ロマン主義:美術史概観
ロマン主義:1800年―
「ロマン主義」という言葉は中世騎士物語風という「ロマンティック」から来ています。
「彼ったら、とってもロマティックなの」という女の子がいたら、
その彼は、駿馬に乗り、甲冑を来て長い槍を持ち、竜と闘う人かもしれません。
カッコイイですよね。
この時代、文学ではバルザックなどの本格的な小説が出始め、音楽はベートーヴェンが登場します。
社会的には産業革命が進み、科学が工業を生み出し、その巨大な生産力のうねりは、神に死亡宣告を行い、
人は心のよすがを失い、幻想や夢幻など自らの内面への旅を始めます。
欧州のアジアへの侵略が本格化し、それはオリエンタリズムや異国趣味というロマン派の特徴をつくります。
劇的な構図でも、宗教から完全に離れて、現代の我々の感覚に近づいてきます。
ジェリコー:「メデューズ号の筏」
実際にあった遭難事件が題材です。ロマン主義の発祥の絵画です。
ドラクロワ:「民衆を導く自由の女神」「狂えるメディア」ロマン主義№1の人。
ジョルジュ・サンドやショパンとも交流がありました。
ターナー:「雨、蒸気、スピード、グレート・ウエスタン鉄道」スピードと鉄道というハイテクに注目し、
印象派の先駈けになった人。映画「ウォール街」で海から上がってくるダリル・ハンナが好きだ、という画家です。
フリードリヒ:「北極での難破」「教会のある冬景色」
現実と幻想の境を行く、極限の風景画家。
ウリアム・ブレイク:大ヒット映画「羊たちの沈黙」の前の原作作品「レッド・ドラゴン」では、
この人の絵「大いなる赤き竜と日をまとう女」がモチーフになっています。映画との関連で憶えておきましょう。


Comments
美術に詳しいんですね。私はたまにしか行かないんですけど、ウィリアム・ブレイクの版画展に行った時にもらったポスターにトラックバックさせていただきますね。
Posted by: hello nico | January 27, 2005 at 00:22
私も展覧会は最近はとみに行ってないな。
なんのかんのと休みが潰れる今日この頃・・・
美術ネタは美術書を右から左に写してるだけだよ。それから思ったことをチョコチョコ書いて、
クダラナイ駄じゃれをはさむ。(笑
Posted by: 晴薫 | January 27, 2005 at 20:59