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June 27, 2005

PRIDEグランプリ:アローナvs桜庭

私はリアル・ファイトの試合が好きなので、昨日は楽しみだった訳である。

この処、スポーツはウインブルトンが開幕し、コンフェデレーション・カップが盛り上がり、
ボクシングも面白くなってきて楽しい限りなのだが、昨日の桜庭戦は極めて後味の悪いモノだった。

地上波はバレーの中継が伸びて20分遅れの放送になり、
桜庭戦の終了が12時に近かったのはむしろ良かったね。
昨日の試合内容は放送コードにちょっと引っかかる。
無残に変形した桜庭の顔は、正視に耐えなかった。
リアル・ファイトを知らない人が、何気なくザッピングして偶然見てしまったらかなりショックな映像だったろう。
見慣れたファンの私でも嫌悪感があった。

ボクシングをずっと見てきて当然K-1もPRIDEも見てきたのだけど、
立ち技打撃系の格闘技は、打たれた対戦者が倒れれば、攻撃はストップされ、10カウントで試合も終わる。
それが対戦者の過剰な負担を抑制する働きになっている訳だ。
PRIDEはマウントでの打撃がありその枷が外されている。
その枷が外れている分のスリルと危険性の両方を、主催者側は考慮する必要がある。

リアル・ファイトが危険なスポーツなのは承知だし、それがスリルと興奮になるのだし、選手はそれを承知でやるものだし、観客もそれを承知で見るものだけど、それだからこそ「センス」がいる。

リアル・ファイトの格闘家というのは、リングの上では一種狂気を含む人間であって容易に闘いを止めようとはしないものだ。
最近、国際式ボクシングではやたらに早いレフリーストップもある。
最初、この流れには欲求不満もあったのだが、最近はこれでイイと思うようになった。

格闘技は殺し合いではない。
あくまで闘争のフィクションである。
フィクションが現実の惨禍に食い込むような可能性はなるべくなくして、
その上澄みの興奮だけを抽出するからプロの興行なのだ。

勝つ為に、自らを守る為に、選手はどこまでも自分を鍛える。
でもその試合をコントロールするのは、主催する側の責任だ。
「年末の定番」として社会的にもせっかく認知されてきたのに、事故があってからでは遅いですよ。

桜庭、どうか無事に回復してくれよ!

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Comments

今頃ごめんなさいね。
コメ、ありがとうございました。

ウエルター級に転向して欲しいです。

Posted by: 猫姫 | June 29, 2005 23:25

こんばんは、猫姫さん。
ブログ読んでますよ。
映画見てますね。

私は今日は自宅仕事だったので、またWOWOWでやった「下妻」見ましたよ。
やっぱ面白いね。

サクのウエルターかぁ。
やれば強いでしょうね。
五味とどうなるか、興味あります。

じゃあね。
おやすみなさい。

Posted by: 晴薫 | June 30, 2005 00:32

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