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October 2006

October 30, 2006

今日はおおあん

バカ長女が予定帳を買ってきたら、9月始まりの8月終了というアメリカナイズされたモノだった。
みなさまご存知どおり、今日は全国的に10月30日である。
すでに2ヶ月分が無駄になっている。

「換えてきなよ」、と言ったら
「表紙が気に入っているからコレで良い」と言う。

そこでがっかりした分を取り返そうとしたらしく、
「これ仏滅とか書いてあるから便利だなぁ」と言っている。
そこで聞いた
「今日は何の日?」
「おおあん」
笑っていたら、
「おおやす?」
と言っている。
また笑っていたら自分でも不安になったらしく辞書で調べ
言った答えが
「だいあん」


これで15です。
ホントウにありがとうございました。

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October 29, 2006

弁護士 灰島秀樹

「踊るレジェンド」シリーズのスピンオフ作品の中で1番地味な扱いでしたか?
私もまったく期待しないで、観ないでもイイか、と思ったほどでしたが、
主演の八嶋智人が、アル・パチーノばりの独演を見せました。
素晴らしかったです。

「容疑者~」で初めて見た時は、また気味の悪いのが出てきたな、と嫌悪感しかありませんでしたが、逆に言えば嫌悪を感じさせる八嶋 智人に、力のある演技が出来た、ということです。

この映画でも最初は、嫌な奴でしたが、グッと惹かれたのが子供とのキャッチ・ボールシーンから。
運動神経の悪いもの同士のまったくつながらないキャッチ・ボールは、互いに大切なモノを喪失した者同士なんだということを訴える強力な暗喩になっていました。

このシリーズ、キャッチ・ボールは「逃亡者木島」でもありましたよね。
アッチも良かったな。
君塚さんの趣味でしょうが、効果的だったと思います。

終盤、2転、3転させる脚本の出来も、この映画の引っ繰り返し方が一番巧みで、リズミカルだったような気がします。

他との違いは主人公の人間性が暗から明に変わる処だと思います。
他のシリーズはみな最初から良い人。
この作品だけは嫌な奴が、複雑な魅力をもったキャラクターに変わる。
それが技巧だけのひっくり返しに勝りましたね。

まぁこのシリーズはみんなオモシロいんだけどね。

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ビューティフル・ドリーマー

もしこの映画を観ていなかったら、以下は観てから読んでください。


高橋留美子さん曰く、「あれは押井さんのうる星やつらです」と言い切った作品です。
確かに今見返すと、無人の夜に冷たく光るライトとか、登場人物の静かな語り口、廃墟への偏愛など押井的美学、押井的好み満載ですね。

それを「うる星やつら」のキャラと舞台を頂いてすべてやってしまった。
ギャグに笑っているうちに、提出される謎に引き込まれ、画面の静謐さに打たれていると、また笑わせられる。笑っているとまた新たな不可能趣味の謎が問いかけられ、こんな大風呂敷を広げてしまって大丈夫?と思っていると、最後は見事な着地を見せられます。

作品の脈動のメリハリとキャラクターの魅力とイマジネーションに溢れた作画の見事さなどまさに完璧なる1本です。

楽しい夢とは何か?
押井曰く「それは遠足の前日です。ならばそれが永遠に続けばよい」
ファースト・シーンの夏の青空と、ライトの中で大騒ぎになっている夜の学校はまさに「遠足前夜」の期待と夢そのものですね。

日本アニメの凄みというのは、ブッチャけたキャラがギャグのノリのまま深いテーマに迫ることです。
一見幼稚でいながら格式ばった作品を遥かに凌駕する普遍性を持つ。

「ビューティフル・ドリーマー」
観ているうちは驚かされてばかりでしたが、見終わってみれば、題名ですべて語られていた作品なのでした。

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October 27, 2006

DEATH NOTE・デスノート前編@映画

原作は人の永遠の思いであろう、「許せない奴を自在に殺す」というテーマを巧妙に仕立て上げ、ストーリーもスリリングに展開する傑作でした。

映画はどうか?
ということですが、観客のほとんどが、原作では驚かせられていた展開を全部知っている、というのが製作者の辛いとこです。

それを救ったのが主演の藤原竜也さん。
甘い狂気が湧き出るような天才的な役者さんだと思いますが、見事に神から悪魔へと変容するキャラクターを演じきっていました。
特に原作から捻られたラストシーンには痺れました。
この映画は主演が悪ければ見られないところです。

奇天烈な死神はどうするのだろう? と思っていましたがCGもまずは完璧な出来でした。

ストーリーも原作から上手い具合に捻ってみせて、後編に期待というところです。


ps
キラがノートに大きな文字で書くのがもったいなくな、と思っていたのですが、幾ら書いても無くならないのね。
貧乏性なんで気になっていたんです!

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October 26, 2006

反撥

ドヌーブ&ロマン・ポランスキーの著名なる1本です。
単調なパーカッションにのって、クローズアップされたドヌーブの眼にクレジットが流れる冒頭は、
眼球とドヌーブということもあり、どこかブニュエルを思わせるで出だしでした。

フランス女性の、というより世界の美女の代名詞として君臨したドヌーブは、この映画では虚ろな眼をした惨めな狂女を演じます。

本来魅力の原点だったはずのブロンドは、モノクロ画面の中でやたらと白く光り、時にザンバラに乱れ、なんだかガラス繊維か極細のワイヤーのカツラを被っているようです。
そしてそれは彼女の過剰な自意識の変異であるが故に、手を触れてくる者すべてに突き刺さり血を吹き出させ、折れては相手の中に残り何時までも炎症を長引かせるようにも思います。

貧相な肩を抱き、よろめくように歩く虚無と、荒くれ男への幻想のエロティシズムの両立は驚異でした。
なるほど彼女は美貌と妖気の両方を持った大女優だったんですね。

映画はラスト、壁から無数に突き出てくる手の群れが、あのロメロを20年以上も先行していたという驚きと共に終わります。

映画の歴史を知る意味でも、見といて良い1本だと思います。

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ダーリンという単語が結ぶ、ラムちゃんとサマンサからビューティフル・ドリーマー

前の「奥様は魔女」の記事で、Jアニメもスゴイけど、あの頃のアメリカン・ドラマもスゴカッタよね、と書いてから風呂に入っていたのだけれど、そこでサマンサが旦那さんをダーリンと呼んでいることを思いだした。
日本の女性が彼氏をダーリンと呼びだしたのここからでしょう。(誤訳がきっかけですが)

そして今、ダーリンと聞いて思い出すのは、ラムちゃんだ。
そうか、空を飛んで電撃を使うラムちゃんはまさに魔女なのだ。

60年代のテレビドラマから広まった言葉は、天才高橋留美子の人気アニメ「うる星やつら」に受け継がれ、
それが原作になって、押井守が傑作「ビューティフル・ドリーマー」を生む。
これは荘子の「胡蝶の夢」のアイデアを使っている。

アメリカのドラマが日本のアニメに直感を与え、それはやがて中国の故事まで取り入れた作品として結実する。

世界の文化が地域と時代を超えて共鳴する例証として憶えておきたいことですね。

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October 25, 2006

奥さまは魔女@N・キッドマン

昭和の日本で、「ごく普通の二人はごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。でも唯一つ違っていたのは、奥様は魔女だったのです。」
という中村正さんのオープニング・ナレーションとともに始まった「奥様は魔女」
ワクワクしながら見てました。
懐かしいですよね。
現代のJ・アニメもスゴイと思うのですが、あの頃のアメリカTVドラマの影響力たるや絶大でした。

これはN・キッドマン主演のリメリク作品と思ったら、楽しみにしていたドラマは、劇中劇のカタチになっていて、
本物の魔女のキッドマンが売れなくなった主演俳優に口説かれてリメイク版の「奥様は魔女」に出演し、恋をして、裏切られて・・・というストーリー。

メタ的構造(笑)と云えば云えるのですが、あまり成功してません。
あの「奥様は魔女」という題名を名乗るのなら真正面からリメイクして欲しかった。
相手役の俳優が嫌な奴という設定なんですが、ホントに魅力がないんだからツライよ。

ただちょっと老けたN・キッドマンは可愛らしかったです。
「デイズ・オブ・サンダー」で初めて観た時は、抜群の美貌とスタイルとは思っても、目つきが鋭く背は高く、ブロンドをなびかせて、見ているだけでなんか気後れしてしまうような印象でしたが、年とともに丸くなって親近感がわいてきます。

まぁコアなキッドマンファンには良いのでしょうが、「奥様は魔女」ファンは見る必要なしって感じですね。

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October 24, 2006

プロジェクト・ランウェイ/NYデザイナーズバトル

12人の新人デザイナーが課題ごとにコンペを繰り広げ、一人ずつ落とされます。
ただ最後まで勝ち抜くと「ELLE」の後援でコレクション・デビュー出来る、という審査番組。

冷酷な司会と制作総指揮がハイジ・クラム。
元トップモデルで美人すが、まぁやることの残酷なこと露骨なとこはまさに悪魔で、同じ「ファナル・アンサー」でも、我が国の、みのもんた、とは食ってるモノが違うって感じです。

ネタにされる新人デザイナーも、最初は誰が誰や分かりませんでしたがすぐに個性が出てきます。

抜群のキャラクターを見せるのがオースチン・スカ―レットという、一見(ホントウに一見です)ハンサムな23才の男性なんですが、
女のデザイナーが、服に大きなリボンを縫いつけたりすると
「ここは縫っちゃダメ!もっとふんわりみせたいの!」
なんて怒ったりする。
「古いお城に捨てられたお人形みたいにするの」
なんてことも言ったりします。

これだけ読んでると気持ち悪く感じる人も多いと思いますが、実際に見るとかなり笑えて、予算100ドル、時間は一夜のうちなんて条件で創り出す服も高い完成度と独創性に満ちてます。
この人を見てると、有名デザイナーのゲイ率の高さは脳生理学的に解明の余地があるのでは、なんて考えます。

実は私、こういう審査番組は極めて真剣に見るほうです。
そしていつも誰が勝つか事前に言葉に出して言ってみることにしています。
事前の予想を言葉の上でもカタチにしようとすると緊張感が増し、結末も盛り上がって見られます。

今はこういう状況です。
先はどうでしょう?
そこで自分の立場(まさにポジション!だ)を鮮明にしておくのは、投機と同じ醍醐味だったりします。

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October 23, 2006

レアル・マドリードvsバルセロナ 06クラシコ@サンチャゴ・ベルナベウ

レアル、昨年の雪辱はなるのかが最大の見所になった今年のクラシコ。
開始、早々と得点したのはエル・ブランコ。
因縁のロナジとマッチアップするセルゲイラモスからラウルへのロングフィードがピシャリ。
こうなるような気もしてました。
どうやっても結果の出ない、ギャラクシー。
すっかり揶揄の対象でしたが、明けない夜もないものです。
逆に全てが順調だったバルセロナはエトー欠場から、満れば欠けるのが世の習いか。

この日は2人のドリブル・スターがフィールドを彩りました。
明るい太陽が照り付ける草地を掛ける子供の夢のようなロビーニョと、フィールドを鋭いナイフで切り裂くようなメッシ。
ボールを持っただけで目が離せなくなる選手が両方のチームにいるのは良いものです。

セリエからの移籍組み、カンナバーロも楽しそうにやってました、
すっかり馴染んで守備の中心です。
綺麗なタックルで、ともかくボールを刈り取る、刈り取る。
メッシから獲って、デコにこぼれるとすぐ立ち上がって滑り込む。
ロナジはフッ飛ばすし、やっぱ港の労働者は違う。
難病の恋人が元気なんだと思います。(スミマセン、分からない人はスルーして下さい)
カンナを中心にゴール前に二本のラインが完成すると、まるで二つのブロックのようで、とても攻め切れる気がしません。

試合はグティからロビーニョへ出したパスがファンニステローイにつながり2-0.
今日見た限りでは妥当な感じがしました。
やっぱりエトーの不在に尽きる。
レアルの守備陣がこれほど落ち着いていられたのもフィニッシャーがいないという点を考慮する必要があると思います。

次はエトー復活vsカンナが見たいですね。

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October 22, 2006

Be Cool ビー・クール

ハリウッドのスランプが良く分かる1本かもしれません。
「ゲット・ショーティ」の続編ですが、主演のジョン・トラポルタは貫禄充分の元マフィアを演じ、ユマ・サーマンは独特のどこか超人性を感じさせる美貌で魅惑を振り撒きますが映画はダメでした。

さすがなのは、クルマの使い方で、トラポルタがキャデラックの代わりに乗り回すのがホンダのハイブリッド車、インサイト。エコがトレンドになっているハリウッドならではですが、ギャングのトラポルタが広大な邸宅や道路をトコトコ乗っているとカワイイです。
共演する?H2ハマー(黒人のギャング、ラップ軍団が乗る)やCarreraストライプの930型の911・タルガ。
これにロシア・マフィアを乗せていますが、大分型遅れでいかにもって感じでした。
娘の御迎えがマイバッハってとこもイイし、インサイトの後ろにスッと360スパイダーを付けるともウマイ。

こんな風に凝って主演の2人も良いのにツマラナイんです。
終始、テンポが悪く、驚きもなく退屈でした。


黒人が自分達の馬鹿さ加減を演じてますが、こういうことが出来るのは以下のようなプライドがすっかり身に付いたからでしょう。
「我々の民族性を侮辱するとは何事だ。白人文化に多大な影響を与えた。
音楽やファッションだけでなく人々の生活を豊かに彩り産業界ではGNPに貢献している。
その自負心ゆえに、無知で卑劣で頑迷で才能も度胸もないーくだらん人間に耐えている。
お前は理解できないことを罵倒するだけ。もっと謙虚な気持ちで生きるべきだ」

世界の民族がみんなそれぞれに自信を持ち、それゆえに敬意を持ち合える時代になるとイイですね。

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226

五社英雄が二・二六事件を題材に撮った1本です。
印象的なのは夜の光りに映える青年将校の軍服の艶。
当時より遥かに上質な素材なんだと思いますが、妖しく狂気に満ちた照りがありました。
この辺はいかにも美術、衣装に凝る五社英雄美学なんでしょう。
セット・ロケでしょうが、事件当時の東京の街路風景も素晴らしい。

でも演劇陣が駄目でした。
普段なら魅力を感じる俳優が集まっているのに何故?
と思ったころで思いだしたのが、「プライベート・ライアン」
あの映画は高く評価する人もいるようですが、私にはトム・ハンクスのツルリとした顔がどうしても第二次大戦中の将校には見えませんでした。
大戦中のアメリカ兵っていうと、不精髭で、タバコ臭そうで、もっと脂ぎった印象が強いのです。

時代が人の顔を作るのでは、との感慨をえた作品でしたが、この映画にも同じことを感じました。

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October 21, 2006

マイノリティーの拳  林壮一

アイラン・バークレーという名前に憶えがあるのならこの本は絶対におススメ!
著者の林壮一さんは、タイソンの「人を超越した猛獣のような異様な迫力」に圧倒されボクシングを書くならアメリカだと決意して移住! この本を上梓しました。

タイソンと同じ師を持ったホセ・トーレスからはタイソンが躁鬱病であることが明かされ、気弱だったアイラン・バークレー!(ブレイドと呼ばれた見た目、これ以上怖い人なしって感じの選手です)は女性チャンピオンになった姉からボクシングを習わさました。そして過酷なマッチメイクを経て、今寒さに背を丸めながらフィス・アヴェニューを歩きます。

印象的だったのは、ティム・ウィザースプーンのフィラデルフィアでのエピソード。
ロッキーはなぜ「最後まで立っていられたら、ただのチンピラでないことを立証できる」というセリフが使われたのか。自分の母親から与えられた教え、「劣悪な環境でも希望を捨てず、甘えず、未来を信じて健やかに育って欲しい」という願いを今、自分がボクサーとして父親として受け継いでいる姿は、彼の言葉ではありませんが、ホント、この章は映画にしたい!と思います。

そしてフォアマンの伝道師ぶり。
フォアマンが、オリンピックで小さなアメリカ国旗を振ってしまったことが、公民権運動に揺れる世論を刺激してしまいます。でも3度の食事とボクサーとして道を開いてくれたアメリカへの恩義を無視することなど出来なかったんでしょう。
今の優しすぎる笑顔を湛えたる巨人を見ているとそう思います。
負けることを学び、再起し45歳でチャンピオンに返り咲く。
あのモーラーを打ち抜いたワン、ツーを忘れることが出来るボクシングファンなんていません。具体的には、距離の取り方を学び、全てをコントロールし相手の死角からパンチを打てるポジションを取る。
でもそんなことは瑣末なことで実際は、彼は諦めなかった。
これに尽きるんだろうね。


この本の名言は、一杯あって書ききれませんが、
「恐怖は火のような物だ。上手く使えば自分を暖めてくれるし、間違えば命を失う。恐怖は上手くコントロールしなければならない@カス・ダマト」

「ボクシングは闘う前に自分に克たねばならない競技だ。精神力が鍵を握る@ホセ・トーレス」

「To b e a man.人は望んだことに覚悟を持たなければならない。自らを捧げる行為が夢の実現に繋がるんだよ。大抵の人間には犠牲の意味が分からないけど。@マーベラス・マービン・ハグラー」

殴り合いを職業とする黒人選手たちの真摯な言葉を、林さんはアメリカで苦闘する自らのこととして丹念に愛情をもって拾い上げます。

意外にお子さんへの教育にも最高の本です。

ps
最後に、未だ人生に苦闘するアイラン・バークレーの言葉を
「ボクシングのお陰で、見ず知らずの人から愛された。優しい言葉もかけてもらった」

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October 20, 2006

チェルシーvsバルセロナ CL、グループA@スタンフォードブリッジ

ドログバが転んで、泥グバー!
すみません。また某巨大掲示板からのイタダキです。

注目の1戦ですが、試合前、スタンドの客の盛り上がりが尋常じゃない。
そんなに夢中にならんでも、と冷ややかな気分で録画を見ましたが、素晴らしい試合でした。

バルセロナは広くフィールド使い、高いボール・キープ率を誇りましたが、守備に攻撃に連携で上手だったチェルシーに終始、圧倒されてました。
この両チームは共に母国のリーグ戦で1位同士ですが、今回のチェルシーは強かった。
個人技があり個々が強くて、全員が走る。
もう隙がありませんがな。
しいていえばシェフチェンコが馴染んでないとこ位か。

得点に繋がったドログバのトラップからのフェイントは、スローで見て始めて何をやっていたのか分かりました。
ロングフィードを後ろに落として、ヒールで戻していたんだね。

ドログバと飛び出してからが異様に速いエッシェンのコンビは手が付けられない。
前半の15分にも2人でアッというまにチャンスを作っていた。
パスを受けたエッシェンがフェイント1発で抜いてドログバに猛速パス。
それをドログバがトラップでゴール前にもって行き走り込む。
目を見張る展開でした。

Wカップ前から調子を落とし気味だったロナウジーニョには復活の兆しを感じました。
左サイドの奥から1発で前線にはっているメッシに送ったパスは素晴らしかったし、トッリキーなプレイも出てました。
でもエトーの欠場が痛かったな。
可愛いメッシはオッカナイ顔揃いのチェルシー・ファンの前で健気にドリブルをしてましたが、いかんせん攻撃的MF。ロナジと役割が被るんだよね。
世界1のチームでもフィニッシャーがいないと苦戦する。
そういうことでした。

次はカンプノウですが、エトーがいないとチェルシーからは点が取れない予感もします。
それくらい今日のチェルシーは強かったよ。

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October 19, 2006

マクベス

画面にいつもひんやりとした狂気を横溢させる監督ロマン・ポランスキーが、シェイクスピアの有名悲劇を映画化しました。

37本の戯曲に綺羅星のごとき名セリフをちりばめたシェイクスピアは、抑えておきたいコンテンツです。

映画は寒々としたスコットランドの風景から、王城内部の荒廃と、戦乱期独特の殺伐たる雰囲気を再現し、なまじっかな舞台劇より原作に忠実な気もします。

「バーナムの森が動くまで恐れるものはないのだ」
「女の腹から生まれた者に、お前が倒されることはない」
森が動くことはありえませんし、女から生まれなかった者もいません。
シェイクスピアが妖女を通して仕掛けた罠の、なんと巧みであることか。
これだけとっても1流のミステリーです。

ちなみに生年は1564年。16-17世紀の活躍です。
400年後に生まれていれば今頃、最強の脚本家でしょう。

ポランスキーはそんな史上最強の脚本家に臆せず真正面から映像化しました。

かの有名な
「人生は歩き回る影。あわれな役者、
阿呆の語る物語。意味するところは無だ」
も、さらっと流しています。

激情を抑制しながら、人が野望に取り付かれ、不安の中に破滅していく成り行きを、冷たく語る手際は天才監督ならではです。

音楽は伝説のサード・イヤー・バンド。
海辺に佇む3人の魔女のジャケット、憶えてます?
カッコ良かったよね。

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デスペレーション

S・キング原作ですが、この小説は駄目でした。
映画を見た後、パラパラとめくっただけでも心が動く「クリスティーン」と何が違うのかというと「愛の不在」が鍵ではないか、と思うのです。

でも映画としてはオモシロイ。
B級ですが、B級ならではの楽しさがあります。

警官役の俳優がデカクて下品でオッカナないので引き込まれ、それからはサイコモノだと思った展開をスーパー・ナチュラルな流れに捻ってみせます。
結局「IT」なんかにも通じる典型的なS・キング・ストーリーなんだけど娯楽作としては水準の楽しめるレベルだと思います。

「信仰はただ神を信じることじゃない。神は正気だと信じることだ」
転んでもただでは起きないキングらしいセリフですね。


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October 18, 2006

ショーン・シャークvsケニー・ブロリアン UFCライト級王座決定戦

大流血でマットが赤く染まった一戦でした。
肘を落しあり、のルールは怖いです。
弱そうな顔のケニー・ブロリアンも健闘しましたが、なんといっても強い印象を残したのが、筋肉鮫、ショーン・シャークのタックル。
特に5R(5分×5R)に片足タックルを狙って飛び込み、ぶん投げたスタミナには驚きます。
どうもレベル低いんじゃなの、という疑念がつきまとうUFCですがこの試合は良かった。
でもミドルのTMでアンデウソン・シウバの首相撲からの膝が一方的に決まってしまう試合を見ると、やっぱりプライドが見たくなるんだよな。

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円キャリーを日銀が調査強化

ついに来た!って感じですね。
日銀はどこまで(どの程度のタイム・スパンを)見ているのでしょうか?
その辺を一番知りたいです。
単に言ってみただけなのか?
具体的な行動を考えているのか?

今、世界の流動性を支えているのは二本の柱です。
一つはアメリカの赤字で、もう一つが円キャリー。
円キャリーは円安を誘導し、日本の外需を増やし、それが設備投資を誘発して、今回の景気回復を主導しました。
日本は強い製造力で外貨を稼ぎ、貯えた資産を海外に投資、円を下げ、下がった円が今度は対外競争力を強めます。
良い循環ですが、問題はその円キャリー(円資金調達の対外資産買い、リスク資産買い)があまりに積み上げられると、歯車が逆転した時に怖い。
これを日銀は見てますよ、という訳です。

日銀が本気なら金利をマクロ単位でも連続上げをすれば良い。
円金利が低いから円調達の動きが続く訳です。
動き出した、とみれば目先筋から逃げるでしょう。

そういう話しはない訳です。
新政権が牽制してますし、アメリカも中国も困るでしょう。
東南アジアや北欧の住宅ローンも円調達という話しまであるので、世界的な影響があります。
そんなことを政治力のない日本の、さらに政治力のない日銀が出来るのか?

それでも日銀が絶対にやるって時は、インフレ時です。
日本がインフレになるには円の暴落か、商品市況の暴騰か、日本国内の賃金が急騰するか、です。(他にナニカありますか?あったら教えて下さい)
商品は下がりました。
賃金は多少上がってますし、これからも上がるかもしれませんが、供給(消費商品)需要(海外への外注)とも世界化する今ではそれほど上がり難いのでは。

円はすでにプラザ合意の時にまで下がっている。
これ以上下がるのか?
経常収支がこれだけ黒字の国の通貨をさらに下げるほど売ってくるのか?
発表されている、投機筋のポジションはすでに円売りでパンパンです。

個人的にはまだ降りません。
でもこんな話しが出てくること自体、一つのサインだと思うので、円キャリーバブルが弾けるきっかけには用心しつつ、注視していきたいと思います。

でも金利が上がらない限り行くとこまで行くのかな。
そうなるとホント、ナニカで反転した時は怖いね。

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October 17, 2006

八月の路上に捨てる     伊東たかみ

第135回芥川賞受賞作。
私は邪悪な読者なので、通常、直木賞、芥川賞受賞作を読むことはありません。
これを読んだのは、なんとなく書評に惹かれたからでした。
結果は満足出来る読書体験となりました。

ただ軽さには驚いた。
芥川賞という権威からは思いも掛けない、それこそふんわり空気を含んだ焼き菓子のような作品でした。
重厚晦渋なら高級という訳ではないんで、これでOKですが、時代は変わっているのを実感しました。

ストーリーは、自販機に飲料水を補充する女性トラックドライバー水城さんと敦の話し。
熱暑の8月、トラックを降りることになった水城さんは、最後の配送に最短時間の誇りを掛けます。
一方、脚本家への夢を諦め掛けている敦は、離婚が決まったばかりです。
そんな車内の会話が主体の短い話しです。

望みのない仕事に追われ、愛は壊れ、それでも小さな意地を頼りに逞しく生きよう、生きざる得ない二人の気持ちが、真夏の混み合った中野、新宿の路面からの照り返しのように伝わってきます。

もう一編の「貝からみる風景」も良かった。
小品ですが、(ふう太郎スナック)が食べたくなり、子供に泣かれている女性への想像が膨らみます。

優れた作家特有の「言葉の響き」への感性が高い方だと感じました。

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October 15, 2006

鉄板少女アカネ!!

スター性抜群の堀北真希ちゃんがカワイイです。
題名の後に!が二つついているのも気合いが入っていて良いね。

女の子が想い出の鉄板背負って父を探す旅に出る、ってだけで良いじゃないですか。
真希ちゃんは、アタマが小さくて手足が長くてスタイルの良いとこが今の子です。
特殊効果もアホらしくって楽しい。
「逆境ナイン」を思い出したよ。
日曜はコレみて月曜に備えるかなぁ。

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ファン・マヌエル・マルケス  WBOフェザー、暫定王者決定戦

雷鳴の轟くネバダの屋外の競技場で行われた弟ラファエルとの共催ダブル・タイトルマッチ。
この人も覚えておきたいメキシカンです。

対するのはタイのターサク・ブーンインシージム。
階級はフェザーですが背筋から肩にかけて筋肉が盛り上がり、サウスポーから振るう左フックは、その軌道だけみても破壊的な選手です。
マルケスがストレート主体で打っていくと、パーリングであしらって左右のフックを振るって踏みこんでくる。
ターサクも強いです。
タイとメキシコは本当にレベルの高い選手がいくらでも出てきます。

試合は売り物の回転を生かした連打でマルケスがターサクを圧倒するものの、伸びる左フックを当てられ目を腫らす苦戦。
それでも滑らかで速い追い足と正確な連打でTKO勝ちをもぎ取りました。
6Rターサクを仕留めたアッパーから返す打ち下ろしのフックは、綺麗な円弧を描き1流のメキシカンの真骨頂といもいえるパンチした。

こうしていつもタイ人は、もう一歩メキシカンに届かない。
またジンクスが繰り返されてしまいました。

ps
メキシコはサッカーも強いわりには、小柄な選手が多いので、日本は真似ろといわれますが、一見小さなメキシコ人はタフでクイックだよ。
言うほど簡単ではない、と思います。

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October 14, 2006

交渉人 真下正義

シリーズが進むにつれ、いつのまにか存在感を増していたユースケ・サンタマリアが主演する「踊る大捜査線」のスピン・アウト作品。

今回の映画、都心部各地へ展開されるロケと、膨大な数のエキストラに驚きました。
予算掛かってます。

東京の地下鉄という世界に比類のない精密かつ大規模なシステムを舞台にしたのは良いアイデアでしたが、進行に難がありました。
途中というか終盤までダルくて、これは失敗作だなぁ、とガッカリしていたのです。

新規の出演陣がどうもかみ合いません。
笑わせようとしている処で笑えませんし、グッと来させる処も空振り。

ダレてしまったのは、オンとオフに失敗している為だと思うのです。

メインの「踊る」はスリー・アミーゴスで笑わせ、綺麗どこの婦警で目の保養。
すみれさんと雪乃さん以外にも、彩りの美人がいるんだよなあ。
アレは誰なんでしょう?

緊迫する場面にお笑いで息をつがせ、お色気場面マッタリしてリズムが出るんですよね。
それが出来てませんでした。

盛り返したのは終盤、ボレロをバックに進む交渉シーンとコンサートホール、移動する木島にSAT、疾走するクモ、などが入れ替わりタイムアップを迎えるまで。
なかなかスリリングで楽しめました。

ラスト、クリスマスを背景にしたやり取りのとこでやっと感傷も笑いもハマッタ感じ。
配収が織田主演の半分だったようですが、映画の質を見事に当てることもあるんですね。


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October 13, 2006

チャーリーとチョコレート工場

忘れ難い印象を残す天才作家、ロアルド・ダールが子供向けに書いた原作を、ティム・バートンとジョニー・デップが映画化。

この本は娘達が読んでいたのですが、私は手が伸びませんでした。
ダールなので読んでも良かったのですが、この映画みたいなストーリーなら、大人には退屈だろう、と思ったのです。
ただ映画化されれば観ることにやぶさかではない。
なんといってもダールです。
何か驚かせてくれるかと思ったのですが、まさに児童書という内容でした。

好きなジョニー・デップにも今回は魅力を感じられませんでしたし、ティム・バートンは独特の力ある映像を作りだしましたが、オモシロかったのはチョコが「モノリス」になったとこくらい。

まぁ、しょうがないよね。
中1の娘は喜んで観てました。
客層はコッチなんでしょう。

あと音楽は可愛らしくて良かったかな。

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鉄人28号

ビルの谷にガオー! 夜のハイウエィにガオー! ダダダダンと弾が飛ぶ!
―中略―、びゅーん、と飛んでく鉄人、28号!
メロディだけのテーマソングを聞いただけで、歌詞はモチロン、グリコ、グリコ、グリコーとスポンサー名まで、憶えていて自分でも驚きました。

この鉄人28号がアニメで放送開始されたのが昭和38年。私が5才の時であります。
その少し前にアトムが始まり、4から5才だった私は夢中になりました。

そういう思い出ももありこの映画には期待していたのですが、まったくダメな映画でした。
僅かに、冒頭のドキュメンタリー風の作りだけ良かったです。
モノクロの画面の中で、笑顔でモノ造りに励む日本人達。
そうだ!日本人はみんな頑張ったんだぞ!とプロジェクトX風の感動が、わきあがります。

後は母親役の薬師丸さんも合ってなかったし、喧嘩と友情のエピソードも滑っていたし、マサチューセッツ工科大学の天才博士!として蒼井優さんがベレー帽を被って出てきたりとか、マジメにやっとんのか!とツッコム気持ちも萎える出来。
何より鉄人の戦うシーンが盛り上がらないし、正太郎君はあんなんじゃないぞ!
と怒り心頭でございます。
大塚警部だってゼンゼン目立たない。
この漫画はあの警部と正太郎クンの対比がオモシロイんだよ。
警察という権威のある大人の社会を助ける「少年@投影される自分達」という構図!
金魚売なんかを考えている暇があったら、もっとこの漫画の本質を見て欲しかったです。

ラスト、六本木合唱団の方が歌詞付きの主題歌を歌い出し、ほんのちょっと横山光輝の絵が出るのですが、それだけで胸が一杯になりました。
紙に書いたマンガだけで映画に勝つ横山光輝がスゴイのか、絵に問題にされない映画がショボイのか。
まぁ両方でしょう。

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プールサイド小景・静物 庄野潤三

一読して驚愕。
第三の新人といわれる庄野潤三さんの代表的な短編集からの1編ですが記事にします。

「舞踏」
舞踏という言葉は、意味は明瞭でも今時あまり使わない言葉です。
イメージするのはベルサイユ宮殿の舞踏会とか?鹿鳴館とか?
あまり関係ない世界の話しみたいですね。

そんな題名の小説はこう始まります。
「家庭の危機というものは、台所の天窓にへばりつている守宮のようなものだ。
それは何時からと云うことなしに、そこにいる。その姿は不吉で油断がならない。
しかし、それはあたかも家屋の内部の調度品の一つであるかの如くにそこにいるので、つい人はその存在に馴れてします。それに誰だってイヤなものは見ないようとするものだ。」

なんとも陰気な出だしです。
時代は昭和25年(今と比べると生活全般が「暗い」です。)
話しは結婚5年目、三才の娘のある安い俸給をとる夫が、職場の19才の同僚と浮気。
まだ24才で少女の面影を残す妻(この頃は結婚が早かった)の苦しみが描かれます。

浮気をしている夫が堪え切れずに泣いてしまう妻に言うセリフとして、こんなことも書いてありますが、(以下の文章は略してます)
「人は誰だってめいめい不幸なんだ。みんな、その人の不幸を背負っているんだ。誰もが孤独で、そして自分の不幸に耐えながら生きているんだ。自分だけを見つめたらいけない。生なくっちゃ、いかんのだ。なんでもかんでも、生きいかなくっちゃいかんのだ。」
言うまでもなくこの小説は道徳論とか、人生訓のたぐいを訴える作品ではありません。

では何なのか?

苦しむ妻が、むずがる子供を抱いて、小さな声で歌いながら家の前を行きつ戻りつし、
寝かしつけた後は、深夜の路上で縄跳びをするシーンがあります。
罪悪感のある夫は部屋でその音を聞いています。
読んでいると鮮烈な映像がアタマの中に浮かびます。

そして後半。
未読の方の興を削ぐので書きませんが、私はこの展開と会話には驚きました。
なんで突然、こうなるのか?
自分の中で未だに消化、解釈できません。
残っているのは、容易に言葉に還元することを拒否する、ひたすらに鮮やかなイメージのみ。

だから文学なのだ、と思うのです。
小説だけが垣間見せることが出来る風景。
そんな処でしょうか。

この短編集では他に「プールサイド小景」と「静物」を記事にします。

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October 12, 2006

ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ

ミステリーマニアとは深い深い謎に餓えている人のことです。
彼等の願いは、優れたマジシャンに手を添えられて、謎の迷宮から一気に脱出するカタルシスを味わうこと。
この映画、謎の大風呂敷を広げるとこまでは良かったものの、脱出の手際は凡庸で、カタルシスのあるトリップは実現されませんでした。

話題は2大名優の競演。
大御所、デ・ニーロは、昨今、めっきり魔力を失いこの映画でもあまり冴えません。
ただ後半、一瞬にして飛ばなければならないシーンでは、観客を瞠目させる力を見せ付け、健在ぶりをアピールしてしました。
でも「タクシー・ドライバー」が青春だった身としては、ちょっと寂しい仕上がりです。

もう一人のダコタ・ファニングは11才という子役としては微妙なお年頃になったことが気がかり。
冒頭こそ、そんな懸念が膨らむ演技で、特に見開かれ過ぎたブルーの瞳がブルーネットに染めた髪と合いません。
ところがこの子も一瞬にして飛ぶ。
見えない友人、「チャーリー」の話しを始めるとこから一変。
スリルに満ちたストーリーを雄弁に語り始めます。
彼女の場合は「目」なんですね。
これほど目だけで語れる女優、俳優はなかなかいないよ。

さらに大きなイヤリングと大人用の黒いドレスで現れるシーンは、禁断の魅力一杯でした。
悲しみに唇をかみ締める処なんかは、年を重ねた大人の女優みたいな表情で、この子の頭の中はどうなっているのか、と驚くばかり。
世の中に、天才ってのはいるもので、彼女が第二にジョディ・フォスターになる日が楽しみです。

ps
デ・ニーロがノートを見てから続くシーンは、その前の回想シーンと合わせてS・キング原作の「あの映画」を思わせました。
監督は意識していますよね。

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October 11, 2006

日本vsインド @バンガロール

恒例の停電もあるおチャメなアウェー、インド戦。
Bricsともてはやされても、このインフラは不安ですね。

さて試合ですが、人口400万人のクロアチアに苦戦していると、情けなく思うものですが、11億人のインド相手に圧倒していると気分の良いものです。

今日は弱い相手に目標とするサッカーを見せて欲しいものでしたが、砲丸投げの着地処が荒れたピッチということを差し引いても、特に前半は物足りない試合運びでした。
トラップもパスもミスが目立ち、DFはあのインド相手に何度も決定機を作られるしまつ。
代表人気が落ちているようですが、この調子では無辺なるかな。

播戸は2得点だけでなく、前線でボールに良くからみFWの軸になりそうです。
クリアとスルーが目立っただけで後は消えていた巻については、もう何もいうますまい。
監督の好みというのはあるものです。
何かの理由があってのことでしょう。

長谷部は一人インド選手を圧倒していました。
何故に途中からなのか。
後はパスを随所に送った中村憲、よく飛び出して切り込む駒野が良かった。
阿部のロングフィードと鈴木の守備もまぁまぁ。


ps
中村のミドルは、ブラジル戦の中村のシュートみたいだった。
シンクロニティだ。

ps
それにしてもインド人はまともに試合を執行する気はあるのか?
ムンバイ市場の行く末までちょっと心配になる開催能力だよ。

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古畑任三郎vsSMAP

放映時に一度見た番組ですが、再放送をビデオに録ってまた見ました。
私は48の男で、この年代の男性にSMAPファンといのはあまりいないと思います。

実際、日本一のタレント集団なんだろうと思いますが、そもそも地上派の番組はほとんど見てないのでご利益も感じません。
でもこの回を見て改めて思ったことはSMAPはスゴイね、ってことです。

特番で2時間40分(CM含む)の長尺ですが、いつものように犯人紹介、即事件、古畑登場というパターンは、大幅に後ろにずらされ1時間以上もSMAPだけで引っ張る。
それでいてファンでない私もまったく飽きさせない。

さらにストーリーが実にわざとらしくSMAPはみんな友情に厚く魅力な個性のイイ人たち。
中居クンはリーダーで、木村君は挑発的で、草薙君はちょっと孤独で、稲垣君はオトナシ目、香取クンはムードメーカー。
売り出したいキャラクターそのままの脚本を書かせておいてもやってみせても見てる方は感心してしまう。

この力は大したモンだと思いました。

モチロン土台の古畑シリーズがオモシロいからこうなる訳で、やっぱり復活してくれないでしょうかねぇ。
コロンボだって、お爺さんになってもやってたじゃん!と残念な思いがするのです。

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女優霊

世界にJホラーを知らしめた中田秀夫の初監督作品です。
今観返すと二つの基本に忠実に手堅く作った作品なのが分かります。

一つは舞台を撮影所という自分の身近な場所に置いたこと。
これは初監督作品としての完成度とリアリティを高める上で支えになったろう、と思います。勝手知ったる場所が舞台なのですからプレッシャーも最小限だったでしょう。
そして主人公は初作品に望む新人監督。


もう一つの基本は日本古来の怪談話の伝統に沿っていることです。
人々の思いが詰まった撮影所には、怖い何者かが潜んでいる・・・やがてそれに憑りつかれて、というお話し。
相手は最後まで理由もはっきりしない朧な存在。

足が不気味に曲げられた落下死体。振り返る生首など、一瞬でも強烈なイメージを放つ絵に才能が爆発し、同時に古い新聞にたどる、もどかしくも不可思議な記憶など、後年のリングでも使われた手法もすでにあります。

画面は終始薄暗く、その暗闇にナニカが潜んでいるような感触は、中田作品ならではの映像でした。
たったの75分の作品ですがJホラーの出発点として記念碑的な1作だと思います。

ps
たけし軍団でバカなことばっかりさせられて、この程度ならバカになりきれば誰でも出来るんじゃないの?と思われていた柳ユーレイさんですが、立派に主演をこなしています。
タレントさんて、スゴイね。

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October 10, 2006

クリスティーン@J・カーペンター

この頃のS・キングは大好きです。
ホラー作家とされていますが、この人の話は、「愛」がポイントなんだよね。
この時期は、それが絶妙に溶け合いかつパワフルでした。

その映画化をしたJ・カーペンターはインタビュー集を読むと、この映画にはまったくやる気なく取り組み、愛着もないようですが、出だしのロックン・ロールからカッコイイ。
やる気と出来が違うのは、他の分野でも多々あること。
恋とクルマとオールディーズのロックン・ロールのカーペンター流の楽しめる映画です。


これは小説でも1行目に書いてあるように、愛の三角関係の話し。
ただ小説と違うのは呪われたクルマ、クリスティーンと主人公Loser、アニ―と友人のデニスの間の愛。
GFは比重が随分軽いです。でもこの方がイイ。
クリスティーンと合う前の弱虫アニーと、それを友情だけで最後まで助けるデニスが良いんだ。

呪いの先触れになるオールディーズのロックも選曲がカッコイイ。
クリスティーンのライトが今のディスチャージタイプみたいに青い光になるとこも、センスあるんだよな、カーペンターは。

恐怖シーンでは、カーペンターファンならおなじみのサウンド(@自身で作曲)もしっかり楽しめます。
マニアには嬉しいです。

特殊効果はインタビュー集で語っているように、クルマを内側から壊し、それを逆回しで再生させたそうです。
なるほどのB級映画の主らしく安上がりで効果的に撮ってます。


ただ映画も充分楽しめるのですが、解釈というか深みは原作ですね。
映画が気に入ったら読んでみてください。
カーペンターは好きではなかったようですが、とてもオモシロいですよ。

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10/10、核の後の東京株式市場@指数先物、先取りが2度あった日。

昨日、北の核実験があって韓国株式市場は暴落。
NYは休みで、祝日明けの日本はどうか?
と思っていましたが、日中足を見ると面白い日だったんですね。

まず寄り付きは、シカゴから帰ってきた日経先物が16300円。
金曜日が16480円だったから-170円、1%のマイナスですね。
案外強い動きです。

日本は16340円で寄り、そこからは順調に値を戻し1時間で金曜日の値段まで戻った。
アク抜けか、でも核だしこの辺で、と思う間もなくプラ転。
この時、市場参加者は強いなぁ、と思ったと思います。

目先高値も更新しさすがに行き過ぎでは、と思ったあたりで一押し。
落ち着いた?
と後場が始まったとたんに、上げ上げで+170円まで行きました。
寄り付きの底からなら2%の上げです。

材料視されたのは好調が見込まれる機械受注。
北の核は折込済。
日本の景気好調が買い方の言い分です。
ところが2時に発表があると、デカイ売り物がでて急降下。
-200円で金曜の終値に戻りました。


ポイントは材料の先取りということです。
核で売られ、売りたい人がそんなにいない、となったらみんなで締め上げるような買い。
売りで入った人が苦しくなってくると、見ていた連中が勝ち組に付けでドンドン買ってくる。
核売りの投資家が損切りの買戻しをしてくると、それを踏み台に機械受注を言い訳にさらに買い煽る。
そしてその発表が出てしまうと一斉に逃げる。

株式市場は先取り、先取りといわれますが、その動きが一日2回見られる日ってのは多くないです。

これで株式市場はいつも先取り?
って思うと今度はまだ材料消化難、なんていわれてそのまた逆を行ったりします。
でも勉強になるよね。


個人的には、ビクビク持っていた売り持ちを金曜日に決済してしまい(まさかホントにやるとは思わなかった。やらなかったら担がれると思ったんだよ。それで超チョビットの儲けを利確)、下げで取れなかったなぁ、と思っていたのですが、押し目は買いと注文を出してました。@16160円
モチロン、値段全然届かず買えず。

今回は縁のない相場ね、と諦めていたところ、まさかつけるまいと思った高い値段の売りが約定。
チョッビと取れましたとさ。
でした。

今夜のNYはどうなんでしょうね。

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October 09, 2006

夜霧にむせぶ寅次郎

シリーズ33作目。
1984年制作なので、1928年生まれの寅さんはすでに56才なんだね。
シリーズはまだまだ続いたのだけれど、少々影のさしてくる作品だ。

ヒロインの中原理恵が微妙だし、釧路が舞台ってのもどことなくだ。

見所は社長の娘として美保純が初登場すること。
しょうがない娘として実に見事なロクデナシ感を出している。
演出する方もノリノリで、文金高島田の衣装が実に可笑しい。
こういう小技まで細工におこたりないとこが山田洋次組である。
山田洋次は、美保純を見てタコ社長の娘はこの子だ!と小躍りして喜んだんじゃないかな。


分岐点だと思うのは、この映画で寅さんはヒロインの中原理恵と恋仲にはならないこと。
ところが中原理恵の方は惚れこんでしまい
「一緒に旅をしたい。貯金もあるし、ホステスになったって・・・」なんて言う。

中原理恵は58年生まれで、この年26才である。
要は現役バリバリの女性に、56であの顔で、ヒモになって、と言わせるのだから、これは偉業だ。

中原理恵は、寅さんがレストランでお金がなくても、宿代を出してやっても、雨の日には濡れながら傘をさして差し入れに来る。
このシーンも灰色の北の雨と赤い傘の対比が綺麗なんだよなぁ。
山田洋次の美意識は実は非常に高い。

寅さんの、女性への対応の柔らかさも印象的。
相手の懐にスルっと滑り込み、あっという間に心を掴む。
なんだかボクシングや総合格闘技の名選手みたいである。
リアル・ファイトでホントウに強い選手は、相手の前で柔軟さを失わない。
それを思い出した。

スポーツの世界では相手に止めをさせる勝負強さを、Killer Instinctというが、寅さんにはこれがない。
徹底してない。

それがあえて欠かせてある主人公が日本映画随一の人気者ってことに、実は日本民族の属性が現れている。
なんて深読みはクダラナイ。
ともかく山田洋次と渥美清は、何度観てもひたすらスゴイんだよな、と感心してればそれで楽しい。

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October 08, 2006

世田谷美術館、ルソーの見た夢、ルソーに見る夢展

「アンリ・ルソーこそ魔術的レアリズムの顕現である。
彼の催眠術師の手さばきにより、見る者の狼狽の原因はさだかでなくなる。
ルソーの単純さは「太陽の息子」の原始状態への回帰であり、ランボーが、ロートレアモンが初めて見つけだしたものである。」
@魔術的芸術、アンドレ・ブルトン

NY近代美術館で初めて本物のルソーを見た感動は忘れられません。
それまでは素朴派の悪くはない画家、という程度の認識でしたが、実物と対面したとたんその絵の放つ呪力に完全に囚われ動けなくなりました。
ホントに身体が凍ったんだよ。

今回セタビで開催されているルソー展は、表題どおりルソーの作品と、その影響下にある日本と海外の画家の作品が展示されています。
結局、素朴派というなんの説明にもなってない派の孤高の存在でありながら、その影響は多大なのが分かります。

ルソー作品では一番人気は「熱帯風景、オレンジの森の猿たち」Sp00133_mv
でしょうが、
個人的には、時が止まったような「工場のある町」や「要塞の眺め」の寂寥感が気に入りました。
一番驚いたのは「夕暮れの眺め、ボワン・デュ・ジュール」です。
絵筆を取っていきなりコレを書いたようです。
発表当時は笑い物になった素朴な画風ですが、ルソー本人はまったく意に介さず書き続けました。
これだけで凄いよね。
この作品を見ると、神様と繋がっているのを本人が一番先に知っていたんでしょうね。
作品に宿っている命を考えても、そうとしか思えません。

日本画家では松本竣介が多数出ていて、特にマニアには嬉しい「Y市の橋」は必見でしょう。
どうもイマイチ怪しいと思っている加山又造は、やっぱり別格の迫力で、本物なのかなぁ、と思わせます。
藤田もイイですね。後に有名になるあの路線よりコッチの方が好みですが、ブレイクするにはアッチの方が独創的なのは分かります。

岡鹿之助のノスタルジックな幻想も一枚飾りたくなりますね。、Sp00133_obj5
本物は買えませんから、模写かポスター額装になりますけど。

ビックリしたのは横尾忠則で、有名作品をパロディにしているのですが素晴らしい出来です。
後に有名になる人はやっぱりこうして実績を積んでいるんですね。

そうじて私には楽しい展覧会でした。
環八が渋滞してなきゃもっと良かったけどね。

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世田谷美術館には綺麗な人が多い@ルソーの見た夢、ルソーに見る夢展

3連休ですが、昨日は一日、今日は午前中のみ仕事をし、午後から世田谷美術館に行きました。

セタビがとても素敵な処なのは分かっているのですがあまり行きません。
理由は環八の渋滞。
今日も巻き込まれ高速の出口から延々1時間を越えるドライブになりました。
ホント、こんなクネクネ道の渋滞路を走っているとマセラティもバカみたいです。
それでついた先の砧公園駐車場が満車なんだよ。
両隣に止まっている車の中に駐車するのにわざわざ幌を上げてから止めました。
視界確保の為であります。
オープンもこういう使い方は空しいです。
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ルソー展を見に行ったわけですが、それはさておき今日はつくづく世田谷美術館には美人が多いと思いましたので、独身男性に参考になるかと思い記事にします。

食事をしてなかったので、まずはル・ジャルダンに直行しました。
2時を回っていたので空いているかと思ったら順番待ちの6番目。

せっかちな私はその間、ミュージアムショップでTシャツを買ったり
Sp00133_obj2_1←コレのプリントしたヤツ。

ルソー展の紹介ビデオを見たりして様子を見に行くとちょうど名前を呼ばれ、注文したのはルソーの見た夢スペシャルメニュー。

そこでふと隣を見るとやはり一人客の女性が・・・良い女!です。
ナンパをしようかと思いましが妻のある身なので持っていった、京極夏彦@邪魅の雫、長いよ!まだ260p、を読みました。
読んでいると、おっとりと上品な声が聞こえてくるので、右前方を注視!
おお、好感度! あ、目があった読書、読書。
そしたら今度は左前方の席に6人連れが登場。一人はレストランに続くガラスの廊下の椅子にスリングで赤ちゃんを抱いてずっと座っていた女性でした。
シニョン・スタイルのこの人も美人。

そう思って見回すとホント、ここ係りの人も、企画展の方も、やって来るお客さんも女性は美人率高いです。

独身男性の方々、これは静かな狙い目かもです!
そこはかとないインテリジェンスと感性を感じさせる処が高ポイントです。
まぁ、私に高ポイント!と思われてもしょうがないのですが・・・


それからルソー展スペシャルメニューは、オードブルのあとパンが出て、サーモンのポワレが出て次は肉だと思ったら、お仕舞いでした。
メニューの内容をまったくみないで注文した私が悪いのですが、物足りなかったので肉料理を単品追加してもらいました。
ルソー展の入場券を見せると250円引きになりますが、男性には足りないと思うよ。
美味しかったけどね。

ルソー展への感想は、またの記事にします。
何しに行ったのやら。

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October 07, 2006

レッド・ドラゴン

レクター物としては3作目の映画化ですが、ご存知のように原作ではシリーズ1作目になる作品です。

トーマス・ハリスに、ある種の「コラボレーション」を決意させたのは、「羊たちの・・・」に出演したホプキンスの演技でした。

その成果となった3作目の「ハンニバル」(この名前だけのタイトルの作品は、あまりに魅力的な悪だけ、レクターだけを描きたかったのだと思うのです)で描かれるレクターは、あきらかにそれまでの2作品と違い、アンソニー・ホプキンスをイメージした極めて魅力的なレクター像として結実しました。

こう考えると、たったの4作品で世界を制した謎のカリスマ作家の主要人物像を、自らの演技一つで変えてしまったA・ホプキンスは、人の心を自在に動かす「Dr.レクター」の化身のようで非常にスリリングではありませんか?


映画では、グレアム捜査官を演じるエドワード・ノートンが、華奢な体格と繊細な表情で、微妙に弱そうなところから魅力になってます。
このシリーズは、悪の方に魅力がありすぎるので、善の代表として対抗するのは大変だったと思うのです(笑

レッド・ドラゴンを演じたレイフ・ファオンズも素晴らしい。
この人、アンソニー・ホプキンスと同じシェークスピア俳優なんですね。
現代の神話になった殺人鬼を、二人のシェークスピア俳優が演じたというのはある意味象徴的です。
気弱とも言える優しさと獰猛な強さの矛盾なき同居を抜群の実力で演じてます。

そしてなんと言っても圧倒的な存在感と魅力を放つのがアンソニー・ホプキンス。
優美な仕草とは対照的に、分厚い胸は底知れない力を予感させ、瞬くことのない青い瞳は呪われた冷たいガラスのような輝きを放ちます。
これほどの光芒を放つ「魅力的な悪」は空前ですが、後はただ絶後にならないことを祈るのみです。

3作目であり確かに新鮮味はありませんが、本来1作目だった作品を一番後に作らざる得なかった、という困難さを乗り越えた作品と思いました。

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October 05, 2006

NYダウ最高値。FRBでなく、USA「が」中央銀行になった世界

911のテロなどで不安定化する金融市場を抑える為、金利を下げ続けたFRBは、住宅市場や商品市況の加熱を見て金利を上げ、ついに5.25にまでもって行きました。
これで過剰気味だった流動性は収まるはず・・・

実際、住宅市況が冷め始めると、商品市況も甘いファンドが天然ガスで破綻すると一斉に暴落。
マネーは安全資産とされる債券に流れ金利は急低下。
これ自体は、リスクマネーの逃避なわけで、理に適っているのだが問題は水準だ。
政策金利が5.25なのに長期債は4.6まで行った。
買われるたって限度があるわけですが、この金はすぐ株に行きダウは最高値更新です。

結局みんなとっくに分かっているのですが、アメリカが赤字を出している限り世界の流動性は落ちない。
アメリカに原油や自動車を売った国々(日本、中国、産油国、EUなど経済がまともな世界の国々のほぼ全部)は、ドルを受け取っても使い道はなく、投資対象にしてもニュージーランドの金利が高いよ、ってことでちょっとNZドルを買い出すと急騰して大臣がもう買わないでくれ、なんて言い出すし、
じゃインド株がイイな、なんて誰かがつぶやくと、これまた市場規模が小さくて暴騰してしまう。

・・・世界はドル一辺倒の準備預金くらいは改めようと、ユーロを積みますくらいしか手がない。
それでユーロは急騰し、今高すぎる、と域内からは不平が出始めた。

ドルがいつまで信任され続けるのかは誰にも分からない。
でも上場株ならマイクロソフトだって、ボーイングだって機関投資家なら持っていたいんだろうな、と思う。
そしたらドルで買うわけです。
コカコーラの社債を買うときだって払いはドルだ。
ドルが世界にあふれている、なんてことは聞き飽きるほど聞き飽きて、だからもう暴落するぞ、と脅されるだけ脅されても結局余剰になった金の行き場が他にない。

いまさら上海に不動産を買うのか、また商品に戻るのか?

そもそもこの巨大な矛盾はいつか解消されるのか?

一時はあれだけバブル、バブル、と騒がれたアメリカの住宅市場も人口3億人超で、なんだ実需もついて来ているのかな、とソフトランディングの観測も出始めた。

どうなるんでしょうね、一体。

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細野議員、植草先生、羽賀研二、オスとしての幸福

毎日、職場と家(100m位)を行き来するだけの私のささやかな楽しみが休日前のコンビニ行き。
お茶やコーヒーを買い込み、アイスなんかも買ったりします。
改めて文章にすると、ホントにささやかで泣けてきます。

そこで話題の「フライデー」を立ち読みしました。
細野議員とモナさんのキス写真のエロさにビックリ。
モナさんも抜群の美人ですが細野さんもカッコ良いんですね。
ちなみに経歴は、京大法学部から三和総合研究所を経て、なんの地盤もない静岡から立候補して28才で初当選!
議員になると、あっという間に頭角を現した、ということでした。
アタマもカッコも良い。
さらにバイタリティもある。人も惹きつける。
そういう男だから女子アナも惚れると・・・
ただこれでエライ騒ぎになってしまいました。


女性問題というともう一人、変態性欲を発露してしまい人生を誤まりつつあるのが、かつては日本を代表するエコノミストだった植草容疑者。
経歴は東大から野村総研主席エコノミスト、大蔵省財務研究官を経て京大の助教授になってます。
この経歴、書くのは簡単ですが、身近に見ていたら天才的な人なんだろうな、と思います。
秀才の究極形でしょう。
でも、ミラーマンからサワリーマンになって、今度は実刑が噂されてます。


さらに女性絡みで思い出すと最近15歳年下の女性と結婚が決まった羽賀研二さん。
借金ありの浮気ありの中、誠意誠意と言いながらトップモデルだった梅宮アンナとペアヌードを出し、借金を返済し今や宝石の販売ビジネスが順調とか。
桜庭あつこ(←品のないとこがエロだと思う)なんかとも付き合っていた。

まぁなんだ。
男の幸福が女とヤルコトだけではないにしろ、どんなに秀才でもやり手でもイケメンで遊び上手な奴が一番ってこともあるんだな。

こんな現実を見せられる、子供たちへの影響が心配です。

というのはウソで、細野議員と羽賀研二がひたすら羨ましい。

ちなみに三者の著作は、
「現代日本経済政策論@植草秀一、石橋湛山賞受賞。岩波書店」
「国会をめざした落下傘候補-疾風怒涛の全記録@細野豪志」
「モテるが勝ち@羽賀研二」

・・・なんか泣けてくるぜ。

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October 04, 2006

フェラーリ新型12気筒、599発表!

F512Mあたりからおかしくなり、マラネロになって、長らく不人気をかこった12気筒フェラーリでしたが、
今回の599は良いですね。
まさに待ち望まれた12気筒ベルリネッタ!の復活です。

マラネロと違いオーラを感じます。
そもそもフェラーリ=12気筒が、エンツォの理念だったわけです。
あのディノだってフェラーリじゃなかったんだから。

それがいつの間にか、F-1でも12気筒エンジンはなくなり、ロードカーも8気筒で超高性能になり12気筒なんてファンの間でも半ば忘れられた存在と化してましたが、この599で復活の予感です。

フロント・エンジンの12気筒フェラーリがカッコイイと、やっぱりクルマの帝王はコレって感じですよね。
8気筒は王というより俊敏な騎士って感じかな。

ps
内装をみるとセンター・コンソールの位置が結構高いですね。
8気筒で主流にしたスパイダーも作る気だろうか?

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おじさん、どうもありがとう!

本日ウチのバカ娘@長女が電車に荷物を忘れた処、わざわざ降りて届けてくれた方がいらしたようです。
ありがとうございました。
名前も分かりませんが、この場を借りてお礼を言いたいです。

それにしてもいったんは荷物を失くしたと思った娘、妻に泣いて電話をしてきたようです。

あのね。
モノを失くすってのは不注意だけど、まぁしょうがない。
絶対に失くし物をしません、って人間はいないと思うし。

困ったことがあった時、絶対に泣かないという人もいないでしょう。
命がけのモノ失くしたり困りごとがあれば人は泣くよ。

でも自分が居眠りして忘れる程度の物を失くしただけでうろたえて泣くんじゃないよ。
泣くほど大切な物ならしがみついていて下さい。
親として一応言っておきました。

それにしてもホント親切なオジサンで良かった。
親子で見習いたいと思います。


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ガーナvs日本 

ピンポンがピンポン球のように飛び込んできたハミヌに出したパスからゴールが決まり、負けてしまいましたが、日本はイイ試合をしたと思います。
あのゴールは、好プレー連発だった川口も止められないよね。
ハミヌ自身がボールみたいな勢いだったもの。
なんなんだよ、アレ、って感じ。

ガーナは出だしこそ、時差ボケ+新監督の初采配のせいか寝ぼけた動きでしたが、徐々に調子を出してきました。
後半は7-8分の出来だったのではないでしょうか。
その相手に新生日本が1-0なら上出来です。
ガーナは身体能力、技術ともに高くかなり強いと思います。
プレーに荒さはありますが、走り出すとスピードがハンパじゃないよ。
個人的にはこういうサッカー好きです。


日本では、長谷部、羽生、駒野のプレーが良かったな。
ニワカなんで、ドリブルで切り込んでいくタイプが好きです。
播戸の飛び込みは闘志満点でした。この選手は顔つきもイイよね。
中山二世になって欲しいが。

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October 03, 2006

ソウ2

「ソウ」は映画における残虐描写の限界を切り開いた作品だったと思います。
さて「2」はどの程度の出来でしょうか?

冒頭のエピソード。初見なら驚きだと思いますが、もう見慣れたもんね。
と、ちょっとスローな立ち上がり。
やっぱり「2」は難しいのかなと思わせますが、モニターの中のストーリーに切り替わる辺りから、徐々に地獄のジェット・ローラー・コースターに乗せられた気分になってまいります。

罠の基本が、切る、刺す、貫く、とみないかにも痛たそうで、時間に追われる状況で、それを見せられる観客はいつしか一緒に怯えて思考力を奪われているから、今度は容易にストーリー展開の罠に落ちてしまう。
ジェームス・ワンとリー・ワネルの手口というのは、合わせ技の相乗効果なんですよね。

今回、・・・のトリックは分かったつもりになってましたが、これは観客に読ませておいて、その後の皮肉な結末に繋げているわけなんですよね。
最後の始末のつけかたも、疑問にキチンと答えを出して、さらになるほどツジツマも合わせてお見事でした。

「3」は果たしてどうするのでしょう。
だんだんハードルは高くなります。
どこまで2人が飛べるやら。
それを期待するには充分な出来だったと思います。

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October 02, 2006

世にも奇妙な物語:部長OL

ダメOLとガミガミ部長が入れ替わり!
使い古されたアイデアですが主演の釈由美子と伊武雅刀が素晴らしすぎてオモシロかったです。

伊武はスネークマンショーのノリを思わせる勢いで、なにより相手役の釈が良いんだ。
最高に色っぽいよな。

持って生まれたフェロモン系!
さらに、戦う前の構えなんて修羅雪姫の特訓か、キマッテましたね。
英語といい本人も努力もしていると思うのです。

終わりだな、と思ったら続ける気満点なのは作っていて手ごたえがあったんだと思います。

新奇なアイデアも良いけど、話が古くたってやっぱ役者が良ければ楽しいんだよ。

「課長OL」も観たいです。

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モディリアーニ 真実の愛

アンディ・ガルシアの自己満足映画でしょうか?
変な映画でした。

エコール・ド・パリの絵画に興味がなければ2時間超、観ているのはツライでしょうし、お好きな方なら、まずピカソを演じている役者のスタイルで気の毒になり、強盗に襲われるとこで唖然とすると思います。
アレどいう効果を狙ったんでしょうかね。
ついハリウッド流になってしまったのか、アンディ・ガルシアがあんまり元気で病気だけじゃ死にそうにないってんで付け足したんでしょうか?

見所はサロンへ出品を決めるカフェでのシーンと、そこからスーティン、キスリング、などを加えたそうそうたる面々が一斉に創作を始めるところ。
音楽と美しい背景がかみ合って文句なしの盛り上がりでした。(好きな人はここだけでも見る価値アリ?)
牛の死骸を眺めるスーティン。
妊娠中のジャンヌを前にしたモディリアーニ。
エネルギッシュにタバコ吸いまくりのピカソ。
屋上のキスリングに、毒気の抜けたディエゴ・リベラ(フリーダ・カーロの旦那)。
ところでユトリロってあんな絵描いてたの?

ジャンヌ役の方はまさに抜け出たようでしたが、それならサロンで発表される絵はあの「ジャンヌ・エビュテルヌの肖像@1919年」!を持ってくれば最高に盛り上がったでしょうに、変えたのは、あのセリフを言わせたかったから?

好々爺然と語られることの多いルノワールの吐く毒のあるセリフとか、ドライブ中のピカソの傲慢な言葉なんかは聞き処なんだけど、もうどの辺から史実なのかはっきりさせて欲しかったです。

映像も綺麗だったし、音楽も良かった。
脚本に変な細工をしなかったら良い映画になっていたような気がしました。
まぁ、着物は出しても、藤田を外した時点で限界があったね。

でもこのセリフだけは好き。
「雨が好きだ、雨の語ることも」
ミューズを少年にしたとこも悪くなかった。
最後にすっと手を握るのは、やっぱり「神様がクルマを買ってくれる」ピカソでした?


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October 01, 2006

オロチ登場!  MITSUOKA自動車

いよいよオロチが出るようです。
楽しみですね。
青木孝憲さんがデザインしたこのクルマは、大蛇、八岐大蛇の鱗のヌメリまでが再現されてるようで、世界に問う価値のある日本の工業デザインの水準の高さを表すものだと思います。

厭らしくすぼめられたようなグリルからは、今にも二又に分かれた赤い舌をチロチロと突き出しそうで、
うねるサイド・ラインからは、のたくる蛇の動きが見えるようです。

エンジンは特に強力ではありませんが、このクルマは都会の夜をゆったりと流して周囲に見せ付け、エキゾッチクな雰囲気を楽しむモノですから問題ないと思います。

ただ残念なのは平凡なインテリア。
爬虫類の胎内みたいな味付けが欲しかったと思います。

開発予算が足りなかったでしょうか?
エンジンを供給するトヨタが、洒落でちょっと力を貸してあげればイイのにな。
そんなデザインに萌える変わり者も少しはいると思うのですよ。
ヌード・トップを出すときはもう一工夫欲しい処です。
そこまで行けば、案外、世界のセレブに受けるかもしれません。

動く大蛇って素敵じゃないですか。
早く実際の路上で見たいと思います。


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