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February 01, 2007

壬生義士伝

この映画は中井貴一である。
レベルの高い良質な映画だが、あえて細かいことは言いたくない。
私にとっては、ひたすら中井貴一なのだ。

二代目芸能人なんでしょう、
いい気なモノだよね。
と思っていた時期もあったが、もうお父さんを超えたのではないだろうか。

随分前に「週末、仕事を忘れる、恋人、妻、男ならこうありたいね」、という笑わせるCMがあったが、
この映画の中井貴一は本気で男ならこうありたいと思わせる演技をしている。

禄高が増えると、本音のまま喜びを出してしまう。
飾ることなさ過ぎのキャラクター。
でも自分の贅沢の為じゃないんだもんな。
支えるべき家族がいるから、何より嬉しいのだよ。

なまりはあるし野暮ったいけど、覚悟と誇りは飛びきりなんだ。
こういうのをホントウのプライドっていうだろうな。
満座で恥を掻かされても笑っている。
でも楽な裏切りには絶対に乗らない。
昨今男の贅沢雑誌が花盛りで、それもなるほど結構なことだと思うのだけれど、こういう映画のこういう崇高なる男を見ると、チョイモテだの、チョイワルなんてことが果てしなくカッコ悪く思えるのだ。

両手に刀を握りしめ、弾幕の中に突っ込む姿は最高だったよ。
決戦前に、握り飯をみんな黙って上げてしまう処が、男ならこうありたいんだよ。


ps
最後の長セリフだけがくどくて惜しい。
あそこは切って余韻で伝えて欲しかったね。

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