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February 2011

February 27, 2011

通貨で読み解く世界経済 小林正宏、中林伸一@為替市場の歴史をたどる冷静な分析本

昨今、ちまたで通貨といえばFX。
ではこの本を読めば儲かるのか、というとまったく関係ないでしょう。

なら価値がないかというと、世界を経済という一断面から読み解きたいと思う人になら千金の価値かり、かもしれません。
たとえそれが金融市場を通してでも、世界を理解したい、というのは知性の本源と言っていいと思います。

ドル、ユーロ、人民元、そして円、という副題どおり、章別にそれぞれの通貨が取り上げられるのですが、市場を揺るがせた歴史上の事件の冷静な分析と、現況への考察は非常に高いレベルの内容だと感じました。
ドルは双子の赤字が問題だあ、と言われますが、経常収支が赤字だからこそ、ドルは基軸通貨として力を持ったのだ、なんて指摘は目からうろこ。
さりげなく本質を説明してみせるお二人の著者には脱帽。


新書ですが、情報量が多く、読み応えは充分。
派手に煽るような文言はないので、金融市場が根っから好きでないと苦しいかもしれませんが、本質はこういう処にあるんだよな、と感じました。

ともかく勉強になったと感じました。
良本として再読、再々読本の候補ですね。

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February 26, 2011

リトル・シスター レイモンド・チャンドラー/村上春樹訳@青豆は梅安由来ではなかった

村上春樹によるレイモンド・チャンドラー作品の翻訳3作目です。
ミステリー史上に残る「さよなら、愛しい人」「ロング・グッドバイ」に比べると、この本の知名度、劣りますが、出来もその程度なのが残念です。

導入部は順調で、その後も部分部分、読ませる文章はあるんですが、全体の構成が未整理で、中盤には読むのが辛い部分もあります。
事件の全貌が明らかになっていく終盤は勢いが復活するのですが、村上訳のチャンドラーを手に取るなら他の作品からが良いでしょう。

それを読み終えてなおアメリカ文学への興味が尽きないなら、フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」かカポーティの「ティファニーで朝食を」をおススメしたいですね。
以上の作品を読み終えてなお、というなら良いと思います。

この作品で注目したのは、青豆さんの殺しの技が藤枝梅安由来でなかったことかな(笑
この本の原著を村上春樹さんが読んだのは随分前だと思うのですが、その記憶が熟成されて、後の1Q84のキャラクターに結実した、と思うと胸熱ですね。
海外の作家を読む込むことで、文体も磨かれたのだ、とも感じます。

今回は微妙な評価ですが、それでもかつて読んだ清水俊二訳よりは遥かにイイです。
MGMで映画化されたおりの写真がカバーに使われている清水訳の「かわいい女」が手元にあるんで、読み比べました。
本当は懐かしい、と言いたいんですが、読んだ記憶まったくありません(笑
それにしても、こんな本まで読んでいたんだな。
自分の青春時代は、暇だったんだなあ、と思いますね。
↓コレは文句のない傑作です

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February 23, 2011

取締り現場で大怒鳴り@反省しています。

今日は休日。
大学の試験を終えた娘は妻と買い物へ出掛けて私は一人、近所のラーメン屋へ食事に行きました。

まったく平穏な一日だと思ったのですが、事件は自宅までの僅かな距離で起こるのだから人生、分からない。

途中で一時停止とシートベルトの取締りをやっていたんですねえ。
私は高速ではモチロン、ちょっと長い距離走る時は必ずシートベルトするんですが、今回は本当に近所だったんで、してなかった。

で、当然、切符を切られることになってキレた。

まず寄ってきた警官相手に怒鳴りまくり、異変に気づいて応援に来た警官にも怒鳴りまくり、さらに応援に来たこの現場の責任者の警察官にも怒鳴りまくり、興奮が過ぎてクルマの内張りを叩きまくり、絶対に負けるものかとクルマから路上に出て3対1の状況下で怒鳴りまくり、さらに警官2人が応援に来て、とうとうその現場の取締りは中止状態。
5人対1人で私の警察行政に対する不満、
かつての憧れなどをまくしたて、結構繁華な人出もある現場で、周囲のビルにまで響き渡るくらい怒鳴りまくり。
通行人は見てくるし、クルマも減速して見ていくし、自転車の人も馬鹿を見る目で通り過ぎるしで、見世物もイイとこでした。
怒鳴っても何も変わらないんですが、上層部はパチンコ利権と癒着しているのに、下々には規則、規則と取締りしやすい処で苛めのようにやっているのが不満だった。

家に帰ってからも興奮冷めやらずで、昼寝の予定だったんだけど、寝れず。

なんか疲れると同時に自分の馬鹿さ加減に落ち込み、二度としないと決意をしつつ、低速走行の街中で近場ならほっとけやベルト位という思いも捨てきれず。

それにしてもなんで私はこう捕まるのか?
事故なんて起こしたことないのに。

近年は女房の方が走行距離多いんですが、まだ一度も捕まったことがないんだよなあ。
帰ってきた後に今日はこんな事があったと言ったら、
「公務執行妨害で逮捕されるわよ」
なんて言いやがる。

この規則女。
逮捕されんなら上等じゃボケ。
どこまでも行ったるわ。
さあ殺せ、やれ殺せじゃ。
留置所で死んだる。

何でもかんでも杓子定規に規則、規則ってのが気に入らないんだよ。
これだからクルマも買う気が失せるんだ。
車業界の不景気と、クルマ産業の行く末は、警察が安易に走らず実効性のある取締りが出来るかどうかに掛ってるな、と八つ当たりして今日は終わり。

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February 22, 2011

ノニト・ドネアの適正階級は? vsモンティエール

モンティエールには勝つだろうと思っていましたが、2RでKOするとは思ってもみませんでした。

モンティエールはリングインする時の充実した表情などを見ても、決して悪い出来だったとは思えず、だからこそその強さに驚いています。

試合はゴングが鳴った直後からすぐに二人の実力差が歴然としているのが分かりました。
ドネアはモンティエールのパンチをほとんど怖がってなかったのではないか?

左のガードを下げ、一見デトロイト・スタイルでフリッカージャブを打つのかなと思わせればこそ、いきなり渾身の右ストレートを打ち込む強引さ。
さらに左はボディに返す。
この怖れ気のなさと圧倒的な威力を見せられた瞬間、完全な手合い違いと思いました。
1R,51秒に見せたコンビネーションなんて、圧倒的な迫力で、震え上がったよ。

ドネアのバンタム級の範疇を超えたパワーと、抜群の目と連動するハイパースピードのパンチを見るにつけ、今後、この階級に相手はいないだろうと思います。
となるとここはもう階級を上げる他ないんじゃないか?
パッキャオはどんどん、蛙飛びのように階級を上げてしまったので、ドネアはアジア人らしく一つづつ、次はS・バンタムでバスケス・ジュニア、その次はフェザーでファン・マニエル・ロペスと(笑
このクラスから上は日本人チャンピオンが混み合っているので、さっさとライト級まで行っちゃってください。

ドネアの相手は他国にまかせた方が良い。
危険過ぎる。


ps
ランウェイでのドネアには、その背後にパッキャオの巨大な影が見えるようでした。
ということは、ドネアが快進撃を続けると、次のフィリピン有望新人にはパッキャオとドネアの顔が両側から浮かぶのでしょうか?
そうなると本当にフィリピンはボクシング大国になりますね。
それにしてもこの二人のスピードの秘密を知りたい。

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February 20, 2011

浦島太郎の真相:鯨統一郎@良質の落語みたいなミステリー

気の効いたつまみをだす日本酒バーに集う中年男性3人組、ヤクドシトリオが、古いアニメやらTVドラマ、旧作の映画や、フォークソング、深夜放送の話をしているうちに、「探偵の工藤ちゃん」が絡む事件の話になると、それを傍で聴いていたヒロインの東子さんが、鮮やかに解決するという、ディテクィブチェアのミステリです。

すべての事件が浦島太郎や桃太郎、カチカチ山にさるかに合戦、一寸法師、舌切り雀、こぶとり爺さん、花咲爺などに巧くリンクさせてあり、昔話に関連して披露されるトリビアや、思いも掛けない解釈は新鮮で楽しめます。
というか、それが一番の読みどころですが、全ての話を長さまで揃える構成は技ありの職人芸で、凝ったつまみで楽しませるここのバーのマスターみたいです。

鯨統一郎さんは同様のシリーズを沢山出しているので、ファンならお馴染みで、安心して楽しめる1冊です。
総合点はまあまあ。
お暇なおりに、という感じですかね。

ps
ヤクドシトリオが崇めているヒロインの桜川東子さんは酒飲みのまま就職もせず大学生から大学院生となってしまっていて、行く末が案じられる・・・
彼女の就職と婚活に幸あれ、と読後は思いますね。

鯨さん、次回シリーズは綾波レイ方面の探偵にしてくれないかな。
普段は無口だけど、エレベーターに乗っている間にとか、掃除の時間中に雑巾を絞りながら事件を解決してしまうようなタイプ。

それだと日本酒バーという設定と、つまみのグルメネタも使えないけどさ。
人気出ると思うよ。
次は萌えキャラでよろしく。

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February 18, 2011

ロボットみたいなトイレが付きました@すでにSFっぽい

先日、さあ寝ようと寝室に行った処、せせらぎの音が聴こえる。
せせらぎとは、風流だ、と思いつつ、ウチの近くに川は流れていないので音をたどってみたところ、トイレの水の音でした。
流した後に水を貯めるタンクの栓の締まりが悪くなっていたんですね。
流れっぱなしになっていて、いつから流れているのか、と考えるに、前日の夜?
朝、入ったっけ?
どっちにしろ随分水を無駄にした気がして、このご時世に嫌な気分です。
タンクの蓋を開けて、栓を手で戻せば直るんですが、二度目であり、これは買い替えようと決めて本日、新しいトイレが設置完了です。
TOTOのネオレストAH2というタイプで、近づくとセンサーが光って消臭機能が息を吹き返すように動きだして蓋がすっと開く。

用を済ませて立ち上がると、水も自動で流れる。
もう自分でやることと言うと、洗浄の水量と勢いを決める位?
オートフレグランスの匂いも品が良くて快適ですが、あまりに守られ過ぎというか、過保護に偏り過ぎていて、人間が弱くなりそうな気にさえなってくる。

機械たちにひたすらひたすら守ってもらって自分たちでは何もできない人間になりそうな幻想がわいてくる。

夜だとそれが真っ暗な中で、じっと身をひそめるように待っていて、こっちが入ると動きだす。
なんかロボットみたいなんだ。

でもコレ、稼働部品とか、センサーとか多いから故障するよね。
そしたらまたお金が掛る?
この辺は幻想では済まない現実の厳しさですね。

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February 16, 2011

シュルレアリスム宣言 アンドレ・ブルトン@生は想像の中にある

人間のめざめが夢よりもつらく、あまりにもみごとに魅惑を断ち切ってしまうのは、贖罪といったあわれな観念を抱くようにされてしまったからである@ブルトン

美術だけでなく文学、映画、演劇に至るまで、後年の芸術全般に大きな影響を与えた史上、最も著名な芸術論がこのシュルレアリスム宣言です。
1924年、デ・キリコの絵画に霊感を得たアンドレ・ブルトンは、「溶ける魚」の序文としてこの宣言を書き上げました。

私がもやは語られることも少なくなった文学や芸術に親しむのは、
「詩は私たちの耐えているもろもろの悲惨に対する完全か補償を含んでいる@ブルトン」があるからです。
働いた。
飯食った。
寝た。
それだけじゃ「犬の生活と変わらない@ブルトン」
読書や展覧会や音楽の楽しみは、ゴルフやパチンコやお酒よりはるかに安価です。
モチロン、ゴルフもお酒も素晴らしい娯楽あり、まあ気が晴れるという点では本なんか読んでいるより上だよねえ。
でもそれだけでない人生の趣向というのは得られるのですよ。
本や芸術の中でね。

以下、美しい言葉の紹介を
「コロンブスがアメリカを発見するためには、狂人たちをつれて船出しなければならなかった。この狂気なるものがどのように体現され、持続されてきたかを見るがよい。狂気への恐れから、私たちは想像力の旗を、半旗のままにしておくにはいかないのだ」
「この本は世にも純粋なかたちで、地上をはなれたいと渇望する精神の一面だけをもっぱら称揚している」
「世界はひとつの美しい書物によってではなく、地獄あるいは天国のための美しい宣伝文によって終末をとげるだろう」
「シュルレアリスムは、ひとつの秘密結社である死のなかへとあなたをみちびくだろう」
「イメージの価値は、得られた閃光の美しさにかかっており、したがって、二つの伝導体間の電位差の関数なのである。直喩のように、この電位差がほとんと存在しないときは、閃光は発生しない」
「シュルレアリスムにのめりこむ精神は、自分の幼年時代の最良の部分を、昂揚とともにふたたび生きる」
「この夏、薔薇は青い。森、それはガラスである。緑の衣におおわれた大地も、私には幽霊ほどのかすかな印象しかあたえない。生きること、生きるのをやめることは、想像のなかの解決だ。生はべつのところにある」

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February 14, 2011

日本奥地紀行 イザベラ・バード@近代化直後の日本を知る貴重な1冊

今、日本は揺れています。
曰く、日本人は勤勉である。
能力が高い。
民度も高い、などといわれてきたことに自信を失いかけている。
果たして日本人とはいかなる民族なのか?
我々の進路はどうあるべきなのか?

近代化直後の日本を見つめたこの本には、そのヒントがあります。
明治11年、まだ前年に西南戦争が終わったばかりの年に、一人の英国人女性が勇躍、3カ月にわたって東京から東北地方を経て北海道にまで至るまでの旅をしました。
彼女は日本と日本人を見て何を感じたのか?
本は旅先から送られた私信を元に書かれています。
私信ですから、その時時の本音が思い切り書いてある。
旅の為のインフラは極めて貧弱なので、ほとんど冒険旅行です。
かなり過酷な環境を旅する場合も多々ありで、時に酷いことも書いてありますが、それ以上に、感心していることが多いです。
英国人よりはるかにましだ、という結論も多い。

500p以上の本なので、本当の面白さ、興味深い処は読むしかないのですが、ざっくり書くと
1)日本人の驚くほどの人品の高さ
2)日本の自然の世界でも類稀なほどの美しさ
3)社会自体、特に東北から日本海側に掛けての貧しさ故の惨めさ
です。

日本人は昔から本当に心柄の高い民族だったんです
自信を持ちましょう。
日本の自然は、世界のどこよりも美しいものなんです(彼女は世界中を旅した旅行家)
取り戻しましょう。
社会的貧困は人間を絶対的に害します。
経済的な発展に、賢しらな疑問を挟むのは止めましょう!
今の日本人が忘れてしまったのが、これです。
本当に貧しい社会では、医療はおろか衛生環境すら整えられず、病は蔓延し人々の置かれる境遇は悲惨を極めます。


手紙文なので、平明ですが、一気に読むのは大変です。
私はあちこちに持ち歩きながら6カ月ほどかけて読了しました。
日本とは?日本人とはいかなる民族、国家だったのか?という原点を見つめる意味で、また旅行記の名作として是非おススメしたい一冊です。

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February 13, 2011

味満ん、に行ってきました@限られた人の為のお店って感じ

苦役列車の記事で、私は始終本を読んでいるので、芥川賞だの、直木賞だの獲ったからと言って特別に読もうと思うことはない、と書きました。
本を読むという分野では、もう自分の世界を確立しているので、選択は自分の感性で充分ということですね。

その点普段外食しないせいもあり食べ歩きは、ミシュラン頼りです。
自分の世界がない。
自在に選べるほど、色々知らないということです。

このお店に行ったのもミシュラン三ツ星だからです。
行ってどうだったか、というとまず予約に不備があった。
二人で7万円超のお店では考えられないことで、少し引っかかりました。

食べたのはふぐのフルコースだったのですが、食事は美味しかったです。
みな超のつく一流の味わいでした。
旨い!と唸るレベルです。
量も多い!
ただ値段を考えると座らされたカウンターの席は狭く、居心地は良くない(みんさん、同じ条件ですが)
インテリアも超高級値段店の物ではありません。

私の隣にはホステスさんと同伴出勤するオジサマが座られたのですが、ホステスさんの和服にタレなど飛ばさないよう注意することになりました。

ここで考えると、この味と値段なら「パークハイアットの梢」でもイイよね。
以前より随分安くなっているしさ。(前の半値近い?ここの2/3位?)
居心地は天地の差だし、と感じますね。
ただ梢はメチャクチャに時間が掛かるのがネック。
今回も1時間強の完食で、私はどうしてもゆっくり食事って出来ないんです。

帰り際にはお店の外まで出て来て予約の件を丁寧にお詫びして戴きましたが、かえって悪かったですね。
ここは東京の本当の富裕層で粋な筋の方がひっそりと通うお店なんでしょう。
私たちのようなミシュラン店全店制覇目標(笑)!なんていう人間向きではない。

カウンターの一番端の席ではおもむろに煙草を吸いだす方もいらっしゃったしね。
離れていたので、まったく被害はなかったのですが、これが近くだったら相当嫌だったろうしね。
私は別に狂的な嫌煙論者ではないのですが、さすがにふぐと寿司の店では勘弁だよ。
特に高級店ではね。

だんだんとミシュラン店のデーターもたまってきたので、いずれマイ・ベスト・ミシュラン店の記事を書きます。
今の処、ロオジエとジェエル・ロブションがオススメです。

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February 11, 2011

SPACE OF HIP-POP 安室奈美恵TOUR2005@完全体以前のカワイイ彼女

安室奈美恵は、アイドルだった頃から、日本で一番売れている人でしたから、知ってはいました。
綺麗だよね、スタイルもイイしダンスも上手、と思いつつ、小室サウンドが終わったら、彼女も消えてしまうんだろうなあ、と思っていましたね。
モチロンCDなんて買ったこともなく、買うこともないだろうな、という対象で、ファンでは全然なかった。
だからその数年後、何度もコンサートに行ったり、DVDを待ち焦がれたり、生涯初めてのファンクラブ入会に至るなんて思ってもみなかったです。

このDVDは安室奈美恵が私の中でブレイクする「PLAY」以前、二つ前のライブです。

正直観るのはちょっと怖かったです。
曲は今でもやっているのが多いので、それほど心配はしてなかったんですが、なにせ今の奈美恵安室は私にとってのミューズ。
生きながらの美神なので、ちょっとでも変なシーンは見たくない。

でも「PLAY」「BEST FIC」「PAST<F」は何度も観てしまったので購入です。

まずヘアスタイルがツインテールで縦ロールなのにビックリ(笑
まだ可愛い安室ちゃん!という感じですね。
この頃はまだ「私だって女の子だもん」という感じだったんでしょうか?
今は可愛らしさよりカッコ良さですよね。
1曲目がクィーン・オブ・ヒップポップで、未来の路線を暗示しています。
パフォーマンスもgoodです。

ただ衣装も振り付けも、曲によっては今と比べるてちょっと野暮ったい。
結局、衣装からダンスから何より音楽まで、安室奈美恵とそのスタッフは、ビックバンもかくや、というほど急速に進歩しているんでしょう。
そしてその中心には彼女がいる。
NAMIE AMUROの存在が、周囲のスタッフに霊感をもたらし、錬金術的な触媒となってあのPVやライブが生まれてくる、と言うことなんでしょうね。

小室さんの曲もやっていて、さすがに良い曲が多い。
CAN YOU CELEBRATE?などは名曲中の名曲としかいえない。
でも小室さんの曲は、メロディが甘いんですね。
音楽をよりハードに、ソリッドに、エッジィに研ぎ澄ませて行く時、甘いメロディは邪魔なんです。
今の彼女が歩いているはそういう場所で、私はそういう場所にいる彼女が好きなんです。

途中、一段と激しくなるダンス・ナンバーのパートでは足元がスニーカーになり、少し息も切れているのは微笑ましいです。
彼女もかつては隙があったのだ、という思いですね。
PLAY以降だとピンヒールのまま、あまりに全てを完全にこなすので、なんかもう人間を超越しちゃってるような感じを受けるんです。

このツアーのNAMIE AMUROは、未だ完全体以前です。

今のパーフェクトにカッコイイ彼女より可愛らしい安室ちゃんがいたライブDVDでした。

それにしても彼女はどこまで行くのだろう・・・?
先日デビッド・ボウイのジギー・スターダストツアーを見たんですが、コンサートに身体的な全ての表現を盛り込むということにおいて、彼女はとてつもない後継者だよね。

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February 09, 2011

シュルレアリスム展-ポンピドゥセンター所蔵作品@イイ女多し!婚活に使えるんじゃないか?

愛しい想像力よ、私がおまえのなかでなによりも愛しているのは、おまえが容赦しないということなのだ@アンドレ・ブルトン「シュルレアリスム宣言」

今日は国立新美術館でポンピドゥセンターから来ているシュルレアリスムの展覧会を見てきました。

シュルレアリスムは中学時代に私が美術に目覚めたきっかけとなったジャンルで、当時思っていたことは、
「不思議はつねに美しい、どのような不思議も美しい、それどころか不思議のほかに美しいものはない@ブルトン:シュルレアリスム宣言」
ということでしたね。

タンギーやミロ、マグリット、エルンストを始め、思いもかけぬデルボーの大作もあったし、小品も見ごたえがあり、非常に充実した展覧会ですが、本日みなさまにお知らせしたい事は、この展覧会に来ている女性は、非常に魅力的な人が多い!
ということです。
ファッションのセンスが高く、知的であり詩的な感性を感じさせるんですね。

長らく忘れていたナンパ心が湧いたよ。
まあ誰よりも魅力的な妻と一緒だったので、そういうわけにはいかなかったんですが、長門有希風というか、綾波レイちゃんがお洒落をしたら、こんな感じ?という女性を見かけた時はちょっと惜しかった・・・(一眼レフを肩から掛けていた貴女ですねえ)

思うんだけれど、美術展って、婚活に良いんじゃないかと思うんだよね。
知的水準や感性が似た人ってイイですよ。
長く付き合うには。

ステファヌ・マラルメの詩なんか読みながらさ。
帰りはポール・ボキューズあたりでどう?
ふぐでも良いけどね。
この季節なら。

どっかの婚活会社でやりませんか?
美術展を巡る婚活パーティ!
知的な楽しみを共有出来ると、人生は豊かになります。

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February 07, 2011

蹴り技革命!前蹴りは凄いんだ@アンデウソン・シウバの証明

ノーガード、ボディワークだけでパンチをかわしてKOしたフォレスト・グリフィン戦にも驚かされましたが、前回のチェール・ソネン戦には感動しました。
細かい攻めを繋げられて、5R23分以上にわたって攻められ続けるも残り110秒での大逆転。
瞬発力と反射神経だけの男ではない。
不屈の精神力を証明した一戦でした。
あそこまで攻められ続けて、終了間際の大逆転という試合は、そうそうないですよね。

さて今回の防衛戦は天才とも称されるビクトー・ベンフォート。
負けはあるまい、と思いつつの観戦となったのですが、前蹴り一閃での1R,KO勝利となりました。
印象的だったのは、ちょいと見合うこと15秒も我慢出来ないアメリカの観客が、シウバ相手だと2分以上黙って観ていること。
あのラスベガスの観客を、蠅が手をする足をする、だけで沈黙させておくのは凄い信用です。
実質ファースト・アタックになった前蹴りは、天井すら突き破るような迫力でした。
確かに黙って待ってる価値はありましたね。

前蹴り一閃の前に見せた、完全ボディワークのみの見切りは、いうなればツマミ代わり。
鮮烈な1ショットバーの1杯のような試合でした。

これでUFC史上最多の8連続防衛、13連勝。
アンデウソン・シウバの試合は、鮮烈な驚きが期待できます。
これからも楽しみですね。

ps
試合後、彼はなんであんなに相手に土下座するんだろう?
なんか仕留めた獲物を神に感謝しているようにも見えるんだけれど。

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February 06, 2011

苦役列車 西村賢太@相当オモシロイ芥川賞受賞作!

何冊もの本を同時に、始終読みふけっている邪悪な読者にとっては、芥川賞、直木賞に騒ぐのは素人、と感じてしまう。
自分が偉いわけでもないのに、ちょいとその道に長く、詳しいつもりなると陥りがちな傲慢です。

ただ今回は、たまたま受賞者が紹介されるTV中継を見て、えらく綺麗な女性の脇で、小太りの男がウロウロしてるのが、妙に印象に残った。
受賞作は、友なく、女なく、酒だけが慰めの港湾労働者の話、らしい。
でも設定が19歳でしょ。
19歳なら、未来があるじゃん。
どんなに大金持ちでも、年取ったらない未来があるんだよ、実際、貴方は芥川賞獲ったでしょ、なんて皮肉も感じていました。
それでも何かが心に引っかかり続けたので、書店に寄った折、立ち読みしてみたら、読み出した最初の方は、感心するほどのものでもなかったです。

前日、太宰治の短編を一つ読んでいたので、自虐、陰鬱、ダメ男の描写など、フェラーリと安手の改造車位の差はあるかな、と感じたのです。

さりげなく、大仰な言葉も使わずに、スラスラと読者を引っ張りこむ太宰の技量は、サッカーに例えるならイニエスタみたいだ。
川端や三島のように、怜悧で華麗、豊穣なる文章と違い、どこがどう巧いのか分からないけど、巧い、という境地。
なんか本物の天才だけがいける場所にいるのが太宰治。
それに比べれば、この方は出版社の営業乙、という気もしないでもなかった。

それでも購入したのは、やはり何かを感じたからだろう。

そして自宅で腰を落ち着け読み出したら、一瀉千里だった。
書店で同時に購入した6冊の中で一番目の読了本とあいなった。

苦役列車の描写は、実体験ならではのリアリティが心底こちらに伝わってくる。
もてあますやり場のない性欲。
強烈な食欲。
姑息な計算と嫉妬心とこすっからさと度し難いほどの怠惰。
みんな私の中にあるもので、それをこの作品は、鍼灸の名人がするように刺激してくる。
圧し掛かる現実の重みの感触は、ねばりつくようで、その質感は圧倒的だ。

やっと出来た友人が、恵まれた男でありGFもいる、となったあたりを山場にもってくる構成も効果的で、ラストのまとめ方など未来への絶望に一縷の希望がないまぜになるあたり、相当の手練とお見受けしました。


同時収録されている「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」の出来も良かったです。
短いので、なんとなくオマケ扱いの1品と感じていたら、後半の葛藤とあげくにたどり着く真情吐露の場面は身に詰まされる。
とうか、この思い、文学などという特殊な道に進まずとも、いつかはみんな感じるものなのでは、と思いました。
まあそういう普遍性があるから、「文学」になるんだろうけどね。
読んで損のない短編です。

芥川賞、なんて聞くとかえってバカにしがちな「邪悪な読者」のみなさん。
この本を購読しようかどうか迷っているなら、間違いなく買いです。
今、同時進行、中断中の本だけで20冊近くあるので、少し整理が出来たら他も読みたいと思っています。
次は「トリエステの坂道」で少し口直しです。

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February 04, 2011

NFP米国雇用統計:雇用者数は少なくても率が改善で長期金利上昇、で買いだって

ADPの発表が順当だったので、本日は波乱なし、と思ったら結果は驚きの3万6千人!
まだダメなんだ。
こりゃアメリカヤバいっしょ。
バイロン・ウィーンさん2年連続のハズレなんじゃ、と思いました。
とりあえず考えることはリスク・アセットにオンかオフか、です。

ことろが値動きを見ているとUSD,CADの米系通貨が強く、ユーロ圏はCHF中心に売長。
オセアニアは中立でまったく意味不明と思ったら、雇用数は悪くても率が改善して、長期金利上昇で米系通貨買いとか。

でも数が改善しないと不味いんじゃないの?
良く分からないけど・・・
まあ市場が買いだ、と言えばそうですかと言うしかない。

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ミルキィホームズどころじゃない、税金高いよ

本日、昼前に「そうだ」と思いだしたことがあって、税理士さんに電話。
「・・・ということなんです」
と連絡事項を伝えた後、
「で、今回の税額はお幾ら位? まだざっくりでしょうけど」
とお聞きしたら、思わぬ額を言われた!

高い!
・・・BMWどころじゃないじゃん。
普通の人間が、その金額を納税するのって大変なんですけど、分かってんのかな。

なんかもう一生懸命勉強しても、休日返上で働いてもアホらしいだけだね。

楽しみがミルキィホームズ観る位だから、もう働くの止めちまおうか。

鳩山みたいのがいるとホント、バカらしくなる。

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February 02, 2011

探偵オペラ ミルキィホームズ:バリツの秘密@リミッター外れたギャグ連発

このアニメのOPは、年末のDynamiteで長島☆自演乙☆雄一郎選手が、入場で使いました。

長島選手には以前、ランカちゃんを教えてもらってから情報提供者として非常に信頼しているのです。
アニメに萌えるようになった、とは言っても、朝から晩まで働いていて、サッカーも好きだし本も読みたいしなんてことだと、アニメ情報、そうそう集めてはいられない。
だから彼が入場で使うアニメは、御託宣を聞く感じなのです。

で、このアニメ、とりあえず再放送をやっているのを知ったので、録画したのですが、一目見た時はまったくダメだと思いました。
作画のクオリティが、低いように感じたのです。
アニメでもどうせ観るなら、CCさくら、とか、しゅごキャラとか、キャラクターが非常に美しく描かれていないと見る気がしない。

ファインアートが好きで、映画もイッパイ観てきていて、多少なりとも目が肥えているつもり、となると、クオリティには敏感になるのです。
それでもせっかく録画したから、と思って観たら、非常にオモシロかった。
期待していたのとはまったく別の分野で凄かった。

何が凄かったのか、というとギャグです。
まあギャグ・アニメだから、ギャグが凄いと言ってもあまり驚きを感じないと思うのですが、その異常なほどの密度と、ほとんどアナーキーともいえる勢いは必見の出来栄えです。
大事に育てるべきキャラクターも、話全体すらも壊すことを恐れていないような、問答無用のギャグなんです。
スポーツーカーで言うなら、エンジンのリミッターが外されているような感じ?

クルマをサーキットに持ち込んで思い切り飛ばすのは楽しいけれど、あまり過ぎると壊してしまうから、エンジンにはリミッターがついているものですが、このアニメがクルマならそれは外されている、というような感じがします。

あまり回し過ぎるとエンジン壊れるんじゃ?と思いつつ、まあ今が楽しければイイや、みたいな恐ろしほどの割り切りというか、後先の考えなさの魅力がありますね。

とりあえずこのアニメは注目です。
明日の23時からTOKYO MXで放送します。
御参考までに。


「正解はひとつじゃない
おはよう おはよう、そこにいるの?
眩しい 眩しい、夢があるの?
冒険が 挑戦を 連れてきた
今はOP曲が耳に残っちゃって大変です。
・・・CD買うべきだろうか?

星間飛行も聴いたなあ・・・
長島の選ぶ曲はいつもイイよ。

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February 01, 2011

【うっちーから】NHKも放映決定!長友選手、世界王者インテル・ミラノに移籍!【マイコンに】

90分たっても、120分たってもさっき試合が始まったばかりのように走り続ける長友選手が、サッカーの世界チャンピオンチームに移籍します。

インテルは今回のレンタル移籍と将来の完全移籍に総額13億円以上のお金を用意しているようで、ホントウのビッグ・オファーですね。
世界で最も競争の厳しい職場ですから、レギュラーの地位が約束されているわけではないでしょうが、もしレギュラーになり、セリエA6連覇に貢献。
チャンピオンズリーグもバルサと再戦、なんてことになれば、名実共に世界トップのSBということになります。

インテルの左SBとなると、同じチームの反対側にはマイコンという選手がいるんですよね。
私はこの3年ほどFCバルセロナのレギュラーシーズン、コンプリートしているんですが、その右SBはダニエウ・アウベスという選手なんですね。
風貌から肉食男子の究極っぽい顔で、走れば駿足、スタミナは無尽蔵、個人技も戦略的知性も抜群で、大いに気に入って、Wカップ、ブラジル代表として活躍を期待していたら、レギュラー取れなかった。
アウベスの上を行く選手なんて、果たしているのか、と思ってレギュラーを取ったマイコンを見て驚いた。
なんじゃこりゃ、という存在で、もうほとんど魔人という感じでした。
究極の肉食男子でも勝てないような魔人がチームメイト・・・
身長170㎝で、大学時代までスタジアムで応援の太鼓を叩いていた長友さんが・・・
インテルのキーパーはジュリオ・セザール、FWはガブリエル・ミリートとエトー、CBはルシオとかみんなWカップで胸躍らせたメンバーばかり。
アジアカップで同室だった香川が怪我で離脱したら、優勝セレモニーでユニフォームを一所懸命掲げていた長友さんは、こんなチームでサッカーするんだ・・・

夢物語ってあるんだな、って思う2月の初日です。
長友祐都物語っての、映画化かドラマ化したら観たいレベル。

ps
それにしてもこの二日ほどは、川島、内田疑惑とか強面の肉体派だと思っていた岩政選手が県内有数の進学校から学芸大の数学科出ているとか、楽しいニュースが多い。

日本の右サイドはこの人。
Utida

この方が新しいチームメイトのマイコン
Maicon
落差に耐えて、世界に羽ばたけ!長友祐都!

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