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September 2006

September 29, 2006

ポーラー・エクスプレス

サンタを信じなくなった少年のもとに、雪の降るクリスマスの夜に、北極点行きの急行列車、ポーラー・エクスプレス、がやってきます。
R・ゼメキスの送り出したフルCGアニメは、登場人物の表情まで良く演技され完成度は抜群。

汽笛がとどろくと深閑たる夜を巨大なライトが切り裂き、轟然と積雪を書き上げ現れる魔法の列車は見物でした。
一緒に旅する先は驚きの連続で、矢継ぎ早に繰り出されるエピソードは目を驚かせるものばかりです。
ただこの映画、そんな映像だけじゃなくラストも結構イイです。

最後に送られるbelieveという言葉と、その証となる鈴の音。
歳月と共に聞こえなくなるという鈴。
でも心から信じていれば聞くことが出来るというその音。

彼は何を信じ続けることができるようになったんでしょう?

奇跡の存在?

「大事なのは列車の行き先じゃない。
乗ろう、と決ることだ」

それはおそらくは「希望」、ということ。

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September 28, 2006

ハービー~機械じかけのキューピッド~

旧型のフォルクスワーゲン・ビートルを主役にしたディズニー映画です。
お子様向けの映像でノンビリしたコメディですが、疲れた日本のオヤジには癒しになります。
ビートルの相手役はモチロン元気な女の子。
有名な方らしいのですが良さがあんまりわかりませんでした。

その代わりビートルが実にカワイイです。
最小限のCGで魅力のある表情を演出する手際はお見事でした。
「ワイルドで行こう」をはじめとする音楽もハマッテいて楽しいです。

マット・ディロンが敵役でマイケル・キートンがお父さん役で出演してます。
さすがディズニー映画!
・・・なんだろうな。

疲れている時は悪くないですよ。

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vsサンチェス、亀田大穀 6戦目

すっかりバッシングの対象になってしまった亀田一家、
問題の次男の試合ですが、今回の判定勝ちは妥当だった思います。
ただファイト・スタイルは変わってません。

亀田家の教えに、中、という言葉がないんですよね。
ガードも外からのフックだけをカバー、パンチもみんな外からです。
フットワークはなく、ボディワークもない。
練習自体はホントウに良くやって、鍛えられていだけに惜しいですね。
・・・・
なんで変えないんだろう?
意地張ってんならツマラナイ意地だと思うのですが・・・
そんなスタイルを夢みているなら無理な夢です。

ガードを上げて突っ込んで行き、後は外からだけ打っていても世界レベルは倒れないでしょう。
器用な相手ならフットワークを使われて回られながらジャブだけ中を通されて判定負けです。

ただ試合自体は足を止めての打ち合いでオモシロイよね。
なんのかんの言っても亀田ギャルだけでなく、男性も見てしまう、これも人気の一因だと思います。

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September 27, 2006

リンダ リンダ リンダ

主演の女子高生役4人組みが溌剌としていて、それが題名にもなっている名曲「リンダ リンダ」と溶け合ってとても元気な良い映画でした。

グループのリーダー的な役割になるギターの香椎由宇さんは、クールな美貌が役柄とピッタリでしっかりした感じがハマリ役。

ニコニコしながらドラムを叩く女の子がやたらは可愛いと思ったら、前田亜季さんという有名なアイドルなのでした。可愛いだけでなく小さな演技まで自然で良かったです。
女の子が勢い良く太鼓叩いているのって良い風景ですが、モノにしてましたね。

ヴォーカル役のペ・ドゥナさんも朴訥な感じで良かった。
美人ではないのですが魅力があります。
映画中、しきりにうなずくのですが、その演技だけで見せます。
力のある女優さんですね。
ベースの方は本職のミュージシャンなんですね。
地味でしたがリアリティのあるリズムを刻み映画の「ベース」を支えてました。

夜に忍び込んだ学校の屋上、夜明けの土手を一列で歩くシーン・・・
結構余韻を残すシーンもありました。

ラストはギリギリで盛り上げるお約束のパターンですが、土砂降りの中での弾けた熱唱はちょっと感動的。

豪雨の中で学校の色々な場所をカメラが移動していくのですが、さらば青春、高校生活!って感じが良く出ていたと思いました。

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コーリー・スピンクスvsローマン・カルマジン  S・ウエルターTM

かつてウエルターを統一したコーリー・スピンクスは、ボクシングはホントウにやってみなければわからないと教えてくれた選手でした。
あれだけ速くて強いモズリーにバーノン・フォレストが2度勝ち、
「そうかリーチが長くて射程のあるフォレストは最強か」、思ったらさっきジャングルから出てきました、っていうようなメチャクチャなファイトをするなマヨルガがフォレストを粉砕し、それになんだかパワーもなさそうだし、線も細そうに見えたスピンクスが挑戦と聞いたときは絶対に勝てないな、と思ったら見事にあしらって勝利。

一見、一番弱そうな選手が結局タイトルを統一してしまったという驚きは忘れられません。

そのスピンクスがウエイトを上げてカルマジンとの一戦。
禿げてて骨が太くて身体が頑丈そうで、「地獄からの使い」なんてホラー映画の煽り文句みたいなニックネームのカルマジンは見ているだけでも怖い選手です。

試合はスピンクスがスピードで圧倒。カルマジンに試合をさせません。
やっぱり強いな、パワーも増して隙なし。
ところがRから疲れの見えたコーリーをいかにも硬そうな拳でカルマジンが反撃開始。
やっぱ頼りないのかな、と思ってもそこをなんとか反撃し最後は逃げ切りました。

試合が終わった後のカルマジンは随分優しい顔になりちょっと可哀想だったな。

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LTCM-巨大ヘッジファンド崩壊の軌跡、から学ぶこと

最近、天然ガスに大きなポジションを持っていたヘッジファンドが破綻しましたが、ヘッジファンドの破綻といえば思いだすのがLTCMです。
マンガが底本になりますが簡単に振り返ってみることは勉強になると思います。

発足当時、ウォール街のドリームチームといわれた創立メンバーは、
債券取引の帝王!ソロモンのジョン・メリウェザー、ノーベル経済学賞受賞者のロバート・マートン、マイロン・ショールズ、FRB副議長のデビッド・マリンズです。

ホント凄いメンバーで膨大な投資資金をかき集めスタートするのですが、良かったのは最初だけで破綻してしまいました。
これだけのメンバーですから色々な取引をしていたようですが、中心になっていたのは債券の鞘取り、裁定取引だったようです。

信用度の高い米国国債は償還時期に間がある間は割高に取引され、ジャンク債は割安に取引される。
償還時期が近づくにつれ信用リスクが低下し、流動性が下がることにより米債は下落、ジャンク債は値を戻すのでそのスプレッドが取れる訳です。
モチロンその額は微々たるものですが、それを世界に張り巡らせた情報網と膨大な資金を活用して巨大なポジションを組み、利益に結びつける。

売りと買いを組み合わせ、理論的にはデルタはニュートラル(相場の変動リスクはない)なので銀行からも随分資金を引っ張っていたようです。
それが破綻したのはロシアのモラトリアム(債務不履行)をきっかけにした金融不安でした。
世界の投資資金は割高を承知で安全な米国債に集中、信用度の低い債券からは逃げ出しました。
LTCMにしてみれば売っていた米債は上昇し、買っていたジャンク債は下落と二重の損失になった訳です。

さらに問題なのがジャンク債の流動性が低下し損切りに大幅な値幅が出来てしまったこと。
同じ戦略を真似し始めた他のファンドの損きりに巻き込まれ身動きが取れなくなったことです。


このことから私が覚えておきたいと思うことは、
1)この世に絶対確実に儲かる方法はない。
たとえ天才的な理論家と帝王と呼ばれた実践家が組んだとしても理論を「信仰」したとたんこうなる。

2)どんなに優れたインフラと情報網を持ってしても世界の変動を完全に読みこすことはできない。
だから大きなポジションを組み続ければ、いずれ破綻する可能性が極めて高い。

3)上手く行かなくなった投資手法と見通しに固執するな。
常に柔軟に切り替えること

なんてとこですかね。

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September 26, 2006

ついに出ました「邪魅の雫」!

買ってないのに何故かギフト券が贈られてきたbk1で予約をしたら今日来ました!
待ちに待ったぜ、京極夏彦。
でも今日届くとは思わなかったよ。
だから庄野潤三を読み始めていたのでした。
それでまたこれが異常にオモシロいんだよ。
皮肉なモノでございます。

でもネット書店はスゴイよね。
この間はアマゾンから連続でギフト券をもらった。
こっちは買っているんだけどせいぜい2ヶ月で2万円位だと思う。
それで1500円分きた。
bk1のギフト券は500円だったけど、今回、買った本の総計が4680円だから実質1割引以上で送料も無料。
それで人気作家の最新作が発売日当日に届く!
どちらかというと本はネットで買うより書店でグルグル歩き回って買うのが好きなんだけど、これだけギフト券もらうと買っちゃうよな。
それでギリギリじゃ悪いからちょっと余計なモノも買う。
目を付けてある本はカートに入れて忘れないでおけるし便利ではあります。

さて肝心の「邪魅の雫」だけど、最近の京極堂はずっと夏休みの旅行にもっていって旅先で一気読みというパターンだっただけにちょっと迷う。
この人のは一気に読みたい反面一気に読める量じゃないからね。

あーーー、仕事しないで本だけ読んでいたいもんだよ。

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September 25, 2006

最後の恋の始め方

ハリウッド流の脚本も限界でしょうか?
話は内気な男性へ恋のアドバイスをするウィル・スミスが自分も恋にオチちゃって・・・というストーリー。

良かったのはすっかり大物俳優の貫禄がついたウィル・スミスと(アリをやったオーラが出ている)、サブ・ストーリーのセレブ女性、アンバー・ヴァレッタ(スーパーモデル出身だそうですが華やかな雰囲気で魅力的)、そのお相手の太っちょ男性(如何にもって感じでピッタリ)だけでした。

話の展開がモタツイていて、ウィル・スミスがあんなに怒られる理由もちょっと不可解。
不器用な男性にアドバイスするくらいイイじゃないのって思ってしまうんだよ。
それからヒロイン役の女性がセクシーというより、なんかコワクテこれまた入り込めない理由でした。

ps
アッシャーが流れるんだけどカッコ良かったな。やっぱりNYって感じでした。

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September 24, 2006

風光る丘 小沼丹

驚くほど爽やかで豊かな青春を描いた1冊です。
時代は昭和36年!
ボログルマに乗った大学生4人組が、夏休みに信州から蓼科へと旅をして、やがて秋を迎えるまでの話しです。

出てくる若者に、特別なヒーローや偉い者はいませんが、みな言動や所作にそこはかとない品があります。
授業中、昼寝をしたりカツ丼を4杯食べてしまったり、意識された「品」でないだけに今の時代から振り返ると本物の上品を感じます。
これは作者の小沼丹の世界なんで、実際にこんな若者ばっかりじゃなかったのは分かるけどちょっとビックリさせられました。
小沼丹、難しいことを書く作家ではありませんが紡ぎだす世界は澄んでますね。
気に入りました。

それにしてもこの時代に、ボロとはいえクルマを共有し、さほどのアルバイトもせずにお酒やビールが好き放題に飲め食べられる、というのはみなイイトコのお坊ちゃん達なんでしょうかね。
成城大学とかならこんな世界があるんでしょうか?
私は大学から地方だったので分かりません。
情けないですが。

純情な恋があって、何気ないけど深い友情があって、暖かなユーモラスな出会いがあって、その描かれる青春群像はまさに「風光る丘でみる夢」のようでした。

品位のある青春群像を読みたい人にはおススメします。
ちょっとビックリしますよ。


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ガッティvsバルドミール WBCウエルターTM

激闘王!アルツロ・The Thunder・ガッティ対「退屈な男」バルドミールの一戦。
ガッティは23歳でタイトルを取って以来、ボクシング史上に残る数々の激闘を演じてきたまさに伝説の男です。
私の大好きな選手です。

ボクシング界における例えばタイソン、ハメド、ロイJなどは名選手というより超人の世界の住人なんですよね。
常識を超えた世界を見せてくれる。
とろこがガッティには人間を感じるんです。
そこが人気の秘密だと思います。

対してバルドミールはプロになっても注目されずついたあだ名は「退屈な男」
まぁ1Rを見ただけでわかりました。
厚い頑丈な身体だけが武器のような閃きも煌きもないパンチとボディワーク。
でもバルドミールは自分を諦めなかったんですよね。
そして才能の塊のようなジュダーを倒してチャンピオンになり、今回当代1の人気男を倒してタイトルを防衛しました。

人気者のガッティに少しでもラフなファイトをしたかと思うとイチイチ手を出して詫びてくるところがなんかイジマシカッタ。
9RTKOを奪った連打は、「地を這う虫の意地」のようで見事でした。
ガッティはいい相手と最終戦をしたと思いました。

ps
ガッティ引退報道が流れてますが、私は支持します。
あのファイトがみたくなったらDVDを見ればよろしい。
ご苦労様でいいのではないでしょうか。


ps
ところで二人の年ですが、バルドミールが1つ上です。
人生はホントそういうモノなのかもしれません。


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September 23, 2006

マセラティでドライブに行く

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マセラティで走ってきました。


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どんなもんでヤンしょ。

でも画像付きの記事を始めて作ってみましたが、携帯からPCに送ってマイピクチャにして画像添付にしってってタイヘンですね。

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ゴマジョーの撮った猫の写真です

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ゴマジョーが携帯で撮った猫の写真です。

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妹の飼っている猫です。
ウチに遊びに来たとき連れてきました。


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クリックすると拡大されます。

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物理学者、ウォール街を往く。:2     エマニュエル・ダーマン

この本は一回記事にしたのですが後半に面白い記述があったのでちょっと書いてみます。

実際にOPを取引していて、OTMのIVが高いことに(IVがスマイル、或はスキューを描くことに)違和感を覚えたことがあるでしょうか?
ありませんよね。
行動ファイナンスから云われる「些少確率の過大評価」なんてことを指摘されるまでもなく直感としてこれは価格が大きくブレークするかどうかへの賭けだ、と理解できます。

しかしその疑問をただ放置せず、数学的に解決するためダーマンは果敢に挑みます。
そして隣接価格帯の二つのOPと期限が切れたすべてのOP価格から偏在する局所ボラティリティを決定するアルゴリズムを発見します。
「日本人は科学では世の中の動きを説明できないという信念をもっているように思われる。社会科学に計量的手法を持ち込むことに欧米ほど積極的でない」
という指摘が身につまされるところです。

と感心していると数ページ後に、ただこれは株価のジャンプする可能性を排除していたのが問題だ、とくる。
?????
それを説明した理論を完成させたんなんじゃないの?
「超短期のボラティリティスマイルの形状は、ジャンプへの可能性が主要因」とある。
だからIVが高いんでしょう、と思う
・・・
「そしてジャンプはヘッジするにはあまりに激しくかつ不連続であるため、ブラック・ショールズモデルに組み込むと整合性の多くが失われる」
「それでもジャンプは現実に存在し、それを排除することはモデルの現実性を弱めることになる」、と言います。

この本の最終章は、「偉大なる見せかけ師」で
ダーマンは、人間の複雑な心理を捕らえられる数学モデルなど存在しない。
「愚か者が自分の愚かさを言い張れば、賢者になる@ブレイク」
という言葉を引用し、一種、自己否定ともいえる誠実な言葉でこの本は終わります。

ただ80年代以降の金融工学がすべて否定されたわけではモチロンなく、
日経平均の変動とドル相場の変動を同時にヘッジするエキゾチックOPを組み込んだ仕組み債の開発など、実際に商品となり多くの経済的な貢献をしたことも事実であり、
また売り手としてそんなポジションを大量に抱え込みその潜在リスクの計量化に腐心し、
結局、「流動性の低い証券価格は同じペイオフをもつ流動性の高い証券の価格である」というトホホな結論も為になりました(笑
今後十分に参考にしたいと思います。

著者の妥協を許さない「我々は断固として事にあたり考え挑戦し続ける」という姿勢と誠実な内省には好感が持てました。
ダーマンの研究は今後も続き、若い有能な後継者も育つのでしょう。

ブラック・ショールズ式は、未来をブラウン運動の正規分布の中に読み解こうとします。それが基本的な限界です。
ただ「断固として事にあたり考え挑戦し続ければ」いつかまた大きなジャンプ、ブレークスルーが訪れるでしょう。
そんな世界をまた見たいものです。

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レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

奇妙な題名とファンタジー風の画像に最初は馴染めませんでした。
さらに語り手であるレモニー・スニケットは
「諸君が観るのはとても不愉快な映画。楽しい映画が観たければ席を立ち他の映画を観るがいい」、
なんて言うからホントにそうしようかと思いましたが、少女期独特の魅惑を見せるヴァイオレット(エミリー・ブラウニング)と、まだ少ない髪を噴水結びにしているサニーの可愛らしさに引っ張られ最後まで観てしまいました。

悪役に伯爵が出てくるのですが、まさにVFXを使ったのか、というほどのノリとアクション、御面相でなんだコイツはと思ったらジム・キャリーでした。
さすが生きてるVFX、ジム・キャリー!

それからいきなりメリル・ストリープが出てきてビックリ。
この人、細い鷲鼻で私の好みの正反対の顔なんですが、演技を始めるとあっさり御伽噺の世界を作り出し観客を引っ張り込みます。
この腕力は大女優ならでわです。

ストーリー自体はオラフ伯爵の荒唐無稽にして残酷な計画を子供3人が一致協力して切り抜けるという展開でさほどのモノではなく、良かったのはやっぱりエミリー・ブラウニングの柔らかでなめらかな頬と強い意志に輝く瞳、将来の開花を夢見させる厚目の唇でした(笑
泣き声から秀でたオデコまで可愛いサニーも良かった。
この二人に尽きましたね。

「この世には不幸を知らぬ者もいて、妖精や謎解きの話しに安らぎを得てるけど、どんな不幸な時でも必ず手はある。だから何かを発明し、読み、どんなに小さくても楽園を作り出す」
という言葉で終わるラストはファンタジーが美しく結晶し感動的でした。

ともかくこの映画はエミリー・ブラウニングを見て!
その美貌は早暁の空気のような儚さと移ろいやすさを感じさせて貴重なモノに思えましたよ。

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September 22, 2006

鬼麿斬人剣   隆 慶一郎

刃長三尺二寸五分の豪剣を振るう巨漢にして俊敏なる山窩、鬼麿の旅を描く連作短編集です。
書き手は名人、隆慶一郎なので文章は雄渾にして鮮麗、存分に堪能できます。

最初は魔人のような男の剣豪小説かと思って読み始めたので、どうも剣戟シーンが物足りなく、失敗したかなぁと思っていたのですが、旅に仲間が増えていき、行跡を追いかけるうちに浮かび上がる鬼麿の師匠、清麿の行状と品位に思いをはせるうち、その亡くなった後の面影にも魅了され、この小説は弱き者への愛と哀しみを描いた小説なのだと得心するようになりました。

隆慶一郎の確かな筆力で浮かび上がる、「五番勝負の雁金」に出てくる敵役の果てしない卑しさと、逆に「摺り付け」に登場する女性の覚悟の気高さ、が共に心に残ります。
「潜り袈裟」では鬼麿の決め技のカッコ良さに痺れました。

この連作短編集は物語りが進む、後半にいくほど盛り上がります。
よって最高なのは最後の「八番勝負、眉間割り」で、その行き着く村の朝霧に沈む幽玄にして神秘的な様はまさに白眉の描写で夢のような光景を見ることになります。


時代小説には封建的な世界に囚われた名も無き人々の哀しみがあり、そこが魅力ですね。
今の時代は「哀しい」というより「苦しい」ですかね。
そんな人々の切ない思いと鬼麿の剣の豪快さが絶妙に溶け合い、やはりこの人は一流の作家でした。

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September 21, 2006

日本サッカーと「世界基準」  セルジオ越後

辛口評論のセルジオさんがドイツWカップでの批判を中心に、今の日本サッカー界を振り返った1冊です。

私は日本人気質なのかサッカーに限らず映画についてにしろ、本についてにしろ、辛口の記事って嫌いなんです。
やってる方はタイヘンな思いをしてやってんだろうなぁ、なんてつい相手の立場を考えてしまうんですよね。

ブログに批判的なことをまったく書かない訳ではないですけど、基本的には嫌いなことなら書かなければ良い。
それがなんとはなしの私の方針です。

厳しくするならまず自分の仕事と生活について厳しい目を向けたいです!
・・・なんてこと書いてますが、実際はズブズブに甘い生活をしてるのですが(笑

それでもこの本を読むと実に細かく日本サッカーについての問題点と対処方の提案が書いてあります。Jリーグの抱える問題について、川渕への批判、ジダンへの批判、マスコミへの要望と世界の特にブラジルとの環境の違いについても通り一編でない情報が満載です。とくに芝にすれば強くなるわけじゃない、なんていう1章にはドキリとしました。

自分として具体的に実行して欲しいことはサッカー番組を、もっと真面目に考える批判的で理知的なモノにして欲しいということですね。
私のレベルですと言ってもらわないとホントウの問題点って分からないんですよ。
芸能人呼んでバカ騒ぎして終わりという番組は止めて欲しい。
真剣な議論と検討の番組だって出来るはずです。
視聴率云々をいうのなら深夜枠でイイです。
リアルタイムにみんなで考えられる番組を月1位で良いからやって欲しい。
それが少しでも力になり代表への真の批判になると良いと思います。


でもこの本には納得しつつ、どうしても自分は厳しくできそうもないな。
サッカー以外何もないブラジルと、サッカー以外の全てがある日本。
昨今はBRICsの一員として世界への存在を増しているブラジルでも、庶民の生活の厳しさは日本とは段違いのはずです。
だからそんなことも思います。

私にとって代表戦は仕事で疲れた自分がリラックスして楽しむ時間です。
勝てば良し、負けてもまた愛しいものです。
私は今後も日本代表の試合には甘口の姿勢で望みそうです。

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September 20, 2006

「米国債券を固定金利にしませんか?」 という申し出に考えること

順調に利上げされ変動金利で持っていて良かったという米国債券を、「固定金利にしておきませんか?」
という話しが証券会社からあったらしい。

住宅着工が大幅減少し商品市況は暴落に近い下げでアメリカ経済は減速中、確かに利上げ停止は規定路線。
しかし利上げ停止=利下げ開始なのか?
もしも利下げが始まれば確かにここで固定金利の債券にしておけば今の金利を守れるし、値上がりも期待できる。

だがちょっと待ってほしい!(

次回のFOMCでの利上げはないだろうし、次々回でもないかもしれない。
利下げの開始だってあるかもしれない。
しかしそんな申し出を受ける時、我々にはどんなコスト(=証券会社の利益)が掛かるのだろう?
まず
1)変動金利債から固定金利債の組み換えに手数料が掛かるだろう。
2)ドル建てから円転しまたドルにして買いなおすことになるのか?
3)変動金利債券がMMFなら保管コストは0のはずだが、固定金利債券では保管料を取られることはないのだろうか?
4)表面上のクーポンは高くても債券価格も高く買わされるのではないだろうか?
・・・
これだけで数%の利回りは吹っ飛んで足がでる。
そんなコストを払ってまで組み替えて、果たして割に合うのだろうか?

確かに米債の金利は低下する可能性は高いが、その変動へのコストも良く考えてからお話しに乗りましょう。
相手の理屈は正しくても、現実に儲けるのは相手だけ、ということもある、
今こそ冷静な議論が求められる。

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レクサスLSを見に行く。レクサス店は微笑むかpart2(笑

前回以来のレクサス店訪問です。今回はマセラティで行きました。
綺麗なお姉さんのお出迎えの後、大柄な若いセールスさんの登場。
ショールームで始めたみたレクサスはやっぱ大きいですね。
先端のコーナーを落としたせいか、左隅が見にくい感じ。

でもインテリアは最高でした。
マセラティがデカダン、ヨーロッパの古城ホテルって感じならコッチはハイテク満載の高級都市ホテルですね。
でもデカイ。
結局、ショーファー・カーの一面が強くなってますね。
Sクラスをライバル視してるからしょうがないのか?
でもオーナーカーとして使いたい自分としては、あまりの肥大化は避けて欲しい処です。

試乗車は後数日で来ますからご連絡差し上げますと言って戴いたのですが、私は休みがあまりないですし、買うとしても先の事なのでコッチから連絡します、ということで。
DVDは7月頃届いていたのでカタログだけもらって帰りました。

ps1
セールスの人が「あれマセラティスパイダーですよね。ご迷惑でなかったら見せて下さい」というのでクルマと室内を見せました。
洗車もしてないし、中はレシートだの文学探訪地案内の新聞記事の切れ端で散らかっているのでちょっと恥ずかしかったのですがクルマ好きのよしみです。
お世辞半分でしょうが喜んでいただけました。

ps2
今カタログを見ていたのですが、これ駐車も自動でやってくれるのね!
先の記事でも書きましたが、狭い場所での駐車だけが面倒だったので結構心が動いたかも。。。まだ先の話ですけど。
もし試乗したらそのうち記事にします。

でも3回記事にしたらすでにちょっと飽きた(笑
でも自動駐車はいいなぁ・・・俺下手だから。

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レクサスLS登場 ベンツ、BMW、との個人的比較

ベンツはW124型の260EとW210型の320Eに乗ってました。
特にW124型は発表当時自動車雑誌では絶賛され、BMWをも上回る世界最高の6気筒だとか、乗っているだけで老師の教えを受けているような気分になるクルマだとか、もう宗教がかったほどの褒めかたでした
みんないわゆる団塊世代の、ともかく日本は嫌いだよっていうメンタリティの持ち主たちが書いていたわけです。
確かに当時のクラウンなどと比べれば高速巡航性能など上回る点、多々あったと思いますが、ちょっと褒めすぎだと思いますね。

実際に乗ってみた感想は、ボディのモノコックがしっかりとしてカプセル内にいるような感触でしたが、エンジンは官能的というほどではなかったと思いますし、ステアリングは大きすぎアクセルの初期応答は悪く(ベンツポリシーですが)、インテリアは野暮ったいと、記事との落差に首をかしげました。
コーナリング時には特にリアが腰高な感じで・・・まぁ自動車評論家の方々みたいに運転の巧い人にはコッチが良いんでしょうね。
でも実際に乗る私は下手なので今のセルシオの方が一体感を感じます。

Eクラスとセルシオを比べるな、というご意見もあると思いますが、私の場合Sクラスは立派過ぎて購入候補にはなりませからやっぱり比較はEになります。


BMWはずっと憧れのクルマですが、運転はしたことがありません。
特に初代3シリーズは大好きで323なんて欲しかったです。
フェラーリのセカンドカーはBMの3にしようと夢みていたのですが、その当時からあまり走り回る方ではなかったので、結局買ってもお使いクルマにしかならないなぁ、と購入を断念しました。
その後3シリーズはボディがだんだん大きくなり、特に今の3は大きすぎませんか。
それならと1シリーズを6年落ちになったシビックの代わりしようと思い、今年の春頃、ネットでカタログ請求したのですが2冊しかくれないという!
あんな高値で商売しながらコッチは本気で買うつもりだったのに!
BMはケチ!
もう購入対象にはしません。
正直、M5なんて見てるといいなぁ、と思いますが、アレに乗っていたら免許何枚あっても足りないものね。

その他ではフーガは野卑な魅力があって良いと思いますが、日産はZに乗っていた時あまり良い思い出がないのでパス。(ちょうど労組が威張っていた頃です)

ホンダはバイク時代から好きでしたが、クルマにはピンとこず関心がなかったのですが、妹のコンチェルトに乗って飛ばした処、大人しげなファミリーカーなのにエンジンが回る回る!
私はエンジン高回転至上主義者なので、いっぺんにファンになりました。
でも今のレジェンドはどっか違うんですよねぇ。
インスパイアもスタイルは良いと思うのですが、FFだからねぇ・・・
アキュラに期待をしたいと思います。

では次回、レクサス誕生記事最終回は実際に見たレクサスLSです。

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レクサスLS登場! セルシオ・レポート編

レクサスLSデビューのようなので、セルシオのレポートを書きます。
昨日、発表だったわけですがCMも広告も見ませんでしたね。
朝刊あたりに一面ぶち抜きの広告でも打つのか、と思っていたのですが、そこは受注、1万台超の強気でしょうか?

さてレクサスの前モデルとなったセルシオとは如何なるクルマか、と言えば、「完璧に磨き上げられたクルマ」という印象です。
静かで速く、快適で信頼感は抜群。
特に感心したのが空調で、このクルマに乗っている限り空調のことは完全に忘れていられるのです。
物事は完璧になると消え去ってしまうという不思議がここにあります。

真夏の炎天下に駐車してあるクルマに乗ってもいつの間にか冷えている。
その間の作動も無理がなく、大きな排気量から巨大なトルクを生み出して走るように粛々と室内を冷やします。

走りはスムーズですが、飛ばせば相当に速いです。
私はとりあえずどんなクルマに乗っても飛ばすのですが、(一人で乗っている時だけ!)ハンドリングは正確で、少し大きめのロールからコーナリングの限界もつかみやすくかなりイケマス。トルクも低回転から十分で大きなボディに俊敏な瞬発力を与えています。

ただ飛ばしているとなんとなくバカみたいに思えてきて結局止めてしまうのも不思議な処。
安全で良いんですけどね。

また大きな車体の割には見切りが良く182cmある車幅もそれほど気になりません。
日本は乗っていれば絶対狭い処に行かざる得ないのですが入っていくのは大丈夫。
問題はむしろ車体の長さで5メートル越えはやはりキツイです。
駐車で持て余すんですよね。
目的地までの道は選ぶことが出来ても、行った先の駐車場までは計算外ということもあってそれだけは気を使います。この間は込み合ったファミレスで往生しました。
狭い場所では小柄な車体は何よりの性能で、この点車体を伸縮させる訳にはいかず、面倒な処です。

どうもセルシオは優等生過ぎて、シビックに感じる健気さも、マセラティ・スパイダーの妖艶さもなく、良くて当たり前、と気の毒なキャラクターなのですが、一度台風接近の日に、出かけなければならないことがあり、その時は強い風雨の中でも安全や快適さを完全に保障してくれているようでとても有難かったです。
普段は寡黙でも有事には頼りになる静かな日本の男って感じでした。

次回はベンツ、BMW,再来年登場らしいアキュラと比べてどうか?というのを書きます。

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September 19, 2006

予想を超えるエンディング!結婚できない男:最終回

冒頭の一人手巻き寿司から、犬とキュウリと告白に絡める進め方は巧いなぁ。
国仲涼子のけな気な表情が生きていた。
そこからシャツの見立てのメールを連続送信してくると、阿部寛が硬い笑いを浮かべる画像が次々に写される。
キャラクターを立てて笑いもとって脚本は完璧だ。

二人きりになって薄化粧の国仲に阿部が
こういう時、アタマの中に般若心経!が流れたりしなか?」
神セリフ。
笑うよ。
その後、しっかり正座してるし。
この何気ない正座が女性に縁のない処を実に良く出してる。

さらに寄ってきた金田と話して
「なんだ、いい奴じゃないか」
そしてHPに登場して笑わせ、色取りキャラかと思っていたのに焼肉シーンで変転への布石になる。

カルテの桑野の名前に戸惑う夏川に、ガラスにボンヤリと巨大な影を映す阿部ちゃんのブキミカワさ。
告白への流れの中の夏川が美女に見えなくなる呆然たる表情と、阿部が二枚目にみえなくなるオドオド顔の対比。
力技で凡庸なハッピーエンドも悪くないと持ち上げといて、セリフで落とす。
感心。
演出も役者もみんな巧い。

そしてあの終わり方。
スゲエや。
脚本、尾崎将也さんでした。
お見事。
DVDですぐに第1回目から見直したい。
発見がいっぱいあるんじゃないか。

凡庸な結末はヤメテくれ、と思っていたのですが遥かに上をいかれました。

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September 18, 2006

太陽の黙示録@マーケットではどうなるか?

日本は大地震連発で国土分断。北は中国に南はアメリカの支配化におかれる、という、かわぐちかいじさんの「太陽の黙示録」。
そうなったら世界の金融市場ではどうなるのか?なんてことを知ったかぶりして書いてみましょう。@本気にしないでね。

さて最初の刺激的な設定、北を中国、南をアメリカが援助し、それからなし崩しの支配、統治という進行はないでしょう。

昨今、外貨準備高では中国が日本を上回りましたが、対外資産残高中に外貨準備高がしめる割合はそれほど多くありません。
中国と日本の圧倒的な差は、中国は海外資本に投資を頼っている資本輸入国なのに対し、日本は中国だけでなくアメリカ、欧州、アジアにまで工場を作り生産しその収益を受け取る立場にある、ということです。
さらに海外に所有する不動産、債券、証券投資から収益もあります。
アメリカは世界最大の債務国ですね。

では世界1の債権国にこれほどの災害が起こったら・・・というのが問題です。

日本大惨事だから円は暴落か?
ファンダメンタルからならそうでしょうね。
ただそこから膨大な額のリバース・トレーディングが始まります。
日本は復興資金を作る為、世界に持ってる資産を売り始めますね。
その額は数百兆円に上ると思います。
そうなると投機筋がその動きに便乗します。

結果、円の暴落ではなく、暴騰が起こるかもしれません。

一方、株は世界中で暴落します。
日本株はモチロン、日本資本のもっているアメリカ、欧州、新興国の株は大きく売られるでしょう。
そしてその売りに投機筋が乗ってきて金融市場は大混乱。
世界恐慌になると思います。
そしてその恐慌がおそらく日本を救います。

恐慌にはケインズ政策(需要創出策)が必要になるわけですね。
その出し手は、復興需要が必要な日本です。
日本が海外と国内に溜め込んだ富を一気に吐き出す大盤振る舞い。
アメリカはこれはチャンスと治安維持目的で日本の防衛を固めるでしょう。
復興需要の一番ええトコ誰にも渡さんでぇ~、というのが本音です。
中国の進出なんて論外です。
人民解放軍は日本人も望んでないでしょうし、日米安保の言い訳もあるしね。
治安の維持ったってその点では神戸震災からお手本みたいな行動をとる日本人だからイラクと違って天国です。
軍隊にはイイ仕事です。
アメリカには有難いことでしょう。

さて実際の復興となると受注はアメリカと日本を中心とした会社になると思いますが、日本では圧倒的に人手が足りないでしょうね。
金はアメリカが儲けるとしても現実の作業に中韓から膨大な数の労働者が来ると思います。
その意味では一部国内の中国化ということはありえますね。

そうやって回る日本の富は世界の景気を回復させますが、やがてリバース・トレードも終わり円は下落基調を取ると思います。
大混乱の国土の中、株価の回復が一番鈍いのも日本でしょうね。

その後は?
まさにそれからの日本人しだいです。

ps
大地震が起こり国土分断というのは「日本沈没」の設定ですが、地質学的にはありえない話なんですよね?
ただこの突如の天変地異ですべてが崩壊という、諸行無常のDNAは日本人にけっこう深く根付いているのモノかもしれません。


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川島勝重vsミハレス  WBC S・フライTM

ミハレスの引き締まってはいるけど細いボディを攻めるという川島の戦略は妥当だと思いました。
細いボディは弱いんです。
ただそこはメキシコ人、肘までが長くてボディもガード出来ちゃうんですよね。

1R、川島ボディワークを小刻みに使いスピードがありますが、ミハレスはカウンターで打つアッパーがちょっとモラレスみたいだ。メキシコのお家芸かな。

距離があって勘の良い巧い選手ですね。
手打ちのショートパンチなんですが軽快で連打が効いて正確です。
これは勝ち目ないか、と思ったら2R右が一閃!
もろにダウンを奪います。

3Rからはべた足で追う川島にフットワークも使いだしたミハレスのペース。
ジャブで距離とって追い詰められてもボディワーク、判断とも速くて正確。
距離が違う武器で戦っているのはタイヘンだよ。

中盤、しいて言えばバテているかミハレス、線が細い感じがしますね。

川島重いパンチで応酬しますがミハレスは顎を上げない。

チクショウ!顎上げろミハレス。
川島10Rから猛烈にラッシュ。
スプリットの判定負けですが、最後まで良く闘ったよ。

「観て絶対に損はさせない闘いをします@川島勝重」
この言葉はやり遂げたと思うよ。

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September 17, 2006

ベルギー王立美術館展

ペルシャ文明展の次はココに。
この展覧会、宣伝が良くないです。
何ゆえにヨルダーンスの「飲む王様」なの?

それはさておきいきなり「ベルギーの絵画」って言われても・・・という方には「ネーデルランド、フランドル」です、というのがこの会の主旨ですね。

具体的な作品としては、
ブリューゲルの「イカロスの墜落」。
この人の書く民衆には「無知の恐怖」を感じさせますよね。
具体的にはそんなことにまったく触れてないのですが、空虚な瞳の人々がただ集団でいるだけでそれが怖い。獣のようにマッチの火1本で暴走を始める予感があるように思えます。
この絵は構図も独創的。
足だけの無様なイカロス。

他では、17世紀の帝王ルーベンスはさすがの貫禄。
アンソールの不気味な狂気も健在ですが、個人的にはクノップフの寂寞たる透明感には遠くからでも惹きつけられます。

拾い物ではフランソワ=ジョセフ・ナヴェスの「砂漠のハガルとイシマエル」が良かった。
圧巻はデルヴォーの「夜汽車」マグリッドの「血の声」ですね。
「光の帝国」が一番人気だったけどね。
これはポスター額装でほとんど毎日見てるから。


ps
両方とも混んでました。
世界で一番美術館に行くのは日本人なんだそうです。
でもそれをまた皮肉に書く戦後民主主義の文化人がいるんですけど、単純に誇っていいことだと思います。

普段歩かないので疲れたぁ~。
図録も両方で買ったし、マグリッドの画集も買って3冊が重くて重くて、銀座の寿司も楽しみにしていたのですが諦めて、上野駅中の回転寿司を食べて帰りました。
クルマで来てれば楽勝だったんだけど、台風が来るっていってたからさ。
それがちっとも雨降らないでやんの。
俺にしては珍しく傘まで持って出掛けたのに~。

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ペルシャ文明展、(煌く7000年の至宝展)に行ってきました。

連休なので遠出しようと思ったのですが、台風接近で上野探詣してきました。

まずは東京都美術館のペルシャ文明展です。
イラクからイランに掛けてのメソポタミア圏内はエキゾチックで好きなんです。

今回勉強になったのは、
前2000年前後にメソがウル第三王朝のころから古バビロニアにかけての頃、
イラン圏ではエラム古王国、
1500年からメソがアッシリアになると
イラン圏はエラム中王国、新アッシリアの時、エラム新王国になるわけね。
それで新バビロニアの時、メディア。
前550年位にアケメネス朝ペルシャが来て大帝国になると。
それで宗教はゾロアスター教。

展示品では「有翼ライオンの黄金のリュトン」が印象的。
「黄金の短剣」は金の純度が高すぎるのか軟で実用というより装飾にも頼りない印象でした。
高温にする冶金技術の問題でしょうか?

楔形文字は粘土に彫るには合理的だよね。
立体にしたいけど、冶金でやるには難しいからビス留めしました、という「黄金のライオン装飾杯」とコインのコレクションが印象的。

早くイラクが平和になって観光したいな。
でも博物館は荒らされてしまったんだよね。
イランも平和が保たれますように。
そう思いました。

この後、ベルギー王立美術館展に周りました。

ps
都美術館では、秋の公募展の準備が着々と行われていてスタッフは楽しそうでした。

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September 16, 2006

ワイルドバンチ

バイオレンス映画の歴史を変えたと云われるこの映画。
でも暴力シーンは時代と共に過激化の一途で今さらどうなのよ、という具合で観てみましたが感動しました。
これは暴力映画なんていう範疇を超えた傑作です。

最初は野党の頭領なんていうウィリアム・ホールデンはどんなに残酷で酷い奴かと思ったら最高じゃないですか。
自分の痛みはクールに無視する。
やるべきことはやり遂げる。
カッコ良かったっす。
本物のハード・ボイルド。
男ならこうありたいね、ってヤツ。

しかしメキシコの荒野の中、どの男達も猛烈に臭そうでした。
それで豪快に笑い死んでいくんだ。
男ってやっぱりホントウはこういう生き物。
デオドラントが至上命題になっている今の時代の男はヤバイよな。
何も列車強盗をせい、ってんじゃないよ。
でもね・・・
まぁ、何が言いたいかはこの映画を観てください。


絶対に死ぬぜって場所に行くとき
「Let's Go」
といつものように軽く言う。
それに
「Why not:悪かねぇな」
と答える。
シビレます。
こういうのを仲間という。
最高だったよ。
かれこれ40年前の作品です
名作は永遠なんだな。

と感動させておいてラストに・・・が出てくるんだ。

どこまで凄いんだ、サム・ペキンパー・・・
呆然とするのみ。

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September 15, 2006

二人の娘、06秋

風呂上りには猪木やエーちゃんのように、バスタオルを首に掛けて登場するようになった次女ゴマジョーは中学で弓道部に入りました。
私に似て運動神経が鈍いので一緒に入った友達が本物の弓を引く傍で、ゴム弓練習をやっているようです。
それでもメゲナイ気持ちはエライね。

勉強も一応真面目にやっているようですが、夏休み明けの英語のテストは赤点でした。
要領も悪いようです。
でも勉強してるようなので心配してません。
出来なくても出来ないなりに続けていればエリートになれなくても人生なんとかなります。

トゥーランドットのドキュメンタリーと「蝉しぐれ」にも感動していたようです。
この年でプッチーニと藤沢周平は良い趣味です。
ドカ弁を綺麗に平らげてくるのでナイス・バディになっていると妻が言ってました。
私は見てませんが。

一方、長女のノバウサギに似た娘はダメダメ状態が結晶化してきております。
まったく勉強をしないので家庭教師を付けました。
東大工学部出の元予備校教師の方です。
3回ほどお会いしましたがいかにも理系で優秀そうで私が教わりたいくらいですが、勉強の時間が近づくと腹痛に襲われる彼女です。
終わると元気になります。
ともかく遊ぶのは大好きです。
それはイイのですが、遊ぶ原資をなんとかしないと将来、生活出来ないよ、と言ってあります。そしてその将来はすぐ来ます。
ファッション誌と連続ドラマに夢中です。
大丈夫でしょうか?
気が小さく不良になれないのが救いです。
そのウチ目覚めてください。

二人とも個人指導の塾にも行かせ私立に通わせてますが、実りのある日はくるのでしょうか?
期待しないで待っています。

こんな状態です。
子供を育てるのは大変です。
ともかく金が掛かります。
ざっと年に400万かかってます。

親孝行は期待してません。
子供に優しくされるなんてウゼー、と個人的には思ってます。
妻は子供と暮らすとしても私は孤独死を目指してます。
だからせめて自分の生活はしっかり自立させてくださいと祈りつつ明日は6時に起きて仕事です。

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September 14, 2006

恍惚

セックスレスになった夫婦の妻は夫に娼婦を近づけて・・・

娼婦役にエマニュエル・ベアール、妻にファニー・アルダン、夫にジェラール・ドバルデューの実力派をそろえました。ほぼ3人だけのドラマですが、夜のパリを舞台にかつてのフランス映画の詩情を思い起こさせる小品です。

ベアールはこの年38才!
かつての妖精も年なんじゃないの?という懸念はありましたが、なんのなんの、フランス女性のコケットリーは抜群です。
華奢な骨格に豊かなバスト。アイ・メイクが如何にも変なんだけど、やっぱり不思議な魅力を発揮します。
特に奥さんに旦那さんとの行為を語るシーンはエロティックで黒い皮ジャンとの対比が強烈な印象を残します。

妻役のファニー・アルダンも存在感を見せますが、ちっともハンサムじゃないジェラール・ドバルデューがイイんだ。
これじゃ奥さんは心配するよね、ってのがよく分る。
この大柄で無骨なだけに見えるのに魅力的っていう背反する条件を上手くクリアしてるのが只者ではないな。

でもモロエッチなシーンはないのでソッチ方面は期待しないで下さい。

ラストにも1工夫あってビックリしました。
パリは素敵だし、フランス語はやっぱり響きが綺麗だよね。

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バットマン ビギンズ

バットマンはいかにして生まれたか?
それを描いた映画ですが、根本的について行けません。

だってバットマンってマンガから出たヒーローでしょう。
実際、大の男があんな奇天烈な格好をして悪と戦うわけでどう考えても子供の夢です。

それを実にレベルの高い演出と特殊効果と出演者を揃えて一人の人間の成長物語にしようとしている。
レベルの高い技量で作られているのだけれど、その寄って立つ発想が子供。
この辺がアメリカですよね。
技量は抜群!
でも根本が子供。

映画としては多大な予算を掛け脇役にモーガン・フリーマから執事役にはマイケル・ケインまで出ていてロケもヒマラヤまで行ってるし、文句なしですが、訓練過程では忍者も出てくる。
バットマンの体技には忍者の技術もありましたか、というのは嬉しい発見でしたが、路線が二重に走っている感じでのめり込めませんでした。


PS
夜の高級ホテルにムルシーのスパイダーが横付けされるシーンはカッコ良かった。
美女を2人乗っけてね。

イイなぁー、ムルシーのオープン。
フェラーリより夢幻的だったよ。

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September 13, 2006

バルガスvsモズリー 2度目の対戦

2度目の対戦ですが、始まる前から結果は見えていた感じ。
裏切ってくれれば大したモンだったんですがフェルディナントは期待にそえませんでした。
ティトに負け、デラに負けモズリーに負けてすっかり引き立て役だもんね。

勝ちっぱなしの時は何処までコイツは強いのか、と思わせたのですが、ビッグ・マッチでの負け方も悪く株価は落ち目です。
歯止めを掛けて欲しい反面、どことなく勢いが感じられませんでした。

今回の対戦でも最初からスピード差が歴然。
一方、モズリーは良くスピード(特にハンドスピード)を保ってます。

しかしバルガス、戦略もないのでしょうか?
自分のジャブにモズリーは合わせてくるでしょう。
ダックするのはいつも自分の右でしょう。
右のアッパーを合わせられなかったんでしょうか?
ずーーーーっ、と同じパターンだったじゃん。
そしてラストは図ったように左フック合わせられて、10RTKO。
TKOだけどこれはKOだね。

最近のボクシング界は昔の名前で出ている人が多いので、ちょっと危機感を感じてます。

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「結婚できない男」はカルト的傑作を目指せ

週に1度のお楽しみ。
唯一見ている地上派テレビ番組「結婚できない男」
昨日も見た訳ですが、どうも予定調和的に終わりそうなとこに懸念を呈する。

阿部ちゃんが普通のイイ人になって夏川と結婚なんて、どう考えても凡庸でしょう。

ここは夏川との結婚前夜にケンちゃんと北に逃げる!
これしかない。
北って行っても北朝鮮じゃないよ。
それじゃ飛びすぎ。

恋の逃避行としての北。
高倉健みたいに青森の田舎町とか北海道の外れのほうとかね。

1匹の犬と孤独な男がすべてを放り出して北に向かう列車に乗るとこでドラマは終わる。

次のシリーズはここからだ!
視聴率なんて下がったってイインダヨ。
安心するような結末はヤメテくれ。

阿部寛の演じた屈託が何故にこれほど指示されているか御一考頂きたい。
ドラマがハッピ-エンドでは、激増している「結婚できない(しない)男」というテーマを浮揚出来はしないのだ。

まったく休みだってのにこんな記事書いてるなんて。

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久々の休日・・・でもやることなし

今日は久々の休日。
2週間キツカッタっす。
その割にブログ更新してたけど。

昨日はコンビニで色々買って本読んで風呂入って寝ようと思ったら風呂が抜かれていた。

入れ直して入って寝たのが2時半。
起きたら10時。
前日注文だしていたOPはどうかなと思い確認したら良い具合に約定してた。
一安心してうどんを食べて、さて今日は若冲展でも行くかと思ったら終わっていた。

雨だからマセラティにも乗れない。
服でも買いに行くかと思ったけどネットを見ながらなんとなくダラダラしているうちにこんな時間だ。

また寝ようかな・・・

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September 12, 2006

蝉しぐれ

この映画、予告編がとても綺麗な映像だったのですが、あまり期待はしませんでした。
多くの人と同じくこの原作には愛着があり、すでに自分の中に確固たるイメージが出来上がっていますからね。
こういう傑作の映像化は、ファンを納得させるのが難しいです。

結果は充分及第点の出来だったと思います。

蝉しぐれのなか、夏の草いきれの山道で、涙ながらに引っ張る自分の大八車に駆け寄って手を合わせ懸命に後ろから押してくれる少女。
泣けました。
原作でも心に残る名シーンを良く映像化していました。
キリキリとした所作と張り詰めた表情に一心の思いをこめる少女時代の「ふく」を演じた方が素晴らしかったですね。

恋とは美しきものであるなぁ、とこの映画を観た後では思います。
そして人は理不尽の中で生きる存在でもあるなぁ、とも思うのであります。

カメラも良かった。
最近は撮影技術の進歩なのでしょうか、風景がとても綺麗に取れている映画が多いのですが、あまりに真正面というか静止画的というか、どうだ綺麗だろう、というあざとさを感じることもあるのですが、この映画はそんなイチャモンを跳ねつけるレベルにありました。
藤沢周平の描写には及びませんでしたが、一編の詩として及第点だと思います。

岩代太郎の音楽も良かったです。
少し使われすぎの感もなきにしもあらずでしたが、見終わった後も耳に残りました。

サブストーリーになる男子3人の友情も印象的。
原作では文四郎の成長物語の側面がもっと強かったと思うのですが、小説より格段に短い時間しか持てない映画では未消化に終わりがちです。
そこを恋と友情の物語に重心を移したのが成功の元でした。
人の情、優しさが良く撮れてる映画と言って良いと思います。

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ロジャー・フェデラー、知性と品格の3連覇 全米オープンテニス

マジカルなショットだけでなくテニスにおける知性、品格、全てに最高の芸術品を見せられた気分でした。
終わってみれば全てはフェデラーの掌の中。
まるでお釈迦様みたいな選手ですね。

サーブもストロークも全てショットがあらゆるスピンで完璧。
それを、こんなのありかーという場所にひょうひょうと打ち分けます。
相手はひたすら拾わされます。
時に付けられる緩急は名人だけが遊べる境地でした。
マジメにやれって言いたくなるような緩いボールも返すんだよ。
それが本気で打つと、今度はボールの弾道が白刃で切られるように輝くんだ。

アメリカン・マッスルの象徴みたいなロディックも地元観客の声援の中、良く戦いましたが途中から息を切らされフェデラーの完全なるプランの1キャストに過ぎなくさせられてしまいました。


第一セットの6-2でまずは地力の差を見せ、
第二セットではロディックの爆発的なサーブ(ホントに爆発音がしていた。ただそれでもフェデラーからはエースが取れない)を観客にお見せする。
なんか1流の料理人が料理する素材のクオリティを客に見せてるようだった。
第三セットは7-5で、この辺からフェデラーはタクトを振ってドラマをクライマックへと盛り上げる感じ。
0-40からの巻き返しや、デュース6回の鍔迫り合いは、音響効果としての相手の喘ぎ声を引き出す計略だったみたい。
あんなに一人だけヒイヒイ言ってるのってオカシイよ。
少なくともグランドスラムの決勝ではありえない。
最終セット、6-1の終幕では、もうロディックは完璧に打ちのめされていました。

ゆったりと歩き、何があってもまったく表情を変えず淡々としてるのは最高にクールだ。


ps
ナブラチロワが50才にて混合で優勝。
シニアではありません。
ガチのミックスでの優勝です。
フェデラーが凄いったってコッチが上ですかね。

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September 10, 2006

キタイ     吉来駿作

大傑作になりそこねた「ホラーサスペンス大賞」、最後の受賞作です。

おしいですね。
新人賞ですから文章に難があり展開が多少拙くても目くじらを立てたくないものですが、この小説はそれを割り引いてもちょっとレベルが低いです。
特に会話部分は内容が飛びすぎていて、ついていけないとこもありました。

でもそんな欠点を割り引いてもスゴイ作品です。
何よりこの小説、コワイです。
ホラー小説ですからこれは一番大事なことです。
ふんふん、と若干退屈しなんがら読んでいるとこから、ふっと怖いシーンに飛ぶ跳躍力は大したもの。

さらに驚異的なのは、恐怖が説明されればされるほど怖さが増してくるというちょっと信じがたい境地に達している処です。
フィクションの中の恐怖って、作品冒頭でまだ正体が分からない説明不能時が一番想像力が広がって怖いでしょう。
それがストーリーの進行と共に正体が明らかになると、魔法の霧が晴れると共に見上げるような影は見る間に縮小し、恐怖パワーは衰えてしまいます。
そんなジレンマをこの作品は見事に乗り越えてます。

読もうかどうか迷ったら、書店で最初の3ページだけ読んでください。
1行目が、
うひゃひゃ。(←センスないよね。カッコ良くないし)
でもそれから3pでちょっとゾッとします。
ゾッとしたら読んでみましょう。
でも未完成な処はご勘弁を。
新人作家なんですから。

ps
ちなみに題名の「キタイ」は期待や気体のカタカナ読みではなく、古代中国最古の王朝「夏」に由来する中国への呼称からきているようです。

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マリア・シャラポワ全米制す!06ナイトセッション

オメデトウ!シャラぽん!
ヨカッタね~。
最後の土下座泣きに長い間の思いが出てました。
ずっとベスト4の女だったもんね。

一方、相手のエナン選手は登場時から顔色が冴えませんでした。
それでもビルが歩いているようなシャラポワの豪打を跳ね返し、バックでウィナーを獲ってくる。
体は小柄でモレスモのような厚みもなくウィリアムス姉妹みたいな筋肉隆々でもないのにそれが出来るのは、結局常に落とされる腰、下半身の強さがポイントなんでしょうか?
思わず応援しそになりますが、ここは堪えてシャラポンの応援です。

まぁ、この試合はシャラポワのモノでした。
シャラポワは終始落ち着いて無駄な豪打を避けてコース重視に戦略を転換したのは見事です。
さらに長身から打ち下ろすサーブはセンターへもワイドへも威力充分、かつ正確。
メンタル+サーブ+コントロール重視のストローク。
こういうカタチに進化するとは思わなかったな。

これで来年の全豪が楽しみです。
ゲームが終わった後のエナンは実に悔しそうだった。
今日は勝ち目がなかったのに、あの気迫はスゴイな。


ps
遠藤愛さんの解説が素晴らしい。
入念な下調べから選手への愛情に満ちたコメントとゲーム展開への的確な読みと解説。
ちょっと低めの落ち着いた声で語られる言葉は語尾は明瞭でリズムも良し。
ほとんど完璧だと思います。

サッカーや野球の解説者はどうしてこのレベルの語りが出来ないのであろうか?
論理的なとこ野球の「野村スコープ」並みだと思います。
エラソーにしてないから品格ではコッチがずっと上だしね。

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September 09, 2006

ジャングル女王vs巨大叫獣  アメリー・モレスモーvsマリア・シャラポワ 06全米セミファイナル

アメリーはライオンの毛皮をまとい太い鎖を体に巻いて登場!(←ウソです)
シャラポンは薄いブルーのキャミドレでラインとコーディネイトした黒のバイザー姿。
表情は静かです。

第一セット、アメリーの不調に漬け込みシャラポンが連取して行きますが、ファンは信じてません。
ただいつもと違うのは冷静さ。叫び声は控えめでガッツポーズも小さいです。

嫌だな、と思ったのは第五ゲームでモレスモーがボールを観客席に打ったこと。
このままじゃ終わらせないという、女ターザン、アメリーの怒りと覚悟を感じました。

第二セット、モレスモーは力を抑えリズムを取り戻していきます。
たった1ゲームを取っただけで派手なガッツポーズをして自らを鼓舞する。

冷静さを取り戻せばアメリーのモノという雰囲気の中、シャラポンは淡々と試合を続けます。

モレが突然勝負に出たのが5-4で迎えた第10ゲーム。ネットに出て決めたバックハンドボレーは美しかった。

テニスで一番カッコイイのはアプローチからバックボレーを決めるとこだ。
これでセットは1-1.
シャラポンはやっぱりダメなのか?という不安の中で第三セット。
6-0・・・シャラポン勝つ!

ヤッタ~!!!
今回はメンタルの安定感に進歩を感じた。
それからサーブが凄く良くなってます。
トスする時に腕がまっすぐ上がり、その一瞬の均衡がとても綺麗。

決勝はエナン!
この人好きなんですけど、傷心のシャラポンを応援します。

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September 08, 2006

若い読者のための短編小説案内 村上春樹

この本は村上春樹がプリンストン大学にvisiting lecturer で招かれたさい1コマだけ持たされた授業で使用した日本文学のテキストに加筆されたモノです。

「自然主義文学や太宰、三島にはしっくりこないので第三の新人たち、安岡章太郎、小島信夫、吉行淳之介、庄野潤三、丸山才一、長谷川四郎について学生とともに読む込む」という体裁になっています。
確かに村上春樹は太宰、三島より小島信夫や庄野潤三という感じはしますね。

取り上げるられる作品はみな短編ですが、「自我」と「自己」との関係の位置づけを論題の中心に、プリンストンでの教材らしく議論はかなり深く場合によっては難解です。


以下、作家別に語られた村上春樹の解釈です。
吉行淳之介:都会的で洒脱な作家と言われているが、文体はごつごつしてぎこちなく洗練とは遠い。でもそこに惹きつけられる素晴らしさがある。

小島信夫:この作家の一貫した奇妙さは根本的なモノであり、変な話しを書いてやろう、という技巧上のモノではない。この「馬」は悪くない短編にもう一つその存在意義を加えようと試みた一編だ。

安岡章太郎:新人がデビューしたさい、作家としての経営方針(プロとしてどの分野で生きていけるか)を決める必要がある、という自らの体験から安岡章太郎の作品の推移を読み解きます。具体的には均衡の構築(小説的演技性)から自然体の語りへと移行した。

庄野潤三:極めて優れた文章的解像力の持ち主。イノセンスへの傾倒。

丸山才一:グランドプランを立てて凝った構造の作品を仕上げる芸達者と思われている。確かに巧いがその本質は、高倉健的に安易な叙情に流されず自分の論理を押し通そうとする不器用な作家なのではないか?
それは「自分でない誰か」に変身することを求め、そこに自己のアイデンティティを検証する。

長谷川四郎:初期の作品は完璧な均整、凛とした気品、小説としての自立した意思(解析不能な特質を賦与していた特別な何か)があったのに対し、後期の作品はより意欲的でありながら寓話化(象徴化)の構図が目立ち瑞々しさが薄れ風通し不足して衣装が借り物に思える。

かなり難しい本でした。
以上の作家の作品を読むさいはオススメですね。
いっそ講義を聴きたかったです。@日本語でね。


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September 07, 2006

タチアナ・ゴロビンvsマリア・シャラポワ  全米クォーター・ファイナル

シャラポワのヘプバーン風のウエアが見たくて見ました。
修道女みたいなヘプバーンと女戦士シャラポワ・・・
あんまりイメージが合いませんが文句を言う気もありません。

フラッシングメドウはナイトセッションが素敵だよね。
レイドバック感覚が贅沢でさ。
NYにいたら仕事帰りにちょっと寄ってこんな試合を見られるわけです。
イイヨナ~

ライトの中、両選手が登場すると相手のゴロビンも名前はゴロビンだけど18才のロシア美少女です。
綺麗に日焼けして黒の野球帽とクラシカルな雰囲気の黒のウエアがコーディネイトして溜息モノ。胸元のヒトデのチョーカーも似合ってます。
ロシア勢が本格参入してからのテニス界、美人度アップはただ事ではないです。
一方、シャラポワはいきなりコワイ顔で登場!
今日も気合は充分のようです。
注目のウエアは背中が縦に大きく開いていて襟元のスパンコールが新鮮です。
カッコイイです。ゴロビンのウエアも素敵だしなんかファッションショーみたいです。


さて練習の時からシャラポワ、ネットは下手です。
特にフォアのボレーはなんかアマチュアみたいに見える一瞬があった。
上達しません。

試合はゴロビンのサーブでいきなり男性は注目の瞬間が訪れます。
サーブをセットする時、前かがみになると胸の谷間がのぞきます。
ゴロビンの方も狙っています。

ゲームはゴロビンの堅実なテニスにシャラポワ、フォアハンドの精度が悪くブレークされては追いかける展開。
上手くいかないと叫んで三白眼でやぶ睨みして只事ではなくなりますが、このハングリーな野獣スピリットが好きです。
なんか渇を入れられているような気になるんですよね。

それでもシャラポワ、途中からパワーサーブ炸裂でエースを連発!
センターからワイドへ、さらにはボディへと小柄なゴロビンへ容赦ないです。
ラブゲームで取った時はこれで行くのかと思ったら、やっぱりフォアが安定しなくてタイブレークに突入。
そこも強暴なスピリットでお母さんも大人しそうなゴロビンから奪取!
気合で取ったって感じ!
第一セット終了時のガッツポーズは一見の価値ありの見せ場でした。

第二セットもお互いにブレーク合戦で、もうシャラポワの勝ち!と思うと捲くられて結局、タイブレーク。
そして再びビースト魂炸裂で勝利!

ゴロビン相手だから勝てたけど次はモーレスモ。
この調子じゃ厳しいな。
でも応援してます。
優勝して欲しいよ。
魂の叫びをまた聞きたい。

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September 06, 2006

日本vsイエメン アジアカップ予選@サヌア

2300mの高地で荒れたグランドと閑散としたスタジアム。
アウェーというのはあらゆる可能性のある場所で勝って来い、ということなんですね。
日本代表という仕事もたいへんそうだよ。

試合はグダグダでした。
サッカーやる場所じゃないような。
日本企業の看板だらけでしたが、日本語で書いてある看板まであって代表戦のイエメンでの価値が分かりました。
お客サン達もなんか近所のスタジアムでサッカーやってるから行くかって感じだったものね。

夕食後に観ていたのですが途中で寝てしまい、起きてからも熱心に見る気がしませんでした。
大丈夫かなぁ。
なんとか勝ったけど・・・
なんかヨレヨレ。
オシムさん頼むからお願いしますよ。

でも試合中はあんまりガッカリした仕草をしないでください。
こっちも落ち込みますから。
日本はまだまだゴール前での宇宙開発が必要なんです。
天使(ピクシー)はいません。

ps
指示する大声が聞こえっぱなしの大熊コーチは「トリック」のカツラの刑事に似てる。

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陰気な趣味、私の日経新聞の読み方

新聞は日経朝刊と夕刊、日経金融の3紙を取っている。
毎日読むが、読みきれない分は重ねてとっておき休日にまとめて整理する。
気になる記事、覚えておきたい記事はスクラップして取っておくのだ。

スクラップ・ブックは一般的なヤツではなくデッサン用の紙の薄いスッケチブックを使う。
大きいのが言いし、量が貼れるのが便利です。値段も一番安いヤツでイイよ。

貼り付ける記事は分野別に分け、
1)美術(日経はアート関係の記事が多い。自分だけの美術書が出来ます←陰気だ!)
2)教養(経済学教室、スポーツ関連、健康情報、エッセイ、良い言葉、ともかく勉強になりそうなこと)
3)スコープ(世界と日本経済の動きで気になる記事、最近では米住宅市場の減速、ユーロ内需の意外な強さ・・・)
「スコープ」は、為替、株式、商品、日本、アメリカ、ユーロ、オセアニア、中国、アジア、と分けていたのだがさすがに収拾がつかなくなり分野不問で気になる動きを統括した。

休みの日にフローリングの床に這いつくばり巨大な予備糊を傍らに新聞の切り貼りをするのは地味の極致というか陰気な趣味であるが、そんな記事を読み込んでいると、ユーロ/ドルの売り持ちをイイぐあいに決済できたりする。
でも儲ける為だけにやっているんじゃないんです。
忙しい日が続いて溜まってしまっても暇になると必ずやり遂げます。
やっぱ好きなんだよね、記事の切り貼り。
陰気な趣味なのは分かってんだけどさ。

ps
日経には株価や為替の予想記事が多いですが鵜呑みにしない方が良いです。
結構豪快に外すなぁ、いっそ6割位外してくれれば逆指標にしようと、過去記事の的中率を計ってみたが結果は見事、半々。
参考にも逆指標にもならないクタビレ儲けという結果になってしまいました。

じゃあなんで読んでいるかというと、上がる、下がる、という記事の結論を読むのでなく、書かれた根拠を参考にするわけです。

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September 05, 2006

アガシ引退。

アンドレ・アガシが厳しいプロ・テニス界では驚異的に長いキャリアを終了させました。

この人、私がテニスに萌え狂っていた頃、名門ニック・ボルテリー・アカデミーの天才児として華々しくデビューしてきたのです。
長髪に原色のウエアでテニス・コートのロックンローラーって雰囲気だったんですよ。

でも初めて見たときは、この選手、期待倒れで終わるなと思ったんです。
背が低いんですよね。
当時から男子は治外法権的なパワーサーブの時代になっていて背が低い→手が短い→ラッケト・スイングの半径が短い→ヘッド・スピードは上がらず高速サーブの時代には付いて行けないのでは、と思ったのです。

実際、91年の全仏決勝では、雑草イメージのクーリエに破れ(フルセットの素晴らしい試合)私は自分の見立てを確信したのでした。
スミマセン。
不明を改めてお詫びしたいと思います。

これほど長い現役生活中トップ・コンディションを保てたのは、才能と同時に弛まぬトレーニングとフィジカル、メンタル共に最強の女性選手だった奥さんグラフの支えもあったんでしょうね。

グラフ、綺麗になっていました。
顔立ちはあのまんまでしたが(笑、充実の生活を思わせる張りがありましたね。(もっともこの人何処に行っても充実した生活を送りそうですが)
アガシと幸せなんだろうな、とお見受けする反面、子供はかなり大変だろうな、とも思うのです。
両親ともグランド・スラム達成者で、二人合わせて4大大会30勝!(笑!
2人いるらしい究極の遺伝子の行く末が楽しみです。

ps
当時「アガシはドネーでアガシになる」なんて売り文句だったドネーのアガシモデルを試打したことがあるのですが、ほとんど板で打っているような感じでまったくボールが飛びませんでした。
とても人間用のラケットとは思えなかった。

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September 04, 2006

フェラーリがローンで買えるのは、世界で唯一日本だけ!!   清水草一

長い題名の本ですが、内容は清水さんのメルマガ、連載原稿が主のようです。
結構オモシロいことが書かれているので以下、覚書。


1)東京タワーが規則で紅白に塗られているのを見て、
「日本の役人っていろんな場面で気が触れていると思うのね。」

2)名古屋万博の乗り物に乗って、
「最高速への情熱の欠如はそのまま日本人の上昇志向の萎縮を象徴している。」

3)噂には聞いていたけど最近のベンツの故障っぷりはスゴイ。
さらにブレーキトラブルを長期放置した企業責任は重い。

4)「星野だけはエクセレントだ。僕はリタイヤした後、彼の走りを見るのが好きなんだ。@エディ・アーバイン」女にも岩城滉一にも強気な星野一義。

5)東京の年間降水量は1400ミリ、ローマの倍。
電柱やタテカンさえなければ本当に美しい国なんだよ@日本。

6)シューマッハはここでイクノカ!というオーバーテイクを成功させてきた。
一流のスポーツ選手は、自分を見つめる視点が、はるか上空にあるように感じる。
走りながら人工衛星から見ているみたいだ。自分はモチロン、相手もチームクルーも路面状況も天候すらコントロールしている神の視点という感じ。
琢磨はまだ視点と一緒に走ってしまっている。

7)猪瀬直樹の事務所は西麻布の奥のお洒落な建物。
とてつもない美人才媛色っぽい女性秘書5人に囲まれて仕事をしている。
小泉民営化推進委員の給料を無料無料と言っていたから同情して損した。

8)西武鉄道の駅舎には堤親子のご真影がある。
ライオンズハッピを着て応援していた男が駅で切符を切っているのを見て、身も心も西武に搾取された奴隷状態の人を見た。

9)落合記念館には信子夫人の油絵と福祉クンの宝物コーナーがある

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日本vsサウジアラビア アジア杯予選

よく走り、速い短いパスでボールを回す。
日本と同じような戦い方をしたスウジに負けてしまいました。
相性の良いサウジに負けたのは16年ぶりだそうです。

日本はオシム流の新しいスタイルのサッカーを目指して発展途上のまま公式戦を戦ってます。

日本人にはアフリカ勢みたいなバネもないし、オージーみたいな体格もない。
ブラジルやアルゼンチンみたいなスーパー個人技も期待できません。

あるのは、というか、「有りうるかもしれない」のは90分走れるスタミナと判断の早さとミスを極力少なくするプレーの正確さです。
この三つなら手に入るかもしれない訳で、それを目指すオシム・サッカーは方向は良いと思うのです
ただ新しい方向を追っているわけですから完成しないままWカップの予選まで終わってしまうかもしれません。

1つ負けるとそんな不安も広がりますが応援したいと思うのです。

ps
コック位帯同させてもイインじゃないかな。
戦乱の国から来た老将には甘いと思うことかもしれないけど、勝ってつける自信もあるんだしさ。

どうなんでしょうか。

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September 03, 2006

マネーの公理The Zurich Axiomsを読んで:2

第二の公理:強欲について、早すぎるほど早く利食え
強欲に執りつかれ全てを失う人を例に挙げ、早い利食いを薦めてますが、誤解を生みかねない表現ですね。
一般に投機では損切りは早く、利食いは遅くとされてます。
私が一番難しいと思っているのもコレです。
相場の先を読むなんてのは、テクニカルとファンダメンタルの両方をしっかり学び、毎日やるべきことをやれば6割は的中できます。
問題はその後です。
当てた思惑に乗っているのに、儲けが出るとそれを失うのが怖くて早く利食ってしまう。
外れることもある訳ですからこれではトータルで勝ち難い。

ただ強欲は自己破壊の従兄弟である。という言葉はいつもかみ締めたいですね。
売った後に株が4倍に急騰したせいで2倍になっても売れないで破滅した人、不動産の高騰に夢を見すぎた人の例が挙がってますが、ともかく常に冷静に、ってことは自戒したいですが、最近すっかり小さくなりすぎたポジションしかとれない自分はどうなんだろう。
でも小さいポジションって楽なんだもん。
それから巨額の評価益を得た後は、それにこだわり続けて終に損失って事態は確かに避けたいですね。


第三の公理:希望について、船が沈み始めたら祈るな!飛び込め
前記しましたがある程度は相場が読めるようになっても100%当てるのは不可能です。
その為に思惑を外した時、損失は最小に抑えたいものです。
それには祈るより前に逃げ出すこと。
この公理、私は出来るようになりました。
実際、利を伸ばせ、というより精神的にはずっと楽なのではないでしょうか。

だいたい損切りした後は戻りがあり、ああ、切らなければ良かったなぁと思うことも間々あるのですが、持っていたらと思うとゾッとするような損失を回避したことも多々あります。

マーケットは非常な自然環境に似ています。まずサバイブすること。
それには良い環境の内は動かず、悪くなったらとっとと逃げる。
動物になったつもりってのが案外良いよね。

以下の公理はまたいつか。
今晩の代表戦に備えて今日は寝るか。

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休みが今月の半ばまでない

昨日仕事が終わってから夜はずっと書類仕事をしていて今日もさっきまでやっていました。
今週は水曜日も用事があって、来週の日曜は午前中仕事で午後は勉強会。
やれやれ。
って思うよね。

さすがにちょっと欝であります。

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ジェーメイン・テイラーvsロナルド・ライト  WBC・WBOミドル級TM

鋭い矛のようなパンチを誇るテイラーか? 両腕でガードするとバルタン星人のように体が隠れるライトか?
まさに盾と矛の対決です。

試合前の予想はライト!
それはないでしょう、というのが私の予想。
ライトは強いけど、勢いと若さと体格とスピードとパワーと、テイラーが全てに勝るのではないでしょうか?
ともかくここはテイラーに勝って欲しい。
もうライトの退屈なボクシングの快進撃は終わりにして欲しいのが本音。

私、ライト嫌いのようですが、この選手、最初は応援していたのです。
華のある攻防一体のスタイルを捨て実利一筋の徹底したガートと安全な右ジャブだけをためらいなく突く処に、なんか、自分の才能を見切った潔さを感じてね。
応援したくなったんですよ。
人気もないだろうけど、地道な君の俺は味方だって思っていたのですが、ここまで勝つとちょっとね。

試合は序盤から中盤はなんのかんの言ってもテイラーのペース。
でもテイラー、長いパンチも腰高いで威力はイマイチ。その上飛ばし過ぎたのか、ライトがぐいぐい入ってきて終盤は危うい綱渡り。
強いなー、ライト。

結局、判定は3者が別れるドロー。
危なかったねテイラー。
次は勝たないとね。
ホプキンスから取った統一タイトルだもの。

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