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August 2005

August 31, 2005

05年、8月プライドGP

全部が面白い試合でした。昨日は総合格闘技の興奮を堪能できました。
スカパー、入ろうかなぁ・・・でもWOWOWとBSデジタルだけでも見切れない録画が山積みなので、
PRIDE GPとチャンピオンズ・リーグのトーナメントだけの為に入るのは、さすがに?です。
実は埼玉アリーナに行ってダフさんからチケットを買おうか、とも思ったのですが、
午前中は仕事で、午後は法事が入ってしまったのでした。
それから行っても間に合ったんですけどね。
疲れてしまって。
という訳で地上波観戦でした。

シウバvsアローナ
シウバ・ハリケーンが完全に沈黙してしまった試合。
シウバは打ちに行けず、重そうなアローナのローキックに転ばされるのは予想外、というか考えもしなかった展開でした。
終始アローナのペースで判定負けも仕方なしでしょう。
シウバ、よっぽど調子が悪かったのでしょうか?
それとも選手として長年活躍した疲労が蓄積されているのでしょうか?
嵐のような打撃や、入場の曲とリングインがカッコイイ好きな選手だけにもう一頑張りを期待したいです。

ショーグンvsアローナ:ミドル級決勝戦
私の予想はことごとく外れた決勝の顔合わせ。でもシュート・ボクセの名誉は守られました。
ショーグン、イマイチ地味な印象の選手だったのですが、
この試合は最初から体の力の違いが歴然、アローナに試合をさせませんでした。
私は結構、暗い選手って好きなんですが、アローナは陰性を越えて陰湿?て感じてどうもね。
ショーグンのすっきりした勝ち方は気持ち良かったです。
今後はシウバと直接対決での王権移譲の区切りを見たいです。


ミルコvsヒョードル:ヘビーTM
まさかヒョードルがミルコの領域である立技打撃で勝負してくるとは思いませんでした。
しかし繰り出されるパンチはまさに巨大な氷柱が飛び込んでくるようで迫力満点。
こんなに速くて切れてて殺意のあるパンチって見た事ないです。
グランドでノゲイラすらコントロール出来なかったミルコに、ヒョードルは関節を棄てていたのでした。
これは想定の上の上を行く展開でした。
ミルコはショートパンチが良かったです。
しかし必殺のハイは不思議にヒョードルには当たらない。
ノゲイラの関節が不思議に決まらないように、常に相手の必殺技を掠らせるだけにするヒョードルは、どんな時でも過剰に緊張しないので、体を柔軟に保て反射スピードが紙一重速いのでしょうか。
ともかく格闘家として希有な才能だと思いました。

1R後半からのグランドでの打撃戦になりヒョードルのペース。
あとはひたすら自分の勝ちパターンを変えさせないヒョードル。
凍り付く緊張感と灼熱の閃光が飛び散る高度な迫力に充ちた本当に面白い試合でした。

試合前のターミネーターの音楽を使った映像も良かった。
録画しとくんだったなぁ

ミルコは意識過剰でしたね。疲労の速さもそれがあったと思います。
対してヒョードルはメンタルも強かった。右手を負傷していても打ち抜く精神力。
シャドーボクシングの映像を始めてみましたが、早回しを見ているようなスピードでした。

しかしやはり拳は傷めていたようです。ブラフは使わないタイプの人だと思うのです。
あの光速パンチに薄いグローブで相手の頭を打っていたら傷めるだろうな。今後が心配です。
話脱線ですが、私のヘナチョコパンチでもサンドバッグ(45キロバッグで少し重い)を殴る時はきちんとしたプロ用グローブに、バンテージを巻いてやらないと傷めます。
レベルが百億倍ぐらい違う話ですが、拳って実は案外弱いんですよね。
タイソンのバンテージは赤ん坊の頭位あったという話を読んだことがあります。

ボブチャンチンに勝った中村、UFCの喧嘩番長に勝った吉田の試合も良かったです。
オクサーナさんは優しそうなロシア美人でした。

ps
今日は、日本の財政の話の予定でしたが、昨日の試合があまりに面白かったのでさっそく予定を変更しました。日本の財政:2は今晩・・の予定。


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August 30, 2005

日本破産についての幼稚な考察:1

日本が破産するぞ、という話を聞いたことがあると思います。
衆院選挙が公示されますし、今回はこの話を考えてみます。

国も家庭や会社などと同じ、一つの経営体系の側面を持ちます。
国の収入、税収は今、42兆円くらいです。
支出(歳出)は80兆円くらいです。
毎年37兆円の赤字です。
そして借金が780兆円くらいあり、その利払いだけで年16兆円掛かってます。

単位が大きくイメージが掴み難いと思うので、一般家庭の水準に単位を引き落としてみると
年収420万円の家庭が、800万円使う暮らしをしていて、すでに7800万円ある借金を、さらに毎年370万円ずつ増やし続けて、その利払いだけで160万円掛かっている計算です。

一般家庭でも企業でも、この財務内容なら破産です。
それなのに何故、今だ日本の国債(国への借金)が売れるかというと、国は日本にある企業や国民への徴税権があるからです。

ここから財政再建の為の、「大増税政策」が囁かれます。
税率を上げ、国の収入である税金を大幅に増やせば借金を返しやすくなります。
ただ税金を大幅に引き上げると、今度は税を取られた国民が「モノ」を買わなくなります。
企業も法人税を上げられた上に、一般国民が消費を控えていれば「製品」も売れなくなり、従業員の給料を引き下げます。
増税された上に給料まで下がった国民はさらに地味に暮すようになり・・・不景気スパイラスに突入してしまいます。
この誤りをすでに国は2回行い、失敗のツケを払わされてます。
97年度の消費税率引き上げと、2000年のゼロ金利政策解除です。
ともに景気の再下降を招き、かえって税収は減り国の思惑ははずれました。
国民、企業が儲からなくなればいくら税率を上げても税収は減り、苦しい生活を強要した政党は選挙で苦戦するでしょう。


財政再建で次によく言われるのが歳出削減です。
役所は無駄なお金を使っているからそれをなくせば歳出が減り、同じ税収でも国の財務体質は改善する、という話です。
この結果もみなさんご存知のように遅遅として進みません。
あちらを塞げばこちらが漏る、という具合で、今後国民の目が厳しくなれば多少の改善も見込めるでしょうが、すでに収入の4割りが借金返済の利子になっているという、極端な現状を回復させることは難しいでしょう。

ではどうするのか?
今回は、ここでまで。
次回は借金返済大プラン、ハイパーインフレ説です。
私はシリーズモノを飛び飛びに書く癖があるのですが、最近中途挫折しているシリーズモノが増えているので、今回は連日お送りします・・・つもりです。
よろしくね。

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August 29, 2005

予言

冒頭、夕暮れのドライブ風景に切ない郷愁があってイイですね。
そこから夜の電話ボックス・シーンになると、家族の愛に恐怖の先触れが忍び寄ります。
たんなるグロテスク映像ではない、「愛と恐怖」S・キング以来のモダンホラーの本筋です。
非常に良い「掴み」だと思いました。

でもここからいったんダレます。
三上博史もノリピーもガンバッテいるんですけど、監督の鶴田さん、ちょっと怖くなさすぎです。
病室のシーンはマウス・オブ・マッドネスのパクリにしては迫力が足りないです。
書き込みで壁中を埋め尽くせば、それだけで迫力が出たと思うんだけど、
何故あんなにショボイ落書きにしたのでしょう?
それから私は自分の娘なら亡霊になって出てきても怖くないな。
抱きしめます。恨み殺されてもイイヨ。
だいたい私は貞子が出てきてもとりあえずファイトします。
なんでみんな怖がるだけで闘わないのでしょうか。
闘って負けてもどうせ殺されるなら一緒でしょ。
まず叫んでないでファイトしなさい、と私は言いたい。

あんまり怖くないので話しがそれてきました。
後半、話がだんだん「リング」になります。
ある場所に行くとこから、水瓶も井戸に似ているし、ビデオも出てくるし、
そうなると気にしないでおいた最初の新聞から「リング」なのを思い出してしまい、
一瀬さん、新境地への挑戦なら、絶対にテーマも展開も似た話にはして欲しくなかったです。

と、怒っていたら突然、あまりに現実と幾重にも重なるエピソードが出てきてビビリました。
題名も「予言」だしなぁ。
と思っていたら、映画の展開もフラッシュバックが多様されて急に怖くなります。
いくら美人でも他人のお嬢さんは怖いですね。
病室も怖くなっている。
ホラーはこうじゃないと! 一瀬さんエライ! と急に評価を変える俺。
それからさっき不満のあまり書いてしまいましたが、やっぱり貞子は怖いので私は闘いません。
不遜なことを書いてすみませんでした貞子様。出ないでね。お祈り申し上げます。

それから映画の方は、思い出で娘さん復活。
縫ぐるみと一緒で可愛いんだ。この年頃の女の子はいいよね。早く孫が欲しい。娘達よろしく。
もうオマエらはイイから。
それからクルマは自分で運転しろ三上。
一反木綿から逃げ切れ、ボケ。
俺ならバリバリ行くぜ、避けきるぞ。だらしねーぜ三上。
とまた興奮してきます。
ラストも良いジャン。
一瀬さん、これからもどうぞヨロシコ。

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August 28, 2005

タイムマシンに乗って

ちょっくら未来に行って、今日のPRIDE GPを見てきたよ。
遺恨試合になったミドル級のシウバとアローナの試合は、序盤はアローナのタックルが決まりテイクダウンはするけど、やっぱりシウバを寝業でコントロールすることは出来なかった。
徐々にシウバの打撃が効いてきて最後は膝の連打でKOだった。
でもパンチじゃ倒れないアローナはかなりしぶとい選手だね。
優勝はシウバ。
準決勝で負けたショーグンの借りを返しシュート・ボクセの名誉を守ったよ。


お待ちかねのヘビー級TMのヒョードルとミルコの試合では、ヒョードルはノゲイラ戦の裏バージョンの戦い。
立ち技打撃には付き合わない。
仮病の疑いもあった右の拳の損傷は本当だった。
パウンドでの打撃は明らかに迫力不足で、特に右はかばっていたね。

結局、時間と共にヒョードルの寝業に耐えるミルコが消耗して、最後はなんとスリーパーで失神KO。
ミルコは立ち技でまったく勝負出来なかった。
反面、徹底して相手の得意領域をやらせないヒョードルはどこまで強いのかって感じ・・・

・・・はい、この記事の、「ちょっくら未来に行って・・」という書き出しは、
03/04欧州サッカー、チャンピオンズ・リーグ決勝を、
まったくのダークホース同士だったポルトvsモナコの試合になることを当て、ポルトの勝利と、得点差の3点と、退場者まで当てた「2ちゃんねる」の伝説の書き込みへのオマージュでした。

どこかの名無しさんの書いたレスは、本当にタイムマシーンに乗ったのか、と思わせる奇跡の書き込みでした。
世の中、不思議な事ってあるのかねぇ。

俺のは願望なんだけどね。
書くまでもないか。
こんな展開を希望してます。
当たるとイイな。

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August 27, 2005

90時間分の録画をどう見るのか

HDD付きのDVDレコーダーを買った。
HDDに最長で200時間録画できるんだそうだ。
標準録画でも90時間録画できる。

ちょっと前までビデオを使っていた時は、3倍録画が普通だった。
標準で録画しても画質がそれほど変わらなかったし、2時間では僅かに足りない映画も多いしね。
それがDVDに撮るようになってFR(最適録画時間)を普通に使うようになった。
ビデオに比べると画質は良いし、録画した映画の保管もスマートだ。
でも保管しやすくなった反面、撮っただけで見てない映画が増えてきた。
「ロード・オブ・ザ・リング:王の帰還」も見てないし、「イージーライダー」も「トロイ」もその他諸々放置されている。

いま、HDDの200時間になる長時間録画には現実味を感じない。
90時間だって全部見終わるのは1日3時間見ても一ヶ月かかるんだもん。
その間に生で見たいスポーツ中継は必ずあるし、映画もやるだろう。
さらに見切れないので録画したい番組もあるだろう(笑

結局、すでに提供されるソフトの量も、受け入れる機械も、人間の限界を超えた世界に入っているのだ。
そしてこの機器、200ギガバイトのHDDとDVDとビデオといろんな編集機能がついて、セッティングまでしてくれて値段がなんと7万5千円!

ちょうど10年前、WIN95が発表されてPCが一般化した時、HDって1ギガ無かったですよね。
それで30万以上はしたような・・
メモリーを数メガ追加するだけでも1-2万は掛かったような・・
安くなったというか、信じられない世界だな。
大丈夫なのかデジタル家電メーカー。

まぁ、さっそく録画しまくりなんですけどね。
「珈琲時光」に「新・仁義なき戦い」に今晩「ヘルレイザー」シリーズ2本と「渋谷怪談」・・・
調子にのってNHKのポワロまで撮ろうかと思ったけど、明日は「冨江ビギニング」と「邦画のHな映画」もあるし、日曜はデューン3部作も撮っちゃおうかな。
3日で15時間の録画だよ。

ソフト代金だってこれで月に2100円だ。
天国と言えば天国・・・
なんだろうな。

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August 26, 2005

花とアリス

フェミニンでリリカルな綺麗な綺麗な映画でした。
私は男性嗜好が強く、岩井俊二監督の映画はどれも好きではなかったのですが、この映画は叙情的なだけでなく計算しつくされた笑いもありすっかり気に入りました。

話は終始突飛な展開をして、ユーモラスなのですが、映画の中を飛ぶ羽根はしっかりと羽ばたき観客を幻影の中で遊ばせます。
蒼井優さんはバレエの力でしょう。何気ない動きも優雅で表情が魅惑的です。
雨の中で合羽を着て踊るシーンから、お目当ての男の子が現れて後ろにステップするところ、
「じょ、う、だ、ん、で、す、よ」のおかしな動き、など繰り返し見たくなるほど。
彼との別れのシーンも絶品でした。

お父さんとのシーンも良かったですね。台詞がイイんです。
1)アリス「こんど何時会えるの」
父「メールするよ」
アリス「メール覚えたの・・・卑らしい」リズムが良いです。
2)携帯を拾って
父「なんーか、良い事したな」
アリス「フフッ」この演技なのかハプニングなのが解らないちょっとして笑いの効果。
お父さんのキャラクターが、娘を愛しても物欲しげではないのが良いんですね。
トランプのエピソードの有り得ない設定も、ここまで上手いと泣けます。

花ちゃんも良かったです。
ぶっちゃけでガタイが良くて、土砂降りの雨の中をGパン、トレーナー姿で彼の為の薬で満杯の袋を下げて歩くとこや、「横になってて下さい。もういつまででも」なんてセリフ。
浜辺でアリスに「まーくんは私のモノ。花は別れて」と言われて、ドタドタと男の子の処へ駆け寄ってヒッシと腕にすがるところは素晴らしい。
それからプライドばりの喧嘩!と思うと、一瞬で帰りのバスのシーンに飛び、彼にもたれて口を開けて居眠りする2人。
浜辺でがに股で歩くこと。本人は一生懸命なんだけど、モテナイよねぇ(笑
鈴木杏さん、無理矢理なキャクラターを良く演じていると思いました。
浜辺の縄跳びのボケは笑ったなぁ。

バレエの練習シーンで撮影される白く発光した衣装と、はしゃぐ少女達はエドガー・ドガの「踊り子」シリーズに匹敵する美しさでした。岩井監督の趣味でしょうが見事な出来映えです。
バイオリンとピアノと管楽器のクラシカルな音楽も良いです。
どことなく旧い名門ホテルのような味わいでした。
2時間の夢のような、それでいて笑えて少し涙もある映画。

亀みたいな髪型の「ケンカしちゃダメだよ」っていう子も可愛いなぁ。
憲法9条の改正条文は、「ケンカしちゃダメだよ」にしようか(笑

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August 25, 2005

人の減る国

厚生労働省が23日発表した人口動態統計によると、今年上半期の人口は3万1千人減少したようです。
1億2千万を越える日本の人口からすれば、たったの0,03%の減少率ですが、
3万人、って数だけ考えるとなんだかスゴイです。
しかもこの流れは加速しそうな勢いです。
そういえば、なんだか最近どこに行っても人が少ないような・・・なことはないか(笑
でもインフラを含め今まで人口増が前提になっていた社会構造は、大きな転換を迫られるのは確かです。

人口が少なくなるということを、簡単な経済学の視点から考えると、少なくとも3万人分の食物、衣類、家、クルマ、家電、電力、水、他もろもろの基礎消費はなくなる訳です。
消費が少なくなればそれを生産する為の設備投資もいらなくなります。

GDPは「消費+設備投資」、なので残った人が減った人の分だけ余計に消費をしないと、いわゆる経済成長率は落ちます。
しかしGDPを絶対視するGDP(=経済的国力)至上主義より、問題は個々の人生の充実なのですから、別に数字が落ちてもかまわないのですが、GDPが下落すると生活に直接影響することもあります。

GDPが伸びる、というのは消費、投資が活発であり経済が活況ということです。
これは≒インフレ傾向ということです。
あくまで「≒」ですが。

一般に金利(預金から住宅ローンまで)は、インフレ率(物価の値上がり)で決まります。
インフレ率が高ければ金利は上がり(みんながモノを買いたがったがっても、金利が高ければローンを組み難く需要は抑制されます)、インフレ率が低ければ(低金利ならローンでモノが買い易くなり需要が喚起されます)金利が下がります。

消費者が少なくなるのはデフレ要因ですが、労働人口が減るのは、賃金インフレの要因ですね。
円が高くなれば(国の力が維持されれば)輸入物価(資源食料など)は抑制され、円が安くなれば(日本の経済力が落ちれば)輸入物価が高騰しインフレ要因になります。
金利が低いままだと膨大な公的債務があるのでその点では有利ですが、
その債務を返済する人の数が減るのは大変です。
どちらの要因がどう勝るのか、で日本の明暗が分かれます。

高齢者が総額の5割を越えている医療費の増大は大変な問題でしょうが、その他の消費が少なくなるので、そこに付加価値を求めて所得移転を探るのは大きな可能性でしょう。
ご老人のお世話を若者が粛々とこなすだげの静かな社会になるのでしょうか?
でもこういう予想はえてして逆にいくことも多いですからね。

ともかく大きな社会構造の変革期に入ったのは確かなようです。

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August 24, 2005

05年夏、二人の娘

最近、歴史の本を見ていて、ゴマジョーと言う名の娘にそっくりの肖像画を見つけてしまった。
戦国時代、最強の騎馬軍団を率いた武田信玄だ。
甲斐の虎、と呼ばれたあの迫力にみちた感じがそっくりなので驚いた。
ちなにみ彼女は金貨をもっています。
まだ小学1年生だった彼女が、ある日絵本を見ていて、
「昔は金貨ってのがあって良かったねぇ。今はなくなって残念だよ」
と言っていたので、今でも金貨はあるよ、と教えると身を乗り出した。

金貨は値段が動くこと、近所のコンビニでは使えないこと、を説明しても欲しがるので貯めてあったお年玉貯金をはたいて購入することになりました。
ウィーン金貨で買った時は2万円台。今は5万円で3万円強の含み利益があります。
大事に自分の宝箱(キャッシュボックスでコインケースがついて硬貨が分類してしまってあります。両替もできそうですが、常にベットの下の奥深くに仕舞われています)に保管してある。
「ニューヨーク市場で金が大幅安・・」なんて記事を日経で見つけると、真剣に読んでます。

さらに最近、図書館で駆り出して熱心に読み出したのが
「クマのプーさんと学ぶ成功の法則」という本です。

「プーさんがこんなに偉い人だとは思わなかったよ」
とつぶやきながら読んでいます。
もう1冊が健康の本で「安全で身体に優しいホメオパシー薬」という本です。
彼女は本当に12才なのだろうか?
某サイトでの能力判断では戦闘能力500億、最強大魔王とでたゴマジョーと呼ばれる娘の夏でした。


一方、姉のNOVAウサギに似た中学生の娘の読んでいる本は、
「Cawaii(←カワイイと読むようです):渋谷セレブの自己流夏メイク」と
「ハナチュー:中学生恋愛、これがウチらのリアルラブ!」という雑誌である。
お年玉、お小遣いはすべて買い食いと、山のようなプリクラと、安物のアクセサリーに費やされて貯金はなく、いつもピイピイしています。
無駄金を一切使わない裕福なゴマジョーに借金を申し込んでいるようですが、融資された実績はまだないようです。
NOVAウサの関心はひたすら「モテ」! ボーイフレンドの作り方である。
彼女の某サイトでの戦闘能力は5でした。

同じように育てたのにどうしてこうも違うのでしょう。
初期値の僅かな違いが、時間の経過とともに大きな差になるカオス理論に、納得する今日この頃です。

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August 23, 2005

寝苦しい夜に

学生時代、私は海沿いの地方都市郊外の高台の部屋に一人住んでいた。
エアコンもなく男の一人寝だったので、夏の暑い夜には窓を開けて寝ていた。

見下ろした先には単線の線路が走り、たまに短い電車が走っていた。
寝苦しく輾転反側していると、遠くに鉄路の響きを聞くことがあった。
あの電車から見えるであろう、この部屋で汗ばむ私がいれば、
あの小さな電車にのって、深夜、どこかへ向かう人もいる、ということが不思議でならなかった。
我々は永遠に知り合うこともないだろうし、後にどこかですれ違うことがあっても、この夜のことを憶えていることはないだろうと思うと、人それぞれの営みの多さに眩暈がするような気がした。
あれから20年以上の時が流れている。

あの夜、私の部屋を見上げた誰かはいただろうか?
私はその誰かと何処かで会っているのだろうか?

都会の雑踏のなかで、あるいはネットのなかで、行き違うクルマのあるいは、地下鉄の、飛行機の、泊まったホテルの、スタジアムや美術館やコンサートホールや蕎麦屋やマクドナルドの店先でもイイ
・・・隣り合うことはあったのだろうか?
その誰かは、その暑い夜からどのような喜びや悲しみがあったのだろう・・・

なんてことを虫の音が高くなってきたまだまだ暑い夜に考えました。
終わり。

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August 22, 2005

感染

意欲的に恐怖の新境地を目指したJホラーは病院モノ。

普通に暮していると考えれば病院って一番怖いところですよね。
苦しい思いしてから嫌々行かざる得ないところであり、行った先でまたあまり楽しいことはない場所であり、
現代では最も人が死を宣告され、また最後の場所になる処でもあります。

最近の風潮として医療費抑制のおりから寂れる病院も多く、この映画の設定もそんな流れを巧く使って不気味な上にも不気味な暗さを醸しています。
こんな病院はないよ、と思わせつつも、もしかしたらあるかもなぁ、と思わせる辺りが絶妙。

そこからは、注射針を代表にする医療器具の不気味さを終始巧く使い、さりげなく挿入される揺れる無人のブランコや窓ガラスや鏡に映りこむ思わせぶりでありながらも説明不能の映像も効果的です。

話の筋立ても、病院自体の怖さと、医療ミスの恐怖と、新たな感染症の恐怖と、名誉欲に狂う医師と、仕事に追い込まれる医師と看護士と、あるかなしかというギリギリの境界を行く恐怖の病等々、場所が病院限定にしてはネタが豊富です。
狂っていく看護士など、人の抑えられていた願望が炙り出されている感じは怖さに厚みを出してます。
有り得ない、と思いつつ映画ならあっても良いかな、とこれまた境界の歩き方が巧いんだ。

恐怖の密度が高く、ホラーなら効果的な緩急すら否定する全編緊張感で押し捲る展開でもダレさせないのは、
監督の落合正幸さん見事でした。映像も良かったと思います。
「Shall we Dance?」のあの先生が、実にイイ味の演技をしています。

そしてホラーなら最大の問題はラスト、着地ですね。
最初は緑の液体の演出は野暮だと思ったら、なるほどの仕掛けだったのです。
幾たびも捻られる展開も鳴り響く音もイイですね。

とりあえず新境地への挑戦は、成功したと思います。

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August 21, 2005

<映画の見方>がわかる本  町山智浩

映画は2時間、面白ければよい。
これは確かなことですが、ごく稀に一つの作品が深く心に残り、
その1シーンが、セリフが繰り返し蘇り、残されたメッセージに長く捕らわれるような作品があります。

私の中ではそれは「タクシードライバー」:76年であり、「ロッキー」:76年であり(両方とも1976年製作でした。
なんとこの年、私は18才で、一番感性が鋭敏な時代に、「アメリカの大きな屈折」が生み出した作品群と出合ってしまったわけです。これはこれでこの年代が共有することになる大きな精神的瘢痕ではないでしょうか)
「2001年宇宙の旅」:68年であり「地獄の黙示録」:79年などでした。

今から振り返るそれはアメリカがベトナムで窮迫し、卓越した身体能力と音楽センスで台頭するブラック・パワーに、内気でダサイ白人青年達が逼塞した時代の生んだ一群のアンチ・ハリウッド作品なのでした。
逆にこれは長く興隆を誇った、「予定調和のハリウッド映画産業」の行き詰まりの反動だった訳です。

この本は、上記のいわゆるアメリカン・ニューシネマの解説本ですが、
難解といわれた「2001年・・・」についてはSFに親しんでいた私には極解かり易い作品でした。要は進化の話でしょう、と。
また「地獄の黙示録」で使用されるベトナム戦争からのエピソードや、
はからずもお互いがネガとポジの関係になった「タクシードライバー」と「ロッキー」の逸話など、断片的には知っていることも多く、この本でなされる解釈にもすべて諸手を挙げて賛成という訳でもないですが、
「2001年・・・」の原題に記された「オデッセイ」はホメロスの「オデッセイア」の英語読みなのは解かっていても、キュクロプスとHALが一つ目という共通点での解読などは、なるほどなるほどと膝を叩く思いがしました。
また「タクシードライバー」誕生のきっかけになった「暗殺者の日記」なども私はただ漠然と知っていた、というだけのことを正確に位置づけ組み立てて読めるので、改めて知識が整理され興味深かったです。

その他この本では「イージーライダー」「俺たちに明日はない」「卒業」「猿の惑星」「フレンチ・コネクション」「ダーティハリー」「時計仕掛けのオレンジ」「未知との遭遇」などの記述があり、どれも当時の資料を詳細に一つ一つあたり、作品として完成された世界を読み解いていく過程に妥協のない力作でともかく読ませます。

以上の映画に思い入れのあるファンには大いに楽しめる本だと思いました。


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August 20, 2005

私の不徳

今日は私の不徳のいたすところがありました。
まぁ、しょうがないですね。
生きていればこういう日もあります。

こういう日がくるんじゃないか、って予感はあったんですけどね。
でもその日が今日だとは朝起きた時は、思ってもみませんでした。
まぁ、前兆はアレだったんだなぁ・・・

かくなる上はなるべく波風を立てず、責任を果たしたいと思っています。
そんなこと言ってもやっぱり迷惑はかけてしまうんだけどね。ごめんなさい。
でも私も限界だったんです。
人間って限界があるんですよね。
限界のツケ、自分の不徳のツケは払う覚悟です。

前向きに考えましょう。
明日という字は明るい日と書きます(笑
生きている限りは、しっかりやっていこうと思ってます。
今こそ自分を信じたいです。
なんとかなるでしょう。
人生って一寸先が分からないってことは、イイ方に転ぶこともあるわけで・・・

でもね。
本当のことをいうと、今まであまり幸福って感じられなかったのも事実なんです。
他から見れば恵まれた人生なんでしょうけど、
ちょっと辛かった。
これが甘えた人間の言い草なのかどうなのか、すべては時と共に否が応でもはっきりします。
さてお立ち会い、ですね。

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August 19, 2005

高校野球に思うこと

随分以前から高校野球を観ていない。
実は観るのを避けている。
スポーツ観戦は大好きなのに、何故高校野球だけは観なくなったかというと、連投する(させられる)エース投手を見るのが辛いから。

良いピッチャーが大好きだ。
豪速球や、絶妙な変化球は見ているだけで楽しい。
その球筋には、何か人を魅了するものがあると思う。
そして幾ら練習しても、良い投手になれる人間は、相当貴重な存在なのだ。

高校野球は「教育の一環」で、暴力事件、喫煙、スキャンダルは厳しく処罰され出場停止処分も多い。
教育の一環なのだからそれには賛成だ。
しかし教育が個人個人の明日を伸ばし育てることなら、何故僅かでも投手寿命を縮める危険のあるような連投を強いるのか?
「連日熱投、150球!」なんて新聞の見出しを見ると辛くなる。
投手は1試合80球までで中3日。
金属バット禁止でも良いし、ストライクゾーンを広目にとっても良い。
ともかく貴重な投手を守って欲しい。
あいまいなドクターチェックより、数字でキッチリ決めてそれ以上は投げられない。
その前提で試合を進めて欲しい。
それで負けたら仕方が無い。その条件で負けないチームを造れるかどうかが勝負、にする。
甲子園でもっと見たかった! そんな才能ある投手がやがてプロで素晴らしく成長し、何年も我々を楽しませてくれれば私は高校野球をまた安心して楽しめる。


もう一つの疑問はお金について。
この時期、これだけのコンテンツをNHKと主催新聞社、テレビ局はどれほどのコストで放映、報道しているのだろうか?
目出度く甲子園出場が決まると、父兄やOBが多額の寄付をさせられる、というのが納得できない。
アマチュアなのは確かだけれど、せめて選手の滞在費位はもってあげられないものだろうか?

詳しい方がいたらどうか教えて欲しい。
私は考え過ぎですか?

と、興奮して書いた後に新聞を見たら、以前より投手の分業化も進んでますか?
だったらいいな。

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August 18, 2005

暁の寺(豊饒の海・第三巻) 三島由紀夫著

夕焼けが大好きです。
サンセットクルーズなどでは、ヨットの突端に座り込み、食い入るように見つめます。
ヨットが旋回するとそれに合わせて動きます。
そんな自分が不思議でしたが、この本のP16から夕焼について素晴らしい記述があるので抜粋します。

三島由紀夫に云わせれば「すべての芸術は夕焼」だったのです。

「芸術というのは巨大な夕焼です。一時代のすべてのよいものの燔祭です。
長く続いた白昼の理性も、夕焼のあの無意味な色彩の濫費によって台無しにされ、永久につづくかと思われた歴史も突然自分の終末に気づかされる。
美が立ちふさがって、あらゆる人間的営為を仇事にしてしまうのです。
現前するものがすべてであり、空気は毒に充ちています。なにも始まらず、たた、終わるだけです。

そこには本質的なものは何一つありません。
夜の宇宙的な死と無機的な存在も、昼のすべての人間的なものもありません。
夕焼はただ戯れであり、あらゆる形態と光りと色との、無目的な、しかし厳粛な戯れです。
夕焼雲はあらゆるシンメトリーへの侮蔑でありこの秩序の破壊は、もっと根本的な破壊と結びついているのです。

芸術はそれぞれの時代の最大の終末観を、何者より早く予見し、準備し、身を以って実現します。そこには、美食と美酒、美形と美衣、およそその時代の人間が考えつくかぎりの奢侈が煮詰まってます。そういうものすべては、形式を待望しますが、僅かな時間に人の生活を悉く攻略し席捲する形式が夕焼ではありませんか。

もっとも微妙なものの気難しい美的判断が(あのオレンジ色の雲の縁の芳醇な曲線のことですが)大きな天空の普遍性と関わり合い、もっとも内面的なものが色めいて露になって外面と結びつくのが夕焼です。

すなわち夕焼は表現します。表現だけが夕焼の機能です。
人間のかすかな羞恥や、喜びや、怒りや、不快が、天空的規模のものとなること。
人の内臓の見えない色彩が、この大手術によって、空いちめんにひろげられ外面化されること。
もっとも些細なやさしさや慇懃が世界苦と結びつき、人が昼の間に頑なに抱いていた無数の小さな理論が、天空の大きな感情の爆発、その華々しい感情の放恣に巻き込まれ、人々があらゆる体系の無効を悟る。つまりそれは表現されてしまい・・・終わるのです。

夕焼は迅速です。それは飛翔の性質を持っています。
この世界の翼なのです。
世界は飛翔の可能性を垣間見せ、夕焼の下の物象はみな、陶酔と恍惚のうちに飛び交わし・・地に落ちて死に至るのです」

三島の絢爛たる美文は、狩野派の金色の絵巻きのようです。

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August 17, 2005

ジ・アッタテラス クラブタワーズに行ってきました

13日早朝の羽田をたって、昼には熱帯の那覇に到着。
込み合ったレンタカー屋さんでやっとマツダデミオを借り出し憧れの沖縄の高速へ。
タクシーやシャトルバスで走るたびに、山中を走る起伏と曲線の多いこの道は、ぜひ1度自分で走ってみたかったのです。
クルマ好きにはたまらない道路なのを実感しました。今度はS2000で・・・いやこのスケールでのワインディングならそれこそフェラーリで250キロくらい出してみたいです。
そのくらい素敵な完璧な夢のような道です。

ジ・アッタテラス タワーズは、ビーチではなく恩納村の森の中に建てられた客室70室のホテルです。
海沿いの国道をそれて森の中へと登っていくと厳重な鉄扉を守るスタッフが門を開けます。
静かな大人専用のホテルで16歳以下はレストランなどにも出入り禁止なんだって。確かにいませんね。
客室は広く中央には間仕切りもない浴槽がデンと居座り、ガラス張りのシャワールームなど、うーむ、エッチな雰囲気ですね。私はもちろんエッチはなしで、連れあいは三島由紀夫の「豊饒の海」4巻でした。

ベランダでは森しか見えないので素っ裸でひたすら三島由紀夫を読み進みます。
夕暮れには遠く恩納村のビーチを遠望できるプールサイドで、マックナイトのような藍色の空に浮かぶ白い月を楽しみました。
食事はFine Diningの鰹出しの茸とフォアグラのリゾットが美味しかったです。
沖縄とイタリアンの創作料理でしたが野菜がとても良かった。初めてゴーヤの美味しさを実感できました。
沖縄の野菜料理が良かったのでしょうか、翌日は指の痛みがひいてました。

プールサイドにあるライブラリーラウンジ&バーはアイス・カプチーノが美味しかったです。
カクテルも楽しみたかったのですが、指の腫れが少し残っていたので止めておきました。

静か過ぎる気もしたので、ブセナテラスにいってビーチで灼熱の青空と「沖縄の至福の風」を堪能。
暑くなると海に入り体を冷やしてはひたすら三島由紀夫。
昼食は「ラ・ティーダ」(ブセナテラスのビーチと海を見下ろすロケーションと、吹いてくる風が最高のレストランです。ロケーションだけならマイベスト。パークハイのNYグリルより好き)で。

ブセナはやっぱり海への壮大な展望が開けるエントランスが素晴しい。
それから子供たちの賑わいも良いものです。
特に5~6才の女の子は可愛いなぁ・・・うちはもう大きいから早く孫が欲しいですね。

サンセットクルーズは雲の出方がイマイチで、去年のようなドラマティックな夕陽に輝く光の乱舞が見られないのが残念でした。
これにはちょうどその日に読んでいた「暁の寺」に素晴しい描写を見つけたので、別途記事にしたいと思います。


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August 12, 2005

夏休みのお知らせ

明日から夏休みです。
PCのない環境に行きますので、コメント&TBへのご返事が遅れますがどうかご容赦を。
帰ってきたらご返事しますので、送って下さる方はよろしくお願いいたします。

ps
まだ指が痛いです。
大丈夫か、俺。

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August 11, 2005

浪費バカ一代 中村うさぎ

借金マミレでもブランド物を買いあさるブランド買いの女王、明日をも知らない現代の無頼派は、かつてなら色川武大や壇一雄みたいな役どころをになっているのか中村うさぎ。
最近の男性作家は物書きサラリーマンみたいな人が多いもんね。

このエッセイのほとんどは、高級ブランドを衝動買いしては借金に泣くことになる自らをネタとする身体を張ったエッセイだけど、交通遺児育英会「あしながおじさん」の理事がべらぼーな高給取りだとか、ミレニアムの頃のパークハイアットのドレスコードのいい加減さなんかは、なるほどでした。


以下、この本では珍しい真面目な記述が印象的なので抜粋します。
:少年は荒野で迷う:
少年達に会って女王様が感じたのは、「今の自分じゃダメだ」という漠たる不安感、
そして「何かをやりとげなくっちゃ、何者かにならなくっちゃ」という切なる強迫観念である。

うーん、これはわかるね。今年42才になる女王様もまた同じ病を抱えているのだ。
我々はいつから、等身大の自分に満足できなくなったんだろう。
分不相応な夢を見て、それを実現出来ないヤツは「人生の負け組」だと「何の価値もない人間」だと思い込むようになったのだろう。

少年は言う「会社の駒になるだけの人生だ」
会社の駒となる人生には価値がないのか? 凡庸な人間には存在意義がないのか?
同じ問いを私は私に問いかける。
ブランド物で着飾らなければ私には価値がないのか?
「人生の勝ち組み」って言葉を最近よく耳にするけど、私たちはいつも勝ってなければいけないのか?
そもそも人生とは勝ち負けで価値が決まるものなのか?いったい誰が我々にそんな理屈を刷り込んだんだ?
諸君、教えていただきたい。我々が自ら飛び込んだ地獄に、いつか救済は来るのか?

以上です。
どうでしょうか?
これは私も考える問題です。
でも向上心が無くても良いとは思えないし・・・いや、向上心=善、から善を絶対化し、よって向上心=絶対化となる考えそのものがすでに、その価値体系に取り込まれている訳だから・・・

気楽に行きまっしょい!

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August 10, 2005

ディボース・ショウ

キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演で「ディボース・ショウ」
富豪と離婚するたびに巨額の慰謝料をせしめる彼女に対するは、離婚訴訟専門のやり手弁護士G・クルーニー。
あまりにも狙いがあからさまではないのか? というツッコミを入れたくなるようなコーエン兄弟の映画です。

圧倒的なのがキャサリン・ゼタ=ジョーンズの演じるマリリン。
セレブな奥様方が居並ぶテラスに現れた瞬間、周囲を圧倒し主役に納まっている存在感はまさに別格の迫力。
こんなのが相手で大丈夫かジョージ?
まさに「場所を得た」キャサリンの迫力に吹っ飛ばされるか、と思ったけどG・クルーニーは三枚目路線で真正面からの激突をさけ、アウト・ボックスする戦法でした。
いや、それでも立派に対抗していたよジョージ。この映画のキャサリンは全盛期のタイソンばりの迫力だったから、フルラウンド対抗出来ただけでも立派です。

アメリカの上質なコメディらしく細部の工夫が凝っています。
自宅の白亜のプールにくつろぐキャサリンと先輩のやり手女性のバックに流れる曲がエディット・ピアフ(生涯を純粋な愛に捧げました)の皮肉!

テニスの練習をしているG・クルーニーの脇で、癒し系の笑顔を浮かべている部下のTシャツには大きくObjection! 

「これからは冷笑と略奪の為でなく、愛と献身に生きます!」、と感動的なスピーチを終えるG・クルーニーがバーに飛び込んで注文するのが最高級のスコッチ!
そこからTVでカラクリを知るのは、あの番組です。(←ここは安直だったかな)

ストーリー自体は、まぁお約束の展開ですが、輝くようなシルクのベットカバーの上に押し倒されるゼタ=ジョーンズの美しさとG・クルーニーのお笑いのセンスを楽しむだけでも良い映画です。

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August 09, 2005

久々のダイナミズム

今日の日経平均先物は、久々にダイナミックに動きました。
5分足(1日の値動きを5分ごとに表わすグラフ)を見ると、参院での郵政法案否決をみて4000枚の売り(今の日経平均株価だと想定元本で500億円の売り物が一瞬で出たようです)で100円下げ、前場の下値まで一気に行ってから今度は4000枚の買いで40円のスプレッド(売りと買いの値段が開く事です。普通は10円刻みです)が空き?(すみません、日中は場を見られないので聞きかじりです)100円の上げ。
上下で190円。
昔ならたいした動きじゃないんだけど、最近の日経はニューヨークのGlobexになっていましたからね。
でも市場のセンチメントは怖いです。この間まで上げ上げで1万2千円も越えたのが、たったの3日で高値から400円安。さらに今日の寄り付きでは11500円割れの心配も・・・

もっと激しく動いたのがOPでP115(日経平均11500円で売る権利:暴落があれば大きな儲けになります)は、1日で65円から10円と6.5倍も動きました。
暴落を怖がったり、暴落を予想して儲けたい、と買う人が多かった訳です。
凄まじい恐怖と欲望のゲームでした。

結局、寄り付きの安値で政局不安は織り込んでいて、否決の決定で材料出尽くし。
この辺りはまさに先読み先読みで動く相場の醍醐味でした。
その前に一端720円までの上げがあるので、基本的には買いの圧力があったのでしょうけどね。

まぁ、アメリカ次第また明日からは分からないんですが。
アメリカの雇用統計には久々のコストプッシュ・インフレの兆しが出てきました。
今見たけど、10年債券が4,4%、原油は63ドル台・・・
株もマイナスになったようです。
どうなることやら。

ps
前日の森元首相のツブレタ缶ビールとチーズのインタビューはウケましたね。
「寿司くらいとってくれると思ったのにぃ」
あの人らしいボケでした。
でも2人でビール10本か・・森さんは何本呑んだんだろう。
すでに今日、テレビ出まくり。自分のインタビューがバックに流れると得意気な表情を隠し切れないとこが、
かつての脇の甘さを思い出させました。

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August 08, 2005

俺の飲んでいるサプリメント軍団

衣食足りて、望みは健康長寿なのか。
今、日本で一番儲かる事業の一つはサプリメント商売だよね。
実は俺も色々飲んでいるのだ。
年だしな。背負っているものがあるんだよ。

以下、その一覧です。
ビタミンC:定番ですから。
ビタミンB:BはB1,2、6、12と色々あるから総合Bな。
CoQ10:抗酸化、抗老化で最近1番ブレイクしたサプリ。
カルシウム&マグネシウム:これも定番だ。でも日本人には足りない栄養素らしいぞ。
にんにく&カテキン:WHOで抗ガン効果と抗細菌作用だって。
ピクノジェノール:血管の老化を防ぐ抗酸化作用だって。本当か?
αリポ酸:これも最近出てきた抗酸化、抗老化だ。これだけ抗老化剤飲みまくりだからもう俺は年を取らない。
DHA:血液サラサラ&頭良くなる、だって(笑
快視サポート:ブルーベリー&ルテインで目の老化を防ぐ!
ラクトフェリン:えーとですね。お乳の初乳だけに入っている免疫強化物質だそうです。
ビオフェルミン:サプリじゃないけど、プロバイオティクスってつもりだ。
フィーバーフィー:これはみなさん馴染みがないでしょう。偏頭痛用のサプリです。

それからトレーニングする時は、アミノ・バイタル(BCAA&カロリーオフ)をすすりながらウエイトをやって、
アクティブ・ダイエット(BCAA&カオリーオフ)を飲みながらバイクを漕ぐのだ。
あと仕事で疲れた時、アリナミンEX。毎日疲れてるか毎日呑んでます。

これだけ飲んでいればまずは最強!
病気知らずで不老長寿間違いなし!って感じなんだけど、まだ指が痛いです。
どうなってんだよ、サプリ軍団。
仕事しろよな。


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August 07, 2005

指が1本痛くても

昨日の夕方から右手の人差し指が痛い。
最初は気のせいかな、と思う程度のモノだった。
じっくり見たって腫れも無ければ何もない。
仕事をしていたのだから、スポーツ中のように知らぬ間の突き指などでもない。
夜になっても痛みが引かないので、とりあえず抗菌剤の軟膏をつけた。

ところが、今日朝、起きてもまだ痛いのだ。
まーーたく。
たかが指1本で不自由なもんだよ。
119番に電話して休日当番医を聞いて行きました。
日曜の朝からクルマで30分の病院通いだ。
つくと待ち合い室は満員。
「映画ライターズ・ロードマップ」を読んでひたすら待つこと1時間。
病気で泣く子供を抱えた両親、御老人、固まったままの若い人、怪我をしてる人・・・

行楽地で楽しく遊ぶ人もいれば、病院の待合室で待つ人もいる。
暑い夏の日曜といっても色々だよ。
私への診断は、どうも爪に間にばい菌が入ったようです、だって。
抗菌剤をのんで、抗菌剤の軟膏を塗る。

まぁ大勢に影響はないですけどね。
でも今日はウエイトが出来ない。
それに不満を持つ俺は本当にワガママだ。
気を付けよう、と思うよ。

調子が悪ければ、自分のクルマですぐ病院に行ける。
それは大変な反面その程度のコトなんだよね。

もし今、電気が止まったら、エアコンが故障したら、PCが壊れたら、もっと深刻な病気になったら、仕事の上で大きなトラブルがあったら、子供や家族が大怪我したら、火事が地震の被害にあったら・・・
こんなブログも書いてられない。
極端な話、水も食べ物もある、なんて我々には当たり前のことがない人が、世界には大勢いるからね。

何もない退屈な日常って、やっぱりかなり幸せなんだよね。
そんなことを思いながら9本指でこの記事を書きました。

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August 06, 2005

ドーン・オブ・ザ・デッド

ホラー映画の記念碑、ロメロの「ゾンビ」:ドーン・オブ・ザ・デッド:のリメイク作品。
あの歴史的名作はどうリメイクされたのか? 

気がかりでしたが、懸念はオープニングの「救急車から突き出た男の足」のシーンで雲散霧消!
監督のザック・スナイダー、センス良いですね。
CM監督出身だそうですが、映画は全編スピード感に溢れ、いかにも現代のハリウッド映画です。
それにしても話の運びは巧いです。
チャプター別にきっちりと区切り、章が始まるごとに、凝ったアイデアで観客を楽しませます。
楽しいとこ、遊ぶとこ、脅かすとこ、驚かせるところと、細かいとこも手を抜きまへんで! というハリウッド的な職人根性が立派です。

序盤の問答無用の危機から、人が集まり助け合う定石どおりの展開ですが、原作では希望のメタファーだった妊婦さんを、あの著名な傑作ホラーへのオマージュとして使ってしまう。
その複線も最初から張ってあって、俺は真面目な細部に手抜きのない映画が好きなので気に入りました。
さらにホラー映画の有名作品で一躍名を上げた「あの武器」の使いかた、と皮肉。

キャラクターの描き分けも見事で、ふんふん、ああいう奴って、最後は結構ああだよな、と納得の浪花節も良いじゃないですか。
クライマックスの脱出は「マッド・マックスⅢ」ですね。
もうなんでもあり、なんだけど混乱なくまとめ、最後は愛と涙の感動までさせてくれます。

でも昨今流行りの足の速いゾンビは嫌だなぁ・・・
ギャグ映画だった「バタリアン」あたりが、はしりだったでしょうか?
あの頃は、パロディだったのに最近の俊足ゾンビはマジなんだものなぁ。
スローモーだったから何とか太刀打ち出来ると思っていたのに、あの俊足じゃ人間側はハンデが悪すぎるよな。

エンドロールにも粋な仕掛けがしてありますから、そこでDVDを止めてはいけませんよ。
ロメロの「ゾンビ」は、立派な後継作品を得たと思います。

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August 05, 2005

リクルート

頭脳明晰、前途有望な青年、コリン・ファレルの元にCIAがリクルート。
「君はデルに入社してエリート・コース、年収20万ドルだ。でもそれで終わりさ」と、
さっそくカッコいいアル・パチーノ。
なるほど、CIAはもっとくれるわけね。
うーーん、デルで働くより危険な仕事だろうから、リスク・プレミアムとして少なくとも100万ドルは欲しいかな・・・でもそんな高給を出していたら、アメリカ政府の財政赤字の原因に・・・なんて考えてら幹部になっても7,5万ドルだって。
少ないじゃんか。

でもその疑問はCIAの訓練キャンプで一変するのだった。
体技の訓練に、暗号解読、カーチェイスの仕方!
オモシロそうだ!
こりゃデルで働くよりいいなぁ。男はこういう仕事が好きなのだ。
ところであんまり訓練の様子が面白そうなので考えたんだけど、最近の海外慣れしてしまった日本人観光客向けにこういう訓練ツアーはどうでしょうか?
変わっていてウケルかも。あくまでもイタクない範囲内でさ。俺は結構行きたいかも。
最後にバッチもらったりしてさ(笑  これで貴方もエージェント! 六本木でのナンパに使えるかにゃ?

でも拷問はイヤだ!もう器具を見ただけでダメだ。
俺だったらかけられそうになっただけで、なんでも言っちゃうよな。
聞かれてないことまで言っちゃう。好きな女の子の名前だって言うよ。←滑ったかにゃ。

それで映画は、まぁスパイモノとして続くのですが、エピソードにツッコミどころが満載です。
おいおいそんなことするのか、もっと簡単にメモじゃなく一言伝えればいいジャンとかさ。
でもアル・パチーノが喋りだすとなんか画面が引き締まってくる。
コリン・ファレルって役者もどうも感じ悪いんだけど、結局、1本映画をモタセルんだから、いい役者なんだろうね。それから主演女優の方は綺麗すぎてちょっと浮いているかな。

さて映像と主演の3人は良いとしても、脚本は如何なモノか?
と思っていたら、クライマックスで話は2転3転します。
ここから結構スリリング。
本当はどっちなの?

ラスト、美味しいところを全部持ってくアル・パチーノは、老いてなお盛んな役者でした。

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August 03, 2005

着信アリ

すみません、この記事、再送です。
編集でアワテテ消してしまいました。

ほとんど期待しないで見た夏のホラー映画第二弾、地上波です。やっぱり夏はイイッスね!
話は、携帯に自分の声で死の予告電話がかかってきたら・・だって。

いかにも今な設定ですが、原案、秋元康。この人は才人だけど商売人って感じ。
本来、恐怖の源は、狂気を孕んだ人でありたい。
でもそんな人、そうはいないし贅沢は言ってられないので見るのです。
結果、上手な商売人が送り出した、安心して見ていられる商品という出来の映画でした。

前半は、ストーリーの展開がきちんとしているのが良かったです。
こう怖かったら、こうするだろう、という登場人物の行動が結構理に適っている。
この手の映画ってなんでそう動くのかな、っておもうような行動を取る映画ってありますよね。
そうするとシラケますからね。
ただ監督の三池さん、しっかり撮っているけど本物のホラー監督ではないですね。
暗闇に力がありません。
本当に怖い映画を撮る人って、場面場面の何気ない暗闇に「ナニカ」を感じるんですよね。

この映画で我々の年代で感じにくいのことは、出演者の若い女性の間では友達からの着信は嬉しいモノでそれが恐怖になるというのがポイントなんでしょうね。
娘なんかを見ていると楽しそうに返信したりしてます。
だからその着信が恐怖になり、友達が全員メモリーを消したがるなんてほとんど悪夢なんでしょう。

そのへんの若い人の感覚をすくい上げるのは、さすがに秋元康なのか?
さらにTV局の強引な取材、番組構成からインチキな霊能力者まで、俺の知っている舞台裏をみんな使いましたってやる気を出してます。

後半、話のクライマックスはねぇ。
安手のお化け屋敷じゃないんだから。
でもその失点を取り返すのが、ラストエピソードと扉の向こうの・・
うーーん、秋元ダテに高額納税者じゃないぜ。恐怖パターンのツボは「学習」しています。
結構イケテマスよ。この位満足でしましょう。
俺には地上波で気軽に見るには充分満足でした。
どうも俺はホラーに甘いな。

主演の紫咲コウは綺麗でした。演技もあんなものではないでしょうか。良かったです。

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August 02, 2005

衆議院議員が自殺をしました

今、テレビでお亡くなりになった方を見たのですが、
生前からなんだか表情が強ばっていて無理をしてるなぁ、というお顔でした。
54才ですか?
日本の自殺の好発年齢でしょうか?
自殺者って年間3万人以上ですよね。
一日、82人以上で、 一時間に3,4人。約18分に一人が自殺している計算です。

自殺をする位なら死んだ気になって頑張れ、と良く聞きます。
確かにそうですよね。
死んだ気になっていれば怖いものもないでしょう。
だって生きていて最高の恐怖って、「死」でしょう。
「死」、以上に怖いものってないでしょう。

でも実際に生きるのを止めてしまう人が年間3万人。
これはどういうことかと思うに「死」、以上に生きるのが大変で、耐え切れないということなのでしょうか?

生きるのがシンドイ。
これは解る。
私も大変だなぁ、と思いながら生きてます。

でも死ぬのって痛たそうで、苦しそうですよね。
でもその痛みや苦しみを乗り越えて生を終わらせ、死に向かいたい。
その絶壁の暗闇の深さ・・・

生きたくとも生きられない人がいる、だから頑張れ。

でもそれを乗り越えて死にたくなる。
生き続けていくことの重荷>死の恐怖
この不等式がなりたってしまうってこと?

郵政法案決裂からの選挙が鬱だったのでしょうか?
もう疲れたから止めた、って言えれば良かったのにね。
どんなに恥じをかいてもさ。

ご冥福をお祈りします。


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August 01, 2005

天国の本屋~恋火

今日は日曜ですが私は仕事が忙しく心がささくれ立っています。
だからこういう素敵な映画を見ても酷いことを書いてしまいます。
だからこの映画を気に入っている人はここから先は読まないで下さい。


題名が「天国の本屋」
「本屋の天国」ではない。本が売れて売れて儲かって、しょうがない話ではありません。
「地獄の本屋」でもないのでホラーでもない。
「地獄の本屋」なんて映画があったら、本屋に入り浸るホラー映画好きの私は結構見たい。
巨大書店でホッケーマスクの殺人鬼が追いかけてくる話なんて良いですね。
本好きの人だけが助かるの。俺は本屋だったらそうはやすやすとはやられないぜ、なんて威張っていると本棚越しにグサっと殺られたりしてね。
「本屋の地獄」とは、きっと万引きだらけのところだろうね。今、現実に悩んでいる本屋さんもいそうです。

天国にはお金がないそうです。
でも世の中にはお金を稼ぐことだけが得意で、他はゼンゼンダメなんて人もいるはずだ。
そういう人にはお金のある世界の方がプライドが保てた、なんてね。

天国のクルマはのんびりした3輪車。それをゆっくり走らせるのが天国流。
考えると巨大なSクラスのベンツや妖艶なフェラーリなんて確かにこの天国には似合わないな。
ああいう虚栄と刺激的な快楽に満ちたエゴの固まりのようなクルマに乗ることは、天国の門をくぐり難くすることなのかもね。

しかし天国ではみんな平和そうで、本なんか朗読してもらってどうも覇気がないですね。
地獄の軍団に攻め込まれたらあっという間にやられてしまいそう。
格闘技!なんてのも禁止だろうなぁ。
唐突だけどラーメンとかも「天国ラーメン」より「地獄ラーメン」の方が、激辛で夏なんて良さげでしょう。


弾かれる曲も甘いメロディばっかり、「21世紀の精神異常者」なんて曲は演奏禁止だろうか?
エロテックな場面もない。しかし毒もエロスもない芸術だけで人は満足できるのだろうか?
天国でならそんな感情はいらないのかもね。
そういう気持ちを脱色してしまった人が集うのが天国。
ここに描かれる天国は、一歩間違うと大人しく洗脳された人々と壁1枚の世界だ。

おそらく天国というものが本当にあるとすれば、それは
「人の理性の頚木を逃れた剥き出しの歓びの光が矢のように飛んで来て突き刺さり、くたびれた私の魂がその歓びを浴びて内側から発光するようだった。それは破壊的で可聴域を越えた無音のオーケストラのような、底知れず凄く、素晴らしく、いとしいものだった」
@無音のオーケストラのような:早坂類(歌人)

ラスト、ユーミンの歌が駄目押しをしている気がする。

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