« September 2010 | Main | November 2010 »

October 2010

October 31, 2010

安室奈美恵 PAST<FUTUREツアー2010 直前の席で観たnamie amuro

PAST<FUTEREツアー、3回目にしてかなり前方の席が当ったんですが、会場について番号通りに行ってみると、横位置も完璧。なんとステージのほぼ中央でした。
ということは、このすぐそこで、もうすぐ安室さんが歌って踊ってくれる、ということでしょうか?
信じられないような幸運に感謝です。

開始は5分遅れでした。
待っているうちに、「声帯炎がぶり返して今日は中止です」、なんてアナウンスがあるんじゃないかと心配をしはじめた頃、会場が暗転して登場。

ステージ上にしつらえた階段から降りてくるともう目の前にいる!

ホントに踊ってんだよ・・・安室奈美恵が
Unbelivable
彼女はスタイルも容貌もダンスもあまりに完璧なんで、時に生きている人間というより、極めてよく出来たサイボーグとか映像だとCGみたいに感じるだよね。
でも生きてました。
確かに生きた人間でした・・・妖精じゃなかった・・・と思う。
生々しい肉体の躍動は、ずい分前に良く似たモノを観たことがあると思ったら、リングサイドで見るボクシングに似ているんだ。
格闘技と音楽は違うけど、そのスピード感とか生命が鮮やかに発動する感覚が、何故か昔リングサイドで見たボクシングを思い起させたよ。

それにしても安室奈美恵、良く声を張り上げます。
声帯炎だったんだから、適当にしとけば良いのに声を限りにシャウトする。
喉が心配になってしまい、無理しなくてもイイのにな、と思ったんですが、安室さんは歌いたくって歌っているんだな、という感じが伝わってくる。
私の喉は大丈夫。
ケチなことは言わない。
精一杯やる。
だから見て、聴いてって感じ。
それで分かった。
これはLiveなんだ。
同じ場所で、同じ時を生きるってことなんだ。
そんな時空間を彼女は懸命に作り上げている。
Excellentです。
ローリングストーンズからロキシーミュージックまで、マルタ・アルゲリッチからロバート・フィリップまでコンサートは行きましたが、はっきり言って最高です。
美貌にスタイル、ダンスに音楽、全部揃っていたミュージシャンなんて俺には初めての存在。

来年も行きますよ。
ファンクラブの会員更新しました。

ps
1)男性ファンは見とれ、女性ファンは熱狂する
今回はさらに男性ファンの数が多く、年いった人も来ていました。
喜ばしいことです。
そんな中で気づいたことは、男性ファンと女性ファンの反応の違い。
私の隣もけっこう厳つい男性客だったのですが、ノリ疲れるとただ見とれている・・私と同じですね。一方女性ファンは半狂乱の人が多い。
途中、リボンが降ってきた時は、引っ手繰ろうとする手が伸びてきて、ゾンビに襲われるのってこんな感じ?って思いました。
女性ファンはみんな没我の境地で凄いです。

2)私の席は幾らになるのか? 
前で観るのがあまりに快感なので、来年、後ろの席が当った場合は即、売りに出して、前方の席を買おうと思ったら売ってないのね。

今回の私の席より大分離れた列をやっと見つけたけど、値段は3万4千円(元値は7800円)
ということは私の席は5万位?
まあ5万でも安いけどな。

話が飛ぶようですが、私は自宅にいるのが好きなんです。
自宅に居れば食べたい物は女房がなんでも作ってくれるし、55型TVに接続された2台のHDDレコーダーにはサッカーから映画まで沢山入っているし、トレーニング出来る部屋もあるしね。
だから腰が重いんです。
めったなことでは出掛けない。出掛ける価値を感じない。
そんな私が幾らでもホイホイ出掛ける唯一のイベント。
それがnamie amuroのLIVEでした。

3)バックバンドもみんな巧いんですが、今日は前方の席だったせいかベースシストのFIREさんに、特段の存在感を感じました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 30, 2010

ザ・タートル マイケル・コベル@備忘録1 訓練が必要なのはメンタリティ

類い稀な存在、と思われる優れた投機家は育成出来るのか、という前代未聞の、今の処、絶後でもある「実験」で知られるタートルズ。
この本はタートル・プロジェクトを誕生させるリチャード・デニスが伝説を開始する処から、各々の参加者とその後まで、さらには第二世代のタートルのまで著者のマイケル・コベイが取材した物です。
自分用の備忘録として印象に残った言葉を書いてみます(ブログ故、改変多々有、本気厳禁)
具体的な取引の仕方も書いてありますが、そっちは書きません。
正直、ボラティリティの使い方が、適切とは思えません。

1)マーケットで勝つ為には正しいルールと正しい態度が必要だが、それは人間の本質に反するものなのだ。IQと人脈だけで勝てる世界ではない。
勝利に対する執念と健全な勇気がなければ、長期にわたって生き残ることは出来ない。
個人的な資金までつぎ込んでリスクをとる重圧に耐えつつ、周りが弱音を吐いた処で勝負に出る。
自分が間違っていたと気づいたら、すぐに軌道修正する行動力。
航海に困難がつきまとうのは、船に乗る前に分かっているはずなのに、ひとたび海が荒れて船酔いすると都合よく忘れる。最初の荒波で損失を出すと、さっさと船を降りて非難する。人は非合理な期待をするものだ。

2)不安定な感情に命運を預けると、利益が増えそうな局面では過剰なまでにリスクを避け、損失が増えそうな局面では大胆にリスクを取るようになる
平均回帰を信じるな。
大切なのは現在で、過去に執着するのは有害な感情だ。同じ市場の同じポジションで損失を取り替えそうとする「市場への復讐」はやらない事。
過去を振り返ってはならない。損失は小さいうちに手仕舞え

3)精神的にも物理的にも損失を我慢し続けることが何より肝心だ。
失敗に耐えられるように、精神的に強くならなければダメだ。
「感情に耐える力」が試されている。
感情や心理面でお金を抽象的な数字とみなすこと。
知能より感情をコントロールする能力が重要だ。
トレードでは、何をすべきかを学ぶこと自体は簡単で、実際に売買することがはるかに難しい。
損失を嫌うトレーダーは、そもそもトレーダーに向いてない。
間違ったポジションの扱いが重要だ。
間違ったポジションの扱いさせきちんとすれば、正しいポジションが持てる。

4)値上がりしている小麦を買って、安値の大豆を売るんだ。上がっているものを買って、下がっているものをショートすることが出来る投資家は多くない。
安く買って高く売りたいという人間の直感に反するからだ。
強気相場は買って、弱気相場は売ることを貫く。
SP500がきっかり35ティック上がったら何が何でも買うんだ。
崖から落ちても指示に従え。普通の人間なら立ち止まってしまうような状況でも、自分に「やれる」と言い聞かせて立ち向かっていくんだ。
人間の性質に逆らうんだ。

5)金のロングが暴落した。銀のショートでカバー出来ないかと考えたが、反発する不安もある。決断は素早く下さないとならない。極度のプレッシャーが掛かる中での決断だったが、デニスは銀を売り、大きな利益を上げた。
相場に立ち向かう度胸がある。損失を穴埋めして、利益まで出す手腕は見事。途方もない金額の売買でも理性的に判断できる。
普通の人間なら、何をしているかわからなくなって自滅する。
少額なら問題なくても二倍になると判断は重苦しくなる。
客観性を保つのが、どんどん難しくなる。
勝機を嗅ぎつけたら、躊躇なく巨大なポジションを取れる。
上下いづれかに動きのある市場を売買するんだ。現在動きのある市場が今後も動く。90%を特売品として売って、残り10%で巨額の利益を稼ぐ量販店になる。どれが当るか分からない。映画制作と一緒。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 29, 2010

オープン・ウォーター2 日常系ホラーの佳作&対策は

何気なく踏み出した足のすぐ傍に開いている深い穴。
今回は落ちなかったけど、それはひっそりと辛抱強く、いつか貴方が嵌り込むのをまっている・・・

前作以上の1シュチエーション映画で、6人のナイス・バディな男女が、素敵な大型ヨットでクルージング。
沖合いに乗り出した処で、海に飛び込み楽しみだしたのは良いものの、最後の人の悪戯がエライ結果を招きよせる。

この映画がホラーとして優れている点は、この導入の状況の分かりやすさ。
友達はみんな楽しげに泳いでいる。
でも海を怖がってライフジャケット着たまんまの女性がいたから、浮かれて、ちょっとはしゃぎたくなったんだよね。(私は絶対にやらないタイプですが)

なんてことないはずだったのに、問題は船の上に誰も残っていなかったこと。
みんな海から戻れなくなっちゃうんだ・・・

映画としての見方なら、後はこの6人の運命に興味が移るんですが、練り込みはバッチリ。
なんとしてもダメ、戻れそうで戻れないというもどかしさも良いし、一人一人の味付けも、エピソードの絡ませ方も、巧く作ってあったと思います。
うっかりミスをした事情も明らかになるし、ヨットに残された赤ん坊もちょっとあざといほどの効果を上げていましたしね。

ラストはちょっと意味不明の蛇足感もあるのですが、晴れ渡った洋上に浮かぶ豪華ヨットのシーンは、周囲を巡る漁船の軌跡を合わせて、とても綺麗。
そして綺麗だからなお怖いんだよね。

ps
私は泳げないので水恐怖症。
だからこの映画を見ていて、すぐにはい、体温低下。
泳ぎ続けることの疲労の蓄積。
耐えがたくなる直射日光、と、あっと言う間に思いつきました(常から災難を指折り数えている方なんで)
クルージングなんてしちゃダメだって。(ホテル内のOPツアーのみ可)
南の海に行ったら、まずは暗黒舞踏並に日焼け止め塗りまくって、ビーチパラソルは絶対に確保。
後は日陰の移動に気を配りながら、読書最強です。
海に入るのは、暑さで身体がほてった時のみ。
背の立たない処には絶対に行かず、風呂でも浴びる程度にする。
昼になったらホテル内のレストランでキチンとした食事をとって、部屋に戻って昼寝。
ビーチに戻るのは日が傾いてから。
その間、延々と読書。分厚い本を5.6冊は持って行きましょう。
そうすれば絶対に海難事故には合いません。
ま、帰りの飛行機に乗る頃には軽い鬱になってるけどね。
人生って難しいよな。
安全を求め過ぎると鬱になるし、油断してヒハーしていると、災難にあう。
ま、今日もひっそりと貴方の傍らにいたはずの深い穴には、明日以降も注意、注意。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 27, 2010

筋肉の壁を粉砕!メキシコ発の豪打ハリケーン、UFCヘビーを制する

UFC121のメインで行われたヘビーウエイトのタイトルマッチは、チャンピオン、ブロック・レスナーを挑戦者ケイン・ベラスケスが1R,TKOで破りました。

試合は開始からブロック・レスナーがスピアで突っ込んでくる。
それをベラスケスが耐えた!
観客はここで驚かされました。
スピアの突っ込みは、少し角度が甘く、いつもより踏み込みも足りない気がしましたが、倒されなかったのは現実。

しかしレスナー、今度は見るだに恐ろしいような膝を飛ばして来る。
なんか常人が喰らったら1発で病院行きという勢いの膝蹴りですが、ベラスケスはそれも凌ぐとパンチの打ちあいに持ちこんで圧倒。
レスナー、打ち負けて、明らかに嫌がってます。
結局、再びタックルでベラスケスを倒すのですが、抑えきれない。
ベラスケスに立たれてパンチの打ちあいに持ち込まれる。
こうなるとベラスケスのパース。
なんとか金網に押し付けることは出来ても、そこまでで、やりようがなくなる。
すると今度は、ベラスケスが片足タックルでレスナーを倒して背後からパンチの連打。
レスナーが苦し紛れに起き上がるとスタンドの打ちあい。
どう転んでもベラスケスのペースで、レスナーはオクタゴンを転げ回り、最後はマウントされると正確なパウンドを打たれてTKO負けとなりました。

ベラスケスのパンチの威力がすべてでしたね。

さて新チャンピオンのケイン・ベラスケス。
良くも悪くもキャラの立っていたレスナーと比べて、なんだか地味な外見の王者ですが、ヒョードルも外見は、え、この人がそんなに強いの?って感じでしたからね。
ベラスケスの無敗神話がどこまで続くのか、次の試合を今は楽しみにしたいと思います。

ps
メキシコ人ってタフなんですよね。
なんかの本に「タフなメキシコ人は、本当にタフだ」なんてセリフがあったような記憶があります。
少なくても中軽量級のボクサーとサッカー選手を見ているとそう思う。
それが近年のアスリート巨大化路線に乗り、タフでも小柄だったメキシコ人の体格が、ヘビーの規格にフィットしてきたということだったら、末恐ろしいことになるのかもしれません。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 24, 2010

驚異のタフネス!ムンローを破った西岡利晃の進化形

西岡利晃選手5度目の防衛戦は同級1位のレンドール・ムンロー。
試合が進むにつれ明らかにになったのは、素晴らしく鍛え抜かれたボクサーだったことでした。
呆れるほどのタフネスと回復力で、打たれても打たれても前進を止めないファイトは、普通の選手だったら圧倒され押し潰されるような悪夢のファイターだったと思います。

そんなムンロー相手に今日の西岡、ともかく課題に挙げていた右が良く出る。
正確で鋭いジャブの連打が幾らでも効く。
さらに上下の打ち分けも抜群の判断で、上上下、下下上と教科書に載せたいようなコンビネーションを披露。

結局、頻繁に打ち込んだボディ・ブローがムンローの怒涛の勢いを止めました。
西岡は防御も小刻みに最適解を探り出すフットワークに、スムーズなサークリングをまぜ、巧みなダッキングから流れるようなスリッピンッグアゥエーと完璧。
そして左は相変わらずの匕首の鋭さでした。
ラッシュでの連打も見事なスタミナで、最終12Rでもやってのけたのは立派の一言。

進化した西岡のファイトに、驚異の回復力を誇るムンローがとことん耐え抜き、両者は非常に見ごたえのある試合を展開しました。

ムンロー、試合後も爽やかな応対で、こうなると他の団体でチャンピオンを狙って欲しい選手ですね。
来年、エキサイト・マッチでお会いしましょう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

それいぬ 正しい乙女になるために 獄本野ばら@美意識の提案

下妻物語の登場人物の行動原理が、利害を超えた美意識にあるのを読み「これはハードボイルド小説」だなと思ったのですが、どうやら正しかったようです。

この本は獄本さんがデビューするきっかけとなったエッセイに書き下ろしが加えられた1冊で、独特の美意識がよく書き表されています。

知らないと誤解を招くのが「乙女」という言葉で、これは少女、ということでありません。
男性も美意識の上で獄本さんの言う「乙女」であるのですが、乙女であることは、同性愛好者や女装趣味、ということとは全く違います。
その美意識は、
1)孤独を恐れない。馴れ合わない。
2)エレガント、品性を保つ。卑しさを軽蔑する
3)耽美的である。功利性を嫌う
4)道徳的である。内的規範を厳守する
5)ロマンチストでナルシストである。
なんていうことです。
ただこうして書き出してでもまったく意味不明というか、獄本さんの書く文章の魅力は伝わりませんね・・・まさに美しい女性を解剖したあげく、臓器ごとに紹介されるが如し。もうちょっと穏便に書くならレントゲン写真を見せられる如しでしょうか。

やはりこの本の魅力は、立ち読みででも読んでもらう他ないので、本屋に行ったら、J・コーネル展に寄せてp27、とか、有元利夫-メビウスのロンドp111、と題された章など読んで見てください。
美術趣味の方なら、見事な出来栄えと感じられると思います。
美術趣味の無い方は、この本には最初から無縁でしょう。

笑えるのが読みたければ、恋愛に優しいサイコロジーp85、美しき道徳p87などがイイです。このエッセイ、基本はお笑い路線ですが、その影には確固たる価値観がしっかりと通っているのが魅力です。

以下、オモシロかった文章を参考までに(ブログ用に改変、省略してあります)
1)真のロマンチズムとは甘美な夢をソリッドな精神で纏うことなのです。
2)美しさとは孤独であること、言葉もなく音楽もなく、悦びも悲しみも寄せつけぬ純粋な質量としての唯美@宝石を語る

3)19世紀に終焉せし真に豪奢な観念の服飾を、残忍と放蕩のエレガンスを、勇気をもって継承、復権なさいました。貧しき機能主義に甘んじることを美徳と勘違いした二十世紀の倦怠を真っ向から軽蔑するものでした。次々と完璧なる虚像を布に託し、醜悪で退屈な現実を明確な意思を持ち糊塗していった希代のロマンチスト。最も正統かつラディカルな世界の救済者でした。バレンシアガのドレスはエレガントだが夢をみない。シャネルのエレガンスはドレスに夢を見ない。Diorのドレスは夢見るエレガンス@Christian Dior

4)宝石と香水は醜悪な欲望と共に栄え、その価値を増すのです。そこにはヒューマニズムへの軽やかなアンチテーゼがあります。貧しさに美が宿るものですか!美とは富より抽出されし特権的快楽。宝石と香水という二つの道化は、この民主主義の世において辛くも硬質な美への意識を喚起させてくれるのです。

5)文学も美術も思想も数式も美しければ全て正解。内容なんて必要ないのです。内面の美しささえあれば外見なんて構わないとい、という正論の何と傲慢なことよ。僕は自分の内面なんてとてもじゃないがさらけだせない。こんな醜悪なものをどうして人に見せられましょうか

6)「女性」のレプリカであると同時に「少年」のレプリカである「少女」という存在。乙女とは現実世界のイミテーション。美しさのみ取り出した、いびつでありながらもピュアなアンドロイド。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 23, 2010

シャネル&ストラビンスキー@これはフィクションなんでゲソ?

シャネルと題された映画に相応しく、頑ななまでに揺るがぬ欧州の美意識を味わえる映画ですが、主演のアンナ・ムグラリスが長身過ぎ、荘重に過ぎて、とてもココ・シャネルには見えない。
シャネル・ブランドのミューズですが、こういう女性を美神と感じるフランス人には、やっぱりアメリカ人の思う美人女優は田舎者に見えるんだろうな、という気はしました。
そうなるとやっぱり日本代表たる「侵略!イカ娘」はどう思うのだろう?とも思うのだけれども、そうなると話が長くなるので、今回は映画の題材にもなっているストランビンスキーを中心に、簡単な系譜学的備忘録を書いてみましょう。

この映画でも題材になったストラビンスキーの「春の祭典」、論議を読んだ初演は1913年5月29日でした。
場所はシャンゼリゼ劇場
ストラビンスキーは、ディアギレフの依頼で作曲を初め、痙攣しているようにしか見えない振り付けはあのニジンスキー。映画にでも出ていましたね。

ストラビンスキーの原始主義(野獣派)の音楽は、不協和音に満ち、今聴いても前提的という言葉がピッタリ。
でも音楽史を振り返ると「牧神の午後」が1894年の作曲されていて、何より彼自身の火の鳥が1910年、ぺトルーシュカが1911年に作曲。
パリのオペラ座で上演、成功しているんだから、そんなに驚くようなモノだったのかあ、とも感じます。

押えておかなければならないのは、絵画における、印象派から野獣派(←肉食男子という意味ではありません)の流れが音楽のそれとどう同調するかで、第一回印象派展が1874年、フォービズムという言葉が出たのが、1905年、サロン・ドートンヌ展です。
音楽における印象主義は、各論あるでしょうが、やはり「牧神」からだとすると1894年だから20年遅れ。
野獣派なら「火の鳥」だとすると5年遅れ。
印象派を音楽化するには20年掛かり、フォービスムは5年で追いついたってとこでしょうか?

パリに視点を合わせると、芸術の都として本格的に売り出すエコールド・パリ展が1928年です。
エコールド・パリは、この映画でストラビンスキーの事情として語られているような「居場所を奪われた芸術家」多数が作り出した潮流です。

さて一方のシャネル・ブランドは、1913年にはそれほど大きな存在ではありません。
1910年に帽子店として開業した後は、1913年にやっとドーヴィルにモードブティック店を開業。1915年にクチュール・メゾンに進出。1916年にコレクション成功、となります。

こうして俯瞰すると、この映画、巧みに時代背景を前後させて物語っているという印象がありますね。

ラストはなんとなくキューブリックの「2001年、宇宙の旅」を思わせる映像・・・不思議な映画でした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 21, 2010

年末へ掛けての楽しみ@俺は若い!(苦笑

めっきり気温も低下して、日も短くなった今日この頃。
すでに10月、黄昏の月もはや半ばを過ぎました。
昔は年末って華やいだムードと、今年もなんとか乗り切ったという感じが好きだったんだけど、もう最近はまた1年、年をとってしまうのかという厭な感じがつきまといます。
それでも今年の年末は、楽しみが多いのです。

まずは
1)安室奈美恵のライブ
Past<Futureツアーのチケット、三回目にしてかなり前方の席、getです。
不思議なんですが、今回はなんとなく前が当たる気がしていたんだよね。
俺は予感というか、直観が当たるんだよ。
前で観られる安室ちゃん、楽しみです。

2)サーキット・デビューします
ヘルメットから買いました。
どうなることやらですが、楽しめるようなら通うようにします。
走っている人、羨んでいてもしょがないので実行です。

3)涼宮ハルヒの憂鬱ブルーレイコンプリートBOX@11月26日
時系列順に並びかえられた全28話に、コンサート付きだそうです。

仕事は忙しいので携帯用BD再生機が活躍の予感。

4)涼宮ハルヒの消失 限定版Blu-ray@12月18日
映画はとうとう1度だけだったので、やっぱり楽しみです。

5)侵略!イカ娘
私の中で突然、ブレイクしたアニメ。
早くも来週が楽しみです。

6)my綾波レイが完成予定@12月半ば
ボークス・フルチョイスシステムで至高のイメージに製作後、069
別途手に入れた青いウィッグで完成予定。
簡易ですが、フィギュア撮影用ミニスタジオも準備しました。

しっかし、安室ライブにサーキット走行にイカ娘に涼宮DVDに綾波フィギュア・・・自分の感性の若々しさに感じ入ってます(笑
エントピー増大へのせめてもの抵抗ですね。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

October 20, 2010

限りなく透明に近い青でなかった夜明けの空&波乱のマーケット&笹瀬川佐々美のフィギュア

昨日は仕事を終えたらもう疲れてしまって疲れてしまって、倒れるようにして早寝。
その分、今朝は5時に目が覚めてしまいました。

この時期だとまだ外は真っ暗なんですね。
起きてすぐPC立ち上げてNY市場を見ると波乱の展開。
指値していたドル売り(対AUD)注文の約定メールが続々入ってる。
やっぱり中国の金利引き上げは驚きだったようです。
ブラジルの金融取引税の再々引き上げもビックリでした。
上がりましたよ、ってニュースになった時は、なんで今さら、この間の4%引き上げがニュース?と思ったらなんと再々上げで6%になったのね。
ブラジル、結構本気なんだ。

データー整理して一服したのち、これは外で夜明けを迎えると「限りなく透明に近いブルー」の空気が拝めるかな、と思い、散歩がてらコンビニ行きを決行。

待ったのですが、曇っていて綺麗な夜明けではありませんでした。

あんまり可愛いんで衝動買いしたフィギュア
Sasase1
笹瀬川佐々美ちゃんです。

PCゲームはまったくやらないんだけど、リトバスのキャラには何故か惹かれる・・・いや、やりませんよ。
ゲームはマーケットでやってますから。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 19, 2010

侵略!イカ娘@みんなも観なイカ?

昨日から観はじめました。

第三話だったようです。
キャラクターにゆるい笑いが合っていてかなりオモシロかったです。
特に「怖くないイカ」の発光シーンは秀逸!
前二回分もユーチューブに挙げられていたのを堪能しました。
これはヒットの予感・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 17, 2010

ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック 村上春樹著訳/喪失の美学

S・フィッツジェラルドの短編二編に村上春樹がそのゆかりの地を巡ったエッセイ五篇、ゼルダ・フィッツジェラルドの短い伝記他、を収めたまさにスコット・フィッツジェラルド・ブックという一冊です。

探訪紀はNYからハリウッドまで、村上さん、非常に丹念に資料に辺り、詳細なのは驚くほどです。
でもエッセイとして白眉なのが、「奇妙に心地よい太陽の照る場所:アラバマ州モントゴメリ」です。
この一編は、所要で出掛けた先の待ち時間に、近くの公園の木漏れ日の下のベンチで読んだんですね。
爽やかな風の吹いてくる日の静かな場所で、そうすると、本当にアメリカ南部の死に絶えたような街の一角にいるような気分になりました。

「ゼルダ・フィッツジェラルドの短い伝記」は、ゼルダの際立った個性とアメリカ文化史として、ジャズエイジを知っておく上でも参考になる一章です。
狂騒の20年代(roaring twenties)に燃え上がるように現れた一人の女性は、アメリカ社会の祝祭の時期を彩り、大恐慌の弔鐘がなると同時に、自らがはった大きな掛け金の代償を払わされることになります。
その時代に望まれ、その時代を望んだ人間が時に存在する、ということの貴重な示唆となっています。

傑作として名高い「リッチ・ボーイ」という短編は確かに素晴らしいできでした。
文章にフィッツジェラルド特有の華麗なイメージがないので、途中少しダレるのですが、人は生き、人は失う、という宿命の悲しみが深い味わいの中によく表現されています。
すべての条件が揃っていても幸福になれないという運命の不思議。
何故だかそれをどうするこも出来ないという不条理な悲しみ。
そんな神話的な話が進むにつれ一人の恵まれた男性が、得たいと思う愛をとうとう得られない喪失の悲しみが
人が生きるというのは、同時に何かを失っているということなんだな。
そんな人の宿命である不可避的な喪失の存在が重く心に残ります。

中々バリエーションに富んだ一冊でした。
やっぱり村上春樹はイイな、と思うのは、アラバマの夏を描写した
「青い闇の奥にもうひとつ別の闇がひそみ、その闇と闇とのはざまを蛍が白い光をまきちらすように彷徨う。そこには特別な匂いがただよい、特別な時間が流れている。すべてがぼんやりとしてけだるく、不均一で、そして心地よい」
というような文章が読めるからです。
まさに特別な瞬間だけに現れる闇と光を感じさせる心地よい文章だと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 16, 2010

ココ・アヴァン・シャネル パリの幻想はかくして&vsエンツォ・フェラーリ

孤児院育ちのココ・ガブリエル・シャネルがシャネルとなるまでの映画です。
昨今、往年の輝きに翳りもあるフランス映画界でしたが、この作品では洗練された美意識を見せる映像が素晴らしく、何より主演のオドレイ・トトゥが目を見張るばかりの魅惑を発散。
一人立つ意思の強さと、愛に飢えた寂しげな眼差しの交錯。
華奢な体躯ながら、すっと伸ばされた背筋の対比に魅了されました。
黒を基調に、時にボーイッシュなファッションも素晴らしすぎるので、もしやカール・ラガーフェルド出陣?と思ったら監修だけ。
デザインは仏セザール賞を二回獲ったカトリーヌ・ルテリエさん。
当時の美意識では革命的だったろうシャネルの魅力を非常に良く引き出しています。

さて一代のカリスマが立ち上げた夢のビジネスというと、男のフェラーリ、女のシャネルでしょうか?
共に反映を競いあう大帝国となっていますが、生年は、シャネルが1883年、エンツォが1898年で15歳若い。
でもほとんど同時代です。
シャネルが初めてのパリにお店を出したのが1909年、コレクションを成功させたのが1915年。
フェラーリは1929年にレーシングチームとして創設され、クルマを外販するなど本格化するのが1947年でした。
没年はシャネルが1971年。
映画でも煙草吸いまくりのシャネルでしたが、87になってもコレクションの指揮を執っていたようです。
一方、フェラーリは煙草を吸わない、と言い切ったエンツォは没年1988年だから90歳!
カリスマは共に長生きでした。
長生きするには、メンタルが強いこと!が決め手かもしれません。

ラスト、立体裁断されるシャネル・スーツと、例の如く、螺旋階段を降りていくショーモデルの映像で映画は終わります。
このさらっとした終幕もセンスで、歴代のシャネル・デザインをまとったモデルたち拍手を受けて満足げな微笑を浮かべるシャネル役のオドレイ・トトゥは、そのまま夢幻の彼方に飛び去ったよう。
翼をまとい夢を生きた女性の美しい映画でした。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 14, 2010

予言の書となった1冊&ザッケローニのもたらした驚異のコンパクトネス@日韓戦

日韓戦、先ほどやっと観終わりました。
序盤から日本は驚異的ともいえる高さの最終ラインを形成し、それを終始キープしました。
フィールドを俯瞰で撮ると、TV画面に選手が16人位入っている・・・非常に驚かされました。

それにしても恐るべしはこの本です
今回のザッケローニ就任で日本代表が変化する過程、すでに書いてあります。
予言だらけの本なんですが、ここまで当ると気味が悪くなる位・・・頭の良い著者というのは凄いものです。

試合は韓国ホームアドバンテージはなはだしく、後半、長谷部がPEに突進して止められたら長谷部のファール?
後半31分のハンドとなると、あきれてモノも言えない。
あれだけ審判の近くではっきりしているのに取らない。
どんな事情があるのか分かりませんが、少し限度を超えてました。
ま、今後は日本代表、南米、アフリカ、欧州へは遠征という形で強化試合組んだ方がイイよ。
後味悪すぎるから。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 13, 2010

シドニー!①コアラ純情篇 村上春樹@スポーツへの深い考察と趣味の良いユーモア

シドニー五輪期間中、23日間滞在し、取材した村上春樹のエッセイ上巻です。
そもそも7年前の文庫ですが、トイレ用として二度目の読了。
文章に品の良いユーモアがあり、スポーツへの洞察が深く、二度目の読書も楽しめました。

まずユーモア篇では、開催前に動物園によって得意の擬人化で笑わせます。
競技では砲丸投げ選手をZZトップのファンクラブ?森の中で近所の熊を脅しながら木を切っていたような激しい「臨場感」がある、なんて書く(笑

日本とサッカーで対戦したブラジル国家をロッシーニのアリア、なんて例えも巧いこと言うよねーー
さらに1000キロドライブをして、その体験もユーモラスに書くのですが、その中では、ふっと紛れ込まされた警官の描写が怖いです。
警官自体は全然怖くないんですよ。
それでもふいに覗いた相手の深遠をイメージさせる1行に満たない文章は見事!

そして自らも長距離ランナーなので、トライアスロンとマラソンランナーの内面の描写は白眉です。
以下はこの本の冒頭、1966年7月28日 アトランタ、から抜書き(ブログ掲載上、略してます)
「私は苦痛を恐れない。そんなものを恐れるわかにはいかない。自分を褒められることがあるとしたら、それは何かを恐れないことだった。正確に言えばこうだ。私は最後には何も恐れなかった。それに目を閉じることなく立ち向かい、勝ち、そして同時に敗れた。輝かしい夢を見て、同時にそこから覚めた。手強い敵たちと死力を尽くして闘い、同時に彼女たちを愛した。路上で静かに死に、同時にその死を隅々まで生きた。」
2000年6月18日 広島
「揺ぎのないイメージ、そのイメージを支える強い自負心、納得のいくまで自らを絞り込んでいく集中力、筋金入りの自立心、長い夢を見続けることのできる力。長く深い夢の核心にまでたどり着けるのだろうか?結果は問題ではない。それは人の手を離れてしまう問題だからだ。でも同時に、結果はひとく問題なのだ。それはかたちとなって永遠に残り、それからの歳月を大きく左右してしまうことになる」
オリンピックでマラソンを闘うとは如何なる事か、トレーニングを続けるということがどういう事なのか、少し見えるような気にさせてくれる文章です。

百メートル走の文章も、選手が走った後、を書くんですね。
そこに深い納得があるんです。
そのアプローチの仕方、視点の置き方が並じゃない。
時に常人とはまったく違った角度からしか見えないモノを見る力。
それがあると感じました。
スポーツが根源に持つ宗教性、ある種の啓示の力、それを語らせたら村上春樹は随一なんじゃないでしょうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

キャデラック・レコード/音楽でアメリカを変えた人々の物語@奔流は極東まで

後の音楽シーンに大きな影響を与えたレーベル「チェス・レコード」をモデルとした映画です。
主要登場人物であるエタ・ジョームズ役にビヨンセが出演していますが、なんと制作総指揮もやっています。
それでいて彼女の自己満足映画ではありません。
映像、音楽、演出、役者、すべてのクオリティが高く、ロックの源流、文化的背景を押さえておくには良い映画となっています。

まずはマディ・ウォーターズが登場。
この人の功績はブルースにエレキ・ギターを持ち込んだことですね。
そうなった理由は、南部の静かな自然の中では聴こえたアコースティック・ギターが、大都市シカゴの雑踏の中ではかき消されてしまったことでした。
都市の喧騒に対抗する為に生まれたのが、電気ギターで弾かれたブルースだったのだあ!

こうしてシカゴ・ブルースと呼ばれる一派が出来上がり、ブルースはロックを生んでいくことになります。(マディの生んだエレクトリック・ブルースは、後の世代だとクラプトンの音楽で聴かされます。ジミー・ペイジがツェッペリンでも大分変形してやってまいしたね。初めてクリーム、LZを聴いた時は、なんだろ、コレ?だったのは、順序が逆で、こういうのが先ですね)
歴史的に言えば、その前には、悪魔とクロス・ロードで取引したロバート・ジョンソンがいて、その彼に憧れてギターをとったのがマディ・ウォーターズなんですが、その辺りもチラリとですが出ています。

そしてチャック・ベリー登場!
その音楽を聴いたDJは「これはロックだ!」と叫びます。
ま、我々の認識だとチャックからだよね。
当時は、「少しカントリーに寄りすぎている」とか、「テンポの速いブルースだ」なんてセリフで初めて聴かれたロックンロールの感想が語られるのが興味深い。

音楽マニアとしてチェックするのはその辺です。

映画の題名になっているキャデラックは、そのままクルマから取られてます。
何故クルマかといえば、映画8mileにはこんなセリフが出てきます
「これが当ってプラチナ・ディスクになったら大金が入るぞ」
「そしたら積み立て債券を買ってスタジオを建てるんだ」
「積み立て債券? アホか。黒人はオンナとクルマに金を使い果たすんだよ」

この映画では、
「1955年、全員が溺れていた。音楽に、車に、女に、人生に」
となります。
ま、映画のストーリーは、こんな感じのシーンで進行します。
でも音楽シーンをリードしていくんなら、積み立て債券じゃ感性が鈍りますよね。

映画はラストに、今や我々の音楽は世界を制覇し、あらゆるミュージシャンに影響を与えている・・・と出ます。
まさしく然り。
そのブラック・ミュージックの奔流は極東にまで達し、2007年には安室奈美恵が「Hide&Seek」を生んだと。
こう連なるんですね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 12, 2010

久々に観て驚いた、民放ってまったく選手をリスペクトしないのね@フジTV

さっきまでフジTVの日韓戦、前哨番組を見ていましたが、酷いものですね。
ただバカ騒ぎするだけ。
長友選手と森本選手のパート(の途中まで)までで限界でした。
自分たちが取材した選手を、何かと言えば笑い物にしている。
二人とも、海外で立派にやっている選手だと思うですけど・・・

民放地上波の番組、久々に観たんで、バラエティノリの想像以上の下劣さに驚いたよ。
試合だけ録画で観ます。
またこれから仕事だしね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 09, 2010

録画したかいあり!vsアルゼンチン@初陣を飾ったザッケローニJapan

アルゼンチン戦と言っても親善試合。
メッシが出るったて怪我したばかりで、5-10分?の顔見せ?
気の効いたドリブル、2.3回見られれば御の字だろう、と思っていたので、録画を迷ったのですが、しておいて良かったです。
一日遅れですが、先ほど見終りました。
昨日は夜まで仕事で、それでも7時開始なら、夕食とりながら最初だけ見られると思っていたんですが、試合開始は7:45だったのね。

PC仕事している途中、時間になったので脇のTV掛けたんですが、いくらなんでもサッカー見ながら仕事は無理(笑
聴こえてくるのは、メッシ、メッシ、と絶叫するアナウンサーとウオー、ウギャーという声援だけなので諦めました。

録画を見た限りでは、アルゼンチン、疲れていたのは確かですが、必死でした。
それに勝ったということも貴重ですが、何よりオモシロイ試合だったのが良かったです。
日本の最終ラインは高く、陣形はコンパクトで、個人でも決して負けてない。
確かにメッシは別格だったし、かわされる場面もあったけど、集団で掛かって止めていた。
メッシ相手だと1流チームがみんなあんな感じですから立派なものです。
日本はチーム全体でプレスは効いていたし、中央の守備は堅かったし、遠くからでもシュートを振り抜く攻撃陣には存在感あったし、サイドからの攻撃もあった。
昨日の日本選手はみんなすごくスマートに見えました。
動きが速く判断が速く、迷いがなく技術でも身体能力でも負けてない。

メッシは見せるだけ見せてくれても、得点は入れないというおよそ日本ファンには最高の結果でした(笑
120分やってくれたしね(お疲れさま

個人的にですが、ザッケローニさん、人柄が良さそうで、熱心で応援したくなります。
サッカーの代表監督なんて、人柄が良ければ良い、なんていう甘い仕事じゃないのを充分承知した上で、ついつい他人に気配りしてしまう日本人とゲッケローニ監督の相性が良いことを願ってます。

それにしてもフェラーリのパーティに行きたい、なんて大それた望みは言いませんから、サッカーの中継位、ライブで見たいですね。
ま、明日も仕事なんですけど・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 07, 2010

日伊の贅沢と文化が融合!フェラーリのパーティが文句なく凄いです

いにしえより伝えられし日本文化の精髄が集結されている東京国立博物館で、フェラーリがお得意様限定のパーティを開催したようです。

【えーー、書くまでもなく、私は招待されたわけでなく、以下、書くことは参加された方のブログに掲載されていた画像からの感想です・・・
どうもスンマセン(笑、でもあんまり感動したからさ】

まずライトアップされた黒門が幽玄の風情。
会場入りする方々の期待をいやがうえにも高めたのではないでしょうか。
そこを入るとレセプションの女性がいるのですが、美しいのはモチロン、(受け付け業務を受けていただく上での)priceが、とてつもなく高そうです。

会場は法隆寺宝物殿。
光と影に真紅が映えて、まさにフェラーリは芸術品である、というオーラは全開。
日本文化の悠久たる時の流れを背景に、宝石のような輝きです。

ちなみに会場でお披露目された458チャレンジというレーシング・カー。
フェラーリオーナーが、サーキットで腕試しに乗るクルマなんですが、お車代3000万円超、別途参加費用1500万円位だそうです(笑←あんまりとてつもないんで、笑うしかない

週末に控えたF1GP日本ラウンドを前に、来日しているF1パイロットも顔見せの挨拶。

こんなパーティに出られたら、本当に夢のような一夜なんだろうなあ、ということは分かりました(笑
ブログに写真をアップしてくださったシオサイト様、ありがとう御座いました
おかげでバーチャル体験できました。
リンクを貼る上で、一言ご挨拶するのが筋なのでしょうが、みんカラメンバーでないので出来ませんでした(リンク、ご迷惑なら外します)

やっぱりフェラーリって会社は見ている処が違いますね。
贅沢を文化、芸術にしてしまいました。
東京国立博物館を会場にした、という感性。
根底に教養がないと出来ないものね。
今後もこういうパーティ、どんどんやって、出た方はブログにして公開してください(笑
スイマセン、参加するのは無理なもんで。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 06, 2010

20世紀の幽霊たち ジョー・ヒル@極めて良質なホラー短編集

著者のジョー・ヒルはS・キングの息子ですが、親の七光り感は全くなし。
素晴らしい短編集です。

謝辞の一部として本の最初に「シェヘラーザードのタイプライター」という作品が組み込まれていますが、ストーリー・テラーとして、余情を語る詩人として、大きな可能性を感じさせる素晴らしいオープニングでした。

ただ作品全体に、若いスティーブン・キングという感触はありますね。
自分の子供にまでその才能を残すとはまさに恐るべき20世紀の怪物作家ですが、こういう言われ方はJ・ヒルには不愉快なんだろうな・・・
少し気の毒ではあると共に、キングという才能自体が巨大過ぎてホラーの領域なのか、とも感じられ、まさに現実に浸出したフィクションの如くです。

作品別の感想としては「年間ホラー傑作選」の技量にまず驚かされます。
ラストの疾走感、あっさり書いてますが、この展開を最初から辿ると、難しいことやってるなあ、と見えてきて感心することしきりです。

「マント」の最後の鮮やかな切れ味は、読後、しばし言葉を失うほど。
「黒電話」は1流のホラー。「ポップ・アート」の奇妙な味、「蝗の歌・・・」はキングも好きな(私はあまり好みでない)アメリカン・グロテスクの伝統芸です。

「寡婦の朝食」と「救われしもの」は、一般の小説ですが、特に「救われしもの」は、無くなったトラックの行方にイマジネーションが膨らみ味わい深いです。

この短編集では最も長い作品になる「自発的入院」は、すぐにラストが推測出来るのですが、読み喜びに溢れています。
このカテゴリーは、ラストの意外性で驚かすのが売り、とされてますが、それでもなおかつオモシロイ。
こういう作品が書けるということこそ、まさに「物語る才能」というものでしょうね。
ブラム・ストーカー賞、英国幻想文学大賞、国際ホラー作家協会賞などを受賞していますが、納得の出来栄えです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 05, 2010

【マスコミ心理学】2670人デモ、世界は配信、日本はなしの深層は【認知バイアス】

渋谷で大きなデモがあり(ホントに大きい)
CNNやらウォール・ストリート・ジャーナルやらが競うように伝えたのに、日本のTV局、新聞各紙が完全無視をしたことがネットで話題になっています。

まず、このデモ、報道するに値するものか、ということですが、その解答は海外メディアが出しています。
じゃ、なんで日本のマスコミは、「告知されていたが目に入らなかった」のか、まるで「無いモノ」にしたいかのようのかというと、いわゆる認知バイアスだと思います。
マスコミからすれば、こんなデモなんか見たくない、日本人は立ち上がって欲しくない、立ち上がるべきじゃない、だからこんなモノないんだ。報道なんかして広めるのは論外!、という心理ですね。
でも1社も報道しないという徹底ぶりには、みんな流石に驚いたのではないでしょうか。
これで報道協定ありません、と言われてもね。
信じるほうがバカですよ。

で、今後また同じようなデモがあったら報道するかというとしないと思います。
ネットオタクはネットで吼えてろ!誰も聞いてない、ってのがTV、新聞の本音でしょう。
唯一報道されるとしたら暴行絡みかもしれません。
どういうことかと言うと、今後、このデモには挑発行為がされるでしょう。
そこで止めようとしたら、何故か警察による暴行傷害逮捕、という流れです。

暴行事件、逮捕があったとなれば、TV、新聞がすかさず乗り出し暴力団体へと決め付けられるのが初報道となる。
絶対にあり得ないシナリオじゃないです。
くれぐれもお気をつけて。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 03, 2010

下流志向 内田樹 @深い教養は勉強になるものの・・・

学びや労働から逃走する人々の出現という現象を深く読み解く文章は、教養書として極めて優れた1冊と思えますが、すべてを理論で割り切ろうとし過ぎで、処によっては牽強付会の感もありました。

社会の断層は、あくまで人が作るもの。
どこまでも不可解な物だというのが前提で、統一した理論で全部割り切れるものではない。
それを無理矢理割ろうとすると余りが出る、なんて感じです。

それでも教養として深い点は多々ありで、例えば、他人に敬意を向けたことのない人間が他人に敬意を向けられることはない。
人に尊敬を教えるには、「人を尊敬するとはどういうことか」を身をもって示せる人だけ、なんて言葉は、論語でも読んでる気になるほどです。
孤立している人にとって他者はすべて自己実現の妨害者だ、とか、文化的素養がない貧しい手持ちの価値観で、計量出来ないものが沢山ある世の中を計ろうとする愚かしさとかですね。
教育論として素晴らしい。

それでも内田先生の属する大学の教師集団に対しては甘いです。
モンスターペアレンツは論外でしょうが、いかなるレベルでも師として迎えよ、なんて言われてもね。厳しくするのは商業の理念だ、なんて言われてもさ・・・困るよね。

個人的に思うに、ニートの方々は、どんな贅沢よりも、寝るより楽はなかりけり。すっかり色あせて見える社会人、大人の生活よりも、逃げ切れれば勝ち、という価値観の人々なんでしょう。
ホントに仕事は辛いよね。
この辛さを合計すれば、あらゆる贅沢より優る。
フェラーリ? 沢山の女性? 高い酒? 贅沢な食事?
大したことないって。
それらを得るために働く苦痛の方が優るのは確かに正解。
何が贅沢と言って働かないことほど贅沢なことはない。
間違いじゃない。
だから病は深い。
結局弱い人々なんだけど、その負担はどうするのか?

結局、価値観の多様さや、許容範囲の広さが行き過ぎたことが生んだ病理だと思ってます。
でもそれじゃあ、本にならないものね。

現代の碩学の書なので、読めば勉強になります。
でもこの本、学びから逃走している人は読まないよね。
多分・・・
じゃあ、誰が読むのか、というと、学びから逃走していなくて、労働からも多分逃走していない人が読むと思う・・・こう考えるとなんか変だな

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 02, 2010

危うくてパワフルThe GazettE TOUR10NAMELESS LIBERTY SIX BULLETS01

初めてライブ見ました。
ビックリしました。
バンドの全員がとても上手なのはモチロン、ロックの危うさがムンムンしていたのが印象的でした。

延々、重金属がうねるような音はきちっと出ているし、その中でギターのリフは光ってるし、特にドラムは巧い。
速くて正確で、音に彩りがあり、バンド全体をしっかりくるみこんでいる感じ。

曲は単調に聴こえたんだけど、危険なオーラがあるので観ていて厭きない。
こんなバンド、日本にいたのね。
客のノリも半端ではなくて、みんな延々ヘッドバンキング。
若いお客さんたちなんだろうけど、さすがに首、大丈夫なんでしょうか?
健康の為、やり過ぎに注意、って書き出しておいたほうがいいような・・・(笑
関東土下座組合という毒々しいタイトルの曲になったら、客がみんな土下座して首を振りだしたのには肝をつぶされました。
でも観ていて肝をつぶされるような衝撃がないとロックじゃないんよね。
本当のロックは観ている人間が肝を潰されるかどうか?
その点、このバンドは凄い。
久々にロックの生存確認、って感じでした。
庭石の下にいる毒虫の色彩の厭らしさみたいのが溢れていて良かったよ。

ただスタジオ録音より異様な熱気と禍々しさをはらむライブの方がイイバンドですか?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 01, 2010

0.4%の男をめぐる、独身女性の戦い、だってさ

たったの年収1000万で、モテまくりだそうです
モデル並の容貌の若くて綺麗な女性たちから、次々に結婚を申し込まれ、「浮気をしても戻ってきてくれればいいわ」なんて言われるそうです。
ヒルズに集う年収1200万の社長は、モデル、タレント、女子大生のメアド300人ゲットだぜ、だって。
いつの間にか時代の風は俺に吹いていたんだな。
もう働いている場合じゃないので、婚活します!
しゅごキャラ!のDVD観てる場合じゃないって。
私は稼ぎはモチロンですが、容貌も良好(嘘です)。ウエイトとバイクのトレーニングも欠かさないので、スタイルもバッチリです(見栄です)
話題は豊富だしなあ・・・コミュニケーション力も自信あります(全部脳内)

でもみなさん、どんな生活イメージしているんだろう?
収入に限ってなら、結婚時1000万でも2000万にするのは大変で、イザなってもギョっとするほど税金を持っていかれます。
なら3000万ならイイかというとさらに豪快に、ほとんど強盗に襲われたかというが如く、廃墟しか残らない感じ・・・呆然とするのみです(脳内ですが、きっとそうだと思う)
お金は大切だけどねえ・・・お金お金だと人生、壊れるんじゃないかと・・・

それでも現実には何となく不安なので働いてしまいます。
遊んでいる暇はありません(@私の場合、才能のある人は別)
パーティなんてどこの話だ。
そんなモノ出ていたら収入急落だよ!(冷静に考えると急落しても問題ないんだけど)
ともかくひたすら働く。戦略はそれのみ。
休みなんてない。
仕事が無いときは全くアテがなくてもなんかの勉強をするのが日課です。
勉強、勉強、労働、労働。息抜きというと読書とか衛星放送でスポーツ観戦。
短時間で済ませられるもの限定。
女遊びしてる場合じゃないって。
体質的に酒は呑めないしね。


私にとっての
呑む・・・ペプシNEXZERO(今も呑んでる)
鬱(頭痛持ちの上、休みもないんで鬱になるんです)
買う・・・アニメのDVDと綾波レイのフィギュア
です。
暗いな。
でも人間って案外、自分の生活変えられないんだ。
遊びってどうやるんだっけ?
なんだかもう別世界の話で憶えてない。
こういう男と暮らすのは陰気だよ。
いつも明るいあむちゃんです
Amu2
↑こんなモノしか楽しみがないよ

さあて。
これから11時までまた仕事だよん、と。
明日は土曜だけど当然仕事。

ps
この記事を書いた白河さんは、2002年に「結婚したくでも出来ない男性、できてもしない女性」 2003年に「こんな男じゃ結婚できない」という本を上梓しています。白河さんの逆法則なら、高収入男性バブルは今が頂点かも?

現実には仲良く出来る人が一番なんじゃないかと思うけどね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« September 2010 | Main | November 2010 »