甘く危険なクルマでした、フェラーリ360スパイダー
フェラーリ360spiderのドライヴィング・インプを書きます。
1)街乗りでの取り回し
モデナを最初に見た時、誰もが感じたことは、うわ、デカイ!だと思います。
確かに横幅192cmですから、以前ならフルサイズ12気筒の大きさです。
12気筒フェラーリなら路上の帝王ですから、威風堂々辺りを払うサイズも結構でしょうが、8気筒フェラーリは騎士のイメージ。
俊敏な印象が欲しいところで、あまりに肥大化するのは如何なものか?
さらに極端に低い車高に潜り込むようなドライビング・ポジションと扱いは極めて難しそうに見えますが、乗ってみればF1シフトに癖もなく楽で非常に簡単です。
なら「お使い」にも使えるか、というと、やはりサイズと最低車高の問題があり、出先の駐車事情に左右されるでしょうし、何よりMSマフラーからの「快音」が、はた迷惑になりかねないので無理ですね。自分でも鳴りっぱなしの音には疲れるよ。
2)高速での安定感は抜群!
モデナは色々言われてましたが、高速走行での安定感は私には充分です。
ベンツのような磐石さではなく、鋭利なナイフで切り裂くような感覚ですが、それはフェラーリ・テイストでしょう。
はっきりいっていくらでもスピードが出ます。
首都高に入り、バンバン飛ばしたのですが、快音に煽られて、前の車線が空いのでフル・スロットル!
スピード・メーターの針の上がりが鈍いので、なんだこんなものか、と思ってよく数字を確認すると180キロからの加速だったりする・・・
確かに180からのけぞるような加速は無理だよね・・・
というかやってはダメです.
ただそれくらい安定して、ずっとオープン状態で乗っているのですが、風の巻き込みも最小です。スピード感が大幅に狂いますね。
その原因の一つに速度計の問題があり、時計の3時の位置にリミットの340があるので、100キロでも普通の車の30-40キロ前後を針がフラフラ動くだけ・・・
その錯覚に注意して、以後は抑えて流れに乗って走り、カプチーノに抜かれたりしていました(笑
3)ひたすらに甘美なるサウンド、死へと誘うセイレーンの叫び
エンジン音ですが、街乗りではもう少し静かな方が良いです。
MSなんですが、はっきりいって五月蝿すぎます。
でも高速に入るとそれは一転、快楽の極みへと変わります。
スロットル開度への反応は鋭敏に過ぎるほどで、まさに楽器の感覚!
本領は、4千回転を超えとこからで、そこからサウンドの音粒が揃ってくると、ハイトーンの高性能レーシング・サウンドを思わせる叫びは、絶頂に達します。
特にオープンでダイレクトに聴くそれは、麻薬的な快感を思わせ、クオーンという音とからクワーン、カオ―ンと来て、リミットからシフトアップすると、ファオンと甘くあえぐような息継ぎを見せる・・・
なんつーか、もうそれはエクスタシーの境地そのもの・・・
ホント、調子に乗っていると危ないですね。
死と危険への甘美な誘惑を弄ばせるクルマ、それがフェラーリのスパイダーなんだな、と思うよ。
後は向こう側に落ちないことだけは忘れるな、ということですね。
安全運転でいきましょう。

















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