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June 29, 2008

ロッキー1 ある愛の物語

公開当時、大ヒット映画として、最初に宣伝を見たとき、あまり期待は持ちませんでした。
スタローンとかいう新人俳優はバカ面に見えたし、当時から熱心にみていたボクシングには目が肥えてしまい、生半可な試合シーンには萎えるだろうと思っていたしね。

ところが実際はご覧の通りで、ビル・コンティの名曲にも乗せられ、映画の終盤では、もう涙、涙の感動しまくりでした。

この映画も語りだすときりがないので、今日はタリア・シャイアとロッキーとの恋愛について書きたいと思います。
何故、恋愛映画というと、美男と美女が主演なのか?
古来から定番とされつつも、誰もツッコまない暗黙の了解事項ですが、この映画の二人は最初、まったくイケてない。
ロッキーは優しいけど、のそのそした負け犬ボクサーだし、エイドリアンは眼鏡のブスの30近い、内気な女。
共に純情で、コンプレッスクに怯えていて、臆病で、相手を恐れている。
でも二人がビクビクしながら付き合いだす過程は、どんな恋愛映画より美しい愛の表現に満ちている。部屋でのシーン、スケート場でのシーン、夜の散歩、みな素晴らしい。
何故か?
そこに絵空事でない、愛の本質が奇跡ように表現されていたからです。

愛の本質ってなんだと思いますか?
私は敬意だと思うんです。
相手を大切に思うこと。一つの物を大切に思うこと。
それが敬意です。
相手に敬意を持つから自分が小さく見えて、臆病になる。
それがこの映画では実に良く伝わっってくるから観るほうは、心が動く。
嫌われたくない。
そんな単純な恐れが、案外、人の持つ最もピュアな感情なのだ、という真実が良く描けています。
だからラスト、試合が終わり、熱戦の終了で大騒ぎになったリングで、最初冷ややかだったリング・アナまでが興奮し、「歴史に残る試合でした」だと言う中に、鳴り響くロッキーのテーマと共に叫ばれる「エイドリアン」の声が効くんだよな。

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