑

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 01, 2011

安室奈美恵写真集、#19770920@予感させる原石の記録

安室ちゃん、19歳時の写真集です。
未だ悲劇も知らず、結婚もしておらず、子供もいなかった。
這い上がってはいたものの、登りつめた処から落ちる痛みも知らなかったであろう、彼女が無邪気な笑顔を見せている1冊です。

私はこの頃の安室奈美恵には全く関心がありませんでした。
でも今、こうして写真集を見るとやっぱり只者じゃない感が強い。
ニューヨークで撮っても、ジャマイカで撮っても背景を完璧に生かしている。
スーツを着せてリムジンに乗せても、サロペット姿にしてジャマイカの田舎に放り込んでもピタッと決めてしまう。
華やかな光をあふれさせたかと思うと、妖精の孤独を漂わせる1枚もあり、高価そうなコートを着こなし1流ブランドの宣伝用?に見えるモノもある。
オーラなんて言葉は軽々しく使いたくないけれど、発散してくる光が普通の綺麗な女の子のモノじゃない。
カメラマンもメイクも衣装係までが、彼女を見て高ぶっているのが伝わってくる。
そんな充実を感じさせるショットに満ちている。

左肩にバーコードのプリントをして得意そうにしているのは、ご愛嬌。
これが未来のタトゥーになるんですね。

ビキニの水着姿はこの頃からエロティックというよりファッショナブル。
男性ファンより女性ファンが多いのがうなづける印象で、そうともかく彼女は優雅でcoolなんだよな。
男の欲情の対象、というより、女性がこうありたいと憧れる夢のルックス。

圧巻なのはステージで歌って踊っているショットで、若く恐れを知らない美しい獣のように見える。
自分のいるべき場所を得た若い獣が、ぞんぶんにその野生を解放している。
そのダイナミックな喜びが伝わってくる写真になっている。

彼女自身が語る言葉が読めるのも私のような信者には嬉しい。
素直で正直な文章で、けれんみがない。
自分を大きく見せようともしていないし、カッコもつけてない。
人間的に極めて聡明な女の子だったと思う。
鋼鉄の意思は、この後に訪れる激動と苦難でさらに鍛えられることになる。
そう、この言葉と写真の数々は、未だそれ以前のモノなのだ。

もう中古本しかないけど、この頃を知らない、PLAY以降にファンになった人でも必携の本です。
彼女の公式の写真集は実にコレしかない。
再販を願うところだがしないだろうな。
リンクに表示されるテキスト

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« November 2011 | Main | January 2012 »