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May 2011

May 29, 2011

2010-11チャンピオンズリーグ決勝@歴史は終焉し、帝国の論理は永遠になりしや?

今年のチャンピオンズリーグ決勝は、マンチェスター・ユナイテッドとFCバルセロナの2強で争われることになりました。
試合会場は英国ウェンブリー・スタジアム。
下馬評の低いマンチェスターに幾らかの有利があるや、と思われる会場です。

試合はまず2年前の雪辱を期すマンチェスターが積極的に動きペースを握ります。
速いプレスでバルセロナにスペースを与えず、攻撃はロングボール主体で一気に攻める。
バルセロナの怖い中盤を飛ばしてしまう戦略でしたが、その思惑が保たれたのも開始10分まで。
じょじょにバルセロナのキープ率が増え、ボールを動かされるとマンU選手の足が止まってくる。
英国チームの救いは、メッシの足にいつもよりボールが吸いついてない点と、イニエスタのパスに精度が欠けて入ること。
なんとかなるかという希望も、中盤でプレスをものともしないシャビがペドロにパスを出し、先制点を取られるまで。
ルーニーが意地を見せても、何気ないイニエスタの横パスにメッシが反応して2-1とすると、15分後にビジャが追加点。
勝敗が決しました。

さてこの試合結果をどう評価すれば良いのでしょう。

守備のブロックをゴール前に引いて、攻撃はロングボール主体。
FWにはルーニーがいる。
普通に考えてこれ以上勝ちやすいチームはない、と思っても、実際にやると3-1で、内容もマンチェスター・ユナイテッドがすっかり格下に見えるという現実。
モウリーニョもやっと一矢報いただけ。

結局、もうサッカーというスポーツは、バルセロナのカンテナ理論が最強で決まってしまうのか?
メッシがいる間は為すすべがない?
サッカーについての議論は終焉し、戦略理論の「歴史の終焉」を我々は見たのだろうか。
The end of history and the last ManならぬThe End of History and The Last Team
がここに誕生し、サッカー戦略のイデオロギーは、弁証法的闘争の末、決着した。


それは確かに美しいのだけれど、勝ちすぎる故の倦怠を感じるのも事実なのだが、それは贅沢というモノなのか?
ぺップ就任後、08シーズン、リーガ1敗1分けから見つづけているバルセロナファンの私ですが、そんな感慨も持った試合でした。

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May 28, 2011

先週のFX雑感part1@「市場はなんでも知っているだな」「なんでもは知らないわよ。知ってることだけ」

くたびれていてあんまりまとまったことが書けそうもないんでドキュメント

1)CHFの強さに乗りきれない
どうやら為替市場はスイスフラン最強!のセンチメントが出来たみたいで、強いです。
対円、対ユーロ、対ドルで買い持ちだったんですが、早々と安値で利確
押目の買いは約定せず。
どうも強さに乗りきれない
スイスフランはいつもそうだ。
さらに対CADで売った分は損失が積み上がってきた。
CAD/CHFは歴史的安値の買いだと思ったんだがなあ・・・
スイスフランはちょいとバブルじゃないの、と愚痴ってみる。
それにしても対GBPで買っておきたかったなあ・・・俺が降りると流れが出来るんだよなあ。

2)ユーロドルでまた苦戦
金融市場で一番大きいユーロドル。
まさにKing of marketで、ここで勝たなきゃ一人前とは言えないと思っているで挑戦するんですが、苦戦が多い。
なんで苦しくなるかというと、ユーロにもドルにも弱みがあるんで、どっちのポジションとってもなんか怖いんだよね。
値動きにすぐ動揺してしまう。
今回は売り持ちが苦しくなってますが、ユーロもUSDも共に対円でみると強くない。
というかUSD、弱過ぎ。
来週は果たしてどうなることやら。
上昇上昇ならstopですね。

ユーロドルが市場のKingなら為替市場のマニアックな暴れ馬は、GBP/CHFだと思ってるんですがどうでしょう?

3)NZDの強さには理由があった@市場は何でも知っている
随分前に、今のNZDは安いだろうと買ったら上昇上昇また上昇。
たまにはイイことあるんだなと利確したらそのままどんどん上がっていく。
押目を指したけど、歯牙にも掛けてもらえない。
最近は、幾らなんでも上がり過ぎだろう?
なんでこんなに強いんだ、と思ったら中国が動いているとか・・・
ファンダメンタルだけじゃ分からなかった。
これぞ市場は何でも知っている、というやつだ。
でも強い動きに売りを掛けなかったのは私が成長した証拠(笑


今週の一言@分かる人には分かるネタ。
私「市場はなんでも知っているんだな~
市場「なんでもは知らないわよ。知ってることだけ
これは名言だと思うんだけど、どうよ。

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May 25, 2011

沖縄文化論 岡本太郎@超1流の評論家だったアーティスト

現代アートは好きですし、岡本さんの著作は「今日の芸術」も読んでいたんですが、この本がこれほど魅力的だったとは思いもよりませんでした。

眼を剥いてオカシナ事を口走るオジサン、としか思っていない方は、一読、この文章の水準に驚くのではないでしょうか。

感心したのは、この本、沖縄文化の魅惑を語りながら、単なる沖縄論に留まることなく、普遍的な文明論として素晴らしく、芸術一般を語る論考としても優れていることです。
さらに沖縄の風を語る時は、一流の抒情的エッセイとしても読める。

時に確かに納得出来ない論証、賛成しかねる描写もありますが、その考察の鋭さは、文化、文明の深い本質を覗かせ、わずかなそよぎとしか感じられない些細な現象から、魅惑をすくい上げて表現して見せる手並みは抜群です。
芸術家としての感性と、表現者としての力量の両立を感じました。


結局、沖縄という場所が、岡本太郎によほどの驚きと感動を与え、啓発したのでしょう。
沖縄に惹かれている方はモチロン、優れた文明論、芸術論を読みたい方にはオススメの1冊です。

ps
沖縄は「踊る島」だそうで、1章が割かれてますが、以下@ブログ用に改変省略有
「・・そして世界の踊りの喜びがみなここに入り来ているんじゃないか、と極端なことを考える。・・・のびのびと自由にやっているが、洗練されている。民衆自体によほど踊りに対する鋭い姿勢がなければ、とうていこの純粋さと新鮮さを長く保つことは出来ないだろう。凄みである」

個人的には、このエッセンスが安室奈美恵に抽出されている、と考えます。
やっぱり出自からバックグランドがあったのだ。

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May 23, 2011

夜のガソリンスタンドに鳴り響いてしまった「おまかせ♪ガーディアン」

涼しい夜ですが、土曜日は暑かった。
あのくらい暑いと夕暮れ時から夜にかけてはオープンド・ライブが快適で、震災以降、まったく聴かなくなったアニソンが、最近やっと復活してきたので掛けながら一走り。
ラーメンなんか食べて帰り道、ガソリンが少ないなあと、行きつけのスタンドに滑り込んだら、混んでいる。

Z4は給油口が右側なんですが、進行方向左側のポンプが一つしか空いてない。
少し離れた右側に当たるポンプは、反対側から入ってきたバイクに取られてしまい、仕方なしに給油している人と車の間をゆっくりと走り抜け、スペースのある処に出てからUターンして8の字を描くようにもどって空いたポンプを右側に付ける。

やれやれとクルマを停めて財布からカードを出して、という時に、スタンドがやたらズンジャカ、ズンジャカと騒がしいのに気づいた。
このスタンドって、こんなに賑やだったっけといぶかしんで、はっとした。
スタンドは騒がしくないじゃん。
騒がしいの俺じゃん。
ドライブ中、ずっと聴いていたアニソンメドレー、掛かりっぱなしじゃないか!
幌は空けたままなんで、しゅごキャラエッグのおまかせ♪ガーディアンが全開!

らっきー はっぴー まかせてねー♪
ウチュウのヘイワはアレだけど♪
セカイのヘイワはソレだけど♪
みんなのユメならまもっちゃう♪
いっしょにVサイン!
GO! GO!
じゃねえよ!
GOGOじゃねえ!
もしかして、俺、この状態で私以外は静粛な人とクルマの間を走ったのか?

慌てて音を下げよう、願わくば消そうとしたら、財布に詰め込んであった、各種ポイントカードだの無料券だのがこぼれだしてシートとセンターコンソールの間に入り込んでもう顔も上げられない・・・

その間も、
おーらい おっけー 聞かせてね♪
チキュウのナヤミはアレだけど♪
なんて大音響で流れ出ている俺のクルマってなんなんだよ。

まあ八九寺真宵ちゃんの「帰り道」じゃなくて良かったか?

探偵オペラミルキーホームズの「正解はひとつ!じゃない!!」
の方が良かったか?

というか好きな曲紹介してんじゃねえよ

それにしてもなんでイカ娘とかミルキーホームズは二期やらないんだろう?
アニソンって元気になるよね?
ならないか・・・震災後、時代はプログレです、ベートーヴェンです、なんて書いてたじゃん。

立ち直ってくるとすぐ忘れる。
まさに三歩歩くと忘れる鳥の如し。

というか、汚染水の移送先がイッパイなの?
またなんかあったら聴かなくなりそうなんで、今のうちに浸っておこう。

おはよー、おはよー、そこにいるの?
まぶしー、まぶしー、夢があるの
冒険が、挑戦を、連れてくるー、と

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May 20, 2011

約束 わが娘、安室奈美恵へ 平良恵美子@魅惑するミューズの根本にあるもの

以前、ボクシングジムに通っていた時、色々な選手を見ながら思ったのは
「最初からパンチの強い選手はいるし、目の良い(避け勘の良い)選手もいる。
でも最初からスタミナのある選手はいない」
ということです。
スタミナだけは日頃の節制、トレーニングの賜物。

だからnamie amuroのステージには驚いた。
MCなしで踊りまくり、歌いまるあの無限とも思えるスタミナの源は何だ?

美貌とかスタイルとか歌唱力とか美神さながらダンスを可能にする身体能力があるのは一目見れば分かる。
でもあのスタミナを維持する為になされる犠牲は想像を絶するのではないか?

観客はそれをどこかで感じるから、この本にもあるように見ていると、泣けてくる。

何だろう?
彼女をそこまで駆り立てるのは、何だろうか?

私は「PLAY」以降のファンなんで、彼女の昔は良く知らない。
この本は安室奈美恵のお母さんが自らの半生と、娘である安室奈美恵について語った1冊です。

貧しい家庭だったとは、なんとなく聞いてはいたんですが、その貧しさは想像を超えてました。
でもその貧しさ以上に驚いたのは、彼女の意思の力です。
大人しい、母親に言わせればネクラな少女が音楽に目覚め、魅了されていくうちに変容していく過程は、芸術の魔性に魅入られて、自らをその祭神と信じる女の子のものでした。
何事にも負けない。
困難に絶対くじけない。

魅惑するMuseの根本にあったのは、何者も恐れない不屈の根性と、自らが信じる音楽に己のすべて投げ打つ覚悟だったのだ。

類い稀な才能のある人間が、意思の力を持つとき、世界は変わるんだな。
沖縄の場末から出てきた女の子は、いつしか年間100億円の需要を作り出し、その手にカール・ラガーフェルドのキスを受けるようになる。

彼女には、最初から不可能なんてなかったのだ。
あらゆる困難も、悲劇でさえも、彼女を止めるものではなかったのだ。

だから私はもう一度問おう。
彼女はどこまで行くのだろうか、と。

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May 19, 2011

ゾラン・ジフコヴィッチの不思議な物語 ゾラン・ジフコヴィッチ@intelligenceはあるけどmagicが足りない

著者、ゾラン・ジフコヴィッチは、ブルース・スターリングによればスリップストリーム文学の新旗手であり、New York Timesに言わせると「新世代ボルヘス」へのトップ候補だそうです。

3つの作品が収められた短編集ですが、いずれも幻想味豊かな物語で、知的に洗練され、構成も完璧。
文章も読みやすく、この本に限れば薄くて字も大きいので、すぐに読了できます。
でも中身も薄味と感じました。

読者を引き込み、虜にしてしまうようなmagicが足りない。
頭脳は非常に明晰な作家なんだろうなあ、という気はするんですが、狂気というか毒までが薄味なのが残念でした。
東欧文学の流れと、それを生みだす底流に少しふれられた気になったのは収穫かな。

現代文学はとりあえず抑えておきたいという方なら、読んでみると良いでしょう。
決してツマラナイ作品集ではない。
事実、燃え上がる神殿や、悲劇的な能力を持った一人の患者の死は、極めて印象的で、後後まで残るイメージに満ちています。
でも過剰な期待には添えかねるという出来ですね。
個人的にはそう感じました。

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May 18, 2011

BMWZ4&116iその後のレポート@中古のBMは国産車の強敵かも

業界内の広報誌に原稿を二編書かせて戴きブログに手が回りません。
なので、軽いネタを少々

BMWZ4 2.2
1)燃費は9キロ超え
オンボードコンピューターによると9キロ以上走ります。
足は500キロ以上でしょうか?長いです。

2)Z4は車高短と思う
フェラーリならめったな処へ行かないんですが、乗っていて安心があり、扱いやすいZ4だとどこにでも行きたくなります。
そんな時、ちょっとした段差で下回りを擦って驚きます。
改めて見ると低いんだよねえ。
車高短を売られたか、と思ったほどでしたが、違います(笑
これが仕様なんだよね。
でも私、車高短の美学、分からないんです・・・もう少し高くてもイイんだけどな。

3)ATでもマニュアル操作すればテールスライドOK&高速は200キロ
前回の記事で、ATはダメだ、と書いたのですが、ATのマニュアル操作、馴れれば結構、なんとかなって濡れた石畳の路面だとパワースライド出来ます。
警告灯がピカピカ付きますけどね。
高速ではアクセルを踏み続け、200キロまで出しました。
走る時はオープンなんで、この位出れば良いような気がします・・・
整流はまあまあ。
ドイツ的に遺漏なし、というレベルではないような・・・
整流順だと
S2000>フェラーリ360スパイダー>Z4>マセラティ・スパイダーカンビオコルサ、かな


BMW116i
1)ステアリングはちょっと重い
最初から少し感じていたんですが、ハンドルはちょっと重すぎる感じですね。
アウトバーンで全開走行!なんてシュチュエーションなら良いんでしょうが、日本で街乗りばかり、というともう少し軽い方が好ましいか。

2)燃費は良くない
そもそも距離を乗らないんで、燃費なんてどうでもイイヤと思いつつ、コンピューターが表示する燃費が8キロ台だと複雑な気分です。
車体重量に対してトルクが足りないので、アクセルを踏みがちになるのが原因でしょう。


3)スタイル良し、小ささが愛しい
門のすぐ前に停めてあるんで、毎日、職場に通う徒然に見るんですが、小さいです。
私はあまり威風堂々、あたりを払うようなクルマより、可愛気のあるこの位の大きさのクルマが好きです。
後ろから見ると、健気にリアタイヤが踏ん張っていのも素敵。

色々文句も書きましたが、満足しています。

距離を乗る方ならまた違うのかもしれませんが、BMWという満足感は確かにあり、年間2-3000キロという使い方なら、国産新車より中古BM、リーズナブルな感じを今の処、受けてます。

ベンツはEクラスを2台乗ったのですが、それほど感心しませんでした。
その分、三代目セルシオに感動しましたね。
ただ妻の実家で乗っていたSクラスのベンツは、戦車並の安心感で、これは流石だと思いましたが、結局、ベンツはパッセンジャーのクルマなんでしょうか?
対してBMWはドライバーのクルマ、という世評は確かですね。


ps
Z4の記事の3)は言うまでもなくネタです。
というか、この記事は全てネタで、現実の私は免許もありません。
ヒキコモリがすべて妄想で書いているブログなんで、そこんとこヨロシク。

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May 15, 2011

ボクシング漫画みたいなジャブでセルヒオ・マルチネスがジンジルクを破る

ジンジルクのシャープで堅牢なボクシングを、デトロイト・スタイルでジャブを打ちまくったセルヒオ・マルチネスが一方的に破りました。

いやー、ビックリしました。

ジンジルクの堅いガードの隙間を一瞬で射抜くさまは、残像がほとんどボクシング漫画の世界。
凄いモノ見せてもらいました。
防御の方も、相手の前に顔まで突き出しちゃって余裕でしたね。
こんなに強かったけ?マルチネス。

個人的にはどうもウィリアム戦の1発がマグレのようなそうでないような・・・
でもここまで来たら次はパッキャオでどうでしょう?

一般的な知名度はデ・ラ・ホーヤやモズリーに劣るけど、今の勢いなら良い試合をしそうです。
そしてこの実力派に勝ったらパッキャオ伝説また一枚格上がり(すでに上がりようがないほど上がっていますが)
特に玄人集の評価は上がるんじゃないかな?

一般的にも相当テレビ映えのする試合になるのは間違いないような気がします。

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May 14, 2011

月光川の魚研究会 星野青 @特別の神秘、特別の恐怖、驚異の風景! 

まだ途中なんですが、読んでいると見えてくる情景があまりに素晴らしくて圧倒されています。

毎日毎日、始終、本は読んでいるんですが、読みだしたらやめられなくなって、深夜に至ったのは久しぶり。

設定はビルの8階にある月光川の魚研究会というバーを舞台に、バーテンと客の語る一話完結の短編集。
プロローグの後、4月から始まって、月別に12カ月、最後のエピローグまでの14話構成のようです。

本を読む人になら、絵でも映像でもなく文字でしか伝わらない情景がある、ということをご存じでしょう。
この本は、読んでいると浮かんでくる情景に空前のものがあります。

4月の「夜桜の風葬」で描かれた、深夜の集落の中央にある一本の桜と完璧な井戸は、読後も長く私の中に残っています。
その特別の神秘性は、真にmagicalなモノがと思います。

5月の「潜水艇からの風景」は恐ろしさに震えました。
個人的にはこういう怖さを上質と感じます。
気取っているの、上品ぶっているのと言われても、スプラッターは嫌いなんです。
想像力の翼がはためいてこそ、ホラーですよ。

7月の「画廊街に墜ちた星屑の来歴」は、芸術が内包する毒の力ですね。
それを非常に巧みに切り取っていると感じました。

8月の「冥王星の最後の夏」も怖い!
品が良くて美しくって怖い!というのが私のツボにピッタリです。

9月の「新月祭りの夜に」のノスタルジアにも刮目してほしいです。
郷愁に満ち、それに美と不気味が融合され、その世界はブラッドベリもかくや!です。

今まだ10月の途中なんですが、この後も期待しています。
本好きならここで表出する風景は絶対に見逃すものではない、と感じています。
凄い本ですよ。
これが売れないのは惜しい。

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May 12, 2011

疾風ガール 誉田哲也@走り出すキャラクター、ページをめくらすベクトル感覚

19才の美少女天才ロックギタリスト夏美が、自殺した憧れのヴォーカリストの謎を追う、という話です。
バディ・ストーリーで、片割れは夏美の才能に惚れこんだ芸能プロダクションのマネージャーという設定。
果たして、その死の謎は解かれるのか、ということですが、まず特筆したいのが、著者の、「読者にページをめくらせる力量@ベクトル感覚」です。
スラスラスラスラともかく読ませる。
娯楽小説なんだから当たり前と言うなかれ。
この水準の作家はそうはいないでしょう。

キャラクターの建て方も非常に巧い。
主人はモチロン、相手役のマネージャーも、所属するバンドのメンバーも、バイト先のオーナーも、憧れの君の恋人も、田畑を耕している映画にたとえればチョイ役の男にいたるまで、全員に生命が宿り生き生きと躍動しています。

狭義のミステリーに捉われない解答が示される死の謎も良かったですね。

ただヒロインの性格設定が、いわゆるアスカ、ハルヒタイプで、私の好みでなかったのが残念でした。
今度は綾波、長門タイプのヒロインモノ、1本書いて欲しいかな。
そしたらまた読みます。
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May 11, 2011

シギラベイサイドスイートアラマンダ@プール付きの部屋は2種類あった

去年、長女の受験も終わったし、沖縄にどっか良いとこないかと思って見つけたシギラベイサイドスイートアラマンダ。

お部屋にプールがついているのが素敵、Sigira
ということで、さっそく予約をしたところ、すでにイッパイで、メゾネットタイプの部屋になってしまいました。
充分快適だったのですが、やっぱりプールの付いている部屋が良いや、ばかりに再訪です。

プジョーでホテルについて、「あの予約をした・・・」、と言ったら、
クルマ掛りの人に、「あ、いつもどうも」と言われてビックリ。、
いつもったって、二度目なんですが・・・

レセプションでも「去年も来ていただいて云々・・・」と、まあこっちはデーターが残っているのかな?
レストランでもはい、知っていますよ、という顔でうなずいてくれる。
そんなに印象深い客だったでしょうか?

部屋に通されて、わあ綺麗と思っても・・・なんか違う・・・確かにプールは付いているけど・・・
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デイベッドです。
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寝室

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ベランダの可愛い椅子
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プール。眺めはかなり良い。
とりあえず疲れていたし、レンタカーも借りていたので、深く考えずにドライブ、食事に昼寝と。
でも泊まっている間、ネットで見たのって、こんな部屋だっけかな、と思っていました。
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夜のバスルーム、プール越し。

帰ってきて確認してプール付きの部屋には二種類あったのだあ、と知る。
私が予約したのはプールヴィラスイートラグーン。
これは素敵と思ったのは、プールヴィラ ロイヤルスイートでした。
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去年のがアンバサダースイート・・・
良く調べないとな。

今年は次女が受験だし、長女はアメリカなんで、またいずれ、再訪する口実が出来たと思えば良しとしよう。

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May 09, 2011

心を整える。 長谷部誠@本当のプロフェッショナルから学ぶ

心を鍛える。とか、心を強くする。でなく、心を整える。という表題に、著者の本物感が現れています。
心って、そんなに簡単に強くなったり、鍛えられたりしないもんね。
妙に力めば変な方向に走ってしまう危険もあるし。

そう、現実に多くの修羅場を潜っていればだんだん分かってくるんです。
人間にできることは心を整えて、今日に挑む、ということだけなのを。
だけどそれをまだ二十代のうちに、本として書ける、というのが凄いですよね。

それにしても長谷部選手は生真面目です。
一流のサッカー選手ってこんなに節制しているんだ、ということを知るだけでも、観戦の参考になりますね。
さらに長谷部選手は、他者への、良い意味での想像力に長けています。
真のプロフェッショナルに触れる、とか頑張っている人の姿を目に焼きつける、の章は、非常にポジティブな、素直な視線がないと見えない世界でしょう。

またこの本は、際だったモノを持たない人間のサバイバル術、とも読めます。
サッカーという極めてメジャーな分野で日本代表になれるんだから、それはそれだけで大変凄いことなんですが、ワールドワイドな基準だと確かに長谷部選手にはフィジカル的に、テクニカル的に卓越した能力はない。
その現実をソフトウエア的な能力で乗り越える。
サバイバルする、というのは多くの人が参考になる戦略ではないでしょうか。
組織の穴を埋める。からはじまる第四章には、サッカーに限らない、実際に多くの仕事場で求められていても、不足している才能の生かし方が書かれています。

とても真摯に人生と向き合っている若者の発言から学ぶことは多かったです。
今後の参考にしたいですね。

ps
著者はまだ若く、本業はサッカー選手なので、この本から少し幼い部分を指摘するのは簡単でしょう。
でもこれだけコントロールの効いた、目線を上に向けた生活はなかなか出来ない。

最終章 激闘のアジアカップで学んだこと。は内部事情が描かれた、ちょっとドキュメンタリータッチの章でした。
今のサッカー日本代表チームが、とてつもなく素敵な集団なのがよく分かりました。
だからこそ偉業はなったんだな。
今後の日本もこういう若者がいるんだから大丈夫だよ、という気にもなります。

一昨日、記事で書いた西村賢太の書く小説の主人公の真反対の人間が長谷部選手ですね(笑

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May 08, 2011

シュガーの魔力? パッキャオvsモズリー 炎を求める者に策はあったか?

モズリーとパッキャオの対戦です。
どちらが勝つだろう?
パッキャオは誰にも負けないと神様が決めたようですが、抜群のハンドスピードを誇るモズリーに、ジャイアント・キリング(すっと小柄なパッキャオがジャイアント)の可能性がまったくない、とも言えない。

それでもどちらが勝つか掛けなさい、といわれればパッキャオでしょう。
5RでKOかな、と予想を決めて観戦が始まりました。

まず試合前、run wayに出てきたパキャオの表情が少し硬い。
いつもはもっとリラックスして笑っているはず。
もしや調子が悪いのでは?と懸念しましたが、今回のファイトへの懸念は、まったく別の形で実現してしまいました。

試合は序盤こそ高速ジャブの打ち合いでしたが、次第にペースを上げたパッキャオの1.2が3Rに炸裂。
モズリーからダウンを奪うと、モズリー、徹底して逃げることを決めたようで、パッキャオの突進にも負けないバックステップの妙を見せ続け、12R終了のゴングを聞くこととなりました。

試合会場で不満の声が漏れると、ともかく観客を楽しませる、という責任感を負ったパッキャオは怒涛の攻撃を見せますが、モズリーは愛称、シュガーの名前は伊達じゃない、とパッキャオの強みを溶かしてしまう味わいを十二分に発揮。
観客は、ラウンドが進むにつれ腫れあがるモズリーの顔にパンチの威力を、その強ばった表情に、パッキャオの強さを垣間見るのが精一杯。

ただパッキャオの攻撃もちょっと単調にも思えました。
素晴らしい踏み込みの後の1.2.は、ボクシング史上に残る必殺の攻勢なんでしょうが、もうちょっと工夫というかバラエティも欲しかった。

ジョー小泉さんが、最後に指摘していたように、少し左にステップインしていたらどうだったのか?
フレディ・ローチはどう思っていたんだろう?
その辺りが知りたいですね。

今後のパッキャオの最大の問題は相手がいない、ということになりそうです。
ジュダーとかマルケスでは、どうなのか?
今となっては物足りない気もしないではない。
まさかミドルに上げたりしてね?
それを望むような望まないような、そんな気分が芽生えた試合でした。

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May 07, 2011

暗渠の宿 西村賢太@キャラが立ち過ぎていてワロタ、としか言えない

芥川賞を獲った西村賢太さんの二作目です。

受賞作より生な印象で、著者の本音、というか感性がダイレクトに出ている感じがします。
これだけ心根の腐ったキャラクターを見事に立てるのはやはり才能でしょう。

そのダサさ、いじましさ、小心さと浅墓な衝動性。
ああ、いやだいやだと思いながら読んでいると、場面によってはあまりの状況下とあまりの反応についつい笑ってしまいます。
ダメだダメだ、笑ってはいけない、それでは向こうの人と同じになってしまうと思いながらも、またまた続くあまりのバカらしさにあきれると同時に笑いが込み上げてくる。
もう笑うしかない、ということになる。

結局、この腐った主人公の話に読者が最後まで付き合ってしまうのは、誰にでもそういう一面がチラリとでもあるからじゃないかな。
少なくとも私にはある。

とことんしょうがないヤツだなあ、と思いつつ、ああ、こういう感情、分かるなあ、と言い当てられた気になってドキッともする。
あまりに当てられているうちに、自己弁護的な感情が働きだし、この程度の腐りっぷりなら可愛いもの。
ジム・トンプスン的な狂人じゃなくて良かったじゃないか、なんて理由にもならないことを感じはじめる。

私は綺麗な物を愛好する乙女的な感性もある人間なので、読み終えた直後こそ、こんな汚らしい作家の小説なんて二度と読むかと思いつつ、三冊目を買わされてしまう。
この勢いだと全部読むね。 

女性にはオススメしません。
嫌いだと思う。
でも男の人はオモシロイと思う人、多いんじゃないかな。

それにしても西村さんは肉食系だよね。
女性に嫌われる感性とスペックでも、行動力があれば肉食系になれる。
ここにある種の普遍的な現実を見るのはどうなんだろう

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May 05, 2011

宮古島をプジョー206ccで走る@宮古島&プジョーのドライビングレポート

今回の再訪の目的は、プール付きのスイートルームに泊まること、と書きましたが、もう一つの目的は、南の島で夕暮れの中をオープンで走りたいということがありました。

宮古島は小さな島ですが、交通量が少なくドライブに快適では、と踏んだのです。
結局、三角形の島の3頂点に行きましたが、スイスイスイスイあっと言う間に到着。渋滞の苦行とは無縁の島です。
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特に楽しかったのは、シギラベイスイートから東平安名崎にいたる235号線。
片側に海をのぞむそれば、適度な起伏を含んだ高速ワインディングロードです。
景色が刻々と変わる中を、起伏に乗って飛ぶように走る喜びは、平面的で同じ場所をグルグル回るだけのサーキットより楽しいよなあ、と感じざる得ない。

宮古島から長い橋でつながっている来間島と池間島にも行きました。
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池間島は島に付いてすぐに人の気配がしなくなり、無人の道をたどっていると何時の間にか一周していたなんてちょっと宮崎アニメの世界に入ったような感覚でした。
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乗ったクルマはプジョー206ccです。
とてもキュートなスタイルのクルマで、私好みのコンパクトボディです。
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反面、メタルルーフが畳み込まれるトランクはほとんど使い物にならず、後席も実用上ギリギリかな。
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それでもお散歩用にはイイのではないか?
オープンはスポーツカーばかり乗ってますが、スポーツカー、サーキットに行くならクローズドにしくはない。
それなら実用車をオープンにしたらどうか、というのは考える処です。

ただ乗った結果はちょっとガッカリでした。
スタイルの上では魅力になっている前傾されたフロントウインドウがドライバーの視界の上部を蔽ってしまうのです。
ガラスにくるまれた感じで、オープンに乗っている感覚が希薄になってしまう。
オープンの楽しさって、ちょっと視線を上げた先が空に向って空いているってのがイイんだよね。

フランス車のATの弱点も感じました。
飛ばした状態からコーナーにアプローチする時、ブレーキングでボディが震えるのも難点ですね。

結局、天候が曇っていて夕日は見えず。
ま、企てていてことって、現実にはこんなものです。

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こんにちはBMW116i@5年落ち 小型のBMW、実は私とあってるか

シビックの代わりに我が家の雑用をつかさどるクルマになったのはBMW116i@走行2.2万キロ5年落ち車です。
Bmw7_convert_20110504221014
去年、Z4を買ったディーラー物の正規認定中古車ですが、現物は見ないでネット情報だけで決めました。
中古車ですから、当然現物は見た方がイイのですが、ディーラーを信頼していたのと、花粉があまりにも酷いのと、忙しかった上に私の腰が重い性格、なにより120万円というお値打ち価格だったことが決め手になりました。

で、実際に納車されて乗ってみてどうかというと状態は100点満点ですね。
Bmw101_convert_20110504222226
非常に綺麗で、走りもスムーズ。
これで2年の車検とHDDナビがついて120万円!(支払い総額は150万)
激安です。

BMW116iドライブレポート
BMWでは最下層モデルの中古ですが、走らせれば充分な品質感を感じます。

以前、ベンツの260E@ W124と320E@W210(共に新車から)に乗っていたんですが、それほどドイツ車、という有難味感じなかった。
子供が小さく遠距離も乗ったので安全の為だと思っていたけど、大きなステアリングとか初期応答が鈍いアクセルとか嫌いだった。
その点、BMWは走っていて楽しいです。

車体が重く感じる反面、守られ感もある。
という具合に、物足りない面も悪くないって思えるのは相性が良いんでしょう。
6気筒の味はないけど、エンジンもスムーズです。
私がクルマに乗って一番好きなことはアクセルを床まで、エンジンは限界まで回すことなんで、それが出来る116は結構楽しい。
さらに面倒な事が嫌いなので、コンパクトボディで狭い駐車場に強いというのは大きいです。
もう遠くに出かける時は新幹線か飛行機でイイよ。
渋滞渋滞を抜けたら取締りなんて国で長距離ドライブしたくない。
クルマは近所をはいずり回るので充分ですね。


ps
1)淡いブルーメタリックの外装はとてもシックでエレガント!
これは色も良かったなあ、と思ったら、雨の跡、汚れが非常に目立つことを今朝知りました・・・

2)公道では充分だ、と満足して乗っていて、はっと気付いたことは、最初にBMの1を考え出したのって、サーキットへ自走して走って帰るのに良さ気だったからじゃないか!
いくら初心者の私でも116じゃあ、サーキットでは物足りないよね・・・
やっぱり私には縁遠いってことですかね。

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May 04, 2011

緑の家 バルガス=リョサ@あまりおススメできないノーベル賞作家作品

19世紀小説の墓掘り人であるプルーストとジョイスによって、小説という石切り場は最後に残された岩層まで掘りつくされ1930年代以降の小説はもはや小説でない@モラヴィア

この小説の下巻にある訳者解説の冒頭の文章ですが、それでも南米文学は別であると。
何故なら40年代にはボルヘスが「伝奇集」を出しており、ガルシア=マルケスに至っては、60年代以降に「百年の孤独」「族長の秋」が出ているではないか、ということです。

非常に同感で、むしろ南米では何故小説が終わらなかったのか、ということを研究課題にしたら1冊読みたいなあ、と思うほどです。

素人考えで思うには、アマゾンとか密林に宿る膨大な生命のエネルギーとかアンデス山脈の過酷な自然とか、文明化の遅れによる厳しい生活状況とか独裁的な政治情勢だったことかが原因なんでしょうかね?
荒っぽい場所だから文学が生まれる、と。
周囲の環境が優しくなると、フィクションは力を失うってことなのか?
よって
「小説を書くということは、現実に対する、神に対する反逆行為に他ならない。それは現実を修正、変更、廃棄することであり、代えて作家が創造した虚構の現実をそこに置こうとする試みだ。小説家とは異議申し立て者であり、架空の生と言葉による世界創造者である。バルガス=リョサ@ガルシア=マルケスある神殺しの歴史」
ということなのか?
船戸与一だって南米シリーズが一番フィクションとしての生命力に満ちていたよね(関係ないか)

で、ノーベル賞を取ったこともあり、また一人、お気に入りの南米作家が出来るかな、と思って読みだしたのですが、この小説はツマラナカッタです。

文章自体は読みやすく、ちょっと変わった構成も基本となる話自体がそれほど込み入ったモノではないので、気にならない。
ただ魅力が感じられない。
読んでいてもあまり豊かなイメージも浮かばなければ、キャラクターにスゴイのがいるわけでもなくストーリもそれほどとは思えなかったな・・・
きっと私に読めるだけの感性がないのでしょうが、この人がノーベル賞なら村上さんにあげてもイイよね、と思いました。

上下巻で800p、正直、旅行に連れ出さなかったら読了は無理だったでしょう。
読み終えて今は一安心という処です。

コッチをおススメと調べた後に、百年の孤独の新刊がないのにビックリ

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May 03, 2011

ポールボキューズミュゼに行って10%まけてもらう女房

3連休なのでポンピドーセンターから来ているシュルレアリスム展、再訪しました。
前回行った時は、時間におわれていたので今回はゆっくり。
アンダルシアの犬もじっくり鑑賞して、途中、休憩スペースでは椅子にもたれてしばしうたた寝。
綺麗な美術館で、充実した作品を見た後のうたた寝は至福の一時でした。

で、その帰りにポールボキューズミュゼ
食事となっていたのですが、途中から別行動を取っていた妻と携帯で連絡を取り合った際、「半券持ってる」と聞いてくる。
「半券を出すと10%割引なの」、ということなので、くしゃくしゃになった半券は捨てずに、アートライブラリーで本を見たり、ミュージアムショップで額装されたポスターを買ったりして予約までの時間をつぶしました。

時間になったので来訪し、頼んだのはシュルレアリスム展スペシャルコース
前菜にグリーンピースのアイスが出たのが驚きでした。
まさにシュルレアリスム的です。
フォアグラのムースは特に印象的。
夫婦でお酒があまり飲めないので、ノンアルコールのビールを頼んだら、これも何気に美味しい。
「不思議に旨いな」
「ビンだからかしら・・・家で買う時は缶よね。でも缶よりビンの方が美味しい感じしない」
「ビンカンになるんだな」
「・・・」
・・・スミマセン

「震災後は2週間、休業したんです」何て言うギャルソンさんと話も弾み、さてお会計となったら、遠目なんだかにぎやかな様子。

戻ってきて言うには
「悪いことしちゃったわよ」
「?」
「10%割引はランチだけなんだって。
だからイイですって言ったんだけど、会計の人がせっかくですからって引いてくれたの。何回もイイですって言ったんだけど、こういう美術展に来る人はホントウのアート好きな方ですからけっこうですって言うの」
だそうです。

ポールボキューズは、ここに限らず実直で真面目なお店ですよね(笑

国立新美術館にはこれからも行く事、多いと思うんですが、今回借りが出来た気もするので、必ず寄るようにします。

ps
今日はけっこう混んでいて、美術展は私が出た後、入口に列が出来て入場まで10分待ちになっていました。
いつもより若いカップルが多かったかな?
アートショップでは女の子が男の子に「マグリットって言う人とダリは絵が上手だよね」なんて言っていた。
思わず顔を見ちゃった。
前の記事でも書いたけど、デート場所として美術館はおススメです。

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May 01, 2011

ありがとう11年間、EU型シビック!&太平洋を越えて、さよならのあいさつ

今日、11年乗ったEU型シビックとお別れしました。
ウチでは5キロ走ると長距離ドライブなんで、クルマにはハイスペックを求めないんですが、最近はそれでもボロボロという感じがぬぐえませんでした。
ちっとも手入れらしいことしてやらなかったもんね。

ガレージでもなく屋根有りのカーポートでもなくずっと野ざらしのままの11年。
オイル交換も車検毎だけ。
便利なように門の前に置きっぱなしで、日に当たる時間が長いフロント側は塗装もあせた状態でした。
そんな手を掛けなかったシビックですが、いざお別れとなるとしんみりします。
フェラーリやらマセラティやらはあくまで遊びのクルマであって、生活の必要を満たしつづけたのはこの赤い胴長のクルマだったもんね。
妻も次女もしんみりで、携帯やらデジカメで写真撮りまくりです。

このクルマに愛着を持っていた長女も、代替えする話をしたら残念がっていました。
彼女が8歳の頃から乗っていたから、彼女にとってクルマとはシビックだったんですよね。
そしたらなんと次クルマを契約した日に、大学のキャンパス内で見たそうです。
授業が終わった後、教室を出たらその正面に停まっていたとか。
色も型もまったく一緒で、一瞬、家のクルマが走ってきたか、と思ったそうです。

まあそれはあり得ないんですけどね。
交換留学生の試験を経て、今いる大学のキャンパスはアメリカにあるんで。
でもなんとなく思うんです。
クルマも幽体離脱して、さよならのあいさつをすることがあるんじゃないかって。
・・・今日はセンチメンタルな巻きでした。
センチなオッサンというのもいるんだってことで。

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