« October 2008 | Main | December 2008 »

November 2008

November 30, 2008

大台ケ原「雨の物語」@必ず行きます

年間降水量5000ミリ。
決して雨が少ないとは思えない東京の1年分の雨を一日で降らせることもあるという大台ケ原。その雨を撮った番組です。
Nisiodai

高速度カメラに捉えられた雨と、突然発生する澄み切った泉と川の流れが美しいドキュメンタリーでした。
幻想林と呼びたいような原始の息吹きを感じさせる森も神秘そのもの姿。

日本にもまだこんな所あるんですね。
私は極端な場所に行くのが好きなんで、大いに興味を惹かれました。
ブログ名にも使ってますが、雨自体も好きだしね。
雨の音、聴いていると落ち着くんですよ。

これは行かねばならぬ、と検索しましたが、冬は雪になりそうなんで春以降か夏か秋ですね。
雨は好きでも雪は嫌いなんです。
雨雹が綺麗と言っても年に1度じゃ無理でしょうし。
ひなびた旅館に泊まって、雨の音聴きながら本を読みたい・・・
どこに行っても本ばっか読んでいてもしょうがないんだけど・・・

上北山村フォトコンテストから画像をお借りしています。
Al4
ほとんど宮崎アニメの世界!
Al_23

ps
ドラフォの記事を書く予定でしたが、今日CDが届かなかったのでまたいつか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 29, 2008

幻想の画廊から   澁澤龍彦

芸術においては、全てを無から生み出す創造者は神であり、その作品を評論する者にさほどの価値ない。
なんてことはよく言わがちなんですが、澁澤龍彦クラスになると、それは神の言葉を伝える預言者のごとくなのだなあ、ということが納得できる1冊です。

文章を読んでいると、絵画への感動があまりに分かりやすく、その心理的な構造までが腑に落ちるように書かかれるので、読みながら目を開かされる快感がありますね。

神の言葉を語る預言者澁澤の神託として以下の例文をあげますので感心してください。

「デルヴォーの絵はひそかに見る物の参加を要請する。私たちの視線が女たちの凍結した肉体を溶かしその内部の官能の火照りを解き放たなければならない。そこで初めてドラマが起る。しずかな戦慄が見る物の全身を走る」
・・・デルヴォーを見るときの感慨が全てすべて説明されていますね。

レオノール・フィニー
「一つの祭儀の雰囲気が濃密に流れる。その根底に、人類の揺籃期の最初に信仰と結びついた、芸術の魔術的な性格がある」

「仮面の効能はいつでも好きな時に、おのれの単調で無力な存在条件から脱出することができ、解放されて、動物や神々が暴れまわる、あのはるかなる地平の彼方へと飛翔できることである@ジョルジュ・ピュロオ」

バルティス
「夢みる少女はあらゆる禁止の枠を超えてその肉体全体を容易にエロス化するだろう。しかしバルティスの少女は思春期に達しようとしているので、子供の全能を失いかけ苦しんでいるように見える。不思議の国から帰ってきてもう一度そこに行きたいと思っても、うまく行かないアリスの苛立ちのようなものだろうか」

タンギーはかなり好きな画家だったんですが、制作年代と画風がこれほど並行しているとは思わなかった。(読めば分かります)

幻想芸術、デルヴォー、マグリット、タンギー、バルテュスなんて名前にピンと来る方なら必読です。

ps
最後に関係ないけど、今聴いている曲を

Dragonforce - My Spirit Will Go On
Dragonforce - Heroes of Our Time
明日は多分このバンドのCDのことを書きます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 28, 2008

もっとすごい!!このミステリーがすごい! 1988-2008ベスト・オブ・ベスト

もうすぐ12月。
今年も「このミス」の季節です。
かつては年末最高のイベント!(こんな小本の出版を待ち望むのが年末最高のイベントっていうのも寂しい話ですが)だったんですが、最近はちょっと不信感ももっております。

この本は「このミス」過去20年間のベスト・オブ・ベストをまとめた別冊で、「このミス」の歴史を振り返るには良い本です。
昔は良かったなあ、というわけで、私の「このミス」紹介作品への思い出を書いてみます。(全部はとても無理なんで、強烈な印象作品限定ですが)

88年
日本1位「伝説なき地」船戸与一:私にとって「このミス」の歴史を発祥させた傑作!
生命の横溢する、だからこそ命が限りなく軽くなる「南米」を舞台に繰り広げられる一代絵巻の最終巻。この後読んだ「山猫の夏」と「神話の果て」も良かった!
この巨刊、圧巻シリーズを紹介されたことが「このミス」への絶対信頼に結びついたのです。
この年は「墓地を見下ろす家」と「切り裂きジャック・百年の孤独」もあったはず。
島田荘司もこの作品には感心したんだけどな。
「墓地」を書いた小池真理子にも驚愕した。
この人が後に書いていくサイコミステリーは、香気豊かでありながらすごく怖くて一時夢中になった。
今はエロス方面に行ってしまい残念です。

この年の海外部門1位は「夢果つる街@トレヴェニアン」・・・地味過ぎた・・・
キングの「クリスティーン」が20位だったのね。イジメられっ子とクルマの話・・・カーペンターの映画込みで大好きです。


89年:国内
「空飛ぶ馬@北村薫」が2位です。
温い話は嫌い!なんだけど、北村薫さんは別格!この作品に溢れる品格は極上の味わい。
9位の「影武者徳川家康@隆慶一郎」にはぶっ飛んだ!
こういうパワフルな小説にぶっ飛ばされるのも読書の醍醐味。

海外部門は1位に「羊たちの沈黙」
これに文句付けられるヤツはいないだろう・・・映画込みでさ。
そして2位が「真夜中のデッドリミット@S・ハンター」これも気が狂うほど夢中になって読んだ。そしてラストは泣いた。
すんごい2トップの年でした。
20位にネゴシエーター@フォーサイスが入っている。

年度表示が変わって91年国内1位は「新宿鮫」人気シリーズですが、個人的は「毒猿」にしか感心しなかった。
良く出来た作品とは思うけど、想定の範囲内なんだもん。
北村薫さんの「夜の蝉」が2位!
コッチは文句なし。
「炎流れる彼方」船戸は南米モノじゃないと感動できないと思いました。

海外部門1位は「薔薇の名前@ウンベルト・エーコ
高名な哲学者の書いた分厚い2巻のミステリ・・・これは絶対に抑えておくべきと思ったけど、晦渋な文体が延々続くのを見てハワイに持っていった。(海外なら他の本に浮気しないから)
ハワイのビーチで、ずーーーーーっと、延々、記号論学者の書いた、ワケワカメの大著を読みきったのは今となっては良い思い出。

2位の「ブルー・ベル」ヴァクスには感心しなかったな。
3位がエルロイ、「ブラック・ダリア」ぶっ飛んだ。エルロイ、スゲエ!伝説の始まりでした
4位がキング、「ミザリー」好きだけど、世評の高さほどではない。
5位がブランド「招かれざる客たいのビュッフェ」・・・まあまあ
6位のリプレイは良かった。

なんか長くなったので今日はここまで。
続きはまたいつかです。

この中で比較的無名でもオススメの本はコレ。私が大金持ちだったら映画化したい作品1位です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 27, 2008

【元祖?】綾波レイvs長門有希、沈黙系の勝者はどっちだ?【進化形?】

涼宮ハルヒではなんと言っても長門有希です。
結局私は、ストイックでかつ戦うキャラクターが好きなんですね。

そこでハルヒシリーズを見終わった今、綾波レイと長門有希、どっちが上か、ということを考えてみましょう。(非常にどうでもいい問題なのは自覚してますが、アニメ萌えの間では議論の的なので)

まず無口無感情キャラの元祖はレイちゃんです。
ただこういう問題は、後追いが負けるとは限らない。

特に長門は綾波レイを研究し、キャラの商品価値を高める演出が多々あり、それがみんな高いレベルで成功しています。
最初の戦闘シーンで力を使い果たしてキョンに抱きとめられるシーンなどは、綾波レイでもシンジ君との間にありましたが、
夏休みに孤島に行ってチューブトップのファションを見せる辺りは明らかに後追いキャラの研究の強みを見せていますNagato1
まあファッションに興味のない庵野監督では後追いでも無理でしょうが・・・

その他、占いでやっていた魔法使いのファッションも可愛い!
そのまま激奏長門になるとこも、工夫の一手で、演奏中の指使いの作画のレベルなどが高く萌えです。
Fig080902_03

エピソードでも見せます。
ラスト、寝込んでしまったキョンに肌身離さず着けていたカーディガンを掛けてひっそりと去っていくくだりはジンと来ます。
その上でキョンには朝比奈さんの着替えを見損なったことだけ残念がられ、一緒に帰るのはハルヒであり、カーディガンの持ち主としても忘れられている・・・
この可哀想感がキャラ萌えのツボなんですね。

また大活躍する「射手座の日」では、戦い終わった後、夕日の差し込む教室でPC研究会の部長に勧誘されるシーンが美しいです。Nagato

でも魅力の深さではやはり綾波レイですね。

決め手は沈黙の深さです。
音楽でもワーグナーで行き着いた音符の放流は、サティの沈黙が乗り越え、ラヴェル、ドビッシーなど次世代の音楽を生み出したわけですし、日本画も行き着いたところは等伯の「松林図屏風」の空白です。

それが空白であること。沈黙すること。虚無であることは、真空の揺らぎが宇宙を誕生させたごとく、無限のイマジネーションを紡ぐわけですね。

よって勝者は綾波レイちゃん!
これが結論です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 26, 2008

【らき☆すた】鷲宮神社に行ってきました【神社】

今日は好天だったので、らき☆すた神社として有名になった鷲宮神社に行こうと思い立ちました。
らき☆すた、まだ見たことないんですけど、「もってけ」と「返して」は愛聴してますしね。
ただ私の場合、普段の休日が引き篭もりな上に方向音痴という二重苦で、ナビがないと行けません。

入ってるかなあ、と恐る恐る検索を掛けると「鷲宮神社」出ました!
これさえあれば大丈夫と今度は一転強気になり、出発!
空いている高速では追い越し車線を譲ってもらいながら順調に230キロ(←ウソです)で巡航。
調子が良かったんですが、ふと気づくと久喜インターを通り過ぎて加須インターの案内が出ている・・
あれ、羽生なの?と若干の戸惑いを感じスピードを落としてナビ確認・・・そしたら羽生も通り過ぎて館林の先の佐野で降りろという指示ですよ!
いくら私が土地勘がないの方向音痴で気が利かないのったって分かりますよ。
あのアニメは春日部とかの周辺の話でしょう。

生み出されてから4年、この対有機生命体コンタクトインターフェイス(カーナビとも言う)、情報の伝達に齟齬が発生していると思い羽生インターで降りました。

さーーて、ここから問題ですよ。
ともかく私はナビがないとどこへも行けない人間ですからね。
もう一度、鷲宮神社で検索かけても出るのは栃木のヤツだけです・・・ナビがネットに接続してればなあ、と思いながらも思いだしたのは、鷲宮駅に近いということ。
それなら鷲宮駅でもう一度検索して行ってみれば近くなら案内があるかも、ということで再出発。
途中、フェラーリの苦手な細い道にも誘導を掛けられましたが無事到着しましたあ!祝!

神社は着いてみると非常に閑静で大規模でした。
Dvc00161

こんなサイトを読んで勝手に盛り上がっていたんですが、らき☆すたのらの字もない。
こなた定食とか食べよう、と思っていたんですが、周辺に飲食店も見当たらず・・・
楽しむにはイベント日にでも行かないとダメなようです。

少しガッカリしましたが、とりあえずお賽銭をあげてお祈り。
神社ってもの自体は好きなんです。
毎年お参りに行くのも神社だし・・・

らき☆すたを思わせたのは絵馬くらい・・・
Dvc00163
Dvc00167

でも思うにアニメキャラを信仰してもイイよね。
だってギリシャの神殿とか、アフロディーテとかアテナ神とか女神萌えの神殿沢山あったでしょ。アポロンとかポセイドンとか男神が対象でもイイし。
そうなるとケンシロウとかラオウとかか?
時代が違うだけで思いの根っこは変わらんって。

アニメの会社、神社作りませんかね。
信仰対象はアニメキャラ。
教義は原作者に決めてもらう。
運営は版権を持った出版社なりが行うと。
この13000円の御神輿だって楽しそう。(真ん中辺に動画があります
本当の宗教物じゃありえないような安物だけど、逆に考えれば値段関係なしに祭っているだけに思いは純真と。
そのうち等身大フィギュアを乗せてもイイよね(笑
山車をだしてもイイし。
それをみんなが引っ張ると(笑
・・・ダメ?

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 25, 2008

涼宮ハルヒの憂鬱/驚くべき傑作!これを萌えだのオタだのと言ってバカにする人に問いたい!

僅かな休日にサルトルだのエコフィジックだのヴィスコンティだのを見ていたらなんとなく鬱な気分になってしまい、気分直しに見てみて驚き! オモシロいですね。

このアニメ、ユーチューブで音楽はすぐに好きになったんですが、第一話だけ見た限りでは、ハルヒにそれほど萌えなかったんで、放置モードでした。
我が儘な女の子の電波物語だと思っていたんですね。そういうのキライなんですよ。
ところが実際見て見るとこれに匹敵する「SF作品」が幾つあるのか、と思うような出来でした。

ここでいう「SF」とは、単に宇宙船が飛び回り、レーザー光線で敵と打ち合うというような西部劇まがいのものではないですよ。
科学的な知見をフィクションの基盤として使い、発想から斬新、ということが条件です。

アニメについては経歴が去年のエヴァンゲリオン以来の新参者なんで、偉そうなこと言えないんですが、この作品にも日本的要素がありますよね。

曰く、異界と共存する日常と、豊かでも閉塞感のある生活です。
ドラえもんからローゼンメイデンまで、舞台は平凡な一軒家です。
この作品でも表向きは平凡な学校での部活です。そこに宇宙の存在が掛かるスペクタルが起こる。それで不自然ではない。
時間軸に関しては、ビューティフル・ドリーマーの影も感じます。やっぱりアレは大きいんですね。

作画の美しさも印象的です。
夕暮れの首都高を男の子二人がタクシーに乗って走るなんてシーンは、普通捨てシーンなんでしょうが、抒情感にあふれ、深く印象に残ります。
大したレベルだと思います。

それからセリフが素晴らしい。
ボケとツッコミのタイミングは絶妙で、ストーリーの流れを止め勝ちな説明的なセリフまで生かしている。
セリフが生きているからキャラクターに魅力が生まれ、みな独創的で際立っています。
そんなキャラクターが、「たかがアニメ」によくこれだけ凝った構造を埋め込んだよ、と思うよな話を演じる。
まぎれもない傑作!ですね。
偏見から自由な感性を持つフィクションを愛する人は見るべきでしょう。
「フィギュア萌え族」などという妄言を吐く人にあえて聴きたい。
あなたの好きな作品はなんですか?
それがどれほどの作品か、一度自省してみるのは良いかもしれません。

ps
やっぱりキャラでは長門が良いな。
俺はこの手が好きなんだ。
キョンにこの部屋の付属物なんて言われてカワイソス。
大森電気店には笑った。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 24, 2008

経済物理学の発見@高安秀樹    激動の後だから良く分かる

以前金融工学の本を読んでいて、確率微分方程式を基礎におく現在の金融工学では、マーケットに起るプライスのジャンプ(暴騰や暴落など)を上手く説明できないということを知り驚きました

それではどうしよう、ということから注目されているのが、このエコノフィジックス(経済物理学)です。
題名から難しそうですし、実際記述する方程式は非線形で手作業では解けないものなのですが、その概念は非常に示唆に富んでいます。

今回、為替、株価、商品など「値段のつくあらゆる市場」で起った激震!はまさにこのエコノフィジックスの研究対象そのものでした。
曰く、それは不可逆的であり、臨界でのゆらぎが相転移を起こしまったく別の状況を見せること。
その間にはカオスとフラクタルが存在することです。

市場での価格分布の実際が、金融工学ではかくあるべしとされている「正規分布」では考えられないような「ファットテール」であり、「ベキ分布」に従うことは確かですし、チャートを見慣れた者なら、分単位のカタチがそのまま時間単位、一日単位、週、月、年単位へと似た相貌を見せることも知っています。

個人的に参考になったのは、
1)壊れた壺の復元には大きな破片だけでほとんどが足りる、という比喩です。
どういうことからいうと、陶器の壺が割れたとき、無数に数多くある破片はすべて掃きだしてしまっても、大きな破片だけ集めると、元の壺とほとんど同じカタチに出来る。
それと同じで、市場価格は、上位5%の大きな変動で全体の動きの特徴を捉えることが出来る、ということです。

もう一つは、
2)地震にもある自己組織臨界現象です。
爆発と平穏の中間を自ら保とうとする現象には、背後にフラクタルを内在し、放出されるエネルギーはベキ分布となります。
地震を起こす地殻の歪みは、均一でない材質の弱い場所に集中し、まずそこに破壊が起ります。それでその歪みは解放されますが、その力は周辺のまだ破壊が起っていない場所に分散され、外部からは常に一定の力が加わり続けるので、新たに弱い場所が常に破壊の危機にさらされ、ついにはベキ分布の従うところの大きな破壊が起る、という辺りですね。

この本の後半はそんなマーケットへの対応法を超えて、マネーの特性と通貨システムにまで踏み込みます。
一部、?、と思うところもありましたが、世界の金融市場が激震に見舞われた後の今だからこそ、読む価値あり、と思いました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 23, 2008

嘔吐@ジャン=ポール・サルトル   偏見に囚われずに読んでみましょう!

20世紀を代表する知性であり、実存主義の泰斗、サルトルの小説です。
この本については、実存主義ったってよく分かんないけど、サルトルは構造主義のナントカって人に論破されたんでしょ。
そんな遅れた理論だし、哲学者の書いた小説なんてストーリーも山なしオチ無し、意味不明なんだろうし、文章もやたら難しそうで退屈だろう。
その上題名が「嘔吐」・・・キモイ!
と読むのを避ける理由は山盛りですが、この本、それを振り切って読む価値ありです。

まず文章が美しい。
同時代のフランス人という繋がりからかカミュを思わせる美文には酔いしれます。
カミュは素晴らしかったけど、作品数少ないですからね。
カミュが好きになって、あの文章をもっと読みたいって思っている人にはオススメです。
カミュのイマイチの作品群より遥かに叙情的で読み応えがあります。

また「実存主義」という20世紀を代表する思想について、簡単な解説書を読むより遥かに理解も深まります。
これだけで1粒で2倍お徳ですね。
その上読み通せばあなたも明日から「サルトルを読んだ」、といえるわけです!
これはブランドですよ!ね!

ps
この小説でサルトルが掴み取ろうとしたのは、言葉の背後に連なり続ける言葉であり、意味の背後に永遠に続く意味であり、存在の背後に絶えること無く続く存在である。
その構造はまさしくウロボロスのごとく、です。
神を失った人類に残されたのは、自らの存在基盤を永遠に問い続けるだけなのでしょう。


美しい文章のさわりだけ紹介。(省略ありです)
午後三時。三時というのは、つねになにをしようと思っても遅すぎる、あるいは早すぎる時刻だ。午後の奇妙なひととき。今日は特に耐え難い。
四つのキャフェは夜になると軒を並べてまぶしく輝きはじめる。その時はキャフェ以上のものー水族館、船、星、あるいは白い大きな眼になるが、いまは夜の怪しい優美さを失っている。
自己反省には完璧な日。人類の上に投げかけられる情け容赦のない裁きに似た、冷たい光―それは私の内部に入り、内側から人の心を痩せ衰えさせる。

明日ブーヴィルには雨が降るだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 22, 2008

名曲探偵アマデウス   サティのジムノペティ@音楽も勉強したくなる番組です

一つの曲を題材に、コメディタッチの小芝居と音楽的な薀蓄、周辺アーティストの雑感などをバランス良く取り合わせて見ごたえのある番組です。

今回取り上げられた曲はサティのジムノペティ!
非常に不思議な感傷を覚える曲を、音楽評論家の方にはその構造から解説していただき、歴史的な背景もドキュメンタリーで過不足なく、依頼人のコメディアンは笑わせてくれますし肝心の演奏も確か!と、今回も言うことなかったです。

なるほどジムノペティは和音の構造が普通とはこう違うから浮遊感が出るのか、とか旋律が教会旋法とかドリア旋法だから独特の哀感とか陰影がついているのか、なんてのは大いに興味惹かれる薀蓄でした。
3拍子目をすべて余韻で語らせる、これは「沈黙の音楽」だ!なんて指摘は、大いに腑に落ちるところ。

音楽って中学の頃、ギターの調弦で挫折して以来、自分にはまったく縁のない分野だと思っていたけど、こういう理論だけなら勉強したくなってきます。

勉強したい分野は多いなあ・・・時間がないんんだけど・・・
みなさん3連休中ですか?
私は1.5連休!・・・です・・・
まあ愚痴ってもしょうがない。
明日はサラリーマンNEOやりますね。
7時からやるから、8:30に仕事行くまでの楽しみに、ヴェリタスでも読みながら見るかな。
NHKは、やっぱり大したもんだよね。
ホントそう思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 21, 2008

インベージョン@盗まれた街  我々はどこまで我々でいたいのか?という映画。

ジャック・フィニイの傑作「盗まれた街」が原作で、幾度も映画化されている作品です。

テーマは人の入れ替わり。
ある日、「私の夫が夫じゃなくなった」と言い出す妻は正気なのか?
それともそれはエイリアン?そっくりだけど何者なの?という怖さ。

表面は娯楽作品ですが、深いテーマだと思います。
今回主演のN・キッドマンは、自分の子供をエイリアン化されることから守り抜きますが、そりゃ皮膚が粘粘して感情を失くした虚ろな存在になんてなりたくない。

でももし自分の子供が不治の病でエイリアン・ウイルスを打たないと死んでしまう!
さらにそのウイルスは限られた人たちの奪い合い!なんてことになったらどうでしょう?
さらにさらにそのウイルスを打てば、不老長寿になり、病気や怪我とも無縁、体力は超人級で頭脳は明晰、天才に!そして人格まで神か仏のごとくになる!
なんてことになったらどうでしょう?

それでも人は人であることを選ぶでしょうか?
難病で今にも死にそう、苦悶にのたうつなんて人にも自分達の存在基盤が危うくなるからオマエラ打つな!って止めるでしょうか?

あいつ等病気が治るだけじゃなく、体力気力知力が劇的に上がって自分達が支配されてしまうのが怖いって、理屈を付けては、ダメって言うでしょうね。

でもエイリアン・ウイルスに感染したら能力が上がるだけでなく、感性、想像力まで上がって傑作芸術作品創造しまくり、表情は豊かで付き合えば魅了されずにはいられず、スポーツをやらせても夢のようなプレー続出、その上で大枚の収入はみんな慈善事業に寄付もしまくり、ってことになったらどうでしょう。

アル中でギャンブル中でDVの夫にウイルス打つと、豊かな人間性と高度な知性、真面目一筋になり家族をひたすら大切にするようになったらどうか?

この映画でも、人類がみんな我々の仲間になれば、世界から戦争がなくなり、暴力も貧困も根絶され、「ぶなの森における共生」が実現するということが語られます。
粘粘皮膚と気味の悪い表情が難点でしたが、これが克服されていたら、イラクで今日も87人爆死、という現実との均衡は危うくなりますかね?
どう思います?

優れた芸術はみな人の内面を救おうとしているわけですから、ある種の人格改変装置ですよね。
エイリアン・ウイルスには異論があっても、音楽や映画で平和と博愛を訴えるのは立派なことでしょう。
宗教ではどうでしょう?

ある日スゴイ教祖が出てきてみんなが信者になって平和と博愛の世界が実現したら・・・やっぱりちょっと怖いですよね。
特に自分がちっとも良いと思えなかったら・・・仲間外れで迫害されそうだ・・・でも幾ら批判しても鷹揚に認めてもらえたらいつか入信したりして・・・これもまた怖い・・・

結局人はどこまで影響を受け入れるのか?
ホントの自分って何なのか?

嫌、他の動物とこんなに違う知能を持つ人類って、はるかな過去に異星人に知能改変されていたりして・・・そしたらいまさらヴァージン守ってもしょうがないじゃん、って話もあり得る・・・色んなことを考えさせる原作で、この時期のSFって確かに凄かったんだよね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 20, 2008

これで行けるか?Wカップ    vsカタール

注目の、というか実質的な運命を決めるであろうカタール戦でしたが不安要素ばかりでした。
まず場所があのドーハ、
そしてカタール、オイルマネーにモノを言わせて年の強化費200億!
ブラジル、ウルグアイからの帰化選手ゾクゾク。
過去に勝ったことのない相性の悪さ・・・
監督はセネガルを躍進させたフランス人のメツを抜擢・・・

日本代表、前回の調整試合シリア戦では良かったけれど、ほとんど相手のプレッシャーがありませんでしたからね。
参考にする気にはなりません。

放映が深夜だったので録画して早起きして見ましたが、試合は当初俊足を生かすカタールのペース。
12分にはトゥーリオのパスがカットされFWがゴール前に迫りますが、それを防いだのが中村!
そして田中達也にパスが通ると田中、右サイドを独走!
得点にはなりませんでしたが、田中の素晴らしい突破で、日本一気にリズムが出ます。
19分にはその田中が飛び出してゴールを決める。
カッコ良かったよ田中!
まるでメッシみたいだった!

その後も日本、俊足のカタール相手に、中村、玉田、大久保なども守備に献身して隙を与えません。

後半はいきなり玉田があのブラジル戦を思わせるシュートを決め2-0
カタールは足の速い選手が揃い技術もあり、良く走っていましたが、FKだけはチョー下手(笑
これには助けられた。

3点目はCKをトゥーリオが決める。
トゥーリオがゴール前に来るのはCKの時限定でイイよ。

今日のカタールは弱いチームじゃなかったと思う。
そんな相手にペースを渡さなかったのはお見事。
ボールも人も良く動いていたと思います。
これはWカップ行けるんじゃないの?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 19, 2008

スクーデリア・スパイダーとカリフォルニアから予想する次期フェラーリV8の姿!

F430スクーデリアにスパイダーが登場しました。
Zoom914514167b510a9cbddfecb79e3a1dc
このスクーデリア・シリーズにオープン・バージョンが出たことの意味は大きく、今後のフェラーリ市販車の行く末を示唆するものでしょう。
Zoom136516165d5a7c5b9c40baf1ec4ece6

スクーデリア・シリーズは、よりパワーアップしたエンジンと速い変速を可能にしたミッション、極めて高価なマテリアルを使って軽量化されたボディが売り物ですが、これは本来、サーキットで戦っていたチャレンジ・シリーズの血統を受け継ぐものです。

スペチアーレは非常に特殊なので除外すると、市販車フェラーリの本領バージョンということです。
その本気の道にオープンを出した。
これは今後のフェラーリがオープンを中心にクルマ造りをしていくということではないでしょうか。

フェラーリの王道は12気筒ですよ、というご意見もあるでしょうが、フェラーリ599は、620馬力で最高速は330キロです。
・・・330キロを出す状況というのを想像するに、運よく空いたアウトバーンで250キロ、リミットギリギリで突っ走るSクラスベンツにパッシングを浴びせて抜き去るような時くらい・・?
さすがの欧州でもそんなことってそうはないように思えます。

それにF1シフトのスピードは際限なく上がっているようですが、機械ならぬ人間の反射神経と道路のインフラの方が限界なんじゃないかな?
後輪駆動で620馬力って、俺がクルマ好きになった頃のグループCの馬力ですよ。
それを一般公道で耐久力1万キロ以上のタイヤで出すってんだから、もう「よく出来ました」で終了の頃合でしょう。

ではどうするってことになると、やっぱりオープンにして直に体をさらさせて、音を聞かせて興奮という情緒方面に力を入れる。
当然スタイリングは最も重要なファクターです。
それじゃライバルに抜かれるってのが心配ったって、もう430スクーデリア以上に速く走らせようってのは、他人や他車を未曾有の危険にさらさなければ無理です。

よって次のV8シリーズは直噴エンジンで、スパイダーが標準。クーペは付け足し。
それでオープン機構はメタルが無理なら新素材で、リア・ウィンドウはビニールじゃなくなると思う。
そんな自動機構を背中にV8乗せたままやり遂げる・・・
カリフォルニアはそのノウハウの実験車でもあるでしょうね。


私はオープン以外いらない主義者なんで、今までスペチやチャレンジ・ストラダーレ、スクーデリアってちっとも欲しくなかったんだけど、スクーデリアでスパイダーってのは欲しいなあ・・・
430の次のスタイリングはどうなるんだろう?
幌も快適になるのかな?
今日、ローゼンメイデンのアニソン、HDDに落とすんで乗ったんですが、今でも幌は快適だよね。イタ物とは思えないほど。
でもリア・ウィンドウの透明度は不満。
これは安全面と覆面対策の両方からガラス化を必須にしてもらいたいのだが・・・


ps
ホンダやトヨタのスーパースポーツは、あのスタイルじゃキツイと思う・・・
それからオープン化の流れには乗らないと不味いと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 17, 2008

ブロック・レスナーvsランディ・クートゥア  UFCヘビーTM

筋肉隆々のプロレスラーは弱い!ってのが総合格闘技を見てきた経験則。
だから初めてレスナーを見た時も、「はいはい、ピエロまた一人オツカレ」、という思いだったんで、いきなり見せられたスピア(高速タックル)にはたまげました。
巨躯にも関わらず動きがシャープで無駄がない。
グランドで軽快に体を入れ替えるとこなんて、軽量級のレスラーみたいだった。
リーチが長くパンチも伸びて殴り合いもいける。
CGみたいな身体から繰り出す膝と肘も脅威だと思った

だからテキサスの暴れ馬、ヒース・ヒーリングに勝ったときは、いよいよコイツ出てくるな、と思ったらいきなり伝説の鉄人クートゥアにタイトル挑戦です。

ランディ、UFC is backで、ティム・シルビアやゴンザーガに勝った試合に感動していたんですが、今回だけは相性悪そう・・・と心配でした。
レスナー、勢いあるし、組んでもコントロール出来なそうですし、殴り合いではランディが20キロ以上も軽量でハンデになりそう・・・どうすれば勝てるだろうとクートゥア乗りで見始めましたが、いきなり金網に押し付けているのはランディ!
スゴイなランディ、45才! さすが鉄人の敬称は伊達じゃない!

俺ならランディと同じ肉体と技術があっても、レスナーと向き合った時点で、帰ってるよ。
だって全然体格が違うじゃん。
20キロってウソだろう、35㌔位違う感じ!
そこを耐えても、極太の膝が上がったの見せられたら、速攻で金網乗り越えて逃げ出しますがナニカってのに向かっていく。
気持ちが強いよ。
金網を上手く使い、技術で体力の差をカバーしながら戦うランディ。
強みは結局、戦略か? でもそこに勝機はあるのかなあと思えばこそ、自分よりずっとデカイレスナーから体を入れ替えバックを取り奮戦しますが、2Rパンチから鉄槌でTKOされてしました。

ランディ、お疲れ!
レスナー、次は暫定のノゲイラも試合するようですから、勝った方と統一戦ってことでしょうね。

UFC、非常にオモシロイんですが、やっぱりヘビー級だけはヒョードル様がいないと物足りないかな。
あの人倒さないでチャンピオンって言われてもさ。
まあ今日のレスナーならヒョードル様相手でも1分は持つと思うけどね。
2分は持たないと思う。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 16, 2008

Rozen Maiden original sound Track/ローゼンメイデン・オリジナルサウンドトラック

ローゼンメイデンシリーズのサウンドトラックです。
OPの「禁じられた遊び」とEDの「透明シェルター」も名曲ですが、劇中に使われる光宗信吉さんの曲が、それだけでストーリーを語る一種の文法、言語になっていることに、改めて驚かされます。
そのレベルは非常に高く、「Battl of Rose」では花弁を散らして勇ましく戦う真紅の姿が、「壊れた世界」では水銀燈の陰惨な世界が、「暖かな心」ではジュンとドールズの孤独と「内省」ではあの妖しいシーンが目に浮かびます。
原作のコンセプトである「薔薇乙女」というモティーフは、良く昇華され音楽となっています。

日本のアニメが優れているのは、単にキャラクターのデザインに魅力があるとかストーリーにアイデアがあるという以外に、音楽も非常に良いんですね。
なんで日本はことアニメってことになると、すべての力が覚醒したかのように光りだすんだろうか?
よっぽど向いている、とかし言いようがないですね。

ハリウッドは金になるアニメをなんとかモノにしようと全力を挙げていますが、この調子じゃ厳しいでしょう。
確かに映画のノウハウを使った脚本は優れていますし、音楽も豊かなストックを持つ国なので、膨大な宣伝費と共に大きなヒットにはなっていますが、作品に本当のmagicが宿っているかというと疑問です。
ハリウッド・アニメ、確かに一つの商品としては、非常に高度で良く出来ているんですね。対してローゼンメイデンの制作費は、ハリウッド・アニメの数十分の1だと思いますが、登場人物の心情に共感でき、長く心に残るのはコッチです。
お金では実現出来ない本当のmagicが宿っています。

だって歌詞も
「薔薇の首輪つなげて、銀の鎖くわえて、今宵もひとり果てる、あなたが憎らしい、
跪いてお嘗めよ、苦い愛の雫を」
だぜ。
完全に禁断の世界ですよね。
それでこんなシーンもある。
Imgnews57008

芸術にはこういう国民自体が奇跡的に向いているという現象があるんです。
例えばロック、アメリカに生まれた音楽でしたが、本当に芸術性の高いアーティストは、
ビートルズ、ストーンズ、デビット・ボウイ、ピンク・フロイド、イエス、キング・クリムゾン、EL&Pなどは、人口でははるかに小さい英国に生まれました。

ルネッサンス期の芸術もイタリア諸都市以外からは生まれませんでしたしね。

クルマなんかで聴いていても良いレベルの1枚だと思います。
今度の休日に晴れたら乗ってHDDに落としますよ(笑
HDD、アニソンだらけになってしまう・・・(笑
売るときは消しとかないとな。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 14, 2008

86手で終了しました。 竜王戦第3局・・・神と互角か羽生善治

羽生永世6冠が挑戦する竜王戦第三局。すでに連敗している渡辺竜王としては先手番のここは絶対に負けられない一局ですが、結果は86手で投了となりました。

将棋は相居飛車で始まりましたが、羽生が8手目で角を交換!
角を変えるのが相手の得意戦法、というならともかくそうでもないのにやられるってスゴク嫌ですよね。

だって角を手持ちにする。
変化手順が増えると自分が有利言いたいわけで、それは俺の方が強いって宣言しているようなものでしょ。
そこから渡辺棒銀ですが、羽生も銀を上げて今回はまともに行くのかなと思ったら、飛車先でなく5筋に腰掛ける。渡辺それを放置して棒銀成功という手順で、羽生いきなり5五角打ち!
角を手持ちにしたら盤上中央の5五にドンと打って威張るのは気持ちの良い手ですが、私などがやると気持ちが良いのは打った瞬間だけで、すぐに追い飛ばされて引き篭もりニートの角になったり安い駒と交換させられたりと良いこと無い。

いきなり飛車取りですが、渡辺竜王慌てずに銀交換、桂跳ねに7九玉ですが、結果これが負着でした・・・たったの35手目だったんですけどね・・・
羽生強引に飛車角交換でと金寄りからスペース作って、飛車打ち王手!
壁銀の渡辺竜王の玉、いきなりピンチです。
第一日目がここまでだったんですが、昨日寝る前に見てなんだか羽生3建て?と思いました。

渡辺竜王、2日目は、角打ちから馬作って銀打って、と金つくって羽生玉を挟み撃ちするのが精一杯の反撃でしたが、羽生、渡辺の角のラインのプレッシャーもどこ吹く風。
何事もないかのように冷静に受けきって勝負ありです。

7冠取った対谷川タイトル戦も4連勝だったけか?ということを思いださせる出来ですね。

同じく初代永世竜王の称号を争う渡辺竜王を、これほど格下に見せる今の羽生なら、将棋の神様と指しても五分と思うがどうでしょう?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 12, 2008

この発言は酷いでしょう、兵庫県知事、井戸敏三

このブログではほとんど政治ネタは取り上げませんし、私は政治家の発言、イチイチ揚げ足とって騒ぎ立てる風潮大嫌いなんですが、さすがにこの人の発言は酷いでしょう。
東京で大地震が起ったら何十万という人が倒壊する建物に潰され、火に焼かれて死ぬんですよ。
都心部は間違いなく地獄になるでしょう。
残された人も住むとこなくして家族なくして食べ物や飲み物なくして犯罪に怯えて実際酷い目に合う人も多数出るんです。
それが兵庫県のチャンスですか
それが同じ日本人の発言ですか。
神戸震災時には結構募金したんですが、今はつくづく悔しい気持ちですね。
こういう経歴を経ると、他人の命ってどうも良いと思うようになるんですかね

好きな言葉は誠心誠意だそうです。
愛犬家でもあるようですが、関東人は幾ら死んでもそれはチャンスだと思うようです。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

「奇跡の光」に偽りなし! フェルメール展には行くべし!

今日は早起きしてフェルメール展に行ってきました。
なんで早起きまでしたかというと、実は行くの二度目なんですね。
一度目はのんびり昼前に着いたらもう大行列が美術館の外まで伸びて列の最後方は50分待ちになっていた。
寒い中、50分待って入ってもどうせ中も大混雑で見た気がしないだろうとチケットだけ買って帰ったんです。
それで何時来るのが一番待たないか、と聞いたら開館直後、朝の9時だというから寒い中起きて行ってわけです。
それでもすでに入り口、チケット売り場はごった返しですよ。
スゴイねフェルメール。

私はアートにしろ小説、映画、クルマにしろただ美しいだけ、綺麗なだけで無難一方という温さのある物はそれほど好きにはなれないので、この人気はちょっと不可解なほどでした。
それでも行ったのは、フェルメール、T・ハリスを始め、美に関して世のうるさ型まで魅了してますし、世界から集められた作品を一遍に見られるのは効率が良いだろうと思ったからです。

それで結論から先に書いてしまうとフェルメール展、行って良かったです。
フェルメールの描く光はただ無難な綺麗なだけの光なんてもんじゃなかった。
「奇跡の光」と銘うたれたそれは、実際に本物を見るとまさに天上からの至高の光としか思えない。
なぜにこれほどに柔らかく、人の心の一切を浄化し穏やかに包み込むような「光りの絵画」を描き得たのか分からない。
ダ・ヴィンチみたいな毒もない。
シュルレアリズムの画家のような狂気もない。
孤独や不安、恐怖や悪意、人の暗黒面を抉るようなこともしない。
そんな「暴力」を使わずとも、人の魂の一番奥底に届く力を持ったフェルメールには驚嘆するしかないですね。
音声ガイドはオススメです。
解説もイイですけど、音楽だけ聴けるのも良いですよ。
ただ音楽、もう少し長くやって欲しかったな。
フェルメール見ながら聴いていると、軽いトランス状態味わえました。

妻と行ったので帰りはまた「すいれん」に寄り、中庭の大きな銀杏の木から舞い落ちる枯葉を見ながら食事をしました。
ここは近い、ムードがある、安い、とイイ条件揃ってるよね。
久々にウイスキーとビール呑んで寝て帰ってきましたよ。

あーあ、今、後、松涛美術館の池口史子展も見たいんだよなあ・・・でも休みがないんだ。
のんびり、美術館めぐりだけしている生活がしたいんだけど・・・

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 11, 2008

綾波レイ関連のオススメサイト

情報遅いと思うのですが、私が最近見つけた綾波レイ関連のサイトを紹介します。
まずユーチューブから3つ
綾波レイのテーマがセンスの良い画像選択に合っています
魂のルフラン、綾波バージョンです。
DVDのプロモだけど綾波続きでイイです

ネタスレのまとめサイトですが質が高いです。
綾波・長門・ルリルリが3姉妹だったら@Wiki
個人的に好きなのは、
有希「姉さん、ご飯は?」
レイ「まだ食べてないわ・・・」
有希「そうではない、当番は姉さんのはず」
レイ「分からないわ、多分三人
有希「ルリ、カレーでいい?」
ルリ「うん。」
レイ「にんにく大盛りで・・・」
有希「黙りなさい」

キョン「そ、そうか。長門は家事も上手かったんだな。カレーだけじゃないんだな
長門「そう。いつでもお嫁に行く準備は万端。無問題」
物陰。
ルリ「有希姉さん、あんなこと言ってますよ。自分のポイント稼ぎに私達を利用してやがりますね」
綾波「そうね。ウソは良くないわ。わたしは家事できるもの。むしろお嫁に行っててもおかしくないレベル」
ルリ「なら家でも家事やって、姉その1」
綾波「碇君がいないのならやる必要もないわ。私がやらなくても代わりはいるもの」

それぞれ作品の紹介をしてあげて下さい
 レイ「ある目的の為に作られた薄幸の美少女とわたしの為に戦う少年の愛と成長のSFスペクタクルロマン・・・」

3人の自慢話
綾波「私は胸を揉まれたことがある。」
長門「事故みたいなものだったくせに。」
ルリ「自分から裸で迫ったくせに。」
綾波「………」
長門「私はプロポーズされたことがある。」
綾波「代弁されただけのくせに。」
ルリ「本当の相手に『勘違いだった。』で無かった事にされたくせに。」
長門「………」

またお姉ちゃんはいけないお仕事をしていますね・・・
レイ「司令がそうしろというなら、フィギュアでもコスプレでも一日署でもやるわ。……嫌だけど」
有希「オヤジ自重」
ルリ「パテントで何不自由なく暮らせるのはいいんですけど、それにしても10年以上レイ姉個人のフィギュアが出つづけるってすごいですね」
有希「ガンプラと呼ばれるプラモデルといい勝負」

「攻性情報を展開。この空間を支配下におく」
「ATフィールド展開。重力子、量子、情報素子、全て遮断」
「オモイカネ、グラビティーブラスト用意。空間ごと薙ぎ払いなさい」
「無理、オモイカネは私が情報を書き換える」
「アンチATフィールド地球規模で展開。有希、心を持ったあなたにも効くわよ?」
「くっ!相転移エンジン、圧力臨界。自爆させます」
こんな姉妹喧嘩を時たましてる

姉二人のマジ喧嘩
「雑巾絞ってたら優しい言葉かけられて勘違いしたくせに」
「マウスでお茶目したら本気に心配されたくせに」
「せっかく眼鏡取ったのに、ポニーテール萌えとか言われたくせに」
「後から来た外人女に寝取られたくせに」
「図書館で待ち合わせで勝負下着付けて行ったら、他の女との逢引に利用されたくせに」
「男どころか、人気も出番も取られたくせに」
この後、太陽系の惑星は7つになった。
かつて第三惑星のあった軌道には、元は星であった無数の残骸が浮かんでいると言う・・・

ネタスレになる綾波レイはワガママで自分勝手に描かれることが多いです。
これは本編での裏返しからだと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 10, 2008

冷血@映画、原作T・カポーティ

作家T・カポーティが取材し小説化した一家4人殺人事件を、名匠リチャード・ブルックスが監督した1本です。

全編モノクロで撮られた映像は、暗闇に浮かびあがる大きな靴が剣呑な雰囲気を醸し異様な緊張感の中に始まります。

特筆すべきは犯罪者を演じる二人の主演俳優でしょう。
いわゆる無差別殺人者なんですが、サイコ・キラーってだけなら、昨今の映画では珍しくもない(笑
だけどこの二人、ホラー映画を見慣れた私でもホントウに怖かったです!
この映画はホラーじゃないって?
そうですね、確かに原作は現代アメリカ文学の傑作ですし、R・ブルックス自身もホラーという範疇では撮ってない。
でも人を殺すことをなんとも思わない連中が主人公って点ではホラー映画と被る処もある。
そのホラー映画のサイコキラーと一番違うところは、この二人、ちょっと乱暴なんだけど一見、普通なんですよ。
まったく他では異常のない、その普通さが怖い。
いかにも近くに、現実にいそうで(いたわけですけど)そのリアリティが怖い。
主演の二人、その辺を非常に巧く演じていました。

「2人の人格が溶け合い第三の人格が現れたんだろう」
刑事はそう結論づけるのですが、それが納得出来るところも怖い。
そう、人は何も伝説の悪霊が乗り移らなくても変異してしまうことがありますよね。
それが分かるだけに怖い。
ホラーの要素は「暗い森の中」でなく誰の心の中にもあるんじゃないの、と思える辺りが怖いです。

暗い光量の足りないライトで延々と走り続けるハイウェイの映像は、この後多くのフォロワーを生みだしましたね。

ラストのカットも切れ味良くて、さすがにR・ブルックス!
原作も著名ですし、観といて良い映画だと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 09, 2008

オメデトウ、渡辺久信監督!

私が20代でまだ盛んに女性を口説いていた頃、女の子に理想の男性像を聞くとかなりの割合で帰ってきた答えが「渡辺久信さんみたいな人」

長身でイケメンで人気球団のエースピッチャーで高年棒とまったく欠けとこなしの男性だったんですが、渡辺投手に関しては、ちょっとカッコイイだけじゃないかあんな野郎、と反発を感じることはありませんでした。
その理由は私自身が彼の快速球に惚れていたから。

女性は主にスタイル、顔立ちに憧れていたんでしょうが、私は1野球ファンとして彼の浮き上がるような持ち球に惚れ惚れしていたのでした。

全身バネのような身体をしなやかに弾ませて投げ込むナベQは美しかったよ。
さらに「渡辺久信、漢だな伝説」の決め手になったのは、我々世代のエロスの女神、武田久美子との2ショットがフライデーされたこと。
その写真見た時は、はっきり言ってやっかみなんて超えていて、1番カッコイイ男と1番セクシーな女がくっつく清々しさがあったよね。

そんな彼も人の宿命には逆らえず、いつしか登板機会も減り、トレードされ、表舞台から消えていったと思ったんですが、忘れた頃に、「あの人は今」みたいなテレビ番組で、台湾球界に転身。選手兼、コーチとしても働いているということ知りました。
見ているとあんなにカッコ良かった頭髪は寂しくなって、ばか安の年棒で、貧しい球状でセコセコ投げて、食事は台湾の裏町に小さなバイクで二人乗りして買いあさり、と、なんか諸行無常の響きありだなあ・・・遥か高みの人だったのに、今なら俺の方が勝っている?
と寂しい思いをしたのです。
まあね。今なら俺の方が勝っているったって、相手は一時期日本で一番カッコイイ男だったんだから、俺がそうなったんならともかく基本レベルが違うんですけど・・・

でもね。その番組見ているうちに感動したんですよね。
ナベQちっともクサッてない。
当面自分の出来ることを誠実に精一杯やってるんだよな。
精一杯やる。言うのは簡単だけれど、あれだけの頂点を極めた人だからこそ、その切り替えは並大抵の根性じゃなかったと思う。

ただしょせん理論派というより、恵まれた身体能力で投げていたピッチャーだから、閉鎖的、保守的な日本球界に居場所なんて用意されないんだろうなあ・・・かろうじて数年ピッチング・コーチに呼んでもらえるのが精一杯かなと思ったら、投手コーチ、二軍監督を経て一軍監督一年目にしてリーグ優勝ですよ。


そして今晩、日本一を掛けて試合があります。
買てばモチロン、負けても立派ですよ。
何より私も嬉しいです。
ナベQやったね。
見事な男の復活劇!
どっちに転んでもオメデトウございます、と私は言いたいです。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 08, 2008

【奇跡は】13番目の物語 ダイアン・セッターフィールド【起った】

100年を越える時を経て、ディケンズが現代に蘇りました。
フィクション、小説を愛する方なら、この作品を今の時期に読むことは、思わぬクリスマス・キャロル(祝歌)になると思います。

ストーリーは「古書店で本に埋もれて暮らす私」に「現代のディケンズとも称される世界一の作家」から1通の招待状が届くところから始まります。

本好きの方なら、まず猥雑な世間から離れて暮らしている主人公の境遇が羨ましいところです。
そしてひたすら本を愛し続けるキャラクターが好ましい。
それから全てが謎に包まれた当代随一の作家登場となるのですが、世界一神秘的な伝説作家をモティーフにしてまったく不満を感じさせない文章の魅力が白眉です。

読者はセッターフィールドの操る紛れもない魔法の力で、時の呪縛を離れ、思いもよらぬ場所に愛と憎しみの迷宮と、あくまで困難と闘う意思の力の物語を見ることになるでしょう。

読むにつれて繰り出される謎また謎の世界。
誘われずにはいられない技量の尽くされた文章。
そしてしだいにそれが明かされる過程でのスリル。
終盤、2転、3転する場面では、本を置くことの出来ぬ快感と焦燥が入り混じる読書の快楽を満喫できます。

まさにこれぞ小説!フィクションの魔力である、と言いたい作品でした。
セッターフィールド、次作は見ずてん買い!の作家、一人誕生です。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 07, 2008

お経に凝ってます・・・フェラーリで聴いていたらオカシイよね・・・

またオカシナ物に凝りだしたなと思われるかもしれませんが、先日親戚の法事に出た際、ご焼香のお客さまをお迎えしている間、ずっと外戚の席で目を閉じてお経を聴いていたら
お坊さんの低い声と独特のリズム、カーーーンっとなる鐘の音がすっかり気に入ってしまい、CDまで買ってしまいました。

その時聴いていたのは日蓮宗の南妙法蓮華経だったんですが、ウチは浄土真宗なので、南無阿弥陀仏の方を買いました。

CDの不満というと少し短いことと、好きな鐘の音があまり入ってないことです。

ちなみに般若心経なら
ここでも聴けます。

この最初のコーーン、コーーンというのが良いんだよな。
この鐘、買おうと思ってネット通販探したんだけどないんだ。
素人向けには売ってくれないんでしょうかね。

その他にも探したらネット経由でお経を聴けるところは沢山あって、これならCD買うことなかったって少しガッカリしてんですが、CDならクルマのHDDに落とせるかなと思いなおしたんですが、オープンになるフェラーリでお経聴いていたらアニソンよりヤバイよね。
でも聴きたいとも思うんだけどどうしようかな。

お経を聴きながら目を閉じてゆっくり呼吸をしていると非常に気持ちが落ち着きます。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

November 06, 2008

モーターサイクル・ダイアリーズ

若き日のエルネスト・チェ・ゲバラ南米旅行記の映画化です。
最初はまだ若いエルネストはお気楽な若者で、大学を休学し、悪友アルベルトと一緒にオンボロ・バイクのノートン(ポデローサ号)に跨り南米周遊の旅に出かけるという出だしで、なんとも吞気なもんだな・・・日本の若者にはそんなゆとりはないよ、と冷めた目線で見たくなります。

実際映画は知りあいのGFの元に寄ったり、獲物を取ろうと無茶して川に入り風邪を引いて肺炎になりかかるようなことをしたりと鷹揚に進行します。
ただその間にかかる南米音楽と風景が見どころで、コッチまで南米旅行をしている気分。
なかなかこれもイイじゃないか、と思えばこそ、
ゲバラ達がペルーに入り、農場主に良いようにされてしまった小作農の人や鉱山での労働実態などを垣間見るにつけ、がらりと色合いが変わるところがこの映画の本当の値打ちです。

人気のないマチュピチュの映像が、先住民族、略奪される人々の荒廃のメタファーとして強力で効果的ですね。

一人の純な若者が、革命を志すまでになるきっかけが美しく力強く描かれます。

ラストがとても印象的で、飛行機で帰路につこうとするエルネストに、アルベルトが嘘の告白をするのですが、「もう知っていたか」という笑顔がなんともいえず成長し一皮向けた大人の男の顔になっている。
するとそこにゲバラ自身の成長も映し出されている。
互いにこれは偉業ではないものの随伴した者同士の物語りだったわけです。

滑走路を飛び立つ飛行機の後に、ゲバラの成り行きが被り、そこでまた80歳を迎えたアルベルト自身の映像と飛び立つ飛行機が映し出される。
偉業に挑む若者の血統は絶えることはないのだ。
そんな作者のメッセージが込められていると思いました。

ps
旅の困難さが、結果的に一人の若者を変えたわけですね。
確かにパック旅行じゃこういう思いは出来ない。

でも年を取ったらこういう旅は体力がなくなって出来ません。
旅は若いうちにしろ。
そんな格言を思い起しますね。
感想は映画ですが、コッチは本です↓

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 04, 2008

眼球譚  G・バタイユ(オーシュ卿)   生田耕作訳

シュルレアリズムの手法で、スカトロジーと異常性欲を描ききった究極の暗黒小説として名高い1冊です。
しょっぱなから無茶な性描写の連続で、最初は変態AVの脚本読まされているんだか、高尚な文学の系譜に連なる本を読んでいるんだか分からなくなりますが、狂暴な風の吹きすさぶ絶壁の上に孤立した城のような精神病院の描写辺りなどからは、喚起されるイメージが強烈で、なるほどこれは文学史上に残る怪異作品ではあるなあ、と思わせる力がありました。
素っ裸に靴だけで自転車に乗るシーンなど、ボスの「快楽の園」を見ている気分でした。

冒涜的な描写続々ですが、著者によれば、
「まっとうな人間は去勢された目をしているからだ。彼らが淫らなものを恐れるのはそのためだ。・・・世間の人間が《肉の楽しみ》を味わうのは、それが色褪せたものであるという条件のもとにおいてだ。・・・私が好きなのは《穢らわしい》と見なされているものだけだった。・・・星輝く大空までも穢しつくすのだ。」
ということです。
ここにバタイユが執拗に追い求めたエロティシズムがあります。

我々の日常には関係のない、むしろ関係させてしまうと生活が破壊されてしまう類の話ですが、バタイユは執拗に意識の破壊点、その終わりなき叫びを紡ぎだそうと格闘し、読んでいると、ある種の芸術は、決して飼いならすことの出来ない野獣なのだ、ということを改めて認識します。

そしてそれは人が自らに含む、毒と狂気の故でもあります。
文化とは、そんな毒と狂気を芸術のカタチにして表現し、互いの日常を破綻させない役割を持たせるものでもあるんですね。

ただここで思うのですが、この本の闘牛への幻視などを読んでいると、今の世の中ってこの種のエロティシズムの衝動を手なずけてビジネスにしていますよね。
今なら、優れたトレーニングを受け、磨きぬかれた技量と身体能力を見せるボクサーや総合格闘技の1シーンに。またスペイン繋がりならリーガ・セスパニョーラのプレーに、我々は原初の時代、農業への必要性から生み出された「時間」という概念以前の、狩猟者と獲物という関係の上にだけあった「速度」の「記憶」と向かい合うことになります。

「文学が趣味です」と言いたいなら抑えておく1冊でしょう。
少なくともジョイスやプルーストよりは楽に読めますよ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 03, 2008

フェラーリ360スパイダーは幌を掛けていてもイケル!

やっと休みなんで持ち出そうと思ったら、早朝は陰鬱な空と寒風がお出迎え。
この間寒かったんで、アルマーニのマフラーとランバンのハーフコートと重装備で乗り込む。(この間はシートの後ろにおいてあったユニクロのフリースで走っていた)
エンジンを掛けるとアイドリングにブレが出ているのでいつもの場所で幌を開けるのは止めて、もう少し走ってからね、と走り続ける。

水温が上がってくるのは15分後。ゆっくり流れに乗っているせいか、油温は中々上がってこない。高速の入り口についてしまったので、もうそのまま入ってしまった。
追い越し車線を走っていくけど快適だ。
気がつくと過剰とも思われたエンジン音の角が取れていて、当然風の巻き込みも皆無で幾らでもスピードが出せる。
途中、飛ばしているポルシェ911と遭遇。
あっさり空けてくれるので、追い越すとついてくる。

車団から抜けてしばらく前が空いているので、全開。
250をオーバーしたところで911には、降りてもらえました。
オープンだと230位から怖いんですが、幌掛けているとコレ幾らでも平気ですね。

その後某所で2.3速の高回転を使ってちょっと走ったんですが、クゥオーーーンという快音だけが耳に届き、これは良いです。
私は冬の寒空なんかに負けるようならオープンなんか乗るな!
ヒーター全開+マフラーなら寒くないよ、という幌開け原理主義だったんですが、宗旨変えします。

疲れないし、幌掛けていることで、音の刺激もまろやかになって、また別の味わいだ。

注意するのは右後方の視界だけだな。
やっぱりフェラーリはスパイダーだな。幌閉めていればこれだけ快適にも走れる。
それでまた来年の春過ぎには「風」を味わえる。

音楽は「雪、無音、窓辺にて」「ハレ晴レユカイ」を聴いてました。

幌を閉めていれば「天国の記憶」まで聴けるとは思わなかった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 02, 2008

救いだよ、BSデジタル、広重、ラベルの特集&法事に行って綾波レイに似た従妹を思いだす

昨日はアレから夜遅くまで書類仕事。
救いはBSデジタルで広重の盗作疑惑の特集をやっていたこと。
大好きなんです、広重。53次に漂う典雅な世界観は、美術史上でも稀な逸品と思う。
コッチが元ネタと司馬江漢の絵を見せられれば見せられるほど、絵描きとしての広重の偉大さを認識するのみ。
並行してフェルメールもやっているし、終わった後はNHK音楽祭2008で「亡き王女のためのパヴァーヌ」をやっている。
こんなコンサートにサラッと行ってみたいです・・・毎日毎日仕事じゃなくて・・・
でもこういう番組を観ていると、テレビも捨てたもんじゃないと思う。
みんなBSだけどさ。

そして今日も起きて書類仕事、午後から遠方の法事に行くので、午前中にウエイト・バイクのトレーニングを終わらせ、午後もやって4時前から喪服に着替えて出発!
今日なんて天高く秋晴れで、フリーだったら楽しい一日になったと思うけどしょうがない。

法事先で従妹と合う。
もう久々の再会。
彼女は、ショートカットで口数が極端に少なくて、顔立ちが綾波レイに似ているんだよね。
改めて気づいたんだけどさ。
違いはいつもニコニコしていること。
辛抱強くて、お勉強も出来た娘でした。
もう二人の子供がいるお母さんなんだけど、痩せた姿はそのままで、今でも健気な印象で、もし綾波レイが結婚して年取ったらこんな感じ?ってちょっと思いました。

9時過ぎに帰ってからまた書類仕事。。。
もうイイ加減に嫌なんだけど・・・電車で行ったんですが、途中、バタイユの「眼球譚」を読みました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

November 01, 2008

退屈だったはずのキャッシュが輝く日々はいつまで続く?

私に限らず今回の暴落で世界が身に染みたことは、現金、キャッシュのありがたみだろう。

キャッシュ・・この世で一番退屈な資産。
同じお金でも、素敵なクラブの会員権を買う・・・高級車を買う・・・投機や投資に回し、キャピタルゲインや高い利回りに夢を託す・・・なんていうのがスポットライトを浴びる華やかなスターなら、普通預金に口座に眠るキャッシュは、普段は意識もされない壁の花・・・

それが金融市場の激変で、一気に周囲の救世主に躍り出た。
もうキャッシュこそすべて!
最後はキャッシュが生活を、会社を回すってのに突然気づいた!
今やみんながキャッシュを追い求めている。

その為には赤字も覚悟で、ともかく在庫は作らないのが世情のよう。
私の知っている限り、今高級車は空前の買い手市場。
某高級リゾート・クラブの会員権・・・少し迷ったんですが、ホントに買わないで良かった。
まあ買っても暇なしの私、何時行くのってのがネックで止めたんですけどね。
それからレクサスLSも買いたくなったんですが、止めておいて良かった。
これまたセルシオ、今年、会合と法事で計8回しか乗ってないじゃん、フェラーリより乗ってないクルマ、買いかえてもどうよ、ってのがあったんですが、一時ちょと欲しくなったのがヤバかった。
買い物はしなかったのがすべて吉と出たのですから、もう贅沢は敵だ、という感じですが、先日妻が出かけついでにデパートに寄り私と自分の分のセーターを買ってきた。
デパート空いていただろう、と言ったら、もう激混みだそうです。
?と思ったらすでにバーゲンやっているとか、買った理由も半値だったからだそう。
そして今日、たまたまでしょうが、高級ホテルの案内状が幾つか届いたのですが、ちょっと目を疑う値段です。
投げ売りされているのは株ばかりじゃない。
クルマから衣料品、ホテル代まで!だ。

おそらくこの動きのキーワードはキャッシュ!
現金を手元に!でしょうね。

でもこの動き、いつまで続くんだろう?
確かに不景気ではあるけど、安値にすれば買い手も現れるのが世の習い・・・
ただ今回の熱モノはかなりの温度だっただけに、懲りてなますを吹く動きはしばらく止まらないんだろうか?

こういう動きからみんなが投資を控え、消費を控えると、合成の誤謬からますます景気が回復しない、なんて言われても、じゃああなたからお先にどうぞ、としか思えないよな。今は。
さてこれからまた一仕事・・・と。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« October 2008 | Main | December 2008 »