人間を幸福にしない日本というシステム K・V・ウォルフェン@古くても示唆された内容は未だ終結せず
もう15年も前の本ですが、非常にキャッチーな題名と、当時は新鮮だった官僚批判の内容から、出版されるやベストセラーになりました。
今となってはフォロワー本も多数出ており、テレビ、新聞を始めとして、政治家の発現まで官僚批判が最もウケル風潮ですから、この本の新鮮味も失われたか、と思われるでしょうが、なんのなんの。
やはり嚆矢となった著者の目は鋭く、深く、そもそも何故に日本がこうなったか、という洞察は、日本の長きに渡る歴史からの考察を経ており、目を見開かせる力がありです。
民は知らしむべからず、依らしむべし、から始まり、現代では、わざと曖昧な文言の法を造り、行政指導という解釈で自分たちの力を好きなように振るうなんて指摘には、実際の仕事で役人相手に苦労した方なら分かる感覚なんじゃないでしょうか。
すでに記者クラブの弊害も指摘されてますが、この問題、予算処置すら必要としないのだから鳩山内閣は速く実現して欲しいのですが、ダメなんでしょうね。
代わりに出てくるのは外国人参政権だもんなあ・・・
インド洋給油だって税収が激減している時、遥かにコストの高い民生支援に切り替えるってのが分からないわ・・・
一般に社会学、日本論の本などは、時の流れ、時勢の移り変わりには弱いと思うのですが、15年前のこの本の指摘に、未だ日暮れて道遠しって感じる現状は不味いでしょう。
ps
今さらなんでこの本を取り上げたかというと、この本の主張の一つに「改革の実行力を持つ政治家を潰すな」との指摘があり、その代表として小沢一郎、管直人の名前が挙がっているんですね。
確かにこの本が書かれた当時、ウォルフェンがそう思っても仕方無いとは思うのですが、最近の行動を見ていると少し疑問符・・・
でもそれなら日本の未来はどうなるのかってことが気になったからです。



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