シークレット・ウインドウ
S・キング原作の短編(Four Past MidnightⅠから「秘密の窓、秘密の庭」)がジョニデの主演で映画化です。
この映画でもボサオサ髪に破れたガウン姿なのにジョニー・デップはともかくキュート。
寝ているとこを起こされて悔しがるのに受話器を振り回したり、そっと隠れタバコをしたり、所在無さ気に手をぶらぶらさせたりオッサンなのになんでそんなに可愛いのか(笑
とりあえずジョニー・デップファンなら必見ですね。
話しは離婚して家と妻とその彼氏に明け渡し、湖の辺で創作に悩む作家、モート(ジョニデ)のもとに俺の作品を盗作したな、と一人の男がやって来ます。憶えが無いモートは相手にしませんが、男の攻撃はしだいに激化し、そして・・・
キングは「ダーク・ハーフ」など小説家としてのオブセッションを幾度も作品のモティーフとして取り上げています。「ミザリー」なども過度の一方的な期待を寄せられる恐怖ですね。
良い作品が書けなくても恐怖。
有名になってオカシナファンが付きまとってくるのも恐怖です。
「秘密の窓」・・・小説家が作品として我々に提供するのはまさに現実以外の風景を覗く「窓」です。
その窓を盗作する、というのは作家として立つべき大地を失うことを意味しています。
もしそれを疑う人間が出てきたら・・そしてソイツが異様にしたたかでしつこい男だったら・・・怖いですね。
さらに怖いのが、自分はホントウに盗作をしていないのか?という根本的な疑問。
創作へのプレッシャーから無意識に盗んでしまったかも・・・という自分の理性を疑う瞬間。
「秘密の庭」とは、誰にも知られたくない場所の暗喩でしょう。
はたして彼は「盗作」をしていたのでしょうか?
そして男の真の狙いは・・・
元奥役の女優さんが綺麗で物語りに説得力を与えています。
原作とは終わりが違いますが、映画的にはこっちの方が良かったと思います。
ラストの演出はちょっと「あの作品」が入ってましたけどね。
ホラーですがグロではないので、週末の夜などゆっくり観るにはイイ映画ではないでしょうか。


Comments
結局キングの原作は読んでませんが、今思うとこの映画は『マシニスト』でした。
謎が知りたくて映画館に行ったのですが、TVでも良かったなぁという印象です。雰囲気は好みでした。
Posted by: hello nico | March 01, 2006 at 22:34
そう、雰囲気は良かったけど、映画館レベルだとキツイよね。
原作はオモシロイですよ。
この頃のキングはマジカルだったよ。
俺には、今のキングは合わない。
「回想のビュイック8」もクルマが光りだした時点でアウト、でした。
Posted by: 晴薫 | March 01, 2006 at 22:58
こんにちは。
確かにジョニデはキュートでした(笑)
タトゥーロもいい味出していたし。
でも、なんだか落ち着かない映画で、後味も悪かったのが残念。
Posted by: chibisaru | April 21, 2006 at 18:10
こんばんは。
俺はどうもジョニデが可愛く見えてしょうがないです(笑
自分でも不思議です。
新作が楽しみだなぁ。
Posted by: 晴薫 | April 21, 2006 at 22:47