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November 2006

November 29, 2006

名探偵ポワロと過ごす休日

うららかな冬の1日ですが、みなさまいかかがお過ごしでしょうか?
私は本来、今日は休日なのですが、月末月初の書類仕事で自宅に引き篭もりです。

こんな日には、単調な仕事を慰めるようなモノを、何か見てみたいものです。
じっと見てないとダメなモノは向きません。
観るに耐えないモノはモチロン論外。

適度にオモシロく飽きさせず、刺激のあるもの。
今日はヤフー動画で「名探偵ポワロ」のシリーズを発見。

喜んでこれからノンビリ観ていこうと思ったらなんと期日が明日まで。
なんで俺、気づかなかったかなぁと思ったら配信開始は17日だよ。
ヤフーさん、もっと英国的田園生活に流れる時間のように、閑雅に長くやってください。

まぁ無料だから文句も言えんか。
今日は仕事をしながらポワロの日にします。

でもこのドラマ、まことに丁寧に作られていて英国がA・クリスティーをいかに誇りにし、大事にしているかを表してます。
街角のロケは完璧で、さりげなく走るクラシックなロールスは時代そのまま。
なるほど登場人物達の質実なファッションも、観ればいかにも英国スタイルで、その中でフランス語をもらすポワロは、どこか柔らかなファッションで、一種異物として事件を解決するわけです。
ポワロ役のデビィット・スーシェも日本で吹き替えをやっている熊倉一雄さんもこれぞはまり役で、ポワロはもうこんな人というイメージが強固に出来上がってますが、悪くないです。というか原作と比べてもとても良い。


今日は午後から「コックを捜せ」「ミューズ街の殺人」「ジョニー・ウェバリー誘拐事件」「24羽の黒つぐみ」「4階の部屋」を一気に見ながら書類仕事を延々とやっていました。
ミステリアスで甘く哀調を伸びたテーマミュージックも格調高く英国風です。

ps
クリケットの国別対抗戦とスポーツカーに夢中のヘイスティングスには親近感を覚えます。
サッカーは今日からアジア大会ですね。

でもまだまだ山盛りの書類があります。
今週は土日も休んでないので少しウンザリです。

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November 28, 2006

ベスト・オブ・サラ・ブライトマンに足らない曲

音楽部門で今年最大のマイブームはサラ・ブライトマン。
ちょうどマセラティを買った時期と重なったこともあり特にクルマの中では聞きまくりです。
非常に質が高い音楽なので同じCDを何度も聞けるところが凄い!です。
2時間のドライブを1枚のCDで乗り切り、渋滞の苦痛すら緩和させられるって体験は他にないです。

ベストがでましたが、ファンとしてはアレで全部と思って欲しくない。
他に1枚ならロンドンシンフォニーとやったTime to Say Goodbye [from US] [Import]がおススメ!
メガヒットしたTime to say Goodbyeから始まる怒涛の天上曲ラッシュ!で持っていかれて
特にビリチス@フランシス・レイからリヴ・フーエヴァー@ブライアン・メイにつながり、カタラーニの歌劇「ワリー」にいたると、なんかもうどうにでもしてくれって気になってしまう。
いまさらフランシス・レイに感動出来るとは思わなかったけど、驚くべきは映画音楽からロック、イタリアオペラをまったく自然に繋げてしまう包容力。

私はプログレからハードロック、クラシックが好きだったのですが、この人を聞いていると、歌手とはかくあるもの、音楽とはかくあるべしとすら思います。

ps
テレ朝がA Question of Honourをサッカー日本代表のテーマソングにしたので、流れると条件反射で身体が熱くなりました。川平Jの口調で「勝つんです」、なんて言葉が蘇ります。テレ朝は、解説の松木とこの曲を使ったのは功績だったと思うよ。

ps
マークXのCMでも途中が少し使われますが、部長役の佐藤浩市に美女の部下が
「私の望みはずっと部長の部下でいることです」なんてシビレルようなことを言わせてますが、サラ・ブライトマンなら同じ位シビレられます(笑

ps
それにしてもクルマによって聞く曲って違う。
S2000ではD・ボウイ、レッド・ツェップ、相川七瀬だったのに、マセラティではLZはHDDに入れただけでまったく聞かず、あんなに聞いていたサンタナもご無沙汰気味。
ちなみにシビックは近距離専用なので音楽はなし、セルシオではアリア集とペリー・コモなんて聞いてます。
その点マセラティはセルシオに近いのか・・・


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November 27, 2006

新たな枠組み? ドルの行方の決め手になるのは

巨額の経常赤字を出し続け、随分前から暴落、暴落といわれながら落ちないドル。
結局、どうなのよ、ってことで考えたので書いてみます。

ドルを買っている人の言い分は、金利が高い、だろう。
スワップ分なんてちょっと落ちれば損勘定だよっていわれてもやっぱ5%の金利は魅力。

売っている人の言い分は、出回りすぎた商品(ドル)はいづれ下落で調整される、だ。

今のとこ買い方の言い分が通っているわけですが、NYダウ構成銘柄を見ると、
マイクロソフト、3M、ウォルマート、ディズニー、デュポン、ボーイング、アメックス、エクソンモービル・・・
国としてなら大赤字でも、こんな企業を抱えているならその国の通貨は買ってもいいなぁ、と思わせます。

結局、通貨が売られる=その国に見込みがないってことなら、アメリカはどうだろう。
ハイテクから化学、飛行機に金融、マックやコカコーラなど世界の街角に増え続ける企業もあって、産業的には磐石の布陣といえなくもない。
これだけの企業群を持っている国、他にあるの?ってことだ。

移民と出産率の高さから先進国随一の人口増加率を誇っていれば、内需もOKだろうし、それなら建設も住宅もいずれ持ち直すだろうし、農業も強いしね。
ならなんで国としてなら大赤字なのっていうと、世界に冠たる企業たちは、安い人件費を求めて米国以外に生産拠点を置き、そこで決済されることもあるはずだ。

結局、ドルが落ちない、謎解きはグローバル化ってことなんでしょうか?
アメリカは確かに赤字だけど、中の企業はしっかりしている。
余人に変えがたい会社が一杯ある。
だからいくらドルが溢れても、ドルを買う人は後を絶たない。

このここまでグローバル化した経済社会を完全に説明できる経済理論がないから、本来、赤字国の通貨は暴落という理論通りに通貨は下がらない。

ならばドルがホントウに暴落するのは、アメリカの会社がフォードやGM、クライスラー化する時なのか?
全部がダメにならなくても、赤字を埋めきれないほどに主要産業が他国から痛めつけられる時が、大きな転換点なんですかね。
それを見るならダウやSP500を見てれば良いんですよね。

ただドルが溢れて世界的な不動産上昇、株価の堅調、落ちたけど(エネルギーは。穀物は上がってますね)商品相場の上昇もその産物なんだろうから、ドルの下落は、あらゆるリスク商品とストック価格の暴落を招くのだろうか。

あるいはアジア経済が自立して、ドルへの投資より自国投資ってことになれば、ドル買い需要は落ちるからドルの下落はあるだろう。
それにはアジア経済の状況を見てればよい。
何を見るかっていえば、その時は、債券を見よう。
魅力的なアジア債券が出てくれば、還流がなくなりドル安要因だろう、

ドル流失バブルのポイント・オブ・ノーリターンは、私ごときにはまったく分かりません。
ホントにいつか自然のままに崩落するかもしれんし・・・

以上、シロウトの戯言なので本気にしないでね。
本気にすること厳禁!です!


ってここまで書いて、俺、最初のドル買い要因は、金利だって書いたよね。
もしドル金利が低かったらみんな買うかな?

産業構造なんて考えなくても金利見てれば良いのかな?
ドルが金利を下げるのは=景気の悪化の時だ。
あの国の景気悪化=内需不振だろう。
住宅の減速と消費を見とくのかな。

書いてるうちに結論が揺れる記事でした。
ゴメンね。

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November 26, 2006

アンリ・ルソー 楽園の謎 岡谷公二

1度魅了されてしまうと、アンリ・ルソーほど不思議な画家はいません。
レンブラントやティツアーノのような超絶大技巧があるわけでなし、幼稚とも思えるモティーフには、ダリやマグリットに驚くような奇想もありません。

ただその熱帯風景の大作の前で、絵から立ち上る濃密な呪術的気配と、異様なほどの生生しさに圧倒されると、なぜこれほどに惹かれるのか、と謎は限りなく深まります。

この本は著者の岡谷さんがルソーの生地を訪ね、資料を読み込み跡を追い、自らも魅惑してやまない「ルソーの謎」に迫った1冊です。
そして謎は、幾多の迷路をさ迷いながらも
「ルソーの精神は、私たちの近づくことの出来ない領域に住んでいた。
彼は私たちの知らない不可視の世界と関係を結んでいた@ウーデ」
という驚くべき結論に至ります。
アミニスティックな汎神論と驚くような原始的心性。
画面から聞こえるような「蛇使い」の笛は、ルソー自身が吹き、そしてまぎれもなく聞いていたのだという確信などは、なまなかなミステリーよりよほどスリリングな検証過程でした。

ピカソがルソーに偏執したエピソードと、17世紀のルイ14世以来のサロンがフランス上流階級の悪趣味の温床であったくだりなどは興味深く読めました。

今はただ、笑い者として長き年月を送りながらも
「これほど長い間、周囲から無視されながら、おのれの力を信じた人間を知らない」
と諦めなかったルソー自身と、
人気の去った時間外の植物園に入れてくれて
「夕暮れのひととき、深い静寂に包まれた温室の中で、恍惚としてデッサン帖に鉛筆を走らせるルソー@岡谷公二」
こんな時間を作らせてくれたラヴァルの友人に感謝するのみ。


最後にルソーの人となりをよく表わしたギョーム・アポリネールの刻んだ墓碑銘から
「やさしいルソーよ、きこえますか
僕たちは君に挨拶を送る
ドローネ夫妻とクヴァルさんと僕だ
僕たちの荷物を、無税で天国の門を通してくれたまえ
筆とカンバスをとどける
君が僕の肖像を描いたように
聖なる余暇に、まことの光の中で、星たちの顔が描けるように」

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アザー・ファイナル

02年、横浜で行われていたWカップ決勝の日に、ブータンで行われたもう一つの決勝がありました。
ヒマラヤ山中のチベット仏教国ブータンと、カリブ海に浮かぶ火山島の小国、モントセラトという国の戦い。
なぜこの二カ国かというと、FIFAランキング202位と203位の世界最下位決定戦なのです。

こんなオカシナ事を考えついたのは、Wカップ出場を逃したオランダの青年達。
両国のサッカー協会に始まり、各方面に働きかけ幾多の困難を乗り越えて試合は実現します。
途中、モントセラトの選手が寄ったインドで食中毒になってしまたり、コーチが止めてしまったり、審判を頼める人がいなくなってしまったり・・・
予想通りのトホホな展開なのですが、映画の方は、ブータンの山々にカリプソが流れたり、出てくる人の演出もテンポもしっかりしていて、画面には優しい詩情が漂います。

エピソードの合間には、狂言回しとして、白いボールが転々と跳ねまわり、それが見事にスポーツの幸福を象徴していて、しだいに迫る試合当日に映画が進む頃は、もう見たくて仕方がなくなる。
俺も好きだよなぁ(笑

実際の試合は私の心配を裏切って4-0でブータン!
海抜2500mのホームアドバンテージと病気の影響もあったかな。
ブータンは、西岡京治さんとの縁もありますからなんか良かった。

最後、二つに割れるカップで、スポーツは勝ち負けより価値のあることを教えてくれのが、この映画の何よりの値打ち。
「スポーツそのものが喜びなのです。最下位だろうが関係ない。大切なのは、勝ち負けではなく、二つの国が理解をしあい、共に敬意を抱き、友情を深めることが一番大切なこと」
そうだよね。
この映画のなんとも云えぬ穏やかな笑顔の人々を見ていると、勝利至上主義よりずっといい感じ。

ps
それでも昨日のBSでドイツW杯のvsオーストラリア戦なんぞをやっていると、分かりきった試合なのに、1-0で終われ、と祈る私もいるのです(笑
早寝してるよ、いながらおかしな時間に記事を上げていたりする時は、実はBSデジタルでAFCユースの決勝を見なんがら書いていたりするのです。
それで負けたのでガッカリして記事を急に終わらせてしまったりもする。

人間は常に矛盾にみちた存在だな。

平和万歳。
でも勝ちたい。


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November 25, 2006

商品先物を始めました:3 商品先物取引会社へのアドバイス

これからの時代、日経平均先物や為替などの経験は長くても、商品先物は始めてという人が増えると思います。

私が取引を始めるさい最初に知りたかったのは、まずこの買いは、結局幾らの元本なの、ってことです。
灯油を1枚買う、ってことは丸代金なら幾ら買ったことなのか?
白金なら幾らなのか?
これで最大のリスクが分かりますよね。
これを把握したかったのですが、すぐに分かるように書いてないので不満でした。
日経先物や為替は、1枚の倍率がみな同じなので、注文する瞬間にはっきりしているのですが、商品は種別により倍率が違うのです。

まずこれを明記して欲しい。
馴れれば問題ないのでしょうが、初心者を取り込みたかったら気を使うべきです。
私はイチイチ調べるのが面倒でした。

先物取引の世界で生き残るのに1番大切なのが、今自分が何をやっているかを忘れないことです。
知らない人にはバカみたいに読めるかもしれませんが、取引は恐怖と欲望のゲームなので自分を見失いやすいのです。
私の場合その基点になるのは、結局マル代金で幾らなの勝負なの?です。

要は天才以外は低レバでやったほうが無難だよってことなんですが、どの程度の低レバなのかを、毎日ノートに付けていく。
これで大儲けは出来なくても破綻はしません。
これが格段の才のない者がマーケットで生き残るたった一つの方法です。

なのでつくづく思うのは、証拠金が少なすぎるってことです。
取引所で決めたことなのでしょうが、レバレッジで20倍以上が当たり前ってのは異常です。

預かり合計の半分ならイイかな、ってなんとなく開始するとレバレッジで10倍でしょう。
私なら速攻で破産ですね。
長期というか中期でも天才以外はみんなやられると思います。

ちなみに私は証拠金率の1/10しか使ってません。
マル代金でもレバレッジは1.4倍です。
こんな程度で先物とは大げさといわれそうですが、このやり方で生きてきました。
追加投入は今の10倍以上でも可能ですが、いろいろ勉強し経験をつむまでこれ以上は増やしません。
ゆっくりとでもたゆまず勉強し、経験したことをノートに取り、長期で成功できることを目指します。


良い点としては、商品に関するウェッブセミナーは良いですね。
こういう分野を充実させて欲しいです。
基本的な勉強を徹底的にやりやすくする環境を整えることが、何よりの投資家保護ではないでしょうか。


後、何より望むことはセコイ既得権益に汲々とせず、大連にも負けている取引量が増えるように、政治的な努力を必死にするべきです。
大きな金融市場はなにより国富、国力に貢献します。
政治家も官僚ももっとそれを意識して欲しいですね。
これ最大の望みかな。

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商品先物取引を始めました;2

実験開始で取引はモチロンネットです。
開設されると即時入金、その夜には1枚づつ注文し翌日にはみんな約定してました。

ファンダメンタルも見ず、というかまだ知らず、丸代金のみ調べてリスクの総額のみつかんでからはチャートも見ないで注文しました。
思いついたアイデアに合致し注文を入れた商品は、プラチナ、灯油、東京アルミ、ロブスタ・コーヒー、東京ゴムです。
良い鴨になるんだろうな、と思ったのですが、実際に玉を建てないと本気の勉強も始まらないのでとりあえず行動開始です。
真似をしないでくださいね。
こういうバカなことをしても私が先物で生き残ってこられたのは、この後の自制が出来るからです。

で、その後相場はどうなったかといいますと、翌日から全銘柄が損勘定になりました。
損を抱え、リスクをとったと思うと勉強が真剣になります。
チャートを見て、個別の基礎的な勉強を開始しました。
未知の分野ですから、いくらでも勉強することがあり楽しいです。

また商品はグローバルな需給を反映し、世界経済を見る視点が一つ増えた感じなのも発見でした。
為替と株式の2視点から商品を加えた3視点になり、より立体的に見える感じがします。
商品で儲けられるかどうかまだわかりませんが、この点はやって良かったと思います。

ps
もう無効なので、そもそもどんなアイデアだったかと申しますと、(笑わないでね)

商品をインデックスで持ちたい→先物の理論価格は期先ほど金利分高い→ならば他の要素をあえて無視して期先安(逆鞘)の銘柄のみ機械的に買ってhold、順鞘になったら解消、
というのはどんなもんでやんしょ?ということでした。
逆鞘が起こっているということは先安感の台頭ということですから、短期では儲からなくても長期なら良いんじゃないの、という訳で始めたのですが、ダメですね。

じゃ今後どうするか、と申しますと、まず売りはやらない(商品のインデックスファンドを持つつもりだから)。
難ピンで同一銘柄の枚数は増やさない。
流動性のある商品のみやる。
新規投資はチャートから安値を買い、流動性と鞘をみながらロールして長期保有戦略です。

プラチナだけはその後値上がりし、チャートから高値波乱のパターンに見えたので利益確定しました。
後はみな損勘定ですが、インデックスを持ったつもりなのでホールドです。
日経先物OPや為替取引のように必ずものにします。


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商品先物取引を始めました:1

世界の金融市場の中で一番身近なのが株式、市場規模の大きいのは為替。さらに多様なデリバティブも含む債券市場に、商品市場というのもあるわけです。

ただ商品先物会社はどうもよろしくない評判を良く聞きます。
今から振り返ればそのハードルを乗り越えたのが、6年前から始めた為替取引で、なにせ当時は商品先物の会社でしかやってなかったですから若干不安に思いつつ、仕方なく口座を開きましたが、今までの6年間では4社(伊藤忠F、ひまわり、三菱商事F、三貴商事)ともまったくトラブルはありませんでした。
そんなに怖がらなくても良いんじゃないの、というのがこれまでの実感です。

では実際に売り買いを思い、値段をつらつら見てみると、商品先物は、期先と期近の値段がぜんぜん違うのに戸惑いました。
為替や日経平均先物はほぼ1本値ですからね。
乖離があるって時は、何らかの異常事態だな、と逆に分かるものです。
何でこんなに違うの?
自分の分からないことには、騙されるのではないか、と警戒が必要です。

でもCommodity(商品)への投資は、将来を踏まえても覚えておくべきとも思う。
アメリカではセミプロの投資家は普通にやっているようだし、この間までの原油の上昇トレンドなんて楽な相場だったんじゃなかろうか?

でも本業に加え日経先物OPと為替もやっているので時間がない。
ただ最近の下げは、少しづつ参入するチャンスだなと思い、まず商品ファンドを調べました。
実績を見るとどうもね。
運用方針からシステムならロジックも観てみたのですが、私の方が上手くやれそう(←スゴイ自惚れ!)

問題は運用する時の「基本的となるアイデア」をつかめないことです。
運用するのに基本となるアイデア(方針)がなければ、リスク商品には手は出さない方が良いです。
ポリシーのない投資は、一時は儲けられても、最後にはまず間違いなく損をして終わります。

需給を見てファンダメンタルでやるのか、テクニカルでシステムを作るのか。
どうもね。
自信も暇もないっす。
それで為替はシステムをやめたわけだし・・・
ただ商品は安い処があれば買い下がりたい、という思いはある・・・でもシステムでやるには時間がない・・・細かいことは考えず、ようはインデックスで持ちたい・・・これが結論です。

そこで思いついたんですね!
で、さっそく口座を開設。
アイデアの実験開始を開始しました。

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November 24, 2006

マーク・ジェイコブスは天才@ルイ・ヴィトン

村上隆の「芸術起業論」の中に
「ぼくはルイ・ヴィトンとコラボをしてブランド・ビジネスがどれだけ過酷なものか知りました。
欲望だらけの人間を一挙に束ねて商売をする中で、大勢を幸せにするというすごさ」
という1文を見つけ意外な驚きを受けました。

ヴィトンなんて、あのバックを型通り造っていれば幾らでも高値で売れるこれ以上楽な商売はないんじゃいの、と思っていたのです。
それで、たまーに、新作だしてさ。
後は悠々自適というか、仕事といっても半分遊んで暮らしているようなイメージ。
優雅に暮らして感性を養う、なんて言ってさ。

そういうイメージが少し変わったのがランウェイという番組を見てからで、
なるほどこの世界は「流行るか、消えるか@ハイジ・クラム」、のトラブルと競争の熾烈な世界なのね、と遅ればせながら気がついたのです。

前の記事を書くとき、なんとなくLVのサイトに飛んで、コレクションを見たのですが、カッコ良いです。

いわゆる大量生産の工業製品(商品)に心を揺さぶられる美的感動を受けたのは、昔のフェラーリ以来でしょうか?
この見とれるだけで夢の世界に浮遊するような感覚は、1流のアートの証だと思います。

このショーは、ホントにファッションに詳しい人には、しょせんプレタだし、バック付の変形バージョンだし、出てくる服はカジュアルに過ぎる、ってことにもなるのかもしれませんが、私は普段見慣れているわけでないので充分驚きでした。

確かにこれだけのデザインを描き素材を吟味して縫製しショーに仕上げるというのは、生半可な才能と気力では無理だろうな、と思うのです。

現代のモード界は、パトロンを顧客に据えた、昔の芸術家達のような、ある種のアートの領域になっていることを知りました。

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November 23, 2006

芸術起業論  村上隆

LVMHとのコラボを成功させた村上隆さんの極めて挑発的な1冊です。
この本の欠点は、大写しになっている表紙の顔が気持ち悪かっただけ、と言ってみます。

以下、この本にあった個人的な覚え書と提案。
個人的なモノなので、本から拾い出した項目には偏りと書き換えがありますが、ご容赦を。
1)芸術は人の心の振幅を取引するビジネス。
2)怒りと欲望の大きさこそが制作の原点になる。
3)娯楽に麻痺した現代人の感性を揺さぶる1発を打ち込むにはよほどの力がいる
4)問題は新たな「概念の創造」であり、人の想像力をいかに刺激出来るか?が勝負。
5)芸術家の提出した謎に対して、美術批評家が客観性を与えそして連鎖が起こる。
6)タフに作るべし。こんなモノを見たことない、と言わせるには、ただ献身あるのみ。
7)「新しいゲームの提案はあるか? 美術史の新解釈はあるか? 確信犯的ルール破りはあるか?」
必要とされるのは、美術史の文脈をしっかりと把握し、その根元に斧を打ち込むという覚悟のようです。
これは確かにぬるま湯からは生まれないでしょうね。

とても貴重な提案だと思うもの
「日本的な感性が際立つものの一つに「かわいいキャラクター」の創造があります。
変幻自在の発想力は日本人には空気を吸って吐くようなものだから、その芸術的価値を理解していないのかもしれません。
ビジネスで金銭を生む資源として、独自で特異な芸術として輝かせることに国も力をいれて欲しいものです。イタリアは自国の芸術を巡業させるだけで国が50年食える」

これはブランド・ビジネス全部がそうだ。
LVMHのサイトに行ってコレクションの映像を見たのだけれど、みんなイッチマウほどカッコイイ!
それが大変な努力の中から生まれてくることも、書いてある。
ただブランドだ、と安住していて出来ることではないのでしょう。

でもそれが豊かであっても規範を失いつつある日本社会で、少子化とオタク化が進む中、こういう独特の美的感性を磨き表現、制作し「独自で権威付ける」ブランド化の努力は有効だと思います。

日本の未来の可能性は、文化の中にこそあると思うよ。

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ペトロス叔父と「ゴールドバッハの予想」

「世にも美しい・・」からゴールドバッハの話しを読みたくなってしまい、検索したらヒットしたのがこの小説です。
著者はかなりの数学好きではないでしょうか?
ツボを上手く突いてくるので、一気に読んでしまいました。

親戚中から落伍者と云われる叔父は、かつては天才数学者と呼ばれ、数学史上最大の難問に挑んだ人であった!
それを知った時の主人公の感慨が、
「一見控えめな叔父が、実は、自らの意思で、人類の野心がめざす最先端の領域でひたすら格闘していた。知的な世界のもっとも暗いだれも触れたことのない片隅にプロメテウスの光りをもたらそうとした。
冒険は失敗したとしても、望みがないと知りつつ大きな戦いにおもむくロマンティックな英雄そのものだ。」
ここからこの小説は、叔父が回想を語る形式を取り、数学者の苦悩と恐怖を実に巧みに描き出します。

自分は選ばれた存在なのか?、という不安。
ゲーデルが提出した不完全性定理への恐怖。
そして概念の天界に挑む時の過酷さ。
「神へと至る英知に挑む、極一部の天才達は、その輝かしい光りに魅了されるあまり羽を焼かれて落ちるのだ」

地上にもやは冒険の場所はない、という時代ですが、たった1行の予想にまだ深淵は残っています。
「2より大きい偶数は、2つの素数の和である@ゴールドバッハ」
これが解けない。
たったこれだけのことが、これほどの偉業を積み上げてきた人類に未だに出来ない。

ラスト、みなさんは、どう解釈しますか?
私には叔父さんには見えたのだ、と思います。
でもそれはあまりに簡単に過ぎ輝かしかったのだ、と思うのです。
ちょうどユークリッドの素数定理のように。

ps
ペトロス叔父が散歩中もゴールドバッハの予想を考えている辺りはニュートンを、チェスの愛好家になるあたりはマグリットを思い起こしました。
ルネ・マグリットは画家ですが、やはり神の光りを見た人間の一人であり、静かな狂気を思わせる「卵を選ぶ時の逸話」を残してます。

ps
全ての偶数が二つの素数の和で表わせるかどうか?ということは結局素数分布が鍵になるんでしょうか?
ならばこれもゼータ関数上のリーマン予想が、はっきりしないとダメなんですかね。

ps
最後に悲劇のラマヌジャンの見解を覚え書き
「直感だが、この予想は非常に大きな数において成り立たないような気がする」

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November 22, 2006

大エルミタージュ美術展に行ってきました

それで帰りは大エルミタージュ美術展に寄ってきました。
ロシアと云えばBRICsですが、どうも内情はオイル頼みで怪しいようですね。
そんなイメージを抱いているので、宮殿の壮麗さもどこか野暮ったく感じるんですよね。
まぁ壮麗に過ぎる物はみんな野暮への崖っぷちってモンだけど。
チェルシーは強い(ロシアの石油王がお金をつぎ込んでいる)けど、何時まで続くの?ってのと通じるかな。

そんな中で1番の華はゴーギャンの「果実を持つ女(エウ・ハレ・イア・オエ)」
これには圧倒的なmagicがありました。
ゴーギャンは今でも評価高いですが、先物市場があれば買いでしょう。
将来はもっと高くなると思う。

ピカソの「農夫の妻」には、ピカソ独特の圧倒的な骨格の太さと腕力を感じました。

最近、村上隆の本を読んでいるのですが、絶賛しているボナールにはピンときません。
ボンヤリした画家だとしか思えん。
なるほどマティスは良いですね。
マティスは真に自由な画家だ@村上隆、の言葉に納得。
マティスは自分の中にちょっと見直しの機運が出るかも。

個人的に好きなルソーの「リュクサンブール公園、ショパン記念碑」は小品だけれども惹かれます。

異彩を放つモーニス・ドニは遠くからでも分かったので駆け寄りましたが、ドニにしてはそれほど出来の良い1品ではないか?

ドランは良かったな。やっぱり好き。

お客さんは一杯でした。
その後、国立博物館で松林図屏風@長谷川等伯を見ようと思ったら展示してないって。
これは狙って行かないとダメだな。

木々が色づいて、上野の森は綺麗でした。
もっとゆっくりしたかった。

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マセラティ・スパイダーの六ヶ月点検は

今日は休日だったので、(その代わり今週は土日も仕事)コーンズ&co.にマセラティ・スパイダー・カンビオコルサの半年点検に行ってきました。
故障の帝王、絶対にマトモに走らないクルマといわれたマセラティも、フェラーリ傘下に入り壊れなくなりました、って話を聞いていたから買ったわけですが実際はどうよ?

深刻なトラブルはなくっても、ウインカーが切れたり、ミラーが落ちたりお茶目なトラブルはあったのか?と申しますと、何事もありませんでした。
ガソリンの補給だけ気をつけていれば、後はホンダと変わらない実用性です。
幌も健気に動きます。
エアコンも効きます。
オーバーヒートもしません。
改めて驚きました。

じゃなんで半年点検なんかに行ったかといいますと、なんと日本が誇る電化製品、パナソニックのカーナビ、
「ストラダーレ」のタッチパネルがダメダメなんです!
これだから人生ってナメチャいかんですよ。
予断をもって事にあたってはダメです。
イタリア人のクルマがちゃんと走って、日本の電化製品が故障するんだからね。

それにしても今日の首都高はどうなってるでしょうか?
町田まで東京縦断3時間のドライブになってしまいました。
3時間だよ、3時間!

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November 20, 2006

株価大幅安、明日以降は?

今日はずいぶん下げました。
積みあがっていた裁定残の解消の動きのようです。
現物、先物とも出来高、多かったですね。

前の記事で少し触れた売り玉は、今日の寄り付き早々とクローズしました。
ホントは金曜には指値でクローズの指示@エクセルが出ていたのですが、約定してなかったのです。
寄り付きで、閉じてしまったので、そこからの下げは取れてませんが、10月末から売り持ちを作っていたので良しとします。

さてシステムでは、金曜日に閉じた売り持ちは、今日以降、そこそこ上がったとこで売りなおし、という予定でしたが、今日の急落でプランは狂ってしまいました。
まぁ、こんなもんでしょう。
いつも思惑どおりというわけでないのはモチロンです。

明日以降もどうなるかはわかりませんが、TOPIX現物のPSYは1-10なんですね。
PSYは単純なサインですが検証してみると結構信頼に足る指示をしています。
まぁ、検証はあくまで「過去」の結果であり、未来への保障ではないですけど。

具体的な行動としては、今日の急落でボラティリティが上がったので、明日以降は、ショート・ストラングルを作りに行きます。
小さなポジションから作っていきます。
思惑通りにいけば利食い、ロスが出始めたらハンドリングしてみてダメなら損きりです。
取引はそういうものですよね。

未来は分らないから、心配になるようなリスクは取りません。
安眠第一です!

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November 19, 2006

ステルス

何も考えずに楽しめる娯楽アクション映画の見本のような1品。
ロブ・コーエン監督は、「ワイルド・スピード」を上回るスピード感と、「トリプルX」を陵駕するメチャクチャぶりで、スピード狂にはたまらない傑作を撮り上げました。

人工知能を持った最新鋭の超高性能ジェット戦闘機が意思を持ち暴走!
さてその行く末は、という話ですが、VFXで描かれる疾走感が最高で、興奮のボルテージは上がる一方!

話しの作りも上手いですよ。
観ていてすぐに思いつくこの映画の無理は、戦闘機が1機で反乱を起してもすぐに燃料がなくなってアウトじゃないの?という問題があると思います。
そんなことの解決の仕方も、さてお立会い。
無料では終わらせないスペクタクルが素敵なんです。

距離的に、時間的に色々無理があるんじゃないの?と云うのは野暮というもの。
そういう疑問を深く考えさせないのが値打ちの映画です。
ストーリーに一切疑問は抱かない!
常にそうなんだぁ、と思って観るのがコツです。
バカほど楽しめる映画でしょう。


ps
スピード好きなら究極の夢はジェット戦闘機に乗って飛び回りたい、ってのがあると思います。
そりゃスペースシャトルの方が絶対速度は高いけど、旋回性能が落ちるでしょ。
キリキリとコーナリングしたいですよね。
なんて考えているオタクには絶対おススメです。

音速の何倍もの速度で雲の中を突き抜け、成層圏で太陽を目指し、海面ギリギリを飛んでみたい!
現実には無理だから、この映画を楽しみましょう!
ロブ・コーエンは、そんなことを考えているカッコイイ、バカだと思います。

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ミルトン・フリードマン氏死去

マーケットを判断する上で最も重視し、根本に置いているのがマネー・フロー。
今では当たり前のスタンスですが、これを考え出したのがミルトン・フリードマン先生なのでした。
新たなアイデアは1度考え出されると、それはあたかも昔からあったごとく常識とされていきますが、マネタリズムほど投機の基準を変え、各国の政策の根本を変えた思想もないと思います。

マーケットに血圧と血流量のアイデアを持ち込んだんだもんね。

雇用統計が注目されるのも、中央銀行の理事会が騒がれるのも、すべてはこの上に立った論拠なわけですよ。
実態経済より金融政策を重視するって辺りは、先の経済の仮想化を見越していたような予言性も感じます。

恒常所得仮説(人は今の所得と共に将来の所得を予想して消費行動する)など、結局その後、とうとうと流れる大きな潮流となったシカゴ学派は、フリードマン理論の細密化と精緻化の歴史だったんじゃね、というお釈迦様の手のひらの上集団にすら見えてしまいます。

権威に媚びず、それまでの常識を疑い、信念のまま行動し論陣をはった先生に、

合掌!

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November 18, 2006

金曜連続時代劇「逃亡者おりん」をみるゴマジョー@13才の娘

逃亡者と書いて、のがれ者と読ませるそうです。

始まる前から新聞広告を見て、「私は今日からコレだけは見るよ」、と宣言し、毎回楽しみにしているのが、次女のゴマジョーと呼ばれる娘@13才です。

昨日は「哀しみの花嫁御陵」その前の回は「哀紡ぐ女の里」、さらにその前は「哀しみの乙女恋歌」という副題の付いたテレビを見るのは、ちょっと渋すぎるのではないか?と思うのですが、
「ワタシの観てる唯一のTVドラマだからね」と言ってこだわってます。

どことなく右翼というか総会屋という雰囲気で、オジサンみたいな趣味の娘ですが、昔、時代劇ファンの日産の社長が土曜の夜に時代劇がないのは寂しいと作らせてしまった番組があったようで、これも裏からどっかにやらせているのでしょうか?
めっきり寒さの増した夜には、そんな妄想も膨らむほどです。

ちなみにバカ長女のお気に入りは「たった一つの恋」と「14才の母」です。
この点に関しては長女の方がまともに思えます。

ちなみに次回の「おりん」は「雨の親子情話」です。
みたいか、こんなの?
13才で?
やっぱ不思議だと思うんですよ。

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November 17, 2006

世にも美しい数学入門  藤原正彦、小川洋子

「博士の愛した数式」の小川洋子さんと「国家の品格」の藤原正彦さんのコンビが対話形式で上梓した1冊です。
数学の入門書は、数式をまったく使わないと深みがなくなり、数式を使いすぎるととっつき難くなるという処が難しいのですが、この本は対話形式で読みやすく、少ない数式で公式を導きだす過程を巧みに語り、数学の魅力を出していると思いました。

とてもすっきりと読めるのは、藤原さんの実用を超えて「知」そのものを愛するという感性に共感する小川さんとの相性が良いのでしょう。

360年にわたり人類に立ちふさがった最強の謎のフェルマーの最終定理に日本人数学者、谷村、志村の予想と岩澤理論が大きく寄与していることは覚えておきたいことですし、「日本人は物まね民族であり独創性がない、と言う人に独創性がないのは分かるが、他民族のそんな扇動に乗せられるのは愚かである」という指摘は実に的確。

また「宇宙の本質は美しいが故に、それを記述する数学は美しく、それ故に美しい環境に生まれ育つ日本人は向いている」、なんてところはなるほど世界の先端を走る数学者ならではの感慨だと思うのです。


見直したのは、ゴールドバッハの予想(6以上の偶数は、すべて2つの素数の和で表せる)についてです。
ゴルードバッハの予想は数式で表せず、フェルマー解決の後は、リーマンだなと思ったのですが、過小評価だったかもしれません。和の問題が約数という積の問題になっているから難しい。
これも本質を言い当ててなるほどです。
ビュッフォンの針が1/πになるエピソードを囲む話題も楽しめると思います。

藤原先生は数学が解けた瞬間の統一感が良いと言ってますが、私程度のレベルではフェルマーの大定理のように不可思議で謎めいている怖さに惹かれます。
一見単純でいながら、その内部に含む迷宮はどこまでも深いって辺りが究極のミステリー、あるいはそれを越えての恐怖になる辺り。
実際多くの才能がその謎に憑かれてしまって実質的にはなにもなしえずに終えた天才多数、ってあたりはコワイでしょう。

また今の先端の数学は確かに実用にならないけど、ユークリッドが三角形の合同とか、円周角が等しいなんてやっていた時は、なんの役にも立たなかったけれど、2000年後にニュートンがそれを使って天体物理学を作りだした、なんて件も忘れてはいけないでしょう。

楽しく読みやすく知の美しさに癒される本でした。


ps
現代に蔓延する金銭至上主義と実用絶対主義を批判しています。
私も実用を超えた精神性こそは貴重であり、金にならないモノは=無意味とする風潮は唾棄すべと思いますが、株や債券を教えることまで批判するとこは疑問です。

金融市場を理解しようとするのは、数学や哲学と本質的に同じ根っこである、
「自分の生きているこの世界のリアルは何や?」です。
それに向かって場合によっては自分のお金をリスクにさらし、冷徹な結果を受け入れるというのは、厳しく自分を鍛え、成長する上でもまんざら無駄ではありません。

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November 15, 2006

大竹伸郎「全景」@東京都現代美術館に行ってきました

世界の先端を走る日本のアーティスト、大竹伸朗の回顧展が東京都現代美術館でやっているので見に行って来ました。
大竹伸朗・・・写真で見た限りではピンときません。
でも行きましたよ。
世界に誇る日本の大竹だっていうから。

東京都現代美術館は昔の異常に不便は思い出が強烈だったので、クルマで行きました。
ところが途中の首都高が渋滞で渋滞で・・・
しかも着いてからは、ナビがバカな指示して結局トホホな場所に駐車しました。
私は駐車も下手なら要領も悪い男なのです。

着いてからは即レストランへ。
なんか美術館へ行くとまず飯食ってますが、混むのが嫌なので開いていれば入ってしまうのです。
空と草木と水の見える場所に案内されたので、すぐに本を読もう(ハイペリオンの没落下巻)とする自分を制してゆっくりとしました。
でもペペロンチーノのパスタはイマイチでした。
キッシュは美味しかった。
チャイニーズサラダは、ソースは良いのですが、鶏肉がどうも?でした。


それからいざ展覧会に。
ウーーーン、分からない。

厚手に塗られたペイントや貼り付けられた紙片で立体化したスクラップブック、ジャンク素材の人形など、
確かにウィリアム・バロウズ好みだろうなぁ、という辺りは分かる。

でも俺はバロウズ自体好きじゃないし。
いくらMOMAに作品があると言っても、正直どうもね、と思いながらしだいに中へ。
それでも細かく仕切られた壁一面にみっしりと張られた絵(何十枚という数です。1枚つづ鑑賞というレベルではない)とノイズ・ミュージックに囲まれているうちに、ふっと、分かったような気になりました。
これは過剰なほどの情報に取り巻かれている現代人の世界でしょうか?


私がここまで来られたのは、すべてカーナビ様のお陰です。
まるっきり土地勘ないものね。
しかも方向音痴だし。
ナビの云うまま車線を変えて、渋滞情報からコースを変えます、なんて云われるがまま走らせたのです。
それでいざナビが狂うと無様にオタオタして駐車してるわけです。
その間、私はオペラのアリア集を聴き、渋滞に飽きると三貴商事からもらったJ・ロジャースのDVDを聞いてました。
J・ロジャースのDVDを聞きながら、クルマが停まっていれば、携帯で日経平均先物の値段も見る。OPの値段も見る。為替の値段も見た。新興の指数も見た。
来る前はNYの株価を見てシカゴの先物を見て、その結果、自分で作ったエクセルのスプレッド・シートから下される判断のまま日経平均先物OPの注文を出していたのです。
10月下旬から売りポジションを作り始め、株価の下落と共に含み利益が増えてましたが、昨日のGDP発表で株価が大幅に上げた為、利益がだいぶ減少しました。
今日あたりはもう売りたくないなぁ、と思ってもエクセルの計算結果が売りなら売り注文を出すわけです。

投機という自分の金を掛ける行為に、自分の感覚よりエクセルの計算結果に従い、願うことは、利益が消える前にエクセルが注文をクローズさせてくれるのを待つのみ。
運転も投機も判断はコンピューター。そして情報漬け。
情報は必要、というよりないと不安、ならば一種の中毒か?

だから情報が遮断される待ち時間が嫌で、空いていればレストランに入り、本を読もうとする。
そんな神経症的な時代へのアートでしょうか?
違うのかな?

まぁ良く分からん。

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日本vsサウジアラビア@札幌:アジアカップ予選

前半2点を取ってますが、動きが良くてパスもつながり、いつからそんなに上手くなったのジャパン!でしたか?
私は先物取引の記録と分析、注文とやっていてテレビはチラチラしか見られませんでした。


やっと終わったのが前半40分で、それから食事をしながら見てました。

日本代表の蘇ったようなプレーの裏側には、鏡のようなフィールドと食事を初めとする環境の良いホームという事情があると思います。
豊かな日本の選手なんだから、ある程度過保護な感じも仕方がないですよ。


序盤、先制点を入れたトゥーリオは守備の動きも素晴らしかったですね。
チームの核になっていました。
PK失敗は良くも悪くもエゴの強そうな彼らしい。

高松の反転してからのシュートは、決まればアドリアーノばりだったんだけどな。
ガナハの動きはいかにもフォワード。
ボールはキープ出来ないし、いざという場所にもいられない巻は少し休ませたほうがイイでしょう。
交代で入った羽生が働いているのを見るとなおのこと思います。

後半は少し足が止まりましたが、サウジ相手に2点差で勝った今日の試合は上々です。
来年が楽しみですね。


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November 13, 2006

長谷川穂積vsヘナロ・ガルシア

バレラ、モラレスなど美しきチャンピオンを生み出してきたボクシング王国メキシコ
ヘナロ(エルナンデスのことね)という名前と1位挑戦者というから期待していましたが、ドタ足で頭から突っ込んでくる無様なスタイルの選手でした。

そんな相手に1Rの長谷川はやり難そうでしたが、2Rからは伸びのあるパンチでペースを取ります。
右にスッテプしてからの右フックが日本人離れした距離があります。
ガルシアはラファエル・マルケスを倒しているパワーが不気味。
4R,左アッパーのカウンターをピンポイントで合わせてダウンを奪う。
なんか国籍が逆みたい。

6、7Rしつこく絡むガルシアは高地メキシコのスタミナとハングリー精神ですね。
ガルシアのボディ連打に長谷川は少し足が止まり傷を負ってから攻勢にです。
長谷川は突っ込まれるを待ってから動くのでなく先手で動きたい。
8Rバッテイングで傷を負ってからまた1,2でダウンを奪う。
長谷川は速いです。
10R足を使いだす長谷川とガルシアは激しい打ち合い。
11R乱戦に持ち込みいきなりの右を突き刺してくるガルシアは闘牛の牛みたいだ。
12Rは長谷川のディフェンスショー、かと思ったら残り10秒の鐘からの連打合戦はお見事!


世界には色々な選手がいます。
これからもガンバレ長谷川。

ps
今日は10時からの放送でしたが、見やすいですね。
慣例にして欲しい。

PS
終わったと思ったらイーグル京和の試合が始まって焦った。
しかもダウンされてるし。
でも勝ってよかった。

イーグルにギャラ一杯やってくれ!


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のだめカンタービレ@ラフマニノフ&ガーシュイン

上野樹里は「亀は意外と・・」を観ていて印象に残りませんでした。
本来はアホみたいな役も嫌いなんです。
リアルでもフィクションでもキリキリしている方が好きなんです。
前回見た時はオモシロかったですが、あのテンションを続けるのはシンドイんじゃないの、と思ったのですが、今日も抜群の魅力でした。
アホみたいじゃなくて可愛いく感じるのは不思議だ。
奇声もイイ。
ホントはキライなんだが。
なんでだろう・・・?

スゴイ!

気ぐるみを着てやったガーシュインにはなんか意味もなくジンと着た。(中の人は上野じゃないかもしれないけど)
ラフマニノフは期待が大きすぎたのかイマイチでしたが玉木君は、のだめの顔を引っ張り回したり悪くないです。

ラフマニノフはCDを聞き返します。
なんかやった曲、みんな聴きたくなりますね。

良いドラマです。
最初から観とけば良かったなぁ・・・

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対主要通貨で円が軒並み安値圏に

今日の日経の記事からですが、ともかく円は安いです。
実効レートは21年ぶりの水準だそうな。
円借り取引が世界的に拡大している為ですが、これも需要拡大を理由に買い上げられた原油と同じで投機筋が乗っかっているんでしょう。
なんのことはない私も乗ってるわけです。
だからどこまで行くのか、いつまで続くのか、気になっちゃうからこんな記事を書いて考える訳です。

ともかく高くても安くても、値段が記事になり始めたら要注意です。
ただ要注意になってからと言って取引を降りるという訳ではありません。

市場は、先日の日銀の口先介入も効果が薄れ、ともかく低金利が続く限り早い者勝ちってノリになってます。
まぁそうでしょうね。
誰だって儲かる取引には参入します。
日銀の憂悶に付き合う義理はないですから。
もう市場が見てるのは金利だけでしょう。
その金利も7-9月の機械受注が11%減で、消費者物価が0.2%上昇なら上げられる要因はなし。
さらに日経平均株価も25MA、65MAを割って200MAも真近で微妙な水準です。
新興市場の傷は深く新規上場は公募割れが続き始めました。

この点も日銀には悪い材料。
下手すれば世界の悪者になります。

しかし。

永遠に円安が続くとは思えない。

しかし。

この間の原油も、何年か前のIT株もバカな値段になったのだから、円相場も値頃や予断は禁物でしょう。
相場は行くところまで行く。

その反転のきっかけは何になるのか?
それは何時か?
バブル期の地価や株価のように、値段自体がファンダメンタルを無視した水準になったら崩れるべき処で崩れるのでしょうが、すでにファンダメンタルな水準は超えてます。
それを受給面で売られる理由があって売られ続けている訳です。

ファンダメンタル要因X、と売られる理由(=低金利)Yが今はまだX<Yになっている。
これがX>Yになった時に相場は反転する。

幾らなんでも1ユーロ200円にはならないかな?
ならないかもしれないけど、ともかく相場に予断は禁物。
天才でない限り完全に天底を当てるのは不可能と知るべきで、底を打ったらなるべく躊躇なく逃げようと今は決意を固めるだけ。
でも低金利が続く限りまた円の巻戻しの巻戻しが起るのか?
そんな具合にボラティリティが上昇したら円売りも天井圏なのか?
今はボラ下がってるもんね。
ボラが下がっているってことは思惑は一致してるってことですよね。

となると注目すべきは通貨OPのボラティリティなのか?
でもダマシもありそうだなぁ。
ともかく円安の原因が介入とかの人為でないだけに海外も文句を言い難いと。
止めたら日本の景気悪化で回り回って自国の産業に影響もありそうだし。
円安→日本製造業大復活→景気急上昇?
世界的な賃金裁定があるしなぁ。
しかし日本の高齢化、人口減少というデフレ要因が、こんなカタチで日本製造業を助けるとはね。
やっぱ市場の神の手の行方はバタフライ・エフェクトだよ。

こうやって書きながら円反転の要因をずっと考えていたけどやっぱ分からないや。

ここまで読んでくれた人、ゴメンなさい。

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November 12, 2006

チン・キンポウがキン・チンポウじゃなくて良かった件について

ラニューの陳金峰名前を聞いたとたんに、これは実況に専用スレッドが立っているな、と思ったら立ってました。
アジアシリーズの決勝相手は台湾のラニュー。
予選でもやっと勝った相手ですが、不思議なチームです。
正直選手のレベルははっきり落ちますが粘ってくる。
今日の先発の許も大したピッチャーじゃないですが、格下にみた日ハム打撃陣は早撃ちをして粘らせてしまいまた。

対して日ハムの先発ダルビッシュ君は速球、スライダー共に美しく選手として1流たる品格を見せ付けます。
綺麗なボールを投げるイイピッチャーですね。
シーズンも日本シリーズも見ていないので、見るのは初めてです。
スライダーは落ちるヤツと曲がるヤツの2種類あるのね。
ただ判定で表情が変わり易く、ランナーが出ると腕のしなりが硬くなり、後半はスタミナが切れてました。
20才ですから、今後の成長を期待しましょう。

優勝しましたが、短期決戦でキッチリ勝ちきれるのは結局実力です。
同じアジアでチームとして勝ちきれないサッカーは結局力がない、ということですが、野球とサッカーは、日本におけるプロの歴史がまったく違いますから仕方のないこと。
野球はアマとキチンと連動することが鍵になると思います。
サッカーは外人枠の拡大でしょうか。

どっちにしろ国別対抗はオモシロいです。

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マイ・ボディガード

甘ったるい題名に主演がD・ワシントンとD・ファニング。
これだけで観た気になって素通りしそうな貴方。
だがちょっと待って欲しい!

私もそう思っていたのですが、オープニングロールに見つけたMan on fireの文字。
Man on fire?  これはクィネル「燃える男」?
クリ―シーを黒人がやるの?
とまどっているうちにトニー・スコットの撮るメキシコの荒涼たる都市とスラムの描写に惹きつけられて、薄汚い黒人が登場。
早くD・ワシントンが出ないかな、と思っていたらそれがデンゼルだった。
次のシーンでは太ってブヨついた黒人がボディガードの契約をしている。
アレ、デンゼルは何時契約をするの、と思ったらそれがさっきの髭を剃ったワシントンだった。
少女のガードにつくあたりでやっといつものD・ワシントンに戻ります
短時間での7変化。挨拶がわりの見事な登場です。


そして相手役のダコタ・ファニングは悪魔でした。
初対面のワシントンには冷静な面接官みたいな対応にして、孤独と哀愁を漂わせる大人の女の風情。目の動きは、えもゆわれぬ詩情を表出させ、鉛筆を貸し借りするときは少女独特の可憐な魅惑。

前歯が乳歯の女の子があんな表情をするものだろうか?
彼女の「中の人」はきっと1000年も前から生まれては少女時代を過ごし、結婚して子供を生み育て、老婆になることを繰り返してきた魔性のモノではないのか?
そんなことすら思わせます。

そんな二人の交流が抜群です。
水泳での特訓に「強い者などいない。訓練をしたか、しないかだ」と叱咤するワシントンに、ダコタはお礼にお小遣いで買った、「希望を失くした人の守護聖人」聖ユダのペンダントを贈ります。
ふと摘み取ってくれる一輪の花。
孤独な二人の交流には泣けてきます。

誘拐された後、殺さないで、と心底思うのはすっかりD・ファニングに夢中にさせられているからでした。
そして復讐に立ち上がるワシントンを本気で応援したくなります。
サンタナアのアブラクサスと同時に始まる指を切り落としては焼く拷問。
私、悲惨な暴力シーンは嫌いですが、例外もあります。
子供を誘拐して殺す奴は、なぶり殺しでOKだよ。
トドメのシーンは昨今日本でも流行ったプッチーニ。
この映画、復讐を決意する場面でのヘビーなロック、メキシコらしい哀愁のギターに癒すようなドビッシー。悲劇を悼むかのように鳴り響く弔鐘のような鐘の音など、音楽を担当したハリー・グレッグソン=ウイリアムズはセンスのある仕事をしています。

それから1時間30分。ワシントンの復讐劇は地獄めぐりの様相で長尺を存分に使い大元へと迫っていきます。
「優れた技術をもっていれば、人は誰でも芸術家になれる。彼は死の芸術家だ」
応援してくれるクリストファー・ウォーケンも青い血が流れるような冷血が素敵です。

ラストも良かったな。
まさに天に帰るという構図。
ダコタは、堕ちて希望を失った男に、愛を与え、恵みを垂れ聖人として天に返す天使だったんだと思うのです。

ps
私は仕事をする上で体調が悪いと自分が一番辛いので寝不足、深酒は一切しないのですが、
この映画は何気なく観始め2時すぎまで一気に観てしましました。
まぁ翌日が日曜日で仕事が半日ということもあったのですが。
それでもこういう経験はあまりないです。
それくらいパワフルに心動かされる映画でした。

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November 11, 2006

クルマをブツケました!@シビック

本日、ミッチリ仕事をした後、夜は会合。
疲れた~。
会合は場所が変更になり駐車場が狭いです。
やっと止めて会場に向かう時、Aさんと合った。
俺「アレ、何処止めたの」
Aさん「私駐車が苦手なモノで、あの広い方へ、遠いですけど」
俺「俺も駐車が苦手で、特にバックが!」
なんて会話をして会場入り。
この言葉が2時間後に別の方と実現するとは。

会合終わり
混みあった駐車場から脱出は順番待ちになりました。
そして同業の女性の方の後から出ようとした所でドン。
道路にバックで出ようとしていたその方に、同じように下がって行った私がブツケテしまいました。

私は泡を食って飛び出し平謝り。
「大丈夫です、大丈夫です」と言っていただきましたが
左後ろを見ないで下がった私の100%のミスです。

妻曰く「人を巻き込まないでホントウにヨッカッタね」

なんでもないですと言って頂いた相手の方にはもう1度、月曜にお詫びの電話をします。
遠慮されたら相応の果物などを送らせていただきます。
どうもスミマセンでした。

交通事故ってホントに嫌だ。
これから気をつけます。


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November 10, 2006

バタフライ・エフェクト

近年、最も興味深い分野がカオス理論と複雑系の科学。
その象徴になっているあまりに有名な「バタフライ・エフェクト」という名前を頂いたこの映画。
観る前は、オタクなハリウッドの脚本職人たちが芸を凝らしたトリッキーでパズラー的要素満載な話しで、どの位驚かせ続けてもらえるのだろう、と期待してましたのでガッカリでした。

これ単なるタイムスリップ物でしょう。
素人学問ですが、「バタフライ・エフェクト」ってカオス的ふるまいにおける初期値敏感性のことですよね。
だいぶ前ですが、ワクワクしながら数式をいじった記憶も鮮明なんで、この程度の話しで「バタフライ・エフェクト」と名乗って欲しくないです。
どっかの脚本家がホントウにバタフライ・エフェクトと名乗るにふさわしい作品を仕上げた時に紛らわしくなりますからね。

しかも後味というか、見てる間中、陰惨で、主人公の思いもあまり伝わってきませんでした。
ラストの工夫も私には不発。

カオス理論が好きは人ほど、題名に惹かれても見る必要なし、と申し上げます。

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November 09, 2006

Mr.インクレディブルブル

スーパーマン物のディズニー・アニメですが、ストーリーの屈折が成功していると同時に一見マンガチックなCGキャラの、恐ろしいほどの演技力、表現力を味わえる佳作だと思います。

ミスター・インクレディブルは強靭な肉体とパワーを持つスーパーヒーローでしたが、助けたはずの被害者から訴訟を続発され引退。
同じくイラスティガールというスーパーヒロインだった奥さんと3人の子供と共に一般人として静かであっても屈託した生活を送っています。
そこへ・・・

まぁ、後は想像通りの展開ですが、注目したいのは奥さん役というかそのCGで描かれたキャラクターです。
鼻は低く藪睨みな感じで決して美人ではなく、スタイルも崩れかけという設定で、絵柄自体もリアルというよりマンガチック路線です。
でもその表情、動きには彼女自身でしか表しえない魅力があるのです。

エドナというスーパーヒーロー用の特別服を作るデザイナーに電話をするシーンがあるのですが、相手に分かってもらえない時の嘆息、その後の慌て方など一流の女優にも負けないsomethingを表現しえていて、掃除機を掛けている時の倦怠など、もうメリル・ストリープばり!
ホント、驚きますよ。
日本語吹き替えが黒木瞳さんでしてが、何度も見返し、聞き返したたくなる出来でした。
その上、脚本はハリウッド流の練り上げも見事で文句なし。
お子様から親御さんまで。みんな料金分は楽しめます。


アニメの絵柄が持つ魅力という点で、日本人の感性、表現力はダントツだと思いますが、アメリカは膨大な予算をCGにつぎ込む力技で圧倒しようとしています。
ピクサー・スタジオ恐るべし!
第77回アカデミー賞長編アニメ賞受賞ですが、なっとくです。
日本もしっかりせんとアニメじゃ負けたくないですよね。


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ハイペリオンの没落(上)ダン・シモンズ

名作として名高いハイペリオン。
読んでみると一つの長編というより7人の巡礼者を各々描いた連作短編ようなつくりに戸惑いましたが、なんのことはありません、
あれは上下二巻800p超サイズの壮大なプロローグだったのでございます。

この「没落」にいたって、巡礼者達の旅は翡翠碑、クリスタル・モノリス、シュライク宮殿へ続き、それにAIコアとCEOのミステリアスな陰謀が繋がり、始めて物語は長編小説らしくなってきます。

襲来するアウスター、開きはじめた時間の墓標。時間遡行症の赤ちゃんと初めとしてタイムリミットは迫ります。
上巻では、まだまだ謎は解明されませんが、物語はいよいよダイナミックに動きだし下巻に期待というころです。

コッチもあわせて1000pのボリュームですが、2段組の京極堂を読んだ後ではスイスイ進みます。
それだけオモシロイからだけどね。

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November 08, 2006

馬原痺れたvsハワード

メジャー二冠王相手に全球ストレート勝負の馬原!
最後は真ん中高目の浮き上がる豪速球で下を振らせる三振。
スピンの効いた速球は、みんな綺麗な軌道を描く。
惚れ惚れと痺れました。

5連敗覚悟しましたが、今同点弾。

ツキも呼び込んだかな。
フェンデスなんて出すからだよ。
ジョー・ネイサンを引っ張りだした。

こういうのが観たかったんだよ。

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イラクーヤシの影で

この映画を見て一番簡単な反応は、「アメリカは悪い」だ。
寝静まった町にドカドカ爆弾を落とし花火みたいにするのは、アメリカの困った伝統芸。

次に簡単なのは「フセインも悪かった」だ。
独裁体制下でクルドの虐殺とシーア派の弾圧。

次に思うことは、戦争では神様に頼らないこと。
アッラーは偉大だからアメリカに勝てる、とは思わないほうが良かった。
神風が吹くから最後は勝てる、と思って負けた国の国民としてアドバイスしたかったね。

でも次に思うことはでも日本人としてアメリカは嫌いだ、とは言えないことだ。
戦後日本人の努力と才能に、一番経済的な評価をしてくれたのはアメリカ人だ。

そして今、小学生が「日本へ核」「日本を空爆」「日本を踏み殺せ」という絵を描いている隣国があって、虐殺記念館の国がある国にはしっかり核があるんだから、米軍様がいなかったら、とても怖くていられませんよ。

こうして複雑な思いがないまぜになる映画です。

救いは「神の教え」が生きてることで、それはインタビューに出てくる古靴屋のオジサンに現れている。
オジサンは困っている人には優しく、
「神様のお陰でこうして修理屋をやっていける。
見下す人もいるが私は仕事に誇りを持っている。
尊敬に値する仕事だよ。お客さんと上手くいっている限り、私はこの仕事に満足だ」
と笑顔で語る。
黙々と働き、礼金は神に感謝をする。

政治的にはなんの力もない自分は、せめてこういうオジサンでありたいです。

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小林麻央ちゃんがカワイイ

お天気おねえさんから転進した小林麻央ちゃんがキャスターを勤めるニュース番組を昨日初めて見ました。
民放地上派は見ないんですよ。
特にニュースは見ない。

昨日も偶然チャンネルが合って、それから途中、ちょっとだけで、しかもその後、コンビニに行くんで消してしまったのですが、
クリスマスのトナカイの被りモノを隣のお兄さんと一緒に付けていて、
「何とかさんは似合い過ぎてコワイですね」、なんて言っていましたが可愛らしかった。


独特の発声で、それが好悪を増長させているようですが、私は好きみたいです。
あんな娘がキャスター云々なんて話しもありますが、ニュースの判断をキャスターに頼っている時点でダメです。
ホントに良いこというなぁ、ってキャスターが何人いますか?

それならいっそ麻央ちゃんでイイですよ。
なんかニュース見ているというより麻央ちゃんの顔見てるみたいだけど、今日から見ます。
忘れてなければ。

滝川クリステルさんも良いんだけど、良い女過ぎるんだよね。
あの時間はもう疲れているから癒し系で良いです。
女が徳なのは、やっぱこの路線だよな。


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ビラボン・オデッセイ

泳げないのでサーフィンなんてまったく興味がなかった。
だから世界の先端が、こんなことになっているとは・・・!
人類の快楽への欲求が尽きることはないのだ。

この映画は究極のサーフィンを求め続ける人間達のドキュメンタリー。
ボードに乗って手で漕いでいては到達できない大波に挑む、トゥイン呼ばれるサーフィンの話しだ。

巨大波にはジェット・スキーで引っ張ってもらってテイクオフする。
本来人力だけで行っていたサーフィンに、1000ccを超える排気量と高性能140馬力のマシンを参加させればどうなるか?
夢を現実化できる!
あるいは悪夢が現実になる。

ともかく乗っている波がCGとしか思えないデカサである。
ワイプアウトすると、とんでもないことになる!
んじゃないかな?
飛沫の中にはマイナスイオンも一杯ありそうだけど、それだけではまかなえないほど身体に悪そうだな、
と想像できるのだがその通りである。
膨大な波のエネルギーに巻き込まれリーフにこすり付けられミンチになる恐怖と表裏一体である。
まさに命懸けなのだが、乗っている彼らは実に楽しそうである。

さらに極限の波を探すのに、世界中の海洋ブイからのデーターを収集。専用に開発したソフトで巨大波の行方を予想する。
予想が出ると、それに合わせてハワイからスペインへ道具と一緒に空を飛ぶ。
やっとついた処で、波が偏西風でスペインからフランスへとずれたのが分かると今度は陸路、移動する。
あくまで追っかけるのだ。
暇だ。
というか金掛かるよね。
このエネルギー(コスト)はすべて波に乗るという、一瞬の快楽へと消費されるのだ。

不合理で金にもならず、危険も一杯。
でもそれに挑んでいる彼らは実にみちたりた顔をしている。
ともかく連中はナニカを見ている。

そのナニカはおそらく人間が見ることの出来るであろう、極限のものだ。
俺も見てみたいと思ったので
妻と娘に「よし、俺はサーファーを目指す」、と言ってみたら、
はいはいワロスワロス、とも言ってもらえませんでした。

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November 06, 2006

のだめカンタービレ

もとよしさんのところで記事になっていたので観てみました。
なるほどブームになるモノは一概に無視するものではありません。
オモシロかったです。
パターンとしては、落ちこぼれ達がガンバって、という定型なんですが、演じる役者も原作も良いので楽しめます。

主演の上野樹里が、思い切ったキャラを作ってますが、見事にハマッテ成功しています。
それを相手の二枚目、玉木宏も存分に受け止め、脇もなんだか充実の印象でした。


今日の曲はベートーヴェン。
個人的にクラシックへの目覚めは「田園」でベートーヴェンは大好きだったのですが、年を取るに連れ重く感じるようになり、最近は敬遠気味でした。
なるほどそれほど深刻がらずに、飯はガバガバ食べて、エネルギッシュに明るくやって、惚れた男には懸命で
「しゅきあり!」なんて唇の狙うような勢いで聴けばいいんだな。

なんか吹っ切れるようなドラマですね。

マンガも読もうかな。

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November 05, 2006

日米野球第三戦、分かってないよなTV局

WBCですっかりなーんだ、ってことになったメジャー野球。
期待してませんでしたが、本気モードでイイじゃないですか。
初戦、もう負けってとこからのHR攻勢には驚きました。
城島も出さずに勝ちにいく子供っぽさ。
引き分けにならないように延長にしてくれっていう申し出までしてくる意地っ張り。
それから2連勝。
ハワードが大ホームランも見せた。

それに引き換え辞退者続出の日本勢。
日本のこういう処が嫌いだ。
北海道人でもないし、名古屋男でもないので、もう気持ちを入れて応援できるのは全日本チームにしかないんだよ。
あのWBCの興奮をもう1度、ってわけにはいかなかったんですかね。

今日は村田兆治さんが始式で低めに130キロ超のボールを投げた。
未だにトレーニングを欠かさずスピードこだわる子供の気持ちが素敵なオジサンだ。
結局、それだよなぁ。

ドラゴン・ボールで悟空が言う
「スゲエ奴らと戦いたいんだ。ワクワクするな」
コレでしょ。
スポーツの基本って。

テレビ中継も途中で切ってしまいジョー・ネイサンの豪速球も見られない。
ネイサンが来るって宣伝してたって、意味ないじゃん!怒!
豪速球を見るのが何より好きなんだよ。

昔、ストーンズが来日するとき、ミックとキース抜きでも他のメンバーが来るんだからイイじゃない、といった大臣がいましたが、それを笑えないと思います。

中継ぎでネイサン出ないかな。
出ないだろうなぁ。

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カリフォルニア

研究題材として過去のサイコ殺人事件の現場を見て回りながら、恋人とカリフォルニアに向かうデイヴィッド・ドゥカヴニー(後に出世してモルダー捜査官になる)は、ガソリン代を節約しようと連れ人を募集。Bピットとジュリエット・ルイス(デ・ニーロ版のケープフィアに出てた女の子)のカップルと4人で旅にでます。
ところが同行するBピット自身がサイコ・キラーだったんだな、というお話。

13年前の映画で、サイコ殺人者もジグソウなんてのに進化した時代に今更、ブラピが出ていてもどうよ、という感じでしたが、愛と絶望と恐怖のある、なかなかの1本でした。

B・ピットは顔がゴールデン・レトリバーに似ていませんか?
甘い顔立ちでハンサムなんだけど、性格がオッチョコチョイで無駄にはしゃいでは、怒られているような犬。
だからあんまり怖くないなぁ、と思ったら物凄い筋肉を見せ付け不潔で凶暴なホワイト・トラッシュを体現したような演技で、なるほど出世する奴はやっぱ仕事をしているのね、と再認識いたしました。


でもこの映画で最も光るのは、恋人役のジュリエット・ルイス。
ちょっとアタマが足んな気ですが色っぽく、「13の時3人の男に乱暴され4ヶ月入院した」なんて過去を持ち、
サボテンだけが友達です。
彼女が良いんだよ。
純情でさ。
お人よしでさ。
泣かせます。
悲しい告白を聞いていると、昔彼女を暴行した男たちを今更ながら捜しだして制裁を加えたくなります。
こんな感情を観る人に抱かせるのは、彼女の表現が卓越しているからなのです。

絶望の中で生きざる得ない一人の純な少女を見るだけでも、この映画は価値があります。
映画自体も今のハリウッド作品より人が生きてる感じがしました。

隠れた逸品です。
おススメ。

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November 04, 2006

邪魅の雫  京極夏彦

読了!
途中、他の本も読んだものの1ヶ月以上かかりました。
このところの京極堂は出ると買っておき連休中に一気読み。
旅先など途中の飛行機からビーチで(熱いビーチでこういう暗い小説を読む、というのが良かったんだよ)、家族が寝静まった後の部屋で延々と浸るように読むというパターンでしたので、日常生活を送りながら読みきったのは久々です。
二段組で817pは、さすがに長いですね。

今作の特徴は、特殊な研究所とか古刹とか学院などの中心となる建物がない、ということ。
京極夏彦は、「概念としての妖怪」を描く作家ですが、中心となる建物がなくなって、妖怪の影も希薄です。

京極堂は、今回、榎木津礼次郎という稀代のキャラクターを総括したかったのでしょうか?
自分の作り上げた登場人物が自ら生命力を持つがごとく活き活きと活躍するのは、作家冥利に尽きるというモノでしょうが、この作品を読むと「探偵」が作者の思惑を超えて動き出し、それに京極堂自身が戸惑っていたのでは、なんて気もしてきました。

そこで今回は「探偵」の活躍を意識的に抑えて、作者自身が距離を置き、客観視してその全体像を把握しようとした。
Sキングあたりがテーマにする題材ですが、京極堂自身もそんな懸念に囚われたのか、とも思います。
またそういう総括を試みたので、作品が妙に醒めていた・・・

まぁ、こんな不満を書きながらも「鵺の碑」が出たら速攻で買うけどね。
今、出たって買うね。
下手すると読み出すよな。
実際、昨日、読了した瞬間はホッとしたけど、今はもう少し寂しい。
なんなんだろう、京極夏彦って。

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November 03, 2006

10月NFP+9.2万人

労働賃金は+0.4%、失業率4.4%は5年5ヶ月ぶりの低水準。
NFPは8月23万、9月は14.8万人に修正。
それが9.2万人ってことは減速を歓迎すべきなのか、率と賃金上昇に強さを見るべきか。
とりあえずドルは対円で上げ。

CMEは微妙に上げてる。
今んとこポジティブですが、マーケットの最終判断は、明日起きたらですね。

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モーツァルト生誕250年目の真実

楽しみでしたが、司会に関口宏が出てきたので萎えました。
さらになんとかその天才を解明しよう、教育に生かそうという姿勢がアザトイ。

早期教育ったって、モーツァルトと比較してもしょうがないでしょう。
何故生まれたか、なんことは「奇跡として」、とだけでイイんだよ。
逆にこの音楽に感動出来る人類もスゴイ。

あらゆる分野を超えて人類史上最高の天才はモーツァルトだと思います。
科学や文学、スポーツや政治的天才とどう比較するのか、と問われれば、その卓越性と後世へ与えた影響力の大きさです。

まぁそれはそれとして、「寅さん」を10代、20代で嫌いだったように、若い頃はモーツァルトもそれほど好きではありませんでした。
やっぱ人間は真面目1本、梶原一騎的に根性のベートヴェンが良いでしょうと思っていたのですが、年をとるにつれモーツァルトしか聞かなくなりました。

だからあの音楽のイイトコだけを怒涛のように聴かされているウチに番組にも納得させられていまします。

ヨーロッパを駆け抜けた2万キロの苦しい旅が音楽へ熟成した哀しみと普遍性を持った、なんて下りは、矢沢永吉のトラベリン・バスを思い浮かべました。
「キツイ旅だぜ、
あのトラベリン・バスに、
揺られていくのは」ですからね。
なるほど旅は環境を変え、刺激になりますね。

2つの曲を同時に作曲したそうですが、私もブログの記事は二つ同時に書いたりします。
ついでに楽譜に直しがないそうですが、私の場合もブログに直しがありません。
文法的に間違っているのに気づいても面倒なので直さないのです。
スミマセン。
痛過ぎますね。
今、娘と嫁が引いてます。
部屋の空気が凍っているのは、今日の天候のせいばかりではないようです。

ベーズレ書簡のメチャクチャぶりがアマデウスのアイデアの元だったのか、なんてことは勉強になりました。


CM中のカッコ良かったセリフ
アレグロ。軽快なテンポ。
疾走する哀しみに、涙は追いつかない@アンリ・ゲオン
巧いこと言いますよね。

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妻に誕生日プレゼントを買う

自分だけ買い物をして罪悪感に襲われたので、妻にも何か買って行こうと思いたったが
そういう経験がないので思い浮かばない。
アルマーニのお姉さんに「妻にプレゼントをしたいんだけど、何かアイデアは」と期待もしないで聞くと、「この季節ならショールなんてどうか」と言われる。
なるほどね。
聞いてみるものです。

下に降りて探すけど女性ブランドも分からない。
最近は太ったからラージサイズかな、と思ったけど買っていったら殺されそうなので、
結局、ボスとアルマーニを見て迷ってって上(大丸は5階が紳士服、4階が婦人服でなんと店内のレイアウトも同じ並びだった)と同じ展開になる。
今度はアルマーニの勝ちってことでマフラーを。
それだけだと悪いのでブルゾンも買う。

帰ると「入るかしら、入るかしら」と最近の肥満を恐れてやけに丁寧に包装を解く。
開けてサイズが合わなかったら返しに行くから、と言い出しますが9号が入りました。
気に入ったようです。
誕生日プレゼントなんて何年ぶりでしょうか?
どうもスミマセン。
なんせ自分の分も買わないからね。

それから8階のスエヒロで食べたけどまったく足らない。
でもクルマじゃないからビールが飲めるのが嬉しい。
食欲がそそられてもっと食べようと思ったけど、さっきパンツを合わせた時のサイズを思いだして断念。
運動しているんですけどね。
年取るとすぐ腹が出ます。
という訳で帰ってから筋トレとバイクをやった休日でした。
明日は仕事です。

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大丸に服を買いにいく

怠惰で出不精なので服を買いにいくのは大嫌い。
でもだんだん尽きて着たので今日は思い切って行きました。
目指すは、大丸東京店です。
クルマで行こうかと思ったけど、何気に眠いので電車でGO!
活字中毒なので本は必須。もってくのはスタンリー・エリン「特別料理」にした。
京極夏彦はやっと読了。
軽くてすむのがありがたい。

服を選ぶ時は直感で選びます。
直感の源は発色。
色を見て惹かれるのから手に取ります。
5階について各店をグルグル回り、まずポールスミスで良さ気なパンツを見つける。
合わせてもらい、まずは1本。
他にブルーのジャケットを発見。
スゴイ派手なんだけど、発色が最高にcoolなので着てみたらチンドン屋状態になった。
速攻で却下。店員さんも勧めない。

それからともかく早足で各店を歩く歩く。
ぱっぱと見てピンと来たら入ってみる。
ダナキャランNYでまたcoolなブルゾンを発見。
茶色に微妙なオレンジがかっていて溜息物です。
で、合わせてみると色が違うんだよ。
なんで?と首をかしげていたら、照らすライトにかなりオレンジ色を入れているのでした。
選ぶときは場所を変えて慎重にみましょう。

それからHugo Bossで物凄くカッコイイレザーウエアを発見。
イタリアンラムの皮をガーメントウオッシュ加工してあって感触から贅沢で、これは出会いの予感。
いったん取り置きにしてもらう。
でもパンツはイマイチ。
しょうがないので最後の手段としてアルマーニに行く。
アルマーニはカッコいい人が着てるとカッコイイケド、自分で着るとガッカリするので本当は、試着もしたくないのだ。
それでも色の良いのを一枚選んで試着室へ。
着てみると、ゆったりとしたアルマーニ・フォルムがカッコイイ!
パンツだけね!
軽くて肌触りも良いのだけど、いつもどおり似合わないなぁ・・・
ジョルジオのデザイン・コンセプトと私の足の長さには構造的な意見の食い違いがあるようです。

「一番、フォーマルというかツマラナイデザインのある」
と聞いてそれを試着。
結局それにしました。
それから見ているとダウンコートも良いのがある。
値段も随分こなれたよ。
ボスのジャケットと迷うけど、結局長く着られるだろうという点から軍配はボスに。

アルマーニ店でカード切ってる間に思ったことは次回の記事。

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男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋

この映画は寅さんシリーズの中でも抜群の気品を堪能できる1作です。
舞台は京都。
寅さんと陶芸家の片岡仁左衛門との出会いから名人同士の呼吸なんだ。
下駄のはな緒が切れていると寅さんが登場し、ピッと手ぬぐいを切って、「芝居だったらこいうとき・・・」と来る。
テンポが抜群で、何より片岡さんが絶品。
セリフ回しから、着物の着こなし、所作まで、品とはかくなるもの、という見本を体現してくれている。

この映画は、ギャグも一段と冴える。
茶屋でいう向上心のくだり、丹後に向かうバスで考えること、二階で寝ている時の要求・・・
こういう時の柴又のおばちゃんがまた優しくてイインだ。
狩野作次郎のとこのおばあさんまで良い。
柄本明も後の活躍を予見させる演技。

ヒロインはいしだあゆみ(かがり)さん。
哀しい微笑みを見せるかがりさんは案外大胆で、バックに流れるギターと絶妙に絡む。
見事なほどにみんなイインだ。

10代から20代の初めの頃は、寅さんシリーズの良さが分からなかったなぁ。
野暮というかダサくてアタマが悪そうで、こんな映画がヒットし続ける日本までが嫌だった。
今、思うとそれも良かったと思う。
感性は年代で変わるものだから。

だから今、寅さんシリーズが嫌いな若い人がいたら先を楽しみにして欲しい。
この映画は残っているだろうから、その時、軽トラの放置してある名もない路上すら、こんな素敵な絵に撮った山田洋次という監督に感じ入って下さい。

年を取るほど惹かれていき、何度観てもイイ映画です。

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November 02, 2006

コンスタンティン

主演にキアヌ・リーブスとレイチェル・ワイスをもってきた大作ですが、クライマックスまでは実に退屈でした。

ロンギヌスの槍が出てきても、心に響くセリフ(言葉)もなく、大金を掛けたであろうCGも展開が読めるのね。
そうなると幾ら派手に作っても、見てる方は驚かないのでワクワクしません。
唯一大天使、ガブリエル役の女性だけが、パワフルでサムシングを感じさせました。


ここで神と悪魔の世界を説明しますと、一番古いユダヤ教の主がヤハウェ(キリスト教の神、イスラムではアッラー)です。
神の玉座の右側に座っていたのが大天使ルシファー(明けの明星、光り輝く者)は、反逆して堕天使サタンになります。で左隣に座っていた二番目の番頭役がガブリエル。
神の子がキリスト。

ルシファーが裏切ったので、本来2番手の部下だったガブリエルが(神の言葉を伝える者として)取り仕切ることになり、モーゼの遺体を埋葬したり、マリアにキリストの懐妊を知らせたり、イスラム教の開祖ムハマンドに預言(コーラン)を垂れたりしました。
非常な大任を任されていたんですね。
サタンと神と人間の間で、もうタイヘンなんですから、って感じだと思います。


エンドロールは最後まで見て下さい。
粋な仕掛けがしてあります。

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November 01, 2006

シンデレラマン

ボクシングは残酷で危険なスポーツですが、それゆえに勇気を問われる高貴なゲームです。

これは実在のボクサー、ジェームズ・ブラドックをモデルにした映画。


舞台は1930年代、大恐慌のさなか、家族の生活を支える為、怪我を隠して試合を続けるブラドックはライセンスを剥奪され失業者の群れに沈み、苦しみあがき、復活を遂げます。

この映画の偉大さの一つに、「自分は知らない、ということを知らしめてくれる」ことがありました。
私は趣味で経済学を少しかじったので、いわゆる「大恐慌」に関する知識はありました。
アダム・スミス以来の古典派経済のセイの法則(商品は貨幣に恋をする)の破綻。
そしてケインズの登場。

映画だって大恐慌を扱ったモノは沢山観てます。
路地裏に溢れる失業者、茶から黒系統の服に帽子のファッション。
でもみんな一種の「記号」ですよね。
それは映画にしろ学問にしろ仕方の無いことですが、この映画を観ているとラッセル・クロウの苦労(←笑ってくれ!)する姿に、数十年の時を越えて、その当時、現実に苦しんでいた人の痛みが何かしら伝わってくるのです。

困難があり、乗り越えるべき目標がありますが、挑むのは怖い。
そんなことは、殺人的なパンチャーと殴りあうことでなくても、生きていれば誰にでもある訳です。
勇気ということを真剣に考えたくなり、自分にそれは足りているのかな、と内省しました。

当時のリングは狭かったな。
これではアウトボックス出来ないな、なんてオタなことを考えながらも、恐怖を乗り越えて困難に挑むブラドックの姿にいつの間にか熱くなりラストは涙腺が緩みました。
監督はロン・ハワード。
良かったです。


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ドラゴンフライ

銀座の高級クラブを舞台にしたWOWOWドラマ。
月末、月初は事務仕事で休日返上になるので、こういう流して観られるドラマはありがたいです。

観始めるとさっそく「大安」も読めない長女が、
「あ、星野亜希だ、史上最年長のグラドルだ」、なんて言い出す。
クダラナイことには詳しい娘です。
調べてみたらこの人28なんですね。
ビックリしました。とても見えません。

ドラマも星野さんの、とても見られないような演技で始まりますが、ホステス役になったとたんに光る。
天性のホステスだ、とされる役ですが、ホント、ノリが良くでドレスからはみ出す胸がデカクテ、営業熱心なとこが演技に見えなくで、うーむ、こんな娘なら行ってしまおうか、と妄想が膨らみます。

その他もホステス役の女性がみんな綺麗でゴージャスで、男性なら見てもイイかも。
ストーリーも、テンポが良くて、ビックリできる仕掛けもあって、案外オモシロかったです。

銀座はイイよね。
最近行ってないけど。
モチロン昼間の銀座ね。
夜の銀座には縁がありません。
年末は一段と華やぐ銀座で、カレーでも食べてこようかな、とちょっと思いました。

西岡徳馬が金持ち役で出てきますが、一番の勝ち組は、星野亜希におでんを売りながら、説教ができる寺田農のポジションだな、なんてこも考えたよ。

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