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April 2009

April 30, 2009

風邪を引かない私の予防習慣@新型インフルエンザの参考に・・・なれば

ほとんど風邪を引きません。
ブログにも風邪を引いたという記事はないでしょう。
バカは引かないって言われればそれまでですが、以前は結構引いていたので習慣が変わったせいだと思います。
とうとう新型の疑いのある方が成田で隔離されたようなので、今日は私の「なんだか良いような習慣」を書いてみます。

1)手を洗う
日本人は清潔過ぎと言う人もいますが大きなお世話です。
手洗いの励行なんて、聞き飽き過ぎてかえって目に入らない、という点もあるかもしれませんが、実はこういう地味な事がポイントだったりすると思います。
清潔は、あらゆる病気を防ぐポイントです。
そんなに身体を甘やかすな、と思う人はどうか不潔に暮らしてください。
私はウォシュレットから歯磨きまで、身体の各部、清潔留意です。

2)顔を洗う
起きた時には洗うと思いますが、私は外から帰った時も必ず洗います。
屋内の仕事ですが、顔、洗ってみると結構汚れていますよ。
ちなみに面倒な人は顔を入念に洗うと手も洗えています(笑

3)朝食は果物と野菜ジュース
胃腸はそれほど弱いタイプではないと思いますが、朝食は季節の果物にしてから調子イイです。

4)大蒜を摂れ
なんかヤバイ、と思ったら大蒜料理を食べています。
ラーメンやパスタなんかにも入れます。

5)マスクは当然
外出時はマスクします。
最近のお気に入りは「快適ガードプロ」というヤツです。
このマスク、ノーズクッションが付いていて、眼鏡も曇らず、口元に余裕があるので息が楽、耳紐もソフトで長時間していて気になりません。


しかし今年はメキシコにピラミッド見に行こうと思って新年から計画。
予約金も払って準備万端だったんですが、ダメそうですね。
それならウィンブルトンかシンガポールGPかとも思うのですが、自分が罹ってなくても飛行機内で濃厚接触者認定されると10日まで停留となるとどこにも行かないのが吉?
困ったね、どうも。
年に1度位は海外、行きたいものですが・・・

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April 29, 2009

【Real Deal】安室奈美恵ベスト・フィクション・ツアー【Real Diva】

今日も午前中は書類仕事をしていたのですが、午後から行って来ました。
原宿駅は大混雑で、電車からホームに降りても全く動けず。
集団の中でジリジリとホームを歩き、階段を上り、通路を通ってやっと改札につくと駅は入場制限していました。

会場につくと懸念していた通り85%は女性客です。
お洒落な方もいますが、一見普通のTシャツ、Gパン姿の彼女たちも多く、それが驚くことに音楽が始まると、精一杯に手を伸ばし、ジャンプする。
凄い熱狂ぶりです。
サイリュームやペンライトが禁止なので会場の彩りは地味ですが、興奮、特に女性客のは半端じゃない。
安室ちゃんは、高度な音楽を卓越した表現力で広く親しませる本物のカリスマです。

安室奈美恵の音楽を高度、というと?を感じる方もいるかもしれませんが、複雑なリズムセクションが駆使され、歌えば広い音域を要求される難しいモノだと思います。
オジサン達の世代では、邦楽より洋楽が高度で、女子供の音楽は男の好む音楽より程度が低い、という抜き難い先入観があると思いますが、安室の曲、軽く歌えますか?と言われれば無理でしょ。
曇った眼鏡を拭き、耳をリフレッシュさせて聴いてみてください。
彼女のやっていることは、世界でもトップクラスのR&Bであり、Hip-Hopだと思う。

気掛かりだったのは、開始のDo Me Moreでアップになった表情・・・なんとなく疲れているように見えたことです。
それでもコンサートが進むに連れノッて来る。
パフォーマンスは絶対の落とさない、というプロ根性を見ました。
でもMCなしで3時間弱、歌いっぱなしの踊りっぱなし。
途中、女性たちからは「まだやるよ」「頑張って」の声が飛びますが、同感。
アンコールも3曲こなす・・・これだけ歌って踊れる歌手、そうはいないよ。
「どうもありがとう」なんて言わないけど、見せるべきは見せ、聴かせるべきは聴かせる、アーティストとして本当の意味での高いモラリティを感じさせました。

画面に流星が飛び交う中で歌い上げられた「・・・Same Star」には泣いた。
「ハイド&シーク」はとことんカッコ良かった。
これからまた仕事なのでイチイチ書ききれませんが、ともかくみんな良かった。

途中、男性ダンサーと絡むシーンではテレているのが、マドンナとの違いか?
彼女は基本、お色気系でなく案外お笑いとか体育会系かも(笑
だから偏見を捨ててもっと男たちも彼女を聴こう!
女性にばかり独占させておくのはモッタイない。
「あなたの耳」が若ければ、大丈夫。
最高のコンサートでした。
また行きたいです。
今、背中をウエイトで痛めていてイマイチノリ切れなかったからさ。
素晴らしいよ、NAMIE AMUROは。

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April 28, 2009

酒も煙草も女性もギャンブルもゴルフもやらない男が癒されるのはアニソンだろJK

世間では16連休も噂されてますが、私は土日も含めて連日働いてます。
あまりお休みが多い方も大変なようでうすが、毎日毎日仕事しているのもキツイです。
そんな時、慰めになるのはアニソン。
夜、PC上の仕事が終わった後はユーチューブに行き、アニソンを中心に聴いてます。
必ず口開けに見るのは「らきすた組曲」・・・テンポが良く、音楽は色彩豊かで素晴らしい組曲ですよね。組曲でこんなに感動したのは「展覧会の絵@ムソルグスキー」のエマーソン・レイク&パーマー版を聴いた時以来。
何回聴いても飽きないよ。

アニソンは歌詞もイイ。凡庸ではないです。例えば
「らぶゆー、らぶゆー、遊びましょうね。夢がかなうの 二次元にようこそ
思い切り現実逃避で~、諦めたっていいって 
ヲタでしあわせ 二次元に生きるわ@コスって!オーマイハニー」 
この負けの容認観が素晴らしいよね。
実際、現実には家庭を抱えていて、負けるわけにはいかないんです。
それは分っている。
だからこそその時だけでも負けを容認してもらえるのが安心出来る。
どう考えたって、「24時間仕事バカ」なんて言ってならないっての。
こういう事言うヤツは、本当に働いたことあるのかな、って思いますね。
本物の快楽は趣味では得られない「無趣味のすすめ」なんて大きなお世話だってーの。
バカじゃなかろうか、って思いますね。

恋のミクル伝説も非凡です。
「素直に好きと言えないキミも」なんて始まる時は、歌い方はともかく歌詞はまともかと思うのですが、二番でいきなり
「出世の遅いアナタのパパも 元気を出して」と落とし、
「未来にもあるのかな 勇気と希望」
と来る。それで
「もしもなかったら少し困るな」と受ける。
この勇気と希望がなかったら「少し困る」の「少し」が天才の業。
困るにしろ「少し」と付ける奥ゆかしさは、長年に渡る日本人特有の心性、美学です。
さらに最後は「TOBで株を買占め」と締めますが、絶対に思いつかない歌詞です。とりあえず作詞した山本寛はスゲエってことです。

はあー、アニソンは良いわ。
私のように酒も煙草もクラブ活動もしないの方。
絶対にオススメします。
バカでイイんだって、いう許され感は、他では得られないものだよ。
今も「悠長戦隊」歌いながら書いてます。
まあこれからまだ仕事ですから。

ps
夏休みはメキシコの遺跡観に行こうと予約してあったんですが、ダメっぽいね。
今年は何処に行こうか・・・?

「荒れ果てたこの世界 守るためチェンジだ・・・参上、参上、ボクたち参上」っと


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April 27, 2009

ミスト  @ホラー映画は最高の楽しみと実感させてくれる傑作

S・キング畢生の傑作、「霧」の映画化作品です。
この原作、大好きだったので楽しみでした。

脅かし方はキング流のB級テイストなんですが、そこは20世紀を代表する大作家ですから、いつのまにか作品も黙示録の気配を濃厚に纏う恐怖譚になるんですよね。

映画は凝っていて、冒頭、一家が一幅の絵になるようなシーンから始まります。
それから私がホラー映画で一番好きな時間帯である、まだ「恐ろしい事が起る前」の描き方が巧い。
これから「怖い事」が起こるのを知っているのは観客だけ。
登場人物たちは知らない。
ではその恐ろしいことをどうほのめかしてくれるのか?と期待が膨らむんですが、その描き方、この映画、成功しています。

雷雨に合い、買い物に行くと、電力会社のクルマが続々とやってくる・・・ここまでが「日常」。
その「日常」は続いて走ってくる軍の大量車両によって揺らぎ始めます。
なんだか軍用車両がみな異様に急いでいる・・・数も多い・・・何故?と感じ始める。
スーパーに入ると突然、サイレンが鳴り響き・・・消防車とパトカーが飛ばして来て、血塗れの男が走ってくる・・
この日常の壊し方、goodです。

それから映画は、登場人物たちの会話の間は音楽が止められ静寂の中で交わされます。そしてシーンの切り替えはフェードアウトが多様され、ホラー映画というよりちょっと文学映画めいた雰囲気を高めながら進行します。
クリーチャーも怖いけど、人間はもっと怖い、という定番の使い方も巧み。

ラスト、楽しみは地響きを立てる「ナニカ」の描かれ方でした。
スルーされていたら哀しいと思っていたら見事な映像化。
このシーン、小説、読んだ時も鮮明なイメージとして残っているんです。

でも小説から変えられたラストは?
あの小説はあのラストが余韻だったのに!
でもキング自身もこのラスト、気に入っているとか・・・
うーーん、衰えたかキング?
ここだけ少し疑問符ですが、それは小説と比べてってことで、映画自体の評価を暴落させるほどではない。
昨日の夜中に観ていたのですが、いやー、ホラー映画って本当にオモシロイですね。
良質のホラーを見る楽しみは人生の最大の幸福の一つ、と実感出来る作品であります。

ps
キングはB級テイストのガジェットを多用しますが、この子供染みたB級の味は、アメリカそのものが持っているモノなのかもね。

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April 25, 2009

【毒入り】芥川龍之介全集6【キケン】

何故か、今どき、この年になって芥川龍之介です。
読んだのは全集の6巻目で、最後の作品集。
遺稿となった「歯車」と「或阿呆の一生」などが中心の作品集です。

全編、大したストーリーもない短編中心に27編。
500p弱ですが、一気に読み通してしまったのは、ひとえに文章の力です。
伊達に後年、最も権威ある賞として「芥川」を名乗ってないのが分ります。

でも不思議・・・三島や川端・・・読んでるだけで華麗にして豊穣。
三島なんて絵でいうと狩野派の金色の輝きだし、川端は怜悧なる墨絵の世界?
漱石は底知れぬ教養・・・
そういう観点からいうと芥川の文章は驚きに乏しい・・・色彩もない・・・大自在の境地って感じでもない。
あるのは、神経症の細かい襞の震えの作る陰鬱な影・・・
でも読ませる。
そしてともかく危険な作家だ。
特にこの作品集は、自殺直前の作品などが多いせいか、読んでいると「毒入り危険」を感じせ、あらゆる作家の中でもなんとなく死にたくさせる力は随一なのではあるまいか?

「歯車」はやはり圧巻で、「レイン・コウトの男」なんてともかく怖い。
下手なホラーなんて問題にならない。
特にラストの一文はなんなんでしょうか?
狂気との瀬戸際に書かれた文章は凄み充分。

芥川は一見読みやすい短編が多く、童話も多いので中学位で読む方多いと思いますが、やはり本領は年行かないと分らないんじゃないかな?

世間では、文学は若い頃のモノ。
年とったらダメ、なんて言っているのは単に知的に怠惰なだけです。
読みましょう。
安い趣味だし楽しいですよ、文学は。


ps
「ぼんやりとした不安」を感じて自死しましたが、この不安を後の「世界的な悲劇への予感」、とする解説が多いですが、もっと普遍的なものじゃないかな?
予見力とするより、この不安、人の精神の本質的なものと思うのだけれど如何?

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April 24, 2009

CCさくら@Catch You Catch Meで歌うトレードの替え歌を作りました

今晩は。
今日の日経先物、25MAでの買い、指値10円惜しんで入れませんでした。
という訳で、今見ているCCさくら一期のOP曲、Catch You Catch Meの替え歌で、トレードの歌を作りました。
上のユーチューブのリンクをクリックして一緒に歌ってね。
コッチのブログだとユーチューブが別ウインドウで開けないので、もう一つの「雨の日の日曜日は」で聞きながらお願いします。

「儲けたいな、損したくないな、切ないな この気持ち
買いたいの、売りたいの、チャンス、逃してばかり
だって だって 建玉 広げて一人
上げをマラソン、下げをユニゾンしたい

はらキャッチトレンド、キャッチトレンド、待って
押し目を買って、吹き値を売って
そうナイスエントリー グッドイグジットきっと
私の想い市場のハートに飛んで飛んで飛んでゆけ
ま、よ、わ、な、い」

一番だけです。
キモくてスミマセン。
まあ今日、儲けそこなったってことでお許しを。

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April 23, 2009

ウルトラ・ビートダウン ドラゴンフォース@ロックの可能性は速さとメロディに

すっかり聴きまくりのインヒューマン・ランペイジに続くドラフォの四作目のアルバムです。
スピード追求だけでなく、幅広い音楽性を追及し、新たな地平を開いたとのことですが、なるほど、スピードスピード一辺倒の創りでなくなっていて幅広い音楽性は完成度も高いと思うのですが、スピード中毒の私にはそれが却って物足りない。

もうスピード中毒なんだから徹底してやってくれ、という思いは5曲目の独奏で流れるギターのリフで満たされます。
カッコイイわ。
浸っていると全身で痺れる感じは、芸術表現でもディオニソス的である音楽でしか味わえないもの。

ロック、若い頃は一辺倒だったんですが、すっかり聴かなくなっていた。
だってビートルズから始まったロックの高度化は、概念、演奏技術ともに一連のプログレ系とハード方面はツェッペリンで頂点を迎え、パンクで終わった。
後は伝統芸化しての拡大再生産のみだと思ったんだけど、まだまだこのスピードメタルの方向にはある。

一時はアニソンとクラシックばかり、この前まではプッチーニとすっかり終わったと思ったロックをまた毎日聴く日々が来るとは思わなかった。

良いですよ、ドラフォ。
すっかり中毒。
速く、速く、もっと速く。
もっともっとメロディアスに甘く。
どこまでも甘く、速い曲だらけの次のアルバムに今はともかく期待します。
スピードと旋律の融合の彼方にロックの可能性はまだあるよ。
さっそく360スパイダーに落としますよ。

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April 22, 2009

地を這う魚 吾妻ひでお

副題どおり全編マンガで描かれた吾妻ひでおさんの青春日記です。
ベースは漫画家を目指していた頃のリアルな話なんですが、絵の中では巨大な魚が空を飛び、イカがギャグについて聞いてきます。
暗黒と狂気の不安を滲ませる描写の中を、若き日の吾妻さんはひょうひょうと生きて生きます。

漫画家を目指しながら工場勤めをし、アシスタントに募集し、同じく上京してきた仲間達と夢を語る日々。
貧乏でも若くて夢を追えるような生活は羨ましいな、と思う反面、現実は大変そうです。
夢を追って大変な生活に挑むか、安全パイを拾って楽に行くか・・・
誰しも迷うことであり、それは将来が見通せれば楽な選択なんですが、現実には一生を賭けるギャンブルです。
でもそんな時期に本当に踏み込めるのも才能のうちなんだろうね。
たとえ将来鬱になって失踪することになってもさ。
こうして復活も出来る。
山あり谷ありだけど、安全と思って選んだ道だってかなりのデコボコはあるものね。

これでもう漫画家としてもまた描けることが分ったので、また「うつうつひでお日記」みたいのを読みたいですね。
あの本好きなんですよ。

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April 21, 2009

K―1MAX 4/21【オタクノ】長島☆自演乙【タメニモ】@楽しみだったよ

ボクシングと総格のファン歴は長いのですが、アニメキャラ萌え歴はまだ浅いです。それでもK1にコスプレファイターが出てくるとは思わなかった。
時代の流れは速いです(笑

そういうわけで長島サポートですが、前回の試合は期待以上だったのは認めるものの、世界レベルはキツイと思っていました。
ともかくポイントはディフェンスでしょう。
格闘技に限らず、野球だってサッカーだってあらゆる競技、というか人生ですら
防御はいるでしょ。
あのタイソンだって、暴走列車みたいな高速コンビーネーションを打った後は、パッ、パッってオンガードに戻ったでしょ。
頼むからガードして。
自分の為にも世界に萌えを広めるためにもと思っていました。

試合が開始されるとガードは上がっていましたが、それ以前にパンチのスピードから違っていました。
しょうがないよ・・・
通っていた、というにはオコガマシイレベルでしたが私もジム通っていました。
スゴイんだよね。
名もない人でも本気でやっている人はさ・・・
それが世界のトップを獲ったクラウス相手なんだからさ。

まあ良かったんじゃないでしょうか。
ともかく昨日から長島だけが楽しみだったもんね。
登場シーンも良かった。
これからもやって欲しいけど、当面日本限定で。
それから本業レイヤーなんて言わずにしっかり練習して欲しい。
また世界に戻ってくれることを期待しています。

とりあえずお疲れ、長島☆乙
また見たいです。

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April 20, 2009

涼宮ハルヒの溜息&退屈  谷川流 /シリーズ2番目、3番目!むしろ読んでから観ろ!

アニメでの「涼宮ハルヒ」シリーズは、予告の順番がメチャクチャで分りにくかったですか?放送が終わった後でPCダウンロードで見たので事情が良く分らないのですが、原作となったこのライト・ノベルシリーズもナンバーがないので順序が分り難いですね。
「溜息」はその2番目で、アニメでは映画の回に辺ります。
「退屈」は3番目で、虫と戦う回と孤島での殺人事件の回になります。

「溜息」の方は、読むとアニメで、?と思った、突然しゃべる猫とか、撮影中に長門がみくるに飛び掛かる理由などが明らかになります。
そしてアニメでは描かれなかった大変な内情も!
このアイデア、よくあるネタだ、と決め付けるのは簡単ですが、ネタが登場人物のキャラクターを良く広げていて生きています。
中々の手際だと思いました。

特にアニメで何気なく使われていたセリフに、大きな意味を持たされたラストはお見事!
これは読まないとアニメの方も分らないでしょう。
確かに文章は簡単でライトノベルそのものですが、売れるだけの仕掛けはしてあると思いました。

ミステリとして「退屈」の方も見事な出来です。
アニメだと事情は分っても、尺が短いのでアイデアの凄さを理解し難かったと思います。
これだけ書けていれば最初にアニメでなくコッチを読んだほうがイイでしょう。

最初にアニメだと、ストーリーの凝り具合が未消化のまま、先を知ってしまうのが残念です。
最初に小説でストーリーの構造に驚き、次にアニメで絵に萌える。
これが正しい鑑賞法でしょうね。

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April 19, 2009

Beautiful Sundayに360スパイダーを洗う

いい天気です。
生きていることを感謝したくなるような青空と薫風

今日は車を洗いました。
洗車は苦手。というか嫌いなんですが、フェラーリは別。
S2000は機械洗車だった。オープンなんで少し迷ったけど、手軽さには逆らえん。
マセラティ・スパイダーは、手洗いでやってもらっていた。
360はさすがに自分でやっている。
以前の328も自分でやっていたから結局、自分で洗うのはフェラーリだけだ。
綺麗になるとやっぱり惚れ惚れ。
ガラスコートしてあし、雨の日乗らないんであんまり汚れないって自分に言い訳しているんだけど、やっぱり汚れるね。
洗ったら飛び石と思われる微細な傷発見。
塗装も弱いのか、このクルマ・・・分厚く塗っておけよ、と思う。
ついでにガレージの掃除もした。
1年もやらないと、庭のもみじの葉とか入ってる←当たり前か。

家事一切やらない私にこんな掃除をやらせるフェラーリは凄い。
それから電動門扉のレールの上も箒で綺麗にする。
最近、少し滑る感じがあったからね。

どこかに行きたかったんですが、ドライブはしません。
昨日の夜、久々に走ったんですが、高速混んでますね。
上りは流れに乗って走るしかなかった。
下りは空いていたので飛ばしましたが、夜はスピード感なくて気がつくと随分出ている。
暗くて抜いていくクルマが覆面かどうか分らないのが困る。
万一でも捕まるとエライことになるのでやっぱり夜のドライブはダメね。
今日はもっと混んでいると思うので出かけませんでした。

でも身体を動かすと気持ち良い。
やっぱり人間って動物。動く者だよね。
本ばっかり読んでいると鬱になるもんな。
汗をかいたのでシャワーを浴びて昼寝。
芥川の小説の中に骨董品に囲まれてする生活云々、て書いてあるけど骨董品、興味ないからフェラーリかな。

ブレーキが鳴くんだよなあ。
センサーライト点いてないんだけど、パット交換したほうが良いのだろうか?
それならタイミングベルトも一緒にやろうかと考える。
次期FX、430にするか450まで待つかだよなあ。
430に行くならやる必要ないんだけど、450待つとなるとやっておいた方が良いだろう・・・まあ後1年は乗ろう・・・その頃には450の詳細、もっとはっきりするだろうし。
これから運動します。
でも左脇腹が痛いんで、ウエイトはやらずバイクだけにする。

花粉、まだ飛んでいるね。
川村美術館のシーグラム・ロスコ展、行きたいんだよなあ。

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April 18, 2009

大人のための数学➂ 集合論@「無限」という神殿に住まう「神」への手探り

オカシナ宗教にハマッテいると思われると心外なのだが、「神」は数の神秘の中にいるのではないか、と思っている。

0.1と0.11
とても小さな数ですが、紙に書いてみるとその間には無限が生じるんですよね。
0.1000・・・・∞・・1から0.109999・・・∞まで、小数点以下をどこまでも続けていけば限りがない。
全人類が総力を挙げてその全ての数を書き記そうとしても不可能。
たったの0.01の隙間なのにね。

無限、というと大きな物、ひたすらに長い時間、という天文学的なスケールについて考えがちだけど、もう宇宙の大きさ、おおむね判明しているでしょ。

今の処、137億光年ですか?・・・まだまだ観測結果、ブレると思うけど、宇宙の大きさ、少なくても無限じゃないことは確かなよう。
でもとても小さな数字の間には無限がある。
それに気づいた時、なんだか人が覗いてはいけない深淵を覗いたような気になってすごく怖い反面とても惹かれた。

俺の場合、怖い対象と惹かれる対象って案外近いんだよね。
「美」と「恐怖」も近い感じがする。
ホントに美しいモノって、どこか怖れを抱かせる。

人がこれからどれほど科学を進歩させるか分らないけど、「本当の無限」を曖昧な概念としてでなく、その実態を握り締めることだけは、絶対に出来ないんじゃないか、って思っている。

だから「真の無限」だけは神のモノ。
人類は宇宙の果てに行くことも、生命を自由に操ることも出来るようになるかもしれないけど、「無限」だけは心底理解することは出来ないんじゃないかな。

「集合論」はその無限を把握するためにゲオルグ・カントールという一人の天才が作り出した、いわば神の属性への手掛かり。

この本はそんな集合論の基礎が非常に分りやすく書いてあります。

それにしてもよくまあこんなこと考えだしたよ、ゲオルグ・カントール。
読めが読むほど感心しきり。

対角線論法が始めて腑に落ちた。
選択公理と連続体仮説も分るかもしれない@素人レベルでだけど。

ああ、感動。
俺に選択公理が分る日は来るのだろうか?
ざっと読んだけど、まだまだワカラン・・・


ps
といいつつ今日も仕事をして、昼休みに「しゅごキャラ」を録画で見て、「なかよし」五月号が欲しくなっているんだけどさ。
あむちゃんのハンディタオルが欲しいんだよな。

しかし土曜の夜だってのに
「カントールの集合論では、無限は静的なひろがりを示すのでなく、無限自身がその中に生成原理を内包し、新しい無限を次々に生んでいく、動的な姿を示すのである」なんての読んで感動しているのって暗いかな・・・

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April 17, 2009

芥川全集、集合論、CCさくらと米経済統計を見ている@21世紀の奇妙な一夜

21世紀も10年近くたてばクルマは空を飛んでいて、ロボットが家にいて、宇宙旅行も可能かと思っていたんだけど・・・

昨日は疲れて仕事から帰って来てから夕食。
食事後はいつものソファでうたた寝。
うたた寝のお供は芥川全集の第6巻で、まさかこの年になって自分が芥川再読するとは思わなかったけど読んでいるんです。
それからなんとか起き上がると2階に上がりテレビの前のPCオン。
読了したキンセラの本の記事を書いてブログに上げ、寝室のPCの前に移りデーター入力とかメール読み。
アメリカの新規失業保険申請数と住宅販売の数字が流れているけど疲れているんでスルー。テクニカルの注文は出してあるし、ポジションにはOCOが掛かっているから考える必要なし。
それからエクセルに関数入れていたんだけど、変な数字が帰ってくる。
もう疲れて頭回らないので終了。

入浴することにする。
風呂に入るお供は「大人のための数学 無限への飛翔 集合論」
高校時代だっけ? 集合論習った時は、もう二度と勉強することもあるまい、と思ったのに、まさかオッサンになって読んでいるとは思わなかったよ。

風呂から上がって居間で歯磨きしながら録画したCCさくらを観る。
今日は第三話「さくらのドキドキ初デート」
オモシロイ。
2回目だとなんとなく世界に入れるので楽しめる。
さくらは元気でイイな。

ヘラヘラ笑ってみていると、妻と娘が代わる代わる降りてきて軽蔑の眼差しを投げかける。
イイじゃないかよ!
疲れているんだから。

それにしてもヤバイ位オモシロイな。
寝るまでに2度見た。
それにしてもこんな21世紀の夜、絶対予想しなかったわ。
来週は「さくらのくたくた日曜日」だそうです。
私は明日も仕事でくたくたです。
という訳で寝ます。

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April 16, 2009

マイ・フィールド・オブ・ドリームス  WP・キンセラ@イチロー、ラブの野球讃歌

映画化もされた名作「フィールド・オブ・ドリームス」の作者、キンセラが、ひたすらイチローへの愛を語る1冊です。
正直、あのキンセラが、ここまでのイチローファンだとは知らなかったので驚きました。
キンセラの語るイチローの魅力の数々にみんな納得。
自国の選手なのにアメリカ人に教わるとは、少し情けないです。

でも正直、WBC前までイチローってそれほど好きな選手じゃなかった。
野球カテゴリーの記事から察してくださっているかもしれませんが、私は野球なら投手が好きなんです。
バッターならホームランバッターかな・・・エゴが強すぎる感じもしたしね。
だからそれほど魅力って分らなかった。

でも第1回WBCで見せた闘志から好きになって、今回のWBCでかなり好きになった。

胃潰瘍にまでなるとはね。
完璧超人だと思っていた人間が、人並みの弱さと格闘していたんだって知った時、人は感動するものです。

本来の野球とは何か?という持論を展開するくだりも読みどころ。
この辺を読むと、イチローがキンセラの考える理想の選手だったのが分ります。
なるほどね、とこっちも納得。
長年野球を愛し、運命と戦った作家ならでは記述は味わい深いです。


ps
夢に向かって努力している時でも、現実を見すえ、実現可能性をしっかりと客観的に分析できる自分を持っている。
そういう人間を「夢をみるプロ」という@キンセラ
うん、良い言葉ですね。

ps
イチロー、3085安打、オメデトウ!
良かった、本当に。
どうか今年も200本安打、行きますように!
ローズの記録、抜くの待っているぜ!

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サガン、バーグマン、本当のフェラーリ

突然、フランソワーズ・サガンの小説が読みたくなって本棚をさらったが、保存状態が悪かったせいか紙が変色してしまっている。
それなら新しいのを買おうとPCの電源を入れた処でサガンとフェラーリって何か因縁があったような記憶が過ぎった。
検索を掛けてみると、「悲しみよ こんにちは」で一躍時代の寵児となったサガンが夢だった「世界で一番速くてスタイリッシュなクルマ」としてフェラーリを買おうとしたところ、「貴女の腕で乗れる当社のクルマはない」、と断られていたことを知った。

今はサガンを知らない人もいると思うので書いておくが、彼女は若干18歳でコート・ダ・ジュールを舞台に、夏の光と少女の残酷さをテーマにした作品を発表。一躍世界的なベストセラーにしてジーン・セバーク主演で映画化。
彼女自身も天才美少女作家として、当時恐らく世界で最もクールなセレブだったはず。
普通の自動車会社なら、乗ってもらえるだけで最高のイメージ・キャストになる彼女が買いに来たら、無料で配りたくもなると思うのだけれど撥ね付ける。
この狂気ともいえる傲慢さがエンツオ・フェラーリという男なんだろうけど、そのほとんど同時期に375MMバーグマンモデル、というワンオフ(特別な一台製作車)を出している。

このクルマは名前の通り、イングリット・バーグマンに捧げられた一台で、車体の色は彼女の瞳(映画「カサブランカ」でボガートに乾杯された瞳)の色に合わせたシルバー。
それ以降フェラーリに塗られる銀色はグリジオ・イングリットと呼ばれているのだそうです。
この銀色をグリジオって言うの、何で?オカシナ名前だなあって思ってた(笑
知らないって恐ろしい。由緒あるものだったのですね。

その上、現在市販されている612スカリエッティというクルマは、この375MMへのオマージュとして造られているんだって。(これも知らなかった)
正直、612スカリエッティ、実際に見て、座ったこともあるんですが、こんなクルマどこで乗るんだろうということしか考えなかった。
ギンギンに走らせるには無駄にデカイとしか思えなかったし、優雅に行くならF1シフトは普通のトルコンATに劣るもんね。

あんなデカイのギクシャク走らせてどこへ行く・・・俺には全く思い浮かばんわ、と思ったけど、ヨーロッパのジェットセットみたいなオーナーは、モナコ辺りで612をスムーズに走らせているのかも。
隣りにバーグマンみたいな女性を乗せてヨット・ハーバーとかオテル・ドゥ・パリにお出かけしているのかもね。
勉強になりました。

でも一つはっきりしたのはエンツオに美少女趣味はないなってこと(笑
言わないでも分るかあ。
フェラーリはみんな妖艶な美女?
でもディノとか308は美少女系だったよね。
テスタロッサはグラマー美女だけど。
V8は今に至るも美少女系かな?
12気筒はみんな成熟大人の美女だよね。マラネロは微妙だけど(笑)
でも今のV8は少女って感じじゃない?
スパイダーはスレンダーで少し少女っぽいですか?

まあどっちでもイイケドさ。
終り。

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April 15, 2009

綾波レイの「にんにくラーメンチャーシュー抜き」を食べました

綾波レイの伝説の名セリフ「私、にんにくラーメンチャーシュー抜き」がカップラーメンとして商品化。
発売されると聞いて速攻、「あみあみ」に予約をかましましたのですが、パチンコの景品専用ということでキャンセルされてしまいました。

ガッカリしたものの、まあ発売されたらパチンコやらずとも玉交換で買うからイイやってことで待つこと数ヶ月。
先週巨大某店に行き買ってきました。
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値段はなんと一ケ300円!
先ほど試食しました・・・

元々にんにくラーメンは大好きで、食べに行っても、ニンニク用意されていれば入れますし、家で作ってもらう時でもだいたい炒めたモノを入れてもらいます。
にんにく自体が好きなんですよね。

食べてみた感想は・・・普通のカップラーメンです・・・やっぱり肉がないと寂しいというのが正直なとこ・・・
レイちゃんの残したチャーシュー、ってことで、「チャーシューあげるは」なんて印刷したのが別入りで二倍位入っていれば感慨もひとしおだったのではないかって思いますが・・・300円なんだからあんまりコスト削減しないように。

勢いで10個買ったんだけど、これなら3つ位で良かったかも・・・
まあオタクなら最低1つは食べておくもんだとは思います。

それにしても最近のパチンコ店ってスゴイのね。
店員さんは親切でビックリ。
店内の騒音が滝みたいのも驚いた。
来ている人については何も言わない・・・

ps
2ちゃんねるで、裏蓋にラーメンを食べている綾波を印刷しておけって案があり、圧倒的な支持を集めてましたが、実際はセリフだけです(笑

この変、もうちょっと親切にして売ってくれれば継続的に買うかも・・・過剰なコスト削減が全体の売り上げを狭めていると思うのですがどうでしょう。

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April 14, 2009

ふっと心がかるくなる禅の言葉    永井政之@八風吹くとも動ぜず、まさに木鶏の如し

良く知られた禅の言葉を2p見開きに1つづつ、右側に言葉、左側にその解説が書いてある本です。

私は漢詩の響きって好きなんです。
漢詩の生まれは中国ですが、それを日本語に置き換えた時の響きは、清澄な品格があり、耳に心地よい。
だから漱石やこの間の山田風太郎の日記など、漢文の素養のある文章にも参ってしまう。

禅語の良い処は、素晴らしい響きの言葉に深い知恵を含むことです。

私が懸念することの一つに、実は人間の知恵は以前より浅くなっているのではないか、と思うことです。
確かに昔の人は科学的知識に乏しかった。
情報量も少なかったでしょう。
数学的な情報解析能力だってなかったかもしれない。
でも人が生きる上での生きにくさ。
それを乗り越える知恵は今よりあったのではないか、と思うのです。

禅語は、長い間考え抜かれ、研ぎ澄まされたモノですから、もう内容は抜群に決まっているのです。
となるとその本を読むかどうかは、その書かれ方にあると思います。
この本は禅の思想の入り口、入門書でしょうが、文庫形式でコンパクトにまとまり、読み易さ、まとまり方は良く出来ていると思いました。
なんとはなしに清潔感を感じる編集も、傍に置いて何度となく再読していきたくなる感じです。

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April 12, 2009

美の歴史 ウンベルト・エーコ@優美から不安の美へ、マニエリズムとバロック

美とは均整と適切さから生まれ、諸部分の調和から生まれる優雅さにほかならない、という大原則は、ルネッサンス期に高度な完成を見たが、不安に美を見つける遠心力の萌芽もあった。
数学を中心とした科学の進歩は、予想以上に不安定な調和の発見にいたる。
理想都市、新しいアテネのイメージは、イタリア各都市の政治的経済的なほころびにより内側から蝕まれて行く。

マニエリスムの芸術家は、古典的な美の規範を無効にして空想の世界へと乗り出す。新プラトン主義による入念は計算よりS字状の流れるような形。

美から計測と秩序と比例という基準を奪い、主観的で不透明な判断を基準にしていく。典型がアルチンボルト。
その絵は古典主義のあらゆる体裁を剥ぎ取られ、驚愕と機知により表現されている。それは洗練され、教養があり、コスモポリタンである。
マニエリスムは、バロックのより庶民的で感情的なダイナミズムも拒否したが、その結果、ルネッサンスを凌駕し深化させたものになった。

心配、不安の源流には、コペルニクス革命がある。
宇宙の中心を失った人間には「ナルシスティックな傷」が生じ、ユートピア-静謐かつ調和の取れた世界に黄昏が訪れる。
すでに人間は宇宙の作り手でもなければ主人でもない。
知の進歩はそれを明らかにし、ケプラーは世界がより複雑な法則を要求していることを知らしめる。

その象徴が幾何学と憂鬱な人間が一つに組み合わされている「メランコリアⅠ@デューラー」である。(探求した結果、単純な世界観が無いことを知って憂鬱になった人間)

マニエリスムからバロックへの移行は、仰天させるもの、驚愕させるもの、一見不均衡なものへの探求である。

バロックは奇想:魂を驚愕させ、その魂に深く入り込む鋭さ
明察:覚醒した抜け目ない、創造的な魂
才知:凡人に見抜けない結びつきを見分ける能力
が必要とされる。(要はゴッチャゴチャに見える中での洞察力ですね)

バロックは、「善悪の彼岸の美」、醜を通しての美、偽を通しての真、死を通しての生といえる。
死のテーマはバロックに強迫観念的に存在し、結果、それは劇的緊張をはらむ美となる。

シェイクスピア「ロミオとジュリエット」
ジュリエット、花の顔に隠れた毒蛇の心。
麗しの暴君。
天使のような悪魔。
鳩の羽を付けた烏。
狼のように残忍な子羊。
地獄の聖者、造花の自然よ。

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図説 絶版自動車  下野康史@何故クルマ人気は下火になったのか?

3年前の自分にキャラ萌えになっていると言っても信じなかったでしょうが、若い頃の自分に、将来、オマエはクルマの雑誌を全く買わなくなっている、と言っても信じないでしょうね。
その位クルマのことばかり考えていた時期、あったんです。
でもクルマへの関心がすっかり薄れているのは私だけではない。
日本人みんなが関心を失いつつある。
何故でしょう?

この本は60年代から80年代のクルマ46台を、下野さんが一気乗りした試乗記です。
果たしてかつてのクルマの魅力は何だったのか、読んでみれば分るでしょうか?

出てくるクルマはトヨタ2000GTからスバル360まで。
読み進めるうちに、なんだか昔の思い出が蘇ります。
117クーペは品の良いお屋敷の前に停まっていたなあ、とか240Zには憧れたなあとかね。
当時は買えないクルマでも、主な物はゼロヨンからゼロヒャク、みんな暗記していたものね。
今では買ってしばらくしてから調べているんだから何という差。

結局、クルマ自体は今の方が遥かに良く出来てはいるんですよね。
でも人気はない・・・かつてエンスージャストと呼ばれる方々は、昔のクルマには鼓動があるとか言っていて、当時若かった私は年寄りの戯言と思っていたんですが、今にして思うとそんな側面もあるのかな、と考え直します。

でもスポーツカー好きの私がもし今、若かったらロードスターとか熱狂して買っていたと思うけど、あんまり売れてないんでしょ。
実際若い人と話をしていてもクルマへの関心低いです。
私の大学時代なんて、男は寄ると触るとクルマの話題だったけどね。
今はたまにクルマ好きって子がいても憧れはエルグランドです、なんて言う。
その好み。はっきり言って理解出来ない。

で、ここで発想を転換してみましょう。
クルマは工業製品であり、道具ですよね。
クルマの電化製品化と言いますが、設計、企画など生産過程は本質的に同じです。
でも月刊冷蔵庫、とかエアコン・グラフィックなんて雑誌はあった試しはない。

もしかしたらクルマにだけあった、というのがおかしいのかもしれない。
今が異常なんじゃなくて、昔が異常だった?
クルマはメカニズムとしてすっかり完成し、それ故に不出来な物を愛してしまう情念の対象にはならなくなった・・・?

でもここでフェラーリです。
昔のフェラーリ、雑誌はベタ褒めでしたが、実際乗ると大したことなかったです。(250GTOとかじゃなく80年代のヤツね)
それが今はすっかり良くなった。
エンジンは跳ね馬の名前に偽りなしのパワーを出し、サウンドもまさにミュージック。
ずっとイイです。
なんで良いのか、と言えばテクノロジーが進んだから。
それなら日本車に何故出来ないっていうと、実はやっている。
S2000とかMRSとかさ・・・一生懸命作っているけどイマイチ人気が盛り上がらない。
でもMRSなんてミッドシップでオープンになって、エンジン回ってって、これ昔出ていたら夢のクルマでしたよね。
でも売れない・・・
なんで売れない?

考えるにデザインじゃないの?ということが私の思いつくことです。
昔のフェアレディZはカッコ良かった。
なんだか夢があった。
生産終了してしまったMRSに、そこまでの幻想喚起力があったか、というと無かったと思う。

ベントレーというクルマがあります。
昔は死んだクルマでしたが、最近都内を走るベントレー、とても生き生きしています。
おおげさに言うとオーラがある。
何故?といえば、VWグループが製品をしっかり管理して、かつベントレーというみんな詳しくは知らないけど、なんとはなしの幻想喚起力を感じるから。

じゃその幻想喚起力の源は何か、というとやっぱりスタイル。
デザインだと思うのです。
日本車の今後は夢を感じさせるデザインにあり、と思うのですが、どうでしょう?
CRXとか初代シティとか見ていて、そんなことを思った一冊でした。

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April 11, 2009

今日の日経新聞に感じたこと@日経でOKでもないのかね

今日の日経で一番印象的だった記事は、市況面の日経225のPER
なんと177倍。
今さらパーだの25MA乖離だのって話しもないだろうというご意見もあるでしょうが、PER177倍ってのは世紀末的(過ぎたけど)というか天文学的というか、黙示録的というかさすがに今回の不況ナメんなの迫力の一端が伝わる1行でした。

もう一つ印象的だったのは、IT社長をずらっと揃えて新聞讃歌、
ぶっちゃけ新聞読んでね、という特集記事が4p。
朝日だの毎日と違って日経は勝ち組なんじゃないの?と思っていたんですが、こんな特集組むとこみると内部には危機感はあるんでしょうか?
言われてみれば、私ブログで「日経、日経金融、ヴェリタス」から記事にしたことっていうカテゴリー書いていたんですが、調べたら07年の10月からご無沙汰でした。
日経、朝刊はモチロン夕刊にヴェリタスも読んでいるんですが、いつの間にか自分の投機の判断はもうネット配信される統計データーでやっているんですよね。
あの記事は自分の考えまとめる意味でやっていたんですが、すでに日経からは離れてしまっている。
だって間に合わないでしょ。
ダイレクトレスポンスが必要だもんね。
以前は日経様がなくなったらどうやって投資判断の資料揃えれば良いの?という依存がありましたが、今は違ってきた。

でもだから読んでね、と言われても新聞読んだ人が全員IT社長になれる訳でなし←幼稚な言いがかりですが、天下の日経に原稿依頼されれば会社の経営者たるもの褒めずいられないでしょう、というのも子供にも分る常識。
そうなると問題は内容なんですが、頼まれなくてもオモシロれば読むよね、
例えばこの藤戸レポート
週1だから速報性なんて皆無だし、この人の見通しがいつも当っている訳でもない。
でも記事の内容は(個人的には)深いし視野も広く感じる。
だから必ず印刷して繰り返し読む。
別に三菱UFJ証券の宣伝じゃないですよ。
なんだか酷い顧客情報漏えい事件もあったようですし。

まあ紙は非常に優れた情報媒体である、という意見だけは大いに賛成。
正直PC画面より紙が好きな私です。
だからこそ通り一遍の記事は書かないでもらいたものです。

頼まれなくても読みますよ。
むしろ頼むから読ませて下さい、というような記事を書いてください。
そんなもんでしょ。
あるべき姿は。

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April 10, 2009

FCバルセロナという美しい生き物08/09チャンピンズ・リーグQuarter final

雨のカンプ・ノウで行われたCL,対バイエルン・ミュンヘン戦。
なんとか互角に見えたのは試合開始後の数分間だけでした。
互いのメンバーがフィールドに散って各々足場を固めるとすぐに一方的な展開。
バルセロナは圧倒的にボールを支配し、バイエルンにまったくゲームをさせません。
メッシ、エトー、イニエスタ、アンリ、シャビにダイウアウベスとベスト・メンバーを揃えたバルセロナはやりたい放題。
バイエルンのペナルティエリア前はほとんどバルセロナ劇場です。
5分にシャビからアンリにパスが通りゴールを脅かすと、7分にはエトーからイニエスタ、アンリからまたイニエスタにパスが返り、エトーからメッシで先制点。
ゴール前の大混雑の中でパスが通りまくり、ドリブルをするとバイエルンのDF陣はほとんど獲れない触れない。
ドイツ屈指の強豪が、ただ見ているだけの二部チームになってしまうのが今年のバルセロナ。
12分にはシャビが右サイドを突破するとメッシ、エトーで2点目。
3点目はアンリが左を突破、速いシュートのようなセンタリングをメッシが瞬間的に合わせる。
4点目はアンリ、エトーと絡んで囲まれた中をヒールで流すとアンリが得点。

バルセロナの攻撃陣は一人でバイエルンのDFを2人3人当たり前に引き付けていつの間にかフィニッシャーをフリーにする。

全員が全ての個人技、パスの精度、速度、瞬間停止させるトラップ、ドリブルで卓越しているのは勿論、それがコンビネーションされると、今まで見たこともないようなサッカーになる素晴らしさ。
それはフィールドに生まれた一個の大きな美しい生き物のようだ。

この記事書いてからずっとバルセロナ見てるんですが、リーガだけでなくCLという大舞台のQFでもこのパフォーマンスをやらかすから驚く。

ずっと美しいサッカーはブラジル代表しか出来ないって思っていたんだけど、違った。
今年のCL,まだまだ行方は分らないけど、今まで見た一番美しいチームは今年のバルセロナだ。
それだけは断言出来る。
でも日本には来ないんだよねえ・・・今はそれだけが残念だわ。
来たら絶対行くのにな。

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カードキャプターさくら、再放送始まる@BShi 自分でもどうかと思うんだけど

まあ今週すでに2回目だったんで、大分情報としては遅いんですけど、「大きなお友達」は色々仕事を抱えていて大変だってことでご勘弁を。

それにしてもこの番組、娘が昔観ていたんだよね。
まさかその後、自分が録画して見ることになるとは夢にも思わなかったよ。

さっき録画を見終わったんですが、OPは可愛いよね
桜の花びらが散り落ちると、赤い靴を履いたさくらがつま先立ちで降りてきて、背中に羽が生えて、トントンと二度ステップ、カードから顔を出す。
音楽は歌詞も頭韻を踏んでいてイイ感じ。
本編の方は、さすがに付いて行きにくい・・・当たり前か・・・まだどういう話なのか分らないってのもあるんだけど、基本、こんなの観ていて良いのだろうか?という自責の念というか複雑な気持ちが拭い難いんだよ。
でも観ますよ。
飽きるまでは。

歯を磨きながら観ていたら丁度娘が降りてきて
「あ。これCCさくら?」
「オマエこれ観てたよな、どこが良かったの」
「まあ癒されるっていうか、映像が綺麗だよね」
というご意見でした。

これで今、私が観ているテレビは「しゅごキャラ!」と「CCさくら」と「刑事コロンボ」です。
後はWOWOWで映画の録画ね。
今晩はチャンピオンズ・リーグも録ります。

しかし3年前の自分に、オマエは3年後、「CCさくら」を録画して見るようになっているよ、って言っても絶対に信じないだろうな。
すべてはあの夏に見た綾波レイから始まったのだ・・・
恐るべしは綾波レイ・・・まさに魔性だ。

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April 08, 2009

中国の植物学者の娘たち  @中国人はヤバイ

湖の中の小さな孤島に住む植物学者と孤独な娘の元に、研修生として一人の女性がやってきます。
二人の娘たちは、はからずも愛し合うのですが、その残酷な結末は・・・という話。
なかなかの悲恋物語だと思いました。

禁断の愛を耽美的な色調で撮った作品ですが、艶めくエロスと透明感溢れる叙情的な風景など、長く心に残る美しさは本物です。

特に植物学者の娘の方、リー・シャオランの艶かしい所作、表情は絶品で、惹き込まれます。
華奢な手足をたゆたゆように動かし、長い指が透明な水面を探るように滑る時の魅惑は抜群。

音楽を担当したエリック・レヴィも素晴らしい仕事振り。
オーケストラと中国楽器で奏でられる旋律は美しく、様様な植物が生い茂る庭園は、豊かな生命と、命の持つ制御不能な快楽と欲望を暗喩します。
赤い堤燈が映える小さな橋は、危うい愛を繋ぐ禁断の希望の象徴のよう。

ラスト、過酷な運命を受け入れて、なお後悔のないような二人の姿は、エロスと限りなく融合したタナトスの毒を飲み干した人間が行き着く彼岸なのか。

政治的な色合いでは日本を敵視する中国を好きにはなれませんが、私はアートや文学、映画、スポーツ、音楽などで美しい物を造る人のことは文句なく好きになるので、この調子で作られるとヤバイですね。
特に中国人女優は好みかも・・・妖しいよね。限りなく。
薄皮一枚下に死を秘めるようなエロティシズムは、古代から傾国の美女伝説のある国ならではなんでしょう。
こういう女優像って、他国には中々ないものだと思うのだけれど、如何?

すべてを投げ打って、危険な、つかの間のエロスに殺到する生き様は、ちょっとイタリアの美学に通低しています?
洋の東西を見渡すと、どこかカラヴァッジオの絵画とか、全開で飛ばす時のフェラーリを思わせるんだよね。

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April 07, 2009

モーテル@ホラー・マニアのツボを突いている佳品、オススメ!

聞いたことのない製作者でしたし、地味な話に思えたのでどうかな?と思ったのですが、私の人生信条の一つに、「未見のホラー映画は必ず録画する」ということがあるので(←何のコッチャ)、録っておき日曜の夜に鑑賞しました。

映画はニューシネマっぽい、なんとなく懐かしさを感じさせるオープニングロールから始まり、すぐ夜の闇の中を疾走するクルマのテールライトのシーンになります。周囲は無人のよう。それを裏付けるように映画はすぐ俯瞰されたショットに変わると、クルマは山間の道を一台だけで走っているのが明らかにされます。
ライトに浮き上がるドライバーの気だるげな顔。
隣りには眠っている女性・・・ホラー映画のマニアなら、思わずブラボーと呟かずにはいられない、この定番感! 
ホラー・オタクの心情を理解した素晴らしい導入部だ、やっぱホラーはこうだよね。
後はどんな話しにしてくれるか、ということでしたが、オモシロかったです。

まず怖がらせ方が巧い!
ポイントの一つが音で攻めて来る処で、それがツボです。
怖い物の正体は、なるべく見せない、長く引っ張るのがコツなんですね。
その間観客の想像力は刺激され恐怖は増大します。

そして怖い内容が理解されるとまた怖い。
スナッフ・ビデオネタなんですが、ここにたどり着き、それが理解されるまでの、いわゆる「注文の多い料理店」への繋ぎ方が非常にスムーズです。
CGもなければ、特に捻りもないストレートな進行なんですが、ともかくこの映画、一見簡単でも実際は難しい難所を非常にスムーズに、緊迫感を伴って捌いています。
だから観ている間中怖い。
かなりホラーは見慣れている私ですが、リアリティがあり怖かったです。

それから主人公がバカでないとこもイイ。
ホラー映画を壊す要因の一つが、バカな被害者です。
なんでこうなっているのに、こう動くかな、と観客に思わせたらダメですが、この映画の二人は健闘しています。
だから主人公の気持ちと一緒になれて恐怖を感じられるわけです。

非常に楽しい時間が過ごせて満足しました。
ホラー映画の新旧要素を巧く融合した中々の佳品だと思います。

いやー、ホラー映画ってホントウにイイですね。
アメリカの生んだ最高の娯楽の一つです。

ps
夜の闇という我々が何百万年も恐れていた時間と空間。
本来なら放逐すべき物なのに、クルマという文明の利器が、より深い闇の中に走りこませるのだから皮肉です。
でもそんなアイロニーを描くから映画なんですね。

ps
ニューシネマっぽいのは「悪魔のいけにえ」路線だったからでしょう。
オマージュを意識したものだと思います。

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April 06, 2009

【確かに】桜井“マッハ”速人【喧嘩、強っ】! vs青木真也

世界の強豪相手に快進撃を繰り広げる青木真也が、1階級上の桜井に挑戦する1戦。
正直、展開の読めない試合でした。
打撃の打ちあいなら桜井でしょうが、青木はアルバレスやカルバンに勝って名を挙げた。ストライカーをあしらって墓場に持って行ったから今があるわけです。

一方、桜井は柴田との戦いで格の違いを見せましたが、最近の印象では青木の勢いを買いたい。ヒョードル様も青木のことは評価しているしね。

そんな思いで見始めましたが、試合前に二人が向き合うと青木の方が背が高い。
これなら青木、階級と世代交代を加速させるのかな、と思えばこそ、桜井、いきなりなぎ倒すような右フック一閃。
殺気十分のスイングでしたが、青木は俊速のダックで掻い潜るとタックルしてテイクダウン。

青木、素晴らしいキレで、これは青木の一方的展開かと思ったら、驚きの結末が待っていた。
倒されたはずの桜井は、左側から強引に起き上がると右手で青木の頭部を押さえつけ右膝を4連打。
それが全部ストライクで青木の顔面に入る。
呵責のない攻撃で抵抗が弱まったと見るや、残酷なほどのパウンドを連発。
実に27秒のKO劇でした。

桜井、強い。
試合前の映像で、「青木は喧嘩が弱そうだ」なんて言っているのを聞いた時は、格闘技と喧嘩、違いますから、ちょっとズレてんじゃないの、と思ったんですが、KOに持っていった膝とパウンドの連打は、確かにスポーツという範疇をどこかで踏み越えているような迫力。

参りました、桜井さん。
確かに喧嘩強いわ。
記事書きながら、CCさくらの映像をユーチューブで見ているオタクには、想像出来ないほどの苛烈さ。
総格の怖さ、久々に見た感じ。
こういう相手とは喧嘩、間違ってもやりたくないものです、なんて感慨を抱かせる圧勝、というか少し青木は心を折られたと思うんだが・・・桜井さんに今後はもう少し骨のある相手をプリーズ!

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April 05, 2009

戦中派虫けら日記  山田風太郎@戦時記録文学の金字塔であり、一人の若い魂の記録として抜群の1冊

大学へ入学する為上京してきた若き日の山田風太郎が、戦時下の東京で、如何に考え生活したかが綴られた日記です。

発表される予定もなかった20歳の若者の日記なので、読む前はどうかな?と思ったのですが、驚くほど達者な文章で非常に面白かったです。
また私は個人的に、第二次大戦中、普通の人々が何を思い、願い、悩み、暮らしていか、ということが知りたかったので、その点でも満足出来ました。
後の歴史観から、色分け、色付けされていない本音が知りたかったのです。
本当のとこ、普通の人はどう思って暮らしていたのか?
それを出来れば好ましい人柄と知性を持った観点から語って欲しかった。

若き日の山田風太郎は、愛国心を持ち、ひたすら日本の奮戦勝利を願いながらも、日々乏しくなっていく食料、日用品に困り果て悪戦苦闘する毎日です。
雑炊1杯食べるだけに何時間も並ぶ行列に、ふとよぎる疑問と感慨。
不甲斐無い自分への苛立ちや純粋であろうとする余りの苦悶など、中々共感できました。

また後に大作家となる萌芽も充分に伺えます。
日本の先行きに対する先見の明は、まるでタイムマシーンを持っているかのよう。
毎日毎日、多大な読書をしていますが、泉鏡花の小説を、「指が6本ある女のようだ」と言い切る鋭さ。
泉鏡花の小説をこれ以上簡単に言い切った言葉ってあったっけ?

何気ない風景描写も非常に巧みで、読むだけで当時の空を見ている気分にさせられます。
何かというと、自分を凡人凡人と評してますが、なんのなんの。
すでに完全なる天才の1作品。
才能ってのは恐ろしいね。
こうして意識しないでも出てしまう。

大した若者がいたってことを知る意味でも。
また素直な気持ちで活写された戦時下の若者像を知る意味でも読んでおいて良い1冊だと思います。

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April 04, 2009

X JAPANライブin香港@中国人に日本語で歌わせる力に脱帽

音楽は中学に入る頃から、クリムゾン、ピンク・フロイド、イエス、EL&Pなどブリティッシュ・プログレッシブと、ツェッペリンなどハード、へヴィメタ系が好きだったんで、今さら日本のロックはね・・・
ヴィジュアル系って言ってもTREXやデヴィッド・ボウイで散々見たので二番煎じの感は免れ得ない。
私はアートも好きなんで、アート好きって常に新たな表現を切り開いた人にしか敬意を抱かない悪癖があるんですよ。

だからX JAPAN、スルーしてたんですが、香港公演、凄かったです。
観客は中国人でしょ。
それがみんな日本語で歌える・・・(驚!
まさしく音楽は国境も言語をも越える、を地で行く偉業。
コンサートの熱狂度合いは半端じゃなくて、その魅力は文句なく本物です。

ビジュアル面も筋肉のバルク、カットとも充分なYOSHIKIがクリスタルのようなピアノとドラムを叩く姿は圧巻。
カリスマ性は抜群です。
TOSHIのヴォーカルも度肝抜かれた。
無尽蔵の声量と高音でのパワーは、世界的なレベルでも圧倒的だと思います

漏れ聞こえるところによると、中心メンバーの素行、かなり危ういとこもあるようですが、カリスマバンドはこの位の清濁併せ持たないとダメってことで。
一番の問題は音楽なんだからさ。

とりあえずブリティッシュ・ハードを聴いていた私のようなオジサンたち。
食い物は日本、ロックは英国という偏見を捨てて一度、観て見てクダサイ。
案外気に入るかもしれませんよ。
少なくてもライブは私、楽しめました。


ps
夭折されたHIDEさんも今見ると色気タップリで、惜しかったですね。
お亡くなりになった時はまだ関心がなかったもので、残念でした。
偏見はチャンスを逃しますね。

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April 03, 2009

東京ガールズコレクション@また一つ生まれた日本のソフトパワー

最近でこそ、格差社会の論議が盛んですが、本来、日本は階級レスの社会でした。
その象徴として、普通のOLさんがルイ・ヴィトンを持つ。
普通の男性がフェラーリに乗る。
欧米から見たらオカシイという論議もありますが、別に誰に迷惑をかけるでなし。
ここは欧米じゃなく日本なんで、独自の風潮があって当たり前。
自分のお金で素敵だと思うものを買うのですから、素直に考えればそれは非常に前向きな良いことのはずなのです。

そんな日本がまた新たに世界に問うのが、この「東京ガールズコレクション」でしょう。
パリやミラノなどで開催されるコレクションに行きたいと思っても、行けるのは本当のセレブとマスコミ関係者のみ。
一般人がランウェイを拝むことは出来ないわけですが、この東京のガールズコレクションは、場所も体育館。
3000円でチケットを買えば誰でも見られる。
テーマはリアルクローズの発信ですから、実際に着られる服ばっかりで、その場で携帯から注文可という便利さ。

いや、文化と利便性は背反するもので、というのも真実ですが、マーク・ジェイコブスやジョン・ガリアーノの作品はクルマで言えばF1.
先鋭化して美を競う戦闘マシーン。
確かに素晴らしいけど、普通の技量で乗りこなせるクルマじゃないし、一般道は走れない。(普通のスタイルじゃ着こなせないし、普通の生活じゃ着られない)
だいたい乗り込むことすら自分だけじゃ出来ないクルマ(1枚)かもしれない。

その点コッチは明日から公道を走れるイケテル1台(1枚)だ。
ドッチがイイという比較ではなくて、(今、マーク・ジェイコブスのサイト行ったんだけどやっぱりカッコイイね。着られないけどさあ・・・)コレクションを一般に開放する、という発想は、素晴らしく豊かで可能性を広げていると思う。

このカタチから発信される文化に、世界はまた驚くよ。これが日本の独創性。

数年以内に他の何処かでも始まると思います。
その時、真似をしても猿真似とは言わないよ。
自国民を猿真似民族呼ばわりする人間にはなりたくないものだよね、お互いに。
いや、日本にはそういう自称立派な人がイッパイいたからさ。

ps
NHKの番組見ているんだけど、紹介されている一般人の男の子のファッション、スゴイわ。
正直世界1だと思う。

メンズもイイね。
これまた着られないけどさあ(笑

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April 01, 2009

28週後...@クールな映像美が光るホラー。今後のマイルストーンとなるか?

闇の中で始まる物語は、最後の晩餐を思わせるシーンを経て、かん高い子供の声が「猿の手」を彷彿とさせるカットを境に目も眩むばかりの白光が輝きます。
光がそれまでの闇をことさらに際立たせると、「闇」が絶望的な状況の強力な暗喩となっているのが明らかにされます。
冒頭から製作者の力量がうかがえる、非常に印象的なシークエンスです。

この映画は「28日後...」の続編として作られています。
ゾンビ・ウイルスが蔓延した後、ゾンビたちは餓死して滅亡。
その後、人の死に絶えたロンドンには米軍が駐留して復興計画が開始されます。

映像には本当に雰囲気があり、ほとんど無人のロンドンが、終始クリアさを失わない画面で撮られて、その清潔な詩情は忘れがたい印象を残します。
出演者の力量も高く、荒唐無稽な話にリアリティを与えています。

ストーリーの展開も見事です。
私はいつも、この展開ならば次はこうだろう、と先読みしながら観るのですが、あの出会いは予想を超えていました。
そんな驚きの切っ掛けからも、映画は慌てず騒がずよどみなくテンポ良く進み、振り返れば空港での伏線の張り方もバッチリ。
私だけが気づいた、と思った小さなリアリティが、実は万人に分るように明らかにされる過程は、製作者への信頼に繋がり、これならストーリーも破綻しないだろうという安心感がありました。

クールで都会的な洗練を失わないカメラワークは特筆すべきもので、空に舞い上がり鳥瞰しては舞い降りる動きは夢を見ているかのようです。

この映画を境に、今後、ホラー映画には清潔感のある映像、というパターンが出来るかもしれません。
それは新たな潮流の可能性を示すものとなるでしょう。
恐怖は詩情と相性の良い感覚だと思います。


ps
今度は「28ヶ月後」でしょうか?
それから「28年後」かな?
この調子だと、「28ヶ月後」はああなって、「28年後」は、そうなるかな・・・
私の凡庸な予想を覆すシリーズの発展を望みたいと思います。

ps
28は因数分解すると、2×2×7・・・特に衒学的な意味はないですよね・・・
28に拘るのは、月齢からだったけ?

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