頭文字D THE MOVIE
しげの秀一さん原作の映画化ですが、監督、脚本、主演などが中国、香港系のスタッフで構成され、私も嫌だな、と思いましたし、特に原作に愛着のある方はこだわりたいという気持ちは理解できますが、これも日本車の生んだ文化の海外渡来だ。彼らなりの精一杯の解釈だ、と広い気持ちで楽しみたい1本です。
主演のジョイ・チュウのクールな表情は印象的でしたし、峠のレースシーンは抜群です。
私は言うまでもなくこんなレベルではないですが(この対向車線にはみ出しまくりのドリフトは完全に犯罪です)、峠の走りは大好きで、未だに行ってしまうと燃える方なのですが、舞台が日本ということもあり、今まで見たあらゆる映画の中で、自分が走った時の実感に最も近いリアルな印象を受けました。
また日本の日常風景も欧米系の監督より遥かに良く撮れていたと思います。
コンビニ前や夕焼けの山道、豆腐店の前など違和感なかったです。
確かに俳優さんたちの醸し出す香港系の香りは濃厚でしたが、良いじゃないですか。
この映画は、まさに日本車ファンの日本車オタクが作ってくれた映画なのです。
86、FC、GT-R、エヴォ・・・みな素晴らしい名車たちです。
日本の本当の敵は外国でなく、日本国内に日本人としているように、日本車の生んだ豊かな文化を、最も毛嫌いし貶めていたのも、ひたすら欧州車を礼賛するしか脳のない、日本のクルマ雑誌のライターとその賛同者たちです。(これはアサヒる人々やTBSの報道を信仰する人々が耐えないのと同じ構造)
彼らの決まり文句は、「日本車には文化がない」です。
「ない」というのは、非常に失礼な言い草です。
「私は日本車的な文化は嫌いだ」
これなら分かる。
好き、嫌いは個人の趣味で、他人がとやかく言うものではない。私も言わない。
でも「ない」というのは酷いでしょう。
存在すら認めない。あることを抹殺しているわけです。
唐突なようですが、クルマを食事にたとえてみましょう。
たとえば「和食にはフランス料理の文化がない」
寿司や懐石の名店に行ってこう言う人はいないでしょう。
食べ物のと乗り物の違いはありますが、ともに人には必要で、楽しめるもので評価基準は一緒なはずです。
欧州車礼賛主義者は、欧州車の文化「しか」見えない人々なのです。
確かに日本料理にドイツ料理の文化は「ない」でしょう。
でもそれは悪いことではなく、ただ料理へのポリシー、アプローチが違うだけです。
和食よりイタ飯が「好き」
これなら結構。
お好きにどうぞ、というとこです。
結局、日本車には非常に豊かな文化があることを、ワイルドスピードやこういう映画が証明したわけです。
慶賀の至りだと思います。
ps
次は「バリバリ伝説」やって欲しいな。
漫画はコッチしか読んでないんですよ。
公道でレースやるならバイクの方が健全だしね。
ps
こういう文化輸出は何より大切な国力で、そのためにも伝説になるようなクルマをメーカーは作って欲しいですね。
それだけはお願いしたいです。


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