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October 2009

October 31, 2009

しゅごキャラパーティ!@「りっか、恐ろしい子」

キャラっす!
みんな、しゅご元気?
私は今日も明日も仕事なんで、しゅごしゅご元気って訳には行きません。

はっきり言うとウンザリです。
1週間の楽しみはこの「しゅごキャラ」と「CCさくら」を見ることだけです。
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でも今日も「しゅごキャラパーティ!」はオモシロかったです。
生きる勇気を与えられています。
「しゅごキャラぷっちぷち」なんて本気で笑い転げているのは不味いと思うのですが、オモシロイ。
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今日の2部はボンジャーの続き(見てないと意味不明だと思いますが)がないのが残念でしたが、いきなりこれはヒッチコックという題名から始まってやっぱりヒッチコック。
そして童話殺人からアガサ・クリスティ・・・これ本来のターゲットの方々には分からないんじゃないかなあ・・・一部はランボーネタだったしね。
小さなお友達が、将来、映画やミステリーが好きになるようにっていう教育的配慮でしょうか?
どっちにしろ中で作っている人たちの趣味が少し分かる内容でした。

反面残念だったのがグッツのシルエットTシャツ!で、買おう、と思ったらサイズが身長130センチしかないとか・・・しかもそれ繰り返すとか、いかにも「大きなお友達」は問い合わせてくんなよ、の気配が濃厚です。

少し筋トレやってるんで大きめ。
胸囲100センチ以上向けっての出してください。
絵柄はやっぱり日奈森さんがイイなあ・・・アミュレット・ハートかな。
アミュレット・ハートのTシャツ着て歩けたら勇者だと思う。(俺は無理。でも家の中限定なら着たい)
出せば絶対、売れるって!・・・売れないかやっぱり。

本編の「しゅごキャラ!!!どっきどき」は、最近めっきり影が薄くなったあむちゃんに替わって、ややが主演。
でも柊りっかさんが登場すると途端に影が薄くなってしまう!
あむちゃんに続いてややも轟沈。
もうダメ。
「りっか・・・恐ろしい子」

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October 30, 2009

フェラーリ・モデナ&スパイダー@ノーマルマフラーと社外品の感想

コーナーストーンズさんでタイミングベルト交換他諸々の整備をすませ、先日実走して帰ってきました。
幸い首都高も渋滞がまったくなく、スムースに走行。
ランカー・リーちゃんの曲を全開で歌っていた処、某ジャンクションで行き先を間違えてしまいました。
好事、魔多しです。
気をつけましょう。

さてマフラーをノーマルに戻したんですが、その感想は
1)音が物足りないという意見に納得
360は355より音が悪いとは良く言われることですが、MSレーシングのマフラーだと高回転で粒が揃って弾けるようなサウンドになり、とても物足りないなんて言えないって思っていましたが、ノーマルは確かに少し物足りないかも・・・MSに限らず社外品に慣れちゃうとね。そう思います。


2)普段乗り出来るということに納得
逆にモデナは乗りやすくて普段乗り出来るという話には納得しました。
デカイとかアプローチ・アングルが厳しいってのもありますが、結局、このクルマは音量で疲れていたんですね。
トヨタやロールスがクルマの静粛性を徹底追求した理由が分かります。
幾らいい音でも大きければ疲れるし、静かだと乗りやすい。
これは真理でした。


3)普通のオープンカーとしても乗れる
私にとってクルマ趣味での一番の楽しみは、夏の夕暮れにオープンで走ることです。
オープンであることはフェラーリであることより大事。
そしてフェラーリのスパイダーはオープンである、というよりフェラーリなんですよね。クルマ自体の刺激が強すぎて、風薫る、星が瞬きだす夕暮れの風情なんて消し飛ばされてしまう。
そういう点でフェラーリのスパイダーは諸刃の剣です。

そこでもう1台、大人しいオープンが欲しい、なんて思うんですが、夏の夕暮れのドライブったって、年に何回乗るんだってことですから、そうは行かない。

そういう点で音量が低くなるノーマルマフラーは悪くないかもです。
サラ・ブライトマンのコンサート観てから、マセラティ・スパイダーがしきりに懐かしくってさ。
でも飛ばすときはフェラーリがイイでしょ。
だから戻る気もしないのね。
でもこれで二役に使えるかも、です。

まあ一番イイのはスイッチ一つで音量が切り替えられるようなマフラーなんでしょうか?
勉強不足なんで教わりながら、交換を含めておいおい考えたいと思います。

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October 29, 2009

日経1万円割れ&米ドル急騰@リスクとリターンは二人連れ

本日、日経平均が1万円を割れました。
指数先物、OPを取引しているみなさん、如何お過ごしでしょうか?

売りで大儲けしていれば慶賀の至りですが、私には非常に難しい相場になっています。
売りで入れば利食いの前で反転され、買いに変えると天井だったりしています。
そりゃ買いたくない水準でもシステムでやっているからさ・・・しょうがないんだよ。

そんなトレンド・フォローのシステムがダメな時は、BOX想定、逆張りシステムの出番ですが、コッチは指値が刺さらない。
もう一歩で反転してしまいエントリー出来ないんだから結果も0です。
まあこういうこともあるでしょう。
救いは建て玉が小さいことで、これは最近の不調を鑑みての判断です。
この判断だけは正解でした。

為替は今年に関しては米ドルの売り売りで取れる相場でしたが、反騰しましたね。
コチラはまあまあで今週初めにUSD/CADの利食いも済ませてなんとかです。
で、ポジションがまったくなくなってしまったので、変態的なNZD/TRYの売りなんかをやりました。
ともかく米ドル売りの相場は一息かな、と思った判断は間違ってなかったと思いますが、ほとんどのポジション、随分早く降りてしまい、儲けそこなったなあ、と後悔しきりです。
ドルの対オセアニア通貨のでの売り、ヒステリーだったと思いますが、ついていくのがプロでしたね。
自分が手仕舞った後、トレンドが続くと持っていれば手に出来ていたリータンの幻に焦りも出るものですが、一旦調整に入るとノーポジション最強です。
リスクとリターンは一心同体。
忘れずにいたいと思います。

まあ相場は相場。
人間である限り完璧は無理なんで、リスク管理だけは忘れず、タフな気持ちで続けて行きます。


ps
この記事は年間リータンで10%得られれば満足というレベルの人間が書いているので信用しないでね。
実際、記事書いている最中に米国GDPサプライズで反転してますから。

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October 28, 2009

篠田一士に「城@カフカ」を読んでもらう@二十世紀の十大小説

今回はカフカの「城」です。
一人の作家が後世に与えた影響の大きさを考えると、フランツ・カフカは空前の作家でしょう。

映画、テレビ・ドラマ、ゲームの世界に至るまで、カフカ的悪夢は一つのカテゴリーとして完全に定着しています。

そんなカフカはまさに「伝説の不死鳥のごとく、類例を見ない独創的な存在」だと思われてきましたが、篠田さんはゼノンのパラドックスから話を起します。

繰り返される「隷属と無限」という観念への偏執。
それこそがカフカだと断言します。
・ ・・言われてみればなるほどで、確かにね。
分かり易くて奥が深い・・・カフカも怖いけど、篠田一士も恐るべき評論家です。

「我々人間にとって、生きるということはかぎりなく「耐え難い状況」のなかで、与えられるものだけをすべて受け入れ、それに服従して、果てしなく生きるということであり、死も、また、この隷属の状態からわれわれを解放することはできない。こうした生と死の想い,無限の世界、世界が無限と化し、世界と観念は、ひとつのまったき実体に肉化する」
なるほど

「カフカの作品は、経験的な現実と宇宙的な意識との対決が問題になっている。主人公は突如としてみずからの具体的な経験的日常生活から強引に超経験的世界へ引き入れられてしまい、かくして絶えざる相克が二つの領域圏の間で進展し、宇宙的領域(この世から忘れ去られた)世界におかれた人物が、いかにすれば生存しうるか、理解可能か、展望可能になるか、という点にある」

さらに驚くべきことに、この評論の後半では、Kと周囲の状況をひっくり返して見せます。
目から鱗。
こういう見方もあったのか、と思いました。

この本の後半は「子夜」「U・S・A」「アブロサム、アブロサム」と読んでいない本が続きますが、興味を惹かれたので読んでみます。

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October 26, 2009

【ユーザーサイドで】フェラーリのコーナーストーンズ【フレンドリー】

先日、360スパイダーの整備をしてもらう為、大乗フェラーリ教で有名なコーナーストーンズさんに行ってきました。

内容はタイミングベルト交換(その周辺のベルト類も交換)、マフラーノーマル戻し、ブレーキホースメッシュ化、エンジンオイル・ミッションオイル交換、ガスケット交換、諸々整備etcでしたが、請求された金額バカ安です。
フェラーリはクルマ自体も高価ですが、整備も高いですからね。
一般ユーザーの悩みのタネですが、これなら充分持っていられるな、という値段でした。

対応も誠意のあるもので、笑顔で現れた名物店長&オーナーの榎本(エノテン)さんは、私のクルマの症状(エンジン掛けた直後の白煙)を聞くと表情が一転。
怖い位に真剣になって見てくれました。
見ている間は、気迫が伝わるって感じでしたね。

後で「我がことのように思っています」って冗談交じりで言っていましたが、まんざら大袈裟じゃなかったですよ。
マフラー交換の件も親切で、「こうして欲しいなあ、してくれれば助かるなあ」というコッチの気持ちを見透かしたような対応で、ともかくユーザーフレンドリー。一般ユーザーの要望に精一杯答えようとしてくれているのが分かりました。

こういうお店があるのって、日本のフェラーリオーナーは恵まれていますね。
もう俺はこれからココで買うよ。
末永くお付き合い出来ますように。

この本に偽りなしです!

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October 25, 2009

冬支度にむかう庭の植物たち@寒い日曜日に

まだ青い芝生Dvc00253


モミジも紅葉はまだ
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でも大きくなりすぎた観葉植物は、室内に入れるので鉢分け。
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元々1本だったのが四つになりました。

川村記念美術館で買ったほうき草。随分大きくなりました。
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箒になるそうです。
実が食べられるのを知りました。

葉大根とパセリ
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ラズベリー
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タラの芽とバジル
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すだち
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全部、土いじりが好きな妻の仕事

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October 24, 2009

神様のパズル@物理学の面白さを引き出す演出と脚本&エネルギッシュな主人公の魅力

落ちこぼれロッカーと物理学の天才少女の恋、と聞いた時からすでに手垢がついている感じでまったく期待しないで観始めたのですが、オモシロかったです。

テーマは宇宙の生成について。
内容自体は素人物理学のマニアならすでにどっかの本で読み親しんだことですが、その内容の伝え方が良く出来ています。
ひも理論でギャクに行ったかと思うと、真面目にグラフィックを使ってインフレーションの説明もある。
それがちょっとでも長くなってダレかけるとすかさずブッチャケる。
それで落として笑わせといて、安心していると、深い真理を覗かせる言葉が混じる。
緩急の使い方が自在で観客を見事に乗せていきます。

特筆すべきは主演の市原隼人で、ともかくバカで元気がイイ。
セリフを喋らせた時の勢いにリズムがあり、伝わってくるエネルギーが半端じゃない。
細かい言葉尻を捉えてくる相手に、「ウルセー、俺的には・・・」と怒鳴るとこなんかも説得力があるから共感出来るんだよね。
身体も鍛えられていてキレのある動きは目を引きます。

原作にはなかった双子の弟も、下手な脚本だと消えてしまうような設定だと思うのですが、インドに行かせて巧いこと言わせます。
背景になった映像もセリフも良かったんじゃないかな。
こう言うだろう、という期待をさらってかわす農家の人の言葉も良かった。
そう、コッチが現実ということですよね
僅かな箇所でもありきたりの罠に陥ってません。

音楽もベートーヴェンのシンフォニーの比喩が巧み。
五番の第一楽章が使われるのですが、なるほどなあという感じでした。
六番の使われ方も良かったですね。
そういえばベートーヴェンって聴き方によれば宇宙的だよね、なんてことも思います。

無から生まれる原理とは、そもそも何なのか?
台風も銀河も素粒子もDNA鎖も、何ゆえに螺旋を描くのか?
インド、0を最初に発見し、人生は苦だと喝破した国。
コスモスとカオスの対生成、右の目で学問を左の目では芸術を・・・
印象に残るセリフが沢山あって心に残る映画になりました。

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October 23, 2009

毎日歌って歌詞を憶えてますSchool Days&しゅごキャラ!!どきっ:DVD-BOX1予約開始@絶対にオモシロイから!

ケ~プの裾を!
風にひるがえっしある~けば!@School Days
とこの処、夜、PCをやる時は何回も歌って歌詞を憶えてます。
良い歌です。
癒されて元気が出てかつ
「あたりまえで なかなか気付かないけど フツーでいられるのはシアワセ」
なんて言われると勉強にもなって、どこまでも奥が深い「しゅごキャラ」です。(「いつかどこかで」もイイ曲です)

さて今日のお知らせはその大傑作アニメ「しゅごキャラ!!どきっ」のDVD-BOXが発売されることですう!!!!!
年度前半の25話が入って今予約すれば26936円!
これは安い!
バカ安と言っても過言ではない。

しゅごキャラ、しゅごキャラって最近オマエ五月蝿い!と思われるかもしれませんが、絶対にこのアニメはオモシロイって!
画像の美しさとセンスの良さ、輝きは、まさにアニメ芸術が到達した極点!
PEACH-PITは天才で、アニメを監督している安田賢司はスゲエです。
振り返ると、私はこのDVD-BOXに入っている第72話「激震!おばあさま登場!!」から見たんだよな。
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そしてあむちゃんのウインクと服装のセンスに1発でイカレタ!
みんなも見てクダサイ。
ホント素晴らしいから。

ps
それにしても、一日働いて(晩飯食った後も、少し休んで、ブログ上げてからまたPC上で作業して11時位までやっている)寝る前に「CCさくら」を見ようと録画を探して、それが野球になっていた時の失望感は異常!(最近、こなたの気持ちが良く分る)
もう木曜の夜は「CCさくら」が楽しみ!で1週間送ってるんだから頼みますよ。

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October 22, 2009

ジ・アルティメット・ファイター@総合格闘技の持つ暴力性と、UFC成長の秘密に触れられる番組

UFCへの挑戦権を掛けた若者達のリアリティ・ショーです。
24人が1試合づつを戦い、最後まで残れたらUFCと本契約。
その座を目指す二ヶ月間をカメラが密着します。

しばらく放映が中断していたUFC。それほど高いレベルでもない、と思っていたので、再開して見始めた時は驚きました。
格段にレベルが上がっていたんですね。
何があったんだろうと思ったら、こういう下部組織の充実に力を入れていたようです。
実際、この番組から生まれたチャンピオンがすでに多数出ています。

まだ見始めて3回目途中なんですが、オモシロイです。
登竜門番組と言っても見た目はもう本物のUFCファイターと変わらない。
ただやらせてみるとギコチなくて、バランスも悪い。はっきり下手です。
逆に普段見慣れているUFCファイターが、如何に優れたアスリートかという事が分かります。
総合格闘技がただの喧嘩でなく、技術体力共に非常に優れた、そしてメンタル面まで制御されたスポーツであることが分かります。

本来はオマケみたいな企画だったと思うのですが、本国アメリカではこの番組がきっかけでUFC人気が急速に高まったようです。

その秘密の一端は、未熟なファイターたちが見せる生々しい暴力性でしょうね。
ファイトが洗練されてないから、やっていることが如何に激しいものかが際立つんです。
技術がないからむしろその残酷さが分かるという一種矛盾した状態になるんです。

まだ各人1試合しか見ていないので各々の選手が良く分かりませんが、試合の合間の言動やインタビューに個性が出てくるので、これからオモシロクなりそうです。

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October 21, 2009

トヨタLFA発表!@その心意気は良し、でも改めて感じるフェラーリは高くないのか?

普段は法外な値段に感じるフェラーリ。
いい加減に儲けすぎてんじゃねえよ、と思うのですが、トヨタから発表されたLFAを見るとそうでもないのか?

今回発表になったLFA、フロント・エンジンのスーパーカーという事で、フェラーリなら599がライバルだと思うのですが、599は6000cc、12気筒で値段が3560万円。
LFAは10気筒4800ccで3750万円。

フェラーリの方が気筒数、排気量が上でも安い、とは言いません。
おそらくこのLFAでの一番の売りは車体骨格がカーボン製であることで、アルミ押し出しシャシーを誇るフェラーリよりさらに200キロ軽い。

クルマで一番お金が掛かるのが車体の軽量化ですからね。
それに比べればエンジンの気筒数、排気量なんて微々たるもの、とは言わないけど、カーボンシャシーは凄いだろう、高いだろう、と思う。

でもスタイルがコレだ。Lfa1
正直、マラネロが悪過ぎた(私には)ので599が発表になった時は随分良くなったと思ったんですが、その後、実車を見て見慣れてきたらやっぱりそうでもない。

でもLFAと比べたら(まだ写真だけど)599が断然イイよね(俺にはね)
インテリアも未来的な路線を狙ったんだろうけど、どうなんだろう?
599のインテリアは、クラシック&ゴージャスなイタリアン美学デザインでイイんだよね。
本当の高級品って感じがした。
走り出したらやっぱりこの車は「路上の帝王」なんだろうな、って感触があった。
そうするとLFAはやっぱり苦しいんじゃないだろうか?
こうして幾多のスーパーカーメーカーがフェラーリの壁の前で膝を屈したんだよな。
トヨタには頑張ってもらいたいと思うのだけれど、大変なんじゃないだろうか?

まあ今回の発表は、すっかり海外メーカーからそっぽを向かれた東京モーターショーの目玉造りの意味もあるんじゃないだろか?
FT86も出したでしょう。
トヨタは日本の製造業の盟主として、地元の祭りは絶対に盛り上げるって気概だと思う。
でも何故、未だにミッションが3ペダルMTなのか?
スポーツドライブはMT当然と思っていたんだけど、2ペダルMTに乗ってしまうともう時代は2ペダルだと思うのだけれど・・・

少しその辺が気掛かりです。

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October 19, 2009

奥の部屋 ロバート・エイクマン @さすがに幽かに過ぎる・・・かな

恐怖や戦慄は人間の一番深い処、原初の本能に接近した感情だと思うので、そういう場所を題材にするホラーは好きなのですが、いわゆるスプラッター系、グロ系は嫌なんです。
汚いでしょ。

一部例外もありますが、基本、あまりに元気一杯、体育会系の猟奇殺人鬼より、仄かな気配の中に奇妙な感触を残すような。
恐怖の底に美意識を秘めるような作品が好きです。

その点、ロバート・エイクマンは「謎めいた象徴、魂を揺さぶる戦慄」、と上品な売り込み文句だったので、期待して読んだのですが、キツかったです。

幽かに仄めかされるストレンジストーリーが好きと言っても、この作品群は幽か過ぎるでしょう。
読んでいても、これで終わり、ってちょっと唖然とすること多々。

いくらなんでも薄味過ぎる?
料理でいうと、懐石料理の1流店ですから味は薄味ですと覚悟して行ったけど、想像以上に薄味で、田舎臭くてもイイからもう少し味が欲しいかなって感じでしょうか?

英国の作家ですが、日本のゴースト・ストーリーとどっか相通じるとこがあるのは、湿気に溢れた島国同士という共通した風土のせいでしょうか?
民族的にはアングロサクソンとモンゴロイドだものね。
それで同じアングロサクソンが大陸に渡ると、ジェイソン君やレザーフェイスになる。
こう考えると生み出す文化って、民族の違いより風土の違いが大きいのかな?

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October 18, 2009

PEACH-PIT画集Rozen Maidenローゼンメイデン@多彩な教養も含む21世紀のファイン・アート

PEACH-PITの描いたローゼンメイデンのイラスト集です。
イラストと言っても真紅の衣服など息づいているような筆使いで、もうカラッバジョとかティツィアーノのよう。完全にファイン・アートの領域です。

隠された教養も豊かで、05の水に沈んでいる真紅は、「白雪姫」の逸話にあった「ガラスの棺」を思わせます
またベルメールの人形を連想させる09番は息を呑むような出来栄えです。
手足を分解された真紅は、禁断の魅力に満ち見る人間を放しません。
黄金に塗られた大きな扉は分離派を思わせました。
なんでもコジツケている、と言わないように。
作画のレベルが低ければ、ベルメールやらウィーン分離派なんて言いませんから。

それにしてもこれほど美しいピグマリオンへの幻影を、戦う生き人形譚として描き上げる膂力には瞠目せざる得ないです。

その作話の上でこの作画・・・さらにまったく毛色の違う傑作「しゅごキャラ!」も作っている。

しゅごキャラとローゼン、共に溢れるイマジネーションの総量ってどれほどのモノなんだろうか!
PEACH-PITは紛れもない現代の怪物クリエーター・コンビですね。

これほどの技量に支えられ魅惑に満ちた絵画は、あらゆるジャンルを含めて、そうはないと思います。
まあ見てみてよ。
10月29日までなら薔薇乙女フェアもやってるぞ、と。
俺は申し込んだよ、と。

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October 17, 2009

篠田一士に「伝奇集@ボルヘス」を読んでもらう@二十世紀の十大小説

ボルヘスの伝奇集は、読後に一度記事にしていますが、今回、篠田一士さんの評論を読んだので感じたことを追記します。

この伝奇集は今様に読むと、何とはなしの違和感を持ちつつもファンタジックな小説と読み勝ちですが、そこで注意点です。

裏づけとなる「カルタフィルウスの結語」の言う処では、
「終焉が近づくとき、もはや追憶のイマージュはのこらない。のこるものは言葉だけである・・・まもなく私は一つの世界になるだろう」、ということです。

簡単に書くとファンタジー小説とボルヘスの言語宇宙構築の違いは、
ファンタジー小説
日常の言語で夢の世界を描く

ボルヘス(マラルメ)流の作品は
言語自体で一つの宇宙を構成する。曰く、書物とは、文章の自己完結的な膨張である。
サンボリズム直伝の言語宇宙の構造を持つことですね・・・
・・・だと思います。

またボルヘス作品は、
「ブエノスアイレスの詩人が、神をも畏れず、縦横無尽に幻想の翼をはばたかせ、1篇の短編小説の中に宇宙を抱合させ」つつ、
「多義的な意味合いが読み取れ、読者に自由な読み方を許しはするが、作品そのもの相貌はいささかもゆるがない」
ものです。

その他、ボルヘスの生きる南米の風土、政治事情も関係するのですが、あまりに量が多いので今日はこれだけ。

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October 16, 2009

カードキャプターさくら@さくらの小さな大冒険:濃厚なアリスへのオマージュと科学的分析

進行の早い段階で明らかにされたさくらのコスチュームが、青いドレスに白いエプロン姿!ですから、私はすぐに「アリス」を直感しました。

ストーリーもそんな期待を裏切ることなく、さくらはリトルのカードに触れてしまい縮小化、家が巨人の家となってしまいます。
猫に追いかけられ、カマキリに追われ、湖のようになったお風呂を泳ぐ。
それにしても落ちた花の中で両手を挙げて喜ぶさくらのなんと愛らしいことか。
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ルイス・キャロルの紡いだ幻想は、極東の島国で豊かに結実しています。

今回は数学者だった原作者に敬意を表して、アニメで取り上げられた現象の数学的(物理学的)分析を試みてみましょう。
実は一つだけ残念なとこがありました。
1)低く聴こえるお兄ちゃんの声
感覚器が小さくなれば、同じ波長の音は相対的に伸びて低く聴こえる。
小さくなったさくらに兄、桃矢の声が低く聴こえるのは、さくらの鼓膜が身長に比例して小さくなり、同
じ波長の音(声)でも相対的に伸びて低く聴こえたんですね。
ただ今回はテンポまで遅くなってしまいました。
これはテープの再生を遅らせて音を低くしたからで、実際はテンポはそのまま。
音だけ低くが正解だと思います。


2)飛び降りたって大丈夫!
空気の粘度係数が一定の時、相似形のまま通過する存在が小さくなり、重量も比例して小さくなれば、相対的に空気の抵抗は増え、飛び降りても安全!だからさくらは怪我をすることなく・・・以下略(ガリレオの落下実験と混同しないように。アレは真空中が前提ですから)

ps
物理は苦手なんで以上書いたことは適当です。間違いだったら指摘ヨロシク。

ps
不思議の国?日本?
来年度の税収は、法人を中心にかなり減る(今年度、多少業績が回復しても今年の赤字の繰越しが多分膨大)と思うんだけど、概算要求90兆円って大丈夫なんでしょうか?
インド洋給油もホントに止めるようですが、安全かつ有効な代替案はあるんですかね。

今回はオチも見事でした。
まさに全ては相対的なのだ、ってことですね。
CCさくらは、ニュートン力学からアインシュタインまでを網羅するアニメです!

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October 15, 2009

久々に乗りました360スパイダー@これは完璧なスポーツカーだよね

昨日は久しぶりにドライブ、と言っても往復160キロ位ですけど乗りました。
前にエンジンを掛けたのは・・・記憶にないけど一ヶ月以上は間が空いたと思う。
これから寒くなるとだんだんこういう具合になります。
外気温が低くて久々にエンジンを掛ける時は、掛かるかなあ、と少し緊張します。
1発始動ですが、掛かった直後に少し白煙が多いような気がする・・・汗!

このクルマは峠の感想書いてなかったですよね。

ワインディングでのドライブは、もう完全に私の腕の限界を超えるものです。
乗ったことのある方ならお分かりだと思いますが、ミッドシップは怖いですよね。
それがさらに400psあるんだもの、無理。

フロントエンジン車では手強いといわれたS2000でも、前にエンジンが付いていれば、クルマの性能の8割方位は出せていたと思うんです。
結構なスピードで走りながら、さらに限界は上だろうけど、この車の頂点は見えるなって思っていた。
でもこのクルマは限界、山の頂を見ようなんて野心すらわかない。
完全にクルマに乗せられている範囲です。

それにしても360スパイダーのスーパーレスポンスシブなエンジンと文句なくエキサイティングなサウンド。ウルトラシャープなハンドリング、どこまでも滑らかで1匹の生物のようなスタイリング。
その上オープンにもなる。
さらに気流の制御も完璧。
思えばもう公道限定ならこれ以上は要らないんじゃないのと思う360スパイダー。
すでに型落ちなんだけど、これ以上速くても公道だと違反というレベルを超えた倫理的な問題では、とも思う。
幾らカーボンブレーキが凄いったって、人間の反射神経まで詰められる訳じゃないんだからさ。公の道ってことを考えれば限界だよ。後はサーキットですね。

でも旧いクルマを愛でる、という情緒はないんで、430スパイダーには替えると思いますけどね。
まだいつかはワカリマセンが。

ps
途中、パーキングでミネラルウォーターを飲みながらスタイリングを鑑賞しつつ、写真もアップしようと思って携帯で何度も撮ったのですが、巧く撮れません。
なんで気に入ったように撮れないかというと、洗車もしていなかったので、薄く埃が積もって汚れているからです・・・トホホ
普段の不精が、こういう時のチャンスを逃すんだな。

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October 14, 2009

【サッカー協会の】重そう、だるそう、非労困憊だったトーゴに大勝【新たな仕事は】

今回の相手トーゴは、飛行機の乗り継ぎに失敗して40時間以上のフライト、さらに仙台移動ですぐ試合というハンデがあったようです。
飛行機の移動は疲れますよね。
行った先で観光とか、普通の仕事ならこなせても、限界まで動いてナンボのサッカーですから、幾ら身体能力に長けるアフリカ選手でもこれは無理。
だからプレスは弱弱しく、攻められ続けてコーナーキックを待つ間も息も絶え絶えって感じでした。

そんな相手に岡崎はメッシの如く、森本はロナウドのようでした。
でも良かったとは思います。
個人的にサッカー選手で一番好きなのはロナウドなんで、野性的な雰囲気をまとって容貌の似ている森本は贔屓にしてしまいます。

連夜のラッキーゴール連発の本田は結局積極性がある。臭覚があるってことでしょう。プロなんだから結果が全て、運も実力のウチです。


後は何より日本サッカー協会が、今日の事を忘れず、これからは相手チームのスケジュール調整までしっかり契約に入れ計画した方が良いと思います。
一日早くこられれば、こんな試合にはならなかったんじゃないかな。

日本代表だってせっかくのテレビ中継。
貴重な代表徴集、調整試合なんですからね。
骨のある相手とやって、課題を見つけて価値があるってモノでしょう。

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October 13, 2009

起業バカ 渡辺仁@成功するのは1500人に1人。だって

もう4年前の本なんですが、読了です。

内容は起業の難しさ、起業する前と後に待ち受ける罠の数々のレポートで、オッカナイ話が目白押しですが、この程度なら知っている人は知っているんでしょうね。
でも私のような世間知らず(零細自営業、投機用に株式会社は設立したけど、それだけ。ビジネスってレベルじゃない)、には勉強になりました。

具体的に一番強調されているのはFCは厳しいよ、って事ですが、そうでしょうね。身内に一人いるのですが大変そうです。
一番オモシロかったのは、著者ご自身の雑誌創刊から破綻までの体験談でした。

この本、やたらに英単語がついてきてウザイという評価もありましたが、ビジネスの現場ではこういうことも知らないとな、という著者の配慮でしょう。
邪魔だと思ったら読み飛ばせば良いので、私は気になりませんでした。
私は英語も弱いので、知らない単語なんてむしろ勉強になったかな。

なんでこんな本を読んだかというと、最近、こういうビジネスありじゃないの、としきりに考えている事があるからです。
自分がまさかこんな事を考え出すとは思わなかったんですけどね。

昔から本を読むこと「だけ」、が好きで、そこそこ暮らせる程度の収入があれば、後は図書館に篭って読書三昧が一番なんじゃないのってのが人生に対する基本姿勢で、ビジネス道楽なんてしたがるヤツの気が知れないって思っていたんですが、人間の考えることの先は分からないですね。

読了して改めて思うことは、起業は確かに非常にリスキーなことですが、反面挑戦したくなる気にもなって、そう思わせる点ではなかなか良い本なんじゃないの、と感じました。

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October 12, 2009

ハプニング@フィクションはイマジネーションを喚起するこが出来れば成功

シャマラン監督のパニック物ですが、霧に包まれた静かなセントラル・パークで人々が静止する映像などが、ジュルジュ・スーラの絵画のように美しく神秘的に見え、なかなか楽しめる1本でした。

人が後から後から落ちてくる建設現場のシーンも黙示録的で良かったです。

意味不明なれど、とてつもなく異常な状況を造りたい、というのはほとんどのクリエーターが夢見ることの一つですよね。
問題はそれをどうまとめるか?
ストーリーを前進させつつ、飽きさせないかがポイントですが、途中の田舎のレストランでいっせいに逃げ出すクルマに置いて行かれる場面での怖さとか、やっと乗せてもらえそうな場面でグズグズしていると離れたクルマから催促のホーンが鳴る場面など、何気ないサスペンスも盛り込まれ中々良かったです。

走って行った先で奇妙な果実に出くわし、なんとか乗り越えようとした瞬間に気付くルーフの切れ込みも印象に残る1場面。

後半、どうやら理由が明らかにされた後での木々のざわめき、波のようになびいては追ってくる雑草もスリリングでした。

サラッとした味だったけど、なんとかまとめたんじゃないかな、シャマラン監督。

ps
「残業って言っていたけど実は職場の男性とデザートを食べたの」・・・これは奥さんが浮気したという告白なんでしょうか?
なかなか刺激的な言い回しですね(笑
良かったと思います。

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October 10, 2009

【魔の瞬間に】リナレスKO負け【落ちた好青年】&不運を乗り越える西岡選手KO勝ち!

土曜日は仕事が一番忙しいのでワウフェスには参加はモチロン、試合をライブで観ることも出来ませんでした。
それで先ほど観たわけですが、みなさんもうご存知の通り、リナレス戦は驚きの結果になりました。

結局、大ぶりの左フック1発でした。
そのパンチへのガードがズレ、スウェーのタイミングが遅れ、テンプルに決まってしまった。
精密機械は何故ズレたのか?

メンタルだと思います。
16歳で地球の反対側から一人やってきた真面目な青年は、久々の凱旋試合にあまりに意気込み過ぎていたのではないでしょうか?
「日本での試合は楽しみ、ホントウに楽しみ。イイ試合するから絶対に観て」
という気持ちが強過ぎて、それが彼のソフトウェアーを微妙に狂わせていた。
・・・テンプルは鍛えられないからなあ。
それにしても前の試合のダイジェストとか観ると相手の思い切りは、ちょっとリカルド・マヨルガっぽかった?
そんな相手で運もなかった。


対して西岡選手は良かったですね。
距離のある処からボディを打てて、決めの左を叩きつける。
偶然のバッティングで減点されても慌てない。

散々不運に泣かされてきた選手ですが、心技体と力を付けて3R,KO勝ちでした。
エルナンデスはマーク・ジョンソンに勝ったよね?
あの試合、エキマでやりましたか?
マーク・ジョンソンは強い印象があったんで、そのジョンソンに勝ったんだから随分な強敵なんじゃないか、と少し心配していました。


人生はまさにロング&ワインディング・ロード!
そんなことを感じました。

ps
それにしてもわずかなズレが、こんな結果になるボクシングとはなんとスリリングなスポーツか、と再認識しますね。

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倒壊する巨塔(下)ローレンス・ライト@暗黒の王子、縦割り行政に敗れる!か

アルカイダと「9.11」への道、の下巻は、第11章、暗黒の王子という表題から始まります。
暗黒の王子なんて呼ばれるのは、どんなに恐ろしい人間なんだろう、と思って読み出したらなんとFBIの1捜査員のことでした。
でも読むにつれ、終わりなき夜に生きるようなこの男なら暗黒の王子と呼ばれても肯けると納得。
デカイ組織の1員でありながらも、暴れればここまで出来んのかと呆れるやら感心するやらです。
この人はプライベート・ライフも読みどころで、土下座ありの綱渡りありの、とまあエネルギッシュな人生を送ってますが、ほとんどやり手のヤクザじゃん、と思った処で、FBIはマフィアとの戦いの中で今の文化になった、なんて説明があり、なるほど、日本でもヤクザとマル暴の刑事なんてどっちがどっちかワカランもんなあ、と感じ入ります。

さらに日本で批判されている縦割り行政ですが、読み進めにつれ激しく明らかにされるのはCIAとFBIの断絶状態。
情報を出せの出さないのともめることもめること。
お互い意地になっていて、最期は書面じゃ嫌だけど、読み上げるだけならイイとか、うーーーん、なんだか日本の役所みたいな事言い出す箇所なんてこれが世界に名だたるCIAなんかと、?、マークが浮かびましたよ。

それからオモシロかったのはイージス艦とボートの話とか、戦闘機ビジネスのせいでチャンスを逃すとことか、絶対照準を定めた7億ドルのトマホーク・ミサイルが十字路の気まぐれで全く無効になってしまう件ですね。
・ ・・ホント、歴史ってこんなお間抜け合戦で繋がっているとかと思うと、人の世の不思議さに眩暈がしてくるよ。
さらに不発だったトマホーク・ミサイルの運命ですね。
この顛末は笑うしかない。
どういうことかは読んでクダサイ。

まあビンラディン側も誤算の連続だったんでけどね。
というか厳密な計画とかがそもそもない。
ただ理想だけがあって、それを唱えていると思いも掛けないとこから歯車が回ったりする。

イスラム過激派の現状と初期キリスト教との相似やら、アメリカの捜査情報機関の実態やらが、歴史と運命の不可解さに翻弄される群像劇として明かされる過程はともかくオモシロかったです。

最後、著者がドキュメンタリーの限界までを真摯に告白する良心にも好感を覚えました。
私の今年度ノンフィクション部門第1位は確定でしょう。

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October 08, 2009

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド@人にとっての過剰な情念、とは・・・

オイル・マン(石油の採掘屋)として一代で巨万の富を築き上げた男の《強欲》をテーマとしてアカデミー主演男優賞などを受賞した作品です。
確かに受賞したダニエル・デイ=ルイスの演技は確かで、途中から観ているのが嫌になるほど痛烈な強欲のリアリティが伝わってきます。

ただ監督のポール・トーマス・アンダーソンの投げかけたメッセージはそれだけでしょうか?
この映画、一人の男の一代記であり尺も158分と非常に長いのですが、主要な登場人物は3人だけなんです。
まさにGreedそのものの主人公ダニエル。
そしてそのダニエルが連れている男の子、HM。
石油を掘り当てる場所で牧師をしているポールという若者です。

このシンプルな構成はどことなく形而上学的です。

確かにひたすら己の金銭欲だけに目とギラつかせ、人を徹底して踏みつけるダニエルは不気味だった。
でも彼にとってHMは、ただの道具に過ぎなかったのでしょうか?
映画の中で周囲の登場人物はみなそう思っていますが、まだ幼いHMへ見せていたダニエルの優しさに純な気持ちは皆無だったのか?

そして信仰のない私にはポールの信仰への激しさは、狂信的にすら見えます。
形は変われど、アレも一種の強すぎる欲望ではないのか?
ティツアーノ絵画風に言えば、ダニエルの愛は金銭への俗愛であり、ポールの愛は信仰へ聖愛だと思います。

でもその「愛」が互いに人質に取られた時に小突き回される場面は驚くほどそっくりです。
考えるに大きな事業を成し遂げた人間は、みなある種の大きすぎる欲望に魅入られた存在なのではないでしょうか?
迫害に耐え、熱狂的に信仰を広めんとした聖人も、俗人の及ばぬ強いモチベーションの持ち主だった。

成人したHMは自分が道具にされていたことを知り、ダニエルに憎しみの言葉を掛けて去りますが、これは過剰な欲望が決して平和な日常を約束しないという象徴でしょう。

確かにその通りです。
過剰な情念は、「日常」とは反りが合い難い。
でも過剰なモチベーションの持ち主のいない世界は恐ろしく退屈であり、停滞した社会にもなりえるという皮肉もあるでしょう。

制御しきれない強欲で、人は最後に血に塗れる・・・これが神の定めた人間の運命なんでしょうか?
そんなことまで考えた映画でした。

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October 06, 2009

DREAM11@あーあ、観ちゃったからこれから仕事

ミノワマンvsチェ・ホンマン@感動した!
ミノワマンはお笑い担当だと思っていたので、前回サップ相手に勝った時は少し見直しました。
でも今回はダメだろうと思ったら、パンチ振り回してからテイクダウン!
膝で脇腹蹴って健闘しますが、立ち上がると膝は顔面に来るしホンマンの拳はミノワの顔位ある。怖いだろう、これは。
それでも2R、再び倒して最後は足獲って1本勝ち。こりゃ超人認定してイイよ!
夢は見ておくもんですね。


ソクジュvsサップ@殴りあう格闘技はメンタルが第一
ソクジュもデカイと思ったら向き合うと全然違うのね。
でもサップは例によって最初だけでした。倒されてからは防戦一方で殴られ負け。
こんなことだろうと思ったよ。
プロ・スポーツ、特に格闘技はメンタルだよね。


高谷vs所@体格は小さくとも良いファイターです
組んで所、殴り合いで高谷ですが、互いに警戒し過ぎて噛み合わない。
その流れが変わったのは所の膝からパンチが入ったとこからですが、結局、殴り勝ったのは高谷と思ったらラウンド終了のゴングでした。
救われた所でしたが、2R。32秒で早々と倒してSTOP高谷勝ちです。
体格は小さくても二人とも良いファイター。


ウォーレンvsビビアーノ@柔術強い!vsレスリング
目を見張るほどの速い展開で、瞬速のテイクダウン合戦とパウンドの打ち合いかと思ったら一瞬で腕を決めたビビアーノの勝ち。鮮やかでした。


川尻@復帰戦は順当
桜庭さんは好きなんですが今日の見所はエヴァンゲリオンのマスクだけでした。

ライト級TM:青木vsヨアキム・ハンセン@コメントのしようがない
青木雪辱戦でしたが、組んだと思ったら中断でパチンコのCMだけ見せられました。
1R10分なのに放映されたのは2分弱でしたか?
2Rは、始まったと思ったらいきなり残り5秒で青木勝ち。
これは幾らなんでもコメントしようがないです。


フェザー級TMビビアーノvs高谷@最後は野生と殴り合い、でした
パンチも蹴りも弱くないビビアーノ、打って蹴ってからのタックルが速いです。
子泣き爺みたいに背中に張り付くし、これは性質の悪い相手だなあ、と思いましたが、高谷は慌てず打撃勝負の1R。
2Rはビビアーノはパンチで高谷を吹っ飛ばすと追う足も速い。
なんか野生って感じ。
それでも高谷、背中に背負ったまま立ち上がりブレーク後は打撃で勝負。
ビビアーノに付き合わせます。
最後は打ち勝っていたと思うけどな。
残念、高谷。

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WBCフライTM:デンカオーセンvs亀田大穀@良く戦ったと思うよ

亀田家の伝統でガードを良く挙げる大穀に対してデンカオーセンは徹底したボディ打ち。
タフな大穀のガードを下げさせて右1発でKO狙いでしょう。
一方、大穀はボディ打ちに踏み込んでくるデンカオーセンに左フックでカウンターを狙います。
なんとなく予想通りの立ち上がりですね。
こうなると大穀のボディの耐久力vsデンカオーセンのパンチ力でしょう。
1-3Rはデンカオーセンのペース。4Rは互角。
5Rにデンカオーセン、ガックリ失速したように見え大穀は手数も出始めました。
ロングとショートのフックの打ち分け、大穀はパンチも多彩です。

6R以降はクリンチが増え、デンカオーセンは疲れている感じ。大穀は相変わらずしなやかさに欠けて固いですね。でも良く鍛えて頑丈なのは確か。
プレッシャーは掛けているのは大穀だと思います。

9Rデンカは少しトリッキーな動きを始めます。
10R大穀連打でデンカをロープに詰めますが、誤魔化されます。
経験は違うよね。
11R足を使うチャンピオン、大穀のパンチは良く当たってます。
12R意地の打ち合い。デンカもタイ魂、根性見せます。大穀はまだ速い連打を打てます。ブロックも崩れない。
デンカはホールディングで時間も稼ぐ。巧いね。

判定はドロー、と2p差でデンカ・・・
俺は亀田の勝ちだと思う。

うーーーん、亀田家は好きじゃないけど、ちょっと可哀想。

大穀は立派だったよ。
認めましょう。

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October 05, 2009

【大友には】しゅごキャラパーティ!【辛い改編か】

「しゅごキャラ!!どきっ」が「パーティ」に変わる時、3Dの女の子が出てくることになったので嫌な予感がしていたのですが、当たってしまいました。

正直、これを観るのは辛いですね。
特に大きなお友達には辛いと思う・・・
アニメから大きなお友達離れさせてどうするんだろう?
DVDBOX買うのにな・・・
それから細かいこと言うようだけど、CMも以前のようにひたすらしゅごキャラ関連を流して欲しかった。
この番組はCM込みで楽しめる稀有な存在だったんだよね。
そうじゃなかったらCMはいっそのこと三菱東京UFJとかレクサス流したらどうでしょう?テレビ東京は提案してみろって!
みんな何にも言わないけどお父さんたち見てるから。
もう地上派で見る価値あるのはスポーツとアニメだけです。


でも良い発見もあって、まず途中掛かった「夢追いRACER」という曲が抜群に洒落ている。ラップ調で始まって歌い上げていくんですが、キマッテる。
どうやら新曲のようですが、出たらすぐに買ってクルマのMSに落とします。
なんで日本のアニソンはこんなに優れているかと思うに、まず声優さんが歌っているということですね。
声そのものに魅力があるんです。
そして普段からアニメに合わせて吹き替えているわけだからリズム感も良い。
造る側の創造力も斬新だ、ってのが理由だと思います。

そして後半15分に縮められたけど、アニメは良かった。
新キャラの柊りっかは、声も設定も素晴らしいアイデアです。
☓たまの声を聴き大量の☓たまと暮らす少女の運命は如何に?
ってほどのもんじゃないんだけど、ボケっぶりも堂に入っているし、しゅごキャラ自体の物語の根本を問う構造になるような気もするのでスリルがあります。

まあこんなとこかな。
早く夢追いRACER発売してください。

それから今日から「あにゃまる探偵キルミンずう」が始まりました。
録画しただけでまだ見ていませんが、絵柄から見るに期待できそうです。
しゅごキャラが好きだった大きなお友達は注目してください。
以上、私からのお知らせでした。

ps
今、見終わったんだがダメでした@「あにゃまる探偵」・・・やっぱりしゅごキャラとCCさくらは偉大なんだな・・・

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October 04, 2009

一目で憶えられるバロック美術

バロック美術、と言われた時、ベラスケスやルーベンス、レンブラント等を思い浮かべられれば良いのですが、ちょっと意表を突かれたとお思いになる方に、今日はバロックアートを絶対に忘れない方法をお教えします。

ちなみにバロック芸術は、ルネッサンスの残り香も強いイタリアはカラバッジョから始まりマニエリスムを経て、17世紀にスペインやスペイン領ネーデルランド(ベルギー、オランダ、ルクセンブルグ)オランダで咲き誇った芸術です。

一目で憶えるバロック美術
まず衣服から下着まで脱いで裸になりましょう。
下半身はタオルかなんかを巻きつけるとよりベストです。
ちなみに時間帯は夜でないとダメです。
部屋の電気を半分消します。
アルミサッシの前まで歩いてください。
右手を上に挙げ、左手は下に下げます。
顔は挙げた右手の指先を見つめてください。
そのまま腰痛にならない限界まで身体を捻ります。
上下に伸ばした腕は、捻った身体に巻きつけるようにシテクダサイ。
体勢として少し苦しいと思いますが、サッシに映った体を見て見ましょう。

この格好、自分でやるんで忘れないでしょ。

はい、それがバロックです。
ホントだって。

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October 02, 2009

本当は怖い?カードキャプターさくら@でも可愛いけどね!

今日の昼食時、昨日放映された「カードキャプターさくら」を見ました。

さくらは相変わらず可愛いです。
毎週自動録画にしているので、やっているのを忘れていてもHDD内の再生ナビに新規録画があると嬉しくなります。

今週は「さくらとやさしいお父さん」でした。
さくらはスリープのカードを封印しようと追っかけて成功するのですが、そのせいでお父さんの仕事をダメにしてしまいます。
お父さんは非常に追い込まれた状態になるので、さくらの事情を知らないとかなり怒るのではないか?と普通なら思う処ですが、この番組の視聴者なら思いませんね(笑

このお父さんはハンサムで家事も素敵にこなしてとことん優しい。
さくらはいつもなついています。
それでお母さんはいない・・・
これはファーザーコンプレックスを超えたエレクトラコンプレックスではないか。

さらに強くて頼りになる背の高いお兄ちゃんもいて、それは第14話「さくらと桃矢とシンデレラ」を見ても分かるように、他の女性にはまったく関心を示さず自分だけをずっと見ていてくれる。
これはブラザーコンプレックスではないか。

そして雪兎クンという年上の淡い憧れの対象がいて、これまた万能で優しい。
恋の芽生えの先導者だろう。
喧嘩をしながらも仲良くなっていく同年齢の李くんも出てきた。
この子は実際の恋の対象になるんですか?(見始めたばかりで分かりません)

同性の崇拝者である知世ちゃんまでいる(非常に高いスペックの同級生に崇拝され、さらに母親の代まで遡る名誉ある血統の構造がある)
彼女は熱心にコスチュームを作ってくれる上に映像まで残してくれる。
さくらは望んでそうなっている訳ではないですが、ナルシスティックです。

このアニメはその他の登場人物もみな背が高く、清潔で美しい。
少女の思う究極の夢の世界ではないだろうか。

さくらの話は常に善意に満ち美しいけれど、ちょっと怖い要素もあるな、と感じたしだいです。
まあ優れたフィクションはみんなそうですけどね。


ps
さくらファンのみなさん、誤解しないでね。
私も木之元さくらの崇拝者ですから。
さくらの「魔法」になら掛かってもイイよね。
画面が汚れるから、お呼びじゃないだろうけど(笑

来週も楽しみにしています。
もう毎週の希望はこの番組だけ(笑
後、届いたしゅごキャラのDVDBOX2はオモシロイ。

あーー、生活に追われて働いてばっかり・・・の俺でした

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